| 【発明の名称】 |
基板検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西澤 誠
【氏名】小澤 津登務
【氏名】藤崎 暢夫
【氏名】佐藤 靖
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| 【要約】 |
【課題】ミクロ観察時の振動の影響を改善し、ガラス基板の検査を容易にかつ短時間で能率よくすること。
【解決手段】ガラス基板1に対するマクロ観察とミクロ観察とを行う基板検査装置に、ガラス基板1を保持してミクロ観察を行うためのミクロ検査用ホルダ6と、ガラス基板1を保持して揺動自在に設けられかつこのミクロ検査用ホルダ6上から退避可能にしたマクロ検査用ホルダ14とを備えることで、マクロ観察とミクロ観察とを同一位置若しくは隣接位置で行うことができ、さらに、ガラス基板1の搬送時間を短縮し、タクトタイムを短くできる。又、マクロ検査用ホルダ14をミクロ検査用ホルダと別体にすることで、マクロ観察時の揺動動作の自由度及び設計の自由度を向上させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板を目視により検査するマクロ観察又は前記基板の画像を拡大して検査するミクロ観察を行うための基板検査装置において、前記基板を保持するもので、前記ミクロ観察を行うミクロ検査用ホルダと、前記基板を保持するもので、前記ミクロ検査用ホルダに隣接して揺動自在に設けられかつ前記ミクロ検査用ホルダ上方に挿脱可能なマクロ検査用ホルダと、を具備したことを特徴とする基板検査装置。 【請求項2】 前記ミクロ観察用のヘッドと前記ミクロ検査用ホルダとは、相対的に前記基板面に対して平行な平面内で移動自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項3】 前記マクロ検査用ホルダは、前記基板を通る一方向を軸として前記基板を揺動させることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項4】 前記マクロ検査用ホルダは、前記退避方向に対して交差する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項5】 前記マクロ検査用ホルダは、前記基板面上に中心をおいて前記基板を回動させることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項6】 前記マクロ検査用ホルダは、前記基板を所望の傾斜角で傾斜させた状態で前記基板を前後方向に移動可能であることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項7】 前記マクロ検査用ホルダは、前記基板をほぼ垂直に傾斜させた状態で前記基板を前後方向(Y方向)、平行方向(X方向)、昇降方向(Z方向)に移動可能であることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項8】 前記マクロ検査用ホルダには、前記基板上の欠陥の座標を検出するポインタが一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項9】 前記マクロ検査用ホルダは、前記ミクロ検査用ホルダの上方又は退避位置で前記マクロ観察可能であることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項10】 前記マクロ検査用ホルダと、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、を有するホルダ機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項11】 前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、この支持部材を回動させて前記マクロ検査用ホルダを揺動させる揺動回転機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項12】 前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に平行移動させる平行移動機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項13】 前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に昇降させる昇降機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。 【請求項14】 前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、この支持部材を回動させて前記マクロ検査用ホルダを揺動させる揺動回転機構と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に平行移動させる平行移動機構と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に昇降させる昇降機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディスプレイ(以下、LCDと称する)に用いられるガラス基板を検査して欠陥等を検出するに適用される基板検査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】LCDに用いられるガラス基板の欠陥検査では、マクロ観察と称する検査とミクロ観察と称する検査とが行われている。マクロ観察は、ガラス基板の表面に照明光を照射し、その反射光の光学的変化をオペレータの目視により観察してガラス基板の表面上の傷などの欠陥を検出するものである。