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【発明の名称】 システム自動更新方法
【発明者】 【氏名】横山 泰子

【氏名】里山 元章

【氏名】森本 義章

【氏名】川端 律子

【氏名】北川 健二

【要約】 【課題】フィールドサーバにおいて、システムプログラムの更新等プロセッサに負荷のかかる処理をフィールドサーバの本来の機能、監視制御機能に影響を出さずに行なう。

【解決手段】フィールドサーバの監視機能によって得られる電気機器の使用状況データを分析した電気機器使用の統計情報から、1日のうちで電気機器使用数が最小となる時間帯を算出し、その時間帯データを外部電力サーバに送りさらに調整した時間帯を得ることにより、フィールドサーバのプロセッサに負担をかけず、外部電力サーバ、通信回線もフィールドサーバ群のアクセス時刻が分散するようにしたことで通信時間を短く済ませることにより、プログラムのダウンロードを速やかに行いシステムの更新を行うことを可能にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】中央処理装置と記憶装置と通信装置とを含み、ローカルエリアネットワークと広域ネットワークに接続するフィールドサーバであって、ローカルエリアネットワーク(以下LAN)が敷設されている領域内、例えば家屋内で、LANに接続する各電気機器の使用電力データを収集する電気機器使用状況監視処理と、各電気機器の制御を行う電気機器制御処理を行なう電気機器監視・制御フィールドサーバにおいて、システムプログラムの更新が必要になったとき、収集した使用電力データからシステムプログラム更新に適した条件を算出する更新最適条件算出処理と、前記更新最適条件をさらに最適化する更新時間調整処理とを行なうことによって、フィールドサーバの中央処理装置が過負荷な状態でない時にシステムプログラムを更新することを特徴とするシステム自動更新方法。
【請求項2】前記更新最適条件算出処理は、前記電気機器使用状況監視処理によりLANに接続する各電気機器から収集した電気機器のON/OFF状態、電気機器に流れた電流量、及び使用予定電流量のいずれかを含む使用電力データから、曜日や時間ごとの電気機器の使用頻度データを生成し、電気機器の使用が低頻度となる曜日や時間を得ることによりシステムプログラム更新に適した条件を算出することを特徴とする請求項1記載のシステム自動更新方法。
【請求項3】前記更新最適条件算出処理により算出した更新最適条件を、広域ネットワークに接続するフィールドサーバ管理用ホスト計算機に送信し、フィールドサーバ管理用ホスト計算機は、複数のフィールドサーバから送信された更新最適条件を元に、フィールドサーバ同士の更新時間の重複が少なくなるように、各フィールドサーバの更新開始時刻等を調整した更新条件を各フィールドサーバに返送する更新時間調整処理を行なうことにより、複数のフィールドサーバが更新を行う場合においても、各フィールドサーバは最適な更新条件を得ることを特徴とする請求項1記載のシステム自動更新方法。
【請求項4】各電気機器から収集した使用状況データを、PCのモニタやTV等の表示機能のある電気機器に表示する電気機器使用状況表示機能を備えることを特徴とする請求項1記載のシステム自動更新方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の屋外のサーバにアクセスするネットワークと屋内ネットワークを用いて電気機器の監視・制御を行うフィールドサーバシステムに関する【0002】
【従来の技術】フィールドサーバは屋内の電気機器製品の監視・制御を行うシステムであり、電流使用量によって電気機器製品の使用状況を検知し、またその使用状況データを使用して機器の異常検知、ブレーカ遮断防止、使用状況異常の検知機能を提供する。さらに外部サーバにネットワーク接続し、電気機器の使用情報の報告、新たなサービスのダウンロード等の機能も提供する。特開平9−145743では、フィールドサーバの上記機能のうち、電気機器に対して行う検知や制御に関する技術について述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィールドサーバの機能としては、電気機器の監視・制御の他に、電力会社などの外部サーバへの電力使用量の報告や、外部サーバからのプログラムやデータのダウンロード等も考えられる。