トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験




【発明の名称】 車両用ナビゲーション装置
【発明者】 【氏名】松永 高幸

【氏名】鈴木 卓巳

【要約】 【課題】車両用ナビゲーション装置に係り、特に地図表示画面の操作性を向上する。

【解決手段】地図表示画面上に設けられたタッチパネル4と、前記タッチパネルのスクロール用タッチ操作に応答してスクロール情報を発生するスクロール情報発生手段25と、前記スクロール情報に基づき地図表示画面に表示する地図のスクロールを制御するスクロール手段21、22と、を備えることを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルのスクロール用タッチ操作に応答してスクロール情報を発生するスクロール情報発生手段と、前記スクロール情報に基づき地図表示画面に表示する地図のスクロールを制御するスクロール手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】 請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記タッチパネルの前記スクロール用タッチ操作後のタッチ操作に応答して前記スクロール手段にスクロール制御を中止させるスクロール中止手段と、前記タッチパネルの操作位置に対応する地図上の位置を検出する位置検出手段と、前記検出した地図上の位置を目的地として記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】 スクロールボタンの操作に応じて地図表示画面上に地図をスクロール表示させる制御を行うスクロール手段と、地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルの操作位置に対応する地図上の位置を検出する位置検出手段と、前記検出した地図上の位置を目的地として記憶する記憶手段)と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】 地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記地図表示画面上にメニューを表示するメニュー表示手段と、前記タッチパネルのタッチ操作により選択された前記メニュー中のメニュー項目を検出するメニュー検出手段と、前記検出したメニュー項目を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】 請求項4に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューを前記タッチパネルによる移動操作に応じて前記地図表示画面上の所定位置へ移動する移動手段、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項6】 請求項4に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューを入力装置による移動操作に応じて前記地図表示画面上の所定位置へ移動する移動手段、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューには、メニュー項目とともに、メニュー移動操作エリアが設けられる、ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記移動したメニュー表示位置を記憶する記憶手段、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項9】 地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルのタッチ操作に応答して前記地図表示画面上の対応する位置を検出する位置検出手段と、メニューを表示させる操作の後に行われた前記タッチパネルのタッチ操作に応答して前記検出した地図表示画面上の位置にメニューを表示するメニュー表示手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーション装置に係り、特に地図表示画面の操作性を向上さえた車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ナビゲーション装置では、地図表示画面に車両の現在位置を中心とする道路地図の表示が行われ、車両が移動すると、車両の自車位置を中心に道路地図の表示が変化するスクロールが行われる。また、車両の現在位置を中心とする道路表示とは別に、スクロールボタンを操作して所望の位置まで地図をスクロールさせることにより、ユーザに道路情報などの探索の便宜を与えることができるようになっている(例えば、特開平11−15371号公報)。
【0003】さらに、車両用ナビゲーション装置では、ユーザの操作ボタンの操作に応じて地図表示画面にメニューを表示し、ユーザがそのメニュー中で選択したメニュー項目を実行できるようになっている。