ミクロ観察は、マクロ観察で検出された欠陥部分を顕微鏡を用いて拡大して観察するものである。 【0003】この場合、マクロ観察とミクロ観察とで同一のホルダを用いる場合、マクロ観察では、ガラス基板を基板検査装置におけるホルダ上に保持し、この状態でホルダをオペレータに向かって前後方向に揺動させてオペレータの目視によりガラス基板の表面を観察している。一方、裏面を観察したい場合には、ホルダを反転させて、上記同様にホルダをオペレータに向かって前後方向に揺動させてオペレータの目視によりガラス基板の裏面を観察することが考えられている。 【0004】このマクロ観察で抽出された欠陥をミクロ観察する場合には、上記ホルダを水平状態にし、このホルダを水平面内で移動させ、ガラス基板の上方に固定された顕微鏡によりミクロ観察する。 【0005】又、マクロ観察とミクロ観察とを別々の装置で行う場合には、マクロ観察が終了すると、ガラス基板をマクロ観察のホルダから取り出し、ローダ等で移動してミクロ観察の別のホルダに移し替えている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】近年、LCDの大型化に伴って複数面取りのガラス基板がさらに大型化する傾向にあり、その重量も大きくなっている。このような大型のガラス基板を保持するホルダでは、ミクロ観察時に振動の影響を受け易くなるために、振動が発生しにくいようにホルダの重量と強度を高めることが要求される。ところが、マクロ観察とミクロ観察とで同一ホルダを用いる場合では、ホルダの重量及び強度を高くすると、ミクロ観察時に振動が生じにくくなる反面、マクロ観察時に重いホルダを揺動させるの大きなパワーのモータとそのモータから発生する内部振動を抑える特別な工夫が必要になるとともに、ホルダの揺動の自由度に規制を受けてしまう。 【0007】一方、マクロ観察とミクロ観察とを別々の場所で行う場合には、マクロ観察が終了した後に、ガラス基板をマクロ観察のホルダから取り出し、ローダ等で移動してミクロ観察のホルダに移し替えなければならない。このため、ガラス基板の搬送距離が長くなり、ガラス基板の検査作業が煩雑となり、タクトタイムの掛かるものであった。さらに、マクロ検査装置とミクロ検査装置とを別々に並設した場合、両装置間にガラス基板を転送するローダ装置を配置しければならないため、設計、配置の自由度の制限を受けるとともに、これら装置の設置スペースが大きくなってしまう。 【0008】そこで本発明は、ミクロ観察時の振動の影響を改善し、ガラス基板の検査を容易にかつ短時間で能率よくできる基板検査装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発明は、基板を目視により検査するマクロ観察又は前記基板の画像を拡大して検査するミクロ観察を行うための基板検査装置において、前記基板を保持するもので、前記ミクロ観察を行うミクロ検査用ホルダと、前記基板を保持するもので、前記ミクロ検査用ホルダに隣接して揺動自在に設けられかつ前記ミクロ検査用ホルダ上方に挿脱可能なマクロ検査用ホルダとを具備したことを特徴とする基板検査装置である。 【0010】請求項2記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記ミクロ観察用のヘッドと前記ミクロ検査用ホルダとは、相対的に前記基板面に対して平行な平面内で移動自在に設けられたことを特徴とする。 【0011】請求項3記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記基板を通る一方向を軸として前記基板を揺動させることを特徴とする。 【0012】請求項4記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記退避方向に対して交差する方向に移動可能であることを特徴とする。 【0013】請求項5記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記基板面上に中心をおいて前記基板を回動させることを特徴とする。 【0014】請求項6記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記基板を所望の傾斜角で傾斜させた状態で前記基板を前後方向に移動可能であることを特徴とする。 【0015】請求項7記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記基板をほぼ垂直に傾斜させた状態で前記基板を前後方向(Y方向)、平行方向(X方向)、昇降方向(Z方向)に移動可能であることを特徴とする。 【0016】請求項8記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダには、前記基板上の欠陥の座標を検出するポインタが一体に設けられていることを特徴とする。 【0017】請求項9記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、前記ミクロ検査用ホルダの上方又は退避位置で前記マクロ観察可能であることを特徴とする。 【0018】請求項10記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダと、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材とを有するホルダ機構を備えたことを特徴とする。 【0019】請求項11記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、この支持部材を回動させて前記マクロ検査用ホルダを揺動させる揺動回転機構とを備えたことを特徴とする。 【0020】請求項12記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に平行移動させる平行移動機構とを備えたことを特徴とする。 