| 【発明の名称】 |
プロジェクター装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 正次
|
| 【要約】 |
【課題】電源オフ等により映像プロジェクター部による表示ができない状態であることをスクリーンの監視によって認識可能なプロジェクター装置を得る。
【解決手段】映像信号以外の付加情報をスクリーン2に投射するための付加情報光出力部6を、映像投射光路4を阻害しない位置に設け、映像プロジェクター部1のOSD機能を使用せずにスクリーン2上に付加情報を表示する。例えば、電源オフの場合、システム制御部5は付加情報光出力部6のスタンバイ表示LED7を点灯し、スタンバイ状態になったことをスクリーン2に表示する。また、ランプ切れ等の故障により映像プロジェクター部1による表示が不可能である場合、システム制御部5はその故障を検出し、付加情報光出力部6の異常警告LED8を点灯し、故障状態になったことをスクリーン2に表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 映像信号を光出力として投射する映像プロジェクター部と、この映像プロジェクター部を制御するシステム制御部と、上記投射映像を投影するためのスクリーンを備えたプロジェクター装置において、上記システム制御部によって制御され、上記映像信号以外の付加情報を上記スクリーンに投射する光出力部を、上記投射映像の投射光路を阻害しない位置に設けたことを特徴とするプロジェクター装置。 【請求項2】 光出力部は、発光ダイオード等の光出力デバイスより構成されていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクター装置。 【請求項3】 光出力部は、電源オフまたは故障等により映像プロジェクター部による表示ができない状態の時に点灯し、上記の状態であることをスクリーンに表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクター装置。 【請求項4】 光出力部は、光出力をスクリーン上に集光させるための集光レンズを前面に有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。 【請求項5】 システム制御部は、遠隔操作機により遠隔操作され、光出力部は、上記遠隔操作機からの信号を受信する受信部の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクター装置、特にその付加情報の表示に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のプロジェクター装置の構成を図3を用いて説明する。図において、1はプロジェクター装置の主要目的である映像信号の表示を行うために映像信号を光出力として投射する映像プロジェクター部、2は投射映像を投影するためのスクリーン、3は投射映像をスクリーン2に導くためのミラー、4は映像投射光路(ハッチング部)、5は映像プロジェクター部1を制御し、プロジェクター装置としての機能を実現するためのシステム制御部、10はシステム制御部5に対して遠隔操作を行うための遠隔操作機(図示せず。以下リモコンと称す)からの信号を受光するリモコン受光部、11はリモコン受光窓、12はリモコン受光窓11までのリモコン信号の経路を示すリモコン受光経路を示している。 【0003】次に、動作を説明する。通常使用状態では、映像プロジェクター部1から投射された映像は、ミラー3により反射されスクリーン2に投影される。映像プロジェクター部1にはオンスクリーンディスプレイ機能(以下OSD機能と略す)があり、選択チャンネル、入力信号の有無、入力信号の種類やフォーマット、映像ミュート中等の映像情報以外の主たる付加情報をスクリーン2に表示することができる。入力チャンネルの切替えや表示映像の画質調整等、プロジェクター装置に対する一般的な操作は、リモコンによってリモコン受光部10に信号を送り、この信号を受けたシステム制御部5が映像プロジェクター部1を制御することにより実現される。 【0004】一方、映像プロジェクター部1の電源が切れていたり、投射のための光源ランプが消灯しているスタンバイ状態、または投射のための光源ランプが切れている等、映像プロジェクター部1の故障によりOSD機能によるスクリーンへの表示ができない状態であることを明示するためには、本体にインジケータを設けるか、または外部の表示装置、例えば外部コントローラーの表示部等を使用していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプロジェクター装置では、上記のような方法で付加情報の表示を行っていたので、スクリーン2を監視するだけでは、映像プロジェクター部1によるスクリーン2への表示ができない状態であることを認識することができなかった。