| 【発明の名称】 |
ストロボ内蔵カメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】若林 勤
【氏名】中島 篤史
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| 【要約】 |
【課題】内蔵ストロボユニットの位置検出を小型化し、コンパクトなストロボ内蔵カメラを提供する。
【解決手段】ストロボ(2)を発光させる使用位置とストロボ(2)を格納する格納位置との間でストロボの発光部を略円弧状軌跡に沿って移動させる発光部移動部材と、発光部移動部材を略円弧状軌跡の中心部付近で支持する支持部(3)と、を有するストロボ内蔵カメラにおいて、ストロボ発光部の位置検出を行う位置検出部と、前記支持部との位置関係を保ちストロボ発光部の位置検出のための電気接点(41,42)を有する被摺動部(4)と、発光部移動部材と同一回転軸で移動し被摺動部と前記移動の方向に沿って摺動を行い、電気接点と電気的導通が可能な接触部(7)を有し、位置検出部は接触部(7)と電気接点(41,42)との電気的導通によりストロボ発光部の位置を検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ストロボを発光させる使用位置と該ストロボを格納する格納位置との間で該ストロボの発光部を略円弧状軌跡に沿って移動させる発光部移動部材と、該発光部移動部材を該円弧状軌跡の中心部付近で支持する支持部と、を有するストロボ内蔵カメラにおいて、該ストロボ発光部の位置検出を行う位置検出部と前記支持部との位置関係を保ち、該ストロボ発光部の該位置検出のための電気接点を有する被摺動部と、該発光部移動部材と同一回転軸で移動し、該被摺動部と前記移動の方向に沿って摺動を行い、該電気接点と電気的導通が可能な接触部を有し、該位置検出部は該接触部と該電気接点との電気的導通により該ストロボ発光部の位置を検出することを特徴とするストロボ内蔵カメラ。 【請求項2】 前記接触部は該中心付近に前記電気接点を有し、該接触部は電気的導通が可能なブラシ部を有することを特徴とする請求項1記載のストロボ内蔵カメラ。 【請求項3】 前記接触部を前記被摺動部との間に内在させ前記移動の方向に延在する接触部保護部材を有することを特徴とする請求項1乃至2記載のストロボ内蔵カメラ。 【請求項4】 前記接触部と前記接触部保護部材との少なくとも一方は略扇形形状であることを特徴とする請求項3記載のストロボ内蔵カメラ。 【請求項5】 前記電気接点は、前記発光部移動部材が前記使用位置付近にある場合に、前記接触部と電気的導通をすることを特徴とする請求項1乃至4記載のストロボ内蔵カメラ。 【請求項6】 前記電気接点を複数有することを特徴とする請求項1乃至5記載のストロボ内蔵カメラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はストロボ内蔵カメラに関する。特に好適なストロボ発光部の位置検出機構を有するストロボ内蔵カメラに関する。 【0002】 【従来の技術】ペンタプリズム上部の使用位置と格納位置との間を移動可能なストロボを内蔵した一眼レフカメラがたとえば、特開昭63−106736号公報に開示される。ところが、内蔵ストロボで検知ピンを押し下げる構造のため検知ピンの長さの都合上、格納位置から使用位置への移動途中で使用位置検出用の接点が短絡して使用位置の認識をしてしまうことがあった。一方、内蔵ストロボの発光部を高い位置まで上げるほど、レンズ鏡筒によるストロボ光のケラレが減少するため、なるべく高い位置まで内蔵ストロボの発光部を上げることが望まれている。このように高い位置まで内蔵ストロボの発光部を上げると前記内蔵ストロボの位置検知機構では、確実に発光位置まで移動したか否かの判定ができなくなってしまう。そこで、図5,6に示すような、内蔵ストロボ201と一体的に回転する軸203に固設されたスイッチ接片204が上カバー202に配置される接点基板205と接触することで使用位置となったことが検知される。この機構の場合には、使用位置に近い位置でスイッチ接片204と接点基板205とが接触するため確実に使用位置への移動を検出できる利点がある。 【0003】 【発明が解決すべき課題】ところが、上記図5,6に示す位置検知機構では、特にカメラの横方向の寸法が大きくなり、カメラのペンタプリズム部の幅が大きくなってしまいストロボ内蔵カメラのコンパクト化が妨げられてしまうという問題があった。 