| 【発明の名称】 |
カメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 洋一郎
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| 【要約】 |
【課題】磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供する。
【解決手段】磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラにおいて、磁気記録部に対して磁気による情報の書き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッド動作時に駆動するモーター7と、このモーター7の周囲の少なくとも一部を覆うことにより磁気シールドを行う弾性部材101とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラにおいて、上記磁気記録部に対して磁気による情報の書き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッド動作時に駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの周囲の少なくとも一部を覆うことにより磁気シールドを行う弾性部材と、を具備することを特徴とするカメラ。 【請求項2】 磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラにおいて、上記磁気記録部に対して磁気による情報の書き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドと、上記フィルムを巻き取る巻取りスプールと、上記巻取りスプールの内部に配置され、上記磁気ヘッド動作時に上記スプールを駆動するアクチュエータと、上記巻取りスプールの少なくとも一部を覆うことにより磁気シールドを行う弾性部材と、を具備することを特徴とするカメラ。 【請求項3】 上記弾性部材は、電磁エネルギを熱エネルギに変換することによりシールド効果を得ることを特徴とする請求項1または2記載のカメラ。 【請求項4】 上記弾性部材は、振動を吸収する性質を有することを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。 【請求項5】 上記弾性部材は、その外表面または内表面が放熱用形状を有していることを特徴とする請求項3記載のカメラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラが知られている。 【0003】このようなカメラにおいて、特開平6−332064号公報は、巻取りスプールの外径を大きくすることなしに、巻取りスプールの内部に設けられたモーターから発生する磁束がフィルムの磁気記録部に影響を及ぼすことのない磁気記録可能なフィルムを使用するカメラを開示している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した特開平6−332064号公報には磁気シールド効果について記載しているが、モーター音を小さくすることなど静音効果については何ら記載していない。 【0005】本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、第1の発明に係るカメラは、磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラにおいて、上記磁気記録部に対して磁気による情報の書き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッド動作時に駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの周囲の少なくとも一部を覆うことにより磁気シールドを行う弾性部材とを具備する。 【0007】また、第2の発明に係るカメラは、磁気記録が可能な磁気記録部を有するフィルムを用いたカメラにおいて、上記磁気記録部に対して磁気による情報の書き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドと、上記フィルムを巻き取る巻取りスプールと、上記巻取りスプールの内部に配置され、上記磁気ヘッド動作時に上記スプールを駆動するアクチュエータと、上記巻取りスプールの少なくとも一部を覆うことにより磁気シールドを行う弾性部材とを具備する。 【0008】また、第3の発明に係るカメラは、第1または第2の発明において、上記弾性部材は、電磁エネルギを熱エネルギに変換することによりシールド効果を得る。 【0009】また、第4の発明に係るカメラは、第1または第2の発明において、上記弾性部材は、振動を吸収する性質を有する。 【0010】また、第5の発明に関するカメラは、第3の発明において、変換された熱エネルギを放出するために、上記弾性部材は、その外表面または内表面が放熱用形状を有している。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。 【0012】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を適用した磁気記録部付きフィルムを使用するカメラの構成を示す図である。図1に示すように、カメラ本体1と、このカメラ本体1の中央部の図面上側に設けられた図示しない撮影レンズを保持しているレンズ鏡筒2と、上記カメラ本体1の図面左側に該カメラ本体1に一体に設けられたパトローネ室1aと、同カメラ本体1の図面右側に一体に設けられたスプール室1bとを有している。 【0013】上記パトローネ室1aは、断面略U字状にカメラの前面となる側(図面上側)に向かって突設されていて、カメラの背面となる側(図面下側)は開口してフィルムパトローネ3が装填されるようになっており、図示しない裏蓋を閉じることにより、外部と光密に閉蓋されるようになっている。 【0014】上記フィルムパトローネ3に収納されているフィルム4は、図示しない磁気記録部が例えばその長手方向に沿って帯状に設けられていて、カメラのフィルム送り出し動作に従って、該パトローネ3から送り出されるようになっている。 