| 【発明の名称】 |
コネクタ、試験装置、及び接触検査方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】長島 輝彦
【氏名】村山 茂
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| 【要約】 |
【課題】電気的端子の接触不良を容易に調整できる方法、及びその方法を利用できるコネクタ、信号伝達ユニット、及び試験装置を提供する。
【解決手段】凸型コネクタ58と凹型コネクタ60とを含む接続用の電気部品であって、凸型コネクタ58は、第一の電気的端子74と、ガス流入口72と、ガス流入口72から流入したガスを第一の電気的端子74の位置に流出させるガス流出口73とを備え、凹型コネクタ60は、第二の電気的端子76と、ガス流出口73から第一の電気的端子74と第二の電気的端子76とが接触すべき位置に流出したガスを凹型コネクタ60の外部に排出する排出口78とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気的端子と、前記電気的端子が設けられた位置にガスを流す通気経路とを備えたことを特徴とするコネクタ。 【請求項2】 前記コネクタは、凸型コネクタであり、前記通気経路は、ガス流入口と、前記ガス流入口から流入したガスを前記電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 【請求項3】 前記コネクタは、凹型コネクタであり、前記通気経路は、前記電気的端子の位置に流入したガスを前記コネクタの外部に排出する排出口を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 【請求項4】 前記通気経路は、前記ガスを前記電気的端子の位置に流入させるガス流入口を更に有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。 【請求項5】 凸型コネクタと凹型コネクタとを含む接続用の電気部品であって、前記凸型コネクタは、第一の電気的端子と、ガス流入口と、前記ガス流入口から流入したガスを前記第一の電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを備え、前記凹型コネクタは、第二の電気的端子と、前記ガス流出口から前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とが接触すべき位置に流出したガスを前記凹型コネクタの外部に排出する排出口とを備えることを特徴とする電気部品。 【請求項6】 前記凹型コネクタと前記凸型コネクタが嵌合した状態において、前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とが接触した状態と、前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とが接触しない状態との2つの状態を実現する着脱機構を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の電気部品。 【請求項7】 第一のコネクタの第一の電気的端子と、第二のコネクタの第二の電気的端子との接触状態を検査する方法であって、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを嵌合させる工程と、前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とを物理的に接触させる工程と、前記第一の電気的端子に電気信号を印加する工程と、前記第二の電気的端子に電気信号が現れるか否かを検査する工程と、前記第二の電気的端子に電気信号が現れなかったときに、前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とを離脱させる工程と、前記第一の電気的端子及び前記第二の電気的端子が接触すべき位置にガスを吹き付ける工程とを含むことを特徴とする方法。 【請求項8】 前記第一の電気的端子と前記第二の電気的端子とを離脱させる工程は、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとの嵌合を解かずに行われることを特徴とする請求項7に記載の方法。 【請求項9】 半導体部品を試験するために、前記半導体部品と試験装置との間で電気信号を伝達する信号伝達ユニットであって、前記電気信号を伝達する配線パターンを有する基板と、前記配線パターンに接続された電気的端子を具備し、前記基板に固定されたコネクタとを備え、前記コネクタは、前記電気的端子の位置にガスを流すための通気経路を含むことを特徴とする信号伝達ユニット。 