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【発明の名称】 カメラの電圧制御装置
【発明者】 【氏名】栗原 勝正

【氏名】松澤 昌人

【要約】 【課題】モータ制御部にて単一の電圧Vcc1からこれより高い電圧Vcc2を生成し、電圧Vcc2を交換レンズと電源のスイッチ切替に用い、DC−DCコンバータの小型化、ひいてはモジュール全体の小型化を図る電圧制御装置を提供する。

【解決手段】カメラ本体100は、電池13、オートフォーカス用モータ15を駆動するモータ制御部12、モータ制御部12に制御信号を出力するMCU11、交換レンズ20にレンズ接点部17,22を介して電源電圧Vdを供給するNチャネルMOSトランジスタ(スイッチ)18、電源電圧Vdを電圧Vcc1に変換するDC−DCコンバータ14を備える。モータ制御部12は電圧Vcc1を電圧Vcc2に昇圧する。モータ制御部12はMCU11からの制御信号に応じて電圧Vcc2をスイッチ18のゲートに供給しオン/オフさせる。DC−DCコンバータ14は、電圧Vcc1を変換するだけでよくモジュール全体が小型化される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源と、カメラ本体側に設けられた動作部を駆動する駆動手段と、該駆動手段に制御信号を出力する主制御手段と、前記カメラ本体に着脱自在に接続されるレンズ部にレンズ接点部を介して電源電圧を供給するスイッチ手段と、前記電源電圧を第1の電圧に変換して前記駆動手段に供給する電圧変換手段とを備えてなるカメラの電圧制御装置において、前記駆動手段は、前記供給された第1の電圧を第2の電圧に変換して前記動作部を駆動すると共に、前記主制御手段からの制御信号に基づいて前記第2の電圧を前記スイッチ手段に供給してオン/オフ動作を行わせることを特徴とするカメラの電圧制御装置。
【請求項2】 請求項1に記載のカメラの電圧制御装置において、前記レンズ接点部には、前記レンズ部に供給されている電源電圧が所定値以下であるか否かを判定する判定手段が接続され、該判定手段は、前記電源電圧が前記所定値以下のときに前記スイッチ手段をオフさせて前記レンズ部への前記電源電圧の供給を停止させることを特徴とするカメラの電圧制御装置。
【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカメラの電圧制御装置において、前記駆動手段の内部には前記動作部をオン/オフ制御するためのNチャネルMOSトランジスタが設けられ、前記スイッチ手段がNチャネルMOSトランジスタによって構成されていることを特徴とするカメラの電圧制御装置。
【請求項4】 請求項1から請求項3の何れかに記載のカメラの電圧制御装置において、前記動作部はオートフォーカス用モータであり、前記駆動手段は該オートフォーカス用モータを駆動するモータ制御部であることを特徴とするカメラの電圧制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの電圧制御装置に関し、特にオートフォーカス用モータを内蔵する交換レンズが装着可能な一眼レフレックスカメラの電圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりオートフォーカス用モータを内蔵する交換レンズが装着可能な一眼レフレックスカメラが公知である。従来の一眼レフレックスカメラの回路構成の概略を図4に示す。従来の一眼レフレックスカメラでは、図4に示すように、カメラ本体10に収容された電池3の電源電圧Vd(例えば、6V)が、定電圧回路部として用いられるDC−DCコンバータ4によってカメラ制御全般に用いられる一定電圧Vcc1(例えば、5V)に変換される。この一定電圧Vcc1はカメラ本体10のMCU1、モータ制御部2、その他の動作部(フィルム給送装置等)6に、適宜、供給される。
【0003】このカメラ本体10は、オートフォーカス用モータ21を内蔵した交換レンズ20、オートフォーカス用モータを内蔵しない交換レンズ(図示省略)が装着可能になっている。オートフォーカス用モータを内蔵しない交換レンズ(図示省略)の装着時、モータ制御部2は、そのオートフォーカスを行うべく、オートフォーカス用モータ5の動作を制御する。このモータ制御部2には内部に複数のNチャネルMOSトランジスタ(図示省略)が配置され、これらを選択的にオン/オフさせることにより、オートフォーカス用モータ5の回転制御の方向(正転/反転)が決定される。
