| 【発明の名称】 |
カメラの表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 洋一郎
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| 【要約】 |
【課題】カメラの各撮影姿勢のもとで情報の表示を観察しやすく、表示の自由度も高く、しかも、低コストであるカメラの表示装置を提供する。
【解決手段】このカメラの表示装置は、カメラ姿勢を検出する姿勢検出手段102と、撮影情報表示用の表示手段105と、上記表示手段の表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段103と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段104とを有し、姿勢検出手段102からの姿勢信号に基づいて、第一の記憶手段103から配置情報を選択すると共に、さらに、第二の記憶手段104から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段105に出力し、表示が行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カメラを構えたときの姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、複数の情報を表示可能な表示手段と、上記姿勢信号に基づいて、上記表示手段に表示される上記複数の情報の表示形態を変更する表示制御手段と、を具備することを特徴とするカメラの表示装置。 【請求項2】 上記表示形態は、表示位置と表示の向きを与えることを特徴とする請求項1記載のカメラの表示装置。 【請求項3】 さらに、上記表示手段に表示可能な上記複数の情報の表示レイアウトを複数種類記憶する記憶手段を含み、上記表示制御手段は、上記姿勢信号に基づいて上記記憶手段に記憶された表示レイアウトの1つを選択して上記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1記載のカメラの表示装置。 【請求項4】 カメラを構えた時の姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、カメラの撮影情報と表示する表示手段と、上記表示手段に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段と、上記姿勢検出手段からの姿勢信号に基づいて、前記第一の記憶手段から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とするカメラの表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの撮影情報等を表示する表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、カメラの撮影情報等を表示する表示装置に関して特開平6−230461号公報に開示されたカメラの表示装置は、カメラの姿勢を検出してファインダ内の縦,横3箇所に配設されるファインダ内液晶表示部を切り換えて表示し、いずれのカメラの姿勢でも観察し易いようにファインダ内表示を行うものである。その表示内容は、例えば、シャッタスピ−ド,絞り等の撮影情報である。 【0003】また、特開平7−20555号公報に開示のカメラのファインダ内表示装置は、やはり、カメラの姿勢を検出してファインダの周囲に設けられた7セグメント表示部の表示形態を切り換えて表示し、同様にいずれのカメラの姿勢でも観察し易いようにファインダ内表示を行うものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の特開平6−230461号公報に開示されたカメラの表示装置においては、ファインダ視野枠の左,右辺と下辺に配される3つ(複数)の液晶表示部を切り換え手表示するものであり、3つの液晶表示部とそれぞれのドライブ回路を必要とし、コスト的に高価なものとなる。また、上記3つの液晶表示部はそれぞれ定められたパターンの表示しか行えないので表示の自由度が少ない。 【0005】また、上述の特開平7−20555号公報に開示のカメラのファインダ内表示装置においては、ファインダ視野枠の近傍に配される7セグメントの表示形態を切り換えるものであり、この装置でも定められたパターンの表示しかできず、表示の自由度が少ない。 【0006】本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、カメラの撮影時の各姿勢のもとで観察がしやすく、表示の自由度が高く、しかも、低コストであるカメラの表示装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載のカメラの表示装置は、カメラを構えたときの姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、複数の情報を表示可能な表示手段と、上記姿勢信号に基づいて、上記表示手段に表示される上記複数の情報の表示形態を変更する表示制御手段とを具備しており、上記表示制御手段の制御のもとで姿勢検出手段に出力に基づいて上記表示手段に複数の情報が表示される。 【0008】本発明の請求項2記載のカメラの表示装置は、請求項1記載のカメラの表示装置において、上記表示形態は、表示位置と表示の向きを与える。 【0009】本発明の請求項3記載ののカメラの表示装置は、請求項1記載のカメラの表示装置において、さらに、上記表示手段に表示可能な上記複数の情報の表示レイアウトを複数種類記憶する記憶手段を含み、上記表示制御手段は、上記姿勢信号に基づいて上記記憶手段に記憶された表示レイアウトの1つを選択して上記表示手段に表示するように制御する。 【0010】本発明の請求項4記載ののカメラの表示装置は、カメラを構えた時の姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、カメラの撮影情報と表示する表示手段と、上記表示手段に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段と、上記姿勢検出手段からの姿勢信号に基づいて、前記第一の記憶手段から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段に出力する制御手段と、を備えており、上記表示制御手段の制御のもとで姿勢検出手段に出力に基づいて上記表示手段に2種類の情報が表示される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の第一実施の形態のカメラの表示装置の概念を示すブロック構成図である。本装置は、主にカメラを構えた時の姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段102と、カメラの撮影情報を表示する表示手段105と、上記表示手段105に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段103と、上記表示手段105に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段104と、上記姿勢検出手段102からの姿勢信号に基づいて、前記第一の記憶手段103から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段104から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段に出力する表示制御手段101とをを備えている。 