| 【発明の名称】 |
静電荷現像用トナーおよびその製造方法、静電荷像現像用現像剤ならびに画像形成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】前畑 英雄
【氏名】松村 保雄
【氏名】吉沢 久江
【氏名】諏訪部 正明
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| 【要約】 |
【課題】サブミクロン粒子飛散による帯電器などの汚染問題を生じることなく、球形トナーのクリーニング不良に関する問題を解決する静電荷現像用トナーおよびその製造方法、静電荷像現像用現像剤ならびに画像形成方法の提供。
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなる静電荷現像用トナーであって、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする静電荷現像用トナーにより上記課題を解決する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなる静電荷現像用トナーであって、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、以下の式で表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする静電荷現像用トナー:形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100(式中、MLは凝集粒子の絶対最大長であり、Aは凝集粒子の投影面積である)。 【請求項2】 下記のi)〜iii)からなる群から選ばれる分散液を準備する工程、該分散液を攪拌するか又は混合する工程、攪拌物又は混合物を凝集させて凝集粒子を形成する工程、得られた凝集粒子をトナー粒子と混合し静電荷現像用トナーを得る工程を有する静電荷現像用トナーの製造方法:i)樹脂微粒子分散液;ii)潤滑剤微粒子分散液、及びiii)樹脂微粒子分散液、潤滑剤微粒子分散液及び無機微粒子分散液からなる群から選ばれる少なくとも2種の分散液。 【請求項3】 静電荷現像用トナーおよびキャリアからなる静電荷像現像用現像剤であって、該静電荷現像用トナーが、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなり、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、以下の式で表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする静電荷像現像用現像剤:形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100(式中、MLは凝集粒子の絶対最大長であり、Aは凝集粒子の投影面積である)。 【請求項4】 静電荷担持体上に静電潜像を形成する工程、現像剤で静電潜像を現像してトナー画像を現像剤担持体上に形成する工程、および前記トナー画像を転写体上に転写する工程を含む画像形成方法であって、前記現像剤が、静電荷現像用トナーであるか又は該静電荷現像用トナーとキャリアとからなり、該静電荷現像用トナーが、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなり、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、以下の式で表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする画像形成方法:形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100(式中、MLは凝集粒子の絶対最大長であり、Aは凝集粒子の投影面積である)。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法または静電記録法などにおいて、静電潜像を現像する際に用いる静電荷像現像用トナーおよびその製造方法、静電荷像現像用現像剤、並びに画像形成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真法など静電荷像を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されている。この電子写真法は、帯電・露光工程において感光体上に静電荷像を形成し、トナーを含む現像剤で静電潜像を現像し、転写工程、定着工程を経て可視化される。ここで用いられる現像剤は、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤と、磁性トナー又は非磁性トナーを単独で用いる1成分現像剤とがある。トナーは通常、熱可塑性樹脂を顔料、帯電制御剤、及びワックス等の離型剤とともに溶融混練し、冷却した後、微粉砕し、さらに分級する混練粉砕法で製造される。このトナーは、流動性やクリーニング性を改善するために、必要に応じて無機微粒子や有機微粒子をトナー粒子表面に添加することもある。 【0003】一方、近年、高度な情報化社会の発展において、さまざまな手法で構築された情報ドキュメントを、より高い画質画像で提供することの要請が高まっており、種々の画像形成法において高画質化の研究が進められている。電子写真法を用いる画像形成法においても、この要求は例外では無く、特に電子写真法において、カラー画像形成における、より高精細な画像を実現するために、トナーの小径化とシャープな粒度分布、およびトナー粒子の球形化技術開発が進められている。 【0004】この場合、トナー粒子の球形化において、その形状が転写工程におけるトナー粒子の精密転写性に影響し、最終画像を得るまでのトナーが、その担持体との接触面積を最小に保持することができる球形状であるほどその精密転写性が高く、これによる細線再現性など最終画質特性の向上が期待できる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら この球形状トナーを使用した場合 トナー粒子の転写後に担持体上に残留するトナー粒子のクリーニングが困難であることが問題として挙げられている。 【0006】特に 転写後のトナーのクリーニングは、 通常ブレードによる方式が、装置が簡便であり、また耐久性の観点から広く用いられている。しかし、このブレードクリーニング方式において、球形状のトナーは、その形状のため、ブレードをすり抜ける確率が高く、クリーニング不良が発生しやすく、結果としてこれに起因する画質の低下が生じやすい。したがって、高画質化のために用いられる球形状トナーは、そのクリーニング性をいかに獲得するかが大きな課題となっている。 【0007】この問題を解決するため、例えばブレードエッジ部にかかる線圧を上昇させて、トナーのすり抜けを防止することが試みられている。しかし この場合、単なる線圧上昇ではブレードエッジ部の摩耗促進、ブレードびびり振動による異音の発生、担持体の摩耗促進などの観点で問題がある。 