| 【発明の名称】 |
簡易傾斜測定器 |
| 【発明者】 |
【氏名】烏谷 正之
【氏名】荒川 建一郎
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| 【要約】 |
【課題】設置路面の傾斜角度が、7度を超えているか否かを容易かつ確実に判断することができる簡易傾斜測定器を提供する。
【解決手段】透明な箱体2内に断面緩やかなV字状の傾斜板3を設け、その傾斜板3上にボール4を転動自在に設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透明な箱体内に、断面緩やかなV字状の傾斜板を設け、その傾斜板上にボールを転動自在に設けたことを特徴とする簡易傾斜測定器。 【請求項2】 箱体は、直方体状に形成され、傾斜板は、その箱体内の長手方向に沿って設けられ、その傾斜角度が、中央より、それぞれ7度の角度でV字状に形成される請求項1記載の簡易傾斜測定器。 【請求項3】 箱体は、円筒状に形成され、傾斜板は、中心部から外側へ向かって7度の角度で傾斜した円錐状に形成される請求項1記載の簡易傾斜測定器。 【請求項4】 箱体の底部または側面に作業車に吸着するためのマグネットを設けた請求項1〜3いずれかに記載の簡易傾斜測定器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、簡易傾斜測定器に係り、特に、バケット車等の各種高所作業車や、穴掘建柱車を使用して作業を行う場合において、作業の安全性を計るために作業車を設置する路面の傾斜角度を測定するための簡易傾斜測定器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】架線ケーブルの接続・修理などの高所作業のために、バケット車等の各種高所作業車が使用される。 【0003】図3に、高所作業車の一例を示す。 【0004】図3に示すように、高所作業車10は、旋回・伸縮・傾倒自在に構成されたブーム11を搭載しており、このブーム11の先端には、作業者が各種の作業を行うためのゴンドラ12が設けられている。 【0005】ところで、この高所作業車10は、ジャッキ13により作業路面上に固定されるが、傾斜地において高所作業車10を使用して作業する場合、安全作業のできる最大路面傾斜角度は、車両の前後方向7度と決められており、それ以上傾斜した設置路面では、高所作業を行わないことが決められている。 【0006】なお、高所作業車10の後方には、ジャッキ13や、ブーム11を操作するための操作レバー等を有するコントロールパネル15が設けられている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現行作業では、設置路面の傾斜角度の測定は、支線角度計等を用いて行っているが、現場で角度を正確に計るのは困難である。 【0008】また作業者の感覚で傾斜角度を検出することも行われているが、やはり傾斜角度7度を正確に測定することは困難である。 【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、設置路面の傾斜角度が、7度を超えているか否かを容易かつ確実に判断することができる簡易傾斜測定器を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明は、透明な箱体内に、断面緩やかなV字状の傾斜板を設け、その傾斜板上にボールを転動自在に設けた簡易傾斜測定器である。 【0011】請求項2の発明は、箱体は、直方体状に形成され、傾斜板は、その箱体内の長手方向に沿って設けられ、その傾斜角度が、中央より、それぞれ7度の角度でV字状に形成される請求項1記載の簡易傾斜測定器である。 【0012】請求項3の発明は、箱体は、円筒状に形成され、傾斜板は、中心部から外側へ向かって7度の角度で傾斜した円錐状に形成される請求項1記載の簡易傾斜測定器である。 【0013】請求項4の発明は、箱体の底部または側面に作業車に吸着するためのマグネットを設けた請求項1〜3いずれかに記載の簡易傾斜測定器である。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。 【0015】図1(a)は、本発明の簡易傾斜測定器の概略を示した斜視図であり、図1(b)は、本発明の簡易傾斜測定器の側面図である。 【0016】図1に示すように、簡易傾斜測定器1は、箱体2と、その箱体2の内部にV字状に設けられた傾斜板3と、その傾斜板3上に転動自在に設けられたボール4とで構成される。 【0017】箱体2は、直方体状であり、内部のボール4の動きが観察できるように、その一部または全部が透明に形成される。 【0018】V字状の傾斜板3は、その幅が箱体2の内部の幅とほぼ等しく形成され、箱体2の中心の位置から、外側へ向かって角度θで起立して設けられている。 【0019】本実施の形態では、この角度θは、7度である。 【0020】箱体2の内部の、傾斜板3上には、傾斜板3上を転動自在に鋼製のボール4が設けられている。 【0021】また、箱体2の下面2aには、作業車に簡易傾斜測定器1を取付けるためのマグネット5が設けられている。 【0022】このマグネット5は、箱体2の側面に取付けて、作業車に横付けする形状としても良い。 【0023】箱体2および傾斜板3の材質としては、プラスチック等が望ましいが、限定はされない。 【0024】次に本発明の作用を述べる。 【0025】簡易傾斜測定器1を、高所作業車10のコントロールパネル15付近の水平部分に、簡易傾斜測定器1の長さ方向と、作業車の前後方向を一致させて取付ける。 【0026】作業車を設置路面にジャッキにより固定する。 【0027】このとき、設置路面の傾斜により、作業車に取付けられている簡易傾斜測定器1も設置路面と同じ角度で傾斜する。 【0028】設置路面の傾斜角度が7度以下の場合、簡易傾斜測定器1のボール4は、図1(b)に示すように、V字状の傾斜板3の中央の溝部に位置している。 【0029】設置路面の傾斜角度が、7度以上の場合、ボール4は図1(b)において右側または左側へと転動する。 【0030】すなわち、簡易傾斜測定器1のボール4が右側または左側へ移動した場合は、設置路面の傾斜角度が7度以上であることを示しており、許容傾斜角度を超えていることが分かる。 【0031】また、コントロールパネル15の付近に取付けることで、ジャッキ13やブーム11の操作中にも作業車の傾斜を確認することができる。 【0032】次に、図2を用いて他の実施の形態を説明する。 【0033】図2は、他の実施の形態における簡易傾斜測定器の一部断面斜視図である。 【0034】図2の形態では、箱体2は、円筒状に形成されており、その箱体2の内部には、中心部から外側へ向かって角度θで傾斜した円錐状に形成された傾斜板3が設けられている。 【0035】また、傾斜板3上には、図1の形態と同様に、傾斜板3上を転動自在にボール4が設けられている。 【0036】箱体2の下面2aには、作業車に簡易傾斜測定器1を取付けるためのマグネット(図示せず)が設けられている。 【0037】この簡易傾斜測定器1を、作業車に取付けて、ボール4の動きを観察することにより、設置路面の傾斜角度を360度全ての方向で調べることができる。 【0038】簡易傾斜測定器1を、マグネットを用いて作業車に取付けるようにしたため、簡易傾斜測定器1の脱着が容易である。 【0039】しかしながら、本発明において、簡易傾斜測定器1の作業車への取付け方法はマグネットに限定されず、その他の手段を用いても良いものである。 【0040】 【発明の効果】以上要するに本発明の簡易傾斜測定器を作業車に取付けて、ボールの動きを観察することにより、作業車の設置路面の傾斜角度が7度を超えているか否かを容易に判断することができる。 【0041】そのため、ボールが移動した場合、その路面での作業を禁止することで、転倒等の事故を未然に防ぐことができ、安全性の向上につながる。 【0042】また、構成がシンプルなので低価格で製造することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390023076 【氏名又は名称】株式会社東電通
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| 【出願日】 |
平成11年11月9日(1999.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068021 【弁理士】 【氏名又は名称】絹谷 信雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−141449(P2001−141449A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−318381 |
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