| 【発明の名称】 |
焼付装置および焼付方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 智之
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| 【要約】 |
【課題】複数の表示画像をつなぎ合わせて感光材料上に複数の露光画像として焼き付ける際に、各露光画像のつなぎ目において隣り合う露光画像の濃度差(光量差)を容易に調整することができる焼付装置および焼付方法を提供する。
【解決手段】焼付装置は、画像データに基づいて各画素部16毎にハロゲンランプ38からの光を変調することにより、前記画像データに基づく画像を表示する少なくとも一つのDMD3と、DMD3によって表示される複数の表示画像を感光材料20上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像として焼き付ける露光手段とを備え、前記複数の露光画像の隣接部2において該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させる、フィルター6a・6bを備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】画像データに基づいて各画素部毎に光源からの光を変調することにより、前記画像データに基づく画像を表示する少なくとも一つの光変調手段と、前記少なくとも一つの光変調手段によって表示される複数の表示画像を感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像として焼き付ける露光手段とを備える焼付装置であって、前記複数の露光画像の隣接部において該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させる、調光手段を備えていることを特徴とする焼付装置。 【請求項2】前記調光手段は、前記光変調手段と前記感光材料との間の光路上において、前記所定方向に対応する方向に沿って移動可能に配置された調光フィルターであって、該調光フィルターは、前記所定方向に対応する方向に沿って光の透過率が変化してなることを特徴とする請求項1記載の焼付装置。 【請求項3】前記調光フィルターは、該調光フィルターを透過する光が感光材料上に照射される位置が感光材料幅方向に沿って前記複数の露光画像間の隣接部に近づく方向に対応して、光の透過率が徐々に低下するように設定されていることを特徴とする請求項2記載の焼付装置。 【請求項4】前記調光フィルターが、ND(Neutral Density)フィルターであることを特徴とする請求項2または3記載の焼付装置。 【請求項5】前記調光フィルターが、所定の波長成分の光毎に調光を行うことを特徴とする請求項2または3記載の焼付装置。 【請求項6】感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像を焼き付ける焼付方法において、前記互いに隣接した複数の露光画像の隣接部において、該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させることを特徴とする焼付方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、焼付装置および焼付方法に関する。特に、複数の光変調手段に対応する感光材料上の複数の露光画像を、たとえば感光材料幅方向につなぎ合わせて焼き付ける焼付装置および焼付方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、たとえば、DMD(Digital Micromirror Device) 等の画像表示装置を複数用いて、該複数の画像表示装置に対応する露光画像を、感光材料幅方向につなぎ合わせて焼き付ける焼付装置が知られている。このような焼付装置は、幅の広い感光材料上に高画質の露光画像を焼き付けるために特に好適に用いられる。 【0003】図8に示すように、上記焼付装置では、感光材料10上に、露光画像11aと露光画像11bとが、感光材料幅方向、すなわち、感光材料搬送方向Yと垂直なX方向につなぎ合わせて焼き付けられる。なお、この場合、両露光画像11aと11bとのつなぎ目12は、Y方向に伸びる直線状に、異なる濃度領域の境目、つまり濃度差として認識される。 【0004】図9は、複数の画像表示装置として、2つのDMD13a・13bを用いて上記図8に示すような露光を行った様子を示す概略図である。図9に示すように、DMD13a・13bは、適当な距離を置いてX方向に配置されている。DMD13a・13bと感光材料10との間の光路上には、それぞれ焼付レンズ15aおよび15bが配置されている。 【0005】上記の構成において、まず、図示しない光学系からの光がDMD13a・13bに入射し、入力された画像データに基づいてそれぞれ変調を受ける。次いで、上記変調を受けた各画像光は、それぞれ上記焼付レンズ15a・15bを介して、感光材料10上にX方向につなぎ合わせた露光画像として焼き付けられる。なお、DMD13a・13bを上記のようにX方向に互いに離間させて配置するのは、そうしないと露光画像が歪んでしまい、画質が低下するためである。 【0006】ところで、上記のような焼付装置においては、感光材料10上に焼き付けられた露光画像の画質を高めるために、感光材料10に照射される光のユニフォーミティ(均一性)を高める必要がある。