| 【発明の名称】 |
ロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高松 重治
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| 【要約】 |
【課題】エンドレスに回転するロータリ・エンコーダは、 つまみに指標をつけて絶対位置を表示することが困難である。そのため例えば、オーディオ機器の音量調整器等の絶対位置表示は、液晶パネル等に数値表示したり又はつまみの外周周囲にLEDやランプなどの表示器を配置して表示しているが、数値表示では表示値に対して上限値が不明でありLEDやランプ等の表示器はつまみの周りに配置できる数は限定され、絶対位置を細かく表示することができない。
【解決手段】複数のデータの明度変換器が、それぞれのデータの中心値をピーク値とし、データの上限・下限値でゼロ電位とするD/A変換をしてアナログ値を出力する手段と、データ抽出回路の抽出データに対応したアナログ値を出力して、表示器の明度を制御する手段を有し、ロータリ・エンコーダの絶対位置表示を表示器の明るさで表示でき絶対位置を正確に知ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一定の規則的なピッチで円環状に形成された目盛りを有するロータリ・エンコーダにおいて、前記目盛りを検出しパルス信号として出力されたエンコーダ出力を符号化するデータ発生器と、該データ発生器のデータ出力を階層別に抽出する複数のデータ抽出回路と、該データ抽出回路の各抽出データに対応しD/A変換する複数のデータの明度変換器及び複数の表示器を備えて構成し、前記複数のデータの明度変換器が、それぞれのデータの中心値をピーク値とし、データの上限・下限値でゼロ電位とするD/A変換をしてアナログ値を出力する手段と、前記データ抽出回路の抽出データに対応したアナログ値を出力して、表示器の明度を制御する手段を有することを特徴とするロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。 【請求項2】 データの明度変換器が、ロータリ・エンコーダの回転停止位置を検出し、その出力されたアナログ値により、複数配置された内の1個又は隣合ういずれか2個の表示器の明度をそれぞれ制御する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。 【請求項3】 複数の表示器が、ロータリ・エンコーダの駆動軸に固着されたつまみの外周周囲に近接して配設されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、エンドレスに回転するロータリ・エンコーダに係り、ロータリ・エンコーダの回転停止位置を限られた数の表示器で細かく表示可能としたロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 エンドレスに回転するロータリ・エンコーダは、 つまみに指標をつけて絶対位置を表示することが困難である。そのため、例えばオーディオ機器の音量調整器等では、液晶パネル等に数値表示したり、又はつまみの外周周囲にLEDやランプなどの表示器を配置して絶対位置を表示している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、数値表示では表示値に対して上限値が不明であり、 LEDやランプなどの表示器ではつまみの周りに配置できる数は限定されるので、絶対位置を細かく表示することができない。以上説明した現状に鑑み、限られた数の表示器でロータリ・エンコーダの絶対位置を細かく表示可能とするロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明者は,上記に鑑み鋭意研究の結果,次の手段によりこの課題を解決した。 (1)一定の規則的なピッチで円環状に形成された目盛りを有するロータリ・エンコーダにおいて、前記目盛りを検出しパルス信号として出力されたエンコーダ出力を符号化するデータ発生器と、該データ発生器のデータ出力を階層別に抽出する複数のデータ抽出回路と、該データ抽出回路の各抽出データに対応しD/A変換する複数のデータの明度変換器及び複数の表示器を備えて構成し、前記複数のデータの明度変換器が、それぞれのデータの中心値をピーク値とし、データの上限・下限値でゼロ電位とするD/A変換をしてアナログ値を出力する手段と、前記データ抽出回路の抽出データに対応したアナログ値を出力して、表示器の明度を制御する手段を有することを特徴とするロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。 (2)データの明度変換器が、ロータリ・エンコーダの回転停止位置を検出し、その出力されたアナログ値により、複数配置された内の1個又は隣合ういずれか2個の表示器の明度をそれぞれ制御する手段を有することを特徴とする1項に記載のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。 (3)複数の表示器が、ロータリ・エンコーダの駆動軸に固着されたつまみの外周周囲に近接して配設されてなることを特徴とする1又2項に記載のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置。 