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【発明の名称】 車両用ナビゲーション装置
【発明者】 【氏名】松永 行生

【氏名】鈴木 卓巳

【要約】 【課題】車両用ナビゲーション装置に係り、特に地図データ及び付帯情報を格納するメモリのアクセスが高速に行え、ランドマークの追加、削除のが簡単に行えるようにする。

【解決手段】地図データ及び付帯情報を記憶する記憶手段3と、表示や設定に関する各種の指令を入力する入力操作手段1と、入力された指令に基づき前記記憶手段から該当する地図データ及び付帯情報を読み出し表示データを生成する解析手段2,4と、前記表示データが示す車両の現在位置を含む地図等入力された指令に従った地図及び付帯情報を地図表示画面に表示する表示手段5,6とを備える車両用ナビゲーション装置において、前記記憶手段は、書き換え可能な半導体メモリ3であることを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地図データ及び付帯情報を記憶する記憶手段と、表示や設定に関する各種の指令を入力する入力操作手段と、入力された指令に基づき前記記憶手段から該当する地図データ及び付帯情報を読み出し表示データを生成する解析手段と、前記表示データが示す車両の現在位置を含む地図等の入力された指令に従った地図及び付帯情報を地図表示画面に表示する表示手段とを備える車両用ナビゲーション装置において、前記記憶手段は、書き換え可能な半導体メモリである、ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】 請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、インターネット上で地図データ及び付帯情報を管理するサーバと通信する通信手段と、前記通信手段を制御し前記サーバから地図データ及び付帯情報を取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データ及び付帯情報を前記半導体メモリに書き込む更新手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】 請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、地図データ及び付帯情報を格納する外部記憶媒体が着脱可能に装着され、当該外部記憶媒体からデータの読み出しを行う読出制御手段と、前記読出制御手段を制御して装着された前記外部記憶媒体から地図データ及び付帯情報を取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データ及び付帯情報を前記半導体メモリに書き込む更新手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置において、前記半導体メモリに格納される前記付帯情報に含まれるランドマークを地図と共に地図表示画面に表示する表示手段と、前記地図表示画面に表示されている地図上で追加指定のランドマーク及びその追加位置を検出する追加検出手段と、前記検出した追加ランドマーク及びその位置情報を現在表示している地図とリンクさせて前記半導体メモリに前記付帯情報の一部として書き込む書込制御手段と、前記地図表示画面に表示されている地図上で削除指定のランドマークの位置を検出する削除検出手段と、前記検出した削除するランドマーク及びその位置情報を前記半導体メモリに格納された前記付帯情報から削除する削除手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーション装置に係り、特に地図データ及び付帯情報を格納するメモリのアクセス方式及びランドマークの追加、削除の方式に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ナビゲーション装置では、地図表示画面に車両の現在位置を中心とする道路地図の表示が行われ、車両が移動すると、車両の自車位置を中心に道路地図の表示が変化するスクロールが行われる。また、車両の現在位置を中心とする道路表示とは別に、スクロールボタンを操作して所望の位置まで地図をスクロールさせることにより、ユーザに道路情報などの探索の便宜を与えることができるようになっている。
【0003】ところで、従来の車両用ナビケーション装置では、地図データとその付帯情報は、通常、読み出し専用のメモリ(ROM)かCD−ROMに格納される(例えば、特開平9−218046号公報、特開平7−71792号公報参照)。
【0004】また、車両用ナビゲーション装置では、地図表示画面上に地図と共に、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、駅、空港などのランドマークを表示し、ユーザの利便に供することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、CD−ROM等の場合には、アクセス速度が遅いので、スムーズなスクロールが行えず、ユーザがストレスを感ずることがある。
