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【発明の名称】 磁気式エンコーダを搭載した測量機
【発明者】 【氏名】白井 雅実

【氏名】見城 克彦

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転磁気ドラムの外周面に等分割されたピッチで磁化された多極磁気層と、該多極磁気層に対向配置された、複数の磁気抵抗素子を備えた磁気センサとを備えた磁気式エンコーダが搭載された測量機において、前記磁気センサの近傍に、誤差を減少させる磁石を配置したこと、に特徴を有する磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項2】 請求項1記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記誤差はバルクハウゼンノイズである磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項3】 請求項1または2記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は永久磁石である磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、主要磁力線が、前記磁気センサのセンサ面に対して略平行、かつ前記多極磁気層の磁力線に対して垂直な方向に走るように配置された磁石である磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、前記磁気センサの背面に配置されたシート磁石である磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、前記磁気センサのセンサ面に、前記磁気抵抗素子を挟んで一対形成されたシート磁石である磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項7】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、前記回転磁気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが固定された測量機のシャーシに装着されている磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項8】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、前記回転磁気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが固定された測量機のシャーシに対して装着されるカバーに対して装着されている磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【請求項9】 請求項1から3のいずれか一項記載の磁気式エンコーダを搭載した測量機において、前記磁石は、前記回転磁気ドラムが回動自在に軸支された軸受けが固定された測量機のシャーシと、該シャーシに対して装着されるカバーの両方に、前記磁気抵抗素子を挟んで装着されている磁気式エンコーダを搭載した測量機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の技術分野】本発明は、トータルステーション、セオドライトなどの測量機に適したエンコーダおよび磁気式エンコーダを搭載した測量機に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来のトータルステーション、セオドライトなどの測量機の中には、測角手段として、インクリメンタル方式のエンコーダを搭載したものがある。従来は、エンコーダとして、安定性、精度などの点から光学式エンコーダが多用されていた。
【0003】光学式エンコーダと同様の角度測定手段として、磁気式エンコーダがある。磁気式エンコーダは、通常、回転磁気ドラムと磁気センサを備え、回転磁気ドラムの外周面には、分割数N(Nは正の整数)にて等ピッチで着磁された多極着磁層が形成され、この多極着磁層に対向させて磁気センサが配置されている。磁気センサは、例えば多極着磁層のピッチよりも小さいピッチで配置された4個の磁気抵抗素子を備え、磁気ドラムの回転に従って変化する磁気抵抗素子の抵抗値を検知して、磁気ドラムの回転角を多極着磁層のピッチ精度で検知し、さらにこのピッチ間の角度を内挿演算によって検知する構成である。測量機はその機能上かなりの高精度を必要とするので、磁気ドラムの多極着磁層の分割数を増やして着磁ピッチを可能な限り細かくし、磁気抵抗素子数を増やすことが望まれる。
