| 【発明の名称】 |
ICデバイスの検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高田 保之
【氏名】吉田 敬介
【氏名】辻野 和哉
【氏名】黒須 修
【氏名】川口 和博
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| 【要約】 |
【課題】ICデバイスのパッケージを傷つけたり汚したりせず、またICデバイスに温度センサを組み込まなくともICデバイスの温度変化を正確に測定することができるとともに、ICデバイスの温度を所定の温度に保つことによりICデバイスの性能を正しく評価する。
【解決手段】検査プログラムに従ってICデバイス3に電流が供給されたときに生じるICデバイス3の磁場を磁気センサ20で検出し、この磁気センサ20が検出した検出信号をICデバイス3の発熱量を表す情報にA/D変換器で変換し、制御ユニットによってA/D変換器からの発熱量情報に基づいて冷風供給装置の比例制御バルブを制御して、ICデバイス3の温度を所定の温度範囲内に維持するようにした。更に、プリント基板45をチャンバ1の外に配置し、磁気センサ20をプリント基板45の導体パターンに近接配置したので、磁気センサ20はチャンバ1内に生じる磁気ノイズ(主にモータ)の影響を受けにくくなるとともに、高温テスト時、磁気センサ20のセンシング特性が熱によって大きく変化しない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 検査すべきICデバイスを収容するチャンバと、前記ICデバイスの性能を判別するICテスタと、前記チャンバの外に配置され、前記ICテスタと前記ICデバイスとを電気的に接続するための電気的中継手段と、前記ICテスタから前記ICデバイスに電流が供給されたときに生じる前記ICデバイスの磁場を検出する磁気検出手段と、この磁気検出手段の出力信号を前記ICデバイスの発熱量を表す情報に変換する変換手段と、前記ICデバイスを冷却する冷却手段と、前記変換手段からの発熱量情報に基づいて前記冷却手段を制御して、前記ICデバイスの温度を所定の温度範囲内に維持する制御手段とを備え、前記電気的中継手段に前記ICデバイスがICソケットを介して実装され、前記磁気検出手段が前記電気的中継手段の導通路に近接配置されていることを特徴とするICデバイスの検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ICデバイスの性能をより一層正しく評価することができるICデバイスの検査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ICデバイスの温度特性検査は、所定の温度に設定された環境(恒温槽:チャンバ)で行われる。 【0003】このチャンバ内の温度は、検査のプログラムに応じて、例えば−50℃から+150℃に設定される。 【0004】また、検査中のICデバイスには、検査プログラムの多岐にわたる検査項目に応じて電流が幾通りものパターンで供給される。その結果、ICデバイスはジュール熱によって発熱し、その発熱の様態は検査項目に応じて一様ではない。この発熱はコンピュータのマイクロプロセッサ(MPU)のような集積密度の高いICデバイスほど著しい。 【0005】近年、マイクロプロセッサの処理能力スピードは高速化され、集積密度も高くなったため、検査中のワット密度(W/cm2)が増加し、これに伴ってICデバイスの発熱量は一段と大きくなる傾向にある。 【0006】例えば、検査中に30W程度発熱するマイクロプロセッサの場合、その温度はチャンバ内の温度よりも40℃程度高くなる。 【0007】また、ICデバイスの発熱量は与えられる電気信号の周波数が上昇する程大きくなる。 【0008】更に、マイクロプロセッサの最高動作周波数はトランジスタのスイッチング周波数の低下によって、温度が上昇するほど低下し、温度が10℃上昇すると2%減少するという報告がある。 【0009】例えば、最高動作周波数500MHzのマイクロプロセッサの温度がチャンバ内の温度よりも40℃高くなると、最高動作周波数が40MHzも低下するから、本来500MHzの動作が保証されるクラスにランク付けされる筈のマイクロプロセッサが1ランク下の400MHz台のマイクロプロセッサのクラスにランク付けされることになる。 【0010】その結果、高い動作周波数のマイクロプロセッサの歩留りが不当に低下して、大きな損失を被ることになる。 