【0008】この異音や摩耗を改善するため、潤滑剤微粒子をブレードエッジ部に供給し、ブレードエッジ部の摩擦係数を低減する方法が提案されている。この場合、ブレードエッジ部に潤滑剤を供給して、効率的に摩擦係数を低減するには、潤滑剤微粒子の粒径を0.2μm以下程度の小粒径にするのが好ましい。しかし、これらサブミクロンの潤滑剤小粒子は、マシン内での粒子飛散を起こし易く、帯電器などを汚染し帯電不良などを生じ、結果として画像品質を低下させる問題が生じる。 【0009】さらに、サブミクロンの不定形無機微粒子をブレードエッジ部に供給し、ブレードエッジ部にシール材を形成し、球形トナーをすり抜けし難くする方法が提案されている。この方法は、例えば不定形状シリカ、アルミナをブレードエッジ部に供給し、これらの不定形粒子によってすり抜けやすい球形トナー粒子をトラップするというメカニズムに基づいている。しかし、この方法も、上記潤滑剤と同様に、ブレードエッジ部に供給して球形トナーのすり抜けを効率的に行うには、不定形粒子の粒径が0.2μm以下程度であることが必要であり、この場合も、上記潤滑剤と同様の問題を生じる。 【0010】したがって、本発明の目的は、上記のような問題を解決することにある。即ち、本発明の目的は、上述のサブミクロン粒子飛散による帯電器などの汚染問題を生じることなく、球形トナーのクリーニング不良に関する問題を解決する静電荷現像用トナーおよびその製造方法、静電荷像現像用現像剤ならびに画像形成方法を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討の結果、形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下である凝集粒子であって、該凝集粒子がi)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなる凝集粒子を一定量球形トナー粒子に外添混合して形成される静電荷現像用トナーを用いることを見出した。該凝集粒子を用いると、該凝集粒子がクリーニング部材先端部で生じる荷重によって解粉砕されることにより、0.2μm以下であって不定形の微粒子がクリーニング部材エッジ部に効果的に供給することができる。これにより、上述のサブミクロン粒子飛散による上記帯電器などの汚染問題を生じることなく、上記球形トナーのクリーニング不良に関する問題を解決できることを見出した。即ち、本発明者らは、以下の<1>〜<19>の発明を見出した。 【0012】<1> 結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなる静電荷現像用トナーであって、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、以下の式Iで表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする静電荷現像用トナー。 【0013】 形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100 式I(式I中、MLは凝集粒子の絶対最大長であり、Aは凝集粒子の投影面積である)。 【0014】<2> 上記<1>の静電荷現像用トナーにおいて、上記トナー粒子は、形状係数が125以下であり、体積平均粒子径が1μm以上であるのがよい。なお、形状係数は、上記式Iで表される(但し、<2>において、MLはトナー粒子の絶対最大長であり、Aはトナー粒子の投影面積である)。 <3> 上記<1>又は<2>の静電荷現像用トナーにおいて、上記トナー粒子が離型剤をさらに含有するのがよい。 <4> 上記<1>〜<3>のいずれかの静電荷現像用トナーにおいて、トナー粒子と凝集粒子との合計が100重量部のうち、凝集粒子が0.3重量部以上10重量部以下であるのがよい。 【0015】<5> 下記のi)〜iii)からなる群から選ばれる分散液を準備する工程、該分散液を攪拌するか又は混合する工程、攪拌物又は混合物を凝集させて凝集粒子を形成する工程、得られた凝集粒子をトナー粒子と混合し静電荷現像用トナーを得る工程を有する静電荷現像用トナーの製造方法:i)樹脂微粒子分散液;ii)潤滑剤微粒子分散液、及びiii)樹脂微粒子分散液、潤滑剤微粒子分散液及び無機微粒子分散液からなる群から選ばれる少なくとも2種の分散液。 【0016】<6> 上記<5>の静電荷現像用トナーの製造方法において、トナー粒子が、少なくとも1種の樹脂微粒子分散液及び少なくとも1種の着色剤分散液を混合して混合粒子を形成する工程、該混合粒子を凝集させて混合粒子の凝集体を形成する工程、該凝集体を前記樹脂のガラス転移点以上の温度に加熱して前記凝集体を融合する工程によって得られるのがよい。 【0017】<7> 上記<5>又は<6>の静電荷現像用トナーの製造方法において、トナー粒子は、形状係数が125以下であり、体積平均粒子径が1μm以上であるのがよい。なお、形状係数は、上記式Iで表される(但し、<7>において、MLはトナー粒子の絶対最大長であり、Aはトナー粒子の投影面積である)。 <8> 上記<6>又は<7>の静電荷現像用トナーの製造方法において、混合粒子を形成する工程において、少なくとも1種の離型剤分散液を用意し、該離型剤分散液を上記樹脂微粒子分散液及び着色剤分散液と混合するのがよい。 <9> 上記<5>〜<8>のいずれかの静電荷現像用トナーの製造方法において、トナー粒子と凝集粒子との合計が100重量部のうち、凝集粒子が0.3重量部以上10重量部以下であるのがよい。 【0018】<10> 静電荷現像用トナーおよびキャリアからなる静電荷像現像用現像剤であって、該静電荷現像用トナーが、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなり、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、上記式Iで表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 【0019】<11> 上記<10>の静電荷像現像用現像剤において、上記トナー粒子は、形状係数が125以下であり、体積平均粒子径が1μm以上であるのがよい。なお、形状係数は、上記式Iで表される(但し、<11>において、MLはトナー粒子の絶対最大長であり、Aはトナー粒子の投影面積である)。 <12> 上記<10>又は<11>の静電荷像現像用現像剤において、上記トナー粒子が離型剤をさらに含有するのがよい。 <13> 上記<10>〜<12>のいずれかの静電荷像現像用現像剤において、トナー粒子と凝集粒子との合計が100重量部のうち、凝集粒子が0.3重量部以上10重量部以下であるのがよい。 