| 【発明の名称】 |
磁界センサ並びに磁界分布測定方法及び装置並びに電磁波源探索方法及び装置並びに記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】平井 宏治
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| 【要約】 |
【課題】不要電磁波の放射源を推定することができる磁界分布測定装置を提供する。
【解決手段】電磁波源の磁界を測定する磁界センサ102と、磁界センサ102を被測定物106の近傍で駆動する駆動部101と、駆動部101を制御する制御部110と、磁界センサ102の測定値を演算処理する演算処理部108と、測定結果を表示する表示部109とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電磁波源の磁界を測定する磁界センサであって、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする磁界センサ。 【請求項2】 それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする請求項1記載の磁界センサ。 【請求項3】 前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の磁界センサ。 【請求項4】 前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする請求項3記載の磁界センサ。 【請求項5】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項1記載の磁界センサ。 【請求項6】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項1記載の磁界センサ。 【請求項7】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項1記載の磁界センサ。 【請求項8】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項1記載の磁界センサ。 【請求項9】 電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定方法であって、電磁波源の磁界を測定する磁界センサを前記電磁波源近傍で駆動する駆動工程と、前記駆動工程を制御する制御工程と、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算工程と、測定結果を表示する表示工程とを有することを特徴とする磁界分布測定方法。 【請求項10】 前記磁界センサは、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする請求項9記載の磁界分布測定方法。 【請求項11】 前記磁界センサは、それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする請求項10記載の磁界分布測定方法。 【請求項12】 前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする請求項10または11記載の磁界分布測定方法。 【請求項13】 前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする請求項12記載の磁界分布測定方法。 【請求項14】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項9記載の磁界分布測定方法。 【請求項15】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項9記載の磁界分布測定方法。 【請求項16】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項9記載の磁界分布測定方法。 【請求項17】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項9記載の磁界分布測定方法。 【請求項18】 電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定装置であって、電磁波源の磁界を測定する磁界測定手段と、前記磁界測定手段を前記電磁波源近傍で駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、前記磁界測定手段の測定値を演算処理する演算手段と、測定結果を表示する表示手段とを有することを特徴とする磁界分布測定装置。 【請求項19】 前記磁界測定手段は、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする請求項18記載の磁界分布測定装置。 【請求項20】 前記それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする請求項19記載の磁界分布測定装置。 【請求項21】 前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする請求項19または20記載の磁界分布測定装置。 【請求項22】 前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする請求項21記載の磁界分布測定装置。 【請求項23】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項18記載の磁界分布測定装置。 【請求項24】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項18記載の磁界分布測定装置。 【請求項25】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項18記載の磁界分布測定装置。 【請求項26】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項18記載の磁界分布測定装置。 【請求項27】 電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御工程と、前記制御工程により指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動工程と、前記電磁界センサからの信号を受信する受信工程と、前記電磁界センサの測定値を演算処理する演算工程と、測定結果を表示する表示工程とを有することを特徴とする電磁波源探索方法。 【請求項28】 前記制御工程は、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする請求項27記載の電磁波源探索方法。 【請求項29】 前記制御工程は、外部からプログラムで制御可能な情報処理装置を用いて制御することを特徴とする請求項27または28記載の電磁波源探索方法。 【請求項30】 前記情報処理装置はパーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項29記載の電磁波源探索方法。 【請求項31】 前記制御工程は、前記電磁波源内部で制御プログラムを格納した記憶媒体により制御することを特徴とする請求項27または28記載の電磁波源探索方法。 【請求項32】 前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項33】 前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項34】 前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項35】 前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項36】 前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項37】 前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項38】 前記記憶媒体は、CD−R(Compact DiskRecordable)であることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項39】 前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項40】 前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項41】 前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする請求項31記載の電磁波源探索方法。 【請求項42】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法。 