【0012】本カメラの表示装置においては、上記姿勢検出手段102により出力されるカメラを構えた時の縦横の姿勢検出信号により選択される表示の配置情報(表示形態)に基づいて上記表示手段105にカメラの撮影情報が表示される。 【0013】以下、上記第一の実施の形態のカメラの表示装置が組み込まれたカメラの詳細について説明する。図2は、本実施形態のカメラの外観を示す平面図である。図3は、上記カメラの側面図である。図4は、上記カメラの背面図である。 【0014】カメラの構造の詳細の説明に先立って、カメラの撮影姿勢について説明する。カメラの左右は、カメラ背面からみたときの方向で示し、また、垂直方向Zに対して上方向を+Z方向として、ファインダ窓87のある上側を+Z方向に合わせたカメラの姿勢を「ノーマル撮影姿勢」(横位置姿勢)とする(図3,4の状態)。また、カメラを右に90°回動させ、外装カバー69のグリップ部69a(右側)を下方向にしたカメラの姿勢を「右傾倒撮影姿勢」(縦位置姿勢)とする。 【0015】図2〜図4に示すように本実施の形態のカメラ100の外装カバー69の前面部には、撮影レンズ99を保持する進退自在のレンズ鏡筒が配設されている(図2,3参照)。 【0016】また、外装カバー69の上面部には、格納可能であって、使用時にポップアップするストロボ部81、レリーズ釦82、上記ストロボ部81をポップアップさせると共に、カメラを撮影可能にするパワースイッチ釦83が配設されている(図2参照)。また、外装カバー69の右側面部には、フィルムカートリッジを装填するためのカートリッジ蓋を閉状態でロックするためのロック釦84、フィルムカートリッジを装填するためにカートリッジ蓋を開けるためのカートリッジ蓋開放ノブ85、ストラップ取り付け部86が配設されている(図3参照)。 【0017】また、外装カバー69の背面部には、ファインダ窓87、プリンタタイプを切り換えるためのプリントタイプ切換ノブ88、撮影倍率を変化させるためのズーム釦89、カメラの設定を初期化するフルオート釦90、カメラの撮影モードを撮影シーンに合わせて、所定値にセットするイメージセレクト釦91、デートセット釦92.デートセットモード釦93、露出(逆光補正)釦94、セルフモード設定釦95、フラッシュモード設定釦96、視度調整ノブ97、表示手段である液晶パネル(LCD)13、および、パネルカバー98とが配設されている(図4参照)。 【0018】さらに、図4に示すように外装カバー69内部には、カメラの姿勢を検出する姿勢検出手段である姿勢検出スイッチ65が内蔵されている。 【0019】上記ストロボ部81は、ストロボユニット15(図5参照)を外装カバー69の頭頂部内に通常格納して備え、必要に応じてバネ付勢の係止を解除し、立ち上げて使用される。 【0020】上記液晶パネル13(図5参照)は、LCDドットマトリックス形式の液晶表示パネルであって、当該カメラの諸情報を表示するが、特に下記のモード設定用のイメージセレクト釦91の形状と同様なレイアウトでこの液晶表示パネル13上に撮影モードもイメージで表示される(図7,8参照)。 【0021】上記イメージセレクト釦91は、FKSW46、PRSW47、SASW48、および、YKSW49(図5参照、なお、SWは、スイッチを示す)から構成されたスイッチ群を操作するモード設定用釦であり、1つの撮影モードに対し上記の1つのスイッチが割り付けられ、ワンタッチで撮影モード、例えば、「風景モード」、「ポートレートモード」、「ストップアクションモード」、および、「夜景モード」から1つが選択できる。 【0022】上記フルオート釦90は、FASW50(図5参照)を操作する釦であって、カメラのモードを初期化してフルオートモードに設定する。 【0023】上記レリーズ釦82は、二段押し下げ式の釦であり、一段目の押下によりオンする1段目レリーズスイッチ(1RSW)40と二段目の押下によりオンにする2段目レリーズスイッチ(2RSW)41とを押圧する(図5参照)。 【0024】上記ファインダ窓87は、一眼レフ方式により撮影レンズ21、22からの像を観察する窓部であり、さらに、ファインダの視界内の所定の位置にて撮影モードの情報を一部確認することもできる。 【0025】上記露出補正釦94は、後述する露出補正スイッチ(SVSW)45(図5参照)で構成された釦であり、その押下により撮影時、露出補正(+1.5EV)を行うモードになる。 【0026】上記ズーム釦89は、カメラの焦点距離を変更するための釦で、ズーブアップスイッチ(ZUSW)43と、ズームダウンスイッチ(ZDSW)44の2つのスイッチ(図5参照)から構成されるシーソースイッチを操作する。 【0027】パワースイッチ釦83は、後述するパワースイッチ(PWSW)55を操作するスイッチ釦であり、その所定位置へのスライド操作でPWSW55がオンして、当該カメラを撮影可能状態にする。 【0028】図5は、第一の実施形態のカメラの制御用電気回路のブロック構成図である。上記電気回路において、カメラの制御手段(表示制御手段を含む)として機能するメインCPU10は、不揮発性メモリである内部ROM10a、および、内部RAM10bを有している。そして、上記ROM10aに記録された所定の制御プログラムを逐次実行して、周辺の各種IC等の制御を適宜に行い、このカメラシステムを総合的に制御する。また、上記ROM10aは、上記第一の記憶手段(図1参照)としても利用し、表示手段である液晶表示パネル(LCD)13に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報(表示形態)も記憶している。上記RAM10bは、上記第二の記憶手段(図1参照)として利用し、上記液晶表示パネル(LCD)13に表示する上記撮影情報も記憶する。 【0029】上記メインCPU10には、オートフォーカス(AF)用のICであるAFIC11と、電気的不揮発性素子であるEEPROM12とが接続されている。なお、このカメラは、オートフォーカス方式として「TTL位相差検出方式」を採用している。 【0030】さらに、上記メインCPU10には、液晶表示パネル13を駆動する液晶表示ドライバ66と、磁気記録/検出ユニット14と、ストロボ部81に内蔵されるストロボユニット15と、インターフェイスIC(IFIC)16と、絞り用駆動用モータ(M4)36を駆動するモータドライバ37とがそれぞれ接続されている。さらに、、詳細を後述する各種スイッチ40,41,43〜53、55〜65と、オートフォーカス動作での合焦点到達時およびスイッチ操作時に音を発する圧電ブザー(PCV)65が接続されている。 【0031】次に、上述の基本構成を有する制御用電気回路の一連の動作制御について説明する。AFIC11は、まず、メインCPU10より当該AFIC11のリセット信号(AFRES)Sig1が送られ、リセットされる。