| 【発明の名称】 |
写真処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】児島 昌幸
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| 【要約】 |
【課題】焼付処理部での焼付後において、印画紙の露光面を、既存のシルク紙製の印画紙と同様の凹凸面にすることが出来る写真処理装置を提供する。
【解決手段】印画紙に画像を焼き付けるための焼付処理部を備えた写真処理装置において、焼付処理部で画像が焼き付けられた後の印画紙の感光面を凹凸面に成形するための凹凸形成用ローラと、この凹凸形成用ローラのローラ面に圧接する圧接ローラとを、印画紙の搬送部の途中に設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】印画紙に画像を焼き付けるための焼付処理部を備えた写真処理装置において、画像焼き付け後の印画紙の感光面を凹凸面に成形するための凹凸成形手段を設けていることを特徴とする写真処理装置。 【請求項2】凹凸成形手段が、ローラ面に凹凸を設けた凹凸形成用ローラと、この凹凸形成用ローラのローラ面に圧接する圧接ローラとを備えている請求項1記載の写真処理装置。 【請求項3】凹凸成形手段が印画紙の搬送手段の途中に設けられている請求項2記載の写真処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として印画紙に画像を焼き付けた後、その印画紙を現像処理して、プリントを仕上げるようにした写真処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般にこの種の写真処理装置は、画像を印画紙に焼き付けるための焼付処理部と、焼付処理部で画像が焼き付けられた印画紙を現像処理するための現像処理部とを備えて成り、焼付処理部で画像を印画紙に焼き付けた後、その印画紙を現像処理部で現像処理して、プリントを仕上げるようにしている。 【0003】また以上の処理装置では、装置本体の駆動を制御するためのマイクロコンピュータを中核とする制御装置と、この制御手段の入出力部に接続したモニター及びキーボードを搭載している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、プリント作成時、顧客の好みに応じて、感光面が凹凸状の所謂シボとなっているシルク紙製の印画紙によりプリントを仕上げる場合があるが、この写真処理装置により、このシルク紙製の印画紙を用いていわゆる絹目仕様のプリントを仕上げるに際して、特に焼付部がレーザーによる走査露光方式を採用している場合、レーザー光が、印画紙の感光面の凹凸の高さの違いにより、濃度差が生じたり、あるいはレーザー光が、凹凸の高い所と低いところをつなぐ斜面で反射して所定外の個所を感光させるなどにより、プリントが汚く見える不具合がある。 【0005】即ち、特にレーザー光による露光において感光面の凹凸が露光に影響するのは、ビームの直進性が強いことによるためであり、従って露光面が平坦な印画紙でないと高品質のプリントを得るのが困難である。 【0006】本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、焼付処理部での焼付後において、印画紙の露光面を、既存のシルク紙製の印画紙と同様の凹凸面とすることの出来る写真処理装置を提供するにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために請求項1記載の発明は、印画紙に画像を焼き付けるための焼付処理部を備えた写真処理装置において、画像焼き付け後の印画紙の感光面を凹凸面に成形するための凹凸成形手段を設けたのである。 【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の写真処理装置における凹凸成形手段として、ローラ面に凹凸を設けた凹凸形成用ローラと、この凹凸形成用ローラのローラ面に圧接する圧接ローラとを備えたものとしたのである。 【0009】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の写真処理装置の凹凸成形手段を印画紙の搬送手段の途中に設けたのである。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用する写真処理装置を概略的に示したものであって、この写真処理装置は、装置本体1に、ペーパーマガジン10から取り出される印画紙Pを搬送するための搬送手段としての搬送部2、搬送部2により搬送される印画紙Pに画像を焼き付けるための焼付処理部3、焼付処理部1bで露光済の印画紙Pを現像処理するための現像処理部4、現像処理された印画紙Pを乾燥処理するための乾燥処理部5、を搭載している。搬送部2は、ペーパーマガジン10から焼付処理部3に至る間に配設される第1搬送ユニット2aと、焼付処理部3に対向する第2搬送ユニット2bと、焼付処理部3から現像処理部4に至る間に配設される第3ユニット2cおよび第4搬送ユニット2dとから構成され、これら各搬送ユニット2a〜2dには、既知のとおり、駆動ローラ21と圧接ローラ22とから成る複数の搬送ローラ対20が設けられている。焼付処理部3は、搬送中の印画紙Pの露光面にレーザー光によりライン露光するようにしたレーザー露光装置30を備え、デジタル画像データに基づいて処理されたデジタル画像をレーザー露光装置30により印画紙Pにライン露光するようにしている。 【0011】現像処理部4は、複数の処理液槽40を備え、これら処理槽40には、現像液などの各種処理液が貯留されている。 【0012】乾燥処理部5には、印画紙Pを乾燥するためのヒーター(図示せず)を備えている。 【0013】以上の写真処理装置は、搬送部2により搬送される印画紙Pに焼付処理部3で画像が焼き付けられた後、現像処理部4で現像処理して、更に乾燥処理部5で乾燥してプリントを仕上げるのである。 【0014】以上の構成からなる写真処理装置において、本発明は、画像焼き付け後の印画紙Pの感光面P1を凹凸面に成形するための凹凸成形手段6を設けたのであって、図に示す実施形態では、この凹凸成形手段6として、ローラ面61cに細かな凹凸を多数設けた凹凸形成用ローラ61と、凹凸形成用ローラ61のローラ面61cに圧接する圧接ローラ62とから構成し、この凹凸成形手段6を、搬送部2を構成する第3搬送ユニット2cに設けたのである。 