【0004】磁気抵抗素子を使用した磁気式エンコーダでは、バルクハウゼンノイズが発生する。バルクハウゼンノイズとは、強磁性体に磁界をかけたときの磁化曲線において、急激な磁界変化を呈する磁化範囲では、不連続な多極着磁層の移動(磁気ドラムの回転)にともない、磁化曲線に生じる微少振幅のノイズのことである。バルクハウゼンノイズは、前記のように着磁ピッチを細かく、磁気抵抗素子数を増やして高精度化を図れば図るほど生じやすく、影響が大きくなってしまう、という問題がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような測量機における従来技術の問題に鑑みてなされたもので、磁気式エンコーダを搭載し、かつバルクハウゼンノイズなどの誤差要因を低減させて精度の維持が可能な測量機を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、回転磁気ドラムの外周面に等分割されたピッチで磁化された多極磁気層と、該多極磁気層に対向配置された、複数の磁気抵抗素子を備えた磁気センサとを備えた磁気式エンコーダが搭載された測量機において、前記磁気センサの近傍に、誤差を減少させる磁石を配置したこと、に特徴を有する。また、本発明は、磁気式エンコーダの誤差要因にはバルクハウゼンノイズが含まれることに鑑み、バルクハウゼンノイズは、ある方向に磁力を付与すると軽減する、という観点から、磁石を配置した。そして磁石は、主要磁力線が、前記磁気センサのセンサ面に対して略平行、かつ前記多極磁気層の磁力線に対して垂直な方向に走るように配置した。この構成によれば、バルクハウゼンノイズを効果的に減少させることができる。実施形態の一つでは、前記磁気センサの背面に、シート磁石を配置する。また、別の実施の形態では、前記磁気センサのセンサ面に、前記磁気抵抗素子を挟んで一対のシート磁石を形成する。さらに別の実施の形態では、前記回転磁気ドラムを回動自在に軸支する軸受けが固定された測量機のシャーシまたはこのシャーシに対して装着されるカバーの一方または双方に磁石を装着する。磁石は永久磁石または電磁石で構成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明のエンコーダを適用したトータルステーションを、エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した背面図、図2は同トータルステーションを、エンコーダの要部が見えるように一部を切断して示した側面図である。
【0008】このトータルステーション11は、周知の通り、三脚等に装着するための底板13、この13に3本の整準ねじ15で支持された整準台17、この整準台17に、鉛直軸19を介して回転自在に軸支され、一対の支柱を有するU字形状の架台(シャーシ)21、この架台21の2本の支柱間に水平軸23を介して回動自在に軸支された視準望遠鏡25を備えている。なお、水平軸23は、視準望遠鏡25の左右に固定され、2本の支柱に対して回動自在に支持されているが、図1には左側の水平軸23を示した。
【0009】鉛直軸19は、整準台17に固定された鉛直軸受け27に回動自在に支持されている。そして架台21の支柱を連結する基部が、鉛直軸19の上端部に固定されている。水平軸23は、架台21の一対の支柱部に固定された水平軸受け29に回動自在に軸支されている。このように視準望遠鏡25は、水平軸23、水平軸受け29を介して、架台21に、互いに直交するする鉛直軸19および水平軸23を軸として回動自在に支持されている。
【0010】さらに、鉛直軸19には、整準台17に対する鉛直軸19(架台21、視準望遠鏡25)の回転角(水平角)を測定する水平分度として磁気式エンコーダ41が装着され、水平軸23には、架台21に対する水平軸23(視準望遠鏡25)の回転角(高度角)を測定する垂直分度として磁気式エンコーダ51が装着されている。これらの磁気式エンコーダ41、51はそれぞれ、軸19、23に固定された磁気ドラム43、53と、磁気ドラム43、53の外周面に形成された多極着磁層に所定間隔で近接対向し、かつ軸19、23に対して約180゜対向位置に配置された2個の磁気センサ44、45、磁気センサ54、55を備えている。
【0011】また、詳細は図示しないが、磁気センサ44、45、磁気センサ54、55の出力を検知して磁気式エンコーダ41、51の回転角、つまり水平角、高度角を求める演算手段を含む電子回路61(図4参照)が架台21の基部に搭載されている。そして、トータルステーション11を操作、制御するためのキーボードおよびキーボードによって入力されたデータ、測距結果などを表示する表示器を備えた操作パネル31、32が、架台21の前後面に設けられている(図2参照)。
【0012】なお、図1、2において、符号33はトータルステーション11の持ち運びに利用するためのハンドグリップ、符号34は、磁気式エンコーダ41、不図示のバッテリ等を保護するために架台21に装着されたカバー、符号35、36は視準望遠鏡25の接眼レンズ、対物レンズである。
【0013】さらに図3、図4および図5を参照して、本実施の形態の磁気式エンコーダの構成について説明する。磁気式エンコーダ41、51の基本構成は同一なので、一方の磁気式エンコーダ51について説明する。図3は、図1、2に示した磁気式エンコーダ51の拡大正面図、図4は図1における磁気式エンコーダ51およびその周辺構造を拡大して示す断面図、図5は第1の磁気センサ54と多極着磁層53aとの関係を説明するための、第1の磁気センサ54周辺の拡大図である。第1、第2の磁気センサ54、55はそれぞれ、アングル56、57に固定され、第1の磁気センサ54はアングル56を介して架台21に固定され、第2の磁気センサ55はアングル57を介してベースプレート58に固定されている。