【0006】また、CD−ROM等の場合には、地図データや付帯情報の一部変更がある場合に、CD−ROM等そのものを取り替える必要があり、面倒である。特に、ランドマーク情報は、変更されたり、なくっていたり、変化が激しいので、その都度取り替えるのは、大変である。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、地図データ及び付帯情報を格納するメモリを迅速にアクセスできる車両用ナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、ランドマーク情報の追加、削除及び地図データ並びに付帯情報の一部変更が簡単に行える車両用ナビゲーション装置を提供することを他の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、地図データ及び付帯情報を記憶する記憶手段と、表示や設定に関する各種の指令を入力する入力操作手段と、入力された指令に基づき前記記憶手段から該当する地図データ及び付帯情報を読み出し表示データを生成する解析手段と、前記表示データが示す車両の現在位置を含む地図等の入力された指令に従った地図及び付帯情報を地図表示画面に表示する表示手段とを備える車両用ナビゲーション装置において、前記記憶手段は、書き換え可能な半導体メモリであることを特徴としている。
【0010】かかる請求項1に記載の発明によれば、半導体メモリは、高速に読み出しが行えるので、スクロールも高速に行うことができる。また、ここで採用する半導体メモリは、書き換えが可能であるので、地図データ等の一部変更にも交換することなく、簡単に対応できる。
【0011】請求項2に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、インターネット上で地図データ及び付帯情報を管理するサーバと通信する通信手段と、前記通信手段を制御し前記サーバから地図データ及び付帯情報を取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データ及び付帯情報を前記半導体メモリに書き込む更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】かかる請求項2に記載の発明によれば、サーバからは、新規の部分や変更部分の地図データ等を取得することができるので、半導体メモリでは、新規部分の地図データ等は追加書き込みし、変更に係る部分は差し替えることにより、簡易に更新が行え、常に最新の地図データ等を利用できる。
【0013】請求項3に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項1記載の車両用ナビゲーション装置において、地図データ及び付帯情報を格納する外部記憶媒体が着脱可能に装着され、当該外部記憶媒体からデータの読み出しを行う読出制御手段と、前記読出制御手段を制御して装着された前記外部記憶媒体から地図データ及び付帯情報を取得するデータ取得手段と、前記取得した地図データ及び付帯情報を前記半導体メモリに書き込む更新手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】かかる請求項3に記載の発明によれば、外部記憶媒体からは、新規の部分や変更部分の地図データ等を取得することができるので、半導体メモリでは、新規部分の地図データ等は追加書き込みし、変更に係る部分は差し替えることにより、簡易に更新が行え、常に最新の地図データ等を利用できる。
【0015】請求項4に記載の発明に係る車両用ナビゲーション装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記半導体メモリに格納される前記付帯情報に含まれるランドマークを地図と共に地図表示画面に表示する表示手段と、前記地図表示画面に表示されている地図上で追加指定のランドマーク及びその追加位置を検出する追加検出手段と、前記検出した追加ランドマーク及びその位置情報を現在表示している地図とリンクさせて前記半導体メモリに前記付帯情報の一部として書き込む書込制御手段と、前記地図表示画面に表示されている地図上で削除指定のランドマークの位置を検出する削除検出手段と、前記検出した削除するランドマーク及びその位置情報を前記半導体メモリに格納される前記付帯情報から削除する削除手段と、を備えることを特徴としている。
【0016】かかる請求項4に記載の発明によれば、地図上にランドマークの追加、削除が簡単に行えるので、車両側で独自にランドマークのメンテナンスが行える。また、地図を表示する際には、常にリンクしているランドマーク情報を確認し、表示域内にあるランドマークを表示できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施形態の構成ブロック図である。なお、この第1の実施形態は、請求項1に対応する。