【0020】<14> 静電荷担持体上に静電潜像を形成する工程、現像剤で静電潜像を現像してトナー画像を現像剤担持体上に形成する工程、および前記トナー画像を転写体上に転写する工程を含む画像形成方法であって、前記現像剤が、静電荷現像用トナーであるか又は該静電荷現像用トナーとキャリアとからなり、該静電荷現像用トナーが、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子に凝集粒子を外添してなり、該凝集粒子が、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなり、かつ該凝集粒子は、上記式Iで表される形状係数が130以上であり、体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であることを特徴とする画像形成方法。 【0021】<15> 上記<14>の画像形成方法において、上記トナー粒子は、形状係数が125以下であり、体積平均粒子径が1μm以上であるのがよい。なお、形状係数は、上記式Iで表される(但し、<15>において、MLはトナー粒子の絶対最大長であり、Aはトナー粒子の投影面積である)。 <16> 上記<14>又は<15>の画像形成方法において、上記トナー粒子が離型剤をさらに含有するのがよい。 <17> 上記<14>〜<16>のいずれかの画像形成方法において、トナー粒子と凝集粒子との合計が100重量部のうち、凝集粒子が0.3重量部以上10重量部以下であるのがよい。 【0022】<18> 上記<14>〜<17>のいずれかの画像形成方法において、転写工程後に、静電潜像担持体上に残存する静電荷像現像用トナーを回収するクリーニング工程をさらに有するのがよい。 <19> 上記<18>の画像形成方法において、クリーニング工程後に、該クリーニング工程で回収した静電荷像現像用トナーを現像剤層に戻すリサイクル工程をさらに有するのがよい。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の静電荷像現像用トナーは、トナー粒子に凝集粒子を外添してなる。以下、まず、このトナー粒子について説明し、その後凝集粒子について説明する。 【0024】本発明の静電荷像現像用トナーに含有されるトナー粒子は、必須成分として結着樹脂及び着色剤を含有し、所望により離型剤又は離型剤樹脂を含有してもよい。 【0025】本発明のトナー粒子に含有される結着樹脂は、従来よりトナーに用いられている結着樹脂を用いることができ、特に制限されない。具体的には、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル系単量体;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル系単量体;アクリル酸、メタクリル酸、スチレンスルフォン酸ナトリウム等のエチレン性不飽和酸単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのオレフィン類などの単量体などの単独重合体、それらの単量体を2種以上組み合せた共重合体、又はそれらの混合物、さらには、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合系樹脂、又は、それらと前記ビニル系樹脂との混合物、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等を挙げることができる。 【0026】また、上述のように、本発明のトナー粒子は、離型剤又は離型剤樹脂を含有することができる。この離型剤又は離型剤樹脂は、上記の結着樹脂成分の一部として添加してもよい。ここで用いる離型剤として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;シリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等のような脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス;ミツロウのごとき動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物系、石油系のワックス、及びそれらの変性物などを挙げることができる。これらのうちの少なくとも1種をトナー粒子内に含有するのがよい。 【0027】本発明のトナー粒子に用いる着色剤は、従来より公知の着色剤を用いることができ、特に制限されない。例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デイポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオクサレレートなどの種々の顔料や、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアジン系、チアゾール系、キサンテン系などの各種染料などを1種又は2種以上を併せて使用することができる。 【0028】本発明のトナー粒子は、上記成分の他に、さまざまな特性を制御するために、種々の成分を含有することができる。例えば、磁性トナーとして用いる場合、磁性粉(例えばフェライトやマグネタイト)、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金又はこれら金属を含む化合物などを含有させることもできる。さらに必要に応じて、4級アンモニウム塩、ニグロシン系化合物やトリフェニルメタン系顔料など、通常使用される種々の帯電制御剤を含有してもよい。 【0029】上記のような成分を含有してなる本発明のトナー粒子は、その形状係数が125以下、好ましくは120以下、より好ましくは118以下であるのがよく、且つその体積平均粒子径が1μm以上、好ましくは3〜8μm、より好ましくは4〜7μmであるのがよい。形状係数が上記範囲にあると、得られる画質が所望の特性を有することができる。 また、体積平均粒子径の値が低すぎると、十分なクリーニング特性、及び現像性に問題が生じ易い。なお、形状係数は、以下の式Iで表される。ここで、MLはトナー粒子の絶対最大長であり、Aはトナー粒子の投影面積である。 【0030】 形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100 式I。 【0031】上記の条件を満たすトナー粒子を得る方法は、特に制限はなく、通常の粉砕法で選られた不定形状トナー粒子を機械的な衝撃力により上記条件を満たすように球形化する乾式の高速機械衝撃法;分散媒中での不定形状トナーの湿式溶融球形化法;懸濁重合、分散重合、乳化重合凝集法などの既知の重合法によるトナー作製法;などを用いることができる。なお、このように得られたトナー粒子は、従来より公知のの外添剤で処理してもよい。 【0032】次に、本発明の静電荷像現像用トナーに含有される凝集粒子について説明する。本発明の静電荷像現像用トナーに含有される凝集粒子は、i)樹脂微粒子単独からなるか、ii)潤滑剤微粒子単独からなるか、又はiii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の粒子を含んでなる。以下、i)から順に説明する。 【0033】本発明の凝集粒子は、i) 樹脂微粒子単独からなることができる。