| 【発明の名称】 |
ナビゲーションシステムを使って計算された経路のプレビューを提供する方法及びシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】マシュー フリーデリック
【氏名】ウィリアム マックドナー
【氏名】リチャード アシュビー
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| 【要約】 |
【課題】目的地までの推奨経路を決定するために地理的データベースを使用し、推奨経路をたどるための詳細な操縦案内を提供する。
【解決手段】推奨経路を決定する時にナビゲーションシステムが使用する地理的データベースの部分は、それにより表されている道路名称の実際のテキストを含むデータベースの別の部分に対するリファレンスを含んでいる。ナビゲーションシステムは推奨経路を決定するために地理的データベースのデータを使用するので、推奨経路内の道路を表すデータは道路名称の実際のテキストを含む地理的データベースの他の部分に対するリファレンスと共に記憶される。推奨経路が決定されると、プレビュー機能は推奨経路内の道路を表すデータを評価し、経路プレビューデータ構成のリストを提供し、その中に道路名称の実際のテキストを含む地理的データベースの部分に対するリファレンスを含む。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第一タイプのデータエンティティと、第二タイプのデータエンティティとを備え、各ナビゲーション可能道路区分が、少なくとも一つの独立した前記第一タイプのデータエンティティによって表され、前記第一タイプの各データエンティティが、前記第一タイプの各データエンティティが表す前記道路区分のナビゲーション可能属性を含み、更に前記第一タイプのデータエンティティが表す道路区分の各道路の名称は、前記第二タイプのデータエンティティにより表され、前記第一タイプのデータエンティティは、前記第二タイプのデータエンティティからは独立しているが、地理的データベース内に共に配置され、更に、前記第一タイプの各データエンティティが、前記第一タイプのデータエンティティが表す道路区分の名称を含む前記第二タイプのデータエンティティへのリファレンスを含むことを特徴とする地理的範囲内に位置するナビゲーション可能道路区分を表すための地理的データベースの構成。 【請求項2】 前記第一タイプの各データエンティティ内のリファレンスが照会する前記第二タイプのデータエンティティが、前記第一タイプのデータエンティティにより表される道路区分を照会する名称を、前記第一タイプのデータエンティティが表す道路区分沿いに配置された道路標識により表すことを特徴とする請求項1に記載の構成。 【請求項3】 前記第一タイプのデータエンティティが、前記地理的データベース内に空間的に編成されることを特徴とする請求項1に記載の構成。 【請求項4】 前記第二タイプのデータエンティティが、前記地理的データベース内にアルファベット順に編成されることを特徴とする請求項1に記載の構成。 【請求項5】 前記第一タイプのデータエンティティが、前記地理的データベース内に空間的に編成されることを特徴とする請求項4に記載の構成。 【請求項6】 前記地理的データベースが、第三タイプのデータエンティティを更に備え、各ナビゲーション可能道路区分が少なくとも一つの前記第三タイプの独立したデータエンティティにより表され、前記第三タイプの各データエンティティが、表されている道路区分に関する説明的属性を更に含んでいることを特徴とする請求項1に記載の構成。 【請求項7】 前記データベース構成が、コンピューターで読み取り可能な物理的記憶媒体上に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の構成。 【請求項8】 ハードウェア構成要素及びソフトエェア構成要素を含み、コンピューターで読み取り可能な媒体上に記憶された地理的データベースを使うナビゲーションシステム内における、出発地と目的地との間の推奨経路を表すデータ出力が、経路指定データを含む地理的データベースの第一部分を使って決定できるような経路計算機能と、前記推奨経路をたどるための詳細な操縦指示が、操縦データを含む地理的データベースの第二部分を使ってナビゲーションシステムのユーザーに一度に一つづつ提供されるような経路案内機能と、前記推奨経路を表すデータ出力を得る第一ルーチンと、経路プレビューイベントが示されているか否かを決定するために前記推奨経路を表すデータ出力の中のエントリーを評価する第二ルーチンと、各エントリーに関連する推奨経路内の道路のよく知られた名称に対するリファレンスを含むようなデータを前記経路プレビューイベントが示されている推奨経路を表すデータ出力の中に記憶する第三ルーチンとを含み、前記詳細な操縦指示の前に推奨経路の概要がユーザーに提供されるような経路プレビュー機能とから成ることを特徴とするコンビネーション。 【請求項9】 地理的データベースが第一タイプのデータエンティティと第二タイプのデータエンティティとを含み、各ナビゲーション可能道路区分が少なくとも一つの独立した前記第一タイプのデータエンティティにより表され、前記第一タイプの各データエンティティが前記第一タイプの各データエンティティによって表されているナビゲーション可能道路区分属性を含み、更に前記第一タイプのデータエンティティにより表される道路区分の各名称が前記第二タイプのデータエンティティにより表され、前記第一タイプのデータエンティティは、前記第二タイプのデータエンティティから独立してはいるが、地理的データベース内に共に配置されているような、地理的範囲内に位置するナビゲーション可能道路区分を表すデータを含む地理的データベース内において、或る名称で知られる道路区分を表す前記第一タイプの各データエンティティ内に、表された道路区分の周知されている名称に関する前記第一タイプのデータエンティティ内に含まれた表示を含んでいることを特徴とするデータベース。 【請求項10】 前記表示が、前記第二タイプのデータエンティティ内の一つのデータエンティティに対するリファレンスであることを特徴とする請求項9に記載のデータベース。 【請求項11】 前記第一タイプのデータエンティティ内の前記リファレンスが照会する前記第二タイプのデータ記録は、前記第一タイプのデータエンティティにより表される道路区分を照会する名称を、表されている道路区分が一部分である道路沿いに配置された道路標識により表すことを特徴とする請求項10に記載のデータベース。 【請求項12】 前記第二タイプのデータエンティティが、前記地理的データベース内にアルファベット順で編成されることを特徴とする請求項9に記載のデータベース。 【請求項13】 前記第一タイプのデータエンティティが、前記地理的データベース内に空間的に編成されることを特徴とする請求項12に記載のデータベース。 【請求項14】 前記地理的データベースが、第三タイプのデータエンティティを更に備え、各ナビゲーション可能道路区分が少なくとも一つの独立した前記第三タイプのデータエンティティにより表され、前記第三タイプの各データエンティティが、前記表されている道路区分に関係する操縦指示を提供するために使われる属性を含むことを特徴とする請求項9に記載のデータベース。 【請求項15】 データベース構成がコンピューターで読み取り可能な物理的記憶媒体上に記憶されることを特徴とする請求項9に記載のデータベース。 【請求項16】 第一リスト内のデータエンティティが出発地と目的地の間の合法的な連続する経路を形成する道路区分を表し、地理的データベースからのデータエンティティの第一リストにより表される前記出発地と前記目的地との間の推奨経路を、前記地理的データベースを使って計算する段階と、前記推奨経路の計算中に、前記第一リスト内で表された各道路区分の周知されている名称の表示を記憶する段階とから成ることを特徴とするナビゲーションアプリケーションにより計算される経路の経路プレビューを提供する方法【請求項17】 前記ナビゲーションアプリケーションのユーザーに前記推奨経路のプレビューを提供する段階を更に含み、前記プレビューが、前記推奨経路内の道路の周知されている名称を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。 【請求項18】 前記表示が、地理的特徴の名称を含んでいる地理的データベースの一部分に対するリファレンスであることを特徴とする請求項16に記載の方法。 【請求項19】 前記推奨経路に含まれる各道路を表すデータを含むリストを、ある関数に提供する段階と、前記推奨経路に含まれる各道路を表すデータを評価する段階と、前記推奨経路内の道路の周知されている名称の表示を含むような経路プレビューデータ構成を前記評価する段階に基づいて形成する段階と、推奨経路のプレビューをナビゲーションアプリケーションのユーザーに提供するために前記経路プレビューデータ構成を使う段階とを更に含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。 【請求項20】 前記経路プレビューデータ構成を使って推奨経路のプレビューをユーザーに提供する前に、前記経路プレビューデータ構成に含まれる各表示と関連する道路の名称を前記地理的データベースから得る段階を更に含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。 【請求項21】 前記経路プレビューデータ構成に含まれる各表示と関連する道路の名称を前記地理的データベースから得る段階の前に、前記表示を再順序付けする段階を更に含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。 【請求項22】 前記再順序付けする段階では、表示を媒体順に配列することを特徴とする請求項21に記載の方法。 【請求項23】 前記再順序付けする段階では、表示を番号順に配列することを特徴とする請求項21に記載の方法。 【請求項24】 前記再順序付けする段階では、名称がアルファベット順で得られるように、表示を配列することを特徴とする請求項21に記載の方法。 【請求項25】 前記経路プレビューデータ構成に含まれた各表示と関連する道路の名称を得る段階が、再順序付けする段階により形成された順序に従って実行されることを特徴とする請求項20に記載の方法。 【請求項26】 ハードウェア構成要素とソフトウェアの構成要素を含み、コンピューターで読み取り可能な媒体上に記憶される地理的データベースを使うナビゲーションシステムのための操作方法において、経路指定データを含む出力により表される出発地と目的地の間の推奨経路を決定するために前記経路指定データを含む地理的データベースの第一部分を使う段階と、ナビゲーションシステムのユーザーに前記推奨経路をたどるための詳細な操縦指示を一度に一つづつ提供するために操縦データを含む地理的データベースの第二部分を使う段階と、前記操縦指示を提供する前に、プレビューのエントリーを決定するために前記推奨経路を表すデータを評価する段階、及び前記推奨経路を表す前記データ内に含まれ経路指定データが表す道路の名称を含む地理的データベースの第三部分に対するリファレンスを前記第一部分に記憶する段階とにより形成された前記推奨経路のプレビューをユーザーに提供する段階とから成ることを特徴とする方法。 【請求項27】 前記評価する段階が、前記推奨経路に名称の変更が生じた場合、名称の変更を記載するプレビュー用のエントリーを形成する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。 【請求項28】 前記評価する段階が、前記推奨経路内に管理されたアクセス道路が入っている場合、管理されたアクセス道路が入っていることを示すプレビュー用のエントリーを形成する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。 【請求項29】 前記評価する段階が、前記推奨経路内に迂回路が入っている場合、迂回路が入っていることを示すプレビュー用のエントリーを形成する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、道路を走行する車両用のナビゲーションシステムによって計算された経路のプレビューを提供することに関する。 【0002】 【従来の技術】ナビゲーションシステムは、道路を走行する車両(乗用車、トラック、バスなど)に利用されている。このような車載ナビゲーションシステムは、エンドユーザー(例えばナビゲーションシステムを搭載した車両の運転者及び/又は同乗者)にナビゲーション関する様々な役立つ特徴を提供する。例えば、ナビゲーションシステムの中には、地理的範囲内の指定区域間の道路によって最適の走行経路を決定できるものがある。ナビゲーションシステムのプログラミングは、エンドユーザーからの入力と自分の物理的位置を決定できる装置(GPSシステムのような)からの随意的な入力を使い、二つの地点間の様々な経路を調べ地理的範囲内の出発地から目的地まで走行するための最適経路を決定する。ナビゲーションシステムは次に、最適経路に関する情報をエンドユーザーに、出発地から目的地までエンドユーザーが走行する際に必要な運転操縦を確認するのに役立つ形で提供する。この指示は、エンドユーザーが走行する道路に沿って視覚的及び/又は聴覚的な形式で提供される。ナビゲーションシステムによっては、ナビゲーションシステムのハードウェアの一部であるコンピューターディスプレイ上に、目的地までの経路を強調した詳細な地図、経路に沿った様々な地点で必要な操縦のタイプ、一定のタイプの特徴に関する位置等を示すことができる。 【0003】こうしたタイプの特徴を提供するために、ナビゲーションシステムは地理的データを使用する。地理的データは、ある地理的範囲内の物理的特徴を表すデータを含む一つ又はそれ以上のデータベースの形態をしている。地理的データベースは、ある地理的範囲内の道路と交差点を表すデータを含んでおり、交差点でのUターン禁止、道路での速度制限、様々な道路の名称、道路に沿った住所範囲のような、表された道路と交差点に関係する情報も含んでいる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ナビゲーションシステムは多くの重要な特徴を提供するが、依然として改良の余地がある。改良の余地のある一つの領域は、経路プレビューに関する特徴を提供することに関係している。経路プレビューの特徴は、計算された経路のプレビューをエンドユーザーに提供することである。プレビューは、計算された経路に関する概略又は概要から構成される。