一方フィールドサーバに求められる条件は、安定して動作し不都合を感じさせないことである。例えば総電気機器の使用電力量が契約値を越えそうなときには、各電気機器の使用電力量、使用状況等の情報を集め、ブレーカ遮断防止の処理を行わなければならない。そのときにプロセッサが過負荷となり処理が遅れればブレーカが落ち利用者は不便さを感じる。上記従来技術では、フィールドサーバが外部サーバからプログラムやデータ等をダウンロードする際のフィールドサーバの機能低下については考慮されていない。フィールドサーバの本来の機能実行への影響を最小限に押さえたダウンロード方法が必要である。
【0004】本発明の目的は、電気機器の監視を行なうフィールドサーバが最適な時間帯を選んでシステムプログラムをダウンロードする方法を提供することにある。プログラムの更新や、システムの新規導入等は使用者の契約の変更に伴う場合が多いので、ダウンロードは事前に行っておく必要があるため、時間的余裕がある。本発明では、ダウンロード、システムの更新までに時間的余裕があることを前提とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような従来技術の問題点を解決するために、フィールドサーバのプロセッサが最も余裕のある時にダウンロード処理を行うようにプロセッサの最小負荷時間帯を算出する処理を行なう。かつ、外部サーバへのアクセスが集中すると余分な時間がかかるため、外部サーバへのアクセス重複が最小限になるようにアクセス時刻を調整するアクセス時刻調整処理を行なう。上記2つの処理を実現することにより、フィールドサーバが暇なときにダウンロードを実行し、かつ、外部サーバへのアクセス時間を短くしフィールドサーバプロセッサへの負荷を押さえることが可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明についての実施例を図を用いて説明する。
【0007】まず始めに図1により、本発明によるフィールドサーバを用いた一利用形態を示す。フィールドサーバ101には住居内ネットワーク102が接続しており、その先には電気機器製品群が個々に接続している。住居内ネットワーク102は、例えば電力線を利用したネットワークで構築できる。この住居内ネットワーク102を介して、フィールドサーバ101は電気機器製品群103の個々に流れる電力量を検知することにより、個々の電気機器の使用状況を監視し、必要があれば制御も行う。また検知した使用電力データ、または電力データの加工情報を、公衆回線等を利用した外部ネットワーク104を介して、外部サーバ105(本実施例では電力会社のサーバとし、以下電力サーバ105とする)に送信したり、電力サーバからの情報を取得する等のことを行う。電力サーバ105は電力会社のサーバの他、例えば、セキュリティサービスのサーバ、在宅ケアのサーバ、ホームオートメーションのサーバ等が考えられ、様々なリモートサービスの提供を行う。
【0008】次にフィールドサーバ101の機器構成を図2を用いて説明する。フィールドサーバ101は処理装置201、内部記憶装置202、外部記憶装置203住居内通信装置204、外部通信装置205からなる。表示装置206、キーボード、マウス等の入力装置207はフィールドサーバ101に不可欠ではないが、フィールドサーバ101が提供するサービス内容によっては必要となる場合がある。電気機器監視・制御プログラム208はノンストップで電気機器の使用状況を監視する必要があるため常に内部記憶装置202にある。システム自動更新システム209は、非使用時には外部記憶装置203にあり、実行時には外部記憶装置203から内部記憶装置202に読み込まれ、処理装置201によって実行される。