ここで、樹脂微粒子に用いられる材料は、特に制限はなく、例えば上記結着樹脂として示した種々の成分を用いることができる。 【0034】これらの樹脂成分を用いて機械的な既存の樹脂粉砕法、又は水、有機溶剤等の液状媒体中における既存の乳化法もしくは分散法を用いて、所望の樹脂微粒子を調整することができる。例えば、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法等の不均一分散系における重合法により、本発明の樹脂微粒子を分散させた樹脂微粒子分散液を容易に得ることができる。また、予め溶液重合法や隗状重合法等で均一に重合した樹脂微粒子の重合体を、その重合体が溶解しない溶媒中へ安定剤とともに添加して機械的に混合分散する方法など、任意の方法により、本発明の樹脂微粒子を分散させた樹脂微粒子分散液を得ることができる。 【0035】例えば、樹脂微粒子を得るのにビニル系単量体を用いる場合、イオン性界面活性剤などを用い、好ましくはイオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤を併用して乳化重合法やシード重合法により、樹脂微粒子分散液を作製することができる。その他の樹脂の場合、油性で水への溶解度の比較的低い溶剤に溶解するものであれば、樹脂をそれらの溶剤に溶解してイオン性の界面活性剤やポリアクリル酸等の高分子電解質とともに、ホモジナイザーなどの分散機で水中に微粒子として分散させ、その後、加熱又は減圧して溶剤を蒸発させることにより、樹脂微粒子分散液を得ることができる。 【0036】ここで用いる界面活性剤は、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン界面活性剤;アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン系界面活性剤;ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン性界面活性剤、及び、種々のグラフトポリマー等を挙げることができ、特に制限されない。 【0037】また、本発明の凝集粒子は、ii)潤滑剤微粒子単独からなることができる。ここで、本発明に用いる潤滑剤とは、クリーニング部材と感光体等の担持体との間のすべりを促進し、その摩擦低減のために用いられるものである。 【0038】潤滑剤の例として、グラファイト、二硫化モリブデン、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムなどを挙げることができる。さらに、上記離型剤として例示したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;シリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等のような脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス;ミツロウのごとき動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物系、石油系のワックス、及びそれらの変性物などを挙げることができる。 【0039】これらの潤滑剤成分を用いて 上記樹脂微粒子で示したのと同様に、既存の機械的粉砕法、液状媒体中での乳化法又は分散法を用いることにより、潤滑剤微粒子又は潤滑剤微粒子分散液を調整することができる。 【0040】さらに、本発明の凝集粒子は、iii)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる群から選ばれる少なくとも2種の微粒子を含んでなる。即ち、本発明の凝集粒子は、iii)-a)樹脂微粒子と潤滑剤微粒子とからなるか、iii)-b)樹脂微粒子と無機微粒子とからなるか、iii)-c) 潤滑剤微粒子と無機微粒子とからなるか、又はiii)-d)樹脂微粒子と潤滑剤微粒子と無機微粒子とからなっていてもよい。 【0041】樹脂微粒子及び潤滑剤微粒子の材料は、上述したものを用いることができる。本発明に用いる無機微粒子の材料として シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三カルシウムなどを挙げることができる。また、無機微粒子の形状は、針状などの不定形状であり、その長径と短径との比率(長径/短径)で現されるアスペクト比がより大きいものが好ましい。 【0042】これらの無機微粒子の材料を用いて 上記樹脂微粒子で示したのと同様に、既存の機械的粉砕法、液状媒体中での乳化法又は分散法を用いることにより、無機微粒子又は無機微粒子分散液を調整することができる。 【0043】上記の)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子又は無機微粒子は、それぞれ上記のように調製することができるが、その粒径は、0.2μm以下であるのがよい。 【0044】また、上記微粒子の2種以上からなる凝集粒子は、特に制限はないが、以下のような方法により調製することができる。即ち、上記微粒子を乾式に機械混合し凝集体を形成する方法、液状媒体中での電気的凝集法、高分子凝集剤等を用いての物理的凝集法などをその例として挙げることができる。この場合、必要に応じて、凝集体の作製時又は作成後にその系を加熱することにより、樹脂微粒子や潤滑剤微粒子、又はこれらのうちの一方と無機微粒子間との凝集力または接着力が制御され、凝集粒子の解粉砕力に対する強度を調整することができる。 【0045】上記微粒子の2種以上からなる凝集粒子の調整法を、具体例を挙げて簡単に説明する。即ち、各々の微粒子を分散してなる分散液を混合して混合粒子を形成し、該混合粒子を凝集させて混合粒子の凝集体を形成し、これを凝集粒子とする。なお、上述のように、凝集粒子が樹脂微粒子又は潤滑剤微粒子を含有する場合、上記凝集体を該樹脂微粒子又は潤滑剤微粒子のガラス転移点以上の温度に加熱して凝集体を融合することによって、凝集粒子を形成するのがよい。 【0046】このように作製される凝集粒子は、画像形成装置内のクリーニング部材エッジ部においてシール剤として作用するため、その体積平均粒子径が0.5μm以上10μm以下、好ましくは0.7〜5μm、より好ましくは1〜3μmであるのがよい。体積平均粒子径が0.5μm未満の場合、現像器内等で粒子が飛散しやすく、画像形成装置内の汚染を引き起こし問題となる傾向がある。一方、体積平均粒子径が10μmを超えると、クリーニング部材エッジ部へのシール剤としての凝集粒子の供給が十分に行われないため、良好なクリーニング特性が得られない傾向がある。 【0047】また、本発明の凝集粒子は、形状係数が130以上、好ましくは135〜150、より好ましくは140〜145であるのがよい。形状係数の値が低すぎると、シール剤としての作用が十分に行われない傾向にある。なお、形状係数は、以下の式Iで表され、式I中、MLは凝集粒子の絶対最大長であり、Aは凝集粒子の投影面積である。 【0048】 形状係数=(ML2/A)×(π/4)×100 式I。 【0049】さらに、本発明の凝集粒子は、着色剤を含まないのがよい。