【0021】請求項13記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に昇降させる昇降機構とを備えたことを特徴とする。 【0022】請求項14記載による本発明は、請求項1記載記載の基板検査装置において、前記マクロ検査用ホルダは、このマクロ検査用ホルダが先端部に回動自在に設けられかつ軸方向に回転可能な支持部材と、この支持部材を回動させて前記マクロ検査用ホルダを揺動させる揺動回転機構と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に平行移動させる平行移動機構と、これらマクロ検査用ホルダ及び支持部材を一体的に昇降させる昇降機構とを備えたことを特徴とする。 【0023】 【発明の実施形態】以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。 【0024】図1及び図2はLCDに用いられるガラス基板の欠陥検査に適用した基板検査装置の構成図であって、図1は正面図、図2は上方から見た図である。この基板検査装置は、複数枚のガラス基板1を収納するカセットステーション2と、このカセットステーション2に収納されているガラス基板1を取り出し保持して検査装置3に搬送し、かつ検査装置3で検査済みのガラス基板1を取り出し保持してカセットステーション2に戻す搬送ロボット4と、ガラス基板1を目視して検査するマクロ観察又はガラス基板1の画像を拡大して検査するミクロ観察とを行うことによりガラス基板1に対する検査を行うための上記検査装置3と、この検査装置3に搬送されたガラス基板1を保持してX方向、Y方向及びZ方向に移動自在であると共に、揺動、回転自在に設けられたホルダ機構5とを備えている。これらカセットステーション2、搬送ロボット4、検査装置3及びホルダ機構5は、図面上X方向に配置されている。 【0025】上記カセットステーション2は、未検査のガラス基板1を複数枚収納する第1のカセット2aと、検査済みのガラス基板1を複数枚収納する第2のカセット2bとを備えている。これら第1と第2のカセット2a、2bは、搬送ロボット4の移動方向(矢印イ方向:Y方向)に対して並行方向に配列されている。 【0026】搬送ロボット4は、矢印イ方向に移動可能であって、多関節のロボットアームの先端にハンドを取付けたロボットアーム4a、4bを一対備え、さらに一対のハンドを上下に配置して2枚のガラス基板1を同時に搬送できるダブルアーム方式を採用した。この搬送ロボット4は、一方のロボットアーム4aで第1のカセット2aに収納されている未検査のガラス基板1を取り出して保持し、この状態で矢印イ方向に移動し180°回転して検査装置3に位置決めし、他方のロボットアーム4bで検査装置3内のミクロ検査用ホルダ6に置かれている検査済みのガラス基板1を取り出すと同時に一方のロボットアーム4aで未検査のガラス基板を検査装置3内のミクロ検査用ホルダ6に置く。次に搬送ロボット4は、矢印イ方向に移動し180°回転して第2のカセット2bに位置決めし、他方のロボットアーム4bで保持している検査済みのガラス基板1を第2のカセット2bに収納し、再び矢印イ方向に移動して第1のカセット2aに位置決めする動作を繰り返すものとなっている。 【0027】又、搬送ロボット4は、第1のカセット2aに収納されている未検査のガラス基板1を取り出す高さ位置、検査装置3内にガラス基板1を載置又は取り出す高さ位置、第2のカセット2bに検査済みのガラス基板1を収納する高さ位置に調整するように矢印ロ方向(Z方向)に昇降自在に設けられている。 【0028】検査装置3は、例えば同一ステーション内でマクロ観察とミクロ観察とを行えるようにしたもので、これら観察の対象となるガラス基板1を保持してミクロ観察を行うためのミクロ検査用ホルダ6が備えられている。このミクロ検査用ホルダ6は、検査装置3のベース上に固定されたもので、その下方には複数のリフトピン7がガラス基板1の全面に対して所定の間隔で配置されている。これらリフトピン7は、昇降(Z方向)してミクロ検査用ホルダ6上に保持されているガラス基板1を所定の高さだけ持ち上げるものとなっている。 【0029】検査装置3の上部には、マクロ観察で使用する照明装置8が設けられている。又、ミクロ検査用ホルダ6の上部には、ミクロ観察を行うための顕微鏡9(ミクロ観察用のヘッド)が設けられている。この顕微鏡9は、門型アーム9aに対して移動自在(X方向)に設けられている。門型アーム9aは、ミクロ検査用ホルダ6の両側を挟んでガイドレール上に沿って(Y方向)走行するものとなっている。従って、顕微鏡9は、ミクロ検査用ホルダ6上に保持されたガラス基板1に対してXY方向に移動自在となっている。 【0030】ホルダ機構5は、図3に示すように回転軸10に例えばモータを内蔵した回転源11を介して支持部材12を設け、かつこの支持部材12の先端部に貫通して設けられた回転軸13に固定されたヨ字形状のマクロ検査用ホルダ14を回転自在に設けたものとなっている。 【0031】このマクロ検査用ホルダ14は、回転軸10と一体的に、ミクロ検査用ホルダ6の上方から退避するX方向(回転軸10の軸方向、ミクロ検査用ホルダ6の上方に挿脱する方向)に移動可能であり、さらに回転軸10に対して揺動、傾動、反転可能(矢印ハ方向)、上記退避方向(X方向)に対して交差する方向に移動可能(前後方向:Y方向、平行方向、昇降方向:Z方向)、ガラス基板1の面上のほぼ中心において回転可能(矢印ニ方向)となっている。なお、このガラス基板1を矢印ハ方向に反転可能であることから、ガラス基板1の裏面をオペレータQ側に向ける反転動作が可能となっている。 【0032】このようなマクロ検査用ホルダ14であれば、例えばガラス基板1を所望の傾斜角で傾斜させた状態で前後方向に移動可能となり、さらにはカラス基板1を所望の傾斜角で傾斜させた状態で前後方向、平行方向、昇降方向にそれぞれ移動可能となる。 