【請求項10】 前記コネクタは、凸型コネクタであり、前記通気経路は、ガス流入口と、前記ガス流入口から流入したガスを前記電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを有することを特徴とする請求項9に記載の信号伝達ユニット。 【請求項11】 前記電気信号を伝達する第二の配線パターンを有する第二の基板と、前記第二の配線パターンに接続された第二の電気的端子を具備し、前記第二の基板に固定された凹型コネクタとを更に備え、前記凹型コネクタは、前記ガス流出口から流出したガスを前記凹型コネクタの外部に排出する排出口を有することを特徴とする請求項10に記載の信号伝達ユニット。 【請求項12】 前記コネクタは、凹型コネクタであり、前記通気経路は、前記電気的端子の位置に流入したガスを前記コネクタの外部に排出する排出口を有することを特徴とする請求項9に記載の信号伝達ユニット。 【請求項13】 前記通気経路は、前記ガスを前記電気的端子の位置に流入させるガス流入口を更に有することを特徴とする請求項12に記載の信号伝達ユニット。 【請求項14】 前記電気的端子と前記第二の電気的端子との間の導通の有無を判定する導通判定部と、前記電気的端子と前記第二の電気的端子とを互いに押圧させ、または開放する着脱制御部と、前記ガスの流量を制御するガス制御部とを更に備えることを特徴とする請求項11に記載の信号伝達ユニット。 【請求項15】 前記ガスを供給するガス供給器を更に備えることを特徴とする請求項7から14のいずれかに記載の信号伝達ユニット。 【請求項16】 半導体部品を試験するための試験装置であって、試験のための電気信号を生成する信号生成ユニットと、前記信号生成ユニットが生成した信号を前記半導体部品に伝達し、前記半導体部品から応答信号を受け取る信号伝達ユニットと、前記半導体部品の応答信号として期待される期待値信号と前記信号伝達ユニットが受け取った前記応答信号とを比較する論理比較ユニットとを備え、前記信号伝達ユニットは、前記電気信号を伝達する配線パターンを有する基板と、前記配線パターンに接続された電気的端子、及び前記電気的端子の位置をガスが流れるための通気経路を有し、前記基板に固定されたコネクタとを備えたことを特徴とする試験装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタと、コネクタを含む接続用の電気部品と、コネクタを含む信号伝達ユニットと、信号伝達ユニットを含む試験装置と、試験装置において実施可能な検査方法とに関する。 【0002】 【従来の技術】半導体技術の著しい進歩に伴い、半導体部品の多ピン化が進んでいる。半導体部品の多ピン化によって、半導体部品を搭載するソケット、信号を伝達するプリント基板同士を接続するコネクタなどの接続用の電気部品も多数の電気的端子を必要とするようになっている。 【0003】従来は、接続用の電気部品の電気的端子と、他の接続用の電気部品または半導体デバイスの電気的端子との間の接触が不良であった場合、両者の嵌合を解いて電気的端子にガスを吹き付けることにより電気的端子に付着している埃や塵を除去していた。このとき、凹型の形状を有する接続用の電気部品においては、内部で埃や塵が飛散するだけで、外部に排出されないことがあった。また、嵌合を解いて電気的端子にガスを吹き付ける工程は手動で行われており、時間と労力が必要であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるコネクタと、そのコネクタを含む接続用の電気部品と、その電気部品を利用した信号伝達ユニットと、その信号伝達ユニットを利用した試験装置と、その試験装置において実施可能な検査方法とを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。 【0005】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第一の形態におけるコネクタは、電気的端子と、電気的端子が設けられた位置にガスを流す通気経路とを備える。 【0006】コネクタは、凸型コネクタであり、通気経路は、ガス流入口と、ガス流入口から流入したガスを電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを有しても良い。コネクタは、凹型コネクタであり、通気経路は、電気的端子の位置に流入したガスをコネクタの外部に排出する排出口を有しても良い。通気経路は、ガスを電気的端子の位置に流入させるガス流入口を更に有しても良い。 【0007】本発明の第一の形態における電気部品は、凸型コネクタと凹型コネクタとを含む接続用の電気部品であって、凸型コネクタは、第一の電気的端子と、ガス流入口と、ガス流入口から流入したガスを第一の電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを備え、凹型コネクタは、第二の電気的端子と、ガス流出口から第一の電気的端子と第二の電気的端子とが接触すべき位置に流出したガスを凹型コネクタの外部に排出する排出口とを備える。 