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【発明の名称】 外部機器シミュレータ
【発明者】 【氏名】真瀬 弘

【要約】 【課題】実機を用いることなく、集積回路試験装置に外部機器接続時の動作確認をすることを可能とする。

【解決手段】集積回路試験装置との間で通信を行い、データの送受信を行う通信制御コア部200と、集積回路試験装置側からの要求に応じてシミュレーションの対象となる外部機器の動作をシミュレートすると共に、外部機器シミュレータ全体の動作を司るシミュレート部202と、集積回路試験装置及びシュミレート部から送られてきた各種情報を分類し、その集計を行う分類機能制御部206と、集積回路試験装置からの要求に応じて、集積回路試験装置との間で行われた通信ログ及び前記分類機能制御部で集計した分類情報ログを作成するログ制御部204とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 集積回路試験装置に接続して、所望の外部機器の通信制御、分類制御等のシミュレートをプログラマブルに行うことを特徴とする外部機器シミュレータ。
【請求項2】 集積回路試験装置に接続して、所望の外部機器のシミュレートを行い、通信ログの取得を行うことを特徴とする外部機器シミュレータ。
【請求項3】 集積回路試験装置に接続される外部機器シミュレータであって、集積回路試験システムで採用されている通信プロトコルに従って前記集積回路装置との間で通信を行い、データの送受信を行う通信制御コア部と、プログラマブルに構成され、集積回路試験装置側からの要求に応じてシミュレーションの対象となる外部機器の動作をシミュレートすると共に、外部機器シミュレータ全体の動作を司るシミュレート部と、集積回路試験装置及びシュミレート部から送られてきた各種情報を分類し、その集計を行う分類機能制御部と、集積回路試験装置からの要求に応じて、前記集積回路試験装置との間で行われた通信ログ及び前記分類機能制御部で集計した分類情報ログを作成するログ制御部と、を有することを特徴とする外部機器シミュレータ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路試験装置の通信機能及び分類機能を検証するための外部機器シミュレータ、具体的には集積回路試験装置が、集積回路の量産時に接続される外部機器であるプローバ及びハンドラとの通信制御及び分類機能を検証する外部機器シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、集積回路試験装置の通信機能及び外部機器接続時の分類機能の検証を行う場合、通信対象となる外部機器としてのハンドラまたはプローバを集積回路試験装置に接続し、量産工場における使用状況と同一の環境を再現し、動作の検証を実施していた。集積回路試験装置の通信機能の検証を行う場合、検証対象となる通信方式及び通信プロトコルを持つ外部機器を集積回路試験装置に接続し、それぞれの装置の状況から通信方式及び通信プロトコルの整合性を確認していた。この方法では、必要に応じて通信ラインにプロトコルアナライザを接続し、通信内容の確認をしなければならなかった。
【0003】外部機器接続時の集積回路試験装置の分類機能の検証を行う場合、検証対象となる外部機器を集積回路試験装置に接続し、それぞれの外部機器の分類状況を比較することによって、分類機能の検証を行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来技術では、集積回路試験装置の通信機能及び外部機器接続時の分類機能の検証を行うために、確認作業の初期段階から外部機器の実機が必要となるため、作業効率が上がらない、という問題が有った。また外部機器において例外処理が発生した場合の動作確認を実機で行うことが困難である、すなわち外部機器に例外処理を行わせることが困難であるという問題が有った。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外部機器として実機を用いることなく、集積回路試験装置に外部機器接続時の動作確認をすることができ、かつ実機を用いた検証で確認が困難な事項について容易に検証することができる外部機器シミュレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、集積回路試験装置に接続して、所望の外部機器の通信制御、分類制御等のシミュレートをプログラマブルに行うことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載の発明は、集積回路試験装置に接続して、所望の外部機器のシミュレートを行い、通信ログの取得を行うことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載の発明は、集積回路試験装置に接続される外部機器シミュレータであって、集積回路試験システムで採用されている通信プロトコルに従って前記集積回路試験装置との間で通信を行い、データの送受信を行う通信制御コア部と、プログラマブルに構成され、集積回路試験装置側からの要求に応じてシミュレーションの対象となる外部機器の動作をシミュレートすると共に、外部機器シミュレータ全体の動作を司るシミュレート部と、集積回路試験装置及びシュミレート部から送られてきた各種情報を分類し、その集計を行う分類機能制御部と、集積回路試験装置からの要求に応じて、前記集積回路試験装置との間で行われた通信ログ及び前記分類機能制御部で集計した分類情報ログを作成するログ制御部とを有することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、外部機器として実機を用いることなく、集積回路試験装置に外部機器接続時の動作確認をすることができ、かつ実機を用いた検証で確認が困難な事項について容易に検証することができる【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る外部機器シミュレータの構成を図1に示す。同図において、集積回路試験装置10に接続された外部機器シミュレータ20は、通信制御コア部200と、シミュレート部202と、ログ部204と、分類機能制御部206とを有している。