特に、複数のプロジェクター装置で大画面を構成するマルチビジョン装置や、業務用、産業用のボックス型リアプロジェクター装置においては、多くの場合、スクリーン2のみが監視可能な状態に露出され、スクリーン2以外の部分は通常使用状態においては物理的に監視不可能である。従って、スクリーン2の外部に別に表示装置を設け、その表示を確認するという作業を行わなければ、装置がスタンバイ状態であるか否か、装置が故障しているか否かといったごく基本的且つ重要な情報を知り得ないという大きな問題があった。 【0006】本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、電源オフまたは故障等により映像プロジェクター部による表示ができない状態であることを、スクリーンの監視によって認識可能なプロジェクター装置を得ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係わるプロジェクター装置は、映像信号を光出力として投射する映像プロジェクター部と、この映像プロジェクター部を制御するシステム制御部と、投射映像を投影するためのスクリーンを備えたプロジェクター装置において、システム制御部によって制御され、映像信号以外の付加情報をスクリーンに投射する光出力部を、投射映像の投射光路を阻害しない位置に設けたものである。また、光出力部は、発光ダイオード等の光出力デバイスより構成されているものである。また、光出力部は、電源オフまたは故障等の異常により映像プロジェクター部による表示ができない状態の時に点灯し、このような状態であることをスクリーンに表示するものである。さらに、光出力部は、光出力をスクリーン上に集光させるための集光レンズを前面に有するものである。また、システム制御部は、遠隔操作機により遠隔操作され、光出力部は、遠隔操作機からの信号を受信する受信部の近傍に設けられているものである。 【0008】 【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態1であるプロジェクター装置の構成を示す正面図、図1(b)は側面図である。図において、1は映像信号を光出力として投射する映像プロジェクター部、2は投射映像を投影するためのスクリーン、3は投射映像をスクリーン2に導くためのミラー、4は投射映像の投射光路である映像投射光路(ハッチング部)、5は映像プロジェクター部1を制御し、プロジェクター装置としての機能を実現するためのシステム制御部で、リモコン(図示せず)による遠隔操作が可能である。また、6は映像信号以外の付加情報をスクリーン2に投射する付加情報光出力部で、システム制御部5によって制御されている。さらに、7は映像プロジェクター部1の電源が入っていない状態または投射のための光源ランプが消灯していることを示すためのスタンバイ表示発光ダイオード(以下スタンバイ表示LEDと記す)、8は投射のための光源ランプが切れている等、映像プロジェクター部1の故障によりOSDを含むスクリーン2への映像表示ができない状態であることを示すための異常警告発光ダイオード(以下異常警告LEDと記す)、9はスタンバイ表示LED7および異常警告LED8からの光出力のスクリーン2までの経路を示す付加情報光投射経路である。また、10はシステム制御部5に対して遠隔操作を行うためのリモコン信号を受光するリモコン受信部となるリモコン受光部、11はリモコン受光窓、12はリモコン受光窓11までのリモコン信号の経路を示すリモコン受光経路を示している。 【0009】本実施の形態におけるプロジェクター装置は、映像信号以外の付加情報をスクリーン2に投射するための付加情報光出力部6を、映像投射光路4を阻害しない位置に設けたことを特徴としている。この付加情報光出力部6は、電源オフまたは故障等の異常により映像プロジェクター部1による表示ができない状態の時に点灯し、そのような状態であることをスクリーン2に表示するものである。なお、本実施の形態では、付加情報出力部6はスタンバイ表示LED7および異常警告LED8より構成され、リモコン受光部10の近傍に設けられている。すなわち、付加情報光出力部6およびリモコン受光部10は、映像投射光路4を阻害しない位置で、且つ付加情報光投射経路9とリモコン受光経路12がスクリーン2の範囲に収まる位置に配置されている。 【0010】次に動作を説明する。通常使用状態では、映像プロジェクター部1から投射された映像は、ミラー3により反射されスクリーン2に投影される。映像プロジェクター部1にはOSD機能があり、選択チャンネル、入力信号の有無、入力信号の種類やフォーマット、映像ミュート中等の映像情報以外の主たる付加情報をスクリーン2に表示することができる。入力チャンネルの切替えや表示映像の画質調整等、プロジェクター装置に対する一般的な操作は、リモコンによってリモコン受光部10に信号を送り、この信号を受けたシステム制御部5が映像プロジェクター部1を制御することにより実現される。