【0004】加えて、車両用ナビゲーション装置では、操作が複雑になる傾向があり、少ないボタンで各種の操作ができるように、地図表示画面の周りにボタンを配置し、その横の画面内にボタンの意味を表示し、1つのボタンに複数の意味を割り付けることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スクロール表示においては、一般に、スクロール操作のためのキーは、上下左右の4つしかないので、スクロールは4方向または8方向しか制御できない。また、スクロール速度を変化させ得るようにするには、キーを増やすかキー操作時間で判断することになるが、キーを増やす方法ではコストが増大する。一方、キー操作時間で判断する方法では、キーを押している瞬間ではスクロールが遅く、押している時間の長さによって速度変化が生まれるので、ユーザにきめ細かな操作感を与えることができない。
【0006】また、スクロール操作によって目的地を地図表示画面に表示する場合、目的地を画面中央のカーソルに合わせなければならず、それには正確な操作が要求される。したがって、車両走行時には操作し難く、事故を起こす危険がある。また、操作性が悪いために走行時でなくとも目的地の設定に時間がかる。
【0007】さらに、メニューを表示させ、選択したメニュー項目を実行するには、メニューの選択操作に加え、確定キーの操作が必要であり、操作性が良いとは言えない。また、メニューの選択操作は、通常、上下左右キーやジョイスティックなどを用い画面上のカーソルを見ながら行うので、走行中には操作が困難であり、停止中でも決して簡単とは言えない。
【0008】加えて1つのボタンに複数の意味を割り付ける場合には、場面場面に応じたボタンの意味をユーザが理解できるように工夫を凝らしているが、デザイン上の制約が多く、ユーザに満足感を与えているとは言い難い状況にある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、地図表示画面の操作性に優れた車両用ナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルのスクロール用タッチ操作に応答してスクロール情報を発生するスクロール情報発生手段と、前記スクロール情報に基づき地図表示画面に表示する地図のスクロールを制御するスクロール手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、タッチパネルの1回のタッチ操作のみで地図表示画面の地図をスクロール表示させることができる。このとき、タッチパネルは、地図表示画面上に設けてあるので、ユーザは直接地図表示画面をタッチ操作している感覚でスクロール操作が行える。
【0012】請求項2に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記タッチパネルの前記スクロール用タッチ操作後のタッチ操作に応答して前記スクロール手段にスクロール制御を中止させるスクロール中止手段と、前記タッチパネルの操作位置に対応する地図上の位置を検出する位置検出手段と、前記検出した地図上の位置を目的地として記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、タッチパネルのタッチ操作のみで地図表示画面にスクロール表示されている地図上の目的地を指定し記憶することができるので、後に同じ目的地に行く場合、再度の設定をする必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
【0014】請求項3に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、スクロールボタンの操作に応じて地図表示画面上に地図をスクロール表示させる制御を行うスクロール手段と、地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルの操作位置に対応する地図上の位置を検出する位置検出手段と、前記検出した地図上の位置を目的地として記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、スクロールボタン操作でスクロール表示させ、タッチパネルのタッチ操作により、目的地を確実に指定でき、記憶できる。したがって、後に同じ目的地に行く場合、再度の設定をする必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
【0016】請求項4に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記地図表示画面上にメニューを表示するメニュー表示手段と、前記タッチパネルのタッチ操作により選択された前記メニュー中のメニュー項目を検出するメニュー検出手段と、前記検出したメニュー項目を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、タッチパネルのタッチ操作によりメニュー項目を選択するだけで、そのメニュー項目が実行される。
【0018】請求項5に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項4に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューを前記タッチパネルによる移動操作に応じて前記地図表示画面上の所定位置へ移動する移動手段、を備えることを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、タッチパネルのタッチによる移動操作により、メニュー表示位置を地図の確認に支障のない任意の位置に移動させることができる。
