| 【発明の名称】 |
ダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法および装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】古田 美直
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、温度変化に対するミスチューニング量を低減させたダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によるダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法は、発振回路(1)から伝送される信号の周波数を第1分周器(2)および第2分周器(3)で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路(4)に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法において、環境温度を検出する温度センサ(10)から出力される温度信号(10a)をデジタル信号(11a)に変換し、このデジタル信号(11a)に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するようにCPU(12)にて第1分周器(2)の分周比を調整することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発振回路(1)から伝送される信号の周波数を第1分周器(2)および第2分周器(3)で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路(4)に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法において、環境温度を検出する温度センサ(10)から出力される温度信号(10a)をデジタル信号(11a)に変換し、このデジタル信号(11a)に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するようにCPU(12)にて前記第1分周器(2)の分周比を調整することを特徴とするダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法。 【請求項2】 発振回路(1)から伝送される信号の周波数を第1分周器(2)および第2分周器(3)で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路(4)に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置において、環境温度を検出する温度センサ(10)と、前記温度センサ(10)から出力される温度信号(10a)をデジタル信号(11a)に変換するA/D変換器(11)と、前記A/D変換器(11)から出力されるデジタル信号(11a)に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するように前記第1分周器(2)の分周比を調整するCPU(12)とを備えるように構成したことを特徴とするダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法及び装置に関し、特に、環境温度の変化に対して分周比を調整することによりミスチューニングを低減するための新規な改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、用いられていたこの種の制御装置としては、例えば図3に示すダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置の構成を挙げることができる。すなわち、図3において、符号1で示されるものは発振回路であり、発振回路1から発振される信号の周波数は分周器2で1/nに分割され、さらに第2分周器3で1/mに分割されてチューニング周波数に設定され、このチューニング周波数に設定された信号がダイナミカリーチューンドジャイロ側のモータ駆動回路4に入力されて図示しないモータが駆動されるように構成されていた。 【0003】2層6極型モータを用いたダイナミカリーチューンドジャイロを駆動制御する図3の制御装置において、ダイナミカリーチューンドジャイロのチューニング周波数fは、f=X/(n×m×3)(Hz)で表すことができる。ただし、Xは発振回路1の発振周波数(Hz)である。 【0004】このような制御装置によって駆動されるダイナミカリーチューンドジャイロにおいて、フレクシャヒンジ(図示せず)のばね定数Kはジンバル(図示せず)の検出軸まわりとスピン軸まわりの慣性モーメントの差ASI(一定値)と、チューニング周波数f(Hz)に対応するモータ回転数Nを用いてK=ASI×N2で表すことができ、ばね定数Kとモータ回転数Nとが上述の式を満たすようにチューニング周波数fが設定されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来のダイナミカリーチューンドジャイロは以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、環境温度が変化するとダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャヒンジのばね定数Kが変化するため上式が成立しなくなりミスチューニングが生じていた。また、このような温度変化に基づくミスチューニングが生じても従来のダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置はチューニング周波数fないしモータ回転数Nを調整するようには構成されておらず、環境温度の変化に応じて生じるミスチューニング量を低減するための処置は講じられていなかった。 【0006】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、環境温度の変化によって生じるミスチューニングを低減するためのダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法及び装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法は、発振回路から伝送される信号の周波数を第1分周器および第2分周器で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法において、環境温度を検出する温度センサから出力される温度信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するようにCPUにて前記第1分周器の分周比を調整することを特徴とする。また、本発明のダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置は、発振回路から伝送される信号の周波数を第1分周器および第2分周器で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置において、環境温度を検出する温度センサと、前記温度センサから出力される温度信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力されるデジタル信号に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するように前記第1分周器の分周比を調整するCPUとを備える構成である。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法及び装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、従来装置と同一または同等部分には同一符号を付し、その説明を省略する。 【0009】図1に示すように、本発明によるダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置は、温度センサ10と、温度センサ10から出力される温度信号10aをデジタル信号に変換するA/D変換器11と、A/D変換器11から出力されるデジタル温度信号11aに基づいて上述のK=ASI×N2の式が成立するように第1分周器2の分周比1/nを制御するCPU12とを備えた構成である。なお、ここでは第2分周器の分周比は1/mに固定されているものとして説明する。 【0010】図2に示すように、例えばHC40103等で構成されるカウンタを第1分周器2として用いた場合にはCPU12の各端子から表1に示す条件でH/L(1/0)信号を出力して第1分周器2を駆動する。なお、表1においてチューニング周波数fの基準値は266.67Hzに設定してある。 【0011】 【表1】
【0012】温度センサ10からの温度信号に基づき表1に示す条件でCPU12を駆動すれば第1分周器2の分周比1/nを調整することによりチューニング周波数fを温度変化に対応させることができ、この結果環境温度が変化しても上述のK=ASI×N2の式が成立することになるので、チューニング周波数fを自動的に調整することによりミスチューニングを低減したダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法及び装置を提供することができる。なお、以上の説明では2つの分周器(第1分周器2及び第2分周器3)を備える構成において第1分周器2の分周比1/nをCPU12にて調整する形態について説明したが、本発明の範囲はこのような形態に限定されるものではなく、分周器の個数に拘わらず環境温度に応じて分周比を調整することによりミスチューニング量を低減する構成であれば、当業者が容易に想到しうる他の形態をも含むものである。 【0013】 【発明の効果】本発明のダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法は、発振回路から伝送される信号の周波数を第1分周器および第2分周器で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御方法において、環境温度を検出する温度センサから出力される温度信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するようにCPUにて前記第1分周器の分周比を調整することを特徴とするので、環境温度の変化に対するミスチューニングを低減して高精度にダイナミカリーチューンドジャイロを駆動することができる。また、本発明のダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置は、発振回路から伝送される信号の周波数を第1分周器および第2分周器で分周して前記信号をダイナミカリーチューンドジャイロのモータ駆動回路に入力するダイナミカリーチューンドジャイロの制御装置において、環境温度を検出する温度センサと、前記温度センサから出力される温度信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力されるデジタル信号に基づいてダイナミカリーチューンドジャイロのミスチューニング量を低減するように前記第1分周器の分周比を調整するCPUとを備える構成であるので、環境温度が変化してもミスチューニングを低減して高精度にダイナミカリーチューンドジャイロを駆動することのできる制御装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000203634 【氏名又は名称】多摩川精機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月11日(1999.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100057874 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141460(P2001−141460A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−321113 |
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