また、リモコンによって電源がオフされた場合、システム制御部5は映像プロジェクター部1の電源を切り、スタンバイ状態に移行するとともにスタンバイ表示LED7を点灯し、スタンバイ状態になったことをスクリーン2に表示する。さらに、ランプ切れやその他の故障により映像プロジェクター部1による表示が不可能である場合、システム制御部5は映像プロジェクター部1の状態を監視することによりその故障を検出し、異常警告LED8を点灯し、故障状態になったことをスクリーン2に表示する。 【0011】なお、本実施の形態では、付加情報光出力部6による表示はスクリーン2の下方ほぼ中央になるように配置されているが、スクリーン2の範囲内で左右に変更することができる。また、本実施の形態による付加情報光出力部6は、スタンバイ表示LED7および異常警告LED8で構成されているが、入力チャンネルを示すLEDや映像ミュート状態を示すLED等、その他の付加情報を示すLEDを追加することもできる。さらに、LEDの発光色や明るさ、点滅等の点灯の仕方を変化させることにより単一のLEDで異なる状態を示すことも可能である。また、本実施の形態では、付加情報光出力部6をLEDにより構成したが、光出力デバイスであればLEDに限らず使用することができる。また、スタンバイ表示LED7および異常警告LED8の光出力をスクリーン2上に集光させるための集光レンズを付加情報光出力部6の前面に設けることにより、スクリーン2上での視認性を高めることができる。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、一回反射の背面投射方式のプロジェクター装置を示したが、直接投射方式、二回以上の反射方式、前面投射方式のいずれの方式の組み合わせにおいても、本発明は適用可能である。 【0012】以上のように、本実施の形態におけるプロジェクター装置によれば、映像信号以外の付加情報をスクリーン2に投射する付加情報光出力部6を設けたので、映像プロジェクター部1のOSD機能を使用せずに、スクリーン2上に付加情報を投射することができる。このため、電源オフまたは故障等により映像プロジェクター部1による表示ができない状態であることを、スクリーン2の監視により認識することができ、従来のようにスクリーン2の外部に別に表示装置を設ける必要がない。さらに、付加情報光出力部6をリモコン受光部10の近傍に配置することにより、操作者はスクリーン2のみを対象として操作と状態の認識が可能となり、優れたマンマシンインターフェースを実現できる。 【0013】実施例の形態2.図2(a)は、本発明の実施の形態2であるプロジェクター装置の構成を示す正面図、図2(b)は側面図である。図中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態では、一回反射方式の特徴を利用して、ミラー3を用いて付加情報光投射経路9およびリモコン受光経路12を垂直方向に変え、付加情報光出力部6およびリモコン受光部10の配置を変更したものである。その他の構成および動作については上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。本実施の形態によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに付加情報光出力部6およびリモコン受光部10の配置と、付加情報光投射経路9およびリモコン受光経路12に選択の自由度が与えられる。 【0014】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、映像信号を光出力として投射する映像プロジェクター部と、この映像プロジェクター部を制御するシステム制御部と、投射映像を投影するためのスクリーンを備えたプロジェクター装置において、映像信号以外の付加情報をスクリーンに投射する光出力部を、投射映像の投射光路を阻害しない位置に設けたので、映像プロジェクター部を使用せずにスクリーン上に付加情報を表示することができ、電源オフまたは故障等により映像プロジェクター部による表示ができない状態であることを、スクリーンの監視によって認識することが可能である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年4月20日(2000.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073759 【弁理士】 【氏名又は名称】大岩 増雄
|
| 【公開番号】 |
特開2001−305654(P2001−305654A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−119602(P2000−119602) |
|