【0033】具体的にマクロ検査用ホルダ14は、上記回転軸10を中心(X軸方向を中心に)に矢印ハ方向に回転自在に設けられている。又、マクロ検査用ホルダ14は、支持部材12の先端部の回転軸13を回転中心として矢印ニ方向に回動自在に設けられている。このうちマクロ検査用ホルダ14を回動運動させる機構は、回転源11の出力軸(回転軸)15と、支持部材12の下面に半径の異なる各プーリを一体化した回転体16との間にタイミングベルト17を掛け、かつこの回転体16と回転軸13との間にタイミングベルト18を掛けたものとなっている。 【0034】従って、回転源11が回転駆動すると、この回転がタイミングベルト17を介して回転体16に伝達され、さらにタイミングベルト18を介して回転軸13に伝達されることによって、マクロ検査用ホルダ14が図4(a)(b)に示すように回動する。同図(a)は支持部材12とマクロ検査用ホルダ14とが同一方向を向いており、これをホルダ回転0度とする。同図(b)は支持部材12に対してマクロ検査用ホルダ14が90度回転しており、これをホルダ回転90度とする。 【0035】なお、図3及び図4では、マクロ検査用ホルダ14上にLCDに用いられるガラス基板1が保持されている。 【0036】又、マクロ検査用ホルダ14には、欠陥のxy座標を指示するポインタ手段として、例えば図5に示すようにレーザポインタを構成する各レーザ光源19a、19bが備えられている。これらレーザ光源19a、19bは、マクロ検査用ホルダ14の枠上(マクロ検査用ホルダ14の縁)に形成された各ガイドスケール20a(x座標)、20b(y座標)上を移動自在に設けられている。この場合、マクロ検査用ホルダ14上に基準の座標系x−yを設定すると、各レーザ光源19a、19bから出力される各レーザ光L1、L2の交差点のx,y座標が各レーザ光源19a、19bの位置におけるx座標とy座標に一致し、この両座標からレーザ光L1、L2の交差点のxy座標が求められる。レーザ光源19aの位置がx座標、レーザ光源19bの位置がy座標を示すものとなる。従って、ガラス基板1上の欠陥上に各レーザ光L1、L2の交差点が位置するように各レーザ光源19a、19bを移動させれば、欠陥の座標が求められる。 【0037】なお、各レーザ光源19a、19bは、それぞれモータ及びベルトと連結し、モータの回転によりベルトを駆動して各ガイドスケール20a、20b上を自動的に移動するように構成することが好ましい。この場合、各レーザ光源19a、19bの移動は、後述する操作部27へのオペレータQの操作によって行われるようにすればよい。 【0038】又、ポインタ手段は、図5に示すXYレーザポインタに限られるものではないが、ガラス基板1が揺動、回転することから欠陥位置の座標を正確かつ容易に求めるためにマクロ検査用ホルダ14上に設けることが好ましい。 【0039】又、マクロ検査用ホルダ14上には、ガラス基板1の周縁部を保持するための吸着機構が設けられている。この吸着機構は、ホルダ機構5が揺動、反転してもガラス基板1がマクロ検査用ホルダ14から取り外れない程度の吸着力を持っている。 【0040】ホルダ機構5には、図2に示すように回転駆動機構21、揺動回転機構22、前後移動機構23、平行移動機構24及び昇降機構25が備えられている。回転駆動機構21は、図3に示す回転源11を駆動してマクロ検査用ホルダ14を矢印ニ方向に回動させ、例えば図4(a)に示すホルダ回転0度や同図(b)に示すホルダ回転90度の任意の回転角度に、又は360°に回転運動させる機能を有している。 【0041】揺動回転機構22は、図3に示す回転軸10を回転させる駆動源を備え、この回転軸10を回転させてホルダ機構(支持部材12とマクロ検査用ホルダ部材14の一体)5を矢印ハ方向に揺動、傾動又は反転させる機能を有している。 【0042】前後移動機構23は、図3に示す回転軸10を含むホルダ機構5全体を図2に示すY方向すなわちオペレータQから見て前後方向に移動させる機能を有している。 【0043】平行移動機構24は、図3に示す回転軸10を含むホルダ機構5全体を図2に示すX方向すなわちオペレータQから見て左右方向に移動させる機能を有している。 【0044】昇降機構25は、図1に示すように回転軸10を含むマクロ検査用ホルダ14をZ方向すなわちオペレータQから見て上下方向に昇降させる機能を有している。 【0045】このようなホルダ機構5であれば、コンパクトな構成で、マクロ検査用ホルダ14上にガラス基板1を載置し、吸着機構により吸着保持することにより、回転運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降ができるものとなる。 【0046】制御部26は、基板検査装置全体の動作を制御するもので、操作部27からの指令を受けて搬送ロボット3を動作制御してカセットステーション2と検査装置3との間でガラス基板1を搬送させ、さらに上記回転駆動機構21、揺動回転機構22、前後移動機構23、平行移動機構24及び昇降機構25をそれぞれ動作制御してホルダ機構5を回転運動、揺動(傾動、反転)運動、前後(Y方向)移動、平行(X方向)移動及び昇降(Z方向)させる機能を有している。又、制御部26は、マクロ検査用ホルダ14上の各レーザ光源19a、19bの各位置から例えば欠陥の座標を求める機能を有している。 【0047】操作部27は、検査装置3のオペレータQが観察するところに設置されるもので、オペレータQから操作されるホルダ機構5に対する回動運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降の指示を制御部26に送る機能を有している。又、この操作部27は、搬送ロボット3の動作指令、検査装置3におけるマクロ観察のための照明装置8の点灯の有無の指示、ミクロ観察のために顕微鏡9を移動させて位置決めするための指示などを操作する機能を有している。