【0018】図1において、この第1の実施形態の車両用ナビゲーション装置は、ユーザが表示操作や各種のデータ設定を行う入力操作部1と、入力操作部1での操作内容を解析し操作内容を示すデータ信号を出力する入力操作解析部2と、地図データ及び付帯情報が格納される書き換え可能な半導体メモリ3と、入力操作解析部2が出力するデータ信号を解析し、解析結果に基づき半導体メモリ3から該当する地図データを読み出し表示用データを生成するデータ解析部4と、データ解析部3が出力する表示用データに基づき表示部5の地図表示画面への表示制御を行う表示制御部6とを備えている。
【0019】半導体メモリ3には、道路地図データ及び付帯情報が格納される。したがって、この半導体メモリ3には、高速に読み出しと書き込みが行えるフラッシュメモリ等が使用される。なお、請求項1の入力操作手段には入力操作部1が対応し、解析手段には入力操作解析部2とデータ解析部4の全体が対応する。また、請求項1の表示手段には表示部5と表示制御部6の全体が対応し、書き換え可能な半導体メモリには半導体メモリ3が対応する。
【0020】次に、図1を参照してこの第1の実施形態の動作を説明する。
【0021】例えば、地図のスクロールを行う場合、ユーザが入力操作部1からスクロール表示の指示を入力すると、入力操作解析部2が操作内容を解析し、「スクロール」を示すデータ信号をデータ解析部4に与える。データ解析部4は「スクロール」の内容を解析し、半導体メモリ3から該当する地図データを読み出し、表示データを生成し、表示制御部6に与える。
【0022】その結果、表示部5の地図表示画面では、ユーザが指示した内容のスクロ−ル表示が実行され、所望の地図が表示される。このとき、地図データメモリは、半導体メモリ3であるので、地図データの読み出しが高速に行われ、地図のスクロールが迅速に実行される。したがって、ユーザは、ストレスを感ずることなく、快適にスクロール操作を行うことができる。
【0023】図2は、本発明による車両用ナビゲーション装置の第2の実施形態の構成ブロック図である。なお、この第2の実施形態は、請求項2に対応する。
【0024】図2において、この第2の実施形態の車両用ナビゲーション装置は、図1に示した第1の実施形態において、データ取得部7と通信制御部8と通信部9とを設けてある。通信部9は、通信制御部8の制御下にインターネット上で地図データ及び付帯情報を管理するサーバ10と通信する。
【0025】以上の構成と請求項2との関係は、通信手段には通信制御部8と通信部9の全体が対応し、データ取得手段と更新手段にはデータ取得部7が対応する。サーバにはサーバ10が対応する。
【0026】次に、図2を参照してこの第2の実施形態の動作を説明する。図2において、データ取得部7が、通信制御部8にデータ送信要求を出すと、通信制御部8は、通信部7を制御し、サーバ10に対しデータ送信要求を送る。サーバ10は、地図データベースを検索し、該当する地図データ及び付帯情報を取り出し、返送する。このとき、サーバ10は、送信要求を出したナビゲーション装置が備える地図データを把握しており、新規の部分または変更に係る部分の地図データ及び付帯情報を返送するようになっている。
【0027】データ取得部7は、通信制御部8から入力する地図データ及び付帯情報が、新規の部分である場合はその新規部分を半導体メモリ3に格納される地図データ及び付帯情報に追加して書き込む。
【0028】また、データ取得部7は、通信制御部8から入力する地図データ及び付帯情報が、変更部分である場合は半導体メモリ3に格納される該当する地図データ及び付帯情報を書き換える。
【0029】これにより、地図データ及び付帯情報に一部変更があった場合、メモリそのものを取り替えることなく、メモリの更新で済ませることができる。サーバ10は、常に最新の地図データ及び付帯情報を常に最新の状態にして保存するので、当該ナビゲーション装置では常に最新の情報が利用できる。
【0030】次に、図3は、本発明に係る車両用ナビゲーション装置の第3の実施形態の構成ブロック図である。なお、この第3の実施形態は、請求項3に対応する。
【0031】図3において、この第3の実施形態の車両用ナビゲーション装置は、図1に示した第1の実施形態において、データ取得部7と外部記憶装置制御部11とを設けてある。外部記憶装置制御部11には、外部記憶媒体12が着脱可能に装着される。この外部記憶媒体12には、地図データ及ぶ付帯情報が格納される。
【0032】以上の構成と請求項3との関係は、読出制御手段には外部記憶装置制御部11が対応し、データ取得手段と更新手段にはデータ取得部7が対応する。外部記憶媒体には外部記憶媒体12が対応する。