【0014】磁気ドラム53の外周面には、分割数N(Nは正の整数)にて等ピッチで着磁された多極着磁層53aが形成されている。多極着磁層53aの磁極ピッチ(極の境界の間隔)をλとする。一方、この多極着磁層53aに所定間隔で対向させて第1の磁気センサ54が配置されている。第1の磁気センサ54は、平面基板54aと、多極磁気層53aと対向する平面基板54aの一面に8個の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4a4、4b1、4b2、4b3、4b4を備えている。そしてこの磁気センサ54は、磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4の中央に立てた垂線が磁気ドラム53の回転中心を通るように配置されている。なお、この磁気式エンコーダ51は、磁気ドラム53が回転すると、多極着磁層53aが発生する磁界3の変化に依存するλ/4位相ずれた磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4の抵抗値の変化を検知して、磁気ドラム53の回転角をλ/4ピッチで検知するインクリメンタル方式の磁気式エンコーダである。また、λ/4の間の角度は、内挿演算によって求められる。
【0015】8個の磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4は、図5に示すように、λ/4(またはλ×(3/4))の位相差を有するA相、B相の二組に分けられる。A相の磁気抵抗素子4a1、4a2、4a3、4a4と、B相の磁気抵抗素子4b1、4b2、4b3、4b4それぞれの間隔はλ/2の等ピッチとなる。
【0016】これらA相、B相の磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4は、図6に示すようにブリッジ結線されている。そして、電子回路61は、ブリッジ結線された磁気抵抗素子間に定電圧Vを印加し、A相の端子e0、e1、およびB相の端子e0′、e1′に現れる電圧に基づいて磁界の変化、つまり磁気ドラム53の回転角を検知する。
【0017】この実施例によれば、A相の磁気抵抗素子の抵抗値a1、a2、a3、a4は、磁気ドラム53の回転による磁界の変化によって、下記式のように変化する。
a1=R0+Rsin(Nω)a2=R0+Rsin(Nω+π)=R0−Rsin(Nω)
a3=R0+Rsin(Nω+2π)=R0+Rsin(Nω)
a4=R0+Rsin(Nω+3π)=R0−Rsin(Nω)
ただし、ωは磁気ドラム53の回転角、R0は無磁界のときの抵抗値、Rは抵抗比(係数)である。
【0018】ここで、端子e0と端子e1の出力を差動増幅すると、A相の出力Aoutは、Aout=α×2×R×V/R0×sin(Nω)
となる(ただし、αは増幅率)。
【0019】B相の磁気抵抗素子は、A相の磁気抵抗素子に対してπ/2ずらして配置してあるため、B相の出力Boutは、Bout=α×2×R×V/R0×cos(Nω)
となる。
【0020】このA相の出力AoutおよびB相の出力Boutのゼロクロス点を検出すれば、磁気ドラム53の回転角をN/4単位で検出できる。つまり、分割数Nの4倍まで検出ピッチを小さく、精度を高めることができる。通常、測量機においては、N/4よりも小さい角度検出が必要なため、分割数N以上の分割数が必要である。そこで、A、B相に基づいた下記の内挿計算によってさらに検出可能な分割数を増やしている。
tan-1(Aout/Bout)
【0021】第2の磁気センサ55も、第1の磁気センサ54と同様の構成である。第1の磁気センサ54との相違は、位相調整可能に形成されている点にある。その位相調整機構は、次の通りである。
【0022】第2の磁気センサ55が固定されたベースプレート58は、一方の端部に形成された軸穴58aが水平軸受け29の外周に回動自在に嵌合され、水平軸受け29の外周と摺接しながら揺動、つまり、水平軸23の回転中心を回転中心として揺動可能に形成されている。そしてベースプレート58の自由端部には、回転中心に向かって延びる長孔58bと、長孔58bを挟んで、円周方向に延びる一対の調整穴58cが形成されている。架台21に回動自在に軸支された偏心ピン59が長孔58bに嵌合し、固定ねじ60が調整穴58cを貫通して架台21にねじ込まれている。したがって、固定ねじ60を緩め、偏心ピン59を回転させるとベースプレート58が回転中心の周りを揺動し、第2の磁気センサ55を多極着磁層53aと一定間隔を保持した円弧上を移動させることができるので、これにより第2の磁気センサ55の位相を調整することができる。所望の位相となる位置に第2の磁気センサ55を移動したら、固定ねじ60をねじ込んでベースプレート58を架台21に対して固定する。このように偏心ピン59を回転させることで、第2の磁気センサ55の位相を容易に調整できる。
【0023】次に、このトータルステーションに、バルクハウゼンノイズを軽減することができる本発明を適用した実施の形態について、図7〜図10を参照して説明する。これらの図は、水平軸23の軸心O23で切断して軸心O23よりも上部の構造を示す、図4同様の断面図である。
【0024】図7に示した第1実施例は、第1の磁気センサ54の背面に、シート磁石111を配置したことに特徴を有する。シート磁石111は、主要磁力線110が、第1の磁気センサ54のセンサ面54b(図5参照)に対してほぼ平行、かつ多極着磁層53aの磁力線3に対して直交するように配置する。つまり、第1実施例では、シート磁石111を磁極(N極、S極)が軸心O23に沿って離反する方向に向け、センサ面54bと平行にして、第1の磁気センサ54を挟んでアングル56に接着材などで固定してある。さらにシート磁石111は、その外形を、全ての磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4を覆い得る大きさに形成してある。このシート磁石111の配置および形状によって、主要磁力線110が、全ての磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4のバルクハウゼンノイズを有効に減少させるように作用する。
