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【発明の名称】 中性子による検出物の検出方法並びにこれに用いる検出装置及び試験体
【発明者】 【氏名】宮本 宏

【氏名】今中 拓一

【要約】 【課題】取扱が容易で検出物の位置又は量を検出することの可能な中性子による検出物の検出方法及びこれに用いる検出装置を提供すること。

【解決手段】標識元素を含む鉄筋T1をコンクリートCに介在させた鉄筋コンクリート構造物S1に中性子Nを照射する。スリット22を通過するガンマ線γをガンマ線スペクトロメーター23で検出するガンマ線検出器20を構造物S1前に配置し、標識元素に特有である特定エネルギーガンマ線の強度により鉄筋T1の位置又は量を検出する。鉄筋の代わりに標識元素としてボロン等を含むグラウト等の充填状況を検査することも可能である。また、構造物S1に発生した亀裂等に標識元素を含む充填材を充填することで、亀裂等の位置や大きさを調べることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 標識元素を含む検出物(T1〜4)を基材中(C)に介在させた試験体(S1,S2)に中性子(N)を照射し、スリット(22)を通過するガンマ線(γ)をガンマ線スペクトロメーター(23)で検出するガンマ線検出器(20)を前記試験体(S1,S2)前に配置し、前記標識元素に特有である特定エネルギーガンマ線の強度により前記検出物(T1〜4)の位置又は量を検出する中性子による検出物の検出方法。
【請求項2】 前記試験体がPCコンクリート構造物(S2)であり、前記検出物が標識元素を分散させたグラウト(T3)である請求項1に記載の中性子による検出物の検出方法。
【請求項3】 前記試験体(S1)が亀裂等の損傷(D)を有し、前記検出物が流動性の充填材(T4)であり、この充填材(T4)を前記損傷(D)部分に充填すると共に前記ガンマ線検出器(20)で前記試験体(S1)を走査して前記充填材(T4)の充填位置又は量を検出することにより前記損傷(D)の配置を検出する請求項1に記載の中性子による検出物の検出方法。
【請求項4】 前記標識元素がボロン又はガドリウムである請求項1〜3のいずれかに記載の中性子による検出物の検出方法。
【請求項5】 前記標識元素及び前記検出物が鉄筋(T1)又はPC鋼線(T2)等の鋼材であり、前記基材がコンクリート(C)である請求項1に記載の中性子による検出物の検出方法。
【請求項6】 前記中性子の線源(13)と前記ガンマ線検出器(20)とを前記試験体(S1,S2)の同じ側に配置してある請求項1〜5のいずれかに記載の中性子による検出物の検出方法。
【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の中性子による検出物の検出方法に用いる検出装置であって、試験体(S1,S2)に中性子(N)を照射する中性子線源(13)と、スリット(22)を通過するガンマ線(γ)をガンマ線スペクトロメーター(23)で検出するガンマ線検出器(20)と、前記試験体(S1)に対して前記ガンマ線検出器(20)を相対移動させる移動機構(30)とを備え、前記中性子線源(13)と前記ガンマ線検出器(20)とを前記試験体(S1,S2)の同じ側に配置可能に構成してある中性子による検出物の検出装置。
【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の中性子による検出物の検出方法に用いる試験体であって、当該試験体はコンクリート構造物又は岩石等の構造物であり、中性子(N)の吸収により特定エネルギーガンマ線を放出する標識元素をグラウト等の硬化性充填材に混入して検出物(T3,T4)を作成し、当該構造物中に存在する孔、隙間、損傷等の空洞に前記検出物を充填してある試験体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出物を基材中に介在させた試験体に中性子を照射し、検出物の位置又はその有無を検出する中性子による検出物の検出方法並びにこれに用いる検出装置及び試験体に関する。