| 【発明の名称】 |
オートハンドラ用キャリア |
| 【発明者】 |
【氏名】國信 誠治
【氏名】内野 好章
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| 【要約】 |
【課題】試験周波数が高周波な場合であっても被測定デバイスの電気的特性を安定した状態で測定できるオートハンドラ用キャリアを提供する。
【解決手段】キャリア3にIC1を収納する凹部11を形成する。凹部11の底面に、IC1の半田ボール1aが挿入される取付穴13を形成し、取付穴13に接触子5を埋設する。接触子5の上面は半田ボール1aと接触し、接触子5の下端はテストボード2のランド2aと接触する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】キャリアは被測定デバイスを載置する収納部を設け、前記キャリアをテストボード上に移動して、被測定デバイスと前記テストボードを導通させるキャリアであって、前記キャリアは、被測定デバイスの入出力端子と前記テストボードとを電気的に接続する接触子を前記収納部に備えていることを特徴とするオートハンドラ用キャリア。 【請求項2】前記キャリアの上面に開口部をもつ凹部を前記収納部は形成し、被測定デバイスの入出力端子が挿入される取付穴が前記収納部の底部に配列され、前記取付穴に前記接触子が埋設されていることを特徴とする請求項1記載のオートハンドラ用キャリア。 【請求項3】前記接触子の上面は、被測定デバイスの入出力端子と接触し、前記接触子の下端は、前記キャリアの底面より突出していることを特徴とする請求項2記載のオートハンドラ用キャリア。 【請求項4】被測定デバイスがBGA形ICであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のオートハンドラ用キャリア。 【請求項5】前記接触子は前記テストボードのランドに当接することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のオートハンドラ用キャリア。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オートハンドラ用キャリアに関する。特に、BGA(Ball Grid Array)形IC用のキャリアに関する。 【0002】 【従来の技術】次に、従来のキャリアの構成を、図3を参照しながら説明する。テストボード21は、ICテスタとIC1の間の電気的なインターフェース機能をもち、テストヘッド上に設置されている。図3に示すように、テストボード21の上面にICソケット23が設けられる。IC1の入出力端子となる複数の半田ボール1aと当接する接触子22を起立した状態にICソケット23は支持する。接触子22はテストボード21上のランド25と接続する。キャリア20には、IC1を収納する凹部24が設けられている。図示しない移動機構により、キャリア20はICソケット23上に移動される。凹部24に収納するIC1はテストボード21と所定位置で接続できる。IC1の電気的特性を試験する場合には、先ず、移動機構により、キャリア20をテストボード21上に移動させる。次に、プッシャ4によりIC1を下方に押し付ける。図3では、IC1に配列された半田ボール1aと、各接触子22とが接触している。IC1とテストボード21が電気的に接続された状態で、ICテスタからIC1に試験信号を印加して、IC1の電気的特性を試験する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ICテスタでIC1の電気的特性を試験する場合には、試験周波数が高周波であればあるほど、接触子22の長さが短い(半田ボール1aとテストボード21のランド25との距離が短い)方が、安定して測定できるということが一般に知られている。しかしながら、上記従来の構成では、キャリア20とテストボード21間に接触子22をもつICソケット23を介在させているので、接触子22の長さを短くするには限界があった。 【0004】本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、接触子の長さを短くして、試験周波数が高周波な場合でも被測定デバイスの電気的特性を安定した状態でできるオートハンドラ用キャリアを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、キャリア(3)は被測定デバイス(例えば、IC1など)を載置する収納部(例えば、凹部11など)を設け、前記キャリアをテストボード(2)上に移動して、被測定デバイスと前記テストボードを導通させるキャリアであって、前記キャリアは、被測定デバイスの入出力端子(例えば、半田ボール1aなど)と前記テストボードとを電気的に接続する接触子(5)を前記収納部に備えている構成とした。 【0006】請求項1記載の発明によれば、キャリアに備わる接触子により、キャリアに収納する被測定デバイスの入出力端子とテストボードとを電気的に接続することができる。したがって、テストボードに、接触子や、接触子を起立した状態で支持するICソケットを設ける必要がなくなり、接触子の長さをICソケットの厚さ分だけ短くできる。試験周波数が高周波な場合であっても、被測定デバイスの電気的特性を安定した状態で測定することができる。 