【0020】請求項6に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項4に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューを入力装置による移動操作に応じて前記地図表示画面上の所定位置へ移動する移動手段、を備えることを特徴とする。
【0021】かかる請求項6に記載の発明によれば、入力装置による操作により、メニュー表示位置を地図の確認に支障のない任意の位置に移動させることができる。
【0022】請求項7に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項5または請求項6に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記表示されたメニューには、メニュー項目とともに、メニュー移動操作エリアが設けられる、ことを特徴とする。
【0023】かかる請求項7に記載の発明によれば、メニューには、メニュー移動操作エリアを設けてあるので、メニューの表示位置の移動が簡単に行える。
【0024】請求項8に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記移動したメニュー表示位置を記憶する記憶手段、を備えることを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、移動操作したメニューの表示位置を記憶できるので、以後のメニューを、常に地図の確認に支障のない場所に表示させることができる。
【0026】請求項9に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、地図表示画面上に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルのタッチ操作に応答して前記地図表示画面上の対応する位置を検出する位置検出手段と、メニューを表示させる操作の後に行われた前記タッチパネルのタッチ操作に応答して前記検出した地図表示画面上の位置にメニューを表示するメニュー表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、タッチパネルのタッチ操作により、メニュー表示位置を地図の確認に支障のない任意の位置に予め表示させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車両用ナビゲーション装置の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0029】図1において、この実施形態の車両用ナビゲーション装置は、地図データが格納される地図データメモリ1と、プログラム制御により当該装置の各種機能を実現する制御部2と、制御部2により各種の表示制御がなされる表示部3と、表示部2の表示画面上に設けられるタッチパネル4と、ユーザが各種の入力操作を行う操作部5とを備えている。
【0030】操作部5には、この実施形態に関わるスクロールボタン51を示してある。
【0031】制御部2は、この実施形態に係る部分の機能として、地図データメモリ1から地図データを読み出す読出制御部21と、読出制御部21が読み出した地図データから表示用の地図データを生成する地図データ生成部22と、タッチパネルのタッチ操作を検出するタッチ操作検出部23と、記憶部24と、タッチ操作検出部23が検出したタッチ操作の位置と内容やスクロールボタン51の操作内容を解析し、操作内容に応じて読出制御部21や地図データ生成部22を制御して表示部3の地図表示画面に所望の表示を行わせ、記憶部24に目的地やメニュー表示位置を記憶させる操作解析部25とを備えている。
【0032】以上の構成と請求項との対応関係は、次のようになっている。タッチパネルには、タッチパネル4が対応する。スクロール情報発生手段には、タッチ操作検出部23と操作解析部25の全体が対応する。スクロール手段には、読出制御部21と地図データ生成部22の全体が対応する。スクロール中止手段には、主として操作解析部25が対応する。
【0033】位置検出手段には、タッチ操作検出部23と操作解析部25の全体が対応する。記憶手段には、記憶部24が対応する。メニュー表示手段には、操作解析部25と地図データ生成部22の全体が対応する。メニュー検出手段には、タッチ操作検出部23と操作解析部25の全体が対応する。実行手段には、主として操作解析部25が対応する。移動手段には、主として操作解析部25と地図データ生成部22の全体が対応する。
【0034】以下、図1〜図7を参照してこの実施形態の動作を説明する。まず、図1と図2を参照して地図表示画面に目的地を含む地図を表示させ目的地を設定する操作の一例を説明する。なお、図2は、タッチパネル操作によるスクロール表示と目的地設定の動作フローチャートである。
【0035】まず、基本的な表示動作である表示部3の地図表示画面への地図表示では、読出制御部21が地図データメモリ1から地図データを読み出し、地図データ生成部22が、地図データから表示用データ生成し、表示部3に与えている。