さらに詳しくは、例えばPCコンクリート構造物のグラウト充填状況やコンクリート構造物の鉄筋検査に用いることの可能な中性子による検出物の検出方法並びにこれに用いる検出装置及び試験体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCコンクリート構造物のグラウト充填状況を検査するにあたっては、例えば、特開平10−54140号公報に記載の如く、PC鋼線の一端側を打撃し、その他端側から音響信号を受信する方法が知られている。同方法では、PC鋼線の周囲にグラウトが充填されているか否かで、音響信号の成分が異なり、これによってグラウトの充填状況を把握している。
【0003】しかし、同音響信号を利用した方法では、PC鋼線の全長にわたってグラウトの充填状況を把握できるにすぎず、部分的な充填状況を把握することはできない。
【0004】一方、鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の位置を検出するにあたっては、例えば、特開平11−160254号公報に記載の如く、構造物に照射器から放射線を照射し、照射器と一定の角度をもって配置した検出器によりコンプトン散乱線を検出している。
【0005】しかし、同放射線を利用した方法では、大きな線源と検出器の角度を厳密に固定する必要があって取扱が不便である。また、コンクリートによる放射線の減衰も大きく、鮮明な映像を得難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実情に鑑みて、本発明の目的は、取扱が容易で検出物の位置又は量を検出することの可能な中性子による検出物の検出方法並びにこれに用いる検出装置及び試験体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明に係る中性子による検出物の検出方法の特徴は、標識元素を含む検出物を基材中に介在させた試験体に中性子を照射し、スリットを通過するガンマ線をガンマ線スペクトロメーターで検出するガンマ線検出器を前記試験体前に配置し、前記標識元素に特有である特定エネルギーガンマ線の強度により前記検出物の位置又は量又は位置及び量を検出することにある。
【0008】同本発明の特徴方法によれば、エックス線線源ではなく中性子線源を用いているので、その取扱が容易である。また、本発明によれば、中性子を照射することにより全方向に散乱されるガンマ線を検出器により捉えれば足りるので、中性子線源とガンマ線検出器との配置の自由度が高く、コンプトン散乱の場合に比べて取扱が容易である。しかも、同方法によれば検出物の画像情報は基材によっても減衰し難く、エックス線線源を用いた場合に比較して鮮明な画像が得られる。
【0009】本発明は、例えば前記試験体がPCコンクリート構造物であり、前記検出物が標識元素を分散させたグラウトである場合に用いられる。
【0010】また、本発明は、例えば前記試験体が亀裂等の損傷を有し、前記検出物が流動性の充填材であり、この充填材を前記損傷部分に充填すると共に前記ガンマ線検出器で前記試験体を走査して前記充填材の充填位置を検出することにより前記損傷の配置を検出する場合にも用いられる。
【0011】前記標識元素としては、例えばボロン又はガドリウムを好適に用いることができる。
【0012】また、本発明は、例えば前記標識元素及び前記検出物が鉄筋又はPC鋼線等の鋼材であり、前記基材がコンクリートである場合にも用いられる。
【0013】前記中性子の線源と前記ガンマ線検出器とは、これら双方の位置合わせ等の取扱便宜上、前記試験体の同じ側に配置することが望ましい。
【0014】一方、上記特徴に記載の中性子による検出物の検出方法に用いる検出装置の特徴構成は、試験体に中性子を照射する中性子線源と、スリットを通過するガンマ線をガンマ線スペクトロメーターで検出するガンマ線検出器と、前記試験体に対して前記ガンマ線検出器を相対移動させる移動機構とを備え、前記中性子線源と前記ガンマ線検出器とを前記試験体の同じ側に配置可能に構成したことにある。