【0008】凹型コネクタと凸型コネクタが嵌合した状態において、第一の電気的端子と第二の電気的端子とが接触した状態と、第一の電気的端子と第二の電気的端子とが接触しない状態との2つの状態を実現する着脱機構を更に備えても良い。 【0009】本発明の第一の形態における方法は、第一のコネクタの第一の電気的端子と、第二のコネクタの第二の電気的端子との接触状態を検査する方法であって、第一のコネクタと第二のコネクタとを嵌合させる工程と、第一の電気的端子と第二の電気的端子とを物理的に接触させる工程と、第一の電気的端子に電気信号を印加する工程と、第二の電気的端子に電気信号が現れるか否かを検査する工程と、第二の電気的端子に電気信号が現れなかったときに、第一の電気的端子と第二の電気的端子とを離脱させる工程と、第一の電気的端子及び第二の電気的端子が接触すべき位置にガスを吹き付ける工程とを含む。 【0010】第一の電気的端子と第二の電気的端子とを離脱させる工程は、第一のコネクタと第二のコネクタとの嵌合を解かずに行われても良い。 【0011】本発明の第一の形態における信号伝達ユニットは、半導体部品を試験するために、半導体部品と試験装置との間で電気信号を伝達する信号伝達ユニットであって、電気信号を伝達する配線パターンを有する基板と、配線パターンに接続された電気的端子を具備し、基板に固定されたコネクタとを備え、コネクタは、電気的端子の位置にガスを流すための通気経路を含む。 【0012】コネクタは、凸型コネクタであり、通気経路は、ガス流入口と、ガス流入口から流入したガスを電気的端子の位置に流出させるガス流出口とを有しても良い。電気信号を伝達する第二の配線パターンを有する第二の基板と、第二の配線パターンに接続された第二の電気的端子を具備し、第二の基板に固定された凹型コネクタとを更に備え、凹型コネクタは、ガス流出口から流出したガスを凹型コネクタの外部に排出する排出口を有しても良い。コネクタは、凹型コネクタであり、通気経路は、電気的端子の位置に流入したガスをコネクタの外部に排出する排出口を有しても良い。通気経路は、ガスを電気的端子の位置に流入させるガス流入口を更に有しても良い。電気的端子と第二の電気的端子との間の導通の有無を判定する導通判定部と、電気的端子と第二の電気的端子とを互いに押圧させ、または開放する着脱制御部と、ガスの流量を制御するガス制御部とを更に備えても良い。ガスを供給するガス供給器を更に備えても良い。 【0013】本発明の第一の形態における試験装置は、半導体部品を試験するための試験装置であって、試験のための電気信号を生成する信号生成ユニットと、信号生成ユニットが生成した信号を半導体部品に伝達し、半導体部品から応答信号を受け取る信号伝達ユニットと、半導体部品の応答信号として期待される期待値信号と信号伝達ユニットが受け取った応答信号とを比較する論理比較ユニットとを備え、信号伝達ユニットは、電気信号を伝達する配線パターンを有する基板と、配線パターンに接続された電気的端子、及び電気的端子の位置をガスが流れるための通気経路を有し、基板に固定されたコネクタとを備える。 【0014】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。 【0016】(実施形態1)図1は、本発明の第一の実施形態に係る試験装置の構成を示す。本実施形態に係る試験装置は、信号生成ユニット10、論理比較部20、及び信号伝達ユニット30を備える。信号生成ユニット10は、タイミング発生器12、パターン発生器14、及び波形成形器16を備える。信号伝達ユニット30は、中継ユニット32、マウンタユニット34、導通判定部36、着脱制御部38、ガス制御部40、リレー弁42、及びガス供給器の一例としてのエアーコンプレッサー44を備える。ここで、信号伝達ユニットには、例えば、DUTボード、ソケットボード、テストボード、ロードボード、パフォーマンスボード、フィクスチャボード、マザーボード、HIFIXなどが含まれる。もちろん、上記のボードに限定されるものではなく、被試験部品50と試験装置本体100との間で信号を伝達する部材であれば何であってもよい。本実施形態においては、導通判定部36、着脱制御部38、ガス制御部40、リレー弁42、及びエアーコンプレッサー44は、信号伝達ユニット30の内部にあったが、これらのうちの少なくとも一つが試験装置本体100の内部にある構成であってもよい。これは、以降の実施形態においても同様である。 【0017】タイミング発生器12は、試験のタイミングを取るためのクロック信号を波形成形器16及び論理比較部20に伝達する。パターン発生器14は、試験のための入力信号を生成し、波形成形器16に伝達する。パターン発生器14は、入力信号に対して被試験部品が応答すると期待される期待値信号を論理比較部20に伝達する。