| 【発明の名称】 |
両面原稿搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 康太
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| 【要約】 |
【課題】排出搬送路から排出される両面読取り済みの原稿と次原稿との干渉を有効に防止し、両面原稿の生産性を向上させる。
【解決手段】原稿読取部5に原稿6を供給する原稿供給手段8と、読取り後の原稿6を排出搬送路3を通じて排出する原稿排出手段9と、両面原稿読取モード時に、片面読取り済みの原稿6をスイッチバックさせた後に、反転搬送路4を通じて再び原稿読取部5に反転供給する原稿再供給手段11とを備え、排出搬送路3には、片面読取り済みの原稿6をそのまま排出する通常排出搬送路3aと、この通常排出搬送路3aから分岐する反転排出搬送路3bとを設け、原稿排出手段9には、両面原稿読取モード時に原稿6が反転排出搬送路3bを通じて反転排出せしめられる反転排出手段9aを具備させ、かつ、この反転排出手段9aには排出動作中の原稿が一時待機せしめられる排出待機手段12を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿搬送路の途中に原稿読取部を配設し、原稿搬送路には、原稿読取部に原稿を供給する供給搬送路と、原稿読取部にて読み取られた原稿を排出する排出搬送路と、供給搬送路及び排出搬送路間に連通する反転搬送路とを設けた両面原稿搬送装置であって、原稿セット部に位置する原稿を供給搬送路を通じて原稿読取部に供給する原稿供給手段と、原稿読取部による読取り後の原稿を排出搬送路を通じて原稿排出部に排出する原稿排出手段と、両面原稿読取モード時に、片面読取り済みの原稿を排出搬送路にてスイッチバックさせた後に、反転搬送路を通じて再び原稿読取部に反転供給する原稿再供給手段とを備え、排出搬送路には、片面読取り済みの原稿をそのまま排出する通常排出搬送路と、この通常排出搬送路から分岐する反転排出搬送路とを設け、原稿排出手段には、両面原稿読取モード時に原稿が反転排出搬送路を通じて反転排出せしめられる反転排出手段を具備させ、かつ、この反転排出手段には排出動作中の原稿が一時待機せしめられる排出待機手段を設けたことを特徴とする両面原稿搬送装置。 【請求項2】 請求項1記載の両面原稿搬送装置において、排出待機手段は、駆動力の断続手段を付設した搬送部材であることを特徴とする両面原稿搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置に組み付けられて原稿を自動搬送する原稿搬送装置に係り、特に、両面原稿の生産効率を向上させる上で好適な両面原稿搬送装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来における両面原稿搬送装置としては、両面読取モードを選択した場合、通常、原稿セット部に位置する原稿を原稿読取部に供給し、原稿読取部にて片面(第1面)読取り済みの原稿を反転させた後に再度原稿読取部に供給し、他の片面(第2面)の読取りを行い、その後、両面読取り済みの原稿を排出トレイの原稿排出部に排出するようにしたものがある。この場合において、両面読取り済みの原稿(第2面読取り後の原稿)については、原稿のページ順序を揃えるために再度反転して排出トレイ上に排出する方式が一般的である(例えば特開平8−123103号公報)。ここで、両面読取り済みの原稿を反転させる方式としては、原稿読取部の下流側に位置する排出搬送路に反転排出用の原稿パスを設ける態様や、両面読取り済みの原稿を再度反転させた後に原稿読取部へ送り、原稿読取部にて原稿の読取り動作を行わないで、そのまま排出させる態様が既に提供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のタイプにあっては、反転排出用の原稿パス(反転排出搬送路)は、通常排出搬送路から上方側に略C字状に分岐形成されていたので、必然的に、反転排出搬送路の原稿排出口が通常排出搬送路の原稿排出口よりも上方に位置する構造になっていた。このとき、両面読取り済みの原稿は、反転排出搬送路から排出トレイへと排出されるが、反転排出搬送路から排出された両面読取り済みの原稿が排出トレイに落下する前に、原稿読取部にて次原稿の読取りを開始させてしまうと、次原稿が両面読取りのために通常排出搬送路を移動しながらスイッチバックされる動作過程で、通常排出搬送路から次原稿が排出トレイ側へ一旦突出配置される状態になってしまうため、反転排出搬送路から排出された両面読取り済みの原稿と次原稿とが排出トレイの上方空間で干渉してしまう懸念がある。このため、反転排出搬送路から排出された前原稿の排出動作が完全に完了(前原稿が排出トレイ上に完全に落下し終わることに相当)するまで、原稿読取部による原稿の読取り動作を待機させることが必要である。 