本発明の凝集粒子の一部がトナー粒子と共に最終画像上に転写定着された場合であっても、それによって画像欠陥が生じるのを防止するためである。 【0050】上述のように得られる凝集粒子を上述のトナー粒子に、一定比率で外添混合することにより、本発明の静電荷現像用トナー、特に高画質特性とクリーニング特性を両立した静電荷現像用トナーを調製することができる。この場合、その比率は、トナー粒子と凝集粒子との合計が100重量部のうち、凝集粒子が0.3重量部以上10重量部以下、好ましくは0.5〜5重量部、より好ましくは1〜3重量部であるのがよい。 【0051】凝集粒子の外添量が0.3重量部未満の場合、クリーニング効果が十分にもたらされない傾向にある一方、10重量部を超えるとトナーとしての帯電特性、トナーとしての流動特性を著しく損なう傾向が生じる。 【0052】上記により得られた静電荷現像用トナーは、該トナーのみからなる一成分現像剤、又は該トナーとキャリアとからなる二成分現像剤として用いることができる。 【0053】また、上記により得られた静電荷現像用トナーは、以下のような画像形成方法に用いることができる。即ち、静電荷担持体上に静電潜像を形成する工程、現像剤で静電潜像を現像してトナー画像を現像剤担持体上に形成する工程、および前記トナー画像を転写体上に転写する工程を含む画像形成方法であって、前記現像剤が、上述の静電荷現像用トナーであるか又は該静電荷現像用トナーとキャリアとからなるのがよい。 【0054】また、この画像形成方法は、転写工程後に、静電潜像担持体上に残存する静電荷像現像用トナーを回収するクリーニング工程をさらに有するのがよい。さらに、この画像形成方法は、クリーニング工程後に、該クリーニング工程で回収した静電荷像現像用トナーを現像剤層に戻すリサイクル工程をさらに有するのがよい。 【0055】 【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を用いて、より具体的に説明する。なお、本発明の静電荷現像用トナーを構成するトナー粒子及び凝集粒子として、トナー粒子X−1及び凝集粒子Y−1〜Y−4を以下に示す乳化重合凝集法を用いて調製した。 【0056】(比較例1)予め、次の方法で樹脂微粒子分散体A−1及び樹脂微粒子分散体A−2、離型剤微粒子分散体B−1、顔料分散体C−1を調製し、以下のトナー粒子X−1の調製に用いた。 【0057】(樹脂微粒子分散液A−1)下記成分を混合した溶液を用意した。 スチレン 370重量部n-ブチルアクリレート 30重量部アクリル酸 6重量部ドデカンチオール 24重量部四臭化炭素 4重量部【0058】この溶液434gと、非イオン性界面活性剤(三洋化成社製、ノニポール400)6g、及びアニオン性界面活性剤(第一製薬社製、ネオゲンR)10gをイオン交換水550gに溶解した溶液をフラスコ中に入れて分散、乳化し、10分間ゆっくりと攪拌・混合しながら、過硫酸アンモニウム4gを溶解したイオン交換水50gを投入した。その後、フラスコ内を窒素で充分に置換してから攪拌しながらオイルバスで系内が70℃になるまで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続し、樹脂微粒子分散液A−1を得た。 【0059】樹脂微粒子分散液A−1で得られたラテックスは、レーザー回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で樹脂微粒子の体積平均粒子径(D50)を測定したところ155nmであり、示差走査熱量計(島津制作所社製、DSC−50)を用いて昇温速度10℃/minで樹脂のガラス転移点を測定したところ59℃であり、分子量測定器(東ソー社製、HLC−8020)を用い、THFを溶媒として重量平均分子量(ポリスチレン換算)を測定したところ13000であった。 【0060】(樹脂微粒子分散液A−2)下記成分を混合した溶液を用意した。 スチレン 280重量部n-ブチルアクリレート 120重量部アクリル酸 8重量部【0061】上記溶液408gと、非イオン性界面活性剤(三洋化成社製、ノニポール400)6g、及びアニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR)12gをイオン交換水550gに溶解した溶液とをフラスコ中に入れて分散、乳化し、10分間ゆっくりと攪拌・混合しながら、過硫酸アンモニウム3gを溶解したイオン交換水50gを投入した。その後、フラスコ内を窒素で充分に置換してから攪拌しながらオイルバスで系内が70℃になるまで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続して、樹脂微粒子分散液A−2を得た。 【0062】得られた樹脂微粒子分散液A−2中のラテックスを、樹脂微粒子分散液1と同様に、諸特性を測定した。樹脂微粒子の体積平均粒子径が105nmであり、ガラス転移点が53℃であり、重量平均分子量が55万であった。 【0063】(離型剤微粒子分散液B−1)下記成分をホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で95℃に加熱しながら十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーに移して分散処理を行い、離型剤微粒子の体積平均粒子径(D50)が550nmの離型剤微粒子分散液B−1を得た。 【0064】 パラフィンワックス 50重量部 (日本精蝋社製、HNP0190、融点85℃) カチオン性界面活性剤 5重量部 (花王社製、サニゾールB50) イオン交換水 200重量部【0065】(顔料分散液C−1)下記成分をホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で10分間分散し、さらに超音波ホモジナイザーで分散し、体積平均粒子径(D50)150nmの青色顔料分散液C−1を得た。 【0066】 フタロシアニン顔料 50重量部(BASF社製、PB−FAST BLUE) アニオン性界面活性剤 5重量部 (第一工業製薬社製、ネオゲンR) イオン交換水 200重量部【0067】(トナー粒子X−1の調製)下記成分を丸型ステンレス製フラスコ中に入れてホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に混合・分散した後、フラスコ内の内容物を攪拌しながら加熱用オイルバスで50℃まで加熱し、その温度で30分間保持した後、さらに加熱用オイルバスの温度を55℃まで上げてその温度で1時間保持して凝集トナー粒子X−1の粒子径およびその粒子径分布を調整した。 【0068】 樹脂微粒子分散液A−1 120重量部 樹脂微粒子分散液A−2 80重量部 離型剤分散液B−1 40重量部 顔料分散液C−1 11.3重量部 カチオン性界面活性剤 0.5重量部 (花王社製、サニゾールB50) 【0069】この場合、トナー粒子X−1の体積平均粒子径(D50)をコールターカウンター(日科機社製、TAII)を用いて測定したところ、5.0μmであり、体積平均粒子径分布(GSDv)は1.21であった。