波形成形器16は、パターン発生器14から伝達された入力信号を、タイミング発生器12から伝達されたクロック信号に基づいて成形し、中継ユニット32に伝達する。論理比較部20は、タイミング発生器12から伝達されたクロック信号に基づいてタイミングを取りながら、パターン発生器14から伝達された期待値信号と、中継ユニット32から伝達された被試験部品50の応答信号とを比較する。論理比較部20の判定結果によって、被試験部品50が期待された特性を有しているかどうかを判断できる。 【0018】中継ユニット32は、マウンタユニット34と試験装置本体100との間で電気信号を伝達する。マウンタユニット34は、被試験部品50を接続し、被試験部品50との間で電気信号を伝達する。 【0019】導通判定部36は、中継ユニット32の電気的端子とマウンタユニット34の電気的端子との間に導通があるか否かを判定し、判定結果を着脱制御部38及びガス制御部40に伝達する。着脱制御部38は、中継ユニット32のコネクタの電気的端子とマウンタユニット34のコネクタの電気的端子とを互いに押圧し、または開放する。互いに押圧することで、接触している状態が実現し、開放することで、接触していない状態が実現する。本明細書中では、接触している状態を実現することを「接触させる」、接触していない状態を実現することを「離脱させる」という。エアーコンプレッサー44は、マウンタユニット34にガスを供給する。リレー弁42は、エアーコンプレッサー44からマウンタユニット34へのガスの流量を調整する。ガス制御部40は、リレー弁42の動作を制御する。 【0020】図2は、中継ユニット32及びマウンタユニット34の詳細な構成を示す。マウンタユニット34は、被試験部品接続部52、基板54、固定部56、及び凸型コネクタの一例としてのマウンタユニット側コネクタ58を備える。中継ユニット32は、凹型コネクタの一例としての中継ユニット側コネクタ60、コネクタ台62、及びホルダ64を備える。 【0021】被試験部品接続部52は、被試験部品50を接続して電気信号を伝達する。基板54は、被試験部品接続部52に電気信号を伝達する。固定部56は、マウンタユニット34を中継ユニット32に対して固定する。マウンタユニット側コネクタ58は、中継ユニット側コネクタ60に接続して電気信号を伝達する。 【0022】中継ユニット側コネクタ60は、マウンタユニット側コネクタ58に接続して電気信号を伝達する。コネクタ台62は、中継ユニット側コネクタ60を保持する。ホルダ64は、コネクタ台62及びマウンタユニット34を保持する。 【0023】図3は、図2に示した中継ユニット32の斜視図である。中継ユニット側コネクタ60の外側には、コネクタ中に設けられた回転カムを回転させるためのハンドル66が取り付けられている。ハンドル66の外周側には、ハンドル66を駆動するためのガイド68と、ガイド68を回転させるハンドル駆動部70が更に備えられている。マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60とが嵌合した状態でハンドル駆動部70を駆動することにより、ガイド68及びハンドル66が同時に動き、マウンタユニット側コネクタ58の電気的端子と中継ユニット側コネクタ60の電気的端子とが接触させ、または離脱させる。これによれば、マウンタユニット側コネクタ58の電気的端子と中継ユニット側コネクタ60の電気的端子を容易に接触させ、または離脱させることができる。ここで、嵌合するとは、コネクタ同士が全体として物理的にかみ合うことを言う。前述のように、コネクタ同士が嵌合していても、必ずしも電気的端子同士が物理的に接触しているとは限らない。ハンドル駆動部70は、ハンドル66の一つ一つを独立に回転させる構成であっても良い。これによれば、望みのコネクタの電気的端子同士のみを選択的に接触させ、または離脱させることができる。 【0024】図4は、マウンタユニット側コネクタ58及び中継ユニット側コネクタ60の斜視図である。マウンタユニット側コネクタ58は、ガス流入口72、ガス流出口73、及びマウンタユニット側電気的端子74を有する。中継ユニット側コネクタ60は、中継ユニット側電気的端子76及び排出口78を有する。 【0025】マウンタユニット側電気的端子74及び中継ユニット側電気的端子76は、接触した状態において互いに電気信号を伝達する。ガス流入口72は、エアーコンプレッサー44から供給され、リレー弁42を通過したガスを、マウンタユニット側コネクタ58の内部に流入させる。ガス流出口73は、ガス流入口72から流入したガスを、マウンタユニット側電気的端子74及び中継ユニット側電気的端子76の位置に流出させる。排出口78は、ガス流出口73から流出したガスを中継ユニット側コネクタ60の外部へ排出する。これによれば、マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60の嵌合を解くことなく、中継ユニット側コネクタ58の内部へガスを流入させ、流入したガスを中継ユニット側コネクタ58の外部へ排出することができる。