その後、被写体(図示せず)からの光が撮像レンズ6を通ってAFIC11上面に配置された図示しないフォトセンサアレイ上に到達すると、AFIC11内部では、光量積分、量子化等の処理が行われ、測距情報としてピントのずれ量を算出する。 【0032】この光量積分の終了と共に光量積分処理が終了したことを示す信号(AFEND)Sig2がメインCPU10へ送られる。また、測距情報は、AFIC11とメインCPU10間の通信を行うことを示す信号(AFCEN)Sig3と、データ信号(DATA)Sig4と、同期用クロック信号(CLK)Sig5とによってメインCPU10へ転送される。 【0033】ところで、上記フォトセンサアレイの各素子を特性に「ばらつき」があると、そのままでは正確な測距情報を得ることができない。そこで、EEPROM12に予めフォトセンサアレイの所定のばらつき情報を参照可能に記憶させておき、AFIC11から得られる測距情報の補正演算がメインCPU10にて行われる。 【0034】EEPROM12にはその他にも、機械的はばらつきや、各種素子の電気的特性のばらつき等々のような調整値を予め記憶させてある。これらの調整値は、必要に応じ、該EEPROM12を通信可能状態にする信号(EPCEN)Sig7やデータ信号(DATA)Sig8と、同期用クロック信号(CLK)Sig9により読み出し可能となる。また、EEPROM12を上記第一の記憶手段(図1参照)として利用してもよい。この場合、図7に示すような液晶表示パネル13上での各撮影情報の表示位置を与える配置情報をユザーに要望にあわせることが可能になる。 【0035】なお、メインCPU10とAFIC11及びEEPROM12、液晶表示ドライバ66との間の各データ授受は、シリアル通信により行われる。 【0036】上記IFIC16は、メインCPU10からのIFIC16起動信号(IFCENb)Sig11によって起動される。そして、ラッチ信号(LATCH)Sig12、4bitバスライン信号(D0b〜D3b)Sig13、D/A信号Sig14〜Sig16、および、リモコン信号Sig17が用いられて、メインCPU10とパラレル通信が行われる。その通信によって被写体輝度の測定、カメラ内温度の設定、フォトインタプタ等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制御、及び、温度安定電圧や温度比例電圧等の各種定電圧の生成、また、バッテリの残量チェック、赤外光リモコンの受信、モータドライブの制御、各種LEDの制御、電源電圧の定電圧監視装置、および、昇圧回路の制御等が行われる。 【0037】AF測距終了、ストロボ発光予告や合焦及び輝度警告は、ファインダ内のLED20を使って撮影者に告知される。被写体輝度の測定は、2分割のシリコンフォトダイオード(SPD)で構成される測光センサ21を用いて行われる。この測光センサ21の受光面は、画面中央部とその周辺部分とに2分割されており、撮影画面中央の一部のみで測光を行うスポット測光と、撮影画面全体を使用して測光するアベレージ測光との2通りの測光を選択的に行うことができる。 【0038】上記液晶表示パネル13は、メインCPU10から送られるセグメント信号(SEG)Sig34や、コモン信号(COM)Sig35により、フィルム情報、フィルム駒数、撮影モード、ストロボモード、日付データおよび電池残量等の表示がされるように構成されている(図7,8参照)。なお、各表示の位置と表示向きである表示形態は、後述するようにカメラの撮影時の姿勢によって切り換えられる。 【0039】上記磁気記録/検出ユニット14は、磁気記録再生ヘッド38を備え、磁気記録層を持つフィルムに磁気的に情報を記録し、また、フィルム上の磁気情報を検出して露光済みの駒かどうかを検出する。 【0040】上記ストロボユニット15は、撮影時またはオートフォーカス測距時、被写体の輝度が不足している場合、図示しない発光管を発光させて必要な輝度を被写体に与える。このストロボユニット15は、メインCPU10からの信号にて、IFIC16のストロボ充電信号(STCHG)Sig36、ストロボ発光開始信号(STON)Sig37、トリガ回路を制御する信号(STRG)Sig38の各信号にて制御されるようになっている。さらに、ストロボの充電電圧は、VST信号Sig39としてメインCPU10に送られるように構成されている。 【0041】一方、WPR23は、フィルムパーフォレーション検出用フォトリフレクタであり、フィルムの送りの動作によりフィルムのパーフォレーションを検出しオン/オフ信号を出力する。 【0042】モータドライバ22は、IFIC16からの信号Sig18を受け、ミラー/フィルム駆動用モータ(M1)24、レンズ駆動用モータ(M2)25、および、ズームモータ(M3)26を駆動し、また、モータドライバ37は、メインCPU10からの信号Sig30を受け、絞り用駆動用モータ(M4)36を駆動する。 【0043】SCPI31は、ミラー/フィルム駆動用モータ(M1)24の駆動位置を計測するためのフォトインタラプタであり、その駆動用位置によりミラー/フィルム駆動用モータ(M1)24は、ミラーアップ/ダウン駆動、フィルム巻き上げ方向の駆動、フィルム巻き戻し方向の駆動と3種類の駆動が可能となる。 【0044】LDPI32は、レンズ駆動用モータ(M2)25の駆動量を計測するためのフォトインタラプタである。 【0045】ZMPR33、および、ZMPI34は、ズームモータ(M3)26の駆動量を計測するためのフォトリレクタ、および、フォトインタラプタであり、ZMPI34で駆動量を検出し、ZMPI33でズームがワイド付近に位置したときに上記駆動量を絶対値により補正する信号を出力する。 【0046】セルフ用LED27は、セルフタイマで動作中に点灯してカメラ本体から離れている撮影者に知らせる。発光素子18は、リモコン送信ユニット17から変調された信号光を出力するための発光素子であり、受光素子19は、発光素子18の発光光を受ける。 【0047】MGF28は、先幕保持用のマグネツトであり、MGS29は、後幕保持用のマグネツトである。AVPI35は、絞り駆動用モータ(M4)36の駆動量を計測するためのフォトインタラプタである。 【0048】バーコードフォトリフレクタ(BPR)30は、フィルム情報検出手段として機能するもので、フィルムカートリッジの上面に設けられたバーコードディスクからバーコードデータを検出する。 【0049】上記スイッチ40〜52の出力は、キー信号(KEY0〜KEY5)Sig40〜Sig45、および、キーコモン(KEYCOM0〜2)Sig46〜Sig48により検出され、何れのスイッチがオンしているかが判定される。 【0050】上記キー信号KEY0〜KEY5は、通常、メインCPU10内部でプルアップされているため、その信号レベルは「H」状態にある。ここで、例えば、KEYCOM0のSig46を「L」、KEYCOM1のSig47を「H」、KEYCOM2のSig48を「H」としたと仮定する。この時点で後述の1段目レリーズスイッチ(1RSW)40がオンされれば、KEY0のSig40は、「H」から「L」に変化する。 【0051】上述のようにKEYCOM0のSig46〜KEYCOM2のSig48の信号レベルと、KEY0のSig40〜KEY5のSig45の信号レベルが判れば、スイッチ40〜52の何れがオンとなっているかが判る。但し、KEYCOM0のSig46〜KEYCOM2のSia48は、同時に2つ以上を「L」にすることはできない。 