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【発明の名称】 液量検出装置
【発明者】 【氏名】高鳥 弘章

【要約】 【課題】タンク内の液面レベルに応じた圧力が作用する圧力室に一面を臨ませたダイヤフラムの中心部に作動軸の一端が連結され、ダイヤフラムの変位に伴なう作動軸の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップ作動するようにして作動軸の他端に連接されるスナップアクション機構とを備え、スナップアクション機構がスナップ作動するのに応じて出力信号を切換える液量検出装置において、タンク内の液面レベルが所定レベルとなったことを正確にかつ安定的に検出する。

【解決手段】ケーシング12内にリードスイッチ36が固定され、スナップアクション機構30のスナップ作動に応じてリードスイッチ36への近接・離反を切換えるマグネット37がスナップアクション機構30に取付けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液体を貯溜するタンク(5)に対する固定位置に配置されるケーシング(12)と、タンク(5)内の液面レベルに応じた圧力が作用する圧力室(25)に一面を臨ませて前記ケーシング(12)に周縁部が挟持されるダイヤフラム(20)と、該ダイヤフラム(20)の中心部に一端が連結されて前記圧力室(25)とは反対側に延びる作動軸(28)と、前記ダイヤフラム(20)の変位に伴なう前記作動軸(28)の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップ作動することを可能として前記作動軸(28)の他端に連接されて前記ケーシング(12)内に収容されるスナップアクション機構(30)とを備え、前記スナップアクション機構(30)がスナップ作動するのに応じて出力信号を切換える液量検出装置において、前記ケーシング(12)内にリードスイッチ(36)が固定され、前記スナップアクション機構(30)のスナップ作動に応じて前記リードスイッチ(36)への近接・離反を切換えるマグネット(37)が前記スナップアクション機構(30)に取付けられることを特徴とする液量検出装置。
【請求項2】 前記設定移動量をケーシング(12)の外部からの操作で調節可能な調節手段(40)を含むことを特徴とする請求項1記載の液量検出装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク等のタンク内の液面レベルが所定レベルとなるのを検出し得るようにした液量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク内の液面レベルに応じた圧力を一面に臨ませたダイヤフラムの変位によってスナップ作動するスナップアクション機構に可動接点が取付けられ、タンク内の液面レベルが所定レベルに達したときのスナップアクション機構のスナップ作動により前記可動接点に接触する固定接点がケーシングに固定された構成の液量検出装置が実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スナップアクション機構は、スイッチのオン・オフタイミングに大きなヒステリシスを与えてチャタリングが生じるのを防止する働きをするのであるが、上記従来のものでは、ダイヤフラムの変位量の変動すなわちタンク内の液面レベルの変動が可動接点および固定接点の接触圧に影響するので、たとえばタンク内に貯溜されている燃料液を燃焼すべくタンクに接続されている燃焼器具の燃焼開始および停止や、タンクの揺れ等に起因した液面レベルの変動によって前記接触圧が変化し、液面レベルの検出が不安定となることがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、タンク内の液面レベルが所定レベルとなったことを正確にかつ安定的に検出し得るようにした液量検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、液体を貯溜するタンクに対する固定位置に配置されるケーシングと、タンク内の液面レベルに応じた圧力が作用する圧力室に一面を臨ませて前記ケーシングに周縁部が挟持されるダイヤフラムと、該ダイヤフラムの中心部に一端が連結されて前記圧力室とは反対側に延びる作動軸と、前記ダイヤフラムの変位に伴なう前記作動軸の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップ作動することを可能として前記作動軸の他端に連接されて前記ケーシング内に収容されるスナップアクション機構とを備え、前記スナップアクション機構がスナップ作動するのに応じて出力信号を切換える液量検出装置において、前記ケーシング内にリードスイッチが固定され、前記スナップアクション機構のスナップ作動に応じて前記リードスイッチへの近接・離反を切換えるマグネットが前記スナップアクション機構に取付けられることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によれば、タンク内の液面レベルの変化に応じて圧力室の圧力が変化すると、その圧力変化に応じてダイヤフラムが変位して作動軸を軸方向に移動せしめ、該作動軸の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップアクション機構がスナップ作動し、スナップアクション機構に取付けられたマグネットがリードスイッチに対して近接・離反移動するので、タンク内の液面レベルが所定レベルとなったときにリードスイッチのスイッチング態様を変化させるようにして、液面レベルが所定レベルとなったことを検出することができる。しかもリードスイッチは、マグネットの近接・離反による磁界の変化でスイッチング作動するものであり、マグネットの位置が多少変化してもスイッチング態様を変化させることはないので、タンクの揺れ等によって液面レベルが変動しても安定した検出が可能である。またケーシング内に侵入した塵埃やケーシング内で生じた結露等に起因した導通不良が生じることもなく、正確な検出が可能である。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記設定移動量をケーシングの外部からの操作で調節可能な調節手段を含むことを特徴とし、かかる構成によれば、スナップアクション機構がスナップ作動する液面レベル、すなわち検出すべき設定レベルを変化させることが可能であり、同一の液量検出装置で検出すべき液面レベルが異なる各種タンクに対処可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1は液量検出装置のタンクへの取付け状態を示す縦断側面図、図2は液量検出装置の拡大縦断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4矢視図、図5はスナップアクション機構の作動状態および力の関係の説明図、図6は圧力に応じたダイヤフラムの変位量を説明するためのグラフである。
【0010】先ず図1において、このタンク5は、液体6たとえば灯油等の液体燃料を貯溜するものであり、該タンク5の下部側壁に設けられた接続管6には、図示しないボイラー等の燃焼器具に連なる供給管7が開閉弁8を介して接続される。前記供給管7の途中からT形の管継手9を介して分岐されて上方に延びる導管10の上部に、本発明に従う液量検出装置11のケーシング12が取付けられる。
【0011】図2〜図4を併せて参照して、液量検出装置11のケーシング12は、ダイヤフラムケース13と、ケーシング主体14と、それら13,14の間に挟まれる絶縁板15とを備えるものであり、ケーシング主体14側から該ケーシング主体14および絶縁板15に挿通される複数たとえば一対のねじ部材16,16で、ダイヤフラムケース13、ケーシング主体14および絶縁板15が締結される。
【0012】ダイヤフラムケース13は、たとえばステンレス鋼から成る薄板で皿状にそれぞれ形成されて成る第1および第2ケース半体17,18で構成されるものであり、両ケース半体17,18の周縁部が、それら17,18の周縁部間に第1ケース半体17側から順に重なったガスケット19、ダイヤフラム20の周縁部およびダイヤフラム押さえ21の周縁部を挟持するようにして、相互にかしめ結合される。
【0013】ダイヤフラム20は、たとえばステンレス鋼の薄板円板を加工して同心形状の波形に形成されて成り、ダイヤフラム押さえ21は、たとえばステンレス鋼により、ダイヤフラム20よりも厚肉の皿状に形成される。
【0014】第1ケース半体17の中央部には、接続筒部17aが一体に形成されており、この接続筒部17aに回転可能に装着されるナット22が、導管10の上部外面に刻設される雄ねじ23に螺合され、接続筒部17aおよび導管10間にガスケット24が挟持される。