【0036】この状態で表示部3の地図表示画面に目的地を含む地域の地図を表示するため、ユーザがタッチパネル4の所定位置をタッチ操作すると、タッチ操作検出部23がそのタッチ操作を検出し(ステップST1)、操作位置情報を含むタッチ操作検出通知を操作解析部25に与える。
【0037】操作解析部25は、タッチ操作検出部23からタッチ操作検出通知を受けると、まずそのタッチ操作の継続時間からスクロール操作であるかどうかを判断する(ステップST2)。タッチ操作の継続時間が、例えば、3秒以上であると、当該タッチ操作は、スクロール操作であると判断する。
【0038】操作解析部25は、検出したタッチ操作がスクロール操作でない場合には(ステップST2:NO)、スクロール以外の処理(例えば目的地の指定)を行う。一方、操作解析部25は、検出したタッチ操作がスクロール操作である場合には(ステップST2:YES)には、方向と速度を内容とするスクロール情報を生成する(ステップST4)。
【0039】具体的には、スクロールの方向は、タッチ操作位置と画面中央との間の線分の方向(水平方向からの傾き角度)から求める。また、スクロールの速度は、線分の長さやタッチ操作の継続時間の長さから求める。つまり、スクロール速度は、タッチ操作位置が、画面中央から周辺部へ遠ざかるに伴い段々に早くなるように求められる。また、スクロール速度は、タッチ操作の継続時間が、例えば5秒だと、3秒の場合よりも早くなるように設定される。
【0040】したがって、ユーザは、スクロール表示を希望するときは、タッチパネル4の画面中心から見てスクロールしたい方向の所定位置を所定時間継続してタッチ操作することになる。
【0041】次いで操作解析部25は、求めたスクロールの方向と速度に基づき読出制御部21を制御し、地図データメモリ1から読み出す地図データを変更させる。これにより、地図データ生成部22は、表示用データを切り替えて生成するので、表示部3の地図表示画面では、表示する地図がユーザが指定した方向へ所定の速度でスクロールされて表示される(ステップST5)。このスクロール表示動作は、ユーザが再度タッチパネル4を操作するまで繰り返される(ステップST6)。このとき、スクロール表示される地図は、スクロールの開始から終了までスクロール開始時に求めた一定の速度でスクロールされる。
【0042】そして、地図表示画面に目的地を含む地図が表示され、ユーザが地図表示画面上の表示を見て目的地に対応するタッチパネル4上の位置をタッチ操作すると(ステップST6:YES)、操作解析部25は、読出制御部21を制御してスクロールを中止させ(ステップST7)、タッチ操作位置に対応する地図上の位置を目的地として記憶部24に記憶させる(ステップST8)。
【0043】ここに、タッチパネル4は、表示部3の地図表示画面上に設けてあるので、ユーザは、直接表示画面を触れる感覚でタッチパネル4を操作することになり、ユーザに直感的な操作感を与えることができる。また、タッチパネル4のタッチ操作のみで、任意の方向へ任意の速度でスクロールすることができ、操作性の向上と低コストのスクロール機能が実現できる。また、走行時であるか停車時であるかを問わず任意の時に簡便に目的地の設定も行える。
【0044】次に、図1、図3を参照して地図表示画面に目的地を含む地図を表示させ目的地を設定する操作の他の例を説明する。なお、図3は、スクロールボタン操作とタッチパネル操作によるスクロール表示と目的地設定の動作フローチャートである。
【0045】図において、表示部3の地図表示画面に地図が上述の手順で表示されている状態で、目的地を含む地域の地図を表示するため、ユーザが操作部5のスクロールボタン51を操作すると(ステップST11)、操作解析部25は、スクロールボタン51から入力したスクロール情報に基づき読出制御部21を制御し、地図データメモリ1から読み出す地図データを変更させる。
【0046】これにより、地図データ生成部22は、表示用データを切り替えて生成するので、表示部3の地図表示画面では、地図がスクロール表示される(ステップST12)。そして、ユーザが、目的地を含む地域の地図がスクロール表示されるのを確認できると、スクロールボタン51の操作を止めるので(ステップST13)、操作解析部25は、スクロール表示を中止させ(ステップST14)、ユーザのタッチパネル4のタッチ操作を待機する(ステップST15)。
【0047】ユーザが、地図表示画面上の表示を見て目的地に対応するタッチパネル4上の位置をタッチ操作すると(ステップST15:YES)、操作解析部25は、タッチ操作位置に対応する地図上の位置を検出し、検出した位置を目的地として記憶部24に記憶させる(ステップST16)。
【0048】このとき、タッチパネル4は、表示部3の表示画面上に重ねて設けてあるので、ユーザは、直接表示画面を触れる感覚でタッチパネル4を操作することになり、ユーザに直感的な操作感を与えることができる。また、タッチパネル4のタッチ操作のみで、走行時であるか停車時であるかを問わず任意の時に簡便に目的地の設定が行える。
【0049】このように、この実施形態によれば、車両走行時にタッチパネル4やスクロールボタン51を操作して目的地を含む地図をスクロール表示させ、タッチパネル4の操作により簡単に目的地を指定し記憶できる。したがって、この目的地を記憶した車両で、その後同じ目的地に行く場合には、記憶してある目的地を利用できるので、非常に便利である。