なお、操作部27は、図2中において図示する関係上オペレータQの横側に設けられているが、実際にはオペレータQの前方に配置されている。 【0048】次に、上記の如く構成された装置の作用について説明する。 【0049】搬送ロボット4は、一対のロボットアーム4a、4bを動作させ、例えば、一方のロボットアーム4aで第1のカセット2aに収納されている未検査のガラス基板1を取り出して保持し、この状態で矢印イ方向に移動し180°回転して検査装置3に位置決めし、ガラス基板1を検査装置3内のミクロ検査用ホルダ6上に載置する。このとき検査装置3内に検査済みのガラス基板1があれば、未検査のガラス基板1を検査装置3内に搬入する前に、他方のロボットアーム4bでミクロ検査用ホルダ6上に置かれている検査済みのガラス基板1を先に取り出し、これと共に一方のロボットアーム4aで未検査のガラス基板1をミクロ検査用ホルダ6上に載置する。 【0050】このガラス基板の搬送のとき搬送ロボット4は、図1に示すように矢印ロ方向に昇降して第1のカセット2aに収納されている未検査のガラス基板1を取り出す高さ位置、検査装置3内にガラス基板1を搬入又は搬出する高さ位置に調整される。 【0051】搬送ロボット4により検査装置3内に未検査のガラス基板1が搬入されると、先ずガラス基板1に対するマクロ観察が行われ、続いてミクロ観察が行われる。これらマクロ観察及びミクロ観察は、オペレータQが操作部27を操作することによりその操作指示が制御部26に送られ、この制御部26の制御により回転駆動機構21、揺動回転機構22、前後移動機構23、平行移動機構24又は昇降機構25のいずれか1つ又は組み合わせで動作して行われる。 【0052】先ず、マクロ観察について検査装置3のミクロ検査用ホルダ6をX方向から見た図6〜図10を参照して説明する。検査装置3内においてガラス基板1は、図6に示すようにミクロ検査用ホルダ6上に正しく位置決めされた状態で載置されている。この状態から複数のリフトピン7が上昇し、図7に示すようにガラス基板1を所定の高さまで持ち上げる。 【0053】次に、ホルダ機構5は、平行移動機構24の動作によってX方向、すなわち図1及び図2では右側方向に移動し、図8に示すように支持部材12及びマクロ検査用ホルダ14が各リフトピン7の間を通ってガラス基板1の下方に挿入される。このとき、ホルダ機構5は、ガラス基板1が正規の位置からずれた場合には、マクロ検査用ホルダ14上にガラス基板1が正しく載置されるようにX方向の他に前後移動機構23の動作によって前後方向(Y方向)に移動させて位置調整される。又、図示しない位置決め機構によりガラス基板1が基準位置に位置決めされると、吸着作用によりガラス基板1をマクロ検査用ホルダ14上に吸着保持する。 【0054】このとき、各リフトピン7が図9に示すように下降し、これによってガラス基板1は、ホルダ機構5のマクロ検査用ホルダ14上に載せ替えられる。 【0055】次に、ホルダ機構5は、前後移動機構23の動作によってオペレータQ側に移動し、昇降機構25によりホルダ機構5が回転しても検査装置3の内壁やミクロ検査用ホルダ6に接触しないように上昇した後、揺動回転機構22の動作によって回転軸10を中心として所定角度範囲内でガラス基板1を前後に揺動させながらオペレータQの目視によるマクロ観察が行われる。 【0056】このホルダ機構5の揺動及びオペレータQ側への移動によりホルダ機構5は、図10に示すようにガラス基板1を水平状態から斜め状態にし、かつオペレータQ側に近付けられる。なお、ホルダ機構5の揺動、オペレータQ側への移動及び昇降は、同時に動作させてもよし、別々に動作させてもよい。図10中の示すR1はホルダ機構5の揺動、オペレータQ側への移動及び昇降を同時に動作させたときの支持部材12の軌跡、同図中のR2はオペレータQ側への移動及び昇降を別々に動作させたときの支持部材12の軌跡の一例を示している。 【0057】より具体的にガラス基板1の揺動マクロ観察のときのホルダ機構5におけるマクロ検査用ホルダ14の動作について説明すると、例えば、このマクロ検査用ホルダ14は、先ず、昇降機構25によりマクロ検査用ホルダ14がミクロ検査用ホルダ6に干渉せず見やすい高さ位置まで上昇すると同時に前後移動機構23によりマクロ検査用ホルダ14を前に移動させてオペレータQ側に近付ける。続いて揺動回転機構22により所定の角度に傾斜される。このとき、傾斜されたマクロ検査用ホルダ14上のガラス基板1に対して照明装置8から照明されることによりマクロ検査が行われる。 【0058】すなわち、ガラス基板1が傾斜してセットされると、照明装置8が点灯されてガラス基板1を照明する。このときガラス基板1の表面に照明光を照射し、その反射光の光学的変化をオペレータQの目視により観察してガラス基板1の表面上の傷などの欠陥を検出するというマクロ観察が行われる。このマクロ観察では、ガラス基板1の表面からの反射光の光学的変化を観察するためにオペレータQの操作により揺動回転機構22を動作させ、ホルダ機構5が所望の傾斜角になるように調整される。 【0059】なお、マクロ検査用ホルダ14を傾斜させるとき、予めマクロ検査用ホルダ14を上昇させるので、このマクロ検査用ホルダ14がミクロ検査用ホルダ6に接触することはない。 【0060】次に、マクロ検査用ホルダ14は、揺動回転機構22により揺動され、この揺動中のガラス基板1に対して照明装置8から照明されることによりマクロ検査が行われる。 【0061】次に、マクロ検査用ホルダ14は、回転駆動機構21により図3に示す矢印ニ方向に回動され、ガラス基板1を当該ガラス基板1上の欠陥の種類(欠陥の方向)に応じて欠陥が見やすい角度、例えば図4(b)に示すホルダ角度90°若しくは360°に回転移動する。これにより、ガラス基板1に対して照明装置8から照明されることによりマクロ検査が行われる。 