【請求項43】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法。 【請求項44】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法。 【請求項45】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法。 【請求項46】 前記駆動工程は、1つの電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする請求項27記載の電磁波源探索方法。 【請求項47】 前記駆動工程は、複数の電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする請求項27記載の電磁波源探索方法。 【請求項48】 前記駆動工程は、複数の電磁界センサをアレイ状に並べたものを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする請求項27記載の電磁波源探索方法。 【請求項49】 電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御手段と、前記制御手段により指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界測定手段と、前記電磁界測定手段を前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動手段と、前記電磁界測定手段からの信号を受信する受信手段と、前記電磁界測定手段の測定値を演算処理する演算手段と、測定結果を表示する表示手段とを有することを特徴とする電磁波源探索装置。 【請求項50】 前記制御手段は、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする請求項49記載の電磁波源探索装置。 【請求項51】 前記制御手段は、外部からプログラムで制御可能な情報処理装置を用いて制御することを特徴とする請求項49または50記載の電磁波源探索装置。 【請求項52】 前記情報処理装置はパーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項51記載の電磁波源探索装置。 【請求項53】 前記制御手段は、前記電磁波源内部で制御プログラムを格納した記憶媒体により制御することを特徴とする請求項49または50記載の電磁波源探索装置。 【請求項54】 前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項55】 前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項56】 前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項57】 前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項58】 前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項59】 前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項60】 前記記憶媒体は、CD−R(Compact DiskRecordable)であることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項61】 前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項62】 前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項63】 前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする請求項53記載の電磁波源探索装置。 【請求項64】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項49記載の磁界分布測定装置。 【請求項65】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項49記載の電磁波源探索装置。 【請求項66】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置。 【請求項67】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置。 【請求項68】 前記電磁界測定手段は電磁界センサであることを特徴とする請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置。 【請求項69】 電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定装置を制御するための制御プログラムを格納し且つ情報読取装置により前記制御プログラムを読み取り可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、電磁波源の磁界を測定する磁界センサを前記電磁波源近傍で駆動する駆動モジュールと、前記駆動モジュールを制御する制御モジュールと、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算モジュールと、測定結果を表示する表示モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。 【請求項70】 前記磁界センサは、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする請求項69記載の記憶媒体。 【請求項71】 前記磁界センサは、それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする請求項70記載の記憶媒体。 【請求項72】 前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする請求項70または71記載の記憶媒体。 【請求項73】 前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする請求項72記載の記憶媒体。 【請求項74】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項69記載の記憶媒体。 【請求項75】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項69記載の記憶媒体。 【請求項76】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項69記載の記憶媒体。 【請求項77】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項請求項69記載の記憶媒体。 【請求項78】 電磁波放射源を特定する電磁波源探索装置を制御するための制御プログラムを格納し且つ情報読取装置により前記制御プログラムを読み取り可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御モジュールと、前記制御モジュールにより指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動モジュールと、前記電磁界センサからの信号を受信する受信モジュールと、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算モジュールと、測定結果を表示する表示モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。 【請求項79】 前記制御モジュールは、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする請求項78記載の記憶媒体。 【請求項80】 前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする請求項78または79記載の記憶媒体。 【請求項81】 前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする請求項78または79記載の記憶媒体。 【請求項82】 前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする請求項78または79記載の記憶媒体。 【請求項83】 前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする請求項請求項78または79記載の記憶媒体。 【請求項84】 前記電磁界測定手段は電磁界センサであることを特徴とする請求項78記載の記憶媒体。 