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【発明の名称】 測定用中継装置
【発明者】 【氏名】平松 信也

【要約】 【課題】車両に搭載されるジャンクションボックスに接続されるワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を容易に測定することができる測定用中継装置を提供する。

【解決手段】測定用中継装置20が、車両に搭載されるジャンクションボックス10と車両の各種の電子機器に接続された車両側ワイヤーハーネス32との間を中継接続する中継用回路を備えると共に、本体20aに中継用回路から車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号を取り出すための測定用端子25〜29を備えている構成とし、この測定用端子25〜29に測定器のプローブを接触させて車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号状態を測定器によって測定可能とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両に搭載されるジャンクションボックスと車両の各種の電子機器に接続された車両側ワイヤーハーネスとの間を中継接続する中継用回路を備えると共に、上記中継用回路から車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号を取り出すための測定用端子を備えていることを特徴とする測定用中継装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載されるジャンクションボックスに接続されるワイヤーハーネスの各信号線の信号を取り出すための測定用中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に搭載されているジャンクションボックスには、車両に装備された各種の電子機器やスイッチ等からの信号線が集約されており、ヒューズやリレーに接続される電気回路が形成されて電源の分配が行われている。図3は、その様子を表しており、車両1の全体に張り巡らされた信号線の束であるワイヤーハーネス2が、運転席のダッシュボード下部に設けられたジャンクションボックス10に集中して接続されている。図4は、この関係をブロック図で表しており、ジャンクションボックス10のコネクタ11にワイヤーハーネス32(図3に示すワイヤーハーネス2のうちの1つに相当)の一端のコネクタ31が接続され、他端のコネクタ33が車両に装備された各種の電子機器やスイッチ類との電気接続部に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジャンクションボックスは、通常、運転席や助手席のダッシュボード下部等に配置されており、作業性の悪い場所であることに加えて、車両に装備された各種の電子機器やスイッチ類との電気接続部とジャンクションボックスとはワイヤーハーネスで直接接続されているため、各信号線の信号を簡単には取り出すことができず、実車試験等でワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を測定するのは非常に困難であった。
【0004】本発明は、こうした従来技術の課題を解決するものであり、ジャンクションボックスに接続されるワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を容易に測定することができる測定用中継装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の測定用中継装置は、車両に搭載されるジャンクションボックスと車両の各種の電子機器に接続された車両側ワイヤーハーネスとの間を中継接続する中継用回路を備えると共に、上記中継用回路から車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号を取り出すための測定用端子を備えている。
【0006】上記構成によれば、測定用中継装置の中継用回路によって、車両に搭載されるジャンクションボックスと車両側ワイヤーハーネスとの間を中継接続することにより、中継用回路に設けた測定用端子から車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号を取り出すことが可能となるため、この測定用端子に測定器のプローブを接続すれば、車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を測定器によって測定することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0008】本発明の測定用中継装置20は、図1に示すように、車両に搭載されるジャンクションボックス10と車両の各種の電子機器に接続された車両側ワイヤーハーネス32との間を中継接続する中継用回路を備えており、ワイヤーハーネス22,23を介してコネクタ21,11及びコネクタ24,31によって本体20aが着脱自在になっていると共に、本体20aに中継用回路から車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号を取り出すための測定用端子25〜29を備えている。
【0009】ここで、測定用端子25はイグニションスイッチの信号IGを、測定用端子26はオーディオ、クロックの信号ACCを、測定用端子27はキーインサートの信号KEYを、測定用端子28はヘッドランプの信号HEADLPを、測定用端子29はテールランプの信号TAILLPをそれぞれ取り出すためのもので、端子30はアースGNDである。
【0010】ジャンクションボックス10には、車両に装備された各種の電子機器やスイッチ等からの信号線が集約されており、ヒューズ12やリレーに接続される電気回路が形成されて電源の分配が行われている。図3は、その様子を表しており、車両1の全体に張り巡らされた信号線の束であるワイヤーハーネス2が、運転席のダッシュボード下部に設けられたジャンクションボックス10に集中して接続されている。
【0011】図2は、上記の測定用中継装置20を用いて、車両に搭載されるジャンクションボックス10と車両側ワイヤーハーネス32(図3に示すワイヤーハーネス2のうちの1つに相当)との間を中継接続する中継用回路を構成して、車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号状態を測定器40によって測定するときの関係をブロック図で表している。
【0012】すなわち、ジャンクションボックス10のコネクタ11に測定用中継装置20のワイヤーハーネス22がコネクタ21によって接続されると共に、ワイヤーハーネス23がコネクタ24によって車両側ワイヤーハーネス32の一端のコネクタ31に接続されている。車両側ワイヤーハーネス32の他端のコネクタ33は、車両に装備された各種の電子機器やスイッチ類との電気接続部に接続されている。この状態で、図1に示す測定用中継装置20の測定用端子25〜29から車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号を取り出すことが可能となるため、オシロスコープ等の測定器40のプローブ41を測定用中継装置20の測定用端子25〜29に接触させることによって、車両側ワイヤーハーネス32の各信号線の信号状態を測定することができる。
【0013】具体的には、測定器40に接続されたプローブ41から延びるわに口クリップをアースである端子30に接続した後に、プローブ41の先端を図1に示す測定用中継装置20の測定用端子25〜29の所望のいずれかに接触させることによって、信号線の信号状態を測定することができる。
【0014】尚、測定用中継装置20を使用しない通常の状態では、図4に示すように、車両に搭載されるジャンクションボックス10のコネクタ11に車両側ワイヤーハーネス32のコネクタ31が直接接続される。
【0015】以上、本発明の測定用中継装置は、上記した実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成としてもよいことは言うまでもない。
【0016】例えば、上記では、説明を簡単にするために、車両に搭載されるジャンクションボックスに接続された1本の車両側ワイヤーハーネスに着目して、測定用中継装置を用いて車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を測定器によって測定する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ジャンクションボックスに複数本の車両側ワイヤーハーネスが接続される場合も本発明に包含されることは言うまでもないことである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の測定用中継装置によれば、車両に搭載されるジャンクションボックスと車両側ワイヤーハーネスとの間を測定用中継装置によって中継接続する中継用回路を備えていることにより、この中継用回路に設けた測定用端子から車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号を取り出すことができるため、この測定用端子に測定器のプローブを接続するだけで、車両側ワイヤーハーネスの各信号線の信号状態を測定器によって容易に測定することができる。
【出願人】 【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
【出願日】 平成12年1月13日(2000.1.13)
【代理人】 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
【公開番号】 特開2001−194403(P2001−194403A)
【公開日】 平成13年7月19日(2001.7.19)
【出願番号】 特願2000−4328(P2000−4328)