【0004】また、後者のタイプには、原稿読取部に対して両面読取り済みの原稿を再度反転通過させることから、両面読取り済み原稿が原稿読取部を通過するまで、原稿読取部の上流側で次原稿を更に待機させることが必要である。このように、いずれのタイプにあっても、前記待機時間は原稿の両面読取りの生産上非常に無駄な時間となり、両面原稿の読取り効率を著しく低下させるという技術的課題につながる。 【0005】本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、排出搬送路から排出される原稿の挙動を工夫することで、排出搬送路から排出される両面読取り済みの原稿と次原稿との干渉を有効に防止し、両面原稿の生産性を向上させるようにした両面原稿搬送装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すように、原稿搬送路1の途中に原稿読取部5を配設し、原稿搬送路1には、原稿読取部5に原稿6を供給する供給搬送路2と、原稿読取部5にて読み取られた原稿6を排出する排出搬送路3と、供給搬送路2及び排出搬送路3間に連通する反転搬送路4とを設けた両面原稿搬送装置であって、原稿セット部7に位置する原稿6を供給搬送路2を通じて原稿読取部5に供給する原稿供給手段8と、原稿読取部5による読取り後の原稿6を排出搬送路3を通じて原稿排出部10に排出する原稿排出手段9と、両面原稿読取モード時に、片面読取り済みの原稿6を排出搬送路3にてスイッチバックさせた後に、反転搬送路4を通じて再び原稿読取部5に反転供給する原稿再供給手段11とを備え、排出搬送路3には、片面読取り済みの原稿6をそのまま排出する通常排出搬送路3aと、この通常排出搬送路3aから分岐する反転排出搬送路3bとを設け、原稿排出手段9には、両面原稿読取モード時に原稿6が反転排出搬送路3bを通じて反転排出せしめられる反転排出手段9aを具備させ、かつ、この反転排出手段9aには排出動作中の原稿が一時待機せしめられる排出待機手段12を設けたことを特徴とする。 【0007】このような技術的手段において、原稿搬送路1は、供給搬送路2、排出搬送路3及び反転搬送路4を備えた態様を前提とする。ここで、反転搬送路4は供給搬送路2と排出搬送路3とを連通接続し、かつ、原稿再供給手段11で原稿面が反転せしめられた原稿6を再供給する際に通過する搬送路である。また、排出搬送路3としては、通常排出搬送路3aとこの通常排出搬送路3aから分岐する反転排出搬送路3bとを具備するものであれば本件発明を適用することは可能であるが、特に、反転排出搬送路3bの原稿排出口が通常排出搬送路3aの原稿排出口よりも上方に位置する態様については、両面読取り済みの排出原稿と次原稿とが干渉し易い状況が起こり得る可能性が高いため、本件発明は効果的である。 【0008】更に、原稿供給手段8は、原稿セット部7からの原稿6を原稿読取部5へ供給する機能部材全てを含むものである。また、原稿再供給手段11は、両面原稿読取モード時に、反転搬送路4を通じて原稿6を反転供給する機能部材全てを含むものであり、例えば原稿供給手段8を構成する機能部材(例えばレジストレーションロールなど)を兼用する態様をも含む。ここで、原稿再供給手段11としては、排出搬送路3にて片面読取り済みの原稿6がスイッチバックせしめられるスイッチバック手段を具備したものが挙げられる。 【0009】更にまた、原稿排出手段9は、読取り後の原稿6を排出する機能部材全てを含むものである。そして、本件発明にあっては、原稿排出手段9には、両面原稿読取モード時に原稿6が反転排出搬送路3bを通じて反転排出せしめられる反転排出手段9aを具備することが必要である。特に、反転排出手段9aには、排出動作中の原稿6が一時待機せしめられる排出待機手段12を設けることが重要である。ここで、排出待機手段12としては、原稿6を一時待機せしめる機能を具備していれば適宜選定して差し支えないが、代表的な態様としては、駆動力の断続手段(クラッチなど)を付設した搬送部材が挙げられる。 【0010】このような両面原稿搬送装置において、両面原稿読取モード時には、両面原稿搬送装置は以下のように動作する。すなわち、両面原稿読取モード時には、原稿6は、供給搬送路2から原稿読取部5を通過し、片面読取りが行われた後、通常排出搬送路3aにてスイッチバックされ、反転搬送路4を通じて反転搬送された後再度原稿読取部5を通過し、他の片面読取りが行われ、しかる後、通常排出搬送路3aから反転排出搬送路3bを経て原稿排出部10へと排出される。このとき、反転排出手段9aの排出待機手段12は排出動作中の原稿6を一時待機させるため、原稿読取部5にて次原稿の読み込みを先に行い、この次原稿を通常排出搬送路3aにてスイッチバックしたとしても、スイッチバック動作中に通常排出搬送路3aの原稿排出口から突出配置される次原稿が前原稿と干渉し合うことはない。