【0015】この送り出されたフィルム4は、上記スプール室1b内のほぼ中央部に設けられ、アクチュエータとしてのモーター7により駆動される巻取りスプール6に巻き取られるようになっている。 【0016】さらにこのカメラは、上記フィルムパトローネ3と巻取りスプール6の間に、磁気記録/再生する磁気ヘッド5が、例えば図示しない裏蓋に支持された磁気ヘッド保持板12に載置して設けられ、上記フィルム4の磁気記録部へ当接可能に保持されている。 【0017】図2はカメラの電気回路の構成を示す図である。本実施形態のカメラはCPU21により各種の動作が制御される。例えば、上記磁気ヘッド5は記録再生回路22を介して駆動され、モーター7はモーター駆動回路26を介して駆動される。 【0018】上記磁気ヘッド5は、シールド線やツイストペア線などによって上記記録再生回路22に接続されていて、そのコア線23を該記録再生回路22に接続するとともに、外皮となる線24は接地されている。さらに、磁気ヘッド5には、この磁気ヘッド5から漏れる磁束をシールドするための磁気ヘッドケース25が設けられている。この磁気ヘッドケース25は、上記磁気ヘッド保持板12と電気スポット溶接などで一体的に固着され、この磁気ヘッド保持板12を介して接地されている。 【0019】図3は本発明の第1実施形態の構成を示す図である。ビス100により本体に固定され、磁気記録層を持つフィルムを巻き取る巻取りスプール6を駆動するためのモーター7の外表面には電磁シールド効果のある弾性部材101が配置された構成となっている。弾性部材101としてはゴムなどの弾性を有する高分子化合物、あるいは樹脂、発泡材料などからなる。このような弾性部材は電磁エネルギを熱エネルギに変換することでシールドする電磁シールド効果に加えて振動を吸収する性質を合わせもっている。 【0020】図4はモーター7に上記した弾性部材101を装着するようすを示す図である。図4に示すような中空で円筒形状の弾性部材101の底部には開口部101aが設けられている。この開口部101aから図に示すように軸を先頭にモーター7を挿入して弾性部材101をモーター7に取り付ける。ここで、弾性部材101の開口部101aの開口径はモーター7の外径よりも小さく形成されているので、挿入する場合には開口部101aを押し広げながらモーター7を挿入する。挿入した後は弾性部材101が元の大きさに戻るのでモーター7は上下方向に抜けなくなる。このようにして弾性部材101がモーター7に装着される。 【0021】図5は、モーター7に弾性部材を装着する他の例を示す図である。ここではモーター7のリード線を取り付ける側を先頭にしてモーター7が弾性部材101’の開口部101’aから挿入される。この場合も開口部101’aを押し広げながらモーター7を挿入するので、挿入した後、モーター7は上下方向に抜けなくなる。挿入後は、リード線102がモーター7に半田付けされる。 【0022】なお、上記した実施形態において、弾性部材101、101’にモーター7を挿入した後、接着剤により接着するようにしてもよい。 【0023】上記した第1実施形態によれば、磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供することができる。 【0024】(第2実施形態)本発明の第2実施形態では図6に示すように、モーター207がギア列208を介して巻取りスプール206に接続された構成を想定している。 【0025】図7は第2実施形態の構成を説明するための図である。第2実施形態では、まず図7(A)に示すようにモーター207がビス210によりカメラ本体209に固定される。次に図7(B)に示すような充填器211により図7(C)に示すように弾性部材としての充填材(樹脂)212を充填してモーター207を完全に固定する。なお、充填材のみでもモーター207を本体に固定することが可能である。 【0026】上記した第2実施形態によれば、磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供することができる。 【0027】(第3実施形態)図8は本発明の第3実施形態の構成を示す図である。本発明の第3実施形態では、モーター307が、巻取りスプール306の内部で、電磁シールド効果のある弾性部材としてのゴム部材301−1を介してビス308により本体309に固定されている。さらに、巻取りスプール306の外周囲にも電磁シールド効果のあるゴム部材301−2,301−3が設けられている。 【0028】上記した第3実施形態によれば、ゴム部材301−1,301−2,301−3を設けたので磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供することができる。さらに、ゴム部材301−2を設けることによりフィルム304が滑りにくくなって巻き取り易くなる効果がある。 【0029】(第4実施形態)図9〜図11は本発明の第4実施形態の構成を示す図である。第4実施形態では、各実施形態における弾性部材の外表面または内表面に放熱用フィン310を設けることで熱エネルギを放熱しやすい形状としている。 【0030】なお、上記した実施形態ではアクチュエータとしてモーターを想定したが、このモーターとしては、シャッターチャージモーター、ギア切り換え用モーター、レンズ駆動用モーター、ズームモーター、巻き上げ(巻き戻し)モーター、ミラーアップ(ダウン)駆動モーター、絞りモーターなどのDCモーターの他にステッピングモーター、超音波モーター、リニアモーター等の磁気を使ったモーター等がある。また、モーター以外のアクチュエータとして例えばプランジャーなどに適用することも可能である。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、磁気シールドと静音の両方の効果が得られるカメラを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月21日(1999.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−5090(P2001−5090A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−174086 |
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