ここで、体積平均粒子径(D50)及び体積平均粒子径分布(GSDv)とは、測定される粒度分布を分割された粒度範囲(チャネル)に対して、小粒子径から累積分布を描き、体積累積16%となる粒径を体積D16、体積累積50%となる粒径を体積D50、体積累積84%となる粒径を体積D84とし、この体積累積50%を体積平均粒子径D50、(D84/D16)1/2より求められる値を体積平均粒子径分布GSDvとした。 【0070】この凝集トナー粒子分散液にアニオン性界面活性剤(第一製薬社製、ネオゲンR)3gを添加し、粒子の凝集を止め、凝集トナー粒子を安定化した後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら93℃まで加熱し、5時間保持して凝集トナー粒子を融合させて、その形状および形状分布を調整した。この場合、融合トナー粒子の体積平均粒子径(D50)をコールターカウンター(日科機社製、TAII)を用いて測定したところ、5.0μmであり、体積平均粒度分布係数(GSDv)は1.21であった。 【0071】この融合トナー粒子を冷却した後、ろ過し、pH10のイオン交換水で充分洗浄し、さらにpH6.5のイオン交換水で充分洗浄後、凍結乾燥機で乾燥してトナー粒子X−1を得た。トナー粒子の体積平均粒子径(D50)をコールターカウンター(日科機社製、TAII)を用いて測定したところ、5.0μmであり、体積平均粒度分布係数(GSDv)は1.21であった。 【0072】また、電子顕微鏡でトナー粒子X−1の表面状態を観察した。トナー粒子X−1表面に樹脂微粒子が融着した連続層が確認された。また、透過型電子顕微鏡でトナー粒子X−1断面を観察すると、表層への顔料の露出はほとんど認められなかった。さらに、ルーゼックス画像解析装置(ニコレ社製、LUZEXIII)を用い、100個のトナーの周囲長(ML)及び投影面積(A)を測定し、(ML2/A)を計算し、形状係数SFの平均値を求めたところ、中心形状係数115であった。 【0073】(現像剤Z−1の調製)さらに、このトナー粒子100gに対し、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)を0.43g添加してサンプルミルで混合して添加した。そして、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアに対し、トナー濃度が5%になるように上記の外添トナーを秤量し、ボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−1を調製した。この現像剤Z−1を用いて、以下のクリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を、表1に示す。 【0074】(評価) (1)クリーニング特性評価:上記で調製された現像剤を、富士ゼロックス社製カラーレーザーウインド3310改造複写機に適用し、温度22℃及び湿度55%の環境下で、最終転写材として富士ゼロックス製Jコート紙を用いて面積率5%の画像を20000枚出力した。この20000枚の画像上に、クリーニング不良による線状又はすじ状の画質欠陥の有無を観察し、以下の基準を用いて評価した。 【0075】 ○:20000枚まで画質欠陥なし、××:100枚以内で画質欠陥発生。 【0076】(2)画質特性評価:上記(1)と同様な条件下で、20000枚の画像を出力して画質評価を行った。但し、以下のi)細線再現性、ii)階調再現性、及びiii)ハイライト部粒状性に示す条件下で各々の評価を行った。また、各評価において、クリーニング不良による画質欠陥が発生した場合、画質特性はすべて不良(××)とした。 【0077】(2)−i)細線再現性:感光体上に線幅50μmになる様に細線の画像を形成し、それを転写および定着した。この転写材上の定着像の細線の画像をVH−6200マイクロハイスコープ(キーエンス社製)を用いて倍率175倍で観察した。その具体的評価基準は以下の通りであり、このうち◎を許容範囲とした。 【0078】 ◎:細線がトナーで均一に埋まりエッジ部の乱れなし。 ××:細線がトナーで均一に埋まっておらず、エッジ部でぎざぎざが非常に目立つ。 【0079】(2)−ii)階調再現性:画像面積率10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、および100%の各水準の階調画像を形成し、X−Rite404において画像濃度を測定しその階調性を評価した。その具体的評価基準は以下の通りであり、このうち◎を許容範囲とした。 【0080】 ◎:低画像面積から高画像面積まで全ての階調画像について階調性が非常に良好。 ××:高/低画像面積部での階調再現領域がやや狭く 階調性が不安定。 【0081】(2)−iii)ハイライト部粒状性:画像面積率5%および10%の水準の階調画像を作成し、得られた画像を目視にて観察し、ハイライト部粒状性を評価した。なお、その具体的評価基準は以下の通りであり、◎を許容範囲とした。 【0082】 ◎:5%、10%ともに粒状性が非常に良好。 ××:5%、10%ともに粒状性が悪い。 【0083】(実施例1)潤滑剤微粒子及び樹脂微粒子からなる不定形状凝集粒子Y−1の使用:(潤滑剤微粒子分散液D−1の調製)下記成分をホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で95℃に加熱しながら十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーに移して分散処理を行い、潤滑剤微粒子の体積平均粒子径(D50)が400nmの潤滑剤微粒子分散液D−1を得た。 【0084】 ステアリン酸亜鉛 50重量部アニオン性界面活性剤 5重量部(第一工業製薬社製、ネオゲンR) イオン交換水 200重量部【0085】(不定形状凝集粒子Y−1の調製)比較例1で調製した樹脂微粒子分散液A−1を200重量部と、上記潤滑剤微粒子分散液D−1を450重量部とを、カチオン性界面活性剤(花王社製、サニゾールB50)0.5重量部と共に丸型ステンレス製フラスコ中に入れてホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に混合・分散した。その後、フラスコ内の内容物を攪拌しながら加熱用オイルバスで35℃まで加熱し、その温度で30分間保持した後、さらに加熱用オイルバスの温度を40℃まで上げてその温度で1時間保持して凝集粒子の粒子径およびその粒子径分布を調整した。この場合、凝集粒子の体積平均粒子径(D50)を測定したところ3.1μmであり、体積平均粒子径分布(GSDv)は1.30であった。 【0086】この凝集粒子分散液にアニオン性界面活性剤(第一製薬社製、ネオゲンR)3gを添加し、粒子の凝集を止め、凝集粒子を安定化した後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら60℃まで加熱し、30分保持した後、冷却し、粒子(Y−1)’を得た。