この概略又は概要には、限られた量の他の情報と共に、計算された経路内の道路名称が含まれている。経路プレビューは表示することはできるが、テキスト又は図形の形でエンドユーザーに提供することができる。経路プレビューは、経路走行に関する詳細な操縦指示を含んでいない。 【0005】経路プレビューは、ナビゲーションシステムが経路を計算した直後で、エンドユーザーが経路に沿ってあまり遠くまで走行しないうちに、エンドユーザーに提示される。計算された経路のプレビューにより、エンドユーザーは経路走行を始める前に経路を一般的に知る機会が与えられる。ナビゲーションシステムの中には、経路プレビューを提示する際、エンドユーザーに計算された経路を拒否したり又は計算された経路を修正する機会を与えるものがある。例えば、エンドユーザーは、計算された経路の中で、交通量が多かったり、構造的に流れが悪かったりしているのが分かっている道路を避けたいと考える。エンドユーザーは経路プレビューの情報に基づいて、ナビゲーションシステムが代替の経路を計算するように要求することができる。エンドユーザーが代替経路を要求しない場合でも、エンドユーザーは、計算された経路を走行する前に計算された経路内の道路を知ることになれば、より好都合であろう。従って、経路に沿って走行する前に計算された経路プレビューをエンドユーザーに提供することは有益で望ましい機能である。 【0006】経路プレビューは望ましい機能ではあるが、ナビゲーションシステムによってはこの機能を提供することが困難である。ナビゲーションシステムの中には、比較的制限されたメモリ、比較的遅いI/O、比較的遅いプロセッサのように計算リソースの比較的限定されているものがある。 【0007】ナビゲーションシステムに経路プレビューを提供する一つの方法は、ナビゲーションシステムの経路案内機能が生成した操縦指示から、道路名称又は他の詳細情報を抽出することである。上記のように、幾つかのナビゲーションシステムは経路案内機能を含んでおり、この経路案内機能は、出発地から目的地までの計算された経路に沿って走行するために必要な操縦を確認する視覚的及び/又は聴覚的な操縦指示をエンドユーザーに提供する。経路案内機能が生成する操縦指示は非常に細かくすることもできるが、そうした操縦指示を生成し提供するためにはナビゲーションシステムは相応の計算リソースを必要とする。しかし、経路を走行する場合、操縦指示は一度に一つずつ提供される。従って、操縦指示を生成して提供するには比較的長い時間を利用できるので、計算リソースが並みのナビゲーションシステムでも、内容が豊富で詳しい操縦指示をエンドユーザーに提供することができる。 【0008】この態様の経路ガイダンス機能の場合、計算された経路のプレビューを提供するために経路ガイダンス機能が生成した操縦指示からデータを用いることが困難になることがある。経路プレビューに必要なデータ(すなわち、道路名称と恐らくは他の可能な情報)は経路ガイダンス機能が生成した比較的複雑な操縦指示の中に埋没しているので、操縦指示を生成して経路プレビューに必要な情報を操縦指示から取り出すには、相応の計算リソースが必要となる。ナビゲーションシステムの計算リソースが比較的限定されている場合、こうした方法で経路プレビューの機能を提供するには、比較的長い時間を要する。経路プレビュー機能の目的は、経路走行を始める前に計算された経路を受け入れるべきか否かをエンドユーザーが評価できるようにすることなので、リソースの限定されたナビゲーションシステムであっても、経路プレビューの機能を比較的速く作動させることが重要である。従って、リソースの限定されたナビゲーションシステムであっても速く作動する経路プレビュー機能を提供することが必要である。車載ナビゲーションシステムの中には、例えば大きな記憶容量と高速のI/Oのような大型の計算リソースを有しているものもある。このようなタイプの車載ナビゲーションシステムのユーザーは、計算された経路のプレビューを素早く生成できるという改良点を得ることができる。 【0009】ナビゲーションシステムに関連する情報及び特徴は、車載ナビゲーションシステム以外に、計算プラットフォームに提供することができる。ナビゲーションシステム関連の機能を提供するナビゲーションアプリケーションプログラムは、様々な種類のコンピューターハードウェアのプラットフォーム上で、又、様々な種類のコンピューターアーキテクチャで利用できる。例えば、ナビゲーションアプリケーションプログラムは、デスクトップコンピューター及びノート型コンピューターを含むパーソナルコンピューター上に提供される。ナビゲーションアプリケーションプログラムは、無線ネットワーク及びインターネットを含むネットワークのような分散処理システム上にも提供される。ナビゲーションアプリケーションプログラムは、パーソナルデジタル用具、電話、ポケットベル(登録商標)、パームパイロット型装置等のような手に持つタイプのコンピューター装置にも含めることができる。更に、ナビゲーションアプリケーションプログラムは、パーソナルナビゲーションシステムのような特定の目的の電子装置に含めることができる。これらのタイプのプラットフォーム及びシステムにインストールされているナビゲーションアプリケーションプログラムのユーザーは、計算された経路のプレビューが素早く生成されるという改良点も得ることもできる。従って、ナビゲーションシステム又はナビゲーションアプリケーションプログラムを経路プレビュー機能に提供するが必要である。また、リソースが比較的制限されたコンピューターのプラットフォーム上でも素早く作動する経路プレビュー機能を提供する必要がある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、これら及び他の目的に取り組むために、ナビゲーションシステムに含まれるプレビュー機能を備えている。ナビゲーションシステムは、地理的データベースを用いて目的地までの推奨経路を決定し、計算された推奨経路をたどるための詳しい操縦指示を提供する。プレビュー機能は、推奨経路をたどるための詳しい操縦指示を提供する前に、推奨経路の概要を提供する。プレビュー機能はナビゲーションシステムのプログラミングに含まれている。プレビュー機能は、地理的データベースに組み込まれている特徴を用いるが、ナビゲーションシステムが推奨経路の決定時に使用する地理的データベースの部分は、表されている道路名称の実際のテキストを含む地理的データベースの別の部分に対するリファレンスを含んでいる。ナビゲーションシステムが推奨経路を決定するために地理的データベースを使うので、推奨経路内の道路を表すデータは、道路名称の実際のテキストを含む地理的データベースの他の部分に対するリファレンスを含めて、記憶される。推奨経路が決定されると、プレビュー機能は推奨経路内の道路を表すデータを評価し、経路プレビューデータ構成のリストを提供する。経路プレビューデータ構成のリストは、道路名称の実際のテキストを含む地理的データベースの一部に対するリファレンスを含んでいる。経路プレビューデータ構成のリストは、推奨経路の概要を含むプレビューをナビゲーションシステムのユーザーに提供するのに使われる。ユーザーに提供されるプレビューには、推奨経路内の道路名称を入れておくことができる。この道路名称は経路プレビューデータ構成のリストに含まれているリファレンスを用いて、地理的データベースから入手するができる。道路名称を得る場合、リファレンスを再順序付けすることにより、道路名称の実際のテキストへ素早くアクセスできるようになる。計算された経路のプレビューを提供することにより、ユーザーは、経路をたどるための詳しい案内を与えられる前に、経路について知ることになる。 【0011】本開示の都合上「ナビゲーションシステム」とは、車内に搭載されているナビゲーションシステム(即ち、車載ナビゲーションシステム)を意味する。又「ナビゲーションシステム」は、ナビゲーション関連の特徴を提供しパーソナルコンピューター、ネットワーク、携帯形電子装置等にインストールされているアプリケーションを含む地理的データを用いるコンピュータープラットフォーム上にインストールされているあらゆるソフトウェアアプリケーションを意味する。 【0012】 【発明の実施の形態】(I)ナビゲーションシステムの概要図1は、ナビゲーションシステム110のブロック線図である。ナビゲーションシステム110は乗用車又はトラックのような車両111に搭載されるが、代替実施例では、車両の外側に配置することも、又以下に述べるように、他の様々なプラットフォーム又は環境で実行することもできる。ナビゲーションシステム110は、ハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素を組み合わせたものである。一つの実施例ではナビゲーションシステム110はプロセッサ112と、プロセッサ112に接続されたドライブ114と、プログラミング118と他の情報も記憶できる不揮発性メモリ記憶装置116とを含んでいる。プロセッサ112はナビゲーションシステムに使われる何れのタイプのものでもよく、例えば日立のSHI、インテルの80386、インテルの960、モートローラの68020(あるいは同様の又はそれ以上のアドレス空間を有する他のプロセッサ)等のフラットアドレス空間を使う32ビットプロセッサを挙げることができる。上記以外のタイプのプロセッサも、将来開発されるプロセッサを含め差し支えない。 【0013】ナビゲーションシステム110は又、位置決めシステム124を含んでいる。位置決めシステム124は、GPSタイプの技術、推測航法タイプのシステム、これらのシステムを組み合わせたもの、又は他のシステムを利用しており、これらは全て技術的に既知である。位置決めシステム124は、車両の移動距離、速度、方向等を測定する適当な感知装置125を含んでいる。位置決めシステム124は、技術的に既知の方法でGPS信号を得る適切な技術を含んでいる。位置決めシステム124はプロセッサ112へ出力を提供する。プロセッサ112上で実行されるソフトウェア118は位置決めシステム124からの出力を使い、ナビゲーションシステム110の位置、方向、速度などを決定する。 【0014】ナビゲーションシステム110は、ユーザーインターフェース131も含んでいる。ユーザーインターフェース131は、エンドユーザーが情報をナビゲーションシステムへ入力できるようにするための適当な装置を含んでいる。この入力情報には、ナビゲーションシステムのナビゲーションの機能を使用するための要求が含まれている。例えば入力情報には、所望の目的地への経路に関する要求が含まれている。入力情報には他の種類の情報が含まれていてもよい。情報をナビゲーションシステムへ入力するために使われる装置には、音声認識プログラムのような適当なソフトウェアと並んで、キーパッド、キーボード、マイクロホン等が含まれる。ユーザーインターフェース131は、情報をエンドユーザーに送り返す適当な装置も含んでいる。この装置として、ディスプレイ、スピーカー、又は他の手段を挙げることができる。 【0015】図1と2で、ナビゲーションシステムを作動させるために、プログラミング118は不揮発性メモリ116からプロセッサ112に関係するRAM134へロードされる。プログラミング118は、ナビゲーションシステム110の運行機能と特徴を提供するナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119を含んでいる。ナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119は、様々なナビゲーション特徴と機能を提供するために、地理的データ140を使用するが、位置決めシステム124からの出力と関連させて使用する。ナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119は、これら様々なナビゲーションに関連する特徴と機能を提供する独立したコンポーネントアプリケーション(プログラム、サブプログラム、ルーチン、又はツールとも呼ぶ)を含んでいる。 【0016】図2は、図1のナビゲーションシステム110に含まれるナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119の実施例のための幾つかのコンポーネントアプリケーションを示す。これらのコンポーネントアプリケーションは、ジオコーディング141(位置決めシステム124からの地理的座標を、地理的データ140により表されるデータ表示特徴に関連づけする)と、経路計算142と、経路案内144(所望目的地へ到達するための詳しい方向を提供する)と、地図表示146と、車両位置決め148(車両位置を地理的データ140と関連づけする)と、他の機能152とを含んでいる。他のコンポーネントアプリケーション、プログラム又はツールは、ナビゲーションプログラミング119に含まれている。 【0017】本実施例では、ナビゲーションアプリケーションソフトウェア119は、経路プレビュー機能150を含んでいる。本実施例では、経路プレビュー機能150は、経路案内アプリケーション144の一部分である。経路プレビュー機能150は、車両が経路計算アプリケーション142により計算された経路に沿って走行しているときに詳細な操縦指示と解説を提供する機能151からは独立している。経路プレビュー機能150を、以下に詳しく述べる。代替実施例では、経路プレビュー機能150は、経路案内アプリケーション144から独立したアプリケーションとして提供されていてもよい。 【0018】プログラミング118のコンポーネントアプリケーションは、定められたプログラミングインターフェースを通して同時に機能する。ナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119は地理的データ140に直接アクセスするが、代替的には、インターフェース階層154及びオペレーティングシステム156を通して地理的データ140にアクセスする。インターフェース階層154とオペレーションシステム156は、プログラミング118の一部であってもよく、又は個別に提供されていてもよい(インターフェース階層の一つの実施例は、番号第08/740,298号に記載されており、その開示全体全体を参考までここに援用する)。 【0019】ナビゲーション関連アプリケーションソフトウェア119に加え、プログラミング118はマネージャーアプリケーションソフトウェア155も含んでいる。マネージャーアプリケーションソフトウェア155は、ユーザーインターフェース131及び位置決めシステム124内のハードウェアにインターフェースを提供する。マネージャーアプリケーションソフトウェア155は、ナビゲーションアプリケーション119からのデータ要求を調整してもよい。 