【0011】また、発熱が大きくなると、ICデバイスが自己破壊を起こすおそれもあった。 【0012】従来、検査精度(歩留り)を向上させ、自己破壊を防止するために、ICデバイスの温度をモニタして、ICデバイスをチャンバ内の温度にまで冷却することが行われている。 【0013】ICデバイスの温度を測定する方法としては、熱電対のような接触型の温度センサや赤外線センサのような非接触型の温度センサなどを用いる方法が考えられる。 【0014】また、特開平6−188295号公報に記載された発明のように、検査対象のICデバイスに温度センサを組み込み、その温度を測定する方法もある。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】ところが、接触型の温度センサには、ICデバイスのパッケージの表面が傷ついたり汚れたりするおそれがあり、製品の価値が低下するという問題がある。 【0016】また、赤外線センサのような非接触型の温度センサには、ICデバイスの表面が金属であると正確な温度測定ができないという問題がある。 【0017】一方、ICデバイスに温度センサを組み込む方法には、ICデバイスのサイズと重量とを増大させるとともに、製品原価が大幅に上昇するという問題がある。 【0018】この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、ICデバイスのパッケージを傷つけたり汚したりせずにICデバイスの温度変化を正確に測定することができるとともに、ICデバイスに温度センサを組み込まなくともICデバイスの性能を正しく評価することができるICデバイスの検査装置を提供することである。 【0019】 【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するため請求項1記載のICデバイスの検査装置は、検査すべきICデバイスを収容するチャンバと、前記ICデバイスの性能を判別するICテスタと、前記チャンバの外に配置され、前記ICテスタと前記ICデバイスとを電気的に接続するための電気的中継手段と、前記ICテスタから前記ICデバイスに電流が供給されたときに生じる前記ICデバイスの磁場を検出する磁気検出手段と、この磁気検出手段の出力信号を前記ICデバイスの発熱量を表す情報に変換する変換手段と、前記ICデバイスを冷却する冷却手段と、前記変換手段からの発熱量情報に基づいて前記冷却手段を制御して、前記ICデバイスの温度を所定の温度範囲内に維持する制御手段とを備え、前記電気的中継手段に前記ICデバイスがICソケットを介して実装され、前記磁気検出手段が前記電気的中継手段の導通路に近接配置されていることを特徴とする。 【0020】ICテスタから電気的中継手段を介してICデバイスに電流が供給されたとき、磁場が発生する。この磁場は電流の変化に応じて時々刻々変化する。このときの磁場を磁気検出手段が検出する。変換手段は、磁気検出手段が検出した検出信号をICデバイスの発熱量を表す情報に変換する。制御手段はこの発熱量情報に基づいてその発熱量の変化に応じた指令を冷却手段に送出し、冷却手段はその指令に従ってICデバイスを冷却する。 【0021】また、上述のように電気的中継手段をチャンバの外に配置し、磁気検出手段を電気的中継手段の導通路に近接配置したので、磁気検出手段がチャンバ内に生じる磁気ノイズ(主にモータ)の影響を受けにくい。更に、高温テスト時、磁気検出手段のセンシング特性が熱によって大きく変化しない。 【0022】また、磁気検出手段は、赤外線センサと異なり、ICデバイスの表面が金属であっても、正確な温度測定が可能である。熱電対のような温度センサと異なり、磁気検出手段をICデバイスに接触させる必要がないので、ICデバイスを傷つけたり汚したりすることもない。更に、ICデバイスに温度センサを組み込む従来例と異なり、ICデバイスのサイズや重量は大きくならない。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0024】図1はこの発明の一実施形態に係るICデバイスの検査装置の一部を示す縦断面図、図2は温度制御装置のブロック図、図3は磁気センサの出力とICデバイスの温度変化との関係を示すグラフ、図4は冷風噴射のタイミングとICデバイスの温度変化との関係を示すグラフである。 【0025】このICデバイスの検査装置は、ICテスタ44と、プリント基板(電気的中継手段)45と、チャンバ1と、ICデバイス搬送ヘッド7と、温度制御装置2(図2)とを備えている。 【0026】ICテスタ44はICデバイス3の性能を判別する。