【0052】1段目レリーズスイッチ(1RSW)40は、レリーズ釦82が「半押し」された状態のときにオンとなり、測距動作を開始させるためのものである。一方、2段目レリーズスイッチ(2RSW)41は、レリーズ釦82が「全押し」された状態のときにのみオンとなり、そこで、各種測定値を基にした撮影動作が行われる。 【0053】ズームアップスイッチ(ZUSW)43、および、ズームダウンスイッチ(ZDSW)44は、鏡枠のズーミング動作を行うためのスイッチである。ZUSW43がオンすると長焦点方向に、ZDSW44がオンすると短焦点方向にズーミングが行われる。 【0054】露出補正スイッチ(CVSW)45は、露出補正モードを設定するスイッチであり、このモードに設定されると、測光値に対して+1.5EV明るく撮影するように補正を行う。その結果、逆光時に被写体が黒くつぶれてしまうのを防ぐ効果がある。 【0055】スイッチ46〜50は、プログラム撮影モード切換用のスイッチであり(図4参照)、撮影条件に合わせて撮影者が所望の撮影モードの選択を行う際にオン/オフ操作される例えば、モード切換用FKSW46が最初にオンされると、「風景モード」となり、適正露出範囲内で可能な限り被写界深度が深くなるように、絞り及びシャッタ速度の値が決定される。PRSW47がオンされると「ポートレートモード」となり、適正露出範囲内で、被写界深度が浅くなるように絞り及びシャッタ速度が決定される。 【0056】同様に、モード切換用SASW48がオンされると、「ストップアクションモード」となり、シャッタ速度ができるだけ速くなるように設定される。また、このモード設定時では、レリーズタイムラグが長くなってしまうことを考慮して、ストロボモードの赤目防止モードは使用できなくなる。 【0057】モード切換用YKSW49がオンされると、「夜景モード」となり、通常撮影時のシャッタ速度の長秒時側の限界値が、例えば、1秒から2秒に長めに設定される。 【0058】モード切換用FASW50がオンされると、ユーザがカメラ操作をすることにより設定された様々なモードを初期化する。即ち、AEモードは、標準プログラム線図が選ばれ、ストロボモードは、自動発光モードに設定され、セルフモードは、解除されてレンズは常焦点位置(例えば、2.5m付近)に設定される。また、セルフタイマ動作中にFASW50を押すと、セルフタイマ動作を解除する。 【0059】ストロボスイッチ(STSW)51は、ストロボの発光モードの切換用スイッチであり、このSTSW51が操作されることにより、通常自動発光モード(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(AUTO−S)、強制発光モード(FILL−IN)、ストロボオフモードが切り換えられる。 【0060】絞り優先スイッチ(AVSW)52は、このスイッチをオンすると当該カメラが絞り優先モードに強制的に設定されるである。 【0061】セルフスイッチ(SELFSW)53は、セルフタイマ撮影モードまたはリモコンの待機モードを設定するスイッチでり、上記モード設定時、上記2RSW41がオンされれば、セルフタイマ撮影が行われ、リモコン送信ユニット17により撮影指示操作を行えばリモコンによる撮影が行われる。 【0062】パワースイッチ(PWSW)55は、上記スライドスイッチ9の所定位置へのスライド操作によりオンしたときに当該カメラが撮影可能になるスイッチである。 【0063】パノラマスイッチ(PANSW)56は、パノラマ撮影モードに切り換えるためのスイッチである。カートリッジ蓋検出スイッチ(BKSW)57は、フィルムカートリッジ装填のために開閉されるカートリッジ蓋の開状態でオンする。 【0064】シャッターチャージ検出用スイッチ(SCSW)58は、シャッタチャージ動作の完了によりオンする。ミラーアップ検出スイッチ(MUSW)59は、メインミラーの上昇(即ち撮影光束からの退避)動作完了によりオンする。 【0065】ポップアップスイッチ(PUPSW)60は、ストロボを制御するスイッチである。このPUPSW60は、ストロボユニット15の発光部の動きに連動しており、発光部が上がった状態でオン状態となり、ストロボ充電が行われる。また、被写体が低輝度で、ストロボモードが「オート」(自動発光モード)になっているときに該PUPSW60がオンならば、ストロボ発光が許可される。 【0066】巻き戻しスイッチ(REWSW)61は、途中巻き戻しを指示するためのスイッチである。 【0067】ストロボ発光タイミングスイッチ(XSW)62は、ストロボ発光のタイミングを取るためのスイッチである。このXSW62は、シャッタの先幕が先行して終了した時点でオンとなり、シャッターチャージが完了時にオフとなる。 【0068】モードスイッチ(DMODSW)63は、フィルムに記録される日付データの順序で変更したり、記録しないモードに変更するスイッチである。日付データ修正スイッチ(DSETSW)64は、上記日付データを修正するためのスイッチである。 【0069】姿勢検出スイッチ65は、図6の縦断面図に示すように少量の水銀65cを封入した密封直角折れ曲がり管で構成され、上記管部の端部に接点部65aと65bが設けられている。この姿勢検出スイッチ65のカメラ外装カバー69内での配置状態は、図4に示すように上記接点部65aを下側に位置させ、上記接点部65bをカメラの右側に位置させた状態とする。したがって、カメラが「ノーマル撮影姿勢」にあるとき、接点部65aはオン、接点部65bはオフとなる。カメラが「右傾倒撮影姿勢」にあるとき、接点部65aはオフ、接点部65bはオンとなる。上記以外のカメラ撮影姿勢にあるときには、接点部65a、接点部65bは共にオフとなる。 【0070】液晶表示パネル13は、ドットマトリックス表示(48ドット×96ドット)であり、図4にも示すようにカメラの上下方向に対して縦長サイズとする。本実施形態のカメラにおいては、カメラが「ノーマル撮影姿勢」にあるとき、または、カメラが「右傾倒撮影姿勢」にあるとき、それぞれの撮影姿勢で正立表示で表示パネル枠に収まるようにその表示形態が上記姿勢検出スイッチ65の出力により切り換えられる。但し、上記表示形態の情報は、各表示エリアに表示されるドット表示標識(数値データを含む)の位置(配置)と、そのドット表示標識の向きを与える情報である。 【0071】図7は、カメラが「ノーマル撮影姿勢」にあるときの液晶表示パネル13の表示形態を示す。一方、図8は、カメラが「右傾倒撮影姿勢」にあるときの液晶表示パネル13の表示形態を示す。なお、この図示した状態は、説明のために表示パネル上の表示ドットを全点灯した仮の出力状態である。 【0072】まず、カメラが「ノーマル撮影姿勢」にあるときに表示される図7の液晶表示パネル13のノーマル状態表示形態について説明する。この表示形態における各表示エリアの各ドットパターン(数値を含む標識)は、縦長表示枠に対して長手方向に沿った正立表示パターンになっている。 【0073】そして、表示枠の所定位置に配置される各表示エリアのうち、表示エリア71は、電池残量を示すための電池残量マーク表示エリアである。表示エリア72は、ストロボモードを表示するためのストロボモード表示エリアである。このストロボモード表示エリア72は、ストロボがオフモードの場合には何も表示されない。 