【0015】また、上記特徴に記載の中性子による検出物の検出方法に用いる試験体の特徴構成は、当該試験体がコンクリート構造物又は岩石等の構造物であり、中性子の吸収により特定エネルギーガンマ線を放出する標識元素をグラウト等の硬化性充填材に混入して検出物を作成し、当該構造物中に存在する孔、隙間、損傷等の空洞に前記検出物を充填したことにある。例えば、人造構造物であるPCコンクリートの場合、空洞の一例である孔としてはシース管内の孔が該当し、天然構造物である岩石の場合、空洞の一例である損傷としては亀裂等が該当する。
【0016】
【発明の効果】このように、上記本発明に係る中性子による検出物の検出方法、検出装置及び試験体の特徴によれば、中性子線源及びガンマ線検出器の取扱が容易で検出物の位置又はその有無を精度よく検出することが可能となった。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、添付図面の図1〜4を参照しながら、本発明の第一実施形態をさらに詳しく説明する。
【0018】図1は、鉄筋コンクリート構造物S1のコンクリートC中に介在する複数の鉄筋T1の位置を検出するためのガンマ線検出装置2の横断面図である。このガンマ線検出装置2は、大略、鉄筋コンクリート構造物S1に中性子Nを照射する線源容器10と、中性子Nが鉄筋T1に吸収されて鉄筋T1から発生するガンマ線γを検出しカウントするガンマ線検出器20と、これら線源容器10及びガンマ線検出器20を上下左右に移動させる移動機構30とを備えている。すなわち、線源容器10とガンマ線検出器20とは、検査の便宜上鉄筋コンクリート構造物S1の同じ側に位置させてある。
【0019】線源容器10はポリエチレン製の中性子吸収材11内の凹部に遮蔽材12を設け、その内部に中性子線源13を収納し、さらに中性子Nの照射側に同じくポリエチレン製の減速材14を設けて成る。中性子線源13としては、例えば、放射性同位元素のカリフォルニウム252を用いることができる。
【0020】ガンマ線検出器20は、大略、鉛ブロック21で構成されたコリメーターのスリット22によりガンマ線γの視野角を絞り、この絞られたガンマ線γをガンマ線スペクトロメーター23によりカウントしている。ガンマ線スペクトロメーター23は、ゲルマニウム検出器24,プリアンプ25及びこれらを冷却する液体窒素を収納する液体窒素容器26を有している。図1,4に示す如く、鉄筋T1の長手方向にスリット22が沿い検出感度が向上するように、鉛ブロック21をなす2つの前ブロック21a,21aを横に並べてスリット22を形成してある。すなわち、コリメーターのスリット22は走査方向に対して直交させ、且つ、検査体が長尺物である場合は、スリット22を長尺物の長手方向に沿わせることが検出精度上望ましい。ゲルマニウム検出器24に対する側方からのガンマ線γは2つの横ブロック21b,21bにより遮蔽し、さらに前ブロック21a,横ブロック21b上に上ブロック21cを載置して上方からのノイズも遮断してある。
【0021】移動機構30の基礎部分は、基台31に移動機構30を左右へ走行させる4つの車輪32を設け、さらに連動して駆動する4本の昇降ねじ33を上方に突出させ、昇降台34の4角でボールねじよりなる雌ねじ部35を昇降ねじ33に螺合させて成る。昇降台34の上面には傾斜台36を載置してあり、この傾斜台36はその左右のヒンジ37,37のうち一方を選択的に用いることで、昇降台34に対し傾斜台36を傾斜させることが可能である。なお、傾斜角度は図示しない治具により定められる。傾斜台36上には線源容器10を載置してあり、さらにスライド台38及び回転台39を介してガンマ線検出器20をも載置してある。
【0022】スライド台38とヒンジ37との間にはスライド台38を線源容器10に対して鉄筋コンクリート構造物S1の表面に沿う水平方向に図示しないねじ送り機構で移動可能である。また、ガンマ線検出器20を載置する回転台39はスライド台38に対して垂直軸周りで図示しないねじ送り機構により回転可能である。