このため、従来の焼付装置では、たとえば、光源ランプおよびこれと画像表示装置との間に配置される光学系を調整する等して、感光材料10上に照射される光のユニフォーミティを得るようにしている。 【0007】また、上記のように複数の画像表示装置を用いる焼付装置では、各画像表示装置から放射される画像光について、それぞれユニフォーミティを調整する必要がある。とりわけ、上記のように光変調手段としてDMD等を用いた焼付装置では、DMDに対し斜め方向から光が入射されるため、各DMDからの反射光についてそれぞれ完全なユニフォーミティ(0%のユニフォーミティ)を得ることが困難となる傾向がある。一方、ユニフォーミティが所定の許容範囲内となる場合には、ムラのない高画質の露光画像を得ることができる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の焼付装置による露光画像は、感光材料搬送方向Yと垂直なX方向につなぎ合わせて感光材料10上に焼き付けられる。従って、上述のように、両露光画像11aと11bとのつなぎ目12は、Y方向に伸びる直線状の濃度差として認識される。すなわち、上記従来の焼付装置は、つなぎ目12において、両露光画像11aおよび11bの間に濃度差が存在すればするほど、該つなぎ目12が目立ってしまい、画質が非常に悪くなるという問題点を有している。 【0009】そこで、複数の画像表示装置を用いる上記従来の焼付装置では、隣り合う露光画像が、つなぎ目12において濃度が一致するように、ユニフォーミティの調整を行うか、あるいは、ルックアップテーブルを作成して濃度補正を行うようにしている。 【0010】上記ユニフォーミティの調整としては、具体的には、各画素部一つ一つに対して電気的な補正を行ういわゆるシェーディング補正を行ったり、各画素部に対する光の当て方を変化させることにより光量補正を行う、いわゆる光学的補正が用いられる。 【0011】ところが、上記のようなユニフォーミティの調整によって上記濃度を一致させるのは、一般的に困難であり、かつ、調整に多大な時間を要するといった問題点を有している。また、ルックアップテーブルを作成して濃度を一致させる場合は、つなぎ目12以外の部分に悪影響を及ぼすという問題点を有している。 【0012】本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の表示画像をつなぎ合わせて感光材料上に複数の露光画像として焼き付ける際に、各露光画像のつなぎ目において隣り合う露光画像の濃度差(光量差)を容易に調整することができる焼付装置および焼付方法を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】請求項1の焼付装置は、上記の課題を解決するために、画像データに基づいて各画素部毎に光源からの光を変調することにより、前記画像データに基づく画像を表示する少なくとも一つの光変調手段と、前記少なくとも一つの光変調手段によって表示される複数の表示画像を感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像として焼き付ける露光手段とを備える焼付装置であって、前記複数の露光画像の隣接部において該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させる、調光手段を備えていることを特徴としている。 【0014】光変調手段によって表示される複数の表示画像を、露光手段を介して、感光材料上に隣接した複数の露光画像として焼き付ける場合、露光画像のつなぎ目(隣接部)が目立つことによる画質の低下は、該つなぎ目において急激な画像濃度の変化が存在することが主因である。従って、上記の構成によれば、上記調光手段が、複数の露光画像間の画像濃度差を隣接部において低減させることができるので、急激な画像濃度の変化が緩和または解消され、画像濃度差に基づいて上記隣接部が明確に認識されることがない。すなわち、複数の表示画像のそれぞれに起因する露光画像の濃度差を緩和または解消することができる。従って、各露光画像間の隣接部、つまり、つなぎ目を目立たなくするために、たとえば、各画素部毎に電気的に濃度差を調節するいわゆるシェーディング補正を行ったり、光源からの光の量を調節することによって濃度合わせを行う等の必要がない。これにより、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、複数の露光画像のつなぎ目が目立たなくなるので画質を向上させることができる。なお、必要であれば、上記調光手段を用いて、上記隣接部以外の部分において適宜濃度差を緩和または解消することにより、さらに濃度差を目立たなくし、画質を向上させることもできる。 【0015】請求項2の焼付装置は、上記の課題を解決するために、前記調光手段は、前記光変調手段と前記感光材料との間の光路上において、前記所定方向に対応する方向に沿って移動可能に配置された調光フィルターであって、該調光フィルターは、前記所定方向に対応する方向に沿って光の透過率が変化してなることを特徴としている。 【0016】上記の構成によれば、上記調光フィルターは、上記所定方向に対応する方向に沿って光の透過率が変化してなるため、光変調手段から反射された光の透過量が、上記所定方向に沿って変化する。