【0009】図3にフィールドサーバ101にある、本発明に関連するプログラムと、システム自動更新プログラムを構成する機能一覧と、データの流れを示す。電気機器監視・制御プログラム208が各電気機器の使用電流量を検知し、使用電流データを電気機器使用状況情報301として外部記憶装置203に格納する。システム自動更新プログラム209は低負荷時間帯情報生成機能302、更新推奨条件算出機能303、更新時間調整機能304、プログラム更新機能308から構成される。低負荷時間帯情報生成機能302は1日分の電気機器使用状況情報301を用い、当該日の低負荷時間帯情報305を生成する。更新推奨条件生成機能303は低負荷時間帯情報305を使用して更新推奨条件306を生成する。更新時間調整機能304は、この更新推奨条件306を外部通信手段104を介して外部サーバである電力サーバ105に送信し、電力サーバにアクセスする時刻の調整を行わせ、更新最適条件307を取得する。プログラム更新機能308は更新最適条件307の条件に従って、電力サーバ105からプログラムのダウンロードを行いシステムを更新する。
【0010】上記の各処理、及び機能について詳細に説明する。
【0011】電気機器監視・制御プログラム208は、通常、無停止で各電気機器に流れる電流量の検知、電流データの電力サーバへの報告、電流量データから電気機器の異常検出、電気機器の動作制御等のサービスを行う。本実施例に直接関係するのは各電気機器へ流れる電流量の検知機能であるので、その他の機能説明については割愛する。本実施例において、電気機器監視・制御プログラム208は、一定時間間隔で各電気機器に流れる電流量を計測し、図4に示すようなデータ形式である電気機器使用状況情報301の電気機器ごとに分かれた計測値配列401に計測データを記録し、外部記憶装置203に格納する。
【0012】図4は電気機器監視・制御プログラム208が生成する各電気機器の電流使用状況を示すデータである。電気機器ごとに各検知時刻の使用電流量を格納する1次元配列の計測値配列401があり、この1次元配列が電気機器の数だけ集まった2次元配列で電気機器使用状況情報301を構成している。図4に示す例では、最上段の数字が計測時刻を示し、2段目からは表の左端の電気機器に流れた電流値を示している。時刻8における電灯1に流れた電流量計測値402は0.6アンペアであることを示している。電気機器使用状況情報301は外部記憶装置203に一定期間分、例えば3ヶ月間分のデータを常に保存する。低負荷時間帯情報生成機能302によって低負荷時間帯情報305を生成した後は、他の用途がなければ電気機器使用状況情報301の使用済み部分のデータを削除してもよい。
【0013】電気機器使用状況情報301から1日分の計測データを取り出し、ある一定以上の電流が流れた時間だけを太線で示すグラフにすると、図5(1)に示すような電気機器使用状況グラフ501に表せる。ある一定以上の電流と制限するのは、電源OFFの状態でも電流が流れる待機電力のある電気機器があるためである。本実施例における電気機器の使用状況としては、待機電力程度の微弱な電流が流れた場合は非使用中と見なすこととする。低負荷時間帯情報生成機能302は連続する電気機器使用状況情報301の1日分の計測データを持ってきて、まず各検知時刻503における使用電気機器数504を調べ、図5(2)に示すような電気機器使用状況データ502を生成する。図の例では稼働している電気機器全てをカウントしているが、この段階で冷蔵庫のように無停止で稼働する電気機器をカウントから外しても構わない。次に使用電気機器数の最低値を求め、使用電気機器数が最低値である時刻にのみ1、それ以外の時刻には0を設定した図5(3)に示す低負荷時間帯データ506を作成する。
【0014】日毎低負荷時間帯情報305のデータ構造を図6に示す。低負荷時間帯情報305は、年月日データ601、曜日データ602、祝日データ604、低負荷時間帯506からなる。祝日データ604とは、その日が一般的な国民の祝日であるか否かを示すデータで、祝日データ604を決めるためのカレンダー情報は電力サーバ105から得る。一般の家庭においては、平日と休日での生活パターンが異なる場合が多い。共働きの家庭ではその度合いが顕著であるし、そうでない家庭においても平日に仕事をしている人が休日には在宅するなど、在宅する人員構成が変化するためやはり生活パターンは変化する。休日データ603は、その家庭の生活パターンが平日と休日とで異なる場合に、その日がその家庭にとって休日であるか否かを示すデータである。休日は土曜、日曜の場合が多いが、それ以外の曜日である場合も多いので休日の曜日情報は、使用者から入力してもらう、または、蓄積した低負荷時間帯情報の低負荷時間帯のパターンから逆算することにより取得する。