【0023】図3は本発明に係るガンマ線検出システム1のブロック図を示し、このガンマ線検出システム1は、ガンマ線検出装置2と制御装置3とを備えている。ガンマ線検出装置2には先のガンマ線スペクトロメーター23の他、車輪32,昇降ねじ33及び上記図示しないねじ送り機構を駆動させる複数のモーター6と、各モーター6の駆動量を検出するロータリーエンコーダー7とを備えている。ガンマ線検出装置2及び制御装置3間の入出力はケーブルで接続されており、制御装置3には制御用のパーソナルコンピュータ9が設けられている。
【0024】ガンマ線スペクトロメーター23のゲルマニウム検出器24により受信されたガンマ線の信号はプリアンプ25により増幅され、A/Dコンバーター4を介してパーソナルコンピュータ9に入力される。一方、パーソナルコンピュータ9内のプログラムはモータードライバー5を介してモーター6を駆動し、その駆動量がロータリーエンコーダー7及びA/Dコンバーター8を介してパーソナルコンピュータ9にフィードバックされる。そして、移動機構30の位置情報と連動させて各位置におけるガンマ線の信号をパーソナルコンピュータ9により処理し、モニター9aに表示する。
【0025】鉄筋コンクリート構造物S1の表面に対するガンマ線検出器20の水平方向に対する数センチ〜数十センチメートルの相対移動は、傾斜台36及びスライド台38間のねじ送り機構による水平移動、又は、スライド台38及び回転台39間のねじ送り機構による回転移動により行うと良い。それ以上の移動は先の32により行う。鉄筋T1の材料である鉄は中性子Nの照射により352keVのガンマ線γを放出する。したがって、縦又は横軸の一方に鉄筋コンクリート構造物S1及びガンマ線検出器20間の相対位置を、他方に特定エネルギー値352keVのガンマ線γの強度を割り付け、各相対位置での当該特定エネルギー値における強度をプロットすることにより、当該特定エネルギー値が最も大きい位置をもって鉄筋の中心位置と推定することが可能である。
【0026】次に、図5,6,8及び9を参照しながら、本発明の第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同様の部材については同様の符号を付してある。
【0027】本実施形態では、試験体としてPC鋼線T2によりコンクリートCにあらかじめ圧縮応力を加えるPCコンクリート構造物S2を用いている。このPC鋼線T2はコンクリートCの成型時にあらかじめ水平又は傾斜姿勢で設置されるシース管Tb内に挿入され、コンクリートCの成形後にテンションを付与される。また、シース管Tb内にはグラウトT3の腐食を防ぐためにグラウトT3を注入し硬化させている。しかし、実際の現場ではグラウトT3の注入が不完全なこともあり、本実施形態ではグラウトT3にあらかじめ標識元素を混入してからシース管Tb内に注入し、その後にグラウトT3の注入状況を上記ガンマ線検出システム1及びガンマ線検出装置2を用いて検査することを目的としている。
【0028】標識元素としては、特定エネルギー値478keVにピークを有するボロン(B)や、特定エネルギー値1186keVにピークを有するガドリニウム(Gd)を用いることができる。ボロンの場合は水溶液に可溶のホウ酸(B23)又は炭化ボロン(B4C)を、また、ガドリニウムの場合は水溶液に不溶の酸化ガドリニウム(Gd23)を用いると良い。酸化ガドリニウムの場合はゲル等に分散させてからグラウトに混入すると標識元素の偏りを防ぐことができる。
【0029】図8はボロン0.019%の場合のガンマ線スペクトルを示すグラフであり、図9はボロン0.298%の場合のガンマ線スペクトルを示すグラフである。ボロン濃度の差により、特定エネルギー値478keVのピーク高さは異なる。したがって、あらかじめボロン濃度と特定エネルギー値478keVのスペクトル強度との検量線を作成しておくことにより、グラウトの充填状況をより詳細に知ることができる。また、ボロンを特定濃度で分散させたグラウトの量を変化させた場合における特定エネルギー値478keVのスペクトル強度の検量線を作成しておけば、検出物であるグラウトの充填量を検出することができるPCコンクリート構造物S2におけるシース管Tb、PC鋼線T2、グラウトT3は上下に間隔をあけてほぼ水平に配置されている。そこで、先の第一実施形態と異なり、図5に示すように、鉛ブロック21によるコリメーターのスリット22を水平に向けて形成してある。具体的には、二つの前ブロック21d,21dを小ブロック21e,21eにより間隔を隔てて積み重ねることにより、スリット22を形成してある。