ICテスタ44はチャンバ1の底板1aにプリント基板45を介して接続される。 【0027】チャンバ1の底板1aの中央部には開口46が設けられ、開口46の周囲に環状のマウントプレート47が固定されている。チャンバ1の底板1aには後述する磁気センサ(磁気検出手段)20が保持用ブラケット50を介して保持されている。 【0028】プリント基板45はICテスタ44とICデバイス3とを電気的に接続するものである。プリント基板45はICテスタ44の上部に固定され、チャンバ1の外に位置する(図1参照)。プリント基板45の中央部には絶縁材料で形成されたソケットガイドプレート48が固定され、ソケットガイドプレート48の中心穴48aにはICソケット4が保持されている。ICデバイス3はICソケット4を介してプリント基板45にセットされる。 【0029】ICテスタ44をチャンバ1の底板1aに接続するには、ICソケット4をマウントプレート47の中心穴47aに挿入し、マウントプレート47とプリント基板45とをソケットガイドプレート48を介して固定ねじ49で固定する。ICソケット4及びICデバイス3はチャンバ1の底板1aの開口46を通じてチャンバ1の内部空間に臨む。 【0030】ICデバイス搬送ヘッド7は、吸着用配管17と、その下端に設けられた吸着部18と、デバイス押さえ11と、図示しない吸着部昇降手段とで構成されている。ICデバイス搬送ヘッド7の上部にはICデバイス搬送ヘッド7を上下方向に駆動するモータ(図示せず)が配置されている。ICデバイス搬送ヘッド7はチャンバ1に収容されており、このチャンバ1内は所定の温度に設定される。 【0031】ICデバイス搬送ヘッド7は、検査前、図示しない待機トレーからICデバイス3を吸着してICソケット4にセットし、検査後、ICソケット4内のICデバイス3を吸着して、図示しない製品トレーに収める。 【0032】ICデバイス搬送ヘッド7が図1の2点鎖線で示す位置まで下降し、ICデバイス3をICソケット4にセットし終わると、ICデバイス3の吸着が停止されるが、デバイス押さえ11がICデバイス3の上面をICソケット4に押圧しているので、ICデバイス3とICテスタ44との電気的接続状態は確保される。 【0033】ICデバイス3がICソケット4にセットされた後、検査プログラムに従ってICデバイス3にICテスタ44から所定の電流が供給され、種々の検査が実行される。 【0034】検査が終了すると、ICデバイス搬送ヘッド7が再びICデバイス3を吸着し、図1の2点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで上昇し、製品トレーへ搬送する。 【0035】温度制御装置2は、図2に示すように、例えば磁気抵抗素子のような磁気センサ20、A/D変換器(変換手段)21、温度センサ22(接触式の温度測定素子)、A/D変換器23、制御ユニット(制御手段)24、D/A変換器40、コントロールユニット41及び冷却手段としての冷風供給装置(冷風供給手段)25などで構成されている。 【0036】図1に示すように磁気センサ20はプリント基板45の導体パターン(導通路)に近接配置される。磁気センサ20はばね等の付勢手段51によってプリント基板45側へ付勢されている。磁気センサ20の位置(図1に示す検出位置と付勢手段51の付勢力に抗してプリント基板45側へ後退する退避位置)を図示しない切換機構によって切り換えることができる。この切換機構によって、ICテスタ44をチャンバ1の底板1aに接続する前では磁気センサ20を退避位置に、ICテスタ44をチャンバ1の底板1aに接続した後では磁気センサ20を検出位置に、それぞれ切り換える。 【0037】この冷風供給装置25は、冷媒導入口26、冷却器27、比例制御バルブ28、冷却ノズル29、冷却ジャケット30、冷風の分岐流路31、及び冷媒排出口32などから構成される。 【0038】冷媒導入口26には圧縮された乾燥空気が導入され、この圧縮空気は高速で冷却器27内に円周方向に送り込まれる。 【0039】冷却器27はボルテックス理論を用いて空気を冷却するものであり、送り込まれた圧縮空気によって冷却器27の内部に超高速の渦流が形成される。この超高速の渦流によって渦の内側と外側との間に圧力差が生じ、高圧側から低圧側へ空気が移動し、断熱膨張によって温度が下がる。 【0040】冷却器27の中心部に生じた冷風は比例制御バルブ28を介して冷却ノズル29に送られる。 【0041】比例制御バルブ28は冷風の噴射量を調節するバルブである。