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【発明の名称】 車両走行誘導装置
【発明者】 【氏名】金田 真生

【要約】 【課題】予め登録することを忘れた地点や走行後に手軽に地点登録を行え、この地点登録を明確化する名称を付し得る車両走行誘導装置を提供する。

【解決手段】車両走行誘導装置の全体を複合的に制御するためのマイコン1が設けられ、これに、一連の動作実行用のプログラムが格納されたROM6と一時的データの読み書きを行うためのRAM7が接続される。マイコン1には、地図データ2と設定入力部3と表示部4が接続され、現在地検出部5とエンジン検出部8と地点登録選択部9と地点履歴メモリ10が接続される。地点履歴メモリ10は、地点入力されたデータを履歴データとして入力の毎に格納するもので、地点登録選択部9には地名9a、ランドマーク名称9b、汎用名称9c、任意名称9dのデータを選択表示したり、選択格納する制御を実行する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】地図データと目的地等の地点入力とによって求められた走行経路を運転者に表示等で報知し、自車両の現在位置を検出して運転者に走行誘導をし得る車両走行誘導装置において、目的地等の地点を入力し得る地点入力部と、前記地点入力部によって入力されたデータを履歴データとして前記入力の毎に格納する地点履歴メモリと、前記地点履歴メモリに格納された履歴データを取り出し、目的地変更、通過済み地点確認等のために表示するための制御を行う制御部とを具備することを特徴とする車両走行誘導装置。
【請求項2】前記地点入力部は、自車両のエンジンキーのオフによって前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成することを特徴とする請求項1に記載の車両走行誘導装置。
【請求項3】前記地点入力部は、自車両のエンジンキーのオンによって前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成することを特徴とする請求項1に記載の車両走行誘導装置。
【請求項4】前記地点入力部は、自車両が大きなランドマークの近くを通過したときに前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成することを特徴とする請求項1に記載の車両走行誘導装置。
【請求項5】 前記地点入力部は、前記地点履歴メモリに履歴データを送出するに際して当該履歴データに対応する名称を、「地名、近くのランドマーク名称、汎用名称、任意名称」の内の少なくとも1つが付加されるように制御する地点登録選択部を含んで構成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両走行誘導装置。
【請求項6】前記制御部は、前記地点履歴メモリに格納された履歴データの取り出しを「地名、近くのランドマーク名称、汎用名称、任意名称」の内の少なくとも1つを指定して実行されるように構成することを特徴とする請求項5に記載の車両走行誘導装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両走行誘導装置に関し、特に、地図データと目的地等の地点入力とによって求められた走行経路を運転者に表示等で報知し、自車両の現在位置を検出して運転者に走行誘導をし得る車両走行誘導装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両走行誘導装置は、CD・ROMやDVD・ROM等に格納された地図データを再生し、目的地等の地点を入力することによって求められた走行経路を運転者に表示等で報知し、これと同時的に位置検出用の衛星等によって自車両の現在位置を検出し、運転者に走行誘導をし得るように構成されている。
【0003】この場合、地図上のある地点を入力して登録するためには、次のような手順を踏むことが一般的であった。
【0004】先ず、登録したい地点まで表示地図を移動させ、もしくは、地図をスクロールして希望する位置を表示させる。次に、各種機能を選択するためのメニュー表示画面をディスプレイに表示させ、これを見ながら所望の機能、即ち、地点登録処理を選択する。続いて、通常は登録しようとする地点の地名が標準名称として付されるので、必要があればその標準名称を変更したり、そのマークを変更する。
【0005】このような手順で地点登録がなされるとそれが登録データとしてメモリに格納され所望の走行経路が求められて、必要に応じて表示画面がディスプレイに表示されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両走行誘導装置は、目的地または思いつきで停車した場所を後で地点登録しようとする場合には、通常は地名(住所)等を明確に覚えていないので、地図上で自分が走行してきたルートを再びたどって検索しなければならず、思い出せればよいが、ふらりと立ち寄った店等では、店名や場所を明確に記憶していることは珍しく、後程の検索で捜し出せないことが多い。このような店名のみならず、景色のよかった地点等を走行通過した後に検索することは、その付近に特別に大きなランドマークがない限り簡単に捜し出すことができない。
【0007】そこで、本発明の目的は、予め登録することを忘れた地点や走行後に手軽に地点登録を行え、この地点登録を明確化する名称を付し得る車両走行誘導装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明は次に記載するような特徴的な構成を採用している。
【0009】(1)地図データと目的地等の地点入力とによって求められた走行経路を運転者に表示等で報知し、自車両の現在位置を検出して運転者に走行誘導をし得る車両走行誘導装置において、目的地等の地点を入力し得る地点入力部と、前記地点入力部によって入力されたデータを履歴データとして前記入力の毎に格納する地点履歴メモリと、前記地点履歴メモリに格納された履歴データを取り出し、目的地変更、通過済み地点確認等のために表示するための制御を行う制御部とを具備する車両走行誘導装置。
【0010】(2)前記(1)の地点入力部は、自車両のエンジンキーのオフによって前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成した車両走行誘導装置。
【0011】(3)前記(1)地点入力部は、自車両のエンジンキーのオンによって前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成した車両走行誘導装置。
【0012】(4)前記(1)の地点入力部は、自車両が大きなランドマークの近くを通過したときに前記地点履歴メモリに履歴データを送出するように構成した車両走行誘導装置。
