トップ :: G 物理学 :: G03 写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ




【発明の名称】 撮像装置
【発明者】 【氏名】佐藤 隆之

【要約】 【課題】中央にレンズを備えて、一側方にストロボ発光部を備える撮像装置において、回路基板と電池及び外部機器接続部の配置に工夫を施すことにより、実装効率を向上し、さらに、信号ラインの接続を簡素化する。また、電池の本数を減らして小型化しても、グリップ部の方を重くして重量配分を良好にする。

【解決手段】中央にレンズ1を備えて、一側方にストロボ発光部5を備える撮像装置であって、ストロボ発光部5側に電池2を配置して、レンズ1を挟んでストロボ発光部5と反対側に主回路基板4群を配置する。そして、主回路基板4群側に外部記憶装置用接続部3を配置する。また、電池2側よりも主回路基板4群側の重量を重くする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】中央にレンズを備えて、一側方にストロボ発光部を備える撮像装置であって、ストロボ発光部側に電池を配置して、レンズを挟んでストロボ発光部と反対側に主回路基板群を配置したことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】主回路基板群側に外部記憶装置用接続部を配置したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】電池側よりも主回路基板群側の重量を重くしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央にレンズを備えて、一側方にストロボ発光部を備える撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塩銀カメラではレンズを中央に配置したデザインが一般的となっている。また、デジタルカメラにおいてもレンズを中央に配置したものがある。従来のデジタルカメラでは、例えば、図2に示すように、中央のレンズ1の片側(図示では左側)に四本の乾電池2、メモリカード用コネクタ3を配置し、レンズ1を挟んで反対側(図示では右側)に二枚の主回路基板4群及びストロボ発光部5を配置している。なお、図中、6はモニタ画像表示用LCD、7はシャッターキー等用回路基板、8は電源・信号入出力用ジャック、9はその回路基板である。また、特に、乾電池を多数本用いるカメラにおいては、カメラ全体の重心やグリップ部の形状の関係から、図2に示したように、レンズ1を中心にしてストロボ発光部5の反対側に多数本(図示例では四本)の乾電池2の収納部を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レンズ1を中央に配置したデジタルカメラでは、主回路基板4群とメモリカード用コネクタ3がレンズ1を挟んで左右に分かれているので、その間を繋ぐ数十本の信号ラインをフィルム基板やリード線を用いてレンズ1を避けながら接続しなければならなかった。しかも、その間の信号はデジタル信号であり、ノイズの問題もあり、シールド対策も考慮しなければならなかった。また、ストロボ発光部5と主回路基板4群とが隣接してあるため、主回路基板4群がストロボ発光部5の体積分だけ切り欠かれてしまう。つまり、ストロボ発光部5は高圧部なので、安全性を考えた絶縁距離の確保などにより主回路基板4群の使用可能面積が削られて、実装効率が低下してしまう。また、省電力設計を進めて乾電池2の本数を減らし、小型化を図った場合には、カメラ全体の重心やグリップ部の形状の関係が崩れて使用しづらくなってしまう。
【0004】本発明の課題は、中央にレンズを備えて、一側方にストロボ発光部を備える撮像装置において、回路基板と電池及び外部機器接続部の配置に工夫を施すことにより、実装効率を向上し、さらに、信号ラインの接続を簡素化することである。また、本発明は、電池の本数を減らして小型化しても、グリップ部の方を重くして重量配分を良好にすることも課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、中央にレンズ1を備えて、一側方にストロボ発光部5を備える撮像装置であって、ストロボ発光部5側に電池2を配置して、レンズ1を挟んでストロボ発光部5と反対側に主回路基板4群を配置したことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、レンズの一側方のストロボ発光部側に電池を配置して、レンズを挟んでストロボ発光部と反対側に主回路基板群を配置したので、主回路基板群にはストロボ発光部による影響の心配がなく、主回路基板群の実装効率を向上できる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮像装置であって、例えば、図1に示すように、主回路基板4群側に外部記憶装置用接続部3を配置したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、主回路基板群側に外部記憶装置用接続部を配置したので、主回路基板群と外部記憶装置用接続部との信号ラインの接続が最短で足り、信号ラインの接続を簡素化できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の撮像装置であって、例えば、図1に示すように、電池2側よりも主回路基板4群側の重量を重くしたことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、電池側よりも主回路基板群側の重量を重くしたので、電池の本数を減らして小型化した場合でも、グリップ部側(電池及びストロボ発光部と反対側)の方が重くなって、重量配分を良好にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1に示すように、実施形態のデジタルカメラ(撮像装置)は、メモリカード用コネクタ(外部記憶装置用接続部)3の後側に三枚の主回路基板4群を配置して、ストロボ発光部5と三個の電源・信号入出力用ジャック8を備える回路基板9の後側に二本の乾電池2を配置している。