【0007】ここで、テストボードは、被測定デバイスとテスタ(テストヘッド)の間に介在して、試験に必要な信号を伝達するボードであれば、どのようなボードとしてもよい。 【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のオートハンドラ用キャリアにおいて、前記キャリアは上面に開口部をもつ凹部(11)を形成し、前記凹部の底面(11a)には、前記凹部に収納される被測定デバイスの入出力端子が挿入される取付穴(13)が配列され、前記取付穴に前記接触子が埋設される構成とした。 【0009】請求項2記載の発明によれば、キャリアの凹部に被測定デバイスが収納される一方、凹部の底面に設けられた取付穴に被測定デバイスの入出力端子が挿入されるので、被測定デバイスの入出力端子とテストボードとを接近させることができ、その分、接触子の長さを短くできる。 【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載のオートハンドラ用キャリアにおいて、前記接触子の上面は、被測定デバイスの入出力端子と接触し、前記接触子の下端は、前記キャリアの底面より突出している構成とした。 【0011】請求項3記載の発明によれば、ICソケットを介在させることなく、キャリアの底面よりわずかに接触子を突設できる。したがって、接触子の長さを短くできる。 【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のオートハンドラ用キャリアにおいて、被測定デバイスがBGA(Ball Grid Array)形ICである構成とした。 【0013】請求項4記載の発明によれば、当該オートハンドラ用キャリアをBGA形ICに特有の構成とすることができる。 【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載のオートハンドラ用キャリアにおいて、前記接触子はテストボードのランド(2a)に当接する構成とした。 【0015】請求項5記載の発明によれば、接触子はテストボードのランドに当接するので、当該テストボードにおいて接触子を省くことができる。したがって、テストボードの構成を簡素化できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2の図面を参照しながら説明する。図1と図2は本発明によるキャリアを示す縦断面図である。図1はキャリアがテストボード上の所定位置に配置されている状態図であり、図2はキャリアがテストボードの上方で待機している状態図である。 【0017】この実施の形態のキャリア3は、所定条件の下、IC1(被測定デバイス)の電気的特性を試験するオートハンドラに備わる。 【0018】テストボード2は、ICテスタ(図示省略)とIC1の間の電気的なインターフェース機能をもち、テストヘッド上に設置されている。テストボード2の上面には、後述する接触子5と当接するランド2aと、キャリア3の位置合わせするガイドピン2bが設けられている。テストボード2の上方位置には、プッシャ4が設けられている。プッシャ4は、図示しない昇降機構により昇降自在に保持され、下降した状態においてキャリア3に収納されるIC1を下方向に押し付ける。 【0019】略平板状のキャリア本体に、キャリア3は微少遊動自在に配列されている。キャリア本体は、オートハンドラにおいて移動機構(図示省略)により循環移動する。キャリア3は、IC1を収納する収納部としての凹部11と、テストボード2のガイドピン2bが挿入されるガイド孔12が形成され、凹部11に収納するIC1の半田ボール(入出力端子)1aとテストボード2のランド2aとを電気的に接続する複数の接触子5を備えている。凹部11は、キャリア3の上面に開口部11cをもち、その底面11aの形状は、収納するIC1の外形より微少大きい形状に形成されている。凹部11の側壁面11bには、底面11aから開口部11cに向かうほど開口幅が大きくなるように傾斜が付けられていて、IC1を落下させて凹部11に収容するのが容易となっている。また、凹部11の底面11aには、凹部11に収納されるIC1の半田ボール1aを挿入できる取付穴13が半田ボール1aの配列に合わせて設けられている。接触子5は取付穴13に埋設されている。接触子5は取付穴13に埋設された状態において、その上端部が、凹部11に収納されるIC1の半田ボール1aに接触する一方、その下端部が、キャリア3の下面より突出している。つまり、キャリア3の下面より突出する各接触子5の下端部を、テストボード2の各ランド2aに接触させることによって、凹部11に収納するIC1とテストボード2とを電気的に接続することができる。ガイド孔12は、キャリア3を上下方向に貫通する孔であって、凹部11を中心とする両側に設けられている。ガイド孔12は、対となるテストボード2のガイドピン2bが挿入された状態において、テストボード2に対するキャリア3の水平面内における位置を決定する。したがって、各接触子5をテストボード2上の所定位置に正確に位置決めできる。 【0020】上記のように、この実施の形態のキャリア3及びテストボード2は構成され、これらキャリア3及びテストボード2により、例えば、次のように、IC1の電気的特性が試験される。 【0021】先ず、被測定デバイスであるIC1がキャリア3の凹部11に収納される。このとき、IC1の各半田ボール1aは、それぞれ、キャリア3の各取付穴13に挿入されて、各取付穴13内の接触子5に当接した状態である。