【0020】(II)地理地図データベース(A)概要ナビゲーションシステムの速さ及び/又は機能は、システムに用いられる地理的データの記憶保存、配置、及び/又は構成を改良することにより高めることができる。そうした改良により、データを用いるナビゲーションシステムのナビゲーション関連アプリケーションにおいてそれらの機能がデータを使うのを容易にすることができる。データにアクセスしデータを使用するナビゲーション関連アプリケーション119は、地理的データを記憶し、配置し、及び/又は構成する方法に基づいて、地理的データに組み込まれた改良点を活用するルーチンを実行することができる。この組み合わせにより、結果的にナビゲーションシステムの全体的性能を改良できる。 【0021】図2では、地理的データ140は、一つ又はそれ以上のデータベース162に編成され、記憶媒体164に記憶される。記憶媒体164をドライブ114にインストールし、ナビゲーションシステムが地理的データ140を読んで使えるようにする。記憶媒体164は取り外し、取り替えができるようになっており、車両が走行している地理的範囲に関する適当なデータベース162を有する記憶媒体を使うことができる。更に、記憶媒体164は、記憶媒体上の地理的データ140を容易に更新できるように、取り替えることができる。一つの実施例では、地理的データは、イリノイ州、ローズモントのナビゲーションテクノロジー社が提供している。しかし、この明細書に開示する本発明の概念は、特定のデータソースには限定されないということが理解される。 【0022】一つの実施例では、記憶媒体164はCDROMディスクである。代替実施例では、記憶媒体164はPCMCIAカードであってもよく、その場合はドライブ114がPCMCIAスロットに交換されることになろう。将来開発される記憶媒体は勿論、固定ディスク又はハードディスク、DVDディスク、又は他の最新の利用可能な記憶媒体を始めとする様々な記憶媒体を使うことができる。記憶媒体164と地理的データ140は、ナビゲーションシステムが置かれている位置に物理的に必ずしも置かれなくてもよい。代替実施例では、一部又は全部の地理的データ140を記憶する記憶媒体164は、ナビゲーションシステムの他の部分から離れていてもよく、必要に応じて地理的データの一部が通信リンク経由で提供される。 【0023】地理的データベース162は、地理的範囲内の道路網に関する情報を含んでいる。一つの実施例では、地理的データベース162は、節点データと区分データとを含んでいる。これらのデータは物理的な道路網の構成要素を表す。節点データは地理的範囲内にある(道路の交差点及び他の位置のような)物理的位置を表し、区分データは節点データが表す物理的位置の間にある道路の一部を表す。地理的範囲内の各道路区分は、地理的データベース162内の道路区分データエンティティ(すなわち記録)により表される。地理的データベース162内の各道路区分データ記録は、道路区分データ記録により表される道路区分の各端の座標位置を表す二つの節点と関連している。節点データ及び区分データエンティティ内に含まれている情報を、図3,4、6を参照して説明する(用語「節点」と「区分」は、これらの物理的地理的特徴を述べる専門用語で、これらの特徴を述べる他の専門用語も本概念の範囲内に含むことを意図している)。 【0024】図3は、地理的範囲212の地図210を示す。複数の位置214が、地理的範囲212内に示されている。各ロケーション214は地理的範囲212内の場所又は地点を示しており、そこには地理的データベース162内に情報として含まれることが望ましい特徴が配置されている。これらの位置214の各々は固有の物理的位置(緯度、経度、及び随意的に絶対的又は相対的な標高も)を有しているので、これらの各位置214は、二次元(又は三次元)の地理的座標(すなわち緯度、経度、及び随意的に標高も)で個別に特定することができる。位置214は二つ又はそれ以上の道路が出会う交差点、道路の方向が変わる道路区分に沿った地点、速度制限が変わる道路区分に沿った地点、道路が行き止まりになる地点等に対応する。位置214は、ホテル又は市民会館、湖のような自然の特徴の境界線、鉄道線路や船着場に沿った位置のような対象地点の位置に対応する。位置214は、地理的範囲212内に物理的に配置された任意の位置に対応していてもよい。 【0025】図4は、地図210の一部216の拡大図である。図4中の部分216は、地理的範囲212内の道路網220の一部分を示す。道路網220は、他のものと共に地理的範囲212内にある道路と交差点を含んでいる。地図210の図示された部分である図4に示すように、216内の各道路は一つ又はそれ以上の区分222(1)、222(2)、・・222(n)から成る。一つの実施例では、道路区分は道路の一部を示す。図4では、各道路区分222は二つの節点223と関連付けて示され、一方の節点は道路区分の一方の端にある地点を表し、他方の節点は道路区分の他方の端にある地点を示している。道路区分の何れかの端にある節点は、例えば交差点のように道路が他の道路と出会う位置、又は道路が行き止まりになる場所に対応する。 【0026】あるタイプの地理的データベースでは、地理的範囲内に表される各道路区分には少なくとも一つのデータベースエントリー(「エンティティ」又は「記録」とも呼ぶ)がある。道路区分データ記録258を図6に示す。この道路区分データ記録は、節点を二つの節点の地理的位置(例えば緯度と経度座標)及び/又は道路区分と関連させて確認できるようにする情報(「属性」、「フィールド」などのような)と関連していてもよい。道路区分データ記録は更に、道路区分記録で表される一部分の道路での走行速度、道路区分記録で表される一部分の道路で許されている走行方向、道路区分記録で表される一部分の道路の端の交差点に対応する各節点で定められているターンの制限、道路区分記録で表される道路部分の街路住所範囲等を規定する情報に関連していてもよい。道路区分に関連する様々な属性は、単一の道路区分記録に含まれているが、相互参照される二つ以上のタイプの道路区分記録に含まれているのが好ましい。 【0027】地理的範囲212を表す地理的データベースには、地理的範囲内の各節点に関するデータベースエントリー(エンティティ又は記録)があってもよい。節点データ記録260を図6に示す。節点データ記録は節点及び/又は地理的位置(例えば、緯度と経度の座標)と接続する道路区分の特定を可能にする情報(「属性」、「フィールド」等)と関連していてもよい。 【0028】(B)地理的データの独立したサブセット様々なナビゲーション関連機能を実行するために地理的データへのアクセスを高める一つの方法は、地理的データの独立したコレクション又はサブセットを提供し、これをナビゲーション関連アプリケーション(図2の119)によって実行される各々の個別機能が使えるようにすることである。これらの各独立サブセットは、一つ又はそれ以上の特定の機能で使えるように整えられる。例えば、経路計算機能142は通常、道路区分に関連する地理的データベース162内の全情報の一部分だけを使っている。経路計算機能142を実行している場合、道路区分での速度、一つの道路区分から別の道路区分へのターン制限などの情報が必要である。しかし、経路計算機能142は、経路計算に道路名称を必ずしも必要としない。同様に、地図表示機能146を使う場合、速度制限又はターン制限のような道路区分に関する幾つかの情報は必要ではない。替わりに、地図表示機能146を実行する場合、道路の形状と位置と、恐らくは道路名称のような道路区分に関する情報の一部分だけを使っている。更に経路案内機能144を実行している場合でも、速度制限又はターン制限のような道路区分に関する幾つかの情報は必要でない。替わりに、経路案内機能144を実行している場合、道路区分により表される道路名称、道路区分沿いの住所範囲、道路区分沿いの何らかの標識等を含む情報を使っている。様々なナビゲーション機能が使う情報は重複しているが、これらの何れかのナビゲーション機能が使っている幾つかのデータは別の機能では使われていない。各道路区分に関連する全情報が単一データベース内の単一データエントリーとして関連する場合、各データエンティティ記録はかなり大量になるであろう。こうなると、ナビゲーション機能119の何れかの機能がエンティティ記録にアクセスする度に、メモリ内の大量の情報を読まなければならないであろうが、この情報の多くはナビゲーション機能には必要ないものであろう。更に、記憶媒体164からデータエンティティを読む場合、各データエンティティはかなり大きいので、一度に読み出せるデータエンティティはかなり少ない。 【0029】地理的データベース162内の情報を各ナビゲーション機能がより効率的なフォーマットで使用できる形として提供するために、所定の地理的範囲用に地理的データベース162全体を分割したサブセットを、タイプの異なる各ナビゲーション機能119に提供する。 【0030】図5は、地理的データベース162の線図である。地理的データベース162は個別のセットから構成され、この独立したセットは経路データと、地図作成データ238(地図表示用)と、操縦データ240(経路案内用)と、対象地点データ242(ホテル、レストラン、美術館、スタジアム、空港のような特定の対象地点を確認する)と、合流点データ244(交差点名を確認する)と、ナビゲーション特徴名称データ246(実際の道路名称と他の地理的特徴を確認する)と、郵便番号データ248と、場所データ250(地方自治体、州、郡等を確認する)とから成る。地理的データベース162は他のタイプのデータ252に関するデータサブセットを含んでいてもよい。 【0031】各データサブセットは、特定のナビゲーション機能が使うのに必要なデータだけを含んでいる。従って、経路データはナビゲーションに関連するデータ属性を含んでいる。地図作成データは地図表示に関連するデータ属性を含んでいる。操縦データは道路の解説に関連するデータ属性(例えば経路案内)を含んでいる。こうした各サブセットの間ではデータが幾分か重なり合うこともあり、データの一部分が結果的に二つ以上のサブセットに含まれることがある。例えば、経路データサブセット236内の道路区分データエンティティと、地図作成データサブセット238内の道路区分データエンティティは、区分の端に位置する節点を識別する属性を含んでいる。このような重複のため結果的に全体のデータ記憶要件は大きくなるが、結果的に各ナビゲーション機能はより少量のデータを扱うので効率が良くなる。 【0032】各ナビゲーション機能に個別の地理的データサブセットを提供する際には、これらの各ナビゲーション機能の使い方が予期通りに他の機能と関連することを考慮している。例えば、エンドユーザーは、まず現在位置を見て、次に目的地を入力し、目的地に向けてどう出発するかという指示を受け、経路の最初の部分を示す地図を観察し、更に指示を受け、経路の次の部分を表示することを望む。このようなタイプの使用が予想されるので、データをサブセットへ分割することにより、各個別機能を使う際にデータを有効に利用できる。 【0033】地理的データをサブセットに分割することにより、種々のナビゲーション機能の各々はデータを効果的に利用できるが、これらの異なるデータベースサブセットを使う種々のナビゲーション関連機能は共同で機能しなければならない。例えば上記の例では、計算した経路をエンドユーザーが入手した後に、計算された経路を強調表示した状態の地図をユーザーインターフェースのディスプレイ上に表示するのが望ましい。これを実現するには、まず地理的データの経路指定サブセット236にアクセスし、最適経路に関する経路指定道路区分データエンティティを取得し、次に地理的データの地図作成サブセット238にアクセスし、経路指定データエンティティに対応する地図作成道路区分データエンティティを取得する。これらのデータサブセットを一緒に機能させるために、相互参照、サーチツリー又は他のデータ検索技術を提供する索引が含まれている。索引は、データの何れかのサブセットの中又は外に置くことができる。図5は外部索引254を示す。索引をつけたデータをデータ外に記憶することにより、索引はロードできるようになり、様々なサブセットのデータ中でどのデータを次にロードしなければならないかを決定するのに使えるという利点が得られる。 【0034】図6は、図5の経路指定データ236内に含まれている二種類のデータ記録を示す。図6は、経路指定データ記録(又はエンティティ)258と、二つの節点データ記録(又はエンティティ)260(1)及び260(2)の構成要素を示す。道路区分記録258は、地理的データベース162内でデータ記録を確認するための区分ID258(1)を含んでいる。道路区分データ記録258は、表された道路区分上での車両走行方向に関して、制約が課されているなら、この制約を示すデータ258(2)を含んでいてもよい。道路区分データ記録258は、速度の範囲(すなわち、表された道路区分上で許される走行車両の速度)を示すデータ258(3)を含んでいる。道路区分データ記録258は、表された道路区分が管理されたアクセス道路(高速道路)の一部であるの否か、管理されたアクセス道路へのランプの一部であるの否かなどを示すデータ258(4)を含んでいる。道路区分データ記録258は表された道路区分の等級を示すデータ258(5)を含んでいる。(道路区分の等級は機能クラスに対応する。例えば等級「4」の道路区分は、高速道路やフリーウェイのような交通量の多い管理されたアクセス道路を含んでいる。等級「3」の道路区分はあまり速度変化がなく交通量の多い道路であるが、必ずしも管理されたアクセス道路ではない。等級の低い道路は交通量が相応に少ないことを示し、一般的に速度の変化が多いか、又は速度が遅いことを示す。等級「0」の道路区分は交通量が最も少ないことを示す。例えば、これはわき道、路地等である。) 【0035】道路区分データ記録258は、表されている道路区分に名称があるとすれば、その一つ又は複数の名称を示すデータを含んでいる。一つの実施例で、道路区分データ記録258は、ナビゲーション可能特徴名称データサブセット246内に含まれる一つ又はそれ以上の対応するデータ記録に対する一つ又はそれ以上のリファレンス258(6)を含んでいる。道路は二つ以上の名称で知られていてもよい。地理的データベース162は、各道路に関して分かっている全道路名称を、ナビゲーション可能特徴名称データサブセット246内に含んでいてもよい。これにより、エンドユーザーは、分かっている道路名称を所望の目的地として指定できるようになる。しかし本実施例では、道路について知られている全名称は、道路区分データ記録258によって必ずしも照会されない。