後述のように制御ユニット24によって比例制御バルブ28の操作量(開度調整量)がICデバイス3の発熱量に応じた予め定められた値に調節される。すなわち、制御ユニット24はA/D変換器21の出力から発熱量を判断し、その発熱量に合ったブローパターンで冷風を噴射する。 【0042】冷却ノズル29から噴射された冷風は、デバイス押さえ11の間を通じて、ICソケット4上のICデバイス3に噴射される。上記ブローパターンに従って冷風が噴射される結果、ICデバイス3の温度はチャンバ1の設定温度から大きく逸脱しない。 【0043】冷却ジャケット30は冷却ノズル29の周囲に配置され、2重管構造が形成される。冷却器27の冷風の一部は分岐流路31を介して外側の冷却ジャケット30に供給され、冷媒排出口32から外部に排出される。このとき、内側の冷却ノズル29内の冷風は冷却ジャケット30内の冷風によって冷却され、所定の温度に保持される。冷媒排出口32から外部に排出される。 【0044】待機中に冷却ノズル29がチャンバ1の雰囲気温度によって温められると、冷風の温度が上昇して冷却効率が低下することがあるが、冷却ジャケット30の冷却効果によって冷却効率の低下が防止される。 【0045】ICテスタ44からプリント基板45及びICソケット4を介してICデバイス3に電流が供給されると、ICデバイス3の近傍及びプリント基板45の導体パターンの近傍に磁場が形成される。 【0046】磁気センサ20はプリント基板45の導体パターンに近接、すなわち非接触状態で磁場を検出し、磁場の強さに応じて変化する電気信号を出力する。電気信号はA/D変換器23でデジタル信号に変換され、CPU等で構成される制御ユニット24に送られる。 【0047】制御ユニット24は、複数のブローパターン(冷風の噴射時間、噴射間隔及び噴射量など)が予め用意され、検査中のICデバイス3の発熱量に応じて選択されたブローパターンで冷風を噴射する。 【0048】制御ユニット24はフィードフォワード制御によって比例制御バルブ28の開度調整を行う。 【0049】制御ユニット24の出力信号はD/A変換器40でアナログ信号に変換され、この信号はバルブコントローラ41に送られ、バルブコントローラ41から流量を制御するための信号が冷風供給装置25の比例制御バルブ28に出力される。このようにして比例制御バルブ28の開度は調整され、冷却ノズル29から噴射された冷風によってICデバイス3が冷却される。 【0050】検査中のICデバイス3は電流値の変化に応じて温度が急激に変化するが、フィードフォワード制御は制御対象の変化に対するレスポンスが極めて良いので、複雑なパターンで電流値が大きく変化する検査プログラムの場合でも、その急激な温度変化に応じてICデバイス3の温度をほぼ一定に維持できる。ちなみに、フィードバック制御では、制御結果と目標値との偏差に基いて制御するため、制御結果を待つ分レスポンスが悪く、ICデバイス3の急激な温度変化に対応することは難しい。 【0051】また、温度センサ22はICデバイス3の表面温度を検出する。検出信号はA/D変換器23でデジタル信号に変換され、制御ユニット24に送られる。制御ユニット24はICデバイス3の表面温度を図示しないディスプレイ上に表示する。この温度表示は検査装置1のオペレータのモニタ用として利用されるとともに、温度制御装置2の作動状態を監視するために利用される。 【0052】次に、図3と図4に基いて温度制御装置2によるICデバイス3の冷却効果などを説明する。 【0053】図3はICデバイス3のブローパターンを設定する段階で収集した諸データを示す。グラフ33はICデバイス3の発熱量(W)を示し、グラフ34,35はそれぞれICデバイス3の周囲に生じた磁場を検知する磁気センサ20の出力とICデバイス3の温度とを示す。磁気センサ20の出力(磁場の強さ)と発熱量(W)とは対応関係にある。 【0054】各グラフが示すように、ICデバイス3に通電すると、その通電パターンに応じて磁場の強さとICデバイス3の温度とが変動する。ICデバイス3の温度は時間の経過に従って上昇する。 【0055】図4は温度制御装置2による冷風のブローパターンとICデバイス3の温度変化とを示す。グラフ36は磁気センサ20の出力を示し、グラフ37は冷風の噴射と噴射停止の各状態を示し、グラフ38はこの冷風によって冷却されたICデバイス3の温度変化を示す。 【0056】冷風のブローパターンはICデバイス3の発熱量変化に対応するように設定され、グラフ36,37が示す冷風の噴射時間、噴射間隔及び噴射量は、グラフ38が示すICデバイス3の温度変化に応じて微妙に調整されている。 