【0015】第1ケース半体17およびダイヤフラム20間には、ダイヤフラム20の一面を臨ませる圧力室25が形成され、この圧力室25は、開閉弁8の開弁時に、導管10、管継手9、供給管7、開閉弁8および接続管6を介してタンク5内の下部に通じており、圧力室25には、タンク5内の液面レベルL(図1参照)に応じた圧力が作用することになる。
【0016】ところで、ボイラー等の燃焼器具が始動して、灯油等の液体燃料の消費が始まった直後には、供給管7内の圧力が一瞬急激に低下することがある。この際、圧力の急激な低下が圧力室25にそのまま作用すると、液量検出装置11が誤作動する可能性があるので、供給管7から管継手7および導管10を経て圧力室25に至るまでの経路の一部の内径を比較的小さくして液量検出装置11の応答性を下げることが望ましい。特に前記内径を1mm以下に設定することで、前記燃焼器具等の始動による圧力室25の急激な圧力低下を充分に抑えるとが可能であり、この実施例では、前記経路の途中に介設されるガスケット24の内径を1mmに設定している。
【0017】ケーシング主体14は、合成樹脂により形成されるものであり、ケーシング主体14およびダイヤフラムケース13間に挟まれる絶縁板15およびケーシング主体14間に作動室26が形成される。またダイヤフラム押さえ21は、圧力室25の容積を増大する側へのダイヤフラム20の変位端を規制するものであり、このダイヤフラム押さえ21の中央部がガイド筒27の一端で支持され、該ガイド筒27の他端は、第2ケース半体18の中央部に当接、支持されるとともに、絶縁板15の中央部を貫通して作動室26内に突入する。
【0018】ダイヤフラム20の中央部には作動軸28の一端が連結されており、該作動軸28は、前記圧力室25とは反対側に延びるとともに前記ガイド筒27に軸方向の摺動を可能として嵌合される。而して該作動軸28の他端はガイド筒27の他端から作動室26側に突出する。
【0019】作動室26には、前記ダイヤフラム20の変位に伴なう作動軸28の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップ作動するスナップアクション機構30が収容される。
【0020】スナップアクション機構30は、一端がケーシング12におけるケーシング主体14の内面に固定される単一の引張りばね31と、ケーシング主体14に支持される受け部材33に一端が支持される一対の圧縮ばね32,32とを備える。
【0021】引張りばね31および両圧縮ばね32,32は、引張りばね31の両側に圧縮ばね32,32が配置されるようにして単一の薄板ばね材を加工して形成されるものであり、引張りばね31および両圧縮ばね32,32の他端は共通に連結される。
【0022】受け部材33は、作動室26に臨んでケーシング主体14の内面に形成される平坦な取付け面17aに前記引張りばね31の一端とともにリベット34によって固定される平板状の被取付け部33aと、引張りばね31の両側に配置されるようにして被取付け部33aから延出される一対の腕部33b,33bと、両腕部33b,33bの先端に一端部がほぼ直角に連設されて絶縁板15とは反対側に延びる支持部33c,33cと、両支持部33c,33cの他端を共通に連結する平板状の受圧部33dとを一体に有して、薄い金属板により形成される。
【0023】受け部材33の支持部33c,33cは、それらの支持部33c,33cの中間部を引張りばね31の一端側に凹んで略V字状に形成されており、圧縮ばね32,32の一端は、支持部33c,33cの中間部に当接、支持される。
【0024】ダイヤフラム20に一端が連結されている作動軸28の他端部には、セラミックス等から成る当接ロッド35の一端部が同軸に嵌合されており、該当接ロッド35の他端が前記引張りばね31の中間部に当接される。すなわち作動軸28は、当接ロッド35を介してスナップアクション機構30に連接されることになる。
【0025】圧力室25に圧力が作用していない自然な状態でスナップアクション機構30は、図2で示すような状態にあり、この状態で引張りばね31および両圧縮ばね32,32の他端側を当接させる摺接支持面14bがケーシング主体14の内面に形成され、該摺接支持面14bに、リードスイッチ36が固定的に配設される。
【0026】また引張りばね31および両圧縮ばね32,32の他端部には、圧力室25に圧力が作用していない自然な状態で前記リードスイッチ36に近接するようにしてマグネット37が固定されており、前記摺接支持面14bに対向する位置でケーシング主体14には、ねじ部材であるストッパ38が軸方向の進退位置を調節可能として取付けられる。このストッパ38は、前記マグネット37に当接して該マグネット37の前記リードスイッチ36から離反する方向への移動端を規制する。