リレー弁42は、コネクタ毎に設けられていても良い。これによれば、望みのコネクタのみに選択的にガスを流入させることができる。 【0026】図5は、排出口78の例を示す。図5Aにおいては、中継ユニット側電気的端子76と排出口78は1対1に対応している。図5Bにおいては、中継ユニット側電気的端子76の複数に対して排出口78の1つが対応している。排出口78は、ガス流出口73から流出したガスの流れの中に、マウンタユニット側電気的端子74及び中継ユニット側電気的端子76が来るような位置に配置される。 【0027】図6は、マウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76とが接触する様子を示す断面図である。マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60とが嵌合した状態で、ハンドル駆動部70を駆動すると、ガイド68が回転することによってハンドル66が回転する。ハンドル66は、回転カム80を回転させる。回転カム80は、中継ユニット側電気的端子76を押圧し、マウンタユニット側電気的端子74に確実に接触させる。回転カム80を元の状態に戻すと、中継ユニット側電気的端子76は、マウンタユニット側電気的端子74から離脱する。これによれば、マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60との嵌合を解くことなしに、マウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76とを接触させ、または離脱させることができる。 【0028】ガス流出口73から流出したガス82は、マウンタユニット側電気的端子74及び中継ユニット側電気的端子76の位置を通過して、排出口78から排出される。これによれば、マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60との嵌合を解くことなしに、マウンタユニット側電気的端子74または中継ユニット側電気的端子76に付着していた埃または塵を容易に外部に排出することができる。 【0029】更なる有利な実施形態として、本実施形態に示した構成に加えて、エアーコンプレッサー44とガス流入口72との間に埃や塵を通過させないフィルターを更に備えても良い。これによれば、通気経路に付着していた埃や塵が電気的端子に付着することを防ぐことができる。また、排出口78から排出されたガスに含まれる塵を集める集塵器を更に備えても良い。これによれば、除去された埃や塵が周囲に飛散して、再び電気的端子に付着することを防ぐことができる。 【0030】図7は、本実施形態に係る試験装置において、マウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76との接触状態を検査する方法を説明する図である。まず、接触状態を検査すべき電気的端子がリストアップされる(S2)。続いて、マウンタユニット側コネクタ58と中継ユニット側コネクタ60とを嵌合させる(S4)。続いて、着脱制御部38がハンドル駆動部70を駆動する。ハンドル駆動部70がハンドル66を回転させることによって、回転カム80が回転し、中継ユニット側電気的端子76を押圧する。これにより、マウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76とが物理的に接触する(S6)。続いて、最初に検査する対象端子を設定する(S8)。このとき、検査は電気的端子毎に行っても良いし、コネクタ毎に行っても良いし、ユニット全体に対して行っても良い。続いて、検査対象となるマウンタユニット側電気的端子74に電気信号を印加する(S10)。導通判定部36は、電気信号が印加されたマウンタユニット側電気的端子74に対応する中継ユニット側電気的端子76に電気信号が現れるか否かを判定する(S12)。 【0031】S12で導通が無いと判定された場合はNへ進み、着脱制御部38がハンドル駆動部70を駆動する。ハンドル駆動部70がハンドル66を回転させることによって、回転カム80が元の状態に戻り、マウンタユニット側電気的端子74から中継ユニット側電気的端子76が離脱する(S16)。続いて、ガス制御部40がリレー弁42を開くと、エアーコンプレッサー44からガスがガス流入口72に送られる。ガス流入口72からガス流出口73へ流入したガスは、マウンタユニット側電気的端子74及び中継ユニット側電気的端子76の位置を通過して、排出口78から排出される(S18)。このとき、マウンタユニット側電気的端子74または中継ユニット側電気的端子76に付着していた埃または塵は、ガスとともに排出口78から排出される。