【請求項85】 前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項86】 前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項87】 前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項88】 前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項89】 前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項90】 前記記憶媒体は、CD−R(Compact DiskRecordable)であることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項91】 前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項92】 前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。 【請求項93】 前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする請求項69乃至83または84記載の記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子機器やその内部の金属筐体、回路基板、ケーブル或いは電子機器間を接続するケーブルを放射源(電磁波源)とする電磁波の近傍磁界を測定する磁界センサ並びに磁界分布測定方法及び装置並びに前記電磁波源を特定する電磁波源探索方法及び装置並びに前記磁界分布測定装置及び電磁波源探索装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、電子機器が動作する時に放射される電磁波は、他の電子機器にとってノイズとなり、誤動作の原因となる。このような電子機器の電磁波の放射源(電磁波源)としては、電子機器の内部の回路基板、回路基板に接続されている信号ケーブル、回路基板を封入している導電部材、導電部材の間隙部分等が想定される。 【0003】そこで、電子機器を製品化する場合には、他の電子機器に悪影響を及ぼすことを防止するため、電磁波の放射原因(電磁波源)を特定して有効な対策を実行することが重要である。 【0004】このため、図26に示すように、従来は電波暗室やオープンサイトで電子機器の電磁波を測定している。図26において、2601は被測定物である電子機器、2602はアンテナである。 【0005】このようなオープンサイトでは、電子機器2601が放射する電磁波をアンテナ2602で受信することにより、遠方での電界の周波数特性を測定することができる。従って、電子機器2601が放射する電磁波を低減する対策を実行した場合、前記オープンサイトでの測定結果から対策の効果を確認することができる。 【0006】また、近年、電子機器の動作時に放射される不要電磁波の測定において、従来より行われている図26に示すような電波暗室、オープンサイトにおける遠方電磁界測定の他に、放射源の特定を行いやすいと思われる近傍電磁界測定に対する要求が増えてきている。 【0007】この要求に応える近傍電磁界測定装置として従来、平面アレイ上に置かれた被測定対象の近傍電磁界を測定するEMSCAN(EMSCAN CORPORATION)や被測定対象近傍の二次元平面を電磁界プローブで走査するEMISSION SUPERVIEW SYSTEM(ノイズ研)等が製品化されている(特開平5−26930号及び特公平5−67184号等)。 【0008】図25は、従来の近傍電磁界測定装置の構成を示すブロック図であり、この近傍電磁界測定装置は、復号器・ドライバー回路2501によって駆動されるプローブ配列(probe array)2502、測定受信器2503、信号プロセッサー2504、制御器2505及び視覚表示装置2506を有する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の近傍電磁界測定装置による測定は、被測定対象がプリント基板単体等の小面積の平面形状に限られてしまい、プリント基板間に接続されたケーブル、ケーブルの接地線、電子機器筐体の開口部等の電子機器システムに近い状態での測定は行えないという問題点があった。 【0010】また、実際にケーブル等が接続されたプリント基板が電子機器筐体に実装された状態とプリント基板単体とでは、グラウンド条件が異なることにより不要電磁波の放射メカニズムが異なり、上記近傍電磁界測定装置による測定で得た近傍電磁界分布情報は、実際の電子機器からの不要電磁波の近傍電磁界分布状態とは異なってしまい、電子機器が通常動作する状態での近傍電磁界分布を測定することはできず、不要電磁波の放射源(電磁波源)を推定することは困難であるという問題点があった。 【0011】また、1つのループを持つループ型磁界センサで磁界測定を行う場合、このループ型磁界センサはループ面に垂直に入射する磁界に対しては最大感度を持つが、ループ面に平行に入射する磁界に対しては殆ど感度を示さない。そのため1つのループ面を持つループ型磁界センサで被測定平面の磁界の最も強い部分を探索する場合、ループ面の方向により被測定平面の磁界分布が異なるため、少なくともループ面を互いに垂直方向に変えて2回或いは3回測定する必要がある。そのためループ型磁界センサを電子機器近傍で走査して測定を行う場合、測定時間が多くかかってしまう。 【0012】その一例を図19〜図24に示す。 【0013】図19及び図22は、被測定物とループ型磁界センサ走査による近傍磁界測定の様子を示す斜視図、図20及び図23は、被測定物とループ型磁界センサ走査による近傍磁界測定の様子を示す平面図、図21及び図24は、それぞれの近傍磁界分布状態を示す図である。 【0014】図19、図20及び図22及び図23において、1はループ型磁界センサである。また、図19〜図24において、Aは被測定物であり、該被測定物Aは、筐体4と、2つの基板2a,2bと、これら基板2a,2b相互間を接続するケーブル3とから構成されている。 【0015】図19〜図21はループ型磁界センサ1のループ面1aがX方向に、図22〜図24はループ型磁界センサ1のループ面1aがY方向にそれぞれ向いている。 【0016】それぞれの状態で被測定物Aの近傍磁界分布を測定すると、磁界強部分3a、磁界弱部分3b及び磁界無し部分3cとなり、磁界方向がループ面1aに対して平行な位置関係にある場合、磁界を検出できない。そのため、実際には磁界が存在するにも拘らず、近傍磁界分布として測定できない部分(図21及び図24における×印部分3c)が発生してしまい、それぞれループ型磁界センサ1のループ面1aを変更して測定を繰り返し行う必要があり、測定時間が長くなってしまう。 【0017】また、上述した図12に示すようなデータ測定方法では、電子機器が放射している電磁波を測定できるので、その対策の効果を確認することができるが、電磁波の放射原因や放射位置を特定することは困難である。 【0018】特に、複数の導電部材の内部の回路基板が信号ケーブルで接続されている場合、その信号ケーブルが放射する電磁波の特性は、複数の導電部材の配置や複数の導電部材の接合部の強度に左右される。特に、導電部材の接合強度が弱い部分がアンテナとして作用することがあり、導電部材の開口部がスロットアンテナとして作用することがある。 【0019】そこで、上述したように複数の導電部材の内部の回路基板が信号ケーブルで接続された構造の電子機器から電磁波が放射されている場合、複数の導電部材の配置の変更、ケーブル配置の変更、回路基板上の部品の変更、複数の導電部材の接合部強度の強化、導電部材の開口部の遮断等の対策を実行することになる。 【0020】しかし、実際の電磁波の放射位置はどこなのか、どの対策により電子機器の状態がいかに変化するか、どの対策がいかなる理由により有効なのか、電子機器のどの動作モードでどの位置が問題になっているか等を検証することができないため、電磁波の放射に対して良好な効率で対策を実行することが困難である。 【0021】本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的とするところは、不要電磁波の放射源を推定することができる磁界センサ並びに磁界分布測定方法及び装置を提供することにある。 【0022】また、本発明の第2の目的とするところは、電磁波を放射する位置や原因を特定することができ、対策により電磁波の放射状態がいかに変化するかを評価することができる電磁波源探索方法及び装置を提供することにある。更に、本発明の第3の目的とするところは、上述した本発明の磁界分布測定装置及び電磁波源探索装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体を提供することにある。 【0023】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成するため請求項1記載の磁界センサは、電磁波源の磁界を測定する磁界センサであって、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする。 