【0005】 【発明の実施の形態】 本発明では、一定の規則的なピッチで円環状に形成された目盛りを有するロータリ・エンコーダにおいて、前記目盛りを検出し、パルス信号として出力されたエンコーダ出力を符号化するデータ発生器から出力されたデータを、複数のデータ抽出回路の階層別データから抽出し、抽出されたデータは、抽出データに対応するデータの明度変換器に入力され、D/A変換されてアナログ値を出力し、ロータリ・エンコーダの駆動軸に固着されたつまみの外周周囲に近接して配設された表示器の明度を制御する。 【0006】 【実施例】 本発明実施例のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置について、図に基づき説明する。図1は、本発明実施例のロータリ・エンコーダの絶対位置表示装置のブロック図。図2は、同実施例のデータの明度変換器4−2の特性グラフ。図3は、同実施例のデータ20のときのランプ5−2が点灯したつまみ周辺の平面図。図4は、同実施例のデータの明度変換器4−1,4−2の特性グラフ。図5は、同実施例のデータ18のときのランプ5−1,5−2が点灯したつまみ周辺の平面図。図1〜図5において、1はロータリ・エンコーダ絶対位置表示装置、2はデータ発生器、3−0〜10はデータ抽出回路、4−0〜10はデータの明度変換器、5−0〜10はランプ、6はつまみ、7は表示文字、を示す。 【0007】図1において、図示しないロータリ・エンコーダの一定の規則的なピッチで円環状に形成された目盛りを検出し、パルス信号として出力されたエンコーダ出力を、データ発生器2によって、例えば、ディジタル信号データの−10〜110に符号化する。データ発生器2のデータ出力は、それぞれ−10〜10,0〜20・・・90〜110のデータに対応し階層別にメモリされたデータ抽出回路3−0,3−2・・・3−10へ入力される。データ抽出回路3の各階層のいずれかで抽出された抽出データ出力は、データ抽出回路3の各々に直列接続されたデータの明度変換器4へ入力される。データの明度変換器4は、データ抽出回路3の各抽出データに対応しD/A変換してアナログ値とし、各データの明度変換器4に直列接続されたランプ5−0〜5−10のいずれかに供給される。ランプ5は、例えば30度間隔でつまみ6の外周周囲に近接して配設されている。 【0008】データの明度変換器4は、図2に示すように、例えば、データ20を中心値としてピーク値(100%)とし、データの上限値30及び下限値10でゼロ電位とするD/A変換されたアナログ値として表示器ランプ5の明度を制御する。したがって、図2の場合、抽出データ20がデータ抽出回路3−2から出力されたときは、データの明度変換器4−2が対応し、抽出データ20に相当するピーク値(100%)のアナログ値がランプ5−2に入力され、図3に示すように、つまみ6の外周周囲に配置された表示文字7の“2”のランプ5−2が最も明るく点灯又は点滅する。ここで、データの明度変換器4−1も抽出データ20に対応するが、抽出データ20に相当するアナログ値はゼロ電位であり、ランプは点灯しない。 【0009】図4において、データ抽出回路3からデータ18が出力されると、データの明度変換器4−1からはデータ18に相当する低い電位のアナログ値が出力され、データの明度変換器4−2からも同様にデータ18に相当する比較的高い電位のアナログ値が出力され、図5に示すように、つまみ6の外周周囲に配置された表示文字7の“1”のランプ5−1は若干暗く、表示文字7の“2”のランプ5−2が若干明るく点灯又は点滅する。 【0010】 【発明の効果】 本発明によれば、 次のような効果が発揮される。前記複数のデータの明度変換器が、それぞれのデータの中心値をピーク値とし、データの上限・下限値でゼロ電位とするD/A変換をしてアナログ値を出力する手段と、前記データ抽出回路の抽出データに対応したアナログ値を出力して、表示器の明度を制御する手段を有することにより、例えば、エンドレスに回転するロータリ・エンコーダを制御位置で停止すると、ロータリ・エンコーダの駆動軸に固着されたつまみの外周周囲に近接して配設された複数の表示器の内、前記抽出データに対応した1個又は隣合ういずれか2個の表示器が点灯又は点滅する。このため、前記データの中心値ピーク値と合致した前記抽出データが出力された場合は、1個のランプのみ明るく点灯又は点滅し、ロータリ・エンコーダの絶対位置がそのランプ位置であることが分かる。また、2個のランプが点灯又は点滅した場合は、その相互の明るさの度合いによって、ロータリ・エンコーダの絶対位置がどの辺りにあるかを正確に知ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391030583 【氏名又は名称】アキュフェーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月22日(1999.9.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090985 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 幸雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−91301(P2001−91301A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−268907 |
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