【0015】具体的には、凹凸形成用ローラ61を、ステンレス製のローラ本体61aと、このローラ本体61aに固定された支持軸61bとから構成すると共に、ローラ本体61aにおけるローラ面61cの全面にシボ状の細かな凹凸を形成しているのであって、また圧接ローラ62を、硬質ゴム製のローラ本体62aと、このローラ本体62aを回転自由に支持する支持軸62bとから構成している。 【0016】そして図2に示すように、第3搬送ユニット2cの側板23・24に軸受63を介して凹凸形成用ローラ61の支持軸61bを回転自由に支持して、この支持軸61bの一端部に従動プーリー64を固定する一方、側板23に、駆動モータ65を組み付けて、この駆動モータ65の駆動軸65aに組み付けた駆動プーリー66と従動プーリー64とに伝導ベルト67を掛け渡し、駆動モータ65の駆動により、伝導ベルト67を介して凹凸形成用ローラ61を回転させるようにしている。 【0017】また左右側板23・24に貫通孔23a・24aを形成すると共に、これら左右側板23・24の外面には圧接用バネ68を内装した保持筒69を固定し、この保持筒69に設けた挿通孔69aおよび前記貫通孔23a・24aに圧接ローラ62の支持軸62bの両端部を遊挿して、圧接バネ68の一端を支持軸62bの外周面に弾接させ、この圧接バネ68のばね反力により、圧接ローラ62を凹凸形成用ローラ61側に付勢させて、圧接ローラ62のローラ面62cを凹凸形成用ローラ61のローラ面61cに圧接させるようにしている。 【0018】次に以上の構成からなる写真処理装置により所謂絹目仕様のプリントを仕上げるには、ペーパーマガジン10に、露光面P1が滑面である例えばグロッシーの印画紙Pをセットし、このグロッシーの印画紙Pによりプリント処理を行なうのであって、プリント処理のスタートに伴い、印画紙Pは搬送部2を介して搬送され、第2搬送ユニット2bにて搬送されている途中で焼付処理部3にて画像が感光面P1に焼き付けられるのである。 【0019】そして焼付処理の終了した印画紙Pは、第3搬送ユニット2cに送られて、この搬送ユニット2cに設けた凹凸形成手段6の凹凸形成用ローラ61と圧接ローラ62との間を通過するのであって、凹凸形成手段6の通過に伴い、印画紙Pの露光面P1側に凹凸形成用ローラ61によりシボ状の細かな凹凸が形成されて、シルク紙製の印画紙で処理されたのと同様の所謂絹目仕様の風合いのプリントが仕上がるのである。 【0020】斯くして以上の写真処理装置では、焼付処理部3では、滑面であるグロッシーの印画紙Pの露光面P1に画像の焼付処理が行なわれるので、例えば凹凸のあるシルク紙製の印画紙の感光面に焼付処理が行なわれる場合のように、感光面の凹凸の高さの違いによりレーザー光の露光による濃度差が生じたり、あるいはレーザー光が凹凸の高い所と低いところをつなぐ斜面で反射して所定外の個所を感光させるなどの不具合がなく、それでいながら露光面P1が既存のシルク紙製の印画紙と同様の凹凸面となったプリントを仕上げることが出来るのである。 【0021】以上の実施形態では、凹凸成形手段6を、第3搬送ユニット2cに設けたが、これに限定されるものではなく、例えば現像部処理部4の入口側、あるいは現像処理部4と乾燥処理部5との間、もしくは乾燥処理部5の出口側のいずれに設けてもよい。 【0022】また以上の実施形態では、この凹凸成形手段6を、凹凸形成用ローラ61と圧接ローラ62とから構成したが、これに限定されるものではなく、例えばプレス面に細かな凹凸を設けたプレス板とベース板との間に焼付処理後の印画紙を介装して、プレス板のプレス動作により印画紙の感光面に凹凸を形成するようにしてもよい。 【0023】また以上の実施形態では、レーザー露光装置30を備えた焼付処理部3を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばPLZTシャッター方式や蛍光ビーム方式あるいは液晶シャッター方式の焼付処理部3を用いてもよい。 【0024】 【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれば、焼付処理部で画像が焼き付けられた後の印画紙の感光面を凹凸面に成形するための凹凸成形手段を設けたことにより、例えば感光面が滑面であるグロッシーの印画紙を用いることで、焼付処理部での焼付不良を招くことなく、それでいながら、焼付処理部での焼付後において、印画紙の露光面を、既存のシルク紙製の印画紙と同様の凹凸面とすることが出来て、シルク紙製の印画紙で処理したのと同様の風合いのプリントを得ることが出来るに至ったのである。 【0025】請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の写真処理装置における凹凸成形手段として、ローラ面に凹凸を設けた凹凸形成用ローラと、この凹凸形成用ローラのローラ面に圧接する圧接ローラとを備えたことにより、請求項1記載の発明の効果に加え、焼付処理後の印画紙を両ローラ間に通すだけで、感光面に凹凸をスムーズに成形することが出来る。 【0026】また請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の写真処理装置の凹凸成形手段を印画紙の搬送手段の途中に設けたことにより、請求項2記載の発明の効果に加え、印画紙の搬送途中において、焼付処理後の印画紙の露光面に凹凸を成形することが出来、プリント処理作業に支障を招くことがない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135313 【氏名又は名称】ノーリツ鋼機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月24日(2000.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076406 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−305671(P2001−305671A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−122659(P2000−122659) |
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