また、上記調光フィルターは、該方向に沿って移動可能に配置されているので、露光画像間の濃度差を低減するに最適な位置に調光フィルターを移動させることができる。このため、調光フィルターの位置調整だけでつなぎ目の濃度を調整することができるので、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整がさらに容易となる。 【0017】請求項3の焼付装置は、上記の課題を解決するために、前記調光フィルターは、該調光フィルターを透過する光が感光材料上に照射される位置が感光材料幅方向に沿って前記複数の露光画像間の隣接部に近づく方向に対応して、光の透過率が徐々に低下するように設定されていることを特徴としている。 【0018】上記の構成によれば、調光フィルターの光の透過率が、上記のように徐々に低下するように設定されていることで、該フィルターを透過する光の照射位置が上記隣接部に近づくに従って、感光材料に対する光の照射量が低下する。このため、隣接部において露光画像間で画像濃度差が存在している場合に、画像濃度の高い方の露光画像を低下させて画像濃度差を緩和または解消することができる。これにより、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、複数の露光画像のつなぎ目が目立たなくなるので画質を向上させることができる。 【0019】請求項4の焼付装置は、上記の課題を解決するために、前記調光フィルターが、ND(Neutral Density)フィルターであることを特徴としている。 【0020】通常、光の透過率を徐々に変化させた調光フィルターを用いた場合、透過させる光の波長によっては、光量の低下率が異なる場合が多い。しかしながら、上記NDフィルターは、全波長の範囲の可視光において光量の低下率が一様である。従って、上記の構成によれば、各単色光毎に調光を行う必要がなく、さらに光量補正が容易になり調整時間が短縮されると共に、より高画質のカラー画像を得ることができる。 【0021】請求項5の焼付装置は、上記の課題を解決するために、前記調光フィルターが、所定の波長成分の光毎に調光を行うことを特徴としている。 【0022】上記の構成によれば、前記調光フィルターが、各色成分毎に調光を行うことができ、光変調手段からの光の光量補正を各色成分毎に行うことができるので、より高画質のカラー画像を得ることができる。 【0023】請求項6の焼付方法は、上記の課題を解決するために、感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像を焼き付ける焼付方法において、前記互いに隣接した複数の露光画像の隣接部において、該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させることを特徴としている。 【0024】上記の構成によれば、前記互いに隣接した複数の露光画像の隣接部において、該複数の露光画像間の画像濃度差が低減されるので、上記隣接部において露光画像の濃度差を緩和または解消することができる。これにより、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、複数の露光画像のつなぎ目が目立たなくなるので画質を向上させることができる。 【0025】 【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。 【0026】図1は、本実施の形態の焼付装置31の概略構成を示す説明図である。図1に示すように、焼付装置31は、露光焼付処理部32と、現像処理部33と、乾燥処理部34とから主に構成されている。また、露光焼付処理部32には、ペーパーローラ36により感光材料(印画紙)20を巻き取って収納するためのペーパーマガジン35が付設されている。 【0027】上記露光焼付処理部32には、たとえばハロゲンランプ等よりなる光源38と、光源38からの光が照射されるDMD3と、光源38とDMD3との間の光路上に配置されたBGR回転フィルタ39と、光源38およびBGR回転フィルタ39を含む図示しないその他の光学系と、DMD3において変調を受けた光L2を感光材料20上の適当な位置に焼き付けるための焼付レンズ5とが備えられている。また、BGR回転フィルタ39は、露光処理速度に応じて所定時間毎に連続的に回転し、光路上に挿入されるカラーフィルタを順次切り替えるようになっている。なお、BGR回転フィルタ39は、上記連続回転のみならず、一定の条件下で間欠回転することによりカラーフィルタを切り替えることも可能である。 【0028】なお、露光焼付処理部32は複数の露光系からなっている。この点については後述するが、上記各構成部材は、各露光系に対応して設けられている。 【0029】以下において、露光焼付処理部32における露光動作について説明する。露光焼付処理部32において、光源38より発せられた光(白色光)は、BGR回転フィルタ39に設けられた、図示しないB(ブルー)、G(グリーン)、またはR(レッド)のいずれかのカラーフィルタを透過し、B、G、またはRの単色光L1 となってDMD3に入射する。なお、上記光学系とDMD3との同図に示す配置関係より明らかなように、上記単色光L1 は、DMD3に対して斜め方向より所定角度で入射する。 【0030】DMD3に入射した単色光L1 は、入力画像データに基づいて変調を受け、反射光L2 となって焼付レンズ5(引き延ばしレンズ)に入射する。