【0004】一方、オートフォーカス用モータ21を内蔵した交換レンズ20の装着時(図4)には、交換レンズ20側のオートフォーカス用モータ21が回転制御される。このオートフォーカス用モータ21を回転させるためには大容量の電流が必要であるため、カメラ本体10側からレンズ接点部7、22を介して、電池3の電源電圧Vd(6V)が供給される。
【0005】ここで、カメラ本体10から交換レンズ20への電源電圧Vdの供給は、誤作動等を防止するため、レンズ接点部1Cと電池3との間にスイッチング素子(例えば、NチャネルMOSトランジスタ8A)を配置し、このNチャネルMOSトランジスタ8Aを適宜切り替えて行われる。NチャネルMOSトランジスタ8Aはゲートに一定レベルの電圧を印可することによってオンするが、このゲートへの一定電圧Vcc2の供給は、MCU1からの制御信号に基づいて行われる(スイッチ部8Bによる切替)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のようにNチャネルMOSトランジスタ8Aをオンにするに当たっては、ゲート−ソース間の電位差を一定以上にする必要があり、上記のようにカメラ本体10で要求される一定電圧Vcc1より大きな一定電圧Vcc2(例えば、12V)をそのゲートに供給しなければならない。このためカメラ本体10側のDC−DCコンバータ4は、カメラ制御全般に用いられる一定電圧Vcc1のみならず、一定電圧Vcc2を変換して出力しなければならない。
【0007】このように一定電圧Vcc1、Vcc2を、個別に出力するDC−DCコンバータ4は、電源電圧Vdを1つの一定電圧(例えば、Vcc1)を変換するDC−DCコンバータ(図示省略)に比べてチップが大きくなり、又、このチップの周囲に配置するコンデンサ(図示省略)等の部品点数も増え、モジュール全体が大型化する。このモジュールの大型化は、近年要求されている高機能カメラのコンパクト化の妨げになる。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、カメラ本体から交換レンズに電源電圧を選択的に供給するスイッチング素子の動作に2種の電圧が必要な場合でも、定電圧回路部を単一電源にすることで、定電圧回路部のモジュールの小型化、ひいてはこれが装着されたカメラ全体の小型化を図ることができるカメラの電圧制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1発明は、カメラの電圧制御装置に電源と、カメラ本体側に設けられた動作部を駆動する駆動手段と、該駆動手段に制御信号を出力する主制御手段と、前記カメラ本体に着脱自在に接続されるレンズ部にレンズ接点部を介して電源電圧を供給するスイッチ手段と、前記電源電圧を第1の電圧に変換して前記駆動手段に供給する電圧変換手段とを備え、前記駆動手段が、前記供給された第1の電圧を第2の電圧に変換して前記動作部を駆動すると共に、前記主制御手段からの制御信号に基づいて前記第2の電圧を前記スイッチ手段に供給してオン/オフ動作を行うものである。斯かるカメラの電圧制御装置では、電源電圧を所望の電圧に変換する電圧変換手段は、1つの一定電圧を変換すればよいので、当該電圧変換手段のモジュールを小型化でき、回路構成も簡易になる。
【0010】又、請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラの電圧制御装置において、前記レンズ接点部に、前記レンズ部に供給されている電源電圧が所定値以下であるか否かを判定する判定手段を接続し、該判定手段が、前記電源電圧が前記所定値以下のときに前記スイッチ手段をオフさせて前記レンズ部への前記電源電圧の供給を停止させるものである。これにより、簡単な構成で、レンズ接点部での電気的な接続不良、重負荷による電圧の低下等が生じたときに、応答性よく、レンズ部への電源電圧を遮断することができる。
【0011】又、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラの電圧制御装置において、前記駆動手段の内部に前記動作部をオン/オフ制御するためのNチャネルMOSトランジスタを設け、前記スイッチ手段もNチャネルMOSトランジスタによって構成したものである。この場合、NチャネルMOSトランジスタのゲートにかける電圧を共通化でき、電圧変換手段の回路構成が簡易になり、その小型化も図れる。