【0027】さらにリードスイッチ36の両端に連なる一対の接続端子39,39が、ケーシング主体14のダイヤフラムケース13とは反対側の面14cから一部を突出せしめるようにしてケーシング主体14に取付けられる。これらの接続端子39,39は、図示しない警報手段等に接続されており、リードスイッチ36のスイッチング態様が変化するのに応じて切換えられる出力信号が接続端子39,39から出力される。
【0028】上記スナップアクション機構30の作動状態および力の関係について図5を参照しつつ説明すると、ダイヤフラム20が自然な状態にあるとき、すなわち図5(a)で示すように、ダイヤフラム20側から作動軸28および当接ロッド35を介して引張りばね31に作用する力FPが「0」であるときには、引張りばね31および圧縮ばね32…は、マグネット37をリードスイッチ36に近接させた状態にあり、圧縮ばね32…のばね力F1および引張りばね31のばね力F2により、引張りばね31および圧縮ばね32…の他端部は、力F0で摺接支持面14bに押付けられている。
【0029】圧力室25の圧力増大に応じてダイヤフラム20が圧力室25の容積を増大する側に変位することにより、作動軸28が軸方向に移動して引張りばね31を変位させると、圧縮ばね32…のばね力F1および引張りばね31のばね力F2は次第に大きくなり、作動軸28の軸方向移動量が設定移動量に達して引張りばね31の変位量が思案点となったときには、図5(b)で示すように、圧縮ばね32…のばね力F1および引張りばね31のばね力F2が平衡し、引張りばね31および圧縮ばね32…の他端部が発揮する力F0が「0」となる。この際、図5(a)の状態から図5(b)の状態となる間に、引張りばね31および圧縮ばね32…の他端部は摺接支持面14bに摺接しつつ移動し、圧縮ばね32…のばね力F1がより強くなる。
【0030】さらに圧力室25の圧力がさらに増大して作動軸28が設定作動量を超えて軸方向に移動し、引張りばね31が思案点を通過して変位したときには、図5(c)で示すように、より強くされた圧縮ばね32…のばね力F1により、引張りばね31および圧縮ばね32…の他端部が摺接支持面14bから離反する方向に鋭く作動し、マグネット37がリードスイッチ36から速やかに離反してストッパ38に力F0で押付けられる。
【0031】作動軸28側からの力FPが次第に弱くなるときには、上述と同様の作動原理により、スナップアクション機構30は、図5(c)から図5(b)の状態を経て、図5(a)の状態に戻ることになる。
【0032】前記スナップアクション機構30をスナップ作動せしめるための作動軸28の設定作動量、引張りばね31の思案点は、ケーシング12の外部から調節手段40を操作することにより調節可能である。
【0033】この調節手段40は、受け部材33の受圧部33dに内端を当接させて軸方向の進退位置を変化させ得るようにしてケーシング主体14に螺合されるねじ軸41と、ケーシング主体14からのねじ軸41の突出端部に固定される摘子42とから成る。
【0034】摘子42は、ねじ軸41の外端を嵌合せしめる金属製の筒体43が、該筒体43を覆う合成樹脂製の被覆部44に一体にモールド結合されて成るものであり、被覆部44に外方から挿通されるねじ部材45が筒体43に螺合され、該ねじ部材45の先端がねじ軸41の外面に強く押付けられることで、ねじ軸41の外端に摘子42が固定される。
【0035】摘子42の周方向1箇所で、該摘子42の外面には突部42aが突設されており、ケーシング主体14のダイヤフラムケース13とは反対側の面14cには、前記突部42aを対照させることでねじ軸41の軸方向進退位置が判るようにするための目盛り(図示せず)が施されたシート状の目盛り板46が貼り付けられる。
【0036】ところで、ダイヤフラム20のばね定数は、スナップアクション機構に可動接点が取付けられていた従来のものに比べて強く設定される。これにより、図6で示すように、従来のものでは、圧力室25の圧力変化に伴なうダイヤフラム20の変位量が比較的大きかったのに対し、本実施例では、圧力室25の圧力変化に伴なうダイヤフラム20の変位量が比較的小さくなる。