【0024】また、上記第1の目的を達成するため請求項2記載の磁界センサは、請求項1記載の磁界センサにおいて、それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする。 【0025】また、上記第1の目的を達成するため請求項3記載の磁界センサは、請求項1または2記載の磁界センサにおいて、前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする。 【0026】また、上記第1の目的を達成するため請求項4記載の磁界センサは、請求項3記載の磁界センサにおいて、前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする。 【0027】また、上記第1の目的を達成するため請求項5記載の磁界センサは、請求項1記載の磁界センサにおいて、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0028】また、上記第1の目的を達成するため請求項6記載の磁界センサは、請求項1記載の磁界センサにおいて、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0029】また、上記第1の目的を達成するため請求項7記載の磁界センサは、請求項1記載の磁界センサにおいて、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0030】また、上記第1の目的を達成するため請求項8記載の磁界センサは、請求項1記載の磁界センサにおいて、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0031】また、上記第1の目的を達成するため請求項9記載の磁界分布測定方法は、電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定方法であって、電磁波源の磁界を測定する磁界センサを前記電磁波源近傍で駆動する駆動工程と、前記駆動工程を制御する制御工程と、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算工程と、測定結果を表示する表示工程とを有することを特徴とする。 【0032】また、上記第1の目的を達成するため請求項10記載の磁界分布測定方法は、請求項9記載の磁界分布測定方法において、前記磁界センサは、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする。 【0033】また、上記第1の目的を達成するため請求項11記載の磁界分布測定方法は、請求項10記載の磁界分布測定方法において、前記磁界センサは、それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする。 【0034】また、上記第1の目的を達成するため請求項12記載の磁界分布測定方法は、請求項10または11記載の磁界分布測定方法において、前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする。 【0035】また、上記第1の目的を達成するため請求項13記載の磁界分布測定方法は、請求項12記載の磁界分布測定方法において、前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする。 【0036】また、上記第1の目的を達成するため請求項14記載の磁界分布測定方法は、請求項9記載の磁界分布測定方法において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0037】また、上記第1の目的を達成するため請求項15記載の磁界分布測定方法は、請求項9記載の磁界分布測定方法において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0038】また、上記第1の目的を達成するため請求項16記載の磁界分布測定方法は、請求項9記載の磁界分布測定方法において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0039】また、上記第1の目的を達成するため請求項17記載の磁界分布測定方法は、請求項9記載の磁界分布測定方法において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0040】また、上記第1の目的を達成するため請求項18記載の磁界分布測定装置は、電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定装置であって、電磁波源の磁界を測定する磁界測定手段と、前記磁界測定手段を前記電磁波源近傍で駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、前記磁界測定手段の測定値を演算処理する演算手段と、測定結果を表示する表示手段とを有することを特徴とする。 【0041】また、上記第1の目的を達成するため請求項19記載の磁界分布測定装置は、、請求項18記載の磁界分布測定装置において、前記磁界測定手段は、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする。 【0042】また、上記第1の目的を達成するため請求項20記載の磁界分布測定装置は、請求項19記載の磁界分布測定装置において、前記それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする。 【0043】また、上記第1の目的を達成するため請求項21記載の磁界分布測定装置は、請求項19または20記載の磁界分布測定装置において、前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする。 【0044】また、上記第1の目的を達成するため請求項22記載の磁界分布測定装置は、請求項21記載の磁界分布測定装置において、前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする。 【0045】また、上記第1の目的を達成するため請求項23記載の磁界分布測定装置は、請求項18記載の磁界分布測定装置において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0046】また、上記第1の目的を達成するため請求項24記載の磁界分布測定装置は、請求項18記載の磁界分布測定装置において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0047】また、上記第1の目的を達成するため請求項25記載の磁界分布測定装置は、請求項18記載の磁界分布測定装置において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0048】また、上記第1の目的を達成するため請求項26記載の磁界分布測定装置は、請求項18記載の磁界分布測定装置において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0049】また、上記第2の目的を達成するため請求項27記載の電磁波源探索方法は、電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御工程と、前記制御工程により指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動工程と、前記電磁界センサからの信号を受信する受信工程と、前記電磁界センサの測定値を演算処理する演算工程と、測定結果を表示する表示工程とを有することを特徴とする。 【0050】また、上記第2の目的を達成するため請求項28記載の電磁波源探索方法は、請求項27記載の電磁波源探索方法において、前記制御工程は、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする。 【0051】また、上記第2の目的を達成するため請求項29記載の電磁波源探索方法は、請求項27または28記載の電磁波源探索方法において、前記制御工程は、外部からプログラムで制御可能な情報処理装置を用いて制御することを特徴とする。 【0052】また、上記第2の目的を達成するため請求項30記載の電磁波源探索方法は、請求項29記載の電磁波源探索方法において、前記情報処理装置はパーソナルコンピュータであることを特徴とする。 【0053】また、上記第2の目的を達成するため請求項31記載の電磁波源探索方法は、請求項27または28記載の電磁波源探索方法において、前記制御工程は、前記電磁波源内部で制御プログラムを格納した記憶媒体により制御することを特徴とする。 【0054】また、上記第2の目的を達成するため請求項32記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする。 【0055】また、上記第2の目的を達成するため請求項33記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする。 