この粒子(Y−1)’の体積平均粒子径(D50)をコールターカウンターを用いて測定したところ、3.1μmであり、体積平均粒度分布係数(GSDv)は1.30であった。 【0087】また、得られた粒子(Y−1)’を電子顕微鏡でその表面状態を観察した。用いた樹脂微粒子分散液A−1中の樹脂微粒子と潤滑剤微粒子分散液D−1中の潤滑剤微粒子の一次粒子界面がそれぞれ観察されたが、トナー粒子X−1で観察された様な樹脂の連続層は観察されなかった。 【0088】この粒子(Y−1)’をろ過し、pH6.5のイオン交換水で充分洗浄後、凍結乾燥機で乾燥し、不定形状凝集粒子Y−1を得た。この不定形状凝集粒子Y−1の体積平均粒子径(D50)を測定したところ、3.1μmであり、体積平均粒度分布係数(GSDv)は1.30であった。さらに、この不定形状凝集粒子Y−1の形状係数SFの平均値を求めたところ、中心形状係数140であった。 【0089】(現像剤Z−2の調製)次いで、この不定形状凝集粒子Y−1を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−2を調製した。この現像剤Z−2を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0090】(実施例2)樹脂微粒子及び無機微粒子からなる不定形状凝集粒子Y−2の使用:(無機微粒子分散液E−1の調製)下記成分をホモジナイザー(LKA社製、ウルトラタラックスT50)で10分間分散し、さらに超音波ホモジナイザーで分散し、シリカ微粒子の体積平均粒子径(D50)が150nmである無機微粒子(シリカ微粒子)分散液E−1を得た。 【0091】 シリカ(日本アエロジル製R972) 50重量部 アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR) 5重量部 イオン交換水 200重量部【0092】(不定形状凝集粒子Y−2の調製)上記実施例1で用いた潤滑剤微粒子分散液D−1の代わりに、上記で調製した無機微粒子分散液E−1を450重量部用いた以外、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が2.8μmであり、体積平均粒子径分布が1.31である凝集粒子(Y−2)’を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−2)’をろ過、洗浄、乾燥を行い 最終体積平均粒子径(D50)が2.8μmであり、体積平均粒子径分布が1.31であり、中心形状係数が145である不定形状凝集粒子Y−2を得た。 【0093】(現像剤Z−3の調製)さらにこの不定形状凝集粒子Y−2を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−3を調製した。この現像剤Z−3を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0094】(実施例3)潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる不定形状凝集粒子Y−3の使用:(不定形状凝集粒子Y−3の調製)実施例1で用いた樹脂微粒子分散液A−1の代わりに、実施例2で得た無機微粒子分散液E−1を450重量部用いた以外、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が4.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.40である凝集粒子(Y−3)’を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−3)’をろ過、洗浄、乾燥を行い、最終体積平均粒子径(D50)が4.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.40であり、中心形状係数が145である不定形状凝集粒子Y−3を得た。 【0095】(現像剤Z−4の調製)さらに、この不定形状凝集粒子Y−3を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−4を調製した。この現像剤Z−4を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0096】(実施例4)樹脂微粒子、潤滑剤微粒子及び無機微粒子からなる不定形状凝集粒子Y−4の使用:(不定形状凝集粒子Y−4の調製)上述の樹脂微粒子分散液A−1を200重量部、上述の潤滑剤微粒子分散液D−1を225重量部、及び上述の無機微粒子分散液E−1を225重量部用いた以外、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が3.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.29である凝集粒子(Y−4)’を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−4)’をろ過、洗浄、乾燥を行い、最終体積平均粒子径(D50)が3.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.29であり、中心形状係数が138である不定形状凝集粒子Y−4を得た。 【0097】(現像剤Z−5の調製)さらに、この不定形状凝集粒子Y−4を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−5を調製した。この現像剤Z−5を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0098】(実施例5)樹脂微粒子単独からなる不定形状凝集粒子Y−5の使用:(不定形状凝集粒子Y−5の調製)上述の樹脂微粒子分散液A−1のみを200重量部用いた以外、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が3.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.23である凝集粒子(Y−5)’を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−5)’をろ過、洗浄、乾燥を行い、最終体積平均粒子径(D50)が3.5μmであり、体積平均粒子径分布が1.23であり、中心形状係数が145である不定形状凝集粒子Y−5を得た。 【0099】(現像剤Z−6の調製)さらに、この不定形状凝集粒子Y−5を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−6を調製した。