| 【発明の名称】 |
測距装置と測距方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】太田 哲雄
【氏名】細村 宰
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| 【要約】 |
【課題】簡単な装置で正確な位置データを得ることができる測距装置と測距方法を提供する。
【解決手段】撮像光学系28を有したカメラ14と、このカメラ14に取り付けられ所定角度回動可能な取付装置12と、カメラ14を取付装置12上で所定角度回動させる駆動装置と、撮像光学系28により撮像された画像を検知するラインセンサ26とを備える。ラインセンサ26は駆動装置の回動面に対して垂直方向に設けられ、このラインセンサ26により検知された線状の画像を基準位置からの数とともに順に記憶する記憶装置29と、その線状の画像の基準位置からの順位によりその画像の基準位置からの角度を計算する回動角度検出装置24と、この回動角度検出装置24により検出された回動角度から所定の対象物の位置を計算する距離計算手段24とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮像光学系を有したカメラと、このカメラに取り付けられ所定角度回動可能な取付装置と、上記カメラを上記取付装置上で所定角度回動させる駆動装置と、上記撮像光学系により撮像された画像を検知するラインセンサとを備え、上記ラインセンサは上記駆動装置の回動面に対して垂直方向に設けられ、このラインセンサにより検知された線状の画像を基準位置からの数とともに順に記憶する記憶装置と、その線状の画像の上記基準位置からの順位によりその画像の上記基準位置からの角度を計算する回動角度検出装置と、この回動角度検出装置により検出された回動角度から、所定の対象物の位置を計算する距離計算手段とを設けたことを特徴とする測距装置。 【請求項2】 上記線状の画像を順に並べて平面状の画像を形成する画像合成装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の測距装置。 【請求項3】 上記カメラは、上記駆動装置装置上で水平に360度一定角速度で回動することを特徴とする請求項1または2記載の測距装置。 【請求項4】 撮像光学系を有したカメラを所定角度回動させ、上記撮像光学系により撮像された画像を上記回動面に対して垂直方向に設けられたラインセンサで検知して、このラインセンサにより検知された線状の画像を基準位置からの数とともに順に記憶し、上記基準位置からの順位によりその画像の上記基準位置からの角度を計算することを特徴とする測距方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複数の基準地点から所定の対象物までの距離を測る測距装置と測距方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の土地や家屋、地形の位置を測定する方法としては、いわゆる三角測量によるものや、自動的な測距装置として測量用の照準器等があった。また航空写真により測量する場合もあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者場合、測量には個々の測定個所について測量用の棒等を持って測量しなければならず、時間と多くの費用を要するものであり、簡単に地形や家屋の測距データを取ることができるものではなかった。また航空写真から測量するには、費用がかかる上、写真の精度にも問題があった。 【0004】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な装置で正確な位置データを得ることができる測距装置と測距方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明の測距装置は、撮像光学系を有したカメラと、このカメラに取り付けられ所定角度回動可能な取付装置と、上記カメラを上記取付装置上で所定角度回動させる駆動装置と、上記撮像光学系により撮像された画像を検知するラインセンサとを備え、上記ラインセンサは上記駆動装置の回動面に対して垂直方向に設けられている。そして、このラインセンサにより検知された線状の画像を基準位置からの数とともに順に記憶する記憶装置と、その線状の画像の上記基準位置からの順位によりその画像の上記基準位置からの角度を計算する回動角度検出装置とを備えるものである。さらに、この回動角度検出装置により検出された回動角度から、所定の対象物の位置を計算する距離計算手段を有している。また、上記線状の画像を順に並べて平面状の画像を形成する画像合成装置を設けたものである。上記カメラは、上記駆動装置装置上で水平に360度一定角速度で回動する。 【0006】またこの発明は、撮像光学系を有したカメラを所定角度回動させ、上記撮像光学系により撮像された画像を上記回動面に対して垂直方向に設けられラインセンサで検知して、このラインセンサにより検知された線状の画像を基準位置からの数とともに順に記憶し、上記基準位置からの順位によりその画像の上記基準位置からの角度を計算する測距方法である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態の測距装置10を示す。この測距装置10は、図示しない三脚等に取り付ける取付装置である整準台12と、この整準台12に固定されたカメラ14とからなる。整準台12は、三脚等への取り付け部16と、この取り付け部16の上面側に設けられカメラ14を保持する保持部20とからなる。