反射光L2 は、焼付レンズ5により適宜引き延ばされ、画像光L3 となって矢印A1 方向に搬送された感光材料20上に結像される。これにより、入力画像データに基づいてDMD3に表示された画像に対応する露光画像が、感光材料20上に焼き付けられる。 【0031】以上のような露光動作が、B、G、Rの各単色光L1 について、それぞれに対応した画像データに基づいて行われ、これにより、感光材料20上にカラー画像が焼き付けられる。 【0032】なお、上記焼付装置31において採用される露光方式としては、たとえば、図1に示す搬送ローラ43等を含む感光材料搬送手段により、感光材料20を所定の搬送速度にて矢印A1 方向に連続的に搬送させながら、感光材料搬送方向と垂直な方向、すなわち主走査方向にライン状に露光画像を順次形成させていく走査露光(ライン露光)を用いることができる。また、上記露光方式としては、上記感光材料搬送手段により、感光材料20を間欠的に移動させて面状に露光を行う面露光を採用してもよい。 【0033】次に、上記露光動作により形成された露光画像に対し行われる現像、乾燥処理について説明する。露光画像が形成された感光材料20は、搬送ローラ43によって露光焼付処理部32から矢印A2 方向を経由し現像処理部33に搬送される。次いで感光材料20は、現像処理部33に設けられた現像処理液槽42内を蛇行しつつ矢印A3 方向に移動する間に、現像処理液により現像される。現像された感光材料20は、感光材料搬送手段によって現像処理部33から乾燥処理部34に搬送され、該乾燥処理部34内を矢印A4 方向に移動しつつ乾燥され、焼付装置31より取り出される。 【0034】次に、本実施の形態にかかる光変調手段としてのDMD3の構成について具体的に説明する。図2(a)は、DMD3の概略構成を説明するための平面図である。DMD3は、図2(a)に示すように、ミラー面が略長方形をなす板状の外形を有しており、枠部24に略長方形のマイクロミラー部25が配置された構成となっている。 【0035】図2(b)は、上記マイクロミラー部25にマトリクス状に配置された画素部の配列を示すための拡大図である。同図のように、マイクロミラー部25は、多数のマイクロミラーからなる画素部16が、縦方向および横方向にマトリクス状に配列されている。 【0036】各画素部16は、紙面横方向(感光材料幅方向に対応する)の寸法D1 および紙面縦方向(感光材料搬送方向に対応する)の寸法H1 が、ともに約16μm程度の略正方形をなしている。また、各画素部16間の距離は、横方向の間隔D2および縦方向の間隔H2 が、ともに約1μm程度となるように配列されている。上記DMD3(SXGA規格)のマイクロミラー部25には、画素部16が、横方向に1280個、縦方向には、1024個配列されている。 【0037】図2(c)は、図2(a)におけるA−A’線矢視断面の部分拡大図である。同図に示すように、各画素部16a、16bは、それぞれ、ミラープレート17が、支柱19を介してヨーク18により支持された構成を有している。ミラープレート17は、反射率の高い、たとえばアルミニウム等からなっている。ヨーク18は、連結構造を介して基板21上に回動可能に連結されている。また、基板21上において各ヨーク18の下方に対応する位置には、各ミラープレート17の動きを独立に制御する、図示しないメモリ素子が配置されている。 【0038】上記メモリ素子に通電すると、ヨーク18は、その一端部がメモリ素子の静電作用により基板21に当接するまで回動する。図2(c)の画素部16aは、そのような回動後の状態を示している。この状態において、ミラープレート17の法線S1 は、鉛直線S0 に対して所定の角度θだけ上記回動に伴って傾斜する。すなわち、画素部16aに対し入射する光の反射面(広がり面)が、θだけ紙面左側に傾くこととなる(以下、画素部16のこの状態を「オン」という)。このとき、画素部16aの反射光は焼付レンズ5に入射し、感光材料20上に照射され、これにより、上記画素部16aに対応する感光材料20上の露光領域に露光画素が焼き付けられる。 【0039】一方、上記メモリ素子が通電されないときは、たとえば、図2(c)に示す画素部16bのように、ミラープレート17の法線S2 は、鉛直線S0 に対して所定の角度θ(−θ)をなすように、その一端部が基板20に当接するまで回動して傾斜する。すなわち、ミラープレート17の反射面が、θだけ紙面右側に傾くこととなる(以下、画素部16のこの状態を「オフ」という)。このとき、画素部16bの反射光は、焼付レンズ5および感光材料20上には照射されず、図示しない光吸収板によって吸収される。 【0040】DMD3は、以上のように画像データに基づいて、各画素部16のオン・オフ状態を、該画像に対応するように切り換える。つまり、DMD3のマイクロミラー部25は、各画素部16を1画素(1ピクセル)とする画像を表示する。ここで、各画素部16のオン・オフの切り換えに要する時間は、およそ10マイクロ秒である。 【0041】ここで、本実施の形態の焼付装置31における露光焼付処理部32の、より具体的な構成について説明する。図3は、上記露光焼付処理部32の概略構成を示す説明図である。 【0042】焼付装置31は、図3に示すように2つの露光系により構成されている。すなわち、DMD3a、フィルター6a、および焼付レンズ5aからなる第1の露光系と、DMD3b、フィルター6b、および焼付レンズ5bからなる第2の露光系とが、X方向に所定の間隔をあけて配置されている。