【0062】次に、マクロ検査用ホルダ14は、揺動回転機構22によりマクロ検査用ホルダ14をほぼ垂直な状態まで回動させた後、前後移動機構23によりオペレータQ側に近付けるように移動(Y方向)し、さらに平行移動機構24によりオペレータQに対して左右方向(X方向)に移動されるとともに、昇降機構25によりZ方向に昇降され、これによりガラス基板1上の欠陥がオペレータQにより最も観察しやすい所望の位置、例えばオペレータQの前方に移動される。 【0063】このとき、オペレータQは、操作部27を操作し、マクロ検査用ホルダ14をXYZ方向に移動し、例えばオペレータQの目の前に欠陥Gを移動させるので、オペレータQは観察位置から移動しないでも、前方の観察しやすいところに欠陥Gの部分を移動させることができる。又、ガラス基板1の欠陥によっては、透過照明の方が見え易い場合があるので、バックライトを用意するのが好ましい。 【0064】次に、ガラス基板1の裏面のマクロ観察を行う場合は、図11に示すようにホルダ機構5は、ガラス基板1の表面のマクロ観察をしている状態から揺動回転機構22の動作によって回転軸10を中心として反転される。そして、ガラス基板1の裏面がオペレータQ側を向いた状態で斜め方向でセットされると、上記同様に照明装置8が点灯されてガラス基板1の裏面を照明する。このようにガラス基板1の裏面に照明光を照射し、その反射光の光学的変化をオペレータQの目視により観察してガラス基板1の裏面上の傷などの欠陥を検出するというマクロ観察が行われる。 【0065】又、ガラス基板1の表面又は裏面のマクロ観察において、図12に示すように照明装置8の照明光の照射領域Wがガラス基板1の全面に照射されず、一部分の狭い領域である場合がある。この場合、ホルダ機構5は、平行移動機構24の動作によってマクロ検査用ホルダ14をX方向又はY方向に平行移動させる。この場合、マクロ検査用ホルダ14をX方向に移動させることによりガラス基板1は、図13に示すように図中右側方向に移動し、欠陥Gが照明光の照射領域Wに入る。 【0066】又、ガラス基板1には、規則的なパターンが形成されたものがある。このようなガラス基板1では、図4(a)に示すようにガラス基板1を横方向に載置して揺動するのでは、パターンの配列方向や当該ガラス基板1面上の欠陥等を検出できないことがある。このパターン特有の欠陥もその方向によっては検出できないものである。この場合、オペレータQによる操作部27への操作によりホルダ機構5は、回転駆動機構21の駆動によって回転源11を回動駆動する。この回動駆動は、タイミングベルト17を介して回転体16に伝達され、さらにタイミングベルト18を介してマクロ検査用ホルダ14の回転軸に伝達される。 【0067】これによりマクロ検査用ホルダ14は、回動し、例えば図4(b)に示すようにホルダ回転90度の状態となる。このホルダ回転90度の状態であれば、規則的なパターンが形成されたガラス基板1に照明光を照射してマクロ観察することが可能となる。又、ガラス基板1面上に形成されているパターンが互いに直交している2つのパターンであれば、例えばマクロ検査用ホルダ14を45度の回動角度の状態にすれば、両方のパターンに対する欠陥を同時にマクロ観察することが可能となる。 【0068】例えば、ホルダ回転90度の状態において、ガラス基板1の表面からの反射光の光学的変化を観察するためにオペレータQの操作により揺動回転機構22を動作させ、ホルダ機構5が所望の傾斜角になるように調整することができる。 【0069】又、上記同様に、ホルダ回転90度の状態でガラス基板1の裏面のマクロ観察を行う場合でも、オペレータQの操作によりホルダ機構5を揺動回転機構22の動作によって反転させることによってガラス基板1の裏面上のマクロ観察が可能である。 【0070】さらに、ホルダ回転90度の状態でのガラス基板1の表面又は裏面のマクロ観察において、照明装置8の照明光の照射領域Wがガラス基板1の全面に照射されない場合には、ホルダ機構5を平行移動機構24の動作によってX方向に平行移動やY方向に前後移動、さらにZ方向に昇降させることによってオペレータQの前方の観察しやすいところに欠陥Gの部分を配置することが可能である。 【0071】以上のような各マクロ観察において、ガラス基板1の表面又は裏面に欠陥Gが検出されると、図5に示すレーザポインタを構成する各レーザ光源19a、19bからそれぞれレーザ光L1、L2が出力され、この状態に各レーザ光源19a、19bがオペレータQの手動によって各レーザ光L1、L2の交差点が欠陥G上に位置するように各ガイドスケール20a、20b上に移動される。なお、自動操作の場合は、オペレータQが操作部27を操作することによって各レーザ光源19a、19bが各ガイドスケール20a、20b上を移動する。 【0072】各レーザ光L1、L2の交差点が欠陥G上に位置すると、このときのレーザ光源19aの位置がx座標、レーザ光源19bの位置がy座標を示すものとなり、従って、ガラス基板1上の欠陥Gの座標(x,y)が求められる。この欠陥Gの座標(x,y)は、制御部26に記憶される。 【0073】マクロ観察が終了すると、ホルダ機構5は、回転駆動機構21、揺動回転機構22、前後移動機構23、平行移動機構24及び昇降機構25の動作によりガラス基板1を水平状態に戻す。そして、リフトピン7が上昇してガラス基板1を支持し、このときホルダ機構5は、ガラス基板1に対する吸着を停止し、マクロ検査用ホルダ14をガラス基板1の下方から抜き出しミクロ検査用ホルダ6上から退避させる。この後、リフトピン7が下降してガラス基板1をミクロ検査用ホルダ6上に載置する。 【0074】次に、ミクロ観察が行われる。このミクロ観察は、マクロ観察で検出されたガラス基板1の欠陥Gの部分を顕微鏡9を用いて拡大して観察する。顕微鏡9は、マクロ観察で検出された欠陥Gの座標(x,y)に基づいて門型アーム9a上でのX方向への移動、門型アーム9aのY方向への移動によってガラス基板1の上方でXY方向に移動する。