【0004】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、特にカメラ横方向の寸法を小さくできるようなコンパクトなストロボ内蔵カメラの提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決するために請求項1の発明は、ストロボ(2)を発光させる使用位置とストロボ(2)を格納する格納位置との間でストロボの発光部を略円弧状軌跡に沿って移動させる発光部移動部材と、発光部移動部材を略円弧状軌跡の中心部付近で支持する支持部(3)と、を有するストロボ内蔵カメラにおいて、ストロボ発光部の位置検出を行う位置検出部と、前記支持部との位置関係を保ちストロボ発光部の位置検出のための電気接点(41,42)を有する被摺動部(4)と、発光部移動部材と同一回転軸で移動し被摺動部と前記移動の方向に沿って摺動を行い、電気接点と電気的導通が可能な接触部(7)を有し、位置検出部は接触部(7)と電気接点(41,42)との電気的導通によりストロボ発光部の位置を検出することを特徴とする。 【0006】また、請求項2の発明は、接触部(7)は発光部材の略円弧状移動の中心付近に電気接点(41,42)を有し、接触部(7)は電気的導通が可能なブラシ部を有することを特徴とする。 【0007】また、請求項3の発明は、接触部(7)を被摺動部(4)との間に内在させ移動の方向に延在する接触部保護部材(32)を有することを特徴とする。 【0008】また、請求項4の発明では、接触部(7)と接触部保護部材(32)との少なくとも一方が略扇形形状であることを特徴とする。 【0009】また、請求項5の発明では、電気接点(41,42)は、発光部移動部材が使用位置付近にある場合に、接触部(7)と電気的導通をすることを特徴とする。 【0010】また、請求項6の発明では、電気接点(41,42)を複数有することを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は、本発明による内蔵ストロボユニットを含むの分解斜視図である。1は、カメラ本体の外装としての上カバーであり、カメラ本体の一部を構成する。11は、内蔵ストロボユニット2が回転できるように軸を保持するための軸受け穴である。21は、内蔵ストロボユニット2を構成する下ケースである。 【0012】この下ケース21は、ねじりコイルバネ5によりたえず格納位置から使用位置へ向けての付勢力、すなわち図1にて時計方向回転のモーメントを受ける。3は、摺動ブラシ保持軸であり、軸部31が前記上カバー1の軸受け穴11に嵌入して内蔵ストロボユニット2が軸受け穴11に規制され軸部31を中心として回転できる。 【0013】また、この軸部31の先端部33は小判形状のキーとなっており、下ケース21の小判形状のキー穴22に嵌入して下ケース21と一体的、すなわち内蔵ストロボユニット2と同一回転軸で一体的に回転する。 【0014】この摺動ブラシ保持軸3に摺動ブラシ7が固着され、摺動ブラシ保持軸3と一体的、すなわち、内蔵ストロボユニット2と同一回転軸で一体的に回動する。なお、摺動ブラシ7は摺動ブラシ保持軸3の翼部32にてブラシ接点圧力方向の位置が決められ、摺動ブラシ保持軸3の突起35に摺動ブラシ7の位置決め穴71を嵌入して回転方向の位置を決めている。さらに、摺動ブラシ7は、非常に薄い燐青銅等の金属で作られており、回転時に周辺機構部と微弱な接触をしても損傷の可能性があるが、摺動ブラシ保持軸3の翼部32が移動方向に延在しているため周辺機構部との接触を防止している。また、翼部32と摺動ブラシ7は共に内蔵ストロボユニット2の回転駆動量に応じた角度を有する扇形形状となっている。また摺動ブラシ7は、ストロボユニット2の回転中心付近に配置されており内蔵ストロボユニット7と同一回転軸で一体的に回転する構造となっている。そのため、内蔵ストロボユニット7の位置検出は確実に行うことができ、かつカメラの外形が上方に突出することなくカメラをコンパクトにすることが出来る。 【0015】内蔵ストロボユニット2の下ケース21と摺動ブラシ保持軸3とは、段付きビス6を摺動ブラシ保持軸3の軸部31先端に設けられたねじ穴34に螺合することにより固着される。4はフレキシブルプリント板で電気接点パターン41,42が設けられている。