なお、レンズ1の後側にモニタ画像表示用LCD6が配置され、レンズ1及びメモリカード用コネクタ3の上側にシャッターキー等用回路基板7が配置されている。
【0012】ここで、メモリカード用コネクタ3と主回路基板4群は、信号ライン数十本の接続で、図示しないフィルム基板またはリード線により最短距離で接続されている。そして、電源・信号入出力用ジャック8を備える回路基板9には、電源回路が含まれており、乾電池2との接触端子である図示しない電池ばねは、この回路基板9に接続されている。また、レンズ1を挟んで左右に分離配置した主回路基板4群と電源・信号入出力用ジャック類用回路基板9とは、信号ライン十本程度の接続で、図示しないリード線またはフィルム基板により接続されている。なお、二本の乾電池2と主回路基板4群との関係において、二本の乾電池2の重量よりも主回路基板4群の重量の方が重いものとなっている。また、カメラ本体のグリップ部側(電池2及びストロボ発光部5と反対側、すなわち、三枚の主回路基板4群及びメモリカード用コネクタ3側)は、二本の電池2及びストロボ発光部5側と同等かそれ以上の大きさになっている。
【0013】以上の通り、メモリカード用コネクタ3と主回路基板4群を一体的配置としたため、信号ラインを従来のように長く引き回す必要がない。しかも、図示のように、主回路基板4を三段重ねとした場合でも、各基板が他の影響により切り欠かれたり、使用不可範囲が発生することがなく、実装効率が良い。
【0014】ところで、カメラを手に持った場合、一般に右手で持つため、右手側に電源・信号入出力用ジャックがあると、ケーブルを繋いでの使用時、邪魔になるため、ジャック類の配置が問題になる。また、ジャック類は電子部品の中では背が高い部品であり、それをどこに配置するかが実装上の問題である。この点において、実施形態では、撮影者にとって左側に位置する乾電池2の前側でストロボ発光部5の下側に電源・信号入出力用ジャック類用回路基板9を配置している。従って、ケーブルを繋いでの使用時、カメラを持つ右手の邪魔にならない。また、電源・信号入出力用ジャック8の高さとストロボ発光部5の高さを設計的に合わせることによって、実装効率を最大限まで上げられるという利点がある。そして、二本の乾電池2よりも主回路基板4群の方が重く、かつ、カメラ本体のグリップ部である三枚の主回路基板4群及びメモリカード用コネクタ3側が、二本の電池2及びストロボ発光部5側と同等かそれ以上の大きさになっているので、実施形態のように、乾電池2の本数を二本に減らして小型化した場合でも、グリップ部側(三枚の主回路基板4群及びメモリカード用コネクタ3側)の方が重くなって、重量配分を良好にできるという利点もある。
【0015】なお、以上の実施の形態においては、三段重ねの主回路基板4群としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルム基板をS字型に折り曲げたものでも良い。二段重ねの場合は、コの字型に折り曲げたものでも良い。また、実施の形態では、レンズ1及びメモリカード用コネクタ3の上側にシャッターキー等用回路基板7を配置したが、シャッターキーのみであれば、主回路基板4に図示しない横型スイッチを配置して、回路基板7は廃止しても良い。さらに、基板の数・形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ストロボ発光部による影響の心配をなくして、主回路基板群の実装効率を向上できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明により得られる効果に加え、主回路基板群と外部記憶装置用接続部との信号ラインの接続が最短で足り、信号ラインの接続を簡素化できるといった利点が得られる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明により得られる効果に加え、電池の本数を減らして小型化した場合でも、グリップ部側(電池及びストロボ発光部と反対側)の方が重くなって、重量配分を良好にできるといった利点が得られる。
【出願人】 【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
【出願日】 平成12年4月26日(2000.4.26)
【代理人】 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
【公開番号】 特開2001−305629(P2001−305629A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−126042(P2000−126042)