そして、顕微鏡9は、ガラス基板1上の欠陥Gの上方で停止し、欠陥Gの拡大像を捕らえる。この拡大像は、例えばCDD等の撮像装置によって撮像され、モニタテレビジョンに映し出される。 【0075】マクロ観察及びミクロ観察が終了すると、搬送ロボット4は、既に一方のロボットアーム4aで未検査のガラス基板1を保持している状態にある。従って、他方のロボットアーム4bで検査装置3内の検査済みのガラス基板1が取り出されて保持され、これ共に一方のロボットアーム4aで未検査のガラス基板が検査装置3内に載置される。そして、搬送ロボット4は、矢印イ方向に移動し回転して第2のカセット2bに位置決めし、他方のロボットアーム4bで保持している検査済みのガラス基板1を第2のカセット2bに収納し、再び矢印イ方向に移動して第1のカセット2aに位置決めする。 【0076】このように上記一実施の形態においては、ガラス基板1を目視して検査するマクロ観察又はガラス基板1の画像を拡大して検査するミクロ観察とを行う基板検査装置に、ガラス基板1を保持してミクロ観察を行うための固定されたミクロ検査用ホルダ6と、ガラス基板1を保持してミクロ検査用ホルダ6の上方で揺動回転自在でかつXYZ方向に移動可能に設けられたマクロ検査用ホルダ14とを備えたので、ガラス基板1に対するマクロ観察とミクロ観察とを同一位置で行うことができ、従来のようにマクロ観察とミクロ観察とを別々の装置で行う場合と比較して装置の設置スペースを小さくでき、装置全体のコンパクト化ができる。 【0077】上記の如くマクロ観察とミクロ観察とを同一位置で行うことができるので、マクロ観察とミクロ観察との別々の装置間にガラス基板1を搬送することがなくなり、ガラス基板1の検査時間を短縮でき、タクトタイムを短くできる。 【0078】すなわち、検査装置3においてマクロ観察とミクロ観察とが同一位置でできるので、従来のようにマクロ観察とミクロ観察とを別々の装置まで移送して行うのでなく、ガラス基板1をマクロ検査用ホルダ14又はミクロ検査用ホルダ6に載せ替えると同時にマクロ観察又ミクロ観察を行うことが可能になるので、検査時間を短縮できる。カセットステーション2に収納されているガラス基板1を搬送ロボット4により取り出し検査装置3に搬送した後は、この検査装置3内においてガラス基板1のマクロ観察及びミクロ観察が行なわれ、このマクロ/ミクロ観察検査済みのガラス基板1を搬送ロボット4により検査装置3から取り出してカセットステーション2に搬送するというような一連の検査動作の時間を短縮でき、検査の能率を向上できる。 【0079】又、ミクロ検査用ホルダ6を固定にすることによりミクロ観察時に振動の影響を受けることなく検査ができ、ガラス基板1が振動することなく、顕微鏡9による欠陥G等の拡大画像を鮮明に高画質で得ることができ、ミクロ観察の性能を向上できる。さらにマクロ検査用ホルダ14を別体にし退避可能に設けることによりガラス基板1の揺動の自由度及び設計の自由度を向上させることができる。 【0080】マクロ観察においてマクロ検査用ホルダ14を回転運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降させるので、例えば、マクロ検査用ホルダ14を、先ず上昇させ、続いて傾斜させてマクロ検査を行い、次に、揺動させてマクロ検査を行い、次に回動させてガラス基板1を当該ガラス基板1上の欠陥の種類(欠陥の方向)に応じてオペレータQから欠陥が観察可能となる角度にしてマクロ検査を行い、次にオペレータQ側に近付けるように前後方向に移動させ、さらにオペレータQに対して左右方向に移動されるとともに、Z方向に昇降させ、これによりガラス基板1上の欠陥をオペレータQにより最も観察しやすい所望の位置、例えばオペレータQの前方に移動させることができる。さらにマクロ検査用ホルダ14を回動させてガラス基板1を反転して、ガラス基板1の裏面をマクロ観察できる。 【0081】すなわち、検査装置3でのマクロ観察においてガラス基板1を保持するマクロ検査用ホルダ14を、回動運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降させることができ、ガラス基板1の表面と裏面とのマクロ観察がオペレータQの操作部27への操作だけで容易にできる。 【0082】なお、マクロ検査用ホルダ14を前後移動(Y方向)及び平行移動(X方向)させることにより、ガラス基板1がミクロ観察時の基準位置からずれたときの位置ずれを修正できる。 【0083】又、ホルダ機構5は、支持部材12と、この支持部材12の先端に対して回転自在に設けられたマクロ検査用ホルダ14とから構成し、支持部材12とマクロ検査用ホルダ14とを一体的に揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降させる各機構を備えたので、当該ホルダ機構5をコンパクトで安価にできる。 【0084】さらに、マクロ観察の場合には、マクロ検査用ホルダ14を、傾斜させ、オペレータQ側に近付けるように前後方向に移動させ、さらにオペレータQに対して左右方向に移動させるとともに、Z方向に昇降させることができるので、オペレータQからガラス基板1を見易い傾斜角度に調整することができる上、オペレータQとガラス基板1との間隔を遠くすることなく、ガラス基板1の表面又は裏面が見易いところまで近付けることができ、オペレータQからガラス基板1が見易くマクロ観察で欠陥Gを検出し易くなる。 【0085】又、マクロ観察での照明装置8の照明光の照射領域Wが狭い領域であっても、マクロ検査用ホルダ14を平行移動機構24の動作によってX−Y方向に平行移動やZ方向に昇降するだけで、部分照明光で大型ガラス基板1の全面を照射することができる。さらに、オペレータQが観察位置から移動しないでも、例えばオペレータQの前方の観察しやすい視野範囲に部分照明を照射しマクロ検査用ホルダ14をX−Y方向にラスタスキャンさせることもできる。特に大型のガラス基板1のマクロ観察には有効である。