【0056】また、上記第2の目的を達成するため請求項34記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする。 【0057】また、上記第2の目的を達成するため請求項35記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする。 【0058】また、上記第2の目的を達成するため請求項36記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする。 【0059】また、上記第2の目的を達成するため請求項37記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする。 【0060】また、上記第2の目的を達成するため請求項38記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、CD−R(Compact Disk Recordable)であることを特徴とする。 【0061】また、上記第2の目的を達成するため請求項39記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする。 【0062】また、上記第2の目的を達成するため請求項40記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする。 【0063】また、上記第2の目的を達成するため請求項41記載の電磁波源探索方法は、請求項31記載の電磁波源探索方法において、前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする。 【0064】また、上記第2の目的を達成するため請求項42記載の電磁波源探索方法は、請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0065】また、上記第2の目的を達成するため請求項43記載の電磁波源探索方法は、請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0066】また、上記第2の目的を達成するため請求項44記載の電磁波源探索方法は、請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0067】また、上記第2の目的を達成するため請求項45記載の電磁波源探索方法は、請求項27,28または31記載の電磁波源探索方法において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0068】また、上記第2の目的を達成するため請求項46記載の電磁波源探索方法は、請求項27記載の電磁波源探索方法において、前記駆動工程は、1つの電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする。 【0069】また、上記第2の目的を達成するため請求項47記載の電磁波源探索方法は、請求項27記載の電磁波源探索方法において、前記駆動工程は、複数の電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする。 【0070】また、上記第2の目的を達成するため請求項48記載の電磁波源探索方法は、請求項27記載の電磁波源探索方法において、前記駆動工程は、複数の電磁界センサをアレイ状に並べたものを前記電磁波源の測定面近傍において駆動することを特徴とする。 【0071】また、上記第2の目的を達成するため請求項49記載の電磁波源探索装置は、電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御手段と、前記制御手段により指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界測定手段と、前記電磁界測定手段を前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動手段と、前記電磁界測定手段からの信号を受信する受信手段と、前記電磁界測定手段の測定値を演算処理する演算手段と、測定結果を表示する表示手段とを有することを特徴とする。 【0072】また、上記第2の目的を達成するため請求項50記載の電磁波源探索装置は、請求項49記載の電磁波源探索装置において、前記制御手段は、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする。 【0073】また、上記第2の目的を達成するため請求項51記載の電磁波源探索装置は、請求項49または50記載の電磁波源探索装置において、前記制御手段は、外部からプログラムで制御可能な情報処理装置を用いて制御することを特徴とする。 【0074】また、上記第2の目的を達成するため請求項52記載の電磁波源探索装置は、請求項51記載の電磁波源探索装置において、前記情報処理装置はパーソナルコンピュータであることを特徴とする。 【0075】また、上記第2の目的を達成するため請求項53記載の電磁波源探索装置は、請求項49または50記載の電磁波源探索装置において、前記制御手段は、前記電磁波源内部で制御プログラムを格納した記憶媒体により制御することを特徴とする。 【0076】また、上記第2の目的を達成するため請求項54記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする。 【0077】また、上記第2の目的を達成するため請求項55記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする。 【0078】また、上記第2の目的を達成するため請求項56記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする。 【0079】また、上記第2の目的を達成するため請求項57記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする。 【0080】また、上記第2の目的を達成するため請求項58記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする。 【0081】また、上記第2の目的を達成するため請求項59記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする。 【0082】また、上記第2の目的を達成するため請求項60記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、CD−R(Compact Disk Recordable)であることを特徴とする。 【0083】また、上記第2の目的を達成するため請求項61記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする。 【0084】また、上記第2の目的を達成するため請求項62記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする。 【0085】また、上記第2の目的を達成するため請求項63記載の電磁波源探索装置は、請求項53記載の電磁波源探索装置において、前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする。 【0086】また、上記第2の目的を達成するため請求項64記載の電磁波源探索装置は、請求項49記載の電磁波源探索装置において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0087】また、上記第2の目的を達成するため請求項65記載の電磁波源探索装置は、請求項49記載の電磁波源探索装置において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0088】また、上記第2の目的を達成するため請求項66記載の電磁波源探索装置は、請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0089】また、上記第2の目的を達成するため請求項67記載の電磁波源探索装置は、請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0090】また、上記第2の目的を達成するため請求項68記載の電磁波源探索装置は、請求項49,50または53記載の電磁波源探索装置において、前記電磁界測定手段は電磁界センサであることを特徴とする。 【0091】また、上記第3の目的を達成するため請求項69記載の記憶媒体は、電磁波源の磁界分布を測定する磁界分布測定装置を制御するための制御プログラムを格納し且つ情報読取装置により前記制御プログラムを読み取り可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、電磁波源の磁界を測定する磁界センサを前記電磁波源近傍で駆動する駆動モジュールと、前記駆動モジュールを制御する制御モジュールと、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算モジュールと、測定結果を表示する表示モジュールとを有することを特徴とする。 