また、定期的な休日に当たらない日でも祝日、使用者が休みを取るなどの理由から休みのパターンになることがある。祝日の場合は電力サーバから得るカレンダー情報の祝日データ604があるので、休日パターンとして処理をする。使用者が取る休みの場合は、やはり入力装置から使用者に予定を入力してもらい休日データとして扱うか、または全ての平日のうち、使用者が意識的に休日とする日を含めて変則的なパターンの日が1割程度はあり得ることを考慮し、平日の更新推奨時間帯算出に使用するデータから変則的パターンの日を外す等の処理を行う。また本実施例では、生活のパターンを平日と休日の2種類として休日情報を論理値にしているが、3パターン以上ある場合には休日データを整数値のパターンデータに変えるだけで対応可能である。
【0015】生活パターンの違いによって電気機器の使用パターンも変化するため、算出した日毎低負荷時間帯情報305から統計データを取る場合には平日と休日のデータを区別して行う。算出した日毎低負荷時間帯305のデータを、平日と、休日で振り分け、それぞれの低負荷時間帯データ506の各時刻の要素を加算し、調査対象日の全てで使用電気機器数が最小となる時刻を求める。図7に各日毎データの低負荷時間帯データ506の値が1の時刻、すなわちその日のうちで電気機器の使用数が最小であった時刻を斜線の棒で示すグラフを示した。調査対象日全てで使用電気機器数が最小となる連続する時間帯は平日推奨時間帯データ701、休日推奨時間帯データ702で表せる。
【0016】更新推奨条件306のデータ構成を図8に示す。平日推奨時間帯801、休日推奨時間帯802、祝日除外803、指定日804、除外日805で構成する。平日推奨時間帯801、休日推奨時間帯802はそれぞれ、対象となる曜日データ806と、推奨時間帯データ701、702からなる。指定日801、除外日805については図8の例では指定無しであるが、使用者が表示装置206と入力装置207を使って指定日や除外日を指定する手段がある場合に使用する。
【0017】一方、図9に示すように、電力サーバ105には多数のフィールドサーバ群901がつながっており、フィールドサーバから電力サーバ105へのアクセスが集中すると処理効率が落ちる。たとえば前述までの処理によって、平日の午後1:00〜4:00までの推奨時間帯を算出したとする。これと同じ条件を算出したフィールドサーバが他にも多数存在したとすると、平日の午後1:00になったとたんそれら全てのフィールドサーバがダウンロードを開始し、通信回線や電力サーバ自体への負荷が増大し各フィールドサーバの処理時間が延び、かえって効率の悪い結果を招く可能性が高い。ダウンロードの開始が一時刻に集中するのを回避するため、フィールドサーバの更新時間調整機能303は、更新推奨条件306を電力サーバ105に報告し、更新条件の調整を要求する。電力サーバ105は全てのフィールドサーバからの報告を受け取り、フィールドサーバ間更新時間調整機能902が各フィールドサーバのダウンロードの開始時刻について調整を行う。図18に示すグラフは、横に時間軸、縦は各フィールドサーバとし、フィールドサーバの更新時間帯を表すもので、24時間分のグラフの一部を示したものである。ここでたとえば電力サーバ105に14個のフィールドサーバが接続しており、各フィールドサーバからの更新条件の時間が、図18に示すグラフ1801のような場合、ある単位時間(たとえば10分)内に更新時間があるフィールドサーバがいくつあるかを調べる。この例では更新時間が完全に単位時間を含む場合のみをカウントする。調べた結果をグラフの下方の表1802に示す。この結果の数の小さいものからその時間にダウンロードするフィールドサーバを確定していく。この例で最小なのは、時刻1で、フィールドサーバはAであるので、フィールドサーバAのダウンロードはこの時間帯に行うことを確定する。確定したら、フィールドサーバAの他の時間2、時間3、時間4にもある更新時間は必要なくなるので、表1802の相当個所からそれぞれ1マイナスする。
【0018】上記処理を繰り返していくと、最終的には、グラフ1803に示すような更新時間の割り当てとなる。ここでさらに上記の単位時間を分割して、上記処理を繰り返し、フィールドサーバの更新の割り当て時間を分散させることも可能である。グラフ1803の時間2のように、1つの時間帯に複数のフィールドサーバが残った場合は、当該時間帯を均等に分割し当該フィールドサーバに割り当てる。この結果各フィールドサーバの更新時間は図19のグラフ1901に示す時間に調整することができる。各フィールドサーバの更新開始時刻は割り当てられた時間帯の開始時刻とする。