替わりに、経路案内データ区分記録258内の一つ又はそれ以上のリファレンス258(6)は、道路区分を照会する道路標識に使われている名称だけを指す。特に本実施例では、道路区分データ記録258内のリファレンス258(6)は、ナビゲーション可能特徴名称データ246内の記録を指すか又はさもなければ確認する一つ又はそれ以上のID関連を含んでいるが、このナビゲーション可能特徴名称データ246は表された道路区分を照会する名称を、表示された道路区分沿いの何れかの標識よる名称で含んでいる。道路標識上の名称が使われるのは、これらの名称が道路を知る上で最もよく知られている名称だからである。更に道路標識上の名称が使われるのはドライバーが運転中に遭遇するであろう名称だからである。(道路区分データエンティティ258により表される道路区分が名称を持たない場合、ナビゲーション特徴データ246内の記録にリファレンスは存在しない。) 【0036】道路区分データ記録258は、道路区分エンドポイントの地理的座標(例えば緯度と経度)を提供するデータ記録258(7)も含んでいる。一つの実施例では、データ258(7)は、表された道路区分エンドポイントに対応する節点を示す節点データ記録260(1)及び(2)に対するリファレンスである。有効な継承区分があるとすれば、それを道路区分のエンドポイントにおいて示すデータ258(7)(1)(2)及びデータ258(7)(2)(2)は、道路区分データ記録258と関連し、無効な継承区分があるとすれば、それを道路区分のエンドポイントにおいて示すデータ258(7)(1)(2)及びデータ258(7)(2)(2)は、道路区分データ記録258と関連している。正当な継承区分とは、他の節点に接続している区分であり、車両は当該節点を越えて他の区分へ向かって走行でき、無効な継承区分とは他の節点に接続している区分であり、車両は当該節点を越えて他の区分へ向かって走行できない。 【0037】道路区分データ記録258は、区分が特定の解説と関連しているか否かを示すデータ258(9)と、区分が迂回部分の一部分であるか否かを示すデータ258(10)と、区分が船着場の一部分であるか否かを示すデータ258(11)と、区分が特別な交通状況であるか否かを示すデータ258(12)と、区分が高速道路のインターチェンジの一部分であるか否かを示すデータ258(13)と、表された道路区分がある行政区を示すデータ258(14)と、区分に車両規制(例えばトラック乗り入れ禁止、タクシー乗り入れ禁止など)があるか否かを示すデータ258(15)とを含んでいる。 【0038】道路区分データ記録258は、表示された道路区分の様々な他の属性を含むか又は照会する他のデータ258(8)を含んでいても又は関連していてもよい。道路区分に関連する様々な属性は、一つの道路区分記録に含まれていても、又は相互参照される二つ以上のタイプの記録に含まれていてもよい。 【0039】図7は、図5に示されているナビゲーション特徴データ246内に含まれる一つのナビゲーション特徴名称データ記録262の構成要素を示す。ナビゲーション特徴名称記録262の第一データ構成要素は、ナビゲーション特徴名称ID262(1)である。ナビゲーション特徴名称ID262(1)は、地理的データベース162内のナビゲーション特徴名称記録262に関連する固有の番号である。ナビゲーション特徴名称ID262(1)は、ナビゲーション特徴名称記録262が表す特徴名称を含むデータ構成要素262(2)も含んでいる。道路標識属性258(6)上の名称で参照されるナビゲーション特徴名称記録262の場合、このデータ構成要素262(2)は、表示された道路区分を照会する名称を、表示された道路区分沿いの何れかの道路標識による名称で含んでいる。例えば、表されている道路区分沿いの道路標識上の名前が「HIGGINS」である場合、この名称の付いた交差点を示す経路指定区分データ記録258内の道路標識リファレンス258(6)上で名称によって照会されるナビゲーション特徴名称記録262のデータ構成要素262(2)は、テキスト「HIGGINS」を含んでいる。 【0040】ナビゲーション特徴名称記録262の別のデータ構成要素262(3)は(ネームフィールド262(2)に含まれている)名称が照会するタイプの特徴を示している。ナビゲーション特徴名称記録262が道路名称を照会する場合、このデータ構成要素262(3)は、ナビゲーション特徴名称記録262が「道路」の名称を表していることを示す。ナビゲーション特徴名称記録262は交差点、港のような他の種類の名称がついている特徴を表すのにも用いられる。(表された特徴の名称を得るために、他の種類の特徴を示すデータ記録は、ナビゲーション特徴名称記録を照会してもよい。)各ナビゲーション特徴名称記録262は、他のデータ構成要素262(4)を含んでいてもよい。 【0041】(C)地理的データの階層化地理的データの利用を向上させるために地理的データを編成する別の方法は、階層状のデータを提供することである。地図表示機能146及び経路計算機能142のような幾つかのナビゲーション機能は、詳細レベルが様々なデータを用いることができる。例えば、地図表示機能146を使う場合、時によってはパニング及びズーミングを提供することが望ましい。地図表示データ236が、低い階層ではより詳しく高い階層ではあまり詳しくなく階層状に編成されている場合、ズーミングを効率的に行うことができる。同様に、経路計算機能142を用いる場合、詳しさのレベルが様々なデータを用いるのが有利である。例えば、二つの位置の間での経路を計算する場合、派生街路及び横道を含めて、経路沿いの各交差点から分岐する可能性がある全道路区分を調べることは、効率が悪いことになろう。そうではなく、経路がひとたび主幹道路又は高速道路「上に」乗ったならば、目的地に近づき派生道路へ出なければならなくなるまで、主幹道路又は高速道路を走るほうが一般には望ましい。経路指定データ236を階層化すると、派生道路を省略した高い階層を使うことができ、経路を計算する際に調査対象となる道路区分の数を最小にできることがある。従って、幾つかのサブセットタイプのデータでは地理的データを、個別の階層に対応する独立コレクション又はグループの形で提供する。 【0042】上記のように、階層化は道路区分の等級を使って行える。道路区分を表す道路区分エンティティが含まれている最も高いデータ階層を特定するために、道路区分の等級を使うことができる。例えば図8を参照すると、経路指定タイプのデータ236は、R0、R1、R2、R3及びR4のデータから成る五つの個別の階層を含んでおり、各階層が、異なるレベルの詳しさを有する経路指定データの独立したコレクションから成っており、これらは経路計算機能142で使われている。地理的データベースの経路指定データ236では、階層0(R0)は、等級が「0」又はそれ以上の道路区分データエンティティを含んでいる。従って、階層0は、地理的範囲内の全道路の全ての部分に対応する道路区分データエンティティを含んでいる。経路指定データ236の階層1は経路指定データの独立したサブセット(又はコレクション)から成り、等級が「1」又はそれ以上の経路指定区分データエンティティ(及び前記エンティティに対応する経路指定データ属性の一部又は全て)だけを含んでいる。経路指定データ階層2は経路指定データの独立したサブセットから成り、等級が「2」又はそれ以上の経路指定区分データエンティティ(及び前記エンティティに対応する経路指定データ属性の一部又は全て)を含み、以下階層3,4についても同じである。最高階層(階層n)は、n等級の記録だけを含んでいる。本実施例ではnは4であるが、他の実施例で、nは0よりも大きい何れの数であってもよい。階層が高いほど、記録は少なくなるが、その記録は走行が一般に速く行われる道路を示している。 【0043】同様に、他のタイプのデータが独立した階層のデータを含み、各階層が異なるレベルの詳しさを有していてもよい。例えば、地図表示機能146で用いられる地図作成データタイプ238は多数の階層の形で提供される。地図表示機能146は、地図作成データ236の様々な階層を使って、素早いパニング及びズーミングを提供できる。複数のデータを階層に編成すると、データを幾らか重複させる結果となる。例えば、図8の実施例では、等級が「4」の道路区分を示す経路指定記録は、経路指定データの五つの独立階層に含まれている。しかし、階層化により効率が向上し、不利な点は相殺される。上記の独立タイプのデータを使う場合、これらの階層を同時に機能させることが必要となる。この目的のために索引を提供する。図8は索引270を示している。内部索引270は様々なタイプのデータに含まれている。外部索引をこの目的のために使ってもよい。 【0044】(D)空間的な編成と地理的データへのアクセスデータをサブセット又はタイプに編成することは、ナビゲーション関連アプリケーション119内の各機能によって更に管理し易いサイズの独立したデータコレクションを提供することになる。幾つかのサブセットタイプでは、空間的に容易にアクセスできるように、データを更に編成することができる。 【0045】図2に示すナビゲーション関連アプリケーション119中の幾つかのナビゲーション機能は、空間的に地理的データにアクセスし、又は地理的データを空間的に使用する。これを行うための一つの方法は、ナビゲーションアプリケーション機能が、地理的範囲内のデータエンティティによって表される地理的特徴の物理的位置に基づいて、地理的データベース162内のデータエンティを使用することである。例えば、ある機能は、所定のデータエンティティによって表される道路区分と接続している全道路区分を表すデータエンティティを見つけなければならない。空間アクセスを行う別の方法は、ナビゲーション関連アプリケーション内の機能が、地理的範囲内又は地理的範囲の定義された領域内のある位置の近くにある特徴を示す幾つか又はすべてのデータ記録を検索しなければならない時の方法である。 【0046】図5では、地理的データの幾つかのサブセットが空間的に編成され、他のデータのサブセットは空間的以外の方法で編成される。空間的に編成されたデータの配列は、地理的に近くにある特徴を示すデータがデータベース162内で及び/又は媒体164上に理論的に及び/又は物理的に近くなるようになされる。幾つかのナビゲーションアプリケーション機能では、各データを空間的に編成することにより、密接に関連する地理的データを媒体からより速く読み出すことと、関連地理的データをメモリにロードすることとが可能になる。この種の編成により、記憶媒体164へのアクセスが最短となり、これらのナビゲーション機能の作動が速くなる。 【0047】空間的に編成された地理的データ140のサブセットは、経路計算データ236と地図作成データ(地図表示)238とを含んでいる。他の種類のデータも空間的に編成できる。種々の方法で空間的編成をデータに適用することができる。例えば、空間的編成は各データ記録に又は複数のデータ記録を分類することに適用することができる(例えば、以下に述べるようなデータのパーセル化)。幾つかのデータサブセットは、空間的以外の方法で編成されアクセスされる。例えば、幾つかのデータサブセットは、アルファベット順で編成され、あるいは市、州、国等を単位として編成される。非空間的に編成されたデータとしては、合流点データ244、ナビゲーション特徴名称データ246、対象地点データ242、郵便番号データ248、場所データ250を挙げることができる。他のタイプのデータも非空間的に編成してもよい。 【0048】(E)地理的データのパーセル化地理的データを使う場合に、幾つかの要素はナビゲーションアプリケーションプログラムの作動と性能に影響を与える。合理的な高レベルの機能を提供するため、かなり大きなデータベースが提供される。CDROMディスク、DVDディスク、PCMCIAカードのような記憶媒体は、適当な機能性を提供するのに十分な規模と複雑さを有するデータベースを扱うことができる。しかし、これらのタイプの媒体へのアクセスはかなり遅い。ナビゲーションシステムは車載されるか又は携帯されるので、ナビゲーションシステムのハードウェアリソースは制限されている。車載又は携帯ユニットであるナビゲーションシステムは、メモリリソースが限られ、媒体へのアクセス速度もかなり遅い。ナビゲーションアプリケーションが大容量のメモリとハードウェアリソースを有するプラットフォーム上に備えられる場合でも、規模は違うが、同様のことが考えられる。 【0049】ナビゲーションシステムのメモリリソースが限定されているため、所定の地理的範囲全体の全データ記録をナビゲーションシステムのメモリに一度にロードできないとすれば、必要な機能を実行するのに必要なデータだけをメモリにロードすることが望ましい。これを実現するため、地理的データベース162内のデータをパーセル状に編成する。一つのパーセルデータを、媒体への一回のアクセスで得られるデータ記録を含むように整える。これは、他の要素にも関係するが、一回のディスクアクセスでアクセスし得るデータ量に関係する。CDROMディスクのような幾つかのタイプの媒体では、一つのパーセルを16キロバイトのデータ量となるように整える。(他のサイズとして、1K、2K、4K、8K、32K等を挙げることができる)。 【0050】図9に示すように、各パーセル320内のデータが論理的及び/又は物理的に一緒に分類されるように、データパーセル320を記憶しデータベース162を形成する。あるパーセルデータへのアクセスが行われると、そのデータ記録全てが媒体からナビゲーションシステムのメモリへ一度に読み出される。データは、パーセル状に形成される前に、種々のタイプ(例えば、図5の経路指定、地図作成、操縦等)にまず分けられてから編成される。更に、階層毎(例えば経路指定、地図作成)に編成されたタイプのデータに対し、(図8に示すような)これらのタイプのデータが、パーセル状のデータを編成する前に、階層状に独立して編成される。 【0051】(1)空間的に編成されたデータのパーセル化データをパーセル化する場合、ナビゲーション機能を実行するためにアクセスされ読み出されなければならないパーセルの数を最も少なくするような方法で行うことが一般には望ましい。上記のように、表されている特徴が物理的に近いということに基づいて、地理的特徴を示すデータを記憶するのが時には望ましい。空間的に編成されたデータに関しては、一般的にはデータが表す特徴の物理的な地理ロケーションに基づき、又はデータが表す特徴の地理的な近さに基づき、データをメモリにロードする手段を提供するのが有利である。これは、データを空間的にパーセル化することで実現できる。空間的にパーセル化されたデータの配置は、地理的に近い特徴を表すデータを論理的及び/又は物理的にデータベース162内及び/又は媒体164上で近くに置くように行われる。