【0074】表示エリア73は、セルフ/リモコンモードの場合に点灯するセルフ/リモコンモード表示エリアである。表示エリア74は、露出補正モードの場合に点灯する露出補正モード表示エリアである。 【0075】表示エリア75は、5種類の「撮影モード」をそれぞれイメージ的にビジュアライズして表示するための撮影モード表示エリアであり、図3に示したフルオート釦90、イメージセレクト釦91によって設定される各撮影モードと対応するセグメントブロックが点灯する。 【0076】表示エリア76は、後述する表示エリア77、78と共にフィルム情報表示手段を構成するもので、カメラにフィルムカートリッジが装填されている場合にカートリッジマークを点灯するカートリッジマーク表示エリアである。 【0077】表示エリア77は、フィルムの撮影可能駒数(1〜99)と、フィルム感度(25〜12800)を表示するための駒数表示エリアである。表示エリア78は、EXPマーク、または、ISOマークを示すマーク表示エリアであって、上記駒数表示エリア77にフィルムの撮影可能な駒数を表示する場合には、そのことを示すためにマーク表示エリア78にEXPマークを同時に点灯する。また、駒数表示エリア76にフィルム感度を表示する場合には、そのことを示すためにマーク表示エリア78にISOマークを同時に点灯する。 【0078】表示エリア79は、日付情報表示手段として機能するのもので、日付の表示と、装填されているフィルムの種類(リバーサルフィルム、モノクロフィルム)の表示を行う日付表示エリアである。 【0079】次に、カメラが「右傾倒撮影姿勢」にあるときには、液晶表示パネル13に図8の右傾倒状態表示形態の表示がなされる。この図8の表示内容としては、前記図7に示したものと同一である。しかし、その表示形態が異なっており、カメラと同様に右傾倒状態の液晶表示パネル13の表示枠も90°右回転した横長状態になっているが、その表示枠に対して相対的に各表示エリアの各ドットパターン(数値を含む標識)も90°左回転して右傾倒状態にて正立表示される。さらに、表示枠が縦長状態から横長状態に変化することから各表示エリア71〜79も図8に示すように異なった場所に配置されている。 【0080】なお、上記図7,8に示す表示パネルの2種類の表示形態を与える各表示エリア71〜79のパネル上の表示位置情報、および、それぞれに対応するドットパターンの標識情報は、CPU10のROM10aに格納されている。また、上記表示エリアに表示される撮影情報として、例えば、上記駒数情報、フィルム感度情報、日付情報などは、CPU10のRAM10bに格納されている。 【0081】次に、以上のような構成を有する本第一の実施形態のカメラ100における液晶表示パネルの表示切り換えを含む撮影シーケンス処理について、図9,10の撮影シーケンス処理のフローチャートを用いて説明する。 【0082】カメラに電池が装填されたとき、図9の処理ルーチンがCPU10のコントロールのもとでスタートする。ステップS1にてEEPROM12に記憶されているフラグ等の各データがCPU10上に展開され、初期化が実行される。そのとき、カメラ姿勢情報を示す姿勢フラグFを「1」に設定する。なお、姿勢フラグFの「1」は、現在、カメラが上記「ノーマル撮影姿勢」状態にあることを示している。また、姿勢フラグFが「0」である場合、カメラが上記「右傾倒撮影姿勢」状態にあることを示す。 【0083】ステップS2において、シャッタ、絞りやフィルムの給送状態の初期化を行う。ステップS3において、PWSW(パワースイッチ)55がオフからオンに切り換えられたかをチェックして、オンに切り換えられた場合は、ステップS4に進み、切り換えられなかった場合は、ステップS5に進む。 【0084】上記ステップS4に進んだ場合、姿勢検出スイッチ65の出力状態をチェックする。接点部65aがオンであった場合は、ステップS6に進み、カメラの姿勢が「ノーマル撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「1」にセットしてステップS8に進む。接点部65bがオンであった場合は、ステップS7に進み、カメラの姿勢が「右傾倒撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「0」にリセットしてステップS8に進む。 【0085】ステップS8では、「表示レイアウトのデータ設定」のサブルーチン処理がコールされる。この処理は、上記姿勢フラグFの値に対応している表示レイアウトデータである各表示エリアの位置データと表示パターン(数値を含む標識)の向きデータをパネル表示用RAMに設定する。すなわち、設定された姿勢フラグFが1の場合は、図7に示した表示エリアの位置と表示パターンの向きを与える表示レイアウトをパネル表示用RAMに設定し、設定された姿勢フラグFが0の場合は、図8に示した表示エリアの位置と表示パターンの向きを与える表示レイアウトをパネル表示用RAMに設定する。 【0086】ステップS9では、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアに表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送する。ステップS10で液晶表示ドライバ66に表示オンの命令コードを送信して、液晶表示パネル13に図7、または、図8に示すパターンを表示する。 【0087】その後、ステップS11にてレンズ鏡筒の撮影可能位置への繰り出しを実行する。そして、ステップS14に進む。 【0088】上記ステップS5に進んだ場合、PWSW55がオンからオフに切り換えられたかをチェックする。オフに切り換えられなかった場合は、ステップS14にジャンプするが、オフに切り換えられた場合は、ステップS12に進む。 【0089】ステップS12では、液晶表示ドライバ66に表示オフの命令コードを送信して、液晶表示パネル13の表示をオフさせる。ステップS13でレンズ鏡筒の沈胴位置への繰り込みを実行する。そして、ステップS14に進む。 【0090】ステップS14では、PWSW(パワースイッチ)55がオンであるかどうかを確認して、オフの場合は、ステップS3に戻る。オンであれば、図10に示すステップS15に進む。 【0091】ステップS15では、姿勢検出スイッチ65の出力状態をチェックする。接点部65aがオンであった場合は、ステップS16に進み、カメラの姿勢が「ノーマル撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「1」にセットしてステップS18に進む。接点部65bがオンであった場合は、ステップS17に進み、カメラの姿勢が「右傾倒撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「0」にリセットしてステップS18に進む。 【0092】ステップS18では、前記ステップS8と同様に「表示レイアウトのデータ設定」のサブルーチン処理がコールされる。この処理は、上記姿勢フラグFの値に対応している表示レイアウトデータである図7、または、図8の各表示エリアの位置データと表示の縦横の向きデータをパネル表示用RAMに設定する。 