又、照射領域Wの小さな照明装置8を使用できる。従って、例えば大型のガラス基板1を照射領域Wの小さな照明装置8を使用してマクロ照明する場合のようなガラス基板1の一部分にしかマクロ照明できない場合には、マクロ検査用ホルダ14をX方向やZ方向に移動することで、ガラス基板1の全面をマクロ観察できる。 【0086】さらに、規則的なパターンが形成されたガラス基板1であっても、マクロ検査用ホルダ14を回転駆動機構21の駆動によって回動運動させることによって例えばホルダ回転90度や45度などの状態にすれば、規則的なパターンが形成されたガラス基板1でもオペレータQは回動指示を操作部27に与えるだけでマクロ観察が可能となる。 【0087】マクロ観察でガラス基板1上に欠陥Gが検出された場合には、レーザポインタを構成する各レーザ光源19a、19bからそれぞれレーザ光L1、L2の交差点を欠陥G上に位置するように移動すれば、欠陥Gの座標(x,y)を容易に求めることができる。そして、この欠陥Gの座標(x,y)は、ミクロ観察での欠陥位置情報として使用できる。 【0088】この欠陥Gの座標(x,y)は、マクロ検査用ホルダ14にレーザポインタを構成する各レーザ光源19a、19bを備えたので、ホルダ機構5が回動運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降してもマクロ検査用ホルダ14上に固有の座標系x−yは変化することなく、常に同じ座標系x−yで欠陥Gの座標(x,y)を得ることができる。 【0089】ミクロ観察では、マクロ観察で検出されたマクロ検査用ホルダ14上の固有の座標系x−yでの欠陥座標(x,y)に基づいて顕微鏡9を移動させるので、マクロ観察においてホルダ機構5が回動運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降しても、固定されたミクロ検査用ホルダ6上のガラス基板1の欠陥Gの位置に正確に顕微鏡を位置合わせすることができる。 【0090】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。 【0091】さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。 【0092】例えば、上記一実施の形態は、次の通り変形してもよい。例えば、ホルダ機構5は、図14に示すようにモータ等の回転源30を設け、この回転源30の回転出力に回転軸31を連結する。そして、この回転軸31に連結部材32を介して上記回転軸10を連結してもよい。このように構成しても上記一実施の形態と同様にマクロ観察においてホルダ機構5を旋回運動、揺動運動、前後移動、平行移動及び昇降させることができる。 【0093】又、ホルダ機構5は、検査装置3から退避した当該検査装置3に隣接した位置においてマクロ観察可能としてもよい。なお、この検査装置3の隣接位置をマクロステーションの専用の位置としてもよい。すなわち、ホルダ機構5のマクロ検査用ホルダ14は、検査装置3に隣接した位置において回転軸10に対して揺動、傾動、反転可能(矢印ハ方向)、上記退避方向(X方向)に対して交差する方向に移動可能(前後方向:Y方向、平行方向、昇降方向:Z方向)、ガラス基板1の面上のほぼ中心をおいてミクロ検査用ホルダ6を回転可能(矢印ニ方向)となる。又、この検査装置3に隣接した位置には、その上方にマクロ照明装置が備えられている。 【0094】これにより、上記一実施の形態と同様に、例えば、マクロ検査用ホルダ14を、先ず上昇させ、続いて傾斜させてマクロ検査を行い、次に、揺動させてマクロ検査を行い、次に回動させてガラス基板1を当該ガラス基板1上の欠陥の種類(欠陥の方向)に応じてオペレータQから欠陥が観察可能となる角度にしてマクロ検査を行い、次にオペレータQ側に近付けるように前後方向に移動させ、さらにオペレータQに対して左右方向に移動されるとともに、Z方向に昇降させ、これによりガラス基板1上の欠陥をオペレータQにより最も観察しやすい所望の位置、例えばオペレータQの前方に移動させることができる。さらにマクロ検査用ホルダ14を回動させてガラス基板1を反転して、ガラス基板1の裏面をマクロ観察できる。 【0095】このように検査装置3に隣接した位置においてマクロ観察を行うことができるので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができるとともに、検査装置3では、ミクロ観察用の顕微鏡9や門型アーム9aなどからの反射光による外乱光の影響、さらにはこれら外乱光による背景への影響を受け易いが、これらの影響を全く受けずに、目視によるマクロ観察の精度を高めることができる。但し、ホルダ機構5を退避させることからタクトタイムが上記一実施の形態よりも多少かかるが、それよりも目視によるマクロ観察の精度が高くなる方が検査に対する効果が大きい。 【0096】 【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ミクロ観察時の振動の影響を改善し、ガラス基板の検査を容易にかつ短時間で能率よくできる基板検査装置を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月25日(2000.10.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−194311(P2001−194311A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月19日(2001.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−325855(P2000−325855) |
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