【0019】本実施例では時間にのみ注目した調整方法を示したが、これ以外にも、曜日による調整、ネットワークグループによる調整等が可能であり、またこれらの調整方法を2つ以上組み合わせて調整する方法も可能である。電力サーバ105は上記方法で調整した更新条件を各フィールドサーバに送信する。各フィールドサーバの更新時間調整機能303は、この更新条件を受け取り、当該フィールドサーバの更新最適条件307とする。
【0020】プログラム更新機能308は、電力サーバから受け取った更新最適条件307の日時に電力サーバからプログラムをダウンロードし、システムの更新を行う。
【0021】次に、本発明を実現するための各機能の処理内容をフローチャートを用いて説明する。
【0022】まず、図2に示した電気機器監視制御プログラム208の処理フローを図10に示す。
【0023】処理1001:現在時刻が電力サーバとのデータ送受信を行う定期的時刻である場合処理1002に進み、それ以外は処理1003に進む分岐処理処理1002:電気機器に流れる電流量を検知し、データを記録装置に記録し、処理後は処理1001に戻る。
【0024】処理1003:処理1002で記録した電気機器の使用情報を電力サーバに送信し、電力サーバに新しい情報があればそれをダウンロードする。
【0025】処理1004:電力サーバからダウンロードした情報の中に、システムプログラムの更新情報があった場合処理1005に進み、それ以外では処理1001に戻る分岐処理。詳細な処理フローは図11以降に示す。
【0026】電気機器監視制御プログラム208により、必要時に呼び出されるシステム自動更新プログラム209のフローチャートを図11に示し、処理フローを以下に示す。
【0027】処理1101:各電気機器使用状況情報301から1日分の低負荷時間帯情報305を生成する。詳細な処理フローは図12に示す。
【0028】処理1102:更新推奨条件を算出するのに必要な量の電気機器使用状況情報301の低負荷時間帯情報化が終了している場合処理1103に進み、それ以外は処理1101に戻る。
【0029】処理1103:処理1101で生成した日毎低負荷時間帯情報305から、更新推奨条件306を算出する。詳細な処理フローは図14に示す。
【0030】処理1104:電力サーバと通信し、処理1103で得た更新推奨条件306から、更新最適条件307を得る。詳細な処理フローは図16に示す。
【0031】処理1105:処理1104で得た更新最適条件307に従って、外部サーバからプログラムをダウンロードしてシステム更新を行う。詳細な処理フローは図17に示す。
【0032】日毎低負荷時間帯情報生成処理1101のフローチャートを図12に示し、処理フローは以下に説明する。
【0033】処理1201:処理の対象時刻に0を代入する初期化処理。
【0034】処理1202:対象時刻が1日分を越えた場合、当該日分の電気機器使用状況データ502の生成を終了し、低負荷時間帯データ506を生成する処理1208に進み、それ以外の場合は処理1203に進む分岐処理。
【0035】処理1203:対象時刻に使用中の電気機器数をカウントする、使用電気機器数に0を代入する初期化処理。
【0036】処理1204:対象時刻における使用電気機器数のカウントを終了した場合、処理1207に進み、それ以外の場合は処理1205に進む分岐処理。
【0037】処理1205:対象時刻における一電気機器の使用電流量がある基準値よりも小さい場合は処理1204に戻り、それ以外は処理1206に進む分岐処理。
【0038】処理1206:使用電気機器数の値を1増やす加算処理。
【0039】処理1207:使用電気機器数を電気機器使用状況データ502の対象時刻に対応する箇所に格納し、対象時刻に検知時間間隔を加算し、処理1202に戻る。
【0040】処理1208:電気機器使用状況データ502から低負荷時間帯データ506を生成する低負荷時間帯抽出処理。本処理については図13で説明する。本処理を終了したら、日毎低負荷時間帯情報生成処理を終了し、処理1102に戻る。