【0030】検査に際しては、まず、移動機構30を車輪32による走行で適当な水平位置に移動させる。次いで、昇降ねじ33を雌ねじ部35に対し回転させて昇降台34を線源容器10及びガンマ線検出器20と共に上下移動させ、ガンマ線検出器20によりPCコンクリート構造物S2を走査する。そして、この上下移動に伴ってガンマ線検出器20による特定エネルギー値478keVのピーク高さを各位置毎にマーキングし、その強度分布によりグラウトT3の充填状況を推定する。
【0031】ところで、グラウトT3を充填するシース管Tbの位置はあらかじめ図面等により判明している。したがって、図面とマーキング位置とが一部対応しないときは、前記ピーク値の低い箇所のグラウトT3は未充填である可能性がある。
【0032】一方、図面等によらずにグラウトT3の充填予定箇所を知るには、上述の走査を鉄であるPC鋼線T2を目標に行うと良い。例えば、図6の矢印Wに沿って走査を行うと共に鉄に特有の特定エネルギー値352keVのピーク値をプロットし、極大値の箇所に符号Pの如く印を付ける。次いで、同じく矢印Wに沿って走査を行うと共に特定エネルギー値478keVのスペクトル強度を前記マーキング位置で求め、あらかじめ求めた検量線と比較すればよい。
【0033】なお、図6のシース管Tbはその左右で傾斜している。この傾斜部分での上記走査を行うに先だって、上記二つのヒンジ37,37のうちの一方を取り外し、昇降台34がシース管Tbの傾斜に沿うように傾けるとよい。
【0034】次に、図7を参照しながら、本発明の第三実施形態について説明する。本実施形態では、鉄筋コンクリート構造物S1に発生した亀裂等の損傷Dに標識元素入りの充填材T4を詰め込み、この損傷Dの形状を求めようとするものである。充填材T4には第二実施形態で使用したグラウトT3やその他のコーキング材等を用いることができる。ガンマ線検出器20のゲルマニウム検出器24をスリット22と共に鉄筋コンクリート構造物S1の表面に沿って符号24’の如く移動させ、標識元素のエネルギー値を走査位置と共にプロットし、そのエネルギー値が特定のしきい値を越える範囲を損傷Dの発生範囲とする。同図の場合、符号L1,L2で示す一点鎖線の範囲に損傷Dの存在することが伺える。なお、スリット22の中心軸と鉄筋コンクリート構造物S1の表面との交差角を変更してゲルマニウム検出器24による走査を複数回行うことで、損傷Dの形状がさらに詳細に推定できる。
【0035】最後に、本発明のさらに他の実施形態の可能性について列挙する。上記実施形態では試験体としてコンクリート構造物を用いたが、例えば、試験体は天然岩石や木材等、種々の材料が含まれる。
【0036】上記実施形態では、検出物として鉄筋や標識元素入りのグラウトを用いた。しかし、この検出物は、スラリーや液体状のものであってもよく、標識元素としての金属粉を混入したプラスチック等であってもよい。
【0037】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものにすぎず、この記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【出願人】 【識別番号】000235532
【氏名又は名称】非破壊検査株式会社
【出願日】 平成12年1月11日(2000.1.11)
【代理人】 【識別番号】100102048
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 光司
【公開番号】 特開2001−194324(P2001−194324A)
【公開日】 平成13年7月19日(2001.7.19)
【出願番号】 特願2000−6196(P2000−6196)