【0057】その結果、グラフ38が示すように、ICデバイス3の温度変化は時間の経過に伴って±2℃以内の範囲に収束することが分かる。 【0058】この実施形態によれば、ICデバイス3のパッケージを傷つけたり汚したりせずに、ICデバイス3の温度変化を正確に測定することができ、しかもICデバイス3に温度センサを組み込まなくともICデバイス3の性能を正しく評価することができ、コストの低減を図ることができる。 【0059】また、検査中のICデバイス3の温度は電流値の変化に応じて急激に変化するが、制御ユニット24がA/D変換器21からの発熱量情報に基づいてICデバイス3の温度変化を推測し、その変化に対応する予め決められた値に冷風供給装置25の比例制御バルブ28に加える操作量を調整する制御信号を出してICデバイス3を冷却するので、ICデバイス3の温度変化に対するレスポンスは良く、ICデバイス3の温度を所定の狭い温度範囲(チャンバ1の設定温度の±2℃)に維持し、精度の高い検査を行なうことができる。 【0060】更に、磁場検出に当たり磁気センサ20をICデバイス3に接触させる必要がないので、ICデバイス3を傷つけたり汚したりすることがない。 【0061】また、待機中に冷却ノズル25がチャンバ1の雰囲気温度によって温められ、冷風の温度が上昇するのを抑制することができるので、冷風供給装置25の冷却効率を向上させることができる。 【0062】更に、プリント基板45をチャンバ1の外に配置し、磁気センサ20をプリント基板45の導体パターンに近接配置したので、磁気センサ20はチャンバ1内に生じる磁気ノイズ(主にモータ)の影響を受けにくいとともに、高温テスト時、磁気センサ20のセンシング特性が熱によって大きく変化しない。その結果、ICデバイス3の性能をより一層正しく評価することができる。 【0063】また、検査すべきICデバイス3のサイズが変わる場合、磁気センサ20の位置を変えなければならないが、磁気センサ20をICデバイス3に近接配置するときと較べ、磁気センサ20の位置決めが容易である。 【0064】更に、検査中の磁気センサ20は付勢手段51によってプリント基板45側へ付勢されているので、磁気センサ20とプリント基板45の導体パターンとの距離が一定に保たれるので、安定した検出が可能になる。 【0065】なお、ICデバイス3を冷却する冷風としては、ボルテックス理論を用いた装置の冷風に限らず、例えば、コンプレッサで圧縮した気体を断熱膨張させて作った冷風や、液体窒素の蒸発潜熱を利用した窒素ガスなどでもよい。 【0066】また、磁気センサとしては、前述の磁気抵抗素子の他に、ホール素子や電磁誘導コイルなど、磁場を検出することができるものであればよい。 【0067】 【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のICデバイスの検査装置によれば、ICデバイスのパッケージを傷つけたり汚したりせずに、ICデバイスの温度変化を正確に測定することができ、しかもICデバイスに温度センサを組み込まなくともICデバイスの性能を正しく評価することができ、コストの低減を図ることができる。 【0068】また、電気的中継手段をチャンバの外に配置し、磁気検出手段を電気的中継手段の導通路に近接配置したので、磁気検出手段がチャンバ内に生じる磁気ノイズの影響を受けにくいとともに、高温テスト時、磁気検出手段のセンシング特性が熱によって大きく変化しない。その結果、ICデバイスの性能をより一層正しく評価することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社 【識別番号】391009970 【氏名又は名称】エム・シー・エレクトロニクス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月2日(1999.7.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091557 【弁理士】 【氏名又は名称】木内 修
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| 【公開番号】 |
特開2001−13202(P2001−13202A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−188382 |
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