また、排出待機手段12にて一時待機されていた原稿6については、次原稿が反転搬送路4を通じて反転搬送されて再度原稿読取部5を通過するまでの間に排出するようにすればよく、排出待機手段12にて原稿6を一時待機したとしても、両面原稿6の読取り生産性が低下する懸念はない。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図2は本発明が適用された両面原稿搬送装置の実施の一形態を示す。同図において、両面原稿搬送装置は、図示外の原稿がセットされる原稿セットトレイ20を具備し、この原稿セットトレイ20から原稿が搬送される原稿搬送路21を備え、この原稿搬送路21の途中に原稿読取部(プラテン)15を固定配設したものである。本実施の形態において、原稿搬送路21は、原稿セットトレイ20から略C字状に延びて原稿読取部15に至る供給搬送路22と、原稿読取部15にて読み取られた原稿を排出する排出搬送路23と、供給搬送路22と排出搬送路23との間に跨って連通接続される反転搬送路24とを備えたものである。 【0012】本実施の形態において、排出搬送路23は、略水平方向に向かって延びる通常排出搬送路23aと、この通常排出搬送路23aの途中で上方側に向かって略C状に分岐し且つ通常排出搬送路23aの原稿排出口よりも上方に原稿排出口が開口した反転排出搬送路23bとを備えている。ここで、通常排出搬送路23aの出口付近は、原稿がスイッチバックせしめられるスイッチバック搬送路231として機能するようになっている。尚、原稿読取部15に対応した部位には、例えばセルフォックレンズ系を介してCCDアレイに結像させる原稿読取デバイスなどが配設されている。 【0013】また、原稿セットトレイ20の出口付近にはナジャーロール31が配設されており、これは図示外のソレノイドにて上下動自在に支承され且つ下降動作時に図示外の最上位原稿を捌きながら繰り出すようになっている。そして、このナジャーロール31にはナジャーロール31の上下動に連動して開閉するストッパゲート32が設けられている。更に、ナジャーロール31の下流直後に位置する供給搬送路22にはフィードロール33が配設されると共に、このフィードロール33に対向する部位にはリタードパッド34が配設されており、これらは原稿を一枚ずつ分離するようになっている。更にまた、フィードロール33の下流側に位置する供給搬送路22にはロール対構成のテイクアウェイロール35が配設されており、このテイクアウェイロール35の下流側には位置決め用のロール対構成のレジストレーションロール(以下、本実施の形態ではレジロールと称する)36が配設されている。尚、符号26は原稿が停止状態のレジロール36に突き当たった際にループ変形するが、このループ変形を規制するためのガイドである。 【0014】また、原稿搬送路21の原稿読取部15に対応した部分にはプラテンロール37が配設されており、このプラテンロール37は原稿読取部15に対して原稿を押圧搬送し、原稿の浮き上がりによる読取り不良を防止するようになっている。そして、プラテンロール37の下流側の通常排出搬送路23aにはロール対構成のアウトロール38が配設されている。更に、スイッチバック搬送路231には正逆回転するロール対構成の第1出口ロール(スイッチバックロール)39が配設されており、反転排出搬送路23bにはロール対構成からなる第2出口ロール40が配設されている。更にまた、通常排出搬送路23a及び反転排出搬送路23bの各原稿排出口に対応した箇所には排出トレイ41が設けられており、排出された原稿が表面(第1面)を下方とするフェースダウン状態にて排出されるようになっている。また、本実施の形態では、反転搬送路24の途中に原稿を搬送するロール対構成の搬送ロール42(本例では、アウトロール38の駆動ロールを兼用)が配設されている。 【0015】更に、原稿搬送路21(供給搬送路22,排出搬送路23,反転搬送路24)には原稿位置を確認するための位置センサ61〜67が配設されている。本実施の形態において、位置センサ61は原稿セットトレイ20に原稿が収容されているか否かを検知するものであり、位置センサ62は原稿の先端がフィードロール33を通過したことを検知するフィードセンサであり、位置センサ63は原稿の先端がレジロール36近傍に到達していることを検知するレジセンサであり、位置センサ64は原稿の先端がアウトロール38近傍に到達していることを検知するアウトセンサであり、位置センサ65,66は原稿が第1出口ロール39あるいは第2出口ロール40近傍に到達していることを検知するものであり、位置センサ67は原稿の先端が反転搬送路24の途中に到達したことを検知するデュープセンサである。尚、符号68は原稿セットトレイ20上にある原稿のサイズを検知する原稿サイズセンサである。 【0016】更に、本実施の形態で用いられる両面原稿搬送装置の駆動系を図3〜図5に示す。