幾つかのナビゲーションアプリケーション機能の場合、各データを空間的にパーセル化するにより、密接に関連する地理的データを媒体からより速く読み出す段階と、関連する地理的データをメモリへロードする段階が提供される。この種の編成により、記憶媒体164へのアクセスは最短となり、これらのナビゲーション機能の作動が速まる。 【0052】地理的データを空間的にパーセル化するための手順は様々である。例えば、単純なパーセル化の方法では地理的データを複数のパーセルに分割するが、この場合、各パーセル内のデータにより、サイズが規則正しい複数の長方形の各長方形に包含されている特徴が表され、この複数の長方形で地理的範囲上に一つの整然とした長方形のグリッドを形成させる。空間的にパーセル化する別の方法では、長方形の領域内に包含されるパーセル状にデータを分割するが、この場合、各長方形は、前記領域の部分を囲んでいる長方形を最大閾値より小さなパーセルサイズが得られるまで二分割することにより形成される。更に、パーセルに分割する手順は、1996年10月25日出願の同時係属出願番号第08/740,295号と1997年9月5日出願の同時係属特許出願番号第08/935,809号に開示されており、それらの開示全体を参考としてここに援用する。更に、上記開示の主題を適用できる別のパーセル化方法が、米国特許番号第4,888,698号及び第4,937,572号に開示されている。 【0053】空間的に編成されたデータのパーセル化を図10に示す。図10は、図3に以前示した地理的範囲212の地図210を示す。地図210上の複数の位置214(ドット又はポイントで表示されている)が示されている。各位置214は、地理的範囲212内の場所又は地点を表し、そこには或る特徴が配置され、それについての情報が図2の地理的データベース162内に含まれている。例えば、位置214は、道路区分のエンドポイント、道路区分に沿った地点、対象地点(例えばホテル、市民会館等)の地点等の物理的位置に対応し、これらの位置は地理的データベース162内のデータによって表される。これらの各位置214は、固有の物理的位置(緯度、経度、絶対的又は相対的に表された随意的な標高)を有し、各位置214は、二次元(又は三次元)の地理的座標(すなわち、緯度、経度、随意的な標高)により個別に特定することができる。 【0054】図10でグリッド317は、地図210に表された地理的範囲212と重なっている。グリッド317は、地理的範囲212を複数の長方形の領域319に分割する。グリッド317のグリッド線は長方形の領域319の境界線を表す。これら長方形の領域319のサイズは、全て同じでもよく、又パーセル化に用いられる手順により異なっていてもよい。同様に、境界線のロケーションは使われるパーセル化の手順に左右される。一般に、何れかの空間的なパーセル化手順を用いる時、各長方形の領域319の範囲内に含まれている特徴を表す特定のタイプのデータに関するデータ記録は、データの独立パーセル内へ一緒にグループ化される。図9では、地理的データベース162の経路指定サブセット236から成る道路区分記録や節点記録のような複数のデータ記録は、複数のグループ(すなわち、パーセル320)に分割される。空間的に編成されるデータの場合、図9の経路指定の各パーセルは、図10が示す複数の長方形319の中の独立した一つの長方形内に包含される地理的特徴を表すデータ記録を含んでいる。 【0055】図9に示すようにパーセル320は、各パーセル320内のデータが論理的及び/又は物理的に一緒に分類されるように、記憶されてデータベース162を形成する。パーセルは、ナビゲーションシステムが同時にアクセスするデータ記録の量を示すので、一つのパーセルのデータがアクセスされると、そのデータ記録のすべてがナビゲーションシステムのメモリに読み込まれる。これは、図10の地図210を見ると、例えば区分記録又は節点記録、即ち、各長方形319内に包含された地理的特徴を表す空間的に編成されたタイプのデータの全データ記録が共に一つのグループとしてアクセスされる。ある種類のナビゲーション機能の場合、地理的範囲内で物理的に近い特徴を表す全データ記録は同時にメモリに含むのが望ましいということが理解できる。 【0056】パーセル320は、これらのタイプのデータ用に形成される時、順序付けされる。様々なタイプの順序付けが使われる。一般に、パーセルの順序付けは、データの探索を最小にするような方法でなされるのが望ましい。空間的に編成されたパーセルを順序付けする一つの方法では、各タイプのデータ内にあるkdツリー索引から深さ優先の順序付けを使っている。これは、ペアノキー順序付けに似た順序付けを提供する。パーセルは、ディスク(すなわち、図2の媒体164)上に略々ぺアノキー順序付けの状態で記憶される。パーセルに空間的にアクセスするため、kdツリーのような一つ又はそれ以上の索引を使うことができる。この索引は、ナビゲーションシステム内のプログラムが最新の車両位置に対応する地図データを始めて捜す場合のような、任意のポジションを最初に突き止めるのに役立つ。 【0057】パーセル320を順序付けする時、各パーセルに個別のパーセル識別子(例えば「パーセルID」)を割り当てる。パーセルIDは、パーセルを識別することのできる識別子(例えば番号)であり、パーセル又はパーセル内のデータを検索することが必要な場合にパーセルを照会するのに使われる。一つの実施例では、パーセルIDは、パーセルが形成されているのと同じ順序及びパーセルがデータベース中に順序付けされているのと同じ順序でパーセルに割り当てられる。これにより、パーセルのサイズを知れば、媒体上に何れかのパーセルの位置を突き止めるために、パーセルIDをデータベースファイルの開始個所からのオフセットとして使えるという利点が得られる。 【0058】(2)非空間的に編成されたデータのパーセル化幾つかの種類のデータは空間的に編成されていない。パーセル化はこれらのデータにも同様な利点を提供する。非空間的に編成されたデータの各パーセルは、必ずしも図10の何れかの長方形領域319に対応しない。例えば、街路や交差点のような地理的特徴の名称を表すナビゲーション特徴名称データは、空間的にではなくアルファベット順に編成される。また、場所データ250は、空間的に編成されない種類のデータである。場所データ250は、管理階層により編成される。場所データ250は、行政又は管理領域(例えば、国、市、州、郡、地帯、居住地など)を表すのに使われる場所データ記録を含んでいる。場所データ250は、データが表す場所の管理レベルを考慮に入れた階層方法で編成される。この階層方法で場所データ記録が一旦編成されると、それらはパーセル320(図9)状に形成され、記憶され、地理的データベースを形成する。場所データエンティティは空間的に編成されないので、場所データの各パーセルは、必ずしも図10の何れかの長方形領域319には対応しない。 【0059】ある実施例で場所データは、管理階層に対応するレベルに従って配列される。レベル1の場所データ記録(すなわち地理的特徴が地理的データベース162により表示される「国」に対応する場所データ記録)は、最初は場所データ250に含まれる。地理的データベースが二つ以上の国を表す場合(例えばカナダや合衆国)は、レベル1の記録はアルファベット順に順序付けされる。次に地理的特徴が地理的データベース250により表されるレベル2の場所データ記録全て(すなわち、合衆国の「州」又はカナダの「州」に対応するデータ記録)が配列される。これらの場所データは、所属するレベル1の記録により表される国の場所記録に従ってまず順序付けされ、次に国に従って分類された後、アルファベット順に分類される。従って、地理的データベースがカナダと合衆国とを含む場合、カナダの州を表す場所データの全記録がまずアルファベット順に配列され、その後にアルファベット順に配列されている合衆国の州を表す場所データの全記録が続く(地理的データは必ずしも合衆国の全ての州又はカナダの全ての州を含まないことを注意せよ。地理的データベースに表されている州だけしか含まれない)。 【0060】次に地理的特徴が地理的データベース162により表されているレベル3の全場所データ記録(すなわち、合衆国とカナダの「郡」に対応するデータ記録)が配列される。これらの場所データは、所属するレベル2の記録により表される合衆国の州(又はカナダの州)の場所記録に従ってまず順序付けされ、次にアルファベット順に順序付けされる。従って、地理的データベースがイリノイ州とアイオワ州を含む場合、イリノイ州を表す場所データの全記録がまずアルファベット順に配列され、その後にアルファベット順に配列されているアイオワ州を表す場所データの全記録が続く。 【0061】最後に、地理的特徴が地理的データベース162により表されているレベル4の全場所データ記録(すなわち、合衆国又はカナダの「市」に対応するデータ記録)が配列される。これらの場所データは、所属するレベル2の記録により表される合衆国の州(又はカナダの州)の場所記録に従ってまず順序付けされ、次にアルファベット順で順序付けされる。従って、地理的データベースがイリノイ州とアイオワ州を含む場合、イリノイ州の市を表す場所データの全記録がアルファベット順にまず配列され、その後にアルファベット順に配列されているアイオワ州の市を表す場所データの全記録が続く。 【0062】上記の場所データのパーセル化は、これらのデータ記録を編成することのできる一つの方法を示す。他の種類の編成方法を使ってもよい。例えば、他の種類の階層配列を場所データに使ってもよい。替わりに場所データ記録を、経路指定データのように空間的に編成してもよい。ナビゲーション特徴名称データ246のサブセット内で、ナビゲーション特徴記録262はナビゲーション特徴ID(即ち262(1))により編成される。ナビゲーション特徴名称IDは、表された名称によってアルファベット順に割り当てられる。他の種類のデータのように、ナビゲーション特徴名称記録は複数のパーセルに編成されており、各パーセルは複数のナビゲーション特徴記録262を含んでいる。従って、全てのナビゲーション特徴名称データサブセット246(図5)から成る複数のナビゲーション特徴記録262は、複数のパーセル320に含まれている。 【0063】(F)地理的データベースの特徴の利用地理的データベースを用いるナビゲーション関連アプリケーションの性能を改良するために、上記の幾つか又はすべての機能を地理的データベース内で実行することができる。これらの機能は、地理的データの部分を配列及び/又は編成することにより性能を改良するが、その際は、一定のナビゲーション機能を実行するための地理的データベース内のデータへのアクセス又は利用を容易にする方法で行われる。地理的データベースが提供する特徴を向上させる幾つか又はすべての性能からナビゲーション関連アプリケーションが利益を得るためには、地理的データベースを用いるか又はアクセスするアプリケーション機能は、前記の特徴を利用できるように書かれてなければならない。 【0064】例えば、経路計算機能142(図2)は、出発地点と目的地点との間の各交差点から候補となる経路を調べることにより、推奨経路を計算する。一般に制限速度が最高で及び/又は交通量が最大である道路区分だけに候補となる経路の調査を限定できる場合、経路計算機能142は推奨経路をより速く決定できる。この種の限定された調査を可能にするため、図8に関連して述べたように、地理的データベースを階層状へ編成することができる。経路指定データを階層に編成する場合、等級の高い(一般に高速)道路は、物理的に独立したコレクション(又は階層)に編成されている。しかし、等級の高い道路は、高速であっても一般的に詳しくは記述されてなく、経路の開始部分や最終部分などのように、経路計算プロセス全体を通して利用するには適当でないことがある。 【0065】地理的データベース162内の経路データ236の階層化配列特徴を利用するために、経路計算機能142は、経路計算プロセスの様々な段階で経路指定データ236のどの階層を用いるべきかを決定する適当な指示又はルーチンを含むことができる。この経路計算機能142は、経路計算プロセスのどの段階でどの階層を用いるべきかを様々な要因に基づいて決定するために、適切な論理又はアルゴリズムを使う。次に、適当な階層の決定に基づいて、経路計算機能142(又は別のサブプログラム)は、どの階層から経路指定データを取り出すべきかを指示するように、適当な機能を呼び出すか又はコマンドを発する。従って、経路計算アプリケーションの論理又はアルゴリズムが経路指定データ236の階層を利用するためには、経路指定データ内の様々な階層の数と各階層での詳しさのレベルを考慮することが必要である。 【0066】ナビゲーション関連アプリケーション119の他の機能は、地理的データベースの特徴を考慮するように設計されていてもよい。例えば、ディスプレイ画面上に地理的範囲の特定の区域を表示するため、ナビゲーションアプリケーション内の機能は、表示されることが望ましい範囲の地理的座標を、前記範囲を表すために必要な地図作成データを含むパーセルのIDへ翻訳できなければならない。地図作成データを含む媒体上でパーセルを識別することは、インターフェース階層機能154(図2)のライブラリで可能になるが、この機能154は、地理的データベースの一部として準備された索引を使って、空間座標をパーセルのIDへ翻訳することを容易にする。 【0067】(III)経路プレビュー機能(A)ナビゲーションプログラミングの概要図2に関連して先に述べたように、ナビゲーションシステム110が実行するナビゲーション関連機能及び/又は特徴を提供するアプリケーション119は、ナビゲーションシステム110のソフトウェア部分118に含まれている。これらのナビゲーション関連プログラム及びアプリケーション119は、様々なナビゲーショ関連特徴及び/又は機能を提供するため、ユーザーインターフェース131からの入力と恐らくは位置決めシステム124からの出力とにも関連して、地理的データベース140を使っている。 【0068】一つの実施例では、ナビゲーション関連プログラム及びアプリケーション119は、持ち運び可能で、様々な種類のシステム及び/又はプラットフォームに組み込めるモジュールとして提供されている。ナビゲーション関連アプリケーション119は、不揮発性媒体116(図1)上に記憶される実行可能な単一プログラムを形成するようにコンパイルされる。替わりに、ナビゲーション関連アプリケーション119は、一つ又はそれ以上の独立プログラムとして提供されていてもよい。 【0069】一つの実施例では、ナビゲーション関連アプリケーション119は、そのプログラミングとデータ利用に関してオブジェクト指向の手法を採っている。