【0013】(5)前記(1)ないし前記(4)のいずれかの地点入力部は、前記地点履歴メモリに履歴データを送出するに際して当該履歴データに対応する名称を、「地名、近くのランドマーク名称、汎用名称、任意名称」の内の少なくとも1つが付加されるように制御する地点登録選択部を含んで構成した車両走行誘導装置。
【0014】(6)前記(5)の制御部は、前記地点履歴メモリに格納された履歴データの取り出しを「地名、近くのランドマーク名称、汎用名称、任意名称」の内の少なくとも1つを指定して実行されるように構成した車両走行誘導装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図1を用いて詳細に説明する。図1に示す車両走行の誘導装置は、その全体動作を複合的に制御するためのマイコン1が設けられ、このマイコン1には、全体地図、部分地図、詳細地図等の地図情報が格納されたCD−ROMやDVD−ROMを再生して得られた地図データ2を入力し得るように構成され、また、設定入力部3と表示部4が接続されている。この設定入力部3は、目的地等の地点を入力し得る地点入力部であり、車両走行の誘導装置における各種動作モードの設定や目的地入力や地点登録を行うためのもので、表示部4は、各種動作モード表示や地図表示が行われるディスプレイで構成されている。
【0016】マイコン1にはGPS受信や角度センサや距離センサ等で構成されている現在地検出部5が接続されている。
【0017】マイコン1には、全体制御用の一連のプログラムが格納されたROM6とその動作制御のために一時的に使用されるデータの読み書きが行われるRAM7が接続されると共に、エンジン検出部8と地点登録選択部9と地点履歴メモリ10が接続されている。
【0018】エンジン検出部8は、車両のエンジンの駆動/非駆動をエンジンキーのアクセサリー電源投入のオン/オフに基づいて検出し、その検出出力信号をマイコン1に送出するもので、地点登録選択部9は、詳細後述の地点履歴メモリ10に履歴データを送出するに際して当該履歴データに対応する名称を、「地名9a、近くのランドマーク名称9b、汎用名称9c、任意名称9d」の内の少なくとも1つが付加されるように制御する地点登録選択部であり、この例では、4種類の名称となっている。
【0019】地点登録選択部9は、上述とは別の機能として地点履歴メモリ10に格納された履歴データの取り出しを「地名9a、近くのランドマーク名称9b、汎用名称9c、任意名称9d」の内の少なくとも1つを指定して実行されるように構成したもので、この例では、4種類の名称となっている。
【0020】地点履歴メモリ10は、地点入力部(設定入力部3)によって入力されたデータを履歴データとして入力の毎に格納するメモリであり、車両走行誘導装置の電源断でもってデータ消失しないようにEEP・ROM等の不揮発性のメモリで構成されている。
【0021】従って、本形態の車両走行誘導装置は、地図データ2と設定入力部3とによって求められた走行経路表示画面を運転者に対して表示部4で表示させると共に、自車両の現在位置が現在地検出部5で検出され、走行経路表示画面に自車位置が重畳して表示されて運転者への走行誘導が行われる。
【0022】また、地点登録するための動作は、車両を停めてエンジンを切った地点を履歴データとして地点履歴メモリ10に登録しておき、当該地点履歴メモリ10の格納内容は一定件数だけ格納した後の入力は古い順に削除されるものである。
【0023】詳しくは、図2に示すフローチャートのように、先ず、ステップS1で「アクセサリー電源投入?」の判定がなされ、具体的にはエンジン検出部8によってなされ、Noの場合にはステップS1が再実行状態とされ、Yesになったときに次のステップS2に進んで「アクセサリー電源断?」の判定がエンジン検出部8によってなされ、Noの場合にはステップS1が再実行状態とされ、Yesになったときに次のステップS3に進んで現在地検出部5によって検出された現在地点データが履歴データとして地点履歴メモリ10に登録される。
【0024】この登録と同時に地名9a、ランドマーク名称9b、汎用名称9c、任意名称9dを付してもよい。なお、地名9aは住所データであり、汎用名称9cは例えば「友人の家」等であり、任意名称9dは、その場で全くの任意に付された名称データとすることができる。
【0025】このようにして地点履歴メモリ10に登録された履歴データをユーザーからの要求に応じて、履歴内容を表示し、その地点の地図や住所、近くのランドマーク等を表示し、また地点登録できるものである。
【0026】詳しくは、図3に示すフローチャートのように、先ず、ステップS4で「地点履歴表示要求?」の判定がなされ、Noの場合にはステップS4が再実行状態とされ、Yesになったときに次のステップS5に進んで,地点履歴メモリ10に格納された履歴データが取り出されて表示部4に表示され、次のステップS6に進み、「登録要求?」の判定がなされ、Noの場合にはステップS4に戻され、Yesになったときに次のステップS7に進み、指定された地点の履歴データから地点登録を行った後に、最初のステップS4に戻されて一連の動作が再び実行される。
【0027】このような地点登録とデータ取り出しは、地点登録選択部9の有する「地名9a、ランドマーク名称9b、汎用名称9c、任意名称9d」を選択肢として4種類の選択を行うことができる。
【0028】なお、地点入力は、自車両のエンジンキーのオフによって地点履歴メモリ10に履歴データを送出するように構成したり、自車両のエンジンキーのオンによって行うようにしたり、大きなランドマークの近くを通過したときに行うように構成してもよいことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明による車両走行誘導装置は、目的地または思いつきで停車した場所を後で地点登録しようとする場合や、通常は地名(住所)等を明確に覚えていない地点や、ふらりと立ち寄った店等の地点登録を、地図のスクロールや移動を行うことなく後程に簡単に行うことができる。
【0030】従って、予め登録することを忘れた地点や走行後に手軽に地点登録を行え、この地点登録を明確化する名称を付し得る車両走行誘導装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000003595
【氏名又は名称】株式会社ケンウッド
【出願日】 平成11年10月7日(1999.10.7)
【代理人】 【識別番号】100081710
【弁理士】
【氏名又は名称】福山 正博
【公開番号】 特開2001−108466(P2001−108466A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願平11−286269