【0041】電気機器使用状況データ502から、使用電気機器数が最小となる時刻を求める低負荷時間帯抽出処理のフローチャートを図13に示し、処理フローを以下に説明する。
【0042】処理1301:1日の電気機器使用数の中で、最小使用数を求める。
【0043】処理1302:調査時刻の初期化処理。低負荷時間帯データ506を格納する配列を用意する。
【0044】処理1303:電気機器使用状況データ502の全てのデータについて処理が終了した場合、本処理を終了し戻る。それ以外は処理1304に進む分岐処理。
【0045】処理1304:調査時刻の使用電気機器数が最小使用数である場合、処理1305に進み、それ以外は処理1306に進む分岐処理。
【0046】処理1305:低負荷時間帯データの対応箇所に1を格納する。
【0047】処理1306:低負荷時間帯データの対応箇所に0を格納する。
【0048】処理1307:調査時刻を次の時刻とし処理1303に戻る。
【0049】図14に低負荷時間帯データ506から、使用電気機器数の少ない連続した時間帯データを求める更新推奨条件算出処理1102のフローチャートを示し、処理フローを以下に示す。
【0050】処理1401:調査時刻の初期化処理、中間データを格納する配列を用意し全配列要素を1で初期化する。
【0051】処理1402:1日の全時刻について処理が終了した場合、中間データを推奨時間帯データにする連続時間帯抽出処理1405に進み、それ以外は処理1403に進む分岐処理。
【0052】処理1403:調査対象となる全ての日について処理が終了した場合、処理1404に進み、それ以外は処理1405に進む分岐処理。
【0053】処理1404:調査時刻を次の時刻に設定する。
【0054】処理1405:調査時刻の中間データに、低負荷時間帯データを加算する。対象日を次の対象日にする。
【0055】処理1406:中間データから推奨時間帯データを求める連続時間帯抽出処理を行う。この処理が終了したら、本処理も終了し、戻る。
【0056】図15に上記で生成した中間データから連続した推奨時間帯を求める連続時間帯抽出処理1406のフローチャートを示し、以下に処理フローを示す。
【0057】処理1501:処理1102での中間データにおける最大値を求める。
【0058】処理1502:対象時刻、最大値の状態が連続しているか否かを示す連続フラグの初期化。
【0059】処理1503:中間データの全時刻について処理が終了した場合本処理を終了し戻る。それ以外は処理1504に進む分岐処理。
【0060】処理1504:対象時刻の中間データが最大値である場合は処理1505に進み、それ以外は処理1508に進む分岐処理。
【0061】処理1505:連続フラグが1の場合処理1506に進み、それ以外は処理1507に進む分岐処理。
【0062】処理1506:連続終了時刻に調査時刻を設定する。
【0063】処理1507:連続開始時刻に調査時刻を設定し、連続フラグに1を設定する。
【0064】処理1508:連続フラグが1の場合処理1509に進み、それ以外は処理1151に進む分岐処理。
【0065】処理1509:連続時間が基準最低時間より短い場合は処理1511に進み、それ以外は処理1510に進む分岐処理。
【0066】処理1510:連続フラグに0を設定する。
【0067】処理1511:対象時刻を1上げる。
【0068】更新時間調整処理1104のフローチャートを図16に示し、処理フローを以下に示す。
【0069】処理1601:更新推奨条件算出処理1103で生成した更新推奨条件306を電力サーバ105に送信する。
【0070】処理1602:電力サーバからの返信待ち返信があれば処理1603に進み、それ以外は返信があるかどうかのチェック処理1602を繰り返す。
【0071】処理1603:電力サーバから更新最適条件307を取得する。
【0072】プログラム更新処理1105のフローチャートを図17に示し、処理フローを以下に示す。
【0073】処理1701:現在の時刻条件が更新される条件を満たした場合は処理1702に進み、それ以外は条件が満たされるのを待つ処理1701を繰り返す。
【0074】処理1702:電力サーバからプログラムをダウンロードする。
【0075】処理1703:システムプログラムを更新する。
【0076】電力サーバ105で動作するフィールドサーバ間の更新時間調整機能902のフローチャートを図20に示し、処理フローを以下に示す。