続いて、S6と同様にしてマウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76とを物理的に接触させ(S20)、再び中継ユニット側電気的端子76に電気信号を印加して導通検査が行われる(S10)。こうして、現在検査対象に設定されている全ての対象ピンの導通が確認されるまで、上記の手順が繰り返される。 【0032】ここで、接触部位の離脱工程(S16)は、導通が無いと判定された電気的端子またはコネクタのみに対して行われることが好ましい。これによれば、既に導通があると確認された電気的端子に再び埃または塵が付着することを防ぐことができる。接触部位の離脱工程(S16)が、コネクタ毎に独立に行える構成の場合は、ガスを電気的端子に吹き付ける工程(S18)は、全ての電気的端子に対して行われても良い。電気的端子が接触している状態でガスが吹き付けられても、接触状態に影響を与える可能性は小さいと考えられる。これによれば、リレー弁42をコネクタ毎または電気的端子毎に設ける必要がなく、構成を簡便にすることができる。接触部位の離脱工程(S16)が、全てのコネクタに対して同時に行われる構成の場合は、ガスを電気的端子に吹き付ける工程(S18)は、導通が無いと判定された電気的端子またはコネクタのみに対して行われることが好ましい。これによれば、既に導通があると確認された電気的端子に再び埃または塵が付着することを防ぐことができる。 【0033】S12で導通があると判定された場合はYへ進み、検査対象端子を次の電気的端子に変更する(S14)。ここで、既に全ての電気的端子が検査されていた場合は、S22のYへ進み、接触状態の検査が終了する。検査対象端子がまだ残っている場合は、S22のNに進み、新たな検査対象となるマウンタユニット側電気的端子74に電気信号を印加して導通検査が行われる(S10)。 【0034】本実施形態によれば、電気的端子の接触状態を検査して接触不良を調整する工程を、効率良く短時間で行うことができる。また、作業者の関与を最小限に抑えることができる。 【0035】(実施形態2)図8は、本発明の第2の実施形態に係る試験装置の構成を示す。実施形態1においては、エアーコンプレッサー44から供給されたガスはマウンタユニット34へ流入したが、本実施形態においては、エアーコンプレッサー44から供給されたガスは中継ユニット32へ流入する。その他の構成及び動作は、実施形態1と同じであるから、同一符号を付して説明を省略する。 【0036】図9は、本実施形態に係るマウンタユニット側コネクタ58及び中継ユニット側コネクタ60の斜視図である。マウンタユニット側コネクタ58は、マウンタユニット側電気的端子74を有する。中継ユニット側コネクタ60は、中継ユニット側電気的端子76、ガス流入口72、及び排出口78を有する。排出口78は、図5に示したような位置にあっても良い。それぞれの動作は、実施形態1と同様である。 【0037】本実施形態に係る試験装置において、マウンタユニット側電気的端子74と中継ユニット側電気的端子76との接触状態を検査する方法は、実施形態1と同様である。 【0038】本実施形態によれば、ガス流入口72及び排出口76を中継ユニット側コネクタ60に設けているため、汎用性のある中継ユニット32に通気のための機構を集中することができる。すなわち、個々のマウンタユニット34にガス流入口72及びガス流出口73を設ける必要がなく、低コスト化が望める。 【0039】以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。 【0040】 【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明によれば電気的端子の接触不良調整が容易な接続用の電気部品、信号伝達ユニット、及び試験装置を提供することができる。また、本発明によれば電気的端子の接触不良調整が容易な検査方法を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390005175 【氏名又は名称】株式会社アドバンテスト
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| 【出願日】 |
平成11年6月30日(1999.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104156 【弁理士】 【氏名又は名称】龍華 明裕
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| 【公開番号】 |
特開2001−13210(P2001−13210A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−186924 |
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