この実施例によれば、各ナビゲーション関連アプリケーションは、一つ又はそれ以上のオブジェクトで形成され、各オブジェクトは所定の機能に従って入力データを受け取って出力データを生成するが、各オブジェクトが他のオブジェクトに対する方法を呼び起こしてもよい。本実施例の一つで、各オブジェクトは、他のオブジェクトに対して不透明な固有のメモリを有する。一つの実施例では、オブジェクトは、データを一つのオブジェクトから別のオブジェクトまで運ぶのに使われるか、又は入力として受け取られたデータを変換するのに使われる。一つの実施例では、ナビゲーション関連アプリケーション119は、Cプログラミング言語で書かれるが、代替実施例では、C++、ジャバ、ビジュアルベーシック等の別のプログラミング言語を用いてもよい。 【0070】(B)経路計算アプリケーション図2に関連して述べたように、ナビゲーションシステム110の経路計算機能は、経路計算アプリケーション142により実行される。図11に示す実施例では、マネージャーアプリケーション155は経路を計算するために、ナビゲーションアプリケーション142に要求を与える。マネージャーアプリケーション155による要求は、少なくとも一つの出発地と目的地を規定する。マネージャーアプリケーション155による経路計算アプリケーション142への要求は、所望の中間停車地点、ドライバーの好みのもの、出発時間等の追加情報を含んでいる。 【0071】一つの実施例では、経路を計算する要求は、エンドユーザーから開始される。エンドユーザーは、ユーザーインターフェース131を使って望みの目的地を指示する。エンドユーザーがユーザーインターフェース131を使って出発地を指示しない場合、最新の車両位置が出発地として取られる。一つの実施例では、出発地及び目的地が、地理的データベース内のデータに関連して、経路計算機能142に対して規定される。例えば、出発地と目的地は、識別された道路区分データ記録により表される道路区分か又は前記区分に沿って規定される。マネージャーアプリケーション155は、車両が位置している最新道路区分を表す道路区分データ記録のIDを車両位置決めアプリケーション148から入手する。マネージャーアプリケーション155は、エンドユーザーが指示した所望の目的地が位置している道路区分を表す道路区分データ記録のIDを、ジオコーディングアプリケーション141から入手する。(エンドユーザーが所望の出発地も規定する場合、マネージャーアプリケーション155は、所望の出発地が位置している道路区分を表す前記道路区分データ記録のIDを、ジオコーディングアプリケーション141から入手する。)従って、この実施例では、マネージャーアプリケーション155が経路計算アプリケーション142に規定された出発地と目的地の間の経路を計算するように要求すると、マネージャーアプリケーション155はまず、ジオコーディングアプリケーション141からデータを入手し、そして恐らくは出発地と目的地を地理的データベース162内のデータを関連させる車両位置決めアプリケーション148をも入手する。代替実施例では、エンドユーザーが規定した出発地及び目的地又は車両ポジションを関連させる機能は、経路計算アプリケーション142内のルーチンを含む他のルーチンにより実行される。 【0072】上記のように経路計算アプリケーション142は、経路計算に影響する追加データを受け取る。例えば、経路計算アプリケーション142は、有料道路又は高速道路を回避するというようなエンドユーザーの好みを規定するデータを受け取る。経路計算アプリケーション142は、経路走行が始まる時間を確認するデータを受け取ってもよく、このデータは経路計算に影響を与える可能性がある。経路計算機能142は、エンドユーザーが止まりたいと思う中間停車地点を示すデータを受け取ってもよい。 【0073】出発地と目的地の位置を確認するデータが与えられると、経路計算アプリケーション142は出発地と目的地の間の経路を計算する。経路計算アプリケーション142は、この目的のために様々な手段またはアルゴリズムの内の何れかを使う。例えば、使われる方法は、A*アルゴリズム又はディクストラアルゴリズムのいずれかを含んでいる。経路を計算する方法が1998年3月25日出願の番号第08/893,201号に開示されており、その開示全体を参考としてここに援用する。(上記特許出願に開示されている方法は経路を計算できる一部の方法しか示していないが、この明細書で請求する主題は如何なる特定の経路計算方法にも限定されるものではない。現在周知の又は将来開発される何れの経路計算方法も採用することができる。) 【0074】使われる方法がどんなものであるにせよ、経路計算アプリケーション142の目的は、出発地と目的地との間の法的に正当な推奨経路を形成する一連の道路区分を特定するリストを作成することである。(「法的に正当な推奨経路」とは、一方通行、ターン制限等、既知の交通規制を遵守することである。)経路計算アプリケーション142で使われる方法は、一つ又はそれ以上の所定判定規準に適合させるために、推奨経路を最適化するように設計される。こうした判定規準には最低走行時間、最短距離、最低ターン回数などが含まれている。経路計算アプリケーション142に使われる方法が一つ又はそれ以上の判定規準に合わせて最適化された推奨経路を見つけるように設計されている場合、推奨経路はこれらの一つ又はそれ以上の判定規準に理想的に合致する。 【0075】推奨経路を計算する上記何れかの方法を使う場合、経路計算アプリケーション142は、出発地点から続く幾つかの様々な代替候補となる通路が推奨経路内に含まれるように調べる。経路計算アプリケーション142は又、目的地から逆戻りする幾つかの様々な代替候補となる通路が推奨経路内に含まれるように調べるようにしてもよい。又、経路計算アプリケーション142は、推奨経路の候補となる部分に沿った全て又は幾つかの交差点から続く幾つかの様々な代替候補となる通路を調べてもよい。例えば、二つ以上の正当な継承道路区分を有する交差点が、調査中の既存の代替候補となる推奨通路沿いに見出される場合は常に、追加の代替通路を特定し調べる。様々な代替候補となる推奨通路の数は急速に増加する。経路計算方法によっては、経路計算が進むにつれて、調査中の幾つかの代替候補となる推奨通路を、他のより有望な代替候補である推奨通路との比較に基づいて放棄してもよい。経路計算方法によっては、経路計算が進むにつれて、他のより有望な代替候補である推奨通路を優先し、調査中の幾つかの候補となる通路を更に調べることを中止又は延期してもよい。 【0076】経路計算アプリケーション142は、様々な代替候補となる推奨通路を推奨経路内に含むように評価する場合、代替候補となる各推奨通路内に含まれた道路区分を特定するデータを記憶する。経路計算アプリケーション142は、候補となる推奨通路内に含まれているとして確認された道路区分を表す道路区分データエンティティ258から全データの内の一部データを記憶する。一つの本実施例では、各々の異なる代替通路内に含まれている道路区分を表す道路区分データ記録を識別するデータベースID(例えば図6の区分ID258(1))が記憶される。本実施例によれば、経路計算アプリケーション142は、候補となる推奨通路内に含まれるとして確認された道路区分を表す道路区分データエンティティ258の各々に関し、道路標識データ258(6)における名称、分類258(4)、区分が特別の解説に関連するか否か258(9)、区分が迂回路の一部であるか否か258(10)、区分が港の一部であるか否か258(11)を記憶する。経路計算アプリケーション142は又、代替候補となる各推奨通路に含まれる全道路区分の合計距離、代替候補となる各推奨通路の合計全走行時間等のような、代替候補となる各推奨通路に関する追加データを記憶してもよい。 【0077】図11では、経路計算アプリケーション142が推奨経路を探し出した後に、出力400が経路案内アプリケーション144へ提供される。図12は、経路計算アプリケーション142の出力400の構成要素を示す図である。経路計算出力400は、順序付けされたリスト410を含んでいる。順序付けされたリストの各エントリーは、出発地と目的地との間の推奨経路の一部を形成する道路区分を表す道路区分データエンティティ258を識別する。複数のデータエンティティ258は、経路計算アプリケーション142が計算した出発地点と目的地との間で連続するナビゲーション可能な経路を形成する道路区分を表している。 【0078】リスト410内の各エントリーは、区分データエンティティ258からの一部又は全ての情報を含んでいる。例えば、リスト410内の各エントリーは、表された道路区分に関連するレコード258からの道路標識道路情報258(6)の名称を含んでいる。上記のように、道路区分を一つ又はそれ以上の道路標識上の名称によって照会する場合、経路指定データ236内のこの道路区分を表すデータ記録258は、道路標識上のこれらの名称を含むナビゲーション特徴名称データ266内の対応する各記録262に対するリファレンス258(6)を含んでいる。リスト410の各エントリーは又、分類258(4)、道路区分が特別の解説と関連するか否かを示すデータ258(9)、道路区分が迂回路の一部であるか否か258を示すデータ258(10)、道路区分が船着場の一部であるか否かを示すデータ258(11)、道路区分が特別な交通状況の一部であるか否かを示すデータ258(12)、道路区分が高速道路インターチェンジの一部であるか否かを示すデータ258(13)、表された道路区分が配置されている行政区域(例えば市、州など)を示すデータ258(14)、道路区分が車両規制(例えばトラック乗り入れ禁止、タクシー乗り入れ禁止等)を含むか否かを示すデータ258(15)のような道路区分を表す記録258からの他のデータも含んでいてもよい。 【0079】リスト410の各エントリーは追加情報を含んでいる。経路計算出力400は、道路区分データエンティティからのデータを含む順序付けされたエントリーのリストに加えて、他の情報430を含んでいる。 【0080】本実施例では、経路計算アプリケーション142が生成した出力400は、経路案内アプリケーション144への入力として使われる。経路案内アプリケーション144は、車両が経路計算アプリケーション142の計算した経路沿いを走行している時に詳細な操縦指示と解説を提供する機能151を含んでいる。これらの機能151は、詳細な操縦指示を作成するために、地理的データベース162から得られた追加情報と、経路計算アプリケーション142からの出力400に含まれるリスト410のエントリーからのデータを使っている。これらの詳細な操縦指示を作成する方法は、同時係属出願第08/893,201と09/196,279に記載されており、その開示全体を参考としてここに援用する。 【0081】経路案内アプリケーション144の機能151が作成した詳細な操縦指示は、経路案内アプリケーション144のデータ出力450として提供される。このデータ出力450は、マネージャーアプリケーション155へ戻される。データ出力450は、エンドユーザーへ表示用に、ユーザーインターフェース131へ直接送られる。替わりに、経路案内アプリケーション144によりマネージャーアプリケーション155へ戻されたデータ出力450は、マネージャーアプリケーション155内のプログラミングにより更に処理されてもよい。ユーザーインターフェース131を通して行われるエンドユーザーへの経路案内情報の表示は、音声指示、テキストの視覚的提示、図形の視覚的提示、又はこれら又は他のタイプを任意に組み合わせた情報提示の何れの形でもよい。 【0082】(C)経路プレビュー機能本実施例では、図11から15で、経路計算アプリケーション142が作成した出力400に含まれている道路区分を表す道路区分データエンティティからのデータを含むエントリーのリスト410は、経路案内アプリケーション144の一部である経路プレビュー機能150への入力としても用いられる。一つの実施例によれば、経路プレビュー機能150は随意的な機能である。経路プレビュー機能150はナビゲーションアプリケーションプログラム119の一部であり、特に、経路案内アプリケーション144の一部である。しかし、経路プレビュー機能150は、自動的に実行する、選択された時のみ実行する、全く実行しないの何れにも設定することができる。経路プレビュー機能のデフォルト作動はエンドユーザーが構成してもよく、替わりに、ナビゲーションシステム製造者が構成してもよい。例えば、ナビゲーションシステムの製造者は、例えばメモリなどのハードウェアリソースは異なるが同じソフトウェアを有するシステムを販売してもよい。製造者は、十分なリソースを有するシステム上だけで作動する高速のプレビュー機能を設定してもよい。 【0083】経路プレビュー機能150は、機能151が経路計算アプリケーション142の出力400を提供すると同時に又は前に、経路案内アプリケーション144の一部でもある詳細な操縦指示と解説を受け取る。経路プレビューアプリケーション150は、経路プレビューデータ構成のリスト412を作成するために、リスト410内のデータを用いる(経路プレビューデータ構成413の構成要素は図15に関連させて以下に述べる)。経路プレビューデータ構成413のリスト412は経路プレビュー機能150の出力414として提供される。出力414は、計算された経路のプレビューを提供するために、マネージャーアプリケーション155に戻される。詳細な操縦指示を提供する経路案内アプリケーション144内の機能151とは異なり、経路プレビュー機能150は、出力をマネージャーアプリケーション155へ戻すまで、地理的データベース162にアクセスしない。 【0084】図13は、マネージャーアプリケーション155に戻される経路プレビューデータ構成413のリスト412を含む出力414を作成するために経路プレビュー機能150が実行する段階を示す。図13で、経路プレビュー機能150はリスト410を経路計算機能142から受け取る(段階500)。リスト410のエントリーは、推奨経路内の道路区分を表す道路区分データエンティティ258からのデータを含んでいる。経路プレビュー機能150は、経路計算アプリケーション142からのリスト410のエントリーを調べる。経路計算機能142の出力リスト410内のエントリーを、リスト410内の第一エントリーから調べ始め、次のエントリーへ進み、リスト内の最後のエントリーまで調べ続ける。 【0085】経路出力リスト410内の各エントリーをエントリー内のデータに一連のテストを実行することにより調べる(段階512)。図14は、この実施例の経路プレビュー機能150が実行するテスト513を示す。図14の何れかのテストが経路出力リスト410のエントリーを満たす場合、経路プレビュー機能150はエントリー用の経路プレビューデータ構成413を形成する。