【0092】また、上記第3の目的を達成するため請求項70記載の記憶媒体は、請求項69記載の記憶媒体において、前記磁界センサは、互いに垂直に配置されている複数の同一特性のループを、終端抵抗を介して並列接続してなることを特徴とする。 【0093】また、上記第3の目的を達成するため請求項71記載の記憶媒体は、請求項70記載の記憶媒体において、前記磁界センサは、それぞれのループ面に磁性体を挿入したことを特徴とする。 【0094】また、上記第3の目的を達成するため請求項72記載の記憶媒体は、請求項70または71記載の記憶媒体において、前記ループはケーブルにより構成されていることを特徴とする。 【0095】また、上記第3の目的を達成するため請求項73記載の記憶媒体は、請求項72記載の記憶媒体において、前記ケーブルはセミリジッドケーブルであることを特徴とする。 【0096】また、上記第3の目的を達成するため請求項74記載の記憶媒体は、請求項69記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0097】また、上記第3の目的を達成するため請求項75記載の記憶媒体は、請求項69記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0098】また、上記第3の目的を達成するため請求項76記載の記憶媒体は、請求項69記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0099】また、上記第3の目的を達成するため請求項77記載の記憶媒体は、請求項69記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0100】また、上記第3の目的を達成するため請求項78記載の記憶媒体は、電磁波放射源を特定する電磁波源探索装置を制御するための制御プログラムを格納し且つ情報読取装置により前記制御プログラムを読み取り可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、電磁波源の動作状態を切り分けて制御する制御モジュールと、前記制御モジュールにより指定された動作における前記電磁波源の電磁界分布を測定するための電磁界センサを前記電磁波源の測定面近傍において駆動する駆動モジュールと、前記電磁界センサからの信号を受信する受信モジュールと、前記磁界センサの測定値を演算処理する演算モジュールと、測定結果を表示する表示モジュールとを有することを特徴とする。 【0101】また、上記第3の目的を達成するため請求項79記載の記憶媒体は、請求項78記載の記憶媒体において、前記制御モジュールは、前記電磁波源を単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できることを特徴とする。 【0102】また、上記第3の目的を達成するため請求項80記載の記憶媒体は、請求項78または79記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器であることを特徴とする。 【0103】また、上記第3の目的を達成するため請求項81記載の記憶媒体は、請求項78または79記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器内部の金属筐体であることを特徴とする。 【0104】また、上記第3の目的を達成するため請求項82記載の記憶媒体は、請求項78または79記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器内部の回路基板であることを特徴とする。 【0105】また、上記第3の目的を達成するため請求項83記載の記憶媒体は、請求項78または79記載の記憶媒体において、前記電磁波源は電子機器のケーブルであることを特徴とする。 【0106】また、上記第3の目的を達成するため請求項84記載の記憶媒体は、請求項78記載の記憶媒体において、前記電磁界測定手段は電磁界センサであることを特徴とする。 【0107】また、上記第3の目的を達成するため請求項85記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、フロッピーディスクであることを特徴とする。 【0108】また、上記第3の目的を達成するため請求項86記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、ハードディスクであることを特徴とする。 【0109】また、上記第3の目的を達成するため請求項87記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、光ディスクであることを特徴とする。 【0110】また、上記第3の目的を達成するため請求項88記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、光磁気ディスクであることを特徴とする。 【0111】また、上記第3の目的を達成するため請求項89記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)であることを特徴とする。 【0112】また、上記第3の目的を達成するため請求項90記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD−R(Compact Disk Recordable)であることを特徴とする。 【0113】また、上記第3の目的を達成するため請求項91記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、磁気テープであることを特徴とする。 【0114】また、上記第3の目的を達成するため請求項92記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、不揮発性メモリカードであることを特徴とする。 【0115】更に、上記第3の目的を達成するため請求項93記載の記憶媒体は、請求項69乃至83または84記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、ROM(Read Only Memory)チップであることを特徴とする。 【0116】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。 【0117】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜図10に基づき説明する。 【0118】図1は、本実施の形態に係る磁界分布測定装置(近傍磁界分布測定装置)の構成を示す斜視図である。同図において、101は近傍磁界分布測定部で、磁界センサ102と、駆動部103と、測定受信機104とにより構成されている。 【0119】磁界センサ102は後述する不要電磁波放射源である電子機器の近傍磁界を測定するものである。この磁界センサ102は図示のように1個に限られるものではなく、複数個であってもよい。 【0120】駆動部103は、磁界センサ102をXYZ方向に走査するものである。駆動部103は、互いに所定間隔を存して配置された水平アーム103a,103bと、これら水平アーム103a,103b相互間中央部を接続する接続アーム103cと、この接続アーム103cの上面に水平方向に移動可能に配設された垂直アーム103dと、この垂直アーム103dの一側面に上下方向に移動可能に配設された水平アーム103eと、この水平アーム103eの下面に水平方向に移動可能に配設されたスライド部材103fとを有している。このスライド部材103fに磁界センサ102が装着されている。そして、垂直アーム103d、垂直アーム103d、水平アーム103e及びスライド部材103fを、図示しないモータ等により所定方向にそれぞれ移動させることにより、磁界センサ102をXYZ方向に走査することができるものである。 【0121】測定受信機104は、磁界センサ102からの測定値を受け取るスペクトラムアナライザ若しくはベクトルネットワークアナライザ等により構成される。このとき、磁界センサ102とスペクトラムアナライザ若しくはベクトルネットワークアナライザとの間にアンプを介装する場合もある。測定受信機104は、磁界センサ102及び後述するコントローラに電気的に接続されている。 【0122】図1において、106は不要電磁波を放射する電磁波源である電子機器のある部分での被測定物である。この被測定物106は、筐体106aと、2つの基板106b,106cと、これら基板106b,106c相互間を接続するケーブル106dとから構成されている。 【0123】図2は、本実施の形態に係る磁界分布測定装置の構成を示すブロック図であり、同図において図1と同一部分には同一符号が付してある。 