なお、この場合、感光材料は、Y方向に搬送される。なお、上記各露光系は、上記の他に、光源およびBGR回転フィルタを含むその他の光学系も備えている。 【0043】上記第1の露光系と第2の露光系とのそれぞれに対応する、感光材料20上の露光領域(露光が可能な領域)は、互いに、X方向に沿って隣接している。次に、本発明の特徴点であるグラデーション状のフィルター6a・6b(調光手段)を用いた光量補正を行うことによって、上記2つの露光領域の隣接部2、すなわち、つなぎ目における画像濃度差を緩和または解消する機構について以下に説明する。 【0044】フィルター6aおよび6bは、それぞれ図示しない支持部材によって、DMD3から出射した光(反射光)4aおよび4bが焼付レンズ5に至るまでの光路上に、X方向に沿って往復移動可能に挿入されている。図4は、DMD3bおよびフィルター6bを、焼付レンズ5b方向から見た図である。 【0045】同図に示すように、フィルター6bは、感光材料20における上記隣接部2側に対応する3bの画素部16からの反射光4bが通過する位置に配置されている。また、フィルター6bは、光透過性を有する部材から主に構成されていると共に、露光画像1bの外側から隣接部2に向かう方向に対応して、徐々にフィルター6bの光の透過率が低下するようにグラデーション状に処理がなされている。また、その透過率の変化量は、フィルター6bを用いて露光を行った場合にユニフォーミティが急激に崩れない所定の範囲内に設定されている。 【0046】また、フィルター6aについてもフィルター6bと同様の構成および配置となっている。すなわち、フィルター6aは、感光材料20における上記隣接部2側に対応する3aの画素部16からの反射光4aが通過する位置に配置されている。また、フィルター6aは、光透過性を有する部材から主に構成されていると共に、露光画像1aの外側から隣接部2に向かう方向に対応して、徐々にフィルター6aの光の透過率が低下するようにグラデーション状に処理がなされている。また、その透過率の変化量は、フィルター6aを用いて露光を行った場合にユニフォーミティが急激に崩れない所定の範囲内に設定されている。従って、6a、6bにおいて光の透過率が低下する方向は、互いに逆方向となっている。 【0047】上記のようなグラデーション状のフィルター6を用いて光量補正を行う場合の動作について以下に説明する。 【0048】図3において、図示しない光学系からの光が、DMD3のマイクロミラー部25に入射する。DMD3には、画像データに基づいた画像が表示されている。たとえば、DMD3bにおいては、図4の斜線部で示すように、X方向にライン状に画像が表示されている。すなわち、画像データに基づいて各画素部16のミラープレート17の反射面が傾斜し、その傾斜角度に従って、各反射光が焼付レンズ5に入射し、または、入射することなく吸収される。 【0049】DMD3bから反射した反射光4bのうち、隣接部2付近に対応する光は、フィルター6bを通過することにより、その光量が6bの位置に応じて調節される。すなわち、フィルター6bを通過する光のうち、より光の透過率の低い部分を透過する光は、光量がより低下することとなるので、隣接部2および該隣接部2付近に照射される光の光量は、そのグラデーションのパターンに従って徐々に(滑らかに)低下することとなる。これに伴い、隣接部2付近に焼き付けられる露光画像1bの画像濃度は、上記つなぎ目に近づくにつれて滑らかに薄くなる。 【0050】また、第1の露光系においても上記と同様に、フィルター6aの位置に応じて透過量の調整された光によって隣接部2付近に焼き付けられる1aの画像濃度は、上記つなぎ目に近づくにつれて滑らかに薄くなる。 【0051】従って、仮にフィルター6が挿入されていない場合に、両露光領域それぞれに焼き付けられる露光画像1aおよび1bの画像濃度に濃度差が存在しても、フィルター6を用いてその位置をそれぞれ調節することにより、該濃度差が緩和または解消されるので、つなぎ目が目立たず画質が向上する。 【0052】上記光量補正の機構を、図5(a)〜(e)に基づきより詳細に説明する。図5(a)〜(e)は、上記露光画像1aおよび1bの画像濃度と、感光材料幅方向における位置との関係を示したグラフである。いずれのグラフも、感光材料幅方向中央部分を境界(つなぎ目)として、露光画像1aおよび1bが、それぞれ、紙面の左右の領域に一定の濃度勾配を有する画像として示される。なお、感光材料幅方向に並べて配置された複数の露光画像をつなぎ合わせる場合、上記つなぎ目は、通常感光材料20の上記中央部分に発生する。 【0053】図5(a)〜(c)は、いずれも、両露光画像1aおよび1bにおいて濃度差が存在し、そのために両者のつなぎ目において明確な濃度差が生じている場合を示している。これらの場合は、つなぎ目における明確な濃度差により該つなぎ目が肉眼等で明確に認識される結果、画質が低下する。 【0054】図5(a)では、紙面右側の露光画像(露光画像1bに対応する)のつなぎ目における濃度が、左側の露光画像(露光画像1aに対応する)の濃度に比べて濃くなっている。この場合、図4に示すように、露光画像1bのつなぎ目付近、すなわち、露光画像1aとの隣接部2に対応する適当な位置にフィルター6bを配置する。そして、フィルター6bをX方向に沿って適宜往復移動させ、つなぎ目付近で露光画像1aと1bとの濃度が一致する位置、または、目視によりつなぎ目が目立たなくなる位置(フィルター最適位置)を決定する。 