テスト513のいずれのテストも経路出力リスト410のエントリーを満たさない場合は、経路プレビュー機能150は、エントリー用の経路プレビューデータ構成413を形成しない。 【0086】第一テスト513Aは、推奨経路内の道路の名称が変わるか否かに関係する。この決定を助けるため、経路プレビュー機能150は表される名称のセットを形成する。推奨経路内の第一エントリーを経路プレビュー機能150により調べる場合、第一エントリーに関連する道路標識リファレンス258(6)上の名称からの全ての名称IDは、提示された名称セットに含まれる。従って、推奨経路リスト410内の後続の各エントリーを調べる時、新しいエントリーに関連する道路標識リファレンス258(6)上の名称からの全ての名称IDは、既存の提示された名称セット内の名称IDと比較される。提示されている名称セット内の全ての名称IDが新しいエントリーに既に含まれている場合、このテストは満たされず、新しいエントリーに対し、解決の名目の変更に基づく経路プレビューデータ構成は示されない。提示されている名称セット内の全ての名称IDが新しいエントリーにまだ含まれていない場合、このテストは満たされ、新しいエントリーに対し、解決の名目の変更に基づき、経路プレビューデータ構成が示される。次に、提示されている名称セット内の名称IDは、新しいエントリーの名称IDに取って代わられる。 【0087】管理されているアクセス道路からの出入りに関するテスト513Bも、テスト513に含まれる。調査中のリスト410のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が管理されたアクセス道路であることを示すデータ258(4)を含み、且つ、先のエントリーからのデータが、先のエントリーに関連する道路区分が管理されたアクセス道路ではなかったことを示していた場合、テスト513Bは満たされ、管理されたアクセス道路への進入に基づき、新しいエントリーに対して経路プレビューデータ構成が示される。同様に、調査中のリスト410のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が管理されたアクセス道路でないことを示すデータ258(4)を含み、且つ、先のエントリーからのデータが、エントリーに関連する道路区分が管理されたアクセス道路であったことを示していた場合は、テスト513Bは満たされ、管理されているアクセス道路からの進出に基づき、新しいエントリーに対して経路プレビューデータ構成が示される。しかし、調査中のエントリーの道路分類データ258(4)が先のエントリーの道路分類データ258(4)と同じならば、テスト513Bは満たされず、管理されたアクセス道路への出入りに基づく新しいエントリーに対し、経路プレビューデータ構成は示されない。 【0088】テスト513Cは、迂回路への出入りに関する別の一連のテストである。調査中のリスト410内のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が迂回路の一部であることを示すデータ258(10)を含み、且つ、先のエントリーからのデータ258(10)が、先のエントリーに関連する道路区分が迂回路の一部でないことを示す場合、テスト513Cは満たされ、経路プレビューデータ構成が迂回路への進入に基づく新しいエントリーに対して示される。同様に、調査中のリスト410内のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が迂回路の一部でないことを示すデータ258(10)を含み、且つ、先のエントリーからのデータ258(10)が先のエントリーに関連する道路区分が迂回路の一部であることを示す場合、テスト513Cは満たされ、経路プレビューデータ構成が迂回路の離脱に基づく新しいエントリーに対して示される。しかし、調査中のエントリー内の迂回路データ258(10)が、先のエントリー内の迂回路データ258(10)と同じであれば、テスト513Cは満たされず、迂回路への出入りに基づく新しいエントリーに対して、経路プレビューデータ構成は示されない。 【0089】テスト513Dは、特別解説がある区分用の一連の別テストである。表された区分の態様が特別な指示が必要なことを示唆する場合、区分に特別解説区分のマ−クを付ける。これは、特別なレーンでの走行が必要な場合に起こる。調査中のリスト410内のエントリーが、道路区分が特別解説に関連することを示すデータ258(9)を含む場合、テスト513Dは満たされ、経路プレビューデータ構成が特別解説の存在に基づき新しいエントリーに対して示される。しかし、調査中のエントリー内のデータ258(9)が特別解説を示さない場合、テスト513Dは満たされず、特別解説の存在に基づく新しいエントリーに対して、経路プレビューデータ構成は示されない。 【0090】リスト410からのエントリー内の区分が港の一部であるか否かを評価するため、同様のテスト513Eが含まれている。別のテスト513Eを使い、区分が特別な交通状況の一部であるか否かを評価する【0091】別のテスト513Gを使って、推奨経路が市又は州の境界線をいつ越えるかを決定する。調査中のリスト410のエントリーが前記エントリーに関連する道路区分が一つの行政区域(例えば市、州など)に位置していることを示す行政区域データ258(14)を含み、且つ、先のエントリーからの行政区域データ258(14)が先のエントリーに関連する道路区分が別の行政区域に位置していることを示す場合、テスト513Gは満たされ、行政区域の境界線越えることに基づいて、経路プレビューデータ構成が新しいエントリーに対して示される。しかし、調査中のエントリーの行政区域データ258(14)が先のエントリーの行政区域データ258(14)と同じである場合は、テスト513Gは満たされず、行政区域の境界線越えに基づく新しいエントリーに対して、経路プレビューデータ構成は示されない。 【0092】テスト513Hは、経路の開始に関する別の一連のテストである。調査中のエントリーがリスト410の第一エントリーである場合、テスト513Hが満たされ、経路プレビューデータ構成が経路の開始に対して示される。調査中のエントリーがリスト410の第一エントリーでない場合、テスト513Hは満たされない。 【0093】テスト513Iは、経路中間地点に関する別の一連のテストである。中間地点は出発地と目的地との間の推奨経路沿いの位置であり、推奨経路は前記位置を走行するように制約されている。中間地点は、推奨経路沿いの中間停車地であってもよい。推奨経路は、一つ又はそれ以上の中間地点を含んでいてもよく、又んでいなくてもよい。リスト410内の調査中のエントリーが中間地点に続く場合、テスト513Iは満たされ、経路プレビューデータ構成が経路の中間地点に対して示される。調査中のエントリーがリスト410内の中間地点へのエントリーでない場合、テスト513Iは満たされない。 【0094】テスト513Jは、経路の終点に関する別の一連テストである。調査中のエントリーがリスト410内の最終エントリーである場合、テスト513Jは満たされ、経路プレビューデータ構成が経路の終点に対して示される。調査中のエントリーがリスト410内の最終エントリーでない場合、テスト513Jは満たされない。 【0095】テスト513Kは、高速道路インターチェンジへの進入に関する別のテストである。調査中の410内のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が高速道路インターチェンジの一部であることを示すデータ258(13)を含み、且つ、先のエントリーからのデータ258(13)が、先のエントリーに関連する道路区分が高速道路インターチェンジの一部ではないことを示す場合、テスト513Kは満たされ、経路プレビューデータ構成が高速道路インターチェンジへの進入に基づき、新しいエントリーに対して示される。しかし、調査中のエントリー内のデータ258(13)が、先のエントリー内の高速道路インターチェンジデータ258(13)と同じである場合、テスト513Kは満たされず、経路プレビューデータ構成は、高速道路インターチェンジへの進入に基づく新しいエントリーに対して示されない。 【0096】テスト513Lは、車両規制のある道路区分への進入に関する別のテストである。調査中の410内のエントリーが、前記エントリーに関連する道路区分が車両規制(例えば、トラックやタクシーの乗り入れ禁止)を有することを示すデータ258(15)を含む場合、テスト513Lは満たされ、経路プレビューデータ構成が車両規制のある道路への進入に基づき、新しいエントリーに対して示される。しかし、車両規制データ258(13)が車両規制を示さない場合、テスト513Lは満たされず、車両規制道路への進入に基づく新しいエントリーに対して、経路プレビューデータ構成は示されない。 【0097】図13で、あるエントリーに対して行われる何れかのテストが満足されると、経路プレビューデータ構成413が前記エントリーに対して形成される(段階516及び520)。形成された経路プレビューデータ構成は、既に形成された経路プレビューデータ構成を含むリストに加えられる(段階524)。 【0098】経路プレビューデータ構成413の構成要素を図15に示す。経路プレビューデータ構成413は、テスト513(図14)を満たしたデータに基づく特定項目のデータを含んでいる。経路プレビューデータ構成413の形成は一つ又はそれ以上のテスト513(図14)を満たす度合いに左右されるので、経路プレビューデータ構成413は図15が示す構成要素全てを必ずしも含まない。経路プレビューデータ構成413は一つの構成要素だけを含んでもよいし、又は二つ以上のテスト513が推奨経路からのエントリーに関して満たされる場合は二つ以上の構成要素を含んでいる。 【0099】図15では、経路プレビューデータ構成413は以下の二つ以上の項目を含んでいる。こうした項目として、経路沿いの区分が管理されたアクセス道路からの出入口であるという表示533B、経路沿いの区分が迂回路の一部であるという表示533C、経路沿いの区分が特別解説と関連するという表示533D、経路沿いの区分が船着場の一部であるという表示533E、経路沿いの区分が特別な交通状況の一部であるという表示533F、経路沿いの区分が行政区域の境界線であるという表示533G、区分が経路の始まりであるという表示533H、区分が経路の中間地点であるという表示533I、区分が経路の終点であるという表示533J、区分が高速道路インターチェンジの一部であるという表示533K、様々なクラスの車両(例えばタクシー、トラックなど)が走行可能な区分であるか否かという表示533Lが挙げられる。(一つの実施例では、上記の各構成要素533B−533Lは単一ビットで提供される。) 【0100】経路プレビューデータ構成413は追加情報を含んでいてもよい。一つの実施例では、経路プレビューデータ構成413は、適当であるなら、先の区分からのターン角度533Mを含んでいてもよく、又、経路プレビュー出力412内の次のエントリーへの距離533Nを含んでいてもよい。経路プレビューデータ構成413は、一つ又はそれ以上の名称ID(即ち、258(6))を含むリスト533Aを含んでいる。推奨経路からのエントリー410が名称変更テスト513Aを満たす場合、上記のように、推奨経路のエントリー410に関連する区分に関連する全名称ID258(6)は、名称変更テスト513Aを満たす結果として形成された、対応する経路プレビューデータ構成413内に含まれている。 【0101】図13では、全テスト513が経路計算出力リスト410内のエントリーに対して実行された後、経路プレビュー機能150は経路判定出力リスト410内の次のエントリーを調べ、全エントリーを調べ終える(段階530)。経路計算アプリケーション142からの出力リスト410内のエントリーに対してテストが行われている間に形成された経路プレビュー構造413は、リスト412内に形成された順序で記憶され、このリスト412が経路プレビュー出力414となる。従って、経路プレビュー出力414を形成するリスト412は、経路計算機能142の出力リスト410からの一つ又はそれ以上のエントリーを調べることにより形成された、サイズの様々な複数のデータ構造413を含んでいる。経路プレビューデータ構成413のリスト412は、マネージャーアプリケーション155に提供される(段階536)。 【0102】(D)名称アクセス機能図11と16で、マネージャーアプリケーション155が経路プレビュー機能150からリスト412を受け取った後に、経路プレビューをエンドユーザーに提供することができる。マネージャーアプリケーション155が経路プレビュー機能の一部として道路名称を含むように構成されている場合、マネージャーアプリケーション155は名称IDを与えられているナビゲーション特徴名称データ246から道路名称の実際のテキストにアクセスできる機能550(この明細書では「名称アクセス」機能550とされている)を呼び出すことにより名称を取得する。一つの実施例では、名称アクセス機能550は、インターフェース階層154(図2に示す)の一部である。本実施例では、名称アクセス機能550は、多数の名称IDを含むリストを受け入れることができる。次に機能550は、名称IDによって確認される名称記録262に効率良くアクセスできるように、マネージャーアプリケーション155から受け取ったリスト内の名称IDを再配列する。機能550の作動を図16と関連させて示す。 【0103】図16では、マネージャーアプリケーション155は、名称ID経路プレビュー機能150によりマネージャーアプリケーション155へ提供されたリスト412からリスト412内の名称IDを取り出し、リスト554内の名称IDを名称アクセス機能550へ提供する。名称アクセス機能550は、名称IDのリスト554をマネージャーアプリケーション155から受け取る(段階564)。リスト554の名称IDの配列順序は、マネージャーアプリケーション155が経路プレビュー機能150から受け取ったリスト412内での順序と同じである。名称アクセス機能550は、リスト554内のIDが参照するナビゲーション特徴名称データ記録262へアクセスする合計時間を最小にするように、これらの名称IDを再度順序付けする。例えば名称アクセス機能550は、全ナビゲーション特徴名称データ記録がナビゲーション特徴データ246の並ぶ順序と同じ順序でアクセスされるように、リスト554内のIDを再度順序付けしてもよい。一つの実施例では、ナビゲーション特徴名称データ記録を、ナビゲーション特徴データ記録ID(図7の262(1))の順序で記憶する。