【0124】本実施の形態に係る磁界分布測定装置は、図2に示すように、近傍磁界分布測定部101と、コントローラ107とからなる。コントローラ107は、演算処理部108と、表示部109と、制御部110とから構成されている。演算処理部108は、測定受信機104からの測定データを演算処理するものである。表示部109は、演算処理部108の演算結果から近傍磁界分布状態を視覚化して表示するものである。制御部110は、駆動部103を制御するものである。 【0125】尚、磁界センサ102の感度周波数依存等の補正等は演算処理部108で行う。 【0126】図3は、本実施の形態に係る磁界センサ102の構成を示す外観図である。同図に示すように磁界センサ102は、セミリジッドケーブル301によって形成され且つ互いに垂直に配置された同一特性の3つのループ面302,303,304から構成されていて、そのループ同士は回路的に終端抵抗を介して、或いは直接、分配器305によって並列接続されている。磁界センサ102の3つのループ面302〜304はそれぞれ垂直に配置され、X軸、Y軸、Z軸方向の磁界に対してX面、Y面、Z面のループが最大の感度を持つ。 【0127】図4及び図5に、1つのループについての外観を示す。両図に示すようにループはセミリジッドケーブル301によって形成され、このセミリジッドケーブル301の内導体401により被測定物からの電界をシールドしている。このとき、内導体401が磁界を検出できるようにセミリジッドケーブル301の外導体402の一部を剥離してある。 【0128】また、図4のように内導体401はスペクトラムアナライザ、ベクトルネットワークアナライザ等の測定器の出力インピーダンと整合をとるため、その出力インピーダンスと同じ値の抵抗403で外導体402に終端してもよい。また、図5に示すように内導体401を直接、外導体402に接続してもよい。 【0129】図6及び図7に図3の構成を示す。両図において、磁界センサ102の等価回路は、磁界ループセンサ部601と測定器602とから構成されている。また、両図において、Lx,Ly,Lzは磁界ループセンサ部601のX面ループ,Y面ループ,Z面ループそれぞれのインダクタンス、Vx,Vy,Vzは磁界ループセンサ部601のX面ループ,Y面ループ,Z面ループそれぞれの磁界により発生する起電力、Zoは測定器602の出力インピーダンスである。 【0130】図6は、磁界ループセンサ部601のそれぞれのループを測定器602の出力インピーダンスZoで終端している場合である。また、図7は、磁界ループセンサ部601のそれぞれのループを直接、並列接続している場合である。 【0131】また、本実施の形態に係る近傍磁界測定装置は、記憶媒体に格納された制御プログラムをコンピュータが読み出して実行することにより、上述した本実施の形態の機能が実現されるものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記制御プログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等の実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 【0132】また、制御プログラムを格納する記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMチップ等を用いることができる。 【0133】以上詳述したように本実施の形態に係る磁界センサ102によれば、3つのループ面302〜304を持っているので、図19〜図24で示した1つのループ面1aを持つ従来の磁界センサ1と比較して、全ての方向の近傍磁界を同時に検出できるため、電子機器の近傍磁界測定のための磁界センサ102の走査が1回で、電子機器の近傍磁界分布を測定できる。 【0134】また、本実施の形態に係る近傍磁界測定方法及び装置によれば、電子機器の不要電磁波放射源であると思われる任意の近傍平面を磁界センサ102で、駆動部103により電子機器の近傍平面を走査し、電子機器の近傍磁界分布を測定することにより、放射源を3次元的に推定するものである。 【0135】上述したように電子機器の近傍磁界分布を測定することにより、ケーブル等を含む電子機器のシステムとしての動作状態における不要電磁波放射源を推定することができる。 【0136】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態を図8〜図11に基づき説明する。 【0137】図8は、本実施の形態に係る磁界センサ102aの構成を示す外観図であり、同図において、上述した第1の実施の形態の図3と同一部分には同一符号が付してある。図8において図3と異なる点は、図3の構成から第3のループ304を削除し、2つのループ面302,303としたことである。これらループ面302,303は互いに垂直に配置されて、ループ同士は回路的に終端抵抗を介して、或いは直接、分配器305によって並列接続されている。 【0138】図9は、本実施の形態に係る磁界センサ102aによる電子機器の近傍磁界測定状況を示す斜視図、図10は、本実施の形態に係る磁界センサ102による電子機器の近傍磁界測定状況を示す平面図、図11は、本実施の形態に係る磁界センサ102aによる電子機器の近傍磁界測定結果を示す図である。 【0139】本実施の形態に係る磁界センサ102aによれば、2つのループ面302,303を持っているので、図11に示すようにケーブル106dの全ての部分において磁界強となり、全ての方向の近傍磁界を同時に検出できるため、電子機器の近傍磁界測定のための走査を1回で、電子機器の近傍磁界分布を測定できる。 【0140】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態を図12に基づき説明する。 【0141】図12は、本実施の形態に係る磁界センサ102bの構成を示す外観図であり、同図において、上述した第2の実施の形態の図8と同一部分には同一符号が付してある。図12において図8と異なる点は、図8の構成のループ面302,303に磁性体1201を挿入したことである。 【0142】本実施の形態に係る磁界センサ102bによれば、ループ面302,303に磁性体1201を挿入したことにより、ループ面302,303の透磁率が高まることによって、ループ面302,303を貫く磁界によってループ導体に発生する起電力を高くすることができ、磁界の検出感度を高めることができる。 【0143】尚、本実施の形態におけるその他の構成及び効果は、上述した第2の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。 【0144】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4の実施の形態を図13〜図17に基づき説明する。 【0145】図13は、本実施の形態に係る電磁波源探索装置における被測定物である電子機器とその近傍電磁界分布を測定する近傍電磁界分布測定部の構成を示す斜視図である。同図において、1301は不要電磁波を放射する電子機器(電磁波源)である被測定物、1302は近傍電磁界分布測定部で、被測定物1301の近傍電磁界分布を測定するものである。 【0146】被測定物1301は、全ての面の近傍電磁界が測定できる1つの例として回転台1303の上に搭載されている。 【0147】近傍電磁界分布測定部1302は、電磁界センサ1304と、駆動部1305と、測定受信機1306とにより構成されている。電磁界センサ1304は被測定物1301の近傍磁界及び電界を測定するものである。この電磁界センサ1304は磁界測定時は磁界センサ、電界測定時には電界センサを使用する。また、電磁界センサ1304は、ある面の近傍電磁界分布を求める場合、ある特定の方向の電磁界分布を求めるため、その近傍電磁界分布測定面において360度可変である。また、電磁界センサ1304は、図示のように1個に限られるものではなく、複数個であってもよい。 【0148】駆動部1305は、電磁界センサ104を電子機器近傍測定面において走査するものである。駆動部1305は、互いに所定間隔を存して配置された水平アーム1305a,1305bと、これら水平アーム1305a,1305b相互間中央部を接続する接続アーム1305cと、この接続アーム1305cの上面に水平方向に移動可能に配設された垂直アーム1305dと、この垂直アーム1305dの一側面に上下方向に移動可能に配設された水平アーム1305eとを有している。この水平アーム1305eの先端部に電磁界センサ1304が装着されている。そして、垂直アーム1305d、垂直アーム1305d及び水平アーム1305eを、図示しないモータ等により所定方向にそれぞれ移動させることにより、電磁界センサ1304を電子機器近傍測定面において走査することができるものである。 【0149】測定受信機1306は、電磁界センサ1304からの測定値を受け取るスペクトラムアナライザ若しくはオシロスコープ等により構成される。このとき、電磁界センサ1304とスペクトラムアナライザ若しくはオシロスコープとの間にアンプユニットを介装する場合もある。