| 【発明の名称】 |
液晶プロジェクタ |
| 【発明者】 |
【氏名】寺見 浩二
【氏名】沖野 俊行
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、液晶プロジェクタに異常が発生した場合、即座にこれを回復できるようにし、投影用ランプの温度が下がるまで1分から2分待つ煩わしさを解消することができる液晶プロジェクタを提供することを目的とする。
【解決手段】液晶プロジェクタの制御部としてマイクロコンピュータが用いられており、液晶の映像を投影するための投影用ランプとこの投影用ランプの冷却用ファンを備えた液晶プロジェクタにおいて、マイクロコンピュータの動作をリセットするためのリセットスイッチ、ならびに液晶プロジェクタがパワーオンモードである場合において、リセットスイッチがオンせしめられたときに、投影用ランプと冷却用ファンとを停止させることなく、その他の回路およびマイクロコンピュータを初期化させる異常回復手段を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液晶プロジェクタの制御部としてマイクロコンピュータが用いられており、液晶の映像を投影するための投影用ランプとこの投影用ランプの冷却用ファンを備えた液晶プロジェクタにおいて、マイクロコンピュータの動作をリセットするためのリセットスイッチ、ならびに液晶プロジェクタがパワーオンモードである場合において、リセットスイッチがオンせしめられたときに、投影用ランプと冷却用ファンとを停止させることなく、その他の回路およびマイクロコンピュータを初期化させる異常回復手段、を備えていることを特徴とする液晶プロジェクタ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は液晶プロジェクタに用いられる処理に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、液晶プロジェクタにおいては、明るさの性能向上に向けて液晶の映像をスクリーンに投影するための投影用ランプの高輝度化が図られてきた。また、小型化への傾向もある。 【0003】一方、液晶プロジェクタの電気回路には、パソコンの高性能化により高解像度への対応と高機能化が要求されており、集積度の高い半導体が使用される傾向にあり、その電源電圧は低いものになっている。 【0004】液晶の映像をスクリーンに投影するための投影用ランプとしては、メタルハライド投影用ランプや超高圧水銀投影用ランプが使用されており、点灯時にはノイズが発生する。このノイズは、投影用ランプの高輝度化に伴い抑制されるどころか大きくなる傾向にある。さらに液晶プロジェクタの小型化に伴いこの投影用ランプが電気回路に接近する傾向にある。 【0005】集積度の高い半導体を使用している電気回路の電源電圧は、3.3Vが主流になってきている。この状態では、投影用ランプ点灯時のノイズが電気回路に影響を及ぼし誤動作を起こすおそれがある。マイクロコンピュータ(マイコン)の場合、誤動作を起こすと一度電源をオフにするか、リセットをかけなければ、その誤動作が回復しない場合がある。 【0006】一般の設定であれば、電源を一旦オフにした後オンにするか、近年のパーソナルコンピュータのようにリセットスイッチを押すことにより、この状態は回復できるが、液晶プロジェクタの場合、この操作を行うと投影用ランプが一旦消灯してしまう。メタルハライド投影用ランプや超高圧水銀投影用ランプは、一度消灯すると、すぐに再点灯できない。投影用ランプ内の温度が下がるまで1分から2分待つ必要がある。 【0007】これは、リセットスイッチを設けてマイコンをリセットした場合でも同様で、液晶プロジェクタは投影用ランプが消灯した待機状態となるため、再度動作させようとした場合1分から2分待つ必要がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、液晶プロジェクタに異常が発生した場合、即座にこれを回復できるようにし、投影用ランプの温度が下がるまで1分から2分待つ煩わしさを解消することができる液晶プロジェクタを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は、液晶プロジェクタの制御部としてマイクロコンピュータが用いられており、液晶の映像を投影するための投影用ランプとこの投影用ランプの冷却用ファンを備えた液晶プロジェクタにおいて、マイクロコンピュータの動作をリセットするためのリセットスイッチ、ならびに液晶プロジェクタがパワーオンモードである場合において、リセットスイッチがオンせしめられたときに、投影用ランプと冷却用ファンとを停止させることなく、その他の回路およびマイクロコンピュータを初期化させる異常回復手段を備えていることを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。 【0011】図1は、液晶プロジェクタの構成を示している。 【0012】マイコン1は、主に液晶プロジェクタ回路(信号処理回路)8を制御する。また、マイコン1は、液晶の映像をスクリーンに投影するための投影用ランプ4のオン/オフの制御、投影用ランプ4の冷却用ファン6のオン/オフの制御および液晶プロジェクタ回路8のパワーオン(POWER ON) /スタンバイのモード切替制御のために、ランプ電源回路3、ファン電源回路5およびプロジェクタ回路用電源7に接続されている。