図3はフィードモータ71による駆動系であり、フィードモータ71は駆動伝達ベルト72及び駆動ギア列73を介して、フィードロール33、ナジャーロール31及びテイクアウェイロール35に駆動力を伝達するようになっている。より具体的には、前記駆動ギア列73にはフィードクラッチ74を介してフィードロール33が断続可能に駆動連結され、このフィードロール33に連動してナジャーロール31が分岐ギア列75を介して回転駆動するようになっており、また、前記駆動ギア列73にはテイクアウェイロール35も駆動連結されている。 【0017】また、図4はCVT(Constant Velocity Transportの略)モータ81による駆動系であり、CVTモータ81は駆動ベルト82を介してレジロール36、アウトロール38及びプラテンロール37に駆動力を伝達するようになっている。ここで、レジロール36はレジロールクラッチ83を介して駆動ベルト82に断続可能に駆動連結されており、また、アウトロール38及びプラテンロール37は駆動ベルト82に連動して駆動されるようになっている。 【0018】更に、図5は出口モータ(Exit Motor)91による駆動系であり、駆動ベルト92及び駆動ギア列93を介して第1、第2出口ロール39,40に駆動力を伝達するようになっている。ここで、第1出口ロール39は、図示外の出口ソレノイドにて揺動する揺動アーム39cによって一方の従動ロール39bを移動させ、駆動ロール39aと従動ロール39bとの間でニップリリースされるようになっている。一方、第2出口ロール40は、第1出口ロール39の駆動力を駆動ベルト94を介して駆動伝達可能に、かつ、出口クラッチ(Exit Clutch)を介して断続可能に接続されている。 【0019】また、本実施の形態に係る両面原稿搬送装置は図示外の制御装置にて例えば図6〜図9に示すフローチャートに従って制御されるようになっている。以下図6〜図9のフローチャートに従って両面原稿搬送装置の制御内容について説明する。また、図10〜図16は両面原稿搬送装置による原稿の搬送動作を模式的に示す説明図である。今、原稿セットトレイ20に所定枚数の両面原稿をセットした後、両面原稿読取モードを選択し、スタートボタンを押すと、図6に示すように、フィードモータ71及びCVTモータ81が回転動作を開始し、ナジャーソレノイドをオフすることで、ナジャーロール31を下方へ移動させ、原稿セットトレイ20の最上位原稿100上にナジャーロール31を載置する(図10(a)〜(c)参照)。 【0020】この後、制御装置は、図6に示すように、フィードクラッチ74(図3参照)をオン動作させ、原稿フィード動作を開始する。すると、原稿セットトレイ20上の1枚目の原稿100(1)がナジャーロール31にて繰り出され、フィードロール33及びリタードパッド34により一枚に分離され、テイクアウェイロール35を経て停止しているレジロール36位置に到達する。そして、制御装置は、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過するか否かを監視し、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過した時点で、次の読み込みが第1面(Side 1)か第2面(Side 2)かを判断する。このとき、原稿100(1)がレジロール36に突き当たると、原稿100(1)がループ変形するが、レジセンサ63がオンした条件下で原稿100(1)にループが形成された後にフィードモータ71が停止せしめられるため、原稿100(1)はループ変形した状態でレジロール36位置に一旦停止し(図11(a)参照)、原稿100(1)の先端位置合せ及び斜め送りが補正される。 【0021】この後、制御装置は、図6に示すように、原稿読取部15に原稿読取りデバイスが移動設定されて原稿100の読み込み動作が可能か否かをチェックし、可能であると判断した場合には、レジロールクラッチ83(図4参照)をオン動作させ、レジロール36の回転動作を開始させ、原稿読取部15にて原稿100(1)の第1面を読み込む(図11(b)参照)。そして、図7に示すように、レジセンサ63がオフになるか否かを監視し、レジセンサ63がオフになった条件下でレジロールクラッチ83をオフとし、レジロール36の回転動作を停止する。 【0022】一方、原稿読取部15を通過した原稿100(1)はアウトセンサ64を通過することになるが、制御装置は、図7に示すように、アウトセンサ64がオフになるか否かを監視し、アウトセンサ64がオフになった条件下で、所定タイマー後にCVTモータ81の回転を停止させる。そして、制御装置は、図7に示すように、出口モータ91の逆転動作を開始し、第1出口ロール39の逆転動作を開始する。