測定受信機1306は、電磁界センサ1304及び後述するコントローラに電気的に接続されている。 【0150】被測定物1301である電子機器は、単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できるように電子機器に変更可能なROM(リードオンリーメモリ)が搭載されている。 【0151】次に、電子機器が単一の動作周波数、或いは単一の動作モード、或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できるようにすることの電子機器の電磁波源探索にもたらすメリットについて、図14及び図15を用いて説明する。 【0152】図14は、従来の電子機器からの不要電磁波発生の様子を示す斜視図である。同図において、1401は電子機器で、その内部には複数の回路基板1402a,1402b,1402c,1402d及びこれら回路基板1402a〜1402dを電気的に接続するケーブル1403が配置されている。この状態で様々な動作モード、動作周波数で動作していると、特にケーブル1403等の電磁波放射源になりやすい部分が数多く存在しているので、あるケーブル1403が自らを流れている信号に起因するディファレンシャルモードが主な原因となって不要電磁波放射が発生しているのか、また、近接するケーブル1403からの結合によって不要電磁波放射が発生しているのか、或いはケーブル1403に流れている信号が問題ではなく、回路基板1402a〜1402dからのコモンモードノイズが原因となっているのか等、不要電磁波放射の原因及び発生箇所を特定することが難しく、その対策を困難にしていた。 【0153】しかし、図15に示すように、外部からパソコン(パーソナルコンピュータ)1504で電子機器1501内の1本のケーブル1503の信号のみが動作するように制御できる場合、この状態で電子機器1501の近傍電磁界分布を測定すると、そのケーブル1503のみが電磁波放射源になっているか、或いは隣接するケーブルが結合により新たな電磁波放射源になっているか、また、回路基板1502a〜1502dからのコモンモードノイズが動作していないケーブルや回路基板1502a〜1502dにのっていないか等の不要電磁波放射の原因を用意に判別でき、良好な効率で対策を行うことができる。この電子機器の制御は図15のようにパソコン1504を使って行ってもよく、また、パソコン1504を使わずに電子機器1501の内部ROM(リードオンリーメモリ)等から制御を行ってもよい。また、電子機器1501の近傍電磁界分布を測定する電磁波源探索装置の演算処理部や制御部から制御を行い、同期をとって測定を行い、演算処理部により解析を行い、その測定結果を表示部に表示するようにしてもよい。 【0154】図16は、本実施の形態に係る電磁波源探索装置の構成を示すブロック図であり、同図において、図13と同一部分には同一符号が付してある。 【0155】この図16に示す電磁波源探索装置は、近傍電磁界分布測定部1302とコントローラ1601とで構成されている。コントローラ1601は演算処理部1602と、表示部1603と、制御部1604とから構成されている。演算処理部1602は、近傍電磁界分布測定部1302の測定受信機1306からの測定データを演算処理するものである。表示部1603は、演算処理部1602の演算処理結果から近傍電磁界分布を視覚化するように表示するものである。制御部1604は、近傍電磁界分布測定部1302の駆動部1305を制御するものである。電磁界センサ1304の構成係数や周波数の補正等は演算処理部1602で行う。また、被測定物1301である電子機器は、外部のパソコン或いは内部ROM等の制御手段1605により制御され、単一の動作周波数或いは単一の動作モード或いはそれらの複数の組み合わせで動作する。 【0156】図17は、本実施の形態に係る電磁波源探索装置の図16とは異なる構成を示すブロック図であり、同図において、図16と同一部分には同一符号が付してある。 【0157】図17において図16と異なる部分は、図16の構成から制御手段1605を削除し、コントローラ1601の制御部1604によって近傍電磁界分布測定部1302の駆動部1305や被測定物1301である電子機器を単一の動作周波数或いは単一の動作モード或いはそれらの複数の組み合わせで動作するように制御するようにしたことである。電磁界センサ1304の構成係数や周波数の補正等は演算処理部1602で行う。また、演算処理部1602に解析機能を持たせ、電子機器の動作状態と不要電磁波放射源の情報とを一致付けて近傍電磁界分布を表示部1603により視覚化するように表示することも可能としている。 【0158】また、本実施の形態に係る電磁波源探索装置は、記憶媒体に格納された制御プログラムをコンピュータが読み出して実行することにより、上述した本実施の形態の機能が実現されるものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記制御プログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等の実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 【0159】また、制御プログラムを格納する記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMチップ等を用いることができる。 【0160】以上のように本実施の形態に係る電磁波源探索方法及び装置によれば、電子機器の近傍電磁界分布を測定することが可能となり、電子機器の不要電磁波放射源や不要電磁波発生原因の特定が容易になり、不要電磁波の放射を良好な効率で対策することができるものである。 【0161】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態を図18に基づき説明する。 【0162】図13は、本実施の形態に係る電磁波源探索装置における被測定物である電子機器とその近傍電磁界分布を測定する近傍電磁界分布測定部の構成を示す斜視図である。同図において、図13と同一部分には同一符号が付してある。 【0163】本実施の形態に係る近傍電磁界分布測定部1302aは、アレイ状に配置された複数の電磁界センサ1801と、この電磁界センサ1801からの信号を測定する測定受信機1306とから構成されている。 【0164】測定受信機1306は、電磁界センサ1801からの測定値を受け取るスペクトラムアナライザ若しくはオシロスコープにより構成される。このとき、電磁界センサ1801とスペクトラムアナライザ若しくはオシロスコープとの間にアンプユニットを介装する場合もある。 【0165】本実施の形態に係る電磁波源探索装置は、上述した近傍電磁界分布測定部1302aと図示しないコントローラとにより構成されている。このコントローラは、測定値を演算処理する演算処理部と、測定結果を視覚化するように表示する表示部とから構成されている。 【0166】被測定物1301である電子機器には、単一の動作周波数或いは単一の動作モード或いはそれらの複数の組み合わせで動作することを制御できるように、変更可能なROM(リードオンリーメモリ)が搭載されている。 【0167】尚、本実施の形態におけるその他の構成及び効果は、上述した第4の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。 【0168】 【発明の効果】以上詳述したように本発明の磁界センサ並びに磁界分布測定方法及び装置によれば、ケーブルを含む電子機器のシステムとしての動作状態において、近傍磁界分布測定が可能であり、電子機器の不要電磁波放射源を推定することができる。 【0169】また、本発明の電磁波源探索方法及び装置によれば、被測定物である電子機器のそれぞれの動作状態を切り分けて、前記電子機器の近傍電磁界分布を測定することが可能になり、電子機器の不要電磁波放射源や不要電磁波発生原因の特定が容易になり、不要電磁波の放射を良好な効率で対策することができる。 【0170】更に、本発明の記憶媒体によれば、上述した本発明の磁界分布測定装置及び電磁波源探索装置を円滑に制御することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月7日(2000.1.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081880 【弁理士】 【氏名又は名称】渡部 敏彦
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| 【公開番号】 |
特開2001−194435(P2001−194435A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月19日(2001.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−1480(P2000−1480) |
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