【0055】上記のように位置決めすると、フィルター6bは、光の透過率がつなぎ目付近に近づくに従って低下するよう構成されているので、焼き付けられる露光画像の画像濃度もこれに伴って、図5(a)に破線で示すように、つなぎ目付近に向かって徐々に低下する。この結果、本来は顕著であった両露光画像1a、1bの濃度差が、つなぎ目付近で滑らかに緩和され、つなぎ目で一致するので、濃度差によるつなぎ目が目立つことがなく画質が向上する。 【0056】図5(a)に示す場合と同様にして、図5(b)および(c)についても破線で示すように光量を滑らかに低下させて濃度差を緩和あるいは解消することができる。すなわち、感光材料幅方向に対応する方向に沿って、つなぎ目付近に近づくにつれて光の透過率が徐々に低下したフィルター6を用いて、高濃度側の画像濃度を低下させることにより、複数ある表示画像に対応した複数の露光画像のつなぎ目における画像濃度の差を緩和または解消し、画質を向上させることができる。 【0057】上記のように、露光画像のつなぎ目が目立つ理由は、該つなぎ目において、急激な濃度の変化が存在するためである。従って、つなぎ目付近で徐々に画像濃度が変化している場合は、目視した場合にその濃度変化が目立たなくなる。すなわち、本実施の形態にかかる焼付装置31では、上記つなぎ目付近において画像濃度を徐々に変化させた場合、つなぎ目付近での濃度差が視覚的に認識し難くなることを利用して画質を向上させるべく、光の透過率がグラデーション状に設定されたフィルター6が用いられる。 【0058】また、フィルター6を感光材料幅方向に適宜往復移動させてフィルター最適位置を決定するという操作ですむので、複数ある露光画像のつなぎ目における画像濃度の調整が容易となり、調整時間も短縮される。より具体的には、まず、予め、焼付レンズ5や光源ランプ等の光学パーツの位置を調節することである程度濃度の合わせ込みを行い、ある程度のユニフォーミティを得ておく。次いで、フィルター6を用いて位置決めを行うことにより濃度差を緩和または解消する。このような手順を採用することにより、つなぎ目が目立たなくなると共に、ユニフォーミティが大きく崩れることがなく、最適な露光画像を得ることができる。また、フィルター6の位置調整のみで、容易につなぎ目の濃度差を緩和または解消することができる。 【0059】図5(a)〜(c)では、フィルター6aまたは6bのいずれかを光量補正(画像濃度補正)に用いる構成を示した。各図に示すように、フィルター6による調光を用いた光量補正においては、DMD3aまたは3bのいずれか一方からの光量がより高くなり、従って露光画像の画像濃度がより高くなるいずれか一方の光の光量のみ、フィルター6を用いて低下させることがより効率的であり好ましい。これは、2つあるDMD3からの光のいずれについても光量低下を行うこととすると、隣接部2付近で光量が急激に低下し、却って画質が悪化する場合が生じるためである。 しかしながら、露光画像1aと1bとの濃度差の現れ方、たとえば、両露光画像の濃度勾配の状態によっては、より滑らかに濃度差を緩和させるために、フィルター6aおよび6bの両方を用いて調光を行う構成としてもよい。この場合、フィルター6aと6bとは、充分離れて配置されているので、フィルター最適位置を決定するためにたがいにX方向に沿って移動させた場合であっても、光路上において互いに重なり合うことはない。 【0060】なお、フィルター6aおよび6bの両方を用いる場合、露光画像1aと1bとの濃度差をより最適に緩和または解消させるために、フィルター6aおよび6bのX方向に沿った移動量をそれぞれ異ならせることよりフィルター最適位置を決定することが好ましい。フィルター6aおよび6bが同じ移動量であれば露光画像1aと1bとに対応する光量が同程度に低下して結局光量差および濃度差が解消されない事態が生じるが、上記のように、両露光画像の濃度差を最小にするようにフィルター6aおよび6bの移動量を異ならせれば、そのような問題を解消できる。 【0061】一方、図5(d)および(e)は、両露光画像において多少の濃度差は存在するものの、両者のつなぎ目における濃度差がなく、その結果、一定の画質が維持される場合である。従って、これらの場合には、上記フィルター6を用いた光量補正は行う必要性が少ない。 【0062】しかしながら、図5(d)に示すような濃度勾配、すなわち、両露光画像1a、1bともに画像の外側から隣接部に近づくに連れて濃度が低下する濃度勾配を示す場合であっても、その濃度勾配が大きいために、つなぎ目が目立つ現象が起こり得る。このような場合は、フィルター6による隣接部2での調光を行うよりもむしろ、フィルター6を画像の外側に対応する位置に設けて、画像の外側付近に対応する光に対して調光を行う必要性が生じる。つまり、画像の外側に向かう方向に光の透過率を低下させるようにフィルター6aおよび6bを画像の外側に対応する位置に配置し、外側付近の画像濃度を低下させることにより、相対的につなぎ目付近の濃度差を目立たなくさせる方法を用いることが好ましい。 【0063】以上の光量補正において、フィルター6を用いて上記両露光領域の画像濃度をつなぎ目付近で一致させるために濃度差を検出する具体的な方法としては、たとえば、(1)均一グレーの原稿画像を用いて露光を行い、濃度計でプリント濃度を測定する方法:(2)スキャナで露光画像を取り込んで濃度差を検出する方法:(3)露光を行うことなく、光量センサを感光材料20の位置に設置し、光量差を検出する方法:等を挙げることができる。 