一つの実施例では、ナビゲーション特徴ID262(1)は、アルファベット順でナビゲーション特徴名称データ記録262に割り当てられる。従って、図16の実施例では、名称アクセス機能550は、リスト554内の名称ID(ナビゲーション特徴名称記録262に対するリファレンス)を数字で(例えば小さい数から大きい数へ)再度順序付けする。これは結果的に、リファレンスにより参照されるナビゲーション特徴名称データ記録がアルファベット順となるような順序に、名称IDを配列することになる。これも又結果的に、IDにより参照されるナビゲーション特徴データ記録がデータベース162内及び媒体164上に記憶されている順序でアクセスされるような順序に、IDを配列することになる。 【0104】代替実施例では、ナビゲーション特徴データ記録262の順序は、リスト554内に含まれるIDにより示唆されていない。この場合、名称アクセス機能550は、リスト554内に含まれるIDのデータからナビゲーション特徴名称データ記録の媒体順序を入手するために、相互参照索引(例えば図5に示す索引254の一つ)を照会する。 【0105】図16では、リスト554から入手されたIDが再度順序付けされた後、ナビゲーション特徴名称データ記録262へのアクセスが行われ、データ記録262が地理的データベース162から入手される(段階572)。ナビゲーション特徴名称データ記録262へのアクセスが実行されると、各記録262から少なくとも名称情報(図7の262(2))が入手される。ナビゲーション特徴名称262【0106】(2)が地理的データベース162から入手される時、リストナビゲーション特徴名称は、マネージャーアプリケーションから受け取ったリスト554に規定されている順序に従ってリストへ入れられる(段階576)。名称アクセス機能550が地理的データベース162から全ナビゲーション特徴名称を入手した後に、ナビゲーション特徴名称は、名称アクセス機能550の出力を形成するリスト582内に提供される。リスト582は、名称アクセス機能550によりマネージャーアプリケーション155へ戻される。マネージャーアプリケーション155へ戻されたナビゲーション特徴名称のリスト582は、推奨経路のプレビューを提供するために、マネージャーアプリケーション155内のプログラミングにより、更に処理される。推奨経路のプレビューは、ユーザーインターフェース131を通し、音声指示、視覚的なテキスト指示、視覚的な図表指示、又は情報を提示するこれらのタイプの何れかの組み合わせの形態で、エンドユーザーに提示される。名称アクセス機能550からの出力中のナビゲーション特徴名称のリスト582を使えば、経路プレビューの際に推奨経路の道路名称をエンドユーザーに素早く提供できる。一つの実施例では、経路プレビューは、推奨経路の道路名称に、見出し、ターン角度、推奨経路が管理されたアクセス道路、特別な交通解説、迂回路、船着場等を含むか否かを示す表示のような追加情報を付けてエンドユーザーに提供する。経路計算機能142が推奨経路を計算した直後か又は暫く後、経路プレビューがエンドユーザーに提供される。計算された経路の走行を運転者が開始する前に、経路プレビューを提供するのが望ましい。 【0107】経路プレビューは、推奨経路の走行方法に関する詳しい操縦指示を含んではいない。上記のように、詳しい操縦指示は、経路案内アプリケーション144内の他の機能151により提供される。しかし、経路プレビュー機能150により提供される、道路、ターン角度、管理されたアクセス道路に関する表示などを要約したリストは、有益な情報をエンドユーザーに提供する。推奨経路内の一定の道路名称だけを提供し詳細な操縦指示は提供しないことは、経路プレビュー機能の利点である。一定の道路名称だけを提供することにより、エンドユーザーは、推奨経路について、道を走る際に必要な特定の操縦に関して情報過多に陥ることなく、推奨経路の全体を十分に理解できる程度の詳細レベルの情報を知ることになる。 【0108】計算された経路の走行を始める前に、道路名称のリストを経路プレビューでエンドユーザーに提供することにより、エンドユーザーは計算経路を拒否し、恐らくは代替経路の計算を要求する機会も与えられる。例えば、エンドユーザーは、推奨経路の一部では交通の流れが遅いことを知っている。従って、推奨経路内に含まれた道路のリストという形で推奨経路のプレビューをエンドユーザーに提供することにより、エンドユーザーは推奨経路を受け入れるかどうかできるだけ早く決めることができる。 【0109】(III)代替実施例(A)第一代替実施例上記の実施例で、道路標識名称で照会される道路を表している経路指定データ236内の各道路区分データ記録258は、名称のテキスト記号列を含むナビゲーション特徴データ記録262に対して少なくとも一つのリファレンスID(図6の258(6))を含んでいる。これにより、推奨経路内の道路名称に対するリファレンスのリストを、推奨経路が計算される通りに形成することができる。第一代替実施例では、道路標識名称で照会される道路を表す経路指定データ236内の各道路区分データ記録は、名称の実際のテキストを、名称へのリファレンスとしてではなく、道路区分データ記録内の属性として含んでいる。図17は、この第一代替実施例による道路区分データエンティティの構成要素を示す。 【0110】図17は、幾つかの道路区分データエンティティ658を示す。道路区分データエンティティ658は、図6が示す道路区分データエンティティに類似している。図17の道路区分データエンティティ658は、区分ID658(1)、制限方向の属性658(2)、速度制限又はカテゴリー属性658(3)、分類属性658(4)、等級属性658(5)、エンドポイント658(7)等を含んでいる。図17に示す道路区分データエンティティ658の構成要素は、図6との関連で記載した対応する構成要素に類似しているか又は同一である。 【0111】図17の道路区分データエンティティ658は道路標識属性658(6)に関する一つ又はそれ以上の名称を含んでいる。道路標識属性658(6)に関する名称は、表された道路区分沿いに置かれた一つ又はそれ以上の道路標識で表された道路区分を照会する時の名称の実際のテキスト記号列を含んでいる。例えば、「Higgins」と名付けられた道路の一部を表す道路区分データ記録658は、テキスト記号列「HIGGINS」を含む道路標識属性658(6)に関する名称を構成要素として含んでいる。図17の実施例の場合、道路区分データ記録658は、ナビゲーション特徴名称データ246に対するリファレンスを含んでいない。 【0112】図17に示した道路区分データ記録658は、図6に示した道路区分データ記録658の実施例に同じように使われる。図17に示した道路区分データ記録658は、経路計算に必要なデータ構成要素を含んでいる。図17に示した道路区分データ記録658は、経路を計算する経路計算アプリケーション142(図2及び11に示される)により使用することができる。経路計算アプリケーション142は、推奨経路の候補として含めるために道路区分を評価する。道路区分が推奨経路に含まれることが確認されると、推奨経路内に含まれることが確認された、表されている各道路区分の道路標識データ658(6)に関する名称は、表されている道路区分の名称と共に、仮のリストに記憶される。推奨経路が決定された後、この仮のリストは、推奨経路を形成する全道路区分の名称を含むことになる。この道路名称リストは、本ナビゲーションシステムのエンドユーザーに経路プレビュー特徴を提供するために使うことができる。この実施例によれば、リストが決定された後には、独立した名称アクセス機能550(図16に記載されている)は、経路プレビューリスト内に含まれている道路区分の名称を入手するために、ナビゲーション特徴データ246に単独でアクセスする必要がない。替わりに、プレビューリスト内の全道路区分の名称に関する実際のテキストを経路プレビュー機能の出力に含めることができる。 【0113】道路標識上の名称により照会されている道路区分を表す各道路区分データ記録658が名称のテキストを属性658(6)として含んでいても、道路名称は、ナビゲーション特徴名称データ246(図5)内に含まれるナビゲーション特徴名称データ記録262(図7)にも含まれている。道路名称をナビゲーション特徴名称データ記録262内に含むことにより、名称はプログラム118内の他の機能によって照会することができる。従ってこの代替実施例によれば、道路名称は地理的データベース162内の少なくとも二つのロケーション内に含まれている。このデータの重複は地理的データベース162の全体のサイズを大きすることになるが、一定の機能(経路プレビュー機能のような)を素早く実行できる。 【0114】(B)第二代替実施例第二代替実施例を、図18との関連で述べる。図18は、経路指定データ236のパーセル720内に含まれている幾つかのデータを示す。図18に示すパーセル720は、図9と関連して先に述べたパーセル320に類似している。図18に示した経路指定データ236のパーセル720は、経路指定データ236に関する複数のパーセルの一つであり、各パーセルはパーセル720に類似か又は同一の構造を有している。第一実施例に関連して述べた経路指定データ236のパーセル320と同様に、図18に示す経路指定データの236のパーセル720は、複数の道路区分データ記録758を含んでいる。各道路区分データ記録758は、上記の道路区分記録258に似ている。パーセル720の各道路区分データ記録758は、道路区分を表し、経路を計算する場合に経路計算アプリケーション142で使用できるナビゲーション関連属性(図18には示さず)を含んでいる。 【0115】この実施例によれば、道路標識上の名称で知られている道路区分を表す各道路区分データ記録758は、一つ又はそれ以上のリファレンス758(6)を含んでいる。各リファレンス758(6)は、表された道路区分を照会する際の名称を示すデータを、表された道路区分沿いの標識により指している。リファレンス758(6)は、経路指定データ236内に配置されたテキストの記号列を指している。更に特定するならば、リファレンス758(6)はリファレンス758【0116】(6)を含む道路区分データ記録758として、経路指定データ236の同じパーセル720内に配置されているデータ766の一部分に存在するエントリーを指している。上記のように、パーセルは一般に多くの道路区分データ記録を含んでいる。パーセル内では、複数の道路区分データ記録758は、同じ名称の道路に関する別の部分を表している。図18の実施例によれば、同じ名称の道路に関する別の部分を表すパーセル内の各道路区分データ記録758は、パーセル720内に位置するデータ766の部分内に存在する同じエントリーを照会する。 【0117】図18の実施例は、経路プレビュー機能を提供するために、ナビゲーションシステムで使うことができる。図18の実施例では、経路計算機能142は経路指定データ236を使って経路を計算する。推奨経路内の各道路区分について、経路計算機能142は、道路区分を表す道路区分データ記録によって照会される道路標識テキスト766に関する名称を記憶する。道路標識テキストに関する名称は、経路計算機能の出力を形成するリスト内に記憶することができる。道路標識データに関する名称は、経路計算の間にアクセスされている経路指定データ記録を含むデータの同じパーセル内で利用できる(すなわち部分766で)ので、経路計算プロセスの間は、道路区分の実際の名称をリスト内に含むことができる。推奨経路を計算し終わると、リストは推奨経路内に含まれる全道路区分の名称を含むことになる。図18の場合、推奨経路内の実際の名称を得るためにナビゲーション特徴名称データ246内のデータ記録に個別にアクセスする必要はない。 【0118】この実施例の利点は、経路を経路計算機能142によって計算するので、各道路区分の名称を素早く得られることである。経路計算機能は、表される道路区分のナビゲーション関連属性を得るために経路指定データのパーセル720にアクセスするので、経路指定データのパーセル内に道路名称を含むことにより、推奨経路内の道路の名称リストを素早く作成できる。上記の実施例と同様に、各道路の名称も、ナビゲーション可能特徴名称データ246(図5)に含まれたナビゲーション可能特徴名称データ記録262(図7)によって表される。従って、この代替実施例によれば、幾つかの道路の名称は地理的データベース162内の少なくとも二つのロケーション内に含まれている。このデータ重複により地理的データベース162の全体サイズは大きくなるが、一定の機能(経路プレビュー機能のような)を素早く実行できる。 【0119】(C)他の代替上記の幾つかの実施例では、経路プレビュー機能により提供される名称は、道路沿いの標識により道路を照会する際の道路名称である。これは、最も良く知られている道路名称を経路プレビュー機能に含むことを意図している。経路プレビュー機能により提供される道路名称は、道路標識上の名称である必要はなく、道路を知ることのできる名前ならばよく、最も行き渡っている名称が好ましい。上記の実施例では、ナビゲーションアプリケーションを車載ナビゲーションシステムのようなナビゲーションシステムとの関連で述べた。本実施例は、パーソナルコンピューター、パーソナルデジタル用具、ネットワーク環境、インターネット、電話を基本としたシステム等を含む様々なプラットフォーム及び/又は環境で実行できることが理解される。 【0120】上記の詳細な説明は限定的でなく例示的にみなされるよう意図されており、全同等物を含む上記の請求の範囲が本発明の範囲を定めるよう意図されていることを理解されたい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597011544 【氏名又は名称】ナヴィゲイション テクノロジーズ コーポレイション
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| 【出願日】 |
平成12年8月2日(2000.8.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059959 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 稔 (外9名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−91287(P2001−91287A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−234491(P2000−234491) |
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