このとき、図示外のゲートにて反転搬送路24のみを開放するようになっており、第1面読取り済みの原稿100(1)は、スイッチバック搬送路231にてスイッチバックされ、反転搬送路24側へと搬送される(図11(c),図12(a)参照)。 【0023】この後、制御装置は、図7に示すように、前原稿が反転排出搬送路(Exit Path)23b内にあるか否かをチェックし(例えば位置センサ66のセンサ出力により判別)、この場合には未だ前原稿が存在しないため、CVTモータ81の回転動作を開始する。そして、制御装置は、図7に示すように、反転搬送路24に搬送された原稿100(1)がデュープセンサ67を通過するか否かを監視し、デュープセンサ67を通過した時点で、図示外の出口ソレノイドをオンさせ、第1出口ロール39のニップ状態をリリースする(解除する)と共に、フィードモータ71の回転動作を開始する。 【0024】すると、制御装置は、図6〜図8に示すように、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過するか否かを監視し、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過した時点で、次の読み込みが第1面(Side 1)か第2面(Side 2)かを判断する。このとき、第1面読取り済みの原稿100(1)は、図12(a)〜(c)に示すように、反転搬送路24を経て再びレジロール36へと突き当たる。そして、原稿100(1)がレジロール36に突き当たると、原稿100(1)がループ変形するが、制御装置は、レジセンサ63がオンした条件下で原稿100(1)にループが形成された後にフィードモータ71を停止するため、原稿100(1)はループ変形した状態でレジロール36位置に一旦停止し(図12(c)参照)、原稿100(1)の先端位置合せ及び斜め送り(スキュー)が補正される。 【0025】一方、制御装置は、原稿100(1)のループが形成された後に、CVTモータ81を停止すると共に、出口モータ91を停止する。この後、制御装置は、図7に示すように、原稿読取部15にて原稿100(1)の読み込み動作が可能であるか否かをチェックし、可能であると判断した場合には、CVTモータ81及び出口モータ91の回転動作を開始した後、レジロールクラッチ83(図4参照)をオン動作させ、レジロール36の回転動作を開始させ、原稿読取部15にて原稿100(1)の第2面を読み込む(図13(a)〜(c)参照)。 【0026】そして、制御装置は、図6及び図8に示すように、レジセンサ63がオフになるか否かを監視し、レジセンサ63がオフになった条件(原稿100(1)の後端がレジセンサ63を通過した条件)下で次原稿100(2)の有無をチェックし、次原稿100(2)のフィード動作を開始する(図13(c)参照)。一方、制御装置は、次原稿100(2)があることを条件に、レジロールクラッチ83をオフすることでレジロール36の回転を一旦停止させる(図14(a)参照)。この後、制御装置は、図8及び図9に示すように、アウトセンサ64がオフになった条件下で所定タイマー経過後CVTモータ81を停止し、出口モータ91の逆転動作を開始することで第1出口ロール39の逆転動作を開始する。 【0027】このとき、制御装置は、読み込みの終了したのが第2面であることを判断し、図示外のゲートにて反転排出搬送路23b側を開放するように搬送路の切換えを行い、両面読取り済みの原稿100(1)を反転排出搬送路23b側へ向かって搬送する(図14(b)(c)参照)。この後、制御装置は、第2出口センサ66がオンになるか否かを監視し(原稿が到達したか否かを監視し)、第2出口センサ66がオンになったことを条件として、所定タイマー後に出口クラッチ95をオンさせ、第2出口ロール40の回転動作を停止する。このとき、両面読取り済みの原稿100(1)は、図14(c)に示すように、第2出口ロール40にニップされたまま一時待機状態となり、反転排出搬送路23bの原稿排出口から排出される途中位置で停止する。 【0028】この後、制御装置は、図9に示すように、出口モータ91の回転方向を切換え、CVTモータ81の回転動作を開始する。そして、次原稿100(2)の有無をチェックし、次原稿100(2)があれば次原稿100(2)のフィード動作を開始し、一方、次原稿100(2)がなければCVTモータ81を停止し、一連の処理を終了する。 【0029】ところで、制御装置は、図6及び図7に示すように、両面読取り済みの前原稿100(1)の後端がレジセンサ63を通過した条件下で、次原稿100(2)のフィード動作を開始しているため、次原稿100(2)は、図14〜図15(a)(b)に示すように、レジロール36にて先端位置合わせ及び斜め送りが補正された後に、原稿読取部15にて第1面の読み込み動作が行われ、通常排出搬送路23aに沿って搬送されていき、スイッチバック搬送路231へ到達する。