【0025】図8に示した第2実施例は、第1の磁気センサ54の平面基板54aに、磁気抵抗素子4a1〜4a4、4b1〜4b4を挟む位置に一対のシート磁石121、122を配置したことに特徴を有する。一対のシート磁石121、122は、互いに異なる磁極S、Nが対向するように配置して、主要磁力線120が、磁気センサ54のセンサ面54bに対してほぼ平行、かつ多極磁気層53aの磁力線3に対して略直交する方向に発生するようにしてある。このシート磁石121、122は、第1の磁気センサ54とは別体として形成して平面基板54aに接着材などで固定してあるが、第1の磁気センサ54と一体に形成することも可能である。
【0026】図9、図10に示した第3、第4実施例は、永久磁石を、カバー34または架台21に装着したことに特徴を有する。第1、第2実施例は、永久磁石が、シート磁石であること、このシート磁石を第1の磁気センサ54が装着されたアングル56または第1の磁気センサ54自体に固定したことに特徴を有するが、第3、第4実施例は、シート磁石でなくてもよいこと、第1の磁気センサ54およびアングル56ではなく、これらが装着される測量機のシャーシ、カバーに装着したことに特徴を有する。
【0027】図9に示した第3実施例では、棒状の磁石131をカバー34の内面に装着してある。このカバー34は、架台21に対して着脱可能であるから、カバー34を架台21に装着したときに、磁石131の磁力線130が、第1の磁気センサ54のセンサ面54bに対してほぼ平行、かつ多極磁気層53aの磁力線3に対してほぼ直交する方向に発生するように配置してある。
【0028】図10に示した第4実施例では、棒状の磁石141を、架台21に形成したくぼみにはめ込み固定してある。この磁石141も、磁力線130が、気センサ54のセンサ面54bに対して略平行、かつ多極磁気層53aの磁力線3に対して略直交する方向に発生するように位置および極性が設定されている。
【0029】また本発明は、図9、図10に示した実施例の磁石131、141を両方とも装着してもよい。これらの磁石131、141は、磁気センサ54を挟んで対向位置に配置されるので、対向側の極性をN、Sとすることでより安定した磁力線が発生し、バルクハウゼンノイズを効果的に減少させることができる。
【0030】以上図7〜図10には、トータルステーションの4個の磁気センサ44、45、54、55の内の1個の磁気センサ54にバルクハウゼンノイズ軽減用の永久磁石を装着した実施例を示したが、他の磁気センサ44、45、55に対しても適用可能であり、通常適用されることはいうまでもない。その場合、位置調整可能な磁気センサ45、55に対しては、磁気センサ55、45と一緒に移動する点で、第1、第2実施例の構成の方が好ましい。
【0031】また、本実施例ではバルクハウゼンノイズの低減について説明したが、本実施例のように磁界をかけることにより、下記の効果がある。A、B相の信号よりオシロスコープ上で確認できるリサージュ図形の真円度が向上する。真円に近くなるということは、内挿演算の信頼性が向上することになり、測角精度が向上する。ただし、あまり強い磁界をかけるとA、B相の出力値が小さくなるため、逆にノイズに弱くなることがある。したがって、0.5〜10ガウス程度の磁界をかけるのが好ましい。また、磁界をかける方法として永久磁石を使用したが、電磁石を使用して、測角のときだけ通電して磁界をかける構成にしてもよい。
【0032】以上、本発明をトータルステーションに適用した実施例について説明したが、本発明は、レベル、トランシットなど他の測量機に適用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、測量機に搭載した磁気式エンコーダの磁気センサ近傍に、誤差を減少させる磁石を配置したので、外部磁気が存在しても、微少な角度まで高精度の測角が可能になる。この磁石をシート磁石により形成し、磁気センサの背面または磁気センサのセンサ面に形成すれば、磁気センサと一体として測量機に装着されるので、取付、位置調整の手間が少なくなる。この磁石を、磁気センサが装着される測量機本体、カバー等に対して装着すれば、大きさ、形状の自由度が増すので、磁力の強い磁石の使用が可能になり、磁気センサからの距離を離しても所定の弱い磁界をかけることが可能になり、より効果的にバルクハウゼンノイズを軽減することができる。
【出願人】 【識別番号】000000527
【氏名又は名称】旭光学工業株式会社
【識別番号】000116998
【氏名又は名称】旭精密株式会社
【出願日】 平成11年10月22日(1999.10.22)
【代理人】 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【公開番号】 特開2001−124589(P2001−124589A)
【公開日】 平成13年5月11日(2001.5.11)
【出願番号】 特願平11−301116