【0037】このようにダイヤフラム20のばね定数を比較的強く設定し得るのは、スナップアクション機構30のスナップ作動によりマグネット37をリードスイッチ36に対して近接・離反せしめるようにしたからであり、スナップアクション機構に可動接点が取付けられていた従来のものでダイヤフラム20のばね定数を比較的強く設定したときには、ダイヤフラム20の変位量の変動が可動接点および固定接点の接触圧に影響するので、タンクの揺れ等に起因した液面レベルの変動によって前記接触圧が変化して液面レベルの検出が不安定となってしまうのである。
【0038】次にこの実施例の作用について説明すると、液量検出装置11では、ケーシング12の作動室26内にリードスイッチ36が固定され、スナップアクション機構30のスナップ作動に応じてリードスイッチ36への近接・離反を切換えるマグネット37がスナップアクション機構30に取付けられている。したがってタンク5内の液面レベルLの変化に応じて圧力室25の圧力が変化すると、ダイヤフラム20が変位して作動軸28を軸方向に移動せしめ、作動軸28の軸方向移動量が軸方向いずれの側からでも設定移動量以上となるのに応じてスナップアクション機構30がスナップ作動し、マグネット37がリードスイッチ36に対して近接・離反移動するので、タンク5内の液面レベルLが所定レベルとなったときにリードスイッチ36のスイッチング態様を変化させるようにして、液面レベルLが所定レベルとなったことを検出することができる。
【0039】しかもリードスイッチ36は、マグネット37の近接・離反による磁界の変化でスイッチング作動するものであり、マグネット37の位置が多少変化してもスイッチング態様を変化させることはないので、タンク5の揺れ等によって液面レベルLが変動しても安定した検出が可能であり、またケーシング12内に侵入した塵埃やケーシング12内で生じた結露による導通不良が生じることもなく、正確な検出が可能である。
【0040】また作動軸28の前記設定移動量を、調節手段40をケーシング12の外部から操作することで調節可能であるので、スナップアクション機構30がスナップ作動する液面レベル、すなわち検出すべき設定レベルを変化させることが可能であり、同一の液量検出装置11で検出すべき液面レベルが異なる各種のタンク5に対処可能となる。
【0041】しかもリードスイッチ36およびマグネット37を用いたことで、ダイヤフラム20のばね定数を比較的強く設定することが可能であり、調節手段40を備えることと相まって、検出すべき液面レベルの範囲を従来のものに比べて大幅に拡大することができる。たとえば可動接点および固定接点を用いていた従来のもので検出可能な液面レベルの範囲が、たとえば80〜240mmAqの圧力が圧力室25に作用する範囲の比較的狭いものであったのに対し、ダイヤフラム20の弾発力を比較的強く設定することで、たとえば80〜3000mmAqの圧力が圧力室25に作用する範囲の比較的広いものとすることが可能となる。このように検出すべき液面レベルの範囲を拡大し得ることで、液量検出装置11を適用可能なタンク5の種類を拡大することができる。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0043】たとえばタンク5に対するケーシング12の位置は、図1で示したものに限定されることはなく、タンク5内の液面レベルLに応じた圧力が圧力室25に作用するようにしておけば、タンク5に対していずれの位置にケーシング12が固定されていてもよい。
【0044】また上記実施例では、灯油等の液体燃料を貯溜するタンク5に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、液体燃料以外の液体を貯溜するタンクに関連して広く適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、タンクの揺れ等によって液面レベルが変動しても安定した検出が可能であり、また塵埃や結露による導通不良が生じることもなく、正確な検出が可能である。
【0046】また請求項2記載の発明によれば、検出すべき設定レベルを変化させることが可能であり、同一の液量検出装置で検出すべき液面レベルが異なる各種タンクに対処可能となる。
【出願人】 【識別番号】000112635
【氏名又は名称】フジコントロールズ株式会社
【出願日】 平成11年7月2日(1999.7.2)
【代理人】 【識別番号】100071870
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
【公開番号】 特開2001−21406(P2001−21406A)
【公開日】 平成13年1月26日(2001.1.26)
【出願番号】 特願平11−189640