また、マイコン1は、液晶プロジェクタの状態を記憶するために不揮発性メモリであるEEPROM10を備えている。 【0013】また、マイコン1のNMI端子には、リセットスイッチ2が接続されている。マイコン1には、コントロール部のキー(KEY SW)およびリモコンからなる操作部9によって、ユーザからの指令が入力される。 【0014】このような構成において、マイコン1に電源が入力されると、マイコン1は、液晶プロジェクタ回路8をスタンバイモードに設定する。すなわち、投影用ランプ電源回路3、ファン電源回路5およびプロジェクタ回路用電源7をすべてオフ状態に設定する。 【0015】この後、操作部9によって、パワーオンの操作が行われると、マイコン1は、液晶プロジェクタ回路8をパワーオンモードに設定する。すなわち、投影用ランプ電源回路3、ファン電源回路5およびプロジェクタ回路用電源7のすべてをオン状態に設定する。また、パワーオンの操作が行われると、液晶プロジェクタ回路8がパワーオンモードであることを示す情報をラストパワーモード情報としてEEPROM10に記憶する。 【0016】一方、操作部9によって、パワーオフの操作が行われると、マイコン1は、液晶プロジェクタ回路8をスタンバイモードに設定する。すなわち、投影用ランプ電源回路3、ファン電源回路5およびプロジェクタ回路用電源7をすべてオフ状態に設定する。また、パワーオフの操作が行われると、液晶プロジェクタ回路8がスタンバイモードであることを示す情報をラストパワーモード情報としてEEPROM10に記憶する。 【0017】液晶プロジェクタ回路8がパワーオンモードである場合において、何らかの異常状態が発生した場合には、ユーザはリセットスイッチ2を押す。リセットスイッチ2が押されると、マイコン1のプログラムは、強制的にNMI割り込み番地に飛び、その番地にある異常回復処理プログラムを実行する。NMI端子は、ノンマスカブル割り込み端子でプログラムに影響されることなく割り込み動作が実行されるものでノイズにより誤動作が発生し異常状態になっても影響されない。 【0018】図2は、リセットスイッチ2が押されたときに実行される異常回復処理手順を示している。 【0019】ここでは、リセットスイッチ2は、液晶プロジェクタ回路8がパワーオンモードである場合に押される場合と、液晶プロジェクタ回路8がスタンバイモードである場合に押される場合とがあることを前提としている。 【0020】異常回復処理では、まずマイコン1のRAM(図示略)がクリアーされる(ステップ1)。そして、この際、投影用ランプ電源回路3の制御用ポートとファン電源回路5の制御用ポートとを除いて、入出力ポートが初期化される(ステップ2)。 【0021】これにより、液晶プロジェクタ回路8がパワーオンモードである場合にリセットスイッチ2が押された場合には、投影用ランプ4を消灯することなくかつファン6を停止させることなく、マイコン1を初期化することができる。つまり、投影用ランプ4を消灯することなくかつファン6を停止させることなく、マイコン1の異常状態を回復させることができる。また、液晶プロジェクタ回路用電源7は、オフ状態に初期化されるために液晶プロジェクタ回路8の半導体への電源が切れ、異常状態は解消される。 【0022】液晶プロジェクタ回路8がスタンバイモードである場合にリセットスイッチ2が押された場合には、投影用ランプ4およびファン6はオフ状態を維持することは言うまでもない。 【0023】この後、EEPROM10からラストパワーモード情報が読出される(ステップ3)。そして、読出されたラストパワーモード情報に基づいて、リセットスイッチ2が押される前のパワーモード(パワーオンモードかスタンバイモードか)が、判定される(ステップ4)。 【0024】リセットスイッチ2が押される前のパワーモードが、パワーオンモードであったと判定された場合には、液晶プロジェクタ回路8をパワーオンモードに戻す(ステップ5)。そして、異常回復処理を終了する。 【0025】リセットスイッチ2が押される前のパワーモードが、スタンバイモードであったと判定された場合には、液晶プロジェクタ回路8をスタンバイモードに戻す(ステップ6)。そして、異常回復処理を終了する。 【0026】 【発明の効果】この発明によれば、液晶プロジェクタに異常が発生した場合においても、投影用ランプをオフさせることなく異常を回復させることができるので、投影用ランプを冷却するための待ち時間が必要なく、速やかにこの異常状態を回復させることができるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086391 【弁理士】 【氏名又は名称】香山 秀幸
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| 【公開番号】 |
特開2001−305659(P2001−305659A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−124601(P2000−124601) |
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