【0064】ところで、フィルター6により上記つなぎ目における両露光画像の濃度差を最小限に抑えるために、フィルター6の最適位置の決定(フィルター6の位置決め)を行う必要がある。かかる場合、最適位置は、つなぎ目付近の濃度差の状態によって、また、フィルター6に施された光の透過率の変化の度合いによって変化する。従って、図5(a)〜(c)に破線で示したように、濃度差が滑らかに緩和されるような最適位置は、用いるDMD3およびフィルター6に応じて、上記(1)〜(3)等の濃度検出方法を用い適宜決定すればよい。 【0065】また、つなぎ目において両露光領域の画像濃度を一致させる方法としては、図5(a)〜(c)に破線で示したように、フィルター6a・6bのうち、画像濃度が高い露光領域に対応する側のみを用いて光量を低下させることで濃度差をなくし、つなぎ目付近で画像濃度を一致させる方法が、より好ましい。 【0066】本実施の形態では、DMD3aとDMD3bとの2個のDMDを用いる構成について説明した。しかしながら、DMD3を1個のみ用いる場合でも上記フィルター6を用いた光量補正を行う場合が考えられる。図6(a)、(b)は、そのような場合の一例を示した説明図である。図6(a)に示すDMD3には、複数の画像表示部が備えられている。図中1Aおよび1Bは、それぞれ、露光画像1aおよび1bに対応する画像を表示している。 【0067】上記1Aおよび1Bからの反射光は、ミラーやレンズ等からなる光学系を介して、それぞれ、図6(b)に示す感光材料20上の位置に照射されるようになっている。従って、図6(a)に示すように露光画像1aと1bとの隣接部2に対応する位置にフィルター6aおよび6bを配置し、適宜フィルター最適位置を決定することによって、上記と同様にして光量補正を行うことができる。 【0068】図10は、上記図6(a)に示すDMD3の画像1Aおよび1Bからの反射光が図6(b)に示す露光画像1aおよび1bとして照射される光学系を示した説明図である。同図に示すように、1Aから反射された画像光L2aは、焼付レンズ5を経由して画像光L3aとなり、それぞれ感光材料20面に対して所定角度で傾斜している第1下側ミラー44aおよび第1上側ミラー45aによって反射され、この後、感光材料20に露光画像1aとして照射される。他方、1Bから反射された画像光L2bは、焼付レンズ5を経由して画像光L3bとなり、それぞれ感光材料20面に対して所定角度で傾斜している第2下側ミラー44bおよび第2上側ミラー45bによって反射され、この後、感光材料20に露光画像1bとして照射される。 【0069】図6(b)に示すように、上記の場合は、露光画像1aと1bとは、X方向に一列に並んで、かつ隣接部2において隣接して感光材料20上に結像されるので、感光材料幅が従来と同様であれば、露光画像の感光材料幅方向の画素密度がほぼ2倍となるため、解像度がほぼ2倍に高められる。また、解像度を従来と同様にすれば、およそ2倍の幅の感光材料20に露光処理ないしは焼付処理を施すことができる。 【0070】なお、DMD3の数は、上記に限らず、たとえば、3個以上用いる構成としてもよい。すなわち、露光系を3個以上並べて配置し、各露光系による露光画像をX方向に並べる構成としてもよい。この場合、両端を除く露光系の光路中には、露光画像の両端(両方のつなぎ目)に対応する2つの光量補正用のフィルターが配置されることになる。 【0071】本実施の形態のフィルター6のグラデーションの度合い、すなわち、光の透過率の変化の度合いは、ユニフォーミティが大きく崩れない範囲であればとくに限定されず、用いるDMD3により発生し得る濃度差の範囲内で適宜設定すればよい。 【0072】また、フィルター6の種類としては、特に限定されないが、たとえば、ND(Neutral Density )フィルター;YMC(Yellow, Magenta, Cyan)フィルター;BGRフィルター;等が挙げられる。 【0073】通常、光の透過率のグラデーションを施した調光フィルターを用いた場合、透過させる光の波長によっては、光量の低下率が異なる場合が多い。しかしながら、上記例示のフィルターのうち、NDフィルターは、全波長の範囲の可視光において同様に光量補正を行うことができるので、各単色光毎に調光を行う必要がなく、さらに光量補正が容易になり調整時間が短縮されると共により高画質のカラー画像を得ることができる。 【0074】一方、上記YMCフィルターやBGRフィルターは、各色成分毎に調光を行うことができるフィルターである。たとえば、図7には、YMCフィルターが図示されている。Y、M、C各フィルターは、それぞれY、M、Cの各色の濃度が感光材料幅方向に対応する方向に沿ってグラデーション状に徐々に変化した構成を有している。同図に示すように、Y、M、C各フィルターが光路上に互いの面を平行にして挿入されるように各フィルターを配置する。そして、上記グラデーションの方向は、感光材料20上の露光画像の外側から隣接部に近づくにつれて各色光の透過率が低下する方向に設定されている。 【0075】上記の構成において、Y、M、C各フィルターの移動量を適宜決定し、フィルター最適位置を求める。すなわち、上記のような構成とすることで、DMD3からの光の光量補正を各色成分毎に行うことができるので、より高画質のカラー画像を得ることができる。 