そして、制御装置は、レジセンサ63がオフになった条件下でレジロールクラッチ83をオフとし、レジロール36の回転動作を停止させ、更に、アウトセンサ64がオフになった条件下で所定タイマー後にCVTモータ81を停止し、出口モータ91の逆転動作を開始する。 【0030】このとき、制御装置は、図示外のゲートにて反転搬送路24のみを開放するようになっており、第1面読取り済みの原稿100(2)は、スイッチバック搬送路231にてスイッチバック(インバート)され、反転搬送路24側へと搬送される(図15(b)(c)参照)。この後、制御装置は、図7に示すように、前原稿が反転排出搬送路(Exit Path)23b内にあるか否かをチェックし、この場合には前原稿100(1)が一時待機状態で存在しているため、所定時間後に出口クラッチ95をオフすることで、第2出口ロール40を回転させ、前原稿100(1)の排出動作を再開し、その後、CVTモータ81の回転動作を開始する。この状態において、次原稿100(2)は、第2面読み込みのために反転搬送路24を通じて再度原稿読取部15へと搬送されていく。 【0031】このような動作過程においては、排出される前原稿100(1)と次原稿100(2)とが相互に干渉しないように、前原稿100(1)の排出動作が行われればよい。具体的には、一時待機状態の前原稿100(1)の排出タイミングは、図16(a)に示すように、排出動作中の前原稿100(1)の後端がスイッチバック動作中の次原稿100(1)の後端と接触しないようにすることが必要である。また、前原稿100(2)の排出動作は、図16(b)に示すように、第2面の読み込み動作が行われた次原稿100(2)の先端が通常排出搬送路23aの原稿排出口から突出配置される前に終了することが必要である。この場合において、両面読取り済みの前原稿100(1)は一時待機されるが、次原稿100(2)がスイッチバックされてから第2面の読み込み動作が終わるまでの間に前原稿100(1)の排出動作が完了することから、一時待機時間が両面原稿の読み込み生産性に影響を与えることはない。 【0032】ここで、本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の性能を評価する上で比較の形態を例示する。今、比較の形態に係る両面原稿搬送装置として、反転排出搬送路23b中で原稿の排出動作を一時待機させない態様(出口クラッチ95を付けない第2出口ロール40’を使用)のものを挙げる。この比較の形態においては、図17(a)に示すように、次原稿100(2)は、通常排出搬送路23aの原稿排出口から突出配置されるため、次原稿100(2)が反転排出搬送路23bの原稿排出口から排出されてきた前原稿100(1)を押したり、あるいは、図17(b)に示すように、次原稿100(2)が前原稿100(1)と重合配置されてしまい、次原稿100(2)をスイッチバック(インバート)する際に前原稿100(1)が引きずり込まれる、というような懸念がある。従って、比較の形態にあっては、上述したような懸念を回避するために、次原稿の読み込みタイミングを一時待機させることが必要不可欠になり、その分、両面原稿の読み込み生産性が低下するが、本実施の形態では、このような一時待機処理が不要になる分、両面原稿の読み込み生産性が向上するのである。 【0033】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれば、反転排出手段にて反転排出搬送路から両面原稿を排出する際に、一時待機手段にて排出原稿を一時待機させ、次原稿の読み込みを優先するようにしたので、排出原稿の排出動作が完了するのを待つことなく、両面原稿の読み込み動作を継続して行うことが可能になり、その分、両面原稿の読み込み生産性を向上させることができる。特に、一時待機手段にて排出原稿を一時待機したとしても、例えば次原稿の第1面の読み込み終了後に、スイッチバックを開始してから原稿の第2面の読み込みを行うまでの間に原稿の排出動作を再開するようにすれば、両面原稿の読み込み生産性を低下させる要因にはならないため、一時待機手段の存在が両面原稿の読み込み生産性に悪影響を与えるという懸念は全くない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月15日(2000.3.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085040 【弁理士】 【氏名又は名称】小泉 雅裕 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265068(P2001−265068A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−71976(P2000−71976) |
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