【0093】ステップS19では、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアに表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送して、液晶表示パネル13に図7、または、図8に示すパターンを表示する。 【0094】続いて、ステップS20において、プログラム撮影モード切り換えスイッチ、ストロボモード切り換えスイッチ、セルフ撮影モードスイッチ等の出力をチェックして、何れかがオンされていれば、ステップS21にて撮影モードの切り換えを行う。 【0095】続いて、ステップS22で1段目レリーズスイッチ(1RSW)40の出力をチェックしてオンであれば、ステップS23に進み、オフであれば、図9のステップS3に戻る。 【0096】ステップS23では、測距および測光が行われる。ステップS24では、撮影レンズ99の合焦駆動が実行される。ステップS25で合焦の完了が確認されれば、ステップS26に進む。合焦が完了していなければ、ステップS22に戻る。 【0097】ステップS26では、2段目レリーズスイッチ(2RSW)41のオンを確認してステップS27に進み、露出が実行される。ステップS28でフィルムの1駒分の巻き上げを行った後、図9のステップS3に戻る。 【0098】以上、説明した本第一の実施形態のカメラにおいては、姿勢検出スイッチ65によりカメラの撮影状態での姿勢を検出して、その姿勢の方向の合わせて液晶表示パネル13のドットパターンの表示の向きを切り換え、同時に液晶パネル13が縦長枠の表示であることから、各表示エリアの位置も変更するようにした。したがって、カメラの撮影状態が「ノーマル撮影姿勢」であっても、「右傾倒撮影姿勢」であっても撮影者から見て正立した状態のドットパターンの表示が観察できるので、非常に見やすくなる。また、液晶表示パネル13も単一の表示パネルでよいことから表示パネルとともに表示パネルドライバも単一のものでよく、コスト的にも有利になる。 【0099】次に、上記第一の実施形態のカメラに適用される姿勢検出スイッチ65の変形例について説明する。上記姿勢検出スイッチ65は、カメラの「ノーマル撮影姿勢」状態か「右傾倒撮影姿勢」の2通りの検出を可能とするものであり、上記二種類の姿勢以外は、検出不可能であった。そこで、本変形例の姿勢検出スイッチは、4つの姿勢を検出可能とするものである。 【0100】図11は、上記変形例の姿勢検出スイッチ110の縦断面図であり、図12は、図11のA−A断面図である。図13は、上記姿勢検出スイッチ110のCPU10への接続回路図である。 【0101】姿勢検出スイッチ110は、図11,12に示すように少量の水銀116を封入した密封スイッチケース111で構成され、上記スイッチケース111の外周部の下,上,右,左位置に接点部112,113,114,115が配されている。この姿勢検出スイッチ110のカメラ内の配置姿勢は、カメラが「ノーマル撮影姿勢」状態にあるとき、上記接点部112を下側に、接点部113を上側(垂直方向の+Z側)に配置し、上記接点部114を右側に、接点部115を左側に位置するように配置する。 【0102】したがって、ファインダ窓が上側にある「ノーマル撮影姿勢」のとき、接点部112のみオンとなる。ファインダ窓が下側にある「逆ノーマル撮影姿勢」のとき、接点部113のみオンとなる。ファインダ窓が右側(グリップ部69が下)にある「右傾倒撮影姿勢」にあるとき、接点部114のみオンとなる。さらに、ファインダ窓が左側(グリップ部69が上)にある「左傾倒撮影姿勢」にあるとき、接点部115のみオンとなる。 【0103】本変形例の姿勢検出スイッチ110を適用したカメラにおいては、上述のようにカメラの4方向の姿勢が検出可能となり、その検出信号により液晶表示パネル13の表示位置と向きとの表示形態を切り換えるようにできるので、カメラが略あらゆる方向の撮影姿勢にある状態でも撮影者から見て常に液晶表示パネルの正立状態の表示を観察できる。 【0104】次に、本発明の第二の実施形態の表示装置を内蔵するカメラについて説明する。図14は、第二の実施の形態のカメラの表示装置の概念を示すブロック構成図である。本装置は、主に第一のレリーズ手段202と、第二のレリーズ手段203と、カメラの撮影情報を表示する表示手段206と、上記表示手段206に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段204と、上記表示手段206に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段205と、上記第一、または、第二のレリーズ手段202,203の操作状態により検出される姿勢信号に基づいて、前記第一の記憶手段204から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段205から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段に出力する表示制御手段201とをを備えている。 【0105】本カメラの表示装置においては、上記第一、または、第二のレリーズ手段202,203の操作状態により姿勢信号が検出されるので、特に姿勢検出スイッチ等の姿勢検出専用の姿勢検出手段は不要となる。 【0106】以下、上記第二の実施の形態のカメラの表示装置が組み込まれたカメラの詳細について説明する。図15は、本実施形態のカメラの外観を示す正面図である。図16は、上記カメラに組み込まれるレリーズスイッチのCPUとの接続回路図である。なお、以下の説明では、第一の実施形態のカメラと異なる点についてのみ説明する。そして、カメラ構成部材で第一の実施形態と同一の構造部材については、同一符号を付して説明する。また、本実施形態におけるカメラの撮影姿勢やカメラの左右方向は、前記第一の実施形態の場合と同一とする。 【0107】図15に示すように本実施の形態のカメラ200の外装カバー69の上面部には、第一のレリーズ釦82Aが配設されている。また、外装カバーのグリップ部69aの前面下部に第二のレリーズ釦82Bが配設されている。カメラのファインダ窓部が上方にある「ノーマル撮影姿勢」状態における通常のレリーズ操作では、上記第一のレリーズ釦82Aが操作される。また、カメラの右方向(背面から見て)に傾倒させ、グリップ部69aを下側に位置させた「右傾倒撮影姿勢」状態における通常のレリーズ操作では、上記第二のレリーズ釦82Bが操作される。 【0108】上記第一のレリーズ釦82Aは、二段押し下げ式の釦であり、一段目の押下によりオンする第一のレリーズ手段である第一の1段目レリーズスイッチ(1RSW)40と二段目の押下によりオンにする2段目レリーズスイッチ(2RSW)41aとを押圧する(図16参照)。 【0109】上記第二のレリーズ釦82Bも同様に二段押し下げ式の釦であり、一段目の押下によりオンする第二の1段目レリーズスイッチ(1RSW)42と二段目の押下によりオンにする2段目レリーズスイッチ(2RSW)41bとを押圧する(図16参照)。なお、上記第一の1RSW40と第二の1RSW42とは、姿勢検出手段をも兼ねる。 【0110】上記各レリーズスイッチは、CPU10に図16の接続回路図に示すように接続されており、前記図5の電気回路図に対して第一のレリーズスイッチ側の第一の1RSW40,2RSW41aは、同様な状態で接続され、入力される。