| 【発明の名称】 |
レベル測定機の支持装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】敦賀 時代
【氏名】那須 豊治
|
| 【要約】 |
【課題】レベル測定機の据付けにおいて、測定作業時に揺れや位置移動を生じないようにするため、安定した不動の物体に強固に据付け支持させる装置を必要とする。
【解決手段】振動や荷重による変形の影響を受けることが極めて少ないパイプ材(c)を使用し、さらにパイプ材(c)は長さの中間付近で引張り材、圧縮材を使って、さらにパイプ材(c)の固定性、不動性を高め、支持装置(a)の使用によりレベル測定機(b)の固定性、安定性を高め、測定精度を側点までの距離を20mとした場合±1mmと格段に向上させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】発明は、レベル測定機と支持装置を一体化する部分と、支持装置とパイプ材を一体化する部分とから構成され、変形しない材料からなり、レベル測定機の台と接する面は球面或いは平らな面で構成され、レベル測定機を取付けるキャップ面には座金を付けた締付けボルトを備えつけ、キャップ面内側には締付けボルトの外れ止めがあり、外れ止めは締付けボルトが自由に移動できるような貫通口を有し、さらに支持装置の胴体部に、パイプ材に締付け固定する為のネジ或いは側面に配置した数本の固定ボルトを有するレベル測定機の支持装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】建設物の型枠スラブ上にコンクリートを流し込んで、コンクリートスラブ面を精度良く仕上げていく時、レベル測定機(b)の横振れ縦振れによる傾き移動が原因となるレベル測定機(b)の測定精度を向上させる支持装置(a)に関する。 【0002】 【従来の技術】コンクリートの仕上げ高さを測定するため、レベル測定機(b)の据付けを型枠床版の直上に三脚を使用するか、或いは、仮設足場の支柱或いは構造鉄骨柱固定しレベル測定機(b)を据付けるアーム形式の受け台を使用している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の三脚では、型枠上に据付ける為、型枠そのものの上下移動・横揺れがあり、この影響でレベル測定機(b)が安定しづらく、さらに三脚本体の型枠上の固定度及び安定性が十分でなく、測定しようとするコンクリートの仕上げ高さの精度が得られにくく、又従来の三脚の問題を改善したアーム式固定台は従来の三脚より要求精度の改善は見られるが、足場或いは鉄骨本体の揺れが尚存在し、レベル測定機(1)の安定性が悪く、測定にバラツキを生じ要求精度が得られにくいという問題点があった。 【0004】コンクリートの仕上げ高さを測定する時に、レベル測定機(b)の揺れ・移動を極力少なくし安定した状態を保ち、従来の三脚或いはアーム式固定台を使用した場合より測定精度をより向上させることを目的とする。 【0005】 【課題を解決する為の手段】支持装置(a)はコンクリート(e)など安定した基盤に立上る剛性の高いパイプ材(c)と一体化し、レベル測定機と一体化することにより、レベル測定機(b)の固定及び安定を図り、測定精度を従来の方法よりも向上させる。レベル測定機(b)と支持装置の一体化は締付けボルトを締付け固定し、支持装置(a)とパイプ材(c)の一体化は支持装置(a)側面に配置した数本の固定ボルト(6)を締付けパイプ材(c)を押え込むか、支持装置(a)側面内側にネジ(8)を切ってパイプ材(c)につけたネジに締付けることにより達成する。尚パイプ材(c)は直接他のものに触れない様にし、必要によりワイヤー、チェーン、棒状材などの支え部材(d)でパイプ材(c)の中間部分を支え、パイプ材(c)の振れや移動を押さえ安定させ、レベル測定機(b)据付けの安定性を向上する。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明のレベル測定機の支持装置に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0007】図1は支持装置(a)の断面図である。ベースキャップ(1)頭部には締付けボルト(2)が通り抜ける穴をあけ、ベースキャップ(1)頭部内側に外れ止め(4)を取付け、座金(3)を備え付けた締付けボルト(2)を挿入しかつ座金(3)はベースキャップ(1)頭部と外れ止め(4)の中間に配置し、締付けボルト(2)が外れない様に取付けてある。外れ止め(4)はレベル測定機(b)を接合する締付けボルト(2)の支点の役目も果たす。支持装置(a)の胴体部は、使用するパイプ材(c)より一回り以上大きい寸法形状からなりパイプ材(c)の頂部に被さり、ベースキャップ(1)に取り付けられた固定ナット(5)を反力として固定ボルト(6)を締付けてパイプ材(c)を押さえつけることにより、支持装置(a)とパイプ材(c)を一体化している。固定ボルト(6)の先端の固定プレート(7)はボルトの回転に対し自由に動く構造を持つ。パイプ材(c)は80mmから200mm程度の硬質で剛性の高い材料を使用する。また、図には表していないが、締付けボルト(2)のあるベースキャップ(1)頭部と固定ボルト(6)のある胴体部分を個別に作成してつなぎあわせ、ベースキャップ(1)とすることも可能である。 【0008】図2は、図1の支持装置(a)とレベル測定機(b)及びパイプ材(c)の相互の位置関係を示すものでベースキャップ(1)頭部の締付けボルト(2)の貫通穴は締付けボルト(2)の径より大きくし、締付けボルト(2)の移動の自由を与えレベル測定機(b)との接合が容易なようにしている。 【0009】図3は、ベースキャップ(1)の胴体部の内側ににネジ(2)を切り、パイプ材(c)に締め付け接合することで支持装置(a)とパイプ材(c)が一体化する。ベースキャップ(1)頭部には締付けボルト(2)が通り抜ける穴をあけベースキャップ(1)頭部内側に外れ止め(4)を取付け、座金(3)を備え付けた締付けボルト(2)を挿入し、座金(3)はベースキャップ(1)頭部と外れ止め(4)の中間に配置し、締付けボルト(2)が外れない様にてある。外れ止め(4)はレベル測定機(b)と接合する締付けボルト(2)の支点の役目も果たす。 【00010】図4は、図3との比較において座金(3)の取付位置の違いを説明しており、座金(3)はベースキャップ(1)の頭部外側に取り付けられている。 【00011】図1、3,4には表れていない方法として、締付けボルトが自由に移動できるような細長い貫通口を有し、端部の片方をベースキャップ(1)の頭部内側に回転自由なピン固定した外れ止めを使用する事が出来る。 【00012】 【発明の効果】レベル測定精度の向上。とくにコンクリート流し込み時の、床コンクリート仕上げ高さの測定精度が、従来の三脚を使用した時よりも安定し、計測点までの距離を20mとした場合、誤差が±1mmと精度が高い測定が得られた。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000158389 【氏名又は名称】岩田建設株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年12月16日(1999.12.16) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2001−174254(P2001−174254A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−376846 |
|