| 【発明の名称】 |
バリア部材を備えたカメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】福島 忠栄
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| 【要約】 |
【課題】カメラの前面をスライドして撮影レンズを開閉するバリア部材は、カメラ前面に沿って右手で一方向に移動させて撮影レンズを開放し、カメラを右手でホールドするものが知られている。この場合、右手で撮影するには不都合はないが、右手の不自由な人や、どうしても左手で撮影さぜるを得ない状況のときなどには不都合な構成である。左右いずれの手でも容易に撮影できるカメラを構成するバリア装置を提供する。
【解決手段】カメラ前面の撮影レンズ、ファインダー対物窓、測光測距窓等を覆うバリア部材が、右または左のいずれの側の任意の方向にスライドできるように構成する。また、バリア部材上にシャッタレリーズ部材及びその他の撮影時に使用する操作部材を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カメラの前面の一部をカバーするバリア部材を前記カメラの前面に対して移動させることで、カメラ前面に配された撮影レンズ部を開閉させるバリア部材を備えたカメラにおいて、前記バリア部材の位置として、該バリア部材を前記撮影レンズ部をカバーする閉位置と、該閉位置から右方向に移動してレンズ部に対するカバー状態を解除した右開位置と、前記閉位置から左方向に移動してレンズ部に対するカバー状態を解除した左開位置を設け、閉位置から右開位置または左開位置いずれの位置へも移動自在に構成したことを特徴とするカメラ。 【請求項2】 前記バリア部材をカメラの前面に沿って移動可能に案内する案内部が設けられる請求項1に記載のカメラ。 【請求項3】 前記バリア部材は前記カメラの本体部の全周を覆うように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ。 【請求項4】 前記バリア部材上にシャッタレリーズ部材を配したことを特徴とする請求項1または2または3に記載のカメラ。 【請求項5】 前記バリア部材上に前記レリーズ部材以外の操作部材を備えたことを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの撮影レンズを開閉するバリア装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の、カメラの前面をスライドして撮影レンズを開閉するバリア部材は、特開平8−6114に示されているように、前記カメラの前面に沿って右手で一方向に移動させて前記撮影レンズを開放し、前記カメラを右手でホールドするものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来例では、右手で撮影する場合にはなんら不都合はないが、右手が不自由な人もしくはどうしても左手で撮影せざるを得ない状況のときなどは、はなはだ、不都合な構成である。 【0004】本出願に係る発明の目的は、左右いずれの手でも容易に撮影できるカメラを構成するバリア装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するために、本発明はカメラ前面の撮影レンズ、ファインダー対物窓、測光・測距窓等を覆うバリア部材が、右または左のいずれの側の任意の方向にスライドできるように構成したものである。また、前記バリア部材上にシャッタレリーズ部材及びその他の撮影時に使用する操作部材を設けている。 【0006】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下図1から図6に基づいて説明する。 【0007】図1は本実施の形態のカメラを示し、バリア部材を閉じた状態の斜視図である。図2はバリア部材を一方に開いた状態を示し、図3はバリア部材を反対側に開いた状態を示し、図4はシャッタレリーズ部材の作動を示す。 【0008】図1、図2、図3において、1はカメラボディ、2はバリア部材、3はシャッタレリーズ部材、4は指掛かり部、5は撮影レンズ、6は測距窓、7はファインダ対物窓、8は電子閃光器、9は測光窓、21,22は発光素子、23、24は受光素子を示す。 【0009】カメラボディ1とバリア部材2との連結構造はカメラボディに設けた1a、1bで示す溝部にバリア部材に設けられた不図示の突起部がそれぞれ嵌入してスライドされ、撮影レンズに対して開閉される。バリア部材2が撮影レンズ5を開放した状態で、不図示の電源スイッチがオンされ、撮影レンズ5を閉鎖状態でオフされる。 【0010】バリア部材2は撮影レンズに対して左、中央、右とスライドし、その各々の位置で停止し、安定するように不図示のクリックが作用する。 【0011】バリア部材2上にはシャッタレリーズ部材3と指掛かり部が設けられ、指掛かり部4はバリア部材の開閉を容易にし、グリップとしてもカメラをホールドするのに好適である。 【0012】バリア部材2が図2の示す位置にあるとき、図4において、20はシャッタレリーズ部材の上部に配された透過板、21,22は発光素子、23,24は受光素子を示す。 【0013】バリア部材2が撮影レンズ5に対して開放されると(例えば、図2の状態のように開放されると)前述のように、不図示の電源スイッチがオンされ、不図示の回路で、バリア部材2で覆われた側の発光素子21が点灯され、受光素子23が作動可能状態になり、バリア部材2に覆われていない側の発光素子22が発光せず、受光素子24も作動しないようになっている。発光素子21と受光素子23のそれぞれの発光面及び受光面がシャッタレリーズ部材20の透過板20の下に位置し、Fで示す撮影者の指がシャッタレリーズ部材3の透過板20におかれると発光素子21の光が指Fに到達し、指Fによる反射光を受光素子23で受光し、不図示のシャッタレリーズ回路が作動し、露出が行われる。 【0014】図3のようにバリア部材2が図2の場合とは反対側にあるときは、発光素子22が発光し、受光素子24が作動可能状態となり、シャッタレリーズ部材3の透過板20の上に指Fがおかれると、発光素子22の光が指Fで反射して受光素子24に入射すると不図示のシャッタレリーズ回路が作動し、露出が行われる。 【0015】以上の構成により、本実施例ではバリア部材2を図2の位置に開いた場合、右手で撮影する操作に適しており、図3の位置に開いた場合、右手の場合と同じ操作を行うことができる。 【0016】(第2の実施の形態)図5は第1の実施の形態の一部の変形例の背面から見た斜視図で、11はファインダー用の接眼レンズ11を示し、12は撮影時に必要な操作部品例えばズームスイッチ12が配置されている場合を示したものである。ズームスイッチ12もバリア部材2に設けられているので、第1の実施の形態と同様にバリア部材2の開き方で左右どちらの手でもシャッタレリーズ部材3と同様に操作可能である。また、第2の実施の形態ではバリア部材2の閉鎖状態(バリア部材を図1に位置に設定した状態)で接眼レンズ11が閉鎖状態にすることができる。 【0017】(第3の実施の形態)図5は第1の実施の形態の一部の変形実施例でり、バリア部材2がカメラボディ1の断面の全周を覆うように構成されている。バリア部材2の強度をよりあげることができ、撮影時のグリップとして有効に使用することができるように13で示す親指当てが配置されている。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、バリア部材を撮影レンズに対して左右どちらにも任意の方向に開くことができ、当該バリア部材上にシャッタレリーズ部材を設置することで、複数の同一機能を操作部に設けることなく、右手でも左手でもまったく同一の状況で使用することができるカメラを提供することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月24日(2000.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090538 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 恵三 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−305611(P2001−305611A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−122493(P2000−122493) |
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