しかし、第二のレリーズスイッチ側については、第二の1RSW42が増設された状態で接続されており、キー信号(KEY2)Sig42とキーコモン(KEYCOM0)Sig46により上記第二の1RSW42のオン信号は、第一の1RSW40と区別されてCPU10に入力可能となっている。第二の2RSW41bの信号は、上記第一の2RSW41aと並列に接続されているので、第一の2RSW41aと区別することなくCPU10にキー信号(KEY1)Sig41により入力される。 【0111】上述のように第一および第二の1段目,2段目レリーズスイッチ40,41a、および、第二の1段目,2段目レリーズスイッチ42,42aが接続されていることから、第一のレリーズ釦82Aを1段操作したときと第二のレリーズ釦82Bを1段操作したときとは、その入力信号により識別可能である。その入力信号を識別することことでカメラの撮影姿勢状態を判別する。すなはち、第一の1段目レリーズスイッチ40側がオンされれば、「ノーマル撮影姿勢」にあると判別し、第二の1段目レリーズスイッチ42側がオンされれば、「右傾倒撮影姿勢」にあると判別する。なお、第一,第二の2段目レリーズスイッチ41a,41bのオン信号は、識別することなく入力される。 【0112】上記第一,第二の1段目レリーズスイッチ40,42による判別される撮影姿勢情報に基づいて、前記第一の実施形態の場合と同様に液晶表示パネル13の表示レイアウトが切り換えられる。なお、本実施形態の場合には、姿勢検出スイッチ65は、不要とする。 【0113】次に、以上のような構成を有する本第二の実施形態のカメラ200における液晶表示パネルの表示切り換えを含む撮影シーケンス処理について、図17,18,19の撮影シーケンス処理のフローチャートを用いて説明する。 【0114】カメラに電池が装填されたとき、図17の処理ルーチンがCPU10のコントロールのもとでスタートする。ステップS31にてEEPROM12に記憶されているフラグ等の各データがCPU10上に展開され、初期化が実行される。そのとき、カメラ姿勢情報を示す姿勢フラグFを「1」に設定する。なお、姿勢フラグFの「1」は、前記第一の実施形態の場合と同様にカメラが上記「ノーマル撮影姿勢」状態にあることを示している。また、姿勢フラグFが「0」である場合、カメラが上記「右傾倒撮影姿勢」状態にあることを示す。 【0115】ステップS32において、シャッタ、絞りやフィルムの給送状態の初期化を行う。ステップS33において、PWSW(パワースイッチ)55がオフからオンに切り換えられたかをチェックして、オンに切り換えられた場合は、ステップS34に進み、切り換えられなかった場合は、ステップS35に進む。 【0116】ステップS34に進んだ場合、「表示レイアウトのデータ設定」のサブルーチン処理がコールされる。この処理は、すでに設定されている姿勢フラグFの値に対応する表示レイアウトデータである各表示エリアの位置データと表示の縦横の向きデータをパネル表示用RAMに設定する。すなわち、設定された姿勢フラグFが1の場合は、図7に示す表示エリアの位置とその向きを与える表示レイアウトをパネル表示用RAMに設定し、設定された姿勢フラグFが0の場合は、図8に示す表示エリアの位置とその向きを与える表示レイアウトをパネル表示用RAMに設定する。 【0117】続いて、ステップS36で上記表示レイアウト、および、上記表示エリアに表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送する。ステップS37で液晶表示ドライバ66に表示オンの命令コードを送信して、液晶表示パネル13に図7、または、図8に示すパターンを表示する。 【0118】その後、ステップS38にてレンズ鏡筒の撮影可能位置への繰り出しを実行する。そして、ステップS41に進む。 【0119】上記ステップS35に進んだ場合、PWSW55がオンからオフに切り換えられたかをチェックする。オフに切り換えられなかった場合は、ステップS41にジャンプするが、オフに切り換えられた場合は、ステップS39に進む。 【0120】ステップS39では液晶表示ドライバ66に表示オフの命令コードを送信して、液晶表示パネル13の表示をオフさせる。ステップS40でレンズ鏡筒の沈胴位置への繰り込みを実行する。そして、ステップS41に進む。 【0121】ステップS41ではPWSW(パワースイッチ)55がオンであるかどうかを確認して、オフの場合は、ステップS33に戻る。オンであれば、図18に示すステップS42に進む。 【0122】ステップS42において第一の1RSW40の出力をチェックする。オフであった場合は、ステップS43に進み、オンであった場合は、ステップS44に進む。 【0123】ステップS43にて第二の1RSW42の出力をチェックする。オフであった場合は、ステップS46にジャンプするがオンであった場合は、ステップS45に進み、カメラの姿勢が「右傾倒撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「0」にリセットしてステップS46に進む。 【0124】ステップS44ではカメラの姿勢が「ノーマル撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「1」にセットしてステップS46に進む。 【0125】ステップS46において姿勢フラグFをチェックし、姿勢フラグFが「1」の場合、ステップS47に進み、姿勢フラグFが「0」の場合、ステップS48に進む。 【0126】ステップS47では、上記姿勢フラグFの「1」に対応させて図7に示す液晶表示パネル13に対する各表示エリアの位置データ(ノーマル表示レイアウト)と縦向き表示パターンデータの表示情報をパネル表示用RAMに設定する。そして、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアにパターン表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送して、液晶表示パネル13に図7に示すパターンを表示する。その後、ステップS49にジャンプする。 【0127】上記ステップS48では、上記姿勢フラグFの「0」に対応させて図8に示す液晶表示パネル13に対する各表示エリアの位置データ(右傾倒表示レイアウト)と横向き表示パターンデータの表示情報をパネル表示用RAMに設定する。そして、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアにパターン表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送して、液晶表示パネル13に図8に示すパターンを表示する。その後、ステップS49にジャンプする。 【0128】上記ステップS49においては、プログラム撮影モード切り換えスイッチ、ストロボモード切り換えスイッチ、セルフ撮影モードスイッチ等の出力をチェックして、何れかがオンされていれば、ステップS50にて撮影モードの切り換えを行う。その後、図19に示すステップS51に進む。 【0129】ステップS51において第一の1RSW40の出力をチェックする。オフであった場合は、ステップS52に進み、オンであった場合は、ステップS54に進む。 【0130】ステップS52では第二の1RSW42の出力をチェックする。オフであった場合は、図17のステップS33に戻る。