【0012】又、請求項4の発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載のカメラの電圧制御装置において、前記動作部をオートフォーカス用モータとし、前記駆動手段を該オートフォーカス用モータを駆動するモータ制御部としたものである。これにより、オートフォーカス用モータを内蔵する交換レンズが装着可能な一眼レフレックスカメラにおいて、当該交換レンズへの電源電圧の供給が円滑に行われ、電圧変換手段のカメラへの実装スペースを小さくできる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明が適用される一眼レフレックスカメラの回路構成の概略を示す図である。
【0014】この図1に示すように、一眼レフレックスカメラのカメラ本体100には、オートフォーカス用モータ(駆動部)15、カメラ全体の動作制御を司るマイクロコンピュータ(MCU)11、MCU11からの制御信号(ポートP1,P2からの信号)に基づいてオートフォーカス用モータ15を制御するモータ制御部(駆動手段)12、電池(電源)13、定電圧回路部としてのDC−DCコンバータ(電圧変換手段)14、他の動作部(例えば、フィルム給送装置)16、電池13からの電源電圧Vdを交換レンズ20に供給するスイッチ素子としてのNチャネルMOSトランジスタ(スイッチ手段)18を備えている。
【0015】このように構成されたカメラ本体100では、電池13の電源電圧Vd(例えば、6V)がDC−DCコンバータ14によってカメラ制御全般に用いられる一定電圧Vcc1(例えば、5V)に変換され、この一定電圧Vcc1がMCU11、モータ制御部12、他の動作部16に、適宜、供給される。このカメラ本体100には、オートフォーカス用モータ21を内蔵した交換レンズ(レンズ部)20、オートフォーカス用モータを内蔵しない交換レンズ(図示省略)が選択的に装着される。
【0016】装着された交換レンズ20のレンズ接点部22は、カメラ本体10側のレンズ接点部17と一定の対応関係で電気的に接続され、カメラ本体10と交換レンズ20との間の信号の遣り取りが行われる(レンズ通信)。尚、図中、レンズ接点部22に示す「Vcc1」は一定電圧Vcc1が供給される端子、「R/W1」「R/W2」はリード/ライトを指示するための制御信号が入出力される端子、「SCK」はクロックが入力される端子、「SIO」は入力/出力を指示する制御信号が入力される端子、「LBAT」は電源電圧Vdが印可される端子、「LGND」はアースされる端子を各々示している。
【0017】このように構成されたカメラ本体100では、モータを内蔵しない交換レンズ(図示省略)の装着時、モータ制御部12が、交換レンズのオートフォーカス動作を行うべく、MCU11からの制御信号に基づいて出力端子OUT1,OUT2からの駆動信号を出力し、オートフォーカス用モータ15の回転制御を行う。このモータ制御部12には、その内部に複数のNチャネルMOSトランジスタ(図示省略)が配置され、これらNチャネルMOSトランジスタが切り替わることで、オートフォーカス用モータ15の正転/反転が行われる。
【0018】このモータ制御部12には、DC−DCコンバータ14によって変換された一定電圧Vcc1(5V)が供給されるが、更に、モータ制御部12は、その昇圧回路部12A(チャージポンプ用コンデンサ12X,12Y)にて、DC−DCコンバータ14から供給された一定電圧Vcc1を一定電圧Vcc2(例えば、12V)に昇圧する。
【0019】このときDC−DCコンバータ14からの一定電圧Vcc1はオートフォーカス用モータ15の制御に、昇圧された一定電圧Vcc2はその内部のNチャネルMOSトランジスタのゲートの制御に用いられる。又、モータ制御部12によって昇圧された一定電圧Vcc2は、外部のNチャネルMOSトランジスタ18のゲートの制御にも用いられる。
【0020】又、カメラ本体100は、オートフォーカス用モータ21を内蔵した交換レンズ20の装着時、交換レンズ20側で当該オートフォーカス用モータ21を作動させるための大容量の電流を必要とするため、電池13からレンズ接点部17、レンズ接点部(LBAT端子)22を介して交換レンズ20に電源電圧Vd(6V)を供給する。
【0021】この電源電圧Vdの供給は、モータ制御部12が、MCU11からの制御信号(P3の制御信号)に応じて、OUT3から一定電圧Vcc2をNチャネルMOSトランジスタ18のゲートに印可することで行われる。このときMCU11は、後述のプログラムに従って、電源電圧Vdを交換レンズ20側に供給するタイミングを判断し、ポートP3の制御信号のレベルを決定する(例えば、NチャネルMOSトランジスタ18は、ポートP3がハイレベルのときオフ、ポートP3がロウレベルのときオンとなる)。
【0022】ここでNチャネルMOSトランジスタ18のオン/オフを行うためのプログラムについて、図2を用いて説明する。一眼レフレックスカメラにフィルムが装填され、このプログラムが開始されると、先ず、ステップS1でDC−DCコンバータ14がオンされる。このDC−DCコンバータ14によって電池13からの電圧Vd(例えば、6V)が第1の定電圧Vcc1(例えば、5V)に変換される。変換された一定電圧Vcc1は、モータ制御部12に供給され、このモータ制御部12の昇圧回路部12A(チャージポンプ用コンデンサ12X,12Y)によって一定電圧Vcc2に昇圧される。次のステップS2では、レンズ接点部17、22を介したカメラ本体100と交換レンズ20とシリアル通信(レンズ通信)が開始される。このレンズ通信によって、カメラ本体100側のMCU11は、装着されている交換レンズ20の各種情報(レンズの種類、F値等)を取得する。
【0023】次のステップS3では、ステップS2での通信内容に応じて、交換レンズ20側で電池13からの電源電圧Vdを必要としているか否かが判別される。この判別結果が“Yes”のときにはステップS4に進んで、ポートP3からの制御信号のレベルをロウレベルにして、モータ制御部12のOUT3から一定電圧Vcc2をNチャネルMOSトランジスタ18のゲートに印可する。このとき、NチャネルMOSトランジスタ18はオンとなり、レンズ接点部17、レンズ接点部(LBAT端子)22を介して電池13の電圧Vdが、交換レンズ20に供給される。
【0024】一方、前記ステップS3の判別結果が“No”のときにはステップS6に進んで、ポートP3からの制御信号のレベルをハイレベルに切り替え、モータ制御部12のOUT3からNチャネルMOSトランジスタ18のゲートへの電圧の供給を停止させる。このときNチャネルMOSトランジスタ18はオフとなり、電池13から交換レンズ20への電源電圧Vdの供給が停止される。
【0025】以上説明したように、この第1の実施の形態の電圧供給装置によれば、NチャネルMOSトランジスタ18の切り替えに必要な一定電圧Vcc2が、モータ制御部12の昇圧回路部12Aにて得られるので、DC−DCコンバータ14は、一定電圧Vcc1を変換するだけでよい。従って、電圧を供給するためのDC−DCコンバータ(定電圧回路部)14自体が簡易化し、その実装スペースが小さくてすみ、カメラ本体の小型、更には、コスト的なメリットが得られる。
【0026】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態について、図3を用いて説明する。この第2の実施の形態の電圧制御装置は、カメラ本体300側のレンズ接点部17(レンズ接点部22のLBATに対応する端子)に、交換レンズ20に供給されている電源電圧Vdが所定電圧(所定値)Vth以下となったか否かを判定する判定回路40が接続されている点が、上記した第1の実施の形態のカメラ本体100と異なる。尚、その他のカメラ本体300の構成は、上記した第1の実施の形態と同じであり、同一の部材には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0027】第2の実施の形態のカメラ本体300には、図3に示すように、比較器41、分圧抵抗R1,R2からなる判定回路40が配置されている。判定回路40は、その比較器41の一方の端子に、レンズ接点部17(レンズ接点部22のLBATに対応する端子)が接続されて当該端子が交換レンズ20側に供給される電源電圧Vdとなる。又、比較器41の他方の端子は分圧抵抗R1,R2にて分圧された電位となっている。