【0076】なお、本実施の形態では、光変調手段としてDMD3を用いているが、光変調手段は、これに限らず、反射型あるいは透過型の各種デジタル式の画像表示装置を用いることができる。たとえば、反射型LCD、透過型LCD、透過型PLZTパネル、CRT等を用いることができる。また、これらの画像表示相対を組み合わせて露光処理を施すようにしてもよい。 【0077】 【発明の効果】請求項1の焼付装置は、以上のように、画像データに基づいて各画素部毎に光源からの光を変調することにより、前記画像データに基づく画像を表示する少なくとも一つの光変調手段と、前記少なくとも一つの光変調手段によって表示される複数の表示画像を感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像として焼き付ける露光手段とを備える焼付装置であって、前記複数の露光画像の隣接部において該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させる、調光手段を備えている構成である。 【0078】それゆえ、上記調光手段は、複数の露光画像間の画像濃度差を低減させることができるので、上記複数の表示画像のそれぞれに起因する露光画像の濃度差を緩和または解消することができる。従って、各露光画像間の隣接部、つまり、つなぎ目を目立たなくするための、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、画質を向上させることができるという効果を奏する。 【0079】請求項2の焼付装置は、以上のように、前記調光手段は、前記光変調手段と前記感光材料との間の光路上において、前記所定方向に対応する方向に沿って移動可能に配置された調光フィルターであって、該調光フィルターは、前記所定方向に対応する方向に沿って光の透過率が変化してなる構成である。 【0080】それゆえ、上記調光フィルターは、光変調手段から反射された光の透過量が、上記所定方向に沿って変化する。また、上記調光フィルターは、該方向に沿って移動可能に配置されているので、露光画像間の濃度差を低減するに最適な位置に調光フィルターを移動させることができるため、調光フィルターの位置調整だけでつなぎ目の濃度を調整することができ、露光画像の濃度調整がさらに容易となるという効果を奏する。 【0081】請求項3の焼付装置は、以上のように、前記調光フィルターは、該調光フィルターを透過する光が感光材料上に照射される位置が感光材料幅方向に沿って前記複数の露光画像間の隣接部に近づく方向に対応して、光の透過率が徐々に低下するように設定されている構成である。 【0082】それゆえ、調光フィルターを透過する光の照射位置が上記隣接部に近づくに従って感光材料への光の照射量が低下する。このため、隣接部において露光画像間で画像濃度差が存在している場合に、画像濃度の高い方の露光画像を低下させて画像濃度差を緩和または解消することができる。これにより、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、複数の露光画像のつなぎ目が目立たなくなるので画質を向上させることができるという効果を奏する。 【0083】請求項4の焼付装置は、以上のように、前記調光フィルターが、NDフィルターである構成である。 【0084】それゆえ、各単色光毎に調光を行う必要がなく、さらに光量補正が容易になり調整時間が短縮されると共に、より高画質のカラー画像を得られるという効果を奏する。 【0085】請求項5の焼付装置は、以上のように、前記調光フィルターが、所定の波長成分の光毎に調光を行う構成である。 【0086】それゆえ、前記調光フィルターが、各色成分毎に調光を行うことができる。光変調手段からの光の光量補正を各色成分毎に行うことができるので、より高画質のカラー画像を得られるという効果を奏する。 【0087】請求項6の焼付方法は、以上のように、感光材料上に所定方向に沿って互いに隣接した複数の露光画像を焼き付ける焼付方法において、前記互いに隣接した複数の露光画像の隣接部において、該複数の露光画像間の画像濃度差を低減させる構成である。 【0088】それゆえ、前記互いに隣接した複数の露光画像の隣接部において、該複数の露光画像間の画像濃度差が低減されるので、上記隣接部において露光画像の濃度差を緩和または解消することができる。これにより、露光画像のつなぎ目部分の濃度調整が容易になり調整時間が短縮されると共に、複数の露光画像のつなぎ目が目立たなくなるので画質を向上させられるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135313 【氏名又は名称】ノーリツ鋼機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月24日(2000.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080034 【弁理士】 【氏名又は名称】原 謙三
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| 【公開番号】 |
特開2001−305665(P2001−305665A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−123232(P2000−123232) |
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