【0011】通信制御コア部200は、集積回路試験装置10で採用されている通信プロトコルに従って、シミュレート部202の要求に基づいて集積回路試験装置10との間で必要なデータの送受信を行う。集積回路試験装置10及び外部機器シミュレータ202間で取り決めたメッセージの送受信により、それぞれの機器の制御を行う。
【0012】またシミュレート部202は、プログラマブルに構成されており、集積回路試験装置10側からの要求に応じてシミュレーションの対象となる外部機器の動作をシミュレートし、その結果を通信制御コア部200を介して集積回路試験装置10に送出すると共に、外部機器シミュレータ20全体の動作を司る。
【0013】分類機能制御部206は、集積回路試験装置10及びシミュレート部202から送られてきた各種情報、例えば、シミュレート部202によって決定されたDUT EXIST情報、集積回路試験装置10より送られてきたカテゴリ情報を受け取り、これらの情報に基づいて集積回路のロット単位のPASS情報、FAIL情報、BIN情報、XBIN情報等の分類、集計を行う。ここでPASS情報とは試験に合格した集積回路に関する情報、FAIL情報とは試験に不合格となった集積回路に関する情報、BIN情報、XBIN情報とはそれぞれ試験結果の詳細情報である。
【0014】またログ制御部204は、集積回路試験装置10から受信したデータを通信制御コア部200から受け取り、またシミュレート部202から集積回路試験装置10に送信するデータを受け取り、更に分類機能制御部206より分類情報を受け取る。そしてログ制御部204は、集積回路試験装置10からの要求に応じて、集積回路試験装置10との間で行われた通信ログ及び分類機能制御部206で集計した分類情報ログを作成する。
【0015】次にシミュレート部202の処理内容を図2のフローチャートを参照して説明する。同図において、まず、外部機器シミュレータ20で使用する機能の初期化、具体的には、通信プロトコルに準じた初期化や外部機器シミュレータ20内で使用するデータの初期化(デフォルト値の設定)等を行う(ステップ300)。次いでステップ301でユーザインターフェースを用い、動作環境設定を行う。すなわち、集積回路試験装置10の状況、ロット情報等、シミュレート実行時に必要となるデータの設定を行う。
【0016】次にステップ302では、ステップ301でシミュレーション実行の終了要求を示すデータが設定されたか否かが判定される。ステップ302の判定が肯定された場合にはシミュレート部202における処理を終了する。次いでステップ303では、ステップ301で測定(シミュレーション)要求を示すデータが設定されたか否かが判定される。ステップ303の判定が否定された場合には処理は捨て301に戻る。他方、ステップ303の判定が肯定された場合にはステップ304に移行し、シミュレーションを開始する。
【0017】ステップ304では通信制御コア部200を介して集積回路試験装置10に対して、集積回路試験開始要求信号を送信する。次いでステップ305では通信制御コア部200を介して集積回路試験装置10より受信した信号を解析し、起動すべき処理プロセス名を決定する。更にステップ306では、ステップ305で受信した要求が適切であるか否かを判定する。ステップ306の判定が否定された場合には、ステップ309でエラー出力を行い、ステップ301に処理が戻る。すなわち、ステップ305で予期していない信号を受信した場合、例えば、不当な信号を受信した場合、あるいは不当なタイミングで信号を受信した場合、ステップ305で起動しようとした処理プロセスがシステム上に存在しないためにエラーとなる。
【0018】一方、ステップ306の判定が肯定された場合には、ステップ307ではステップ305で受信した要求信号に対応した処理を実行する。例えば、DUT Exist情報の送信要求や分類要求があった場合に対応した処理を行う。ここで実行される処理はユーザがカスタマイズした処理となる。次いでステップ308では、ステップ301で設定されたロット情報から、集積回路の1ロット分の試験が終了したか否かを判定する。ステップ308の判定が否定された場合にはステップ305に戻り、またステップ308の判定が肯定された場合にはステップ301に戻り、既述した処理を繰り返す。
【0019】上記処理のうちステップ305〜309の処理内容を集積回路試験装置に接続される各外部機器に対応して変更することにより、多種の外部機器のシミュレーションを行うことが可能である。
【0020】本発明の実施の形態に係る外部機器シミュレータによれば、所望の外部機器の通信制御、分類制御等のシミュレートをプログラマブルに行えるように構成したので、本発明による外部機器シミュレータを集積回路試験装置に接続して使用することにより、外部機器として実機を用いることなく、集積回路試験装置に外部機器接続時の動作確認をすることができるので、効率的に検証作業を行うことができる。また、本実施の形態に係る外部機器シミュレータによれば、実機を用いた検証で確認が困難な例外事例を容易に発生させることができるため、信頼性の向上を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば、外部機器シミュレータを、所望の外部機器の通信制御、分類制御等のシミュレートをプログラマブルに行えるように構成したので、本発明による外部機器シミュレータを集積回路試験装置に接続して使用することにより、外部機器として実機を用いることなく、集積回路試験装置に外部機器接続時の動作確認をすることができ、かつ実機を用いた検証で確認が困難な事項について容易に検証することができる。
【出願人】 【識別番号】000117744
【氏名又は名称】安藤電気株式会社
【出願日】 平成11年7月27日(1999.7.27)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外8名)
【公開番号】 特開2001−42005(P2001−42005A)
【公開日】 平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願番号】 特願平11−212947