【0077】処理2001:24時間を分割する分割単位時間(bt)、分割単位時間で24時間を割った分割個数(num)、更新時間調整を行うフィールドサーバの数(fnum)を設定する。
【0078】処理2002:分割個数の数の要素を持つ一次元配列を2つ生成し、各要素は0で初期化する。1つは分割単位時間ごとの更新フィールドサーバ数管理配列(counts)、もう1つは分割単位時間ごとに割り当てたフィールドサーバ数管理配列(cnt)。
【0079】処理2003:分割個数*フィールドサーバ数の二次元配列、更新時間状態管理配列(states)を生成する。
【0080】処理2004:フィールドサーバの個数の要素を持つ一次元配列(result)を生成する。これは調整結果の各フィールドサーバの更新開始時刻を格納するための配列。
【0081】処理2005:更新フィールドサーバ数管理配列(counts)、更新時間状態管理配列(states)を初期化する。
【0082】処理2006:フィールドサーバ間の更新時間調整処理をする。
【0083】配列の初期化処理2005のフローチャートを図21に示し、処理フローを以下に示す。
【0084】処理2101:配列のインデックス(i:フィールドサーバを示す)を初期化する。
【0085】処理2102:フィールドサーバインデックスがフィールドサーバ数を越えた場合は、配列の初期化処理2005を終了し、処理2006に進み、それ以外はフィールドサーバインデックスが示すフィールドサーバについて処理2103から処理2107を行う。
【0086】処理2103:配列の単位時間インデックス(j)を初期化する。
【0087】処理2104:単位時間インデックスが分割個数を越えた場合は、処理2108に進み、それ以外は処理2105に進む。
【0088】処理2105:対象となっているフィールドサーバの更新時間帯に各単位時間が完全に包含されている場合は処理21062進み、それ以外は処理2107に進む。
【0089】処理2106:更新フィールドサーバ数管理配列の単位時間インデックスの要素を1インクリメントし、更新時間状態管理配列のフィールドサーバインデックスと単位時間インデックスの要素に1を設定し、単位時間インデックスを1インクリメントし、処理2104に戻る。
【0090】処理2107:更新時間状態管理配列のフィールドサーバインデックスと単位時間インデックスの要素に0を設定し、単位時間インデックスを1インクリメントし、処理2104に戻る。
【0091】処理2108:フィールドサーバインデックスを1インクリメントし、処理2102に戻る。
【0092】フィールドサーバ間の更新時間調整処理2006のフローチャートを図22に示し、処理フローを以下に示す。
【0093】処理2201:各フィールドサーバの分割単位時間への割り当て処理を行う。
【0094】処理2202:配列の単位時間インデックス(j)を初期化する。
【0095】処理2203:単位時間インデックスが分割個数を越えた場合は、フィールドサーバ間の更新時間調整処理2006を終了し、フィールドサーバ間の更新時間調整機能に戻り、それ以外は単位時間インデックスが示す単位時間に関して処理2204を行う。
【0096】処理2204:単位時間インデックスが示す単位時間に割り当てられたフィールドサーバ間の更新時間調整処理を行う。
【0097】処理2205:単位時間インデックスを1インクリメントし、処理2203に戻る。
【0098】各フィールドサーバの分割単位時間への割り当て処理2201のフローチャートを図23に示し、処理フローを以下に示す。
【0099】処理2301:更新フィールドサーバ数管理配列(counts)の要素が全て0なら分割単位時間への割り当て処理2201を終了し処理2202に進み、それ以外は要素が0以外で最小となる単位時間インデックスに対して処理2302から処理2312を行う。
【0100】処理2302:フィールドサーバインデックスの初期化処理をする。
【0101】処理2303:フィールドサーバインデックスがフィールドサーバ数を越えた場合は、処理2304に進み、それ以外は処理2305に進む。
【0102】処理2304:更新フィールドサーバ数管理配列の単位時間インデックスの要素に0を設定する。