【0028】このように構成された判定回路40では、交換レンズ20のカメラ本体300への装着状態が不完全のとき、交換レンズ20側の負荷が急激に増加したときのように、レンズ接点部(LBAT)22に対応するレンズ接点部17の電位が低下して、上記分圧抵抗R1,R2の比で決定される所定電圧Vthを下回ったとき、比較器41の出力が反転(ハイレベルからロウレベル)する。これにより、NチャネルMOSトランジスタ18のゲートの電圧は、モータ制御部12のOUT3のレベルに関わらずに低下して、NチャネルMOSトランジスタ18がオフとなり、電池13から交換レンズ20への電源電圧Vdの供給が停止される。
【0029】これにより、交換レンズ20の装着時にレンズ接点部17,22間の電気的な接続不良が生じたり、交換レンズ20側の重負荷による電源電圧Vdの低下等が生じたときに、応答性よく、交換レンズ20への電源電圧Vdを遮断し、交換レンズ20での動作不良(誤作動)等を未然に防ぐことができる。この第2の実施の形態においても、電圧を供給するためのDC−DCコンバータ(定電圧回路部)14自体が簡易化し、実装スペースが縮小し、コスト的なメリットが得られる。
【0030】尚、この第2の実施の形態の判定回路40に代えて、MCU11にレンズ接点部17(レンズ接点部22のLBATに対応する端子)の電位を監視させ、NチャネルMOSトランジスタ18をオフさせるようにしてもよい。
【0031】又、上記した第1、第2の実施の形態では、電池13を交換レンズ20に供給する際のスイッチング素子としてNチャネルMOSトランジスタ18を用いた例について説明したが、スイッチング素子はこれに限られないことはいうまでもない。又、上記した第1、第2の実施の形態では定電圧回路部(電圧変換手段)としてDC−DCコンバータ14を用いる例について説明したが、他の定電圧回路部を適用した場合にも、当該定電圧回路部の小型化が可能であり、同様の作用効果が達成されることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明した請求項1のカメラの電圧制御装置によれば、電圧変換手段によって変換された第1の電圧が、駆動手段にて第2の電圧に変換され、第1の電圧を用いてカメラ本体の動作部を駆動すると共に、主制御手段からの制御信号に基づいて前記第2の電圧が電源とレンズ接点部との間に配置されたスイッチ手段のオン/オフ動作に用いられるので、電圧変換手段自体は、1つの一定電圧(第1の電圧)を変換すればよく、回路構成が簡易になり、当該モジュールを小型化(実装スペース縮小)による電子機器全体の小型化、コストの低減が図れる。
【0033】又、請求項2のカメラの電圧制御装置は、レンズ部に供給されている電源電圧が所定値以下であるか否かを判定する判定手段が当該レンズ接点部に接続されて、電源電圧が前記所定値以下のときに、前記レンズ部への前記電源電圧の供給を停止させるので、レンズ接点部での電気的な接続不良、重負荷による電圧の低下等が生じたときに、応答性よく、レンズ部への電源電圧を遮断し、カメラの誤作動、素子破壊等を未然に防止することができる。
【0034】又、請求項3のカメラの電圧制御装置は、前記駆動手段の内部で切り替え動作を行うスイッチがNチャネルMOSトランジスタで構成され、更に、スイッチ手段がNチャネルMOSトランジスタで構成されているので、これらNチャネルMOSトランジスタのゲートにかける電圧を共通化して、電圧変換手段が変換する電圧を1つとし、回路の簡易化を実現できる。
【0035】又、請求項4のカメラの電圧制御装置は、前記動作部をオートフォーカス用モータとし、前記駆動手段をオートフォーカス用モータを駆動するモータ制御部としているので、オートフォーカス用モータを内蔵する交換レンズが装着可能な一眼レフレックスカメラにおいて、当該交換レンズへの電源電圧の供給を円滑に行うと共に、電圧変換手段の実装スペースの縮小化によるカメラ全体の小型化、低コスト化を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン
【出願日】 平成12年4月25日(2000.4.25)
【代理人】 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
【公開番号】 特開2001−305627(P2001−305627A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−123990(P2000−123990)