【0033】次に、図3を参照してこの第3の実施形態の動作を説明する。図3において、データ取得部7が、外部記憶装置制御部11に対しデータ送信要求を出すと、外部記憶装置制御部11は、装着された外部記憶媒体12から地図データ及び付帯情報を取り出し、データ取得部7に与える。外部記憶媒体12には、車両用ナビゲーション毎に、新規部分または変更に係る部分の地図データ及び付帯情報が格納されている。
【0034】そこで、データ取得部7は、外部記憶装置制御部11から入力する地図データ及び付帯情報が、新規部分である場合はその新規部分を半導体メモリ3に格納される地図データ及び付帯情報に追加して書き込む。
【0035】また、データ取得部7は、外部記憶装置制御部11から入力する地図データ及び付帯情報が、変更部分である場合は半導体メモリ3に格納される該当する地図データ及び付帯情報を書き換える。
【0036】これにより、第2の実施形態と同様に地図データ及び付帯情報に一部変更があった場合、メモリそのものを取り替えることなく、メモリの更新で済ませることができる。
【0037】次に、図4は、本発明による車両用ナビゲーション装置の第4の実施形態の構成ブロック図である。なお、この第4の実施形態は、請求項4に対応する。
【0038】この第4の実施形態は、図1乃至図3に示した第1乃至第3の実施形態において、付帯情報に含まれるランドマークの追加、削除の機能に関する。この機能は、第1乃至第3の実施形態の車両用ナビゲーション装置の基本部分で実現できる。図4では、その基本部分の構成を示してある。
【0039】即ち、図4において、この第4の実施形態の車両用ナビゲーション装置は、入力操作部1と、入力操作解析部2と、半導体メモリ3と、データ解析部4と、表示部5と、表示制御部6とを備えている。これらの構成要素は、図1に示した構成において説明したので、再述は省略する。
【0040】以上の構成と請求項4との関係では、表示手段には表示部5と表示制御部6の全体が対応し、追加検出出段、書込制御手段、削除検出手段及び削除手段にはデータ解析部4が対応する。
【0041】以下、図4〜図6を参照してこの第4の実施形態の動作を説明する。なお、図5は、ランドマーク追加時の動作フローチャートである。図6は、ランドマーク削除時の動作フローチャートである。
【0042】図4と図5において、表示部5の地図表示画面に地図を表示させた状態で(ステップST1)、当該地図表示画面にランドマーク選択ボックスを表示させ、追加するランドマークを選択する(ステップST2)。そして、表示された地図上で追加するランドマークの表示位置を指定し(ステップST3)、地図表示画面に設けてある設定ボタンを操作する。その結果、半導体メモリ3に、選択されたランドマークと表示位置が現在表示されている地図データとリンクして付帯情報の一部として格納される。
【0043】このように、簡単にランドマークを追加でき、追加したランドマークを地図と関連づけて記憶できるので、以後の表示で簡単に利用できる。
【0044】また、図4と図6において、表示部5の地図表示画面に地図を表示させた状態で(ステップST11)、削除するランドマークの位置を指定し(ステップST12)、削除ボタンを操作すると、選択されたランドマークに関する情報が半導体メモリ3に格納される付帯情報から削除される(ステップST13)。
【0045】このように、簡単にランドマークを削除でき、以後当該ランドマークを表示しないようにできる。
【0046】なお、地図表示画面に追加したいランドマークを表示し、それを直接半導体メモリ3に書き込むことや、地図表示画面に削除したいランドマークを表示し、それを直接半導体メモリ3から削除することも勿論可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、地図データ等の記憶手段として半導体メモリを使用するので、スクロールを高速に行うことができ、ユーザにストレスを感じさせないようにできる。また、半導体メモリは、書き換えが可能であるので、地図データ等の一部変更にも交換することなく、簡単に対応でき、安価に構成できる。
【0048】請求項2、3に記載の発明によれば、サーバや外部記憶媒体からは、新規の部分や変更部分の地図データ等を取得することができるので、常に最新の地図データ等を利用できる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、車両側で独自にランドマークのメンテナンスが行える。地図の表示に際しては、表示域内にあるランドマークを表示できる。
【出願人】 【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
【出願日】 平成11年10月12日(1999.10.12)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【公開番号】 特開2001−108451(P2001−108451A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願平11−290044