【0103】処理2305:フィールドサーバインデックスと単位時間インデックスの示す更新時間状態管理配列(states)の要素が1の場合は処理2307に進み、それ以外は処理2306に進む。
【0104】処理2306:フィールドサーバインデックスを1インクリメントする。
【0105】処理2307:新たな単位時間インデックス(k)を初期化する。
【0106】処理2308:新たな単位時間インデックスが分割個数を越えた場合は処理2306に進み、それ以外は処理2309に進む。
【0107】処理2308:新たな単位時間インデックスが分割個数を越えた場合は処理2306に進み、それ以外は処理2309から処理2312を行う。
【0108】処理2309:新たな単位時間インデックスが単位時間インデックスに等しい場合は処理2310に進み、それ以外は処理2311に進む。
【0109】処理2310:新たな単位時間インデックスを1インクリメントし,処理2308に戻る。
【0110】処理2311:フィールドサーバインデックスと新たな単位時間インデックスの示す更新時間状態管理配列(states)の要素が1の場合は処理2312に進み、それ以外は処理2310に進む。
【0111】処理2312:更新フィールドサーバ数管理配列の新たな単位時間インデックスの要素を1デクリメントし、割り当てたフィールドサーバ数管理配列(cnt)の新たな単位時間インデックスの要素を1インクリメントし、フィールドサーバインデックスと新たな単位時間インデックスの示す更新時間状態管理配列(states)の要素を0にする。
【0112】割り当てられたフィールドサーバ間の更新時間調整処理2204のフローチャートを図24に示し、処理フローを以下に示す。
【0113】処理2401:当該単位時間に割り当てられたフィールドサーバ数(fcount)と当該単位時間の開始時刻(stime)を設定。
【0114】処理2402:割り当てフィールドサーバインデックス(m)を初期化する。
【0115】処理2403:割り当てフィールドサーバインデックスが割り当て個数を越えた場合は割り当てフィールドサーバ間の更新時間調整処理2204を終了し処理2205に進み、それ以外は処理2404に進む。
【0116】処理2404:割り当てられたフィールドサーバのフィールドサーバインデックス(l)を求める。
【0117】処理2405:調整後更新開始時刻配列(result)のフィールドサーバインデックスの要素に計算した更新開始時刻を格納する。
【0118】処理2406:割り当てフィールドサーバインデックスを1インクリメントし、処理2403に戻る。
【0119】本実施例では電気機器使用状況情報301を蓄積しておいて、システムの更新時間を決める必要があったときに、まとめて一定期間分(3ヶ月)の低負荷時間帯情報を生成するとしたが、低負荷時間帯情報生成機能302をシステム自動更新プログラム209ではなく、電気機器監視・制御プログラム208の構成要素として、電気機器使用状況情報を作成するとともに1日1回低負荷時間帯情報の生成を行う、または電気機器の使用状況を監視すると同時に低負荷時間帯情報を生成する等の実現方法も考えられる。
【0120】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電気機器の監視を行うフィールドサーバにおいて、フィールドサーバのシステムプログラムを更新する際、過去の電気機器の使用状況データから一日のうちで稼働電気機器の最も少ない時間帯データを算出し、またそのデータを電力サーバに送りプログラムのダウンロードを行う時刻の調整を行ってもらうことにより、フィールドサーバに最も余裕があり、かつ通信回線、電力サーバも最も効率的に使用できる時刻にプログラムのダウンロードを行いシステムの更新を行うことで、フィールドサーバの作業への影響を最小限に押さえつつシステムの更新を行うことが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【出願日】 平成12年1月13日(2000.1.13)
【代理人】 【識別番号】100075096
【弁理士】
【氏名又は名称】作田 康夫
【公開番号】 特開2001−194395(P2001−194395A)
【公開日】 平成13年7月19日(2001.7.19)
【出願番号】 特願2000−9974(P2000−9974)