次に、移動機構により、キャリア3が、図2に示すように、テストボード2の上方位置に移動される。次に、移動機構によりキャリア3が下降されて、キャリア3がテストボード2上の所定位置に配置される。このとき、キャリア3のガイド孔12にガイドピン2bが挿入されることにより、テストボード2上の所定位置にキャリア3が案内される。つまり、キャリア3の下面より突出する各接触子5の下端部が、テストボード2の各ランド2aの上に、正確に配置されることとなる。その後、図示しない昇降機構により、プッシャ4が下降されて、図1に示すように、プッシャ4の押圧部4aがIC1の上面を押し付ける。このとき、プッシャ4のガイド孔4bにガイドピン2bが挿入されることにより、プッシャ4の押圧部4aがIC1の上面に正確に案内される。また、凹部11に収納されるIC1の半田ボール1aと接触子5とテストボード2のランド2aとが、それぞれ所定の押圧力をもって接触した状態となる。これにより、IC1とテストボード2が電気的に接続された状態となり、この状態において、ICテスタからIC1に試験信号が印加されて、IC1の電気的特性が試験される。IC1の試験が終了したら、昇降機構によりプッシャ4は上昇し、その後、移動機構によりキャリア3は移動される。試験の終了したIC1は、試験結果に基づいて分類収納される。 【0022】この実施の形態のキャリア3によれば、キャリア3に備わる接触子5により、キャリア3に収納するIC1とテストボード2とを電気的に接続することができる。したがって、テストボード2に、接触子や、該接触子を起立した状態で支持するICソケットを設ける必要がなくなり、接触子5の長さをICソケットの厚さ分だけ短くできる。また、キャリア3の凹部11にIC1が収納される一方、凹部11の底面11aに設けられた取付穴13にIC1の半田ボール1aが挿入されるので、IC1の半田ボール1aとテストボード2とを接近させることができ、その分、接触子5の長さを短くできる。また、ICソケットを介在させることなく、キャリア3の下面よりわずかに接触子5を突出させることができるので、接触子5の長さを短くできる。以上のように、この実施の形態のキャリア3によれば、接触子5の長さを短くできるため、試験周波数が高周波な場合であっても、被測定デバイスの電気的特性を安定した状態で測定することができる。また、ガイドピン2bとガイド孔12との係合により、テストボード2に対するキャリア3の水平面内における位置が決定されるので、各接触子5をテストボード2の各ランド2aの上に正確に位置決めできる。 【0023】なお、本発明は、この実施の形態で示したキャリア3に限定されるものではなく、その他のキャリアに適用することも可能である。例えば、キャリア3の凹部11の底面11aの形状や寸法、取付穴13及びランド2aの数量や形成位置、或いは接触子5の数量などは、試験するIC1に対応して、適宜に変更可能である。また、本発明によるキャリア3は、恒温槽付きオートハンドラにも適用できる。その他、具体的な細部構造等についても本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。 【0024】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、キャリアに備わる接触子により、キャリアに収納する被測定デバイスの入出力端子とテストボードとを電気的に接続することができる。したがって、テストボードに、接触子や、接触子を起立した状態で支持するICソケットを設ける必要がなくなり、接触子の長さをICソケットの厚さ分だけ短くできる。試験周波数が高周波な場合であっても、被測定デバイスの電気的特性を安定した状態で測定することができる。 【0025】請求項2記載の発明によれば、キャリアの凹部に被測定デバイスが収納される一方、凹部の底面に設けられた取付穴に被測定デバイスの入出力端子が挿入されるので、被測定デバイスの入出力端子とテストボードとを接近させることができ、その分、接触子の長さを短くできる。 【0026】請求項3記載の発明によれば、ICソケットを介在させることなく、キャリアの底面よりわずかに接触子を突設できる。したがって、接触子の長さを短くできる。 【0027】請求項4記載の発明によれば、当該オートハンドラ用キャリアをBGA形ICに特有の構成とすることができる。 【0028】請求項5記載の発明によれば、接触子はテストボードのランドに当接するので、当該テストボードにおいて接触子を省くことができる。したがって、テストボードの構成を簡素化できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000117744 【氏名又は名称】安藤電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月29日(1999.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−42003(P2001−42003A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月16日(2001.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−215551 |
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