取り付け部16と保持部20は互いに調整ネジ部22を介して互いに一体に設けられている。保持部20には、水平を見る気泡管18が取り付けられている。整準台12内には、保持部20に取り付けられたカメラを所定の速度で水平に360度回動させるステップモータ等の駆動装置が設けられている。 【0008】この測距装置10は、図2、図3に示すように、カメラ14で捉えた画像をコンピュータ24内に取り込んで所定の処理を行う。カメラ14内には、ラインセンサ26が整準台12上での回動面に対して垂直方向に設けられている。従って、カメラ14に設けられたレンズ群である撮像光学系28により撮像された画像は、ラインセンサ26により、そのラインセンサ26が位置した部分の垂直方向の1本の像が画像データとして検知される。ラインセンサ26の出力はA/D変換器27によりデジタルデータに変換され、コンピュータ24へ出力される。コンピュータ24は、このラインセンサ26からのデータを時系列的に順にメモリ29に記憶させる。さらに、コンピュータ24では、ラインセンサ26により得られた撮像データをラインセンサ26のライン方向と直角方向に順に並べて平面画像を形成し、モニタ31等に表示させる。なお、A/D変換器27はカメラ14内またはコンピュータ24内に設けられていても良い。 【0009】この測距装置10の使用方法は、先ず、測距地点において整準台12上にカメラ14を取り付け、気泡管18を見ながら調整ネジ部22を回して、カメラ14を水平に位置させる。そして、カメラ14をONして、駆動装置によりカメラ14を整準台12上で360度回動させる。これにより360度周囲の画像がビデオテープやディスクその他メモリ等の記憶媒体に記録される。これを図5,図6に示すように、あらかじめわかっている複数の地点A,B等で行う。記録するデータは、A/D変換後のデータでも良い。 【0010】そして、記録されたデータがアナログデータの場合A/D変換器27でA/D変換し、ディジタル化された撮像データをコンピュータ24に入力する。コンピュータ24内では、カメラ14の初期位置から360度または所定角度回動するまで時系列的にラインセンサ26の像に番号等で順位を付す。例えば、基準位置をA地点であれば、そのA地点からB地点を見る方向を基準とし、B地点でも逆にA地点を見る方向を基準とする。 【0011】このようにして基準位置から360度または所定角度の画像を一定の時間で撮影する。そしてこれを基に、コンピュータ24により平面画像を合成する。平面画像の合成は、上述のように、ラインセンサ26による画像データをライン方向と直角方向に並べるようにして画像を合成する。合成された画像Gは、図4に示すように、建物30,31を含む撮像データが平面的に形成され、この平面画像の図面横方向にラインL1〜Lnまで所定のライン数n本を並べて合成画像Gを形成する。ここで、画像の細かさは、ラインセンサ26の画素数と、読みとり速度、及びカメラ14の回動の角速度による。 【0012】これにより、図4の合成画像G及び図6に示すように、建物30,31について、その基準点である角部C,Dの位置が、基準位置A,Bを結ぶ線分からの角度α1,β1,α2,β2として得られる。これらの角度は、カメラ14の回動角速度と建物30,31の基準点C,Dが、測距の基準位置である位置A,Bから何本目のラインであるかにより計算される。例えばカメラ14の回転角速度がωrad/sec、B点から撮ったA点の順位を0とし、C点のライン順位数Lcの場合、ラインセンサ26の撮像周期をTとすると、角度β1=T・Lc・ωで求められる。同様に、D点についての角度α2も求められ、さらに、A点からB点を見て、α1,β2を同様に求めることができる。 【0013】以上により、A,B地点からの測距対象の建物30,31の基準点C,Dでのライン順位からC点,D点の角度α1,β1、α2,β2が算出され、この角度が求まると、AB間の距離Wが既知であるので、三角関数を用いた測量方程式に基づく既存の測距用コンピュータプログラムにより簡単にC点、D点の位置が求められる。 【0014】この実施形態の測距装置と測距方法によれば、簡単なカメラと、整準台及びコンピュータを用いて正確な測距が可能であり、測量工数を大幅に削減するものである。 【0015】なお、測距に際して、必ずしも360度回動させる必要はなく、基準位置からのライン数を正確に計数可能であればよい。 【0016】 【発明の効果】この発明の測距装置と測距方法は、カメラを用いて所定範囲の画像を撮像ることにより簡単に測距が可能となり、測量を大幅に簡素化するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598153010 【氏名又は名称】太田 哲雄
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| 【出願日】 |
平成11年10月26日(1999.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095430 【弁理士】 【氏名又は名称】廣澤 勲
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| 【公開番号】 |
特開2001−124553(P2001−124553A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願平11−303487 |
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