電気接点パターン41は接地用そして、摺動ブラシ7と電気接点パターン41,42とから構成されるスイッチにより、内蔵ストロボユニット2が格納位置にあるか使用位置にあるかが検出できる。さらに、内蔵ストロボユニット2が使用位置または使用位置付近にあるときに電気接点パターン42が摺動ブラシ7と接触するように構成されているため、確実に使用位置に移動したことが検出できる。なお、電気接点パターンは2つに限らず多数とすることが出来る。電気接点パターンを多数にした場合は、ストロボユニットの位置を複数の位置で検出できる。たとえば、ストロボユニットを格納位置・移動位置・発光位置で検出すれば、格納位置では露光秒時がストロボモードになるのを禁止し、移動位置ではシャッタ動作を禁止し、発光位置ではストロボの充電を指示することも出来る。逆に接地を他でとることにより電気接点を1つにすることもできる。 【0016】図2は、摺動ブラシ保持軸3の中心を通りカメラの光軸に垂直な面でカメラを切断した断面図である。カメラの内部機構10と摺動ブラシ7とはかなり接近しているが、摺動ブラシ保持軸3の翼部32により摺動ブラシ7は保護されているため、内部機構10の組込の際の位置ズレや内部機構の部品寸法のバラツキにより内部機構10が摺動ブラシ7側によっても翼部31と接触するのみで摺動ブラシ7が破損するようなことはない。一方、図5,6に示す従来方式では、カメラの内部機構10が組込時の位置ズレや部品寸法のバラツキによってスイッチ接片204に近づくと、内部機構10とスイッチ接片204とが微弱に接触してしまう可能性がある。このときスイッチ接片204は回転するため破損し、位置検出機構のスイッチとしての機能が損なわれ、使用位置への移動を検出できなくなる。これを防止するには、カメラの内部機構10とスイッチ接片を十分に離す必要があり、カメラの大型化の要因となっていた。 【0017】図3は、図2のI−I断面を示す。図3では内蔵ストロボユニット2は格納位置にあるが、使用位置に移動するさいには摺動ブラシ保持軸3の軸部31を中心に円弧状の軌跡に沿って移動する。 【0018】図4は、本発明による内蔵ストロボ位置検出機構と従来方式との比較を示す断面図である。2点鎖線は図6に示すのと同じ従来の内蔵ストロボユニットの大きさを示しており、実線は図2に示した本発明の内蔵ストロボユニットを示している。このように、本発明によりカメラの内蔵ストロボユニットの特に横方向が小型化されている。 【0019】なお、カメラ上部でストロボが移動する例をもって説明したが、本発明はストロボ移動を行うストロボ内蔵カメラであればカメラ横部でストロボユニットが移動するものにも適応できることは言うまでもない。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように本発明によるストロボ内蔵カメラは、ストロボユニットの位置が確実に検出できる。また、請求項2の発明では、被摺動部及び接触部を小型化できカメラ全体も小型化できる。また、請求項3の発明では、接触部保護部材を有するためカメラ内蔵機構部の組込ズレや内蔵部品の寸法のバラツキがあったとしても、内蔵機構部と接触部とは直接接触するようなことがないので、内蔵機構部とのクリアランスを極小にでき、またストロボユニットの検出がより確実になる。また、請求項4の発明では、検出機構の高さ方向についても小型化できる。また、請求項5の発明では、発光位置以外で誤検出する危険が減りストロボユニットの検出がより確実になる。また、請求項6の発明では、ストロボユニットを複数の位置で検出することも可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004112 【氏名又は名称】株式会社ニコン
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| 【出願日】 |
平成12年4月24日(2000.4.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−305626(P2001−305626A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−122768(P2000−122768) |
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