【0050】次に、図1,図4〜図6を参照してメニュー表示の一例を説明する。なお、図4は、メニュー表示の動作フローチャートである。図5と図6は、地図表示画面の表示例である。
【0051】図において、当該装置の電源を投入すると、表示部3の地図表示画面は、初期状態の画面となる。この初期画面は、例えば図5に示すように、所定の地図のみが表示された状態である。この地図表示画面の下端には、ランチバー55が表示される。このランチバー55には、「メニュー」ボタンや「ヘルプ」ボタンなど各種のボタンが表示されている。
【0052】図1では、このランチバー55でのボタン操作の入力経路などは示してないが、全て操作解析部25に入力する。したがって、このランチバー55の「メニュー」ボタンを操作すると(ステップST21)、操作解析部25は、地図データ生成部22を制御してメニューの表示用データを生成させ、地図表示画面に表示させ(ステップST22)、ユーザのタッチパネル操作を待機する(ステップST23)。
【0053】地図表示画面には、例えば図6に示すように、地図上にメニュー56が重ねて表示される。表示されたメニュー56は、複数のメニュー項目57と、メニュー移動操作エリア58とで構成される。なお、メニュー項目57のうち右端に塗りつぶした矢印がある項目は、さらに小項目があることを示している。
【0054】次いで、ユーザのタッチパネル4のタッチ操作が検出される(ステップST23)、操作解析部25は、タッチ操作位置がメニュー項目57上にあるかどうかを調べる(ステップST24)。その結果、タッチ操作位置がメニュー項目57上にある場合は(ステップST24:YES)、操作解析部25は、当該メニュー項目を実行させる制御情報を生成し、対応する処理部へ渡す。その結果、当該メニュー項目が実行される(ステップST25)。ここでは、確認操作のような余分な操作は不要である。
【0055】一方、タッチ操作位置がメニュー移動操作エリア58上にある場合は(ステップST26:YES)、操作解析部25は、ユーザのタッチによる移動操作(いわゆるドラッグ操作)に伴いメニュー56の表示位置を移動する制御情報を生成し地図データ生成部22に与える。その結果、ユーザがタッチによる移動操作を止めた位置(いわゆるドロップ操作した位置)にメニュー56が移動し表示される(ステップST27)。そして、操作制御部25は、地図表示画面上の移動位置を記憶部24に格納し、後の使用に備える(ステップST28)。
【0056】即ち、メニューの表示位置を移動させる必要が生じるのは、表示されたメニューが地図を確認する上で邪魔な場合である。この実施形態では、ユーザは、メニューを以上説明したタッチパネル4による移動操作により邪魔にならない位置に移動させることができる。しかも移動位置を記憶するので、当該車両をその後使用する場合には、メニューの表示位置を、記憶した表示位置にすることにより、簡単にメニューを邪魔にならない位置に表示できる。
【0057】なお、タッチパネル操作位置が、メニュー項目57上でもなく(ステップST24:NO)、メニュー移動操作エリア58上でもない(ステップST26:NO)場合は、図4では操作ミスであると考え、ステップST23に戻り、再度のタッチ操作を待機するようにしてある。
【0058】次に、図1,図5〜図7を参照してメニュー表示の他の例を説明する。なお、図7は、メニュー表示の他の例の動作フローチャートである。
【0059】図において、この他の例では、ランチバー56のメニューボタンが操作された(ステップST30)だけでは、地図表示画面には、メニュー56は表示されないようになっている。ユーザが、ランチバー56のメニューボタン操作の後に地図表示画面上の所望の位置に対応するタッチパネル4上の位置をタッチ操作すると(ステップST31)、操作解析部25は、タッチパネル4の操作位置に対応する地図表示画面上の位置を検出し(ステップST32)、当該検出した位置にメニュー56を表示させる制御情報を地図データ生成部22に与える。
【0060】これにより、メニュー56が、地図表示画面上のユーザが希望する位置に表示される。この場合のメニュー表示位置は、地図を確認する上で邪魔にならない位置であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、地図表示画面上にタッチパネルを設け、直接地図表示画面を操作する感覚が味わえるタッチ操作により、スクロールの指示や目的地の設定、メニューの表示と移動の操作が行える。したがって、地図表示画面に各種の表示等を行わせる操作性が一段と向上する。また、ほぼタッチパネルの追加のみで実現できるので、コストの低減を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
【出願日】 平成11年10月12日(1999.10.12)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開2001−108475(P2001−108475A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願平11−290049