オンであった場合は、ステップS53に進み、カメラの姿勢が「右傾倒撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「0」にリセットしてステップS55に進む。 【0131】上記ステップS54ではカメラの姿勢が「ノーマル撮影姿勢」状態であるとして姿勢フラグFを「1」にセットしてステップS55に進む。 【0132】ステップS55において姿勢フラグFをチェックし、姿勢フラグFが「1」の場合ステップS56に進み、姿勢フラグFが「0」の場合ステップS57に進む。 【0133】ステップS56では、上記姿勢フラグFの「1」に対応させて図7に示す液晶表示パネル13に対する各表示エリアの位置データ(ノーマル表示レイアウト)と縦向き表示パターンデータの表示情報をパネル表示用RAMに設定する。そして、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアにパターン表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送して、液晶表示パネル13に図7に示すパターンを表示する。その後、ステップS58に進む。 【0134】ステップS57では、上記姿勢フラグFの「0」に対応させて図8に示す液晶表示パネル13に対する各表示エリアの位置データ(右傾倒表示レイアウト)と横向き表示パターンデータの表示情報をパネル表示用RAMに設定する。そして、上記表示レイアウト、および、上記表示エリアにパターン表示される各撮影情報のデータを液晶表示ドライバ66に転送して、液晶表示パネル13に図8に示すパターンを表示する。その後、ステップS58に進む。 【0135】ステップS58では、測距および測光および演算が行われる。ステップS59で撮影レンズ99の合焦駆動が実行される。ステップS60で合焦の完了が確認されれば、ステップS61に進む。合焦が完了していなければ、ステップS51に戻る。 【0136】ステップS61では、第一、または、第二の2段目レリーズスイッチ(2RSW)41a,41bのオンを確認してステップS62に進み、露出が実行される。ステップS63でフィルムの1駒分の巻き上げを行った後、図17のステップS33に戻る。 【0137】以上、説明した本第二の実施形態のカメラにおいては、姿勢検出スイッチ65を不要とし、それに代えてカメラ外装カバー上面に第一のレリーズスイッチを配置し、カメラ右側のグリップ部69a前面に第二のレリーズスイッチを配置して、そのいずれのスイッチを操作したかによりカメラの撮影状態での姿勢を検出するようにした。その検出姿勢に基づいて縦長のドットマトリックス表示形式の各表示エリアの位置と表示向きを変更するようにした。したがって、コスト的に低価格化が実現でき、しかも、前記第一の実施形態の場合と同様にカメラの撮影状態が「ノーマル撮影姿勢」、また、「右傾倒撮影姿勢」であっても撮影者から見て正立した状態のドットパターンの表示がなされるので、非常に観察しやすくなる。 【0138】上述の実施形態に基づいて、次の構成を得ることができる。すなはち、(1) カメラを構えた時の姿勢を検出し、姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、カメラの撮影情報と表示する表示手段と、上記表示手段に表示する少なくとも2種類の撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段と、上記姿勢検出手段からの姿勢信号に基づいて、前記第一の記憶手段から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段から撮影情報を求め、上記配置情報に合わせて上記撮影情報を上記表示手段に出力する制御手段と、を備えており、上記姿勢検出手段は、カメラを構えた時の縦横の姿勢を検出することを特徴とするカメラの表示装置。 【0139】(2) カメラを横位置で構えた時に撮影を行うための第一のレリーズスイッチと、カメラを縦位置で構えた時に撮影を行うための第二のレリーズスイッチと、カメラの撮影情報を表示する表示手段と少なくとも2種類の縦横のカメラの姿勢に応じて上記表示手段に表示するための撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段と、上記第一のレリーズスイッチの出力信号を検出したならば、カメラの姿勢が横位置であると判断して上記表示手段に横位置の姿勢信号を出力し、一方、上記第二のレリーズスイッチを検出したならば、カメラの姿勢が縦位置であると判断して上記表示手段に縦位置の姿勢信号を出力し、姿勢判断の結果から上記第一の記憶手段から配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段から撮影情報を求め、上記表示手段に上記配置情報と撮影情報を出力する制御手段と、を備えており、上記表示手段には上記姿勢信号と配置情報に従ったカメラの撮影情報が表示されることを特徴とするカメラの表示装置。 【0140】(3) カメラを構えた時の少なくとも縦横2種類の姿勢差を検出して姿勢信号を出力する姿勢検出手段と、カメラの撮影情報を表示する表示手段と、少なくとも2種類の縦横のカメラの姿勢に応じた上記表示手段に表示する撮影情報の配置情報を記憶する第一の記憶手段と、上記表示手段に表示する上記撮影情報を記憶する第二の記憶手段と、上記姿勢検出手段からの姿勢信号に基づいて、上記第一の記憶手段から上記配置情報を選択すると共に、さらに、上記第二の記憶手段から撮影情報を求め、上記表示手段に出力する制御手段と、を備えており、上記表示手段には上記姿勢信号と上記配置情報に従った上記カメラの撮影情報が表示されることを特徴とするカメラの装置。 【0141】(4) 上記第一の記憶手段は、不揮発性のメモリであることを特徴とする上記(1)ないしは(3)記載のカメラの表示装置。 【0142】(5) 上記表示手段は、ドットマトリックス液晶表示パネルで構成されることを特徴とする(1)ないしは(3)記載のカメラの表示装置。 【0143】(6) 上記カメラの撮影情報は、駒数、撮影モード、ストロボ発光モード、写し込み用日付情報、電池残量情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする(1)ないしは(3)記載のカメラの表示装置。 【0144】 【発明の効果】上述したように本発明によれば、カメラの各撮影姿勢のもとで情報の表示を観察しやすく、表示の自由度も高く、しかも、低コストであるカメラの表示装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月19日(2000.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
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| 【公開番号】 |
特開2001−305636(P2001−305636A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−118358(P2000−118358) |
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