この現像剤Z−6を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0100】(実施例6)潤滑剤微粒子単独からなる不定形状凝集粒子Y−6の使用:(不定形状凝集粒子Y−6の調製)上述の潤滑剤微粒子分散液D−1のみを200重量部用いた以外、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が4.0μmであり、体積平均粒子径分布が1.30である凝集粒子(Y−6)’を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−6)’をろ過、洗浄、乾燥を行い、最終体積平均粒子径(D50)が4.0μmであり、体積平均粒子径分布が1.30であり、中心形状係数が143である不定形状凝集粒子Y−6を得た。 【0101】(現像剤Z−7の調製)さらに、この不定形状凝集粒子Y−6を3重量部と、比較例1で得た外添処理されたトナー粒子X−1を97.4重量部とを、サンプルミルで混合し、静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを、該トナー濃度が5%になるように、混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤Z−7を調製した。この現像剤Z−7を用いて、比較例1と同様に、クリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性及びハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0102】(実施例7) (顔料分散液C−2の調製)下記成分を比較例1と同様にホモジナイザーで分散し、体積平均粒子径130nmの黄色顔料分散液C−2を得た。 【0103】 黄色顔料(大日精化社製、Y180) 50重量部 アニオン性界面活性剤 5重量部 (第一工業製薬社製、ネオゲンR) イオン交換水 200重量部【0104】(トナー粒子X−2の調製)下記成分を比較例1と同様にホモジナイザーで混合分散後、55℃まで加熱、保持し凝集粒子を形成後、93℃まで加熱融合し、さらに洗浄乾燥することにより体積平均粒子径5.1μm、体積平均粒子径分布1.21、中心形状係数115のトナー粒子X−2を得た。 【0105】 樹脂微粒子分散液A−1 120重量部 樹脂微粒子分散液A−2 80重量部 離型剤分散液B−1 40重量部 顔料分散液C−2 12重量部 カチオン性界面活性剤 0.5重量部 (花王社製、サニゾールB50) 【0106】(現像剤Z−8の調製)さらに上記トナー粒子(X−2)を比較例1と同様に外添処理した。この外添処理トナー粒子(X−2)97.4重量部と、実施例4で得た不定形状凝集粒子Y−4を3重量部とを、サンプルミルで混合し静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを該トナー濃度が5%になるように混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間撹拌、混合し現像剤Z−8を調製した。この現像剤Z−8を用いて、比較例1と同様にクリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性およびハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0107】(実施例8) (顔料分散液C−3の調製)下記成分を比較例1と同様にホモジナイザーで分散し、体積平均粒子径120nmの赤色顔料分散液C−3を得た。 【0108】 赤色顔料(クラリアント社製、PR122) 50重量部 アニオン性界面活性剤 5重量部 (第一工業製薬社製、ネオゲンR) イオン交換水 200重量部【0109】(トナー粒子X−3の調製)下記成分を比較例1と同様にホモジナイザーで混合分散後、55℃まで加熱、保持し凝集粒子を形成後、93℃まで加熱融合し、さらに洗浄乾燥することにより体積平均粒子径5.5μm、体積平均粒子径分布1.21、中心形状係数115のトナー粒子X−3を得た。 【0110】 樹脂微粒子分散液A−1 120重量部 樹脂微粒子分散液A−2 80重量部 離型剤分散液B−1 40重量部 顔料分散液C−3 12重量部 カチオン性界面活性剤 0.5重量部 (花王社製、サニゾールB50) 【0111】(潤滑剤微粒子分散液D−2の調製)下記成分を実施例1の潤滑剤微粒子分散液D−1と同様に、ホモジナイザーで分散し、体積平均粒子径230nmの潤滑剤微粒子分散液D−2を得た。 【0112】 ポリプロピレンワックス 50重量部 (ペトロライト社製、ポリワックス725) アニオン性界面活性剤 5重量部 (第一工業製薬社製、ネオゲンR) イオン交換水 200重量部【0113】(不定形状凝集粒子Y−7の調製)実施例1で示した不定形状粒子Y−1の調製において、潤滑剤微粒子分散液D−1の代わりに上記潤滑剤D−2を用いた以外は、実施例1と同様に、体積平均粒子径(D50)が3.5μm、体積平均粒子径分布が1.25である凝集粒子(Y−7)を得た。その後、実施例1と同様に、該凝集粒子(Y−7)をろ過、洗浄、乾燥を行い、最終体積平均粒子径(D50)が3.5μm、体積平均粒子径分布が1.27、中心形状係数が144である不定形状凝集粒子Y−7を得た。 【0114】(現像剤Z−9の調製)さらに上記トナー粒子(X−3)を比較例1と同様に外添処理した。この外添処理トナー粒子(X−3)97.4重量部と、上記不定形状凝集粒子Y−7を3重量部とをサンプルミルで混合し静電荷用現像トナーを得た。さらに、このトナーとキャリアとを該トナー濃度が5%になるように混合した。ここで、用いたキャリアは、ポリメチルメタクリレート(総研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアであった。混合物をボールミルで5分間撹拌、混合し現像剤Z−9を調製した。この現像剤Z−9を用いて、比較例1と同様にクリーニング特性評価および画質特性評価(細線再現性、階調再現性およびハイライト部粒状性)を行った。その結果を表1に示す。 【0115】 【表1】
【0116】表1から明らかなように、不定形状微粒子が外添されていないトナーを用いる比較例は、クリーニング特性及び画質特性の双方において、不所望な結果となった。一方、不定形状微粒子がトナー粒子に外添されてなるトナーを用いる実施例1〜6は、クリーニング特性が大きく改善され、それによって、高画質の画像を提供することができた。 【0117】 【発明の効果】本発明は、従来の問題を解決することができる。即ち、本発明は、サブミクロン粒子飛散による帯電器などの汚染問題を生じることなく、球形トナーのクリーニング不良に関する問題を解決することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月15日(2000.3.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265050(P2001−265050A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−71570(P2000−71570) |
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