| 【発明の名称】 |
車両用ナビゲーション装置及び通信ナビゲーションシステム及び通信ナビゲーション方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】大村 博志
【氏名】細田 浩司
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| 【要約】 |
【課題】目的地の利用状況を考慮した効率的な経路誘導を行う車両用ナビゲーション装置及び通信ナビゲーションシステム及び通信ナビゲーション方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供。
【解決手段】車載機1は、ユーザが所望する第1目的地を情報センター2に登録し(S2-S5)、その第1目的地が利用不可能となった旨を受信したときには、当該ユーザが予め入力した許容条件を満足する候補地を検索し、その検索結果のうち当該ユーザが所望する候補地を第2目的地として情報センター2に登録する(S9,S10)。その後、当該第1目的地が再び利用可能となった旨を受信したとき、車載機1は、このまま第2目的地への経路誘導を継続するか、或いは当該第1目的地に対する経路誘導を再開するかをユーザに判断させる(S20,S21)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部装置との双方向通信を行う通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、所望の第1目的地が前記経路誘導手段に設定されたときに、その第1目的地に関する情報を、前記通信手段により所定の外部装置に送信すると共に、その外部装置から当該第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を、前記通信手段により受信したときに、その旨を報知する制御手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる候補地を、前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記経路誘導手段に設定することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項3】 前記経路誘導手段は、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる第2目的地への経路誘導を行うための許容条件を入力可能であり、前記制御手段は、前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記許容条件を満足する候補地を前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記経路誘導手段に設定することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項4】 前記制御手段は、前記経路誘導手段に前記第2目的地を設定した後で、前記第1目的地が利用可能であることを表わす情報を前記通信手段により受信したときに、前記第1目的地への経路誘導を選択可能に報知すると共に、前記第1目的地への経路誘導が選択されたときには、前記経路誘導手段に設定された目的地を、前記第2目的地から前記第1目的地に変更することを特徴とする請求項2または請求項3記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項5】 前記制御手段は、前記許容条件を満足する候補地のうち、前記第1目的地への経路誘導路から所定の条件を越えて逸脱する候補地については報知を禁止することを特徴とする請求項3記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項6】 前記第1及び第2目的地は、駐車場であることを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項7】 前記通信手段は、パケット通信網を経由して、前記外部装置との通信を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項8】 双方向通信が可能な外部装置と車両用ナビゲーション装置とからなる通信ナビゲーションシステムであって、前記車両用ナビゲーション装置は、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、所望の第1目的地が前記経路誘導手段に設定されたときに、その第1目的地に関する情報を、前記外部装置に送信すると共に、その外部装置から当該第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、その旨を報知する制御手段とを備え、前記外部装置は、少なくとも前記車両用ナビゲーション装置が目的地として設定可能なカテゴリに属する複数施設の利用状況を略リアルタイムで収集すると共に、その収集した情報を記憶するデータベースと、前記第1目的地に関する情報を前記車両用ナビゲーション装置から受信したときに、前記データベースを検索することによって前記第1目的地の利用状況を監視し、その監視により、前記第1目的地が利用不可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信する監視手段とを備えることを特徴とする通信ナビゲーションシステム。 【請求項9】 前記車両用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる候補地を、前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記経路誘導手段に設定することを特徴とする請求項8記載の通信ナビゲーションシステム。 【請求項10】 前記外部装置において、前記監視手段は、前記第1目的地が利用可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信し、前記車両用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記経路誘導手段に前記第2目的地を設定した後で、前記第1目的地が利用可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地への経路誘導を選択可能に報知すると共に、前記第1目的地への経路誘導が選択されたときには、前記経路誘導手段に設定された目的地を、前記第2目的地から前記第1目的地に変更することを特徴とする請求項9記載の通信ナビゲーションシステム。 【請求項11】 前記第1及び第2目的地は、駐車場であることを特徴とする請求項8記載の通信ナビゲーションシステム。 【請求項12】 前記車両用ナビゲーション装置と前記外部装置との通信は、パケット通信網を経由して行われることを特徴とする請求項8記載の通信ナビゲーションシステム。 【請求項13】 双方向通信可能な外部装置と車両用ナビゲーション装置とを用いて、その車両用ナビゲーション装置において設定された目的地への経路誘導を行う通信ナビゲーション方法であって、前記外部装置において、少なくとも前記車両用ナビゲーション装置が目的地として設定可能なカテゴリに属する複数施設の利用状況を略リアルタイムで収集すると共に、その収集した情報を記憶する記憶工程と、前記車両用ナビゲーション装置において、所望の第1目的地が設定されたときに、その第1目的地に関する情報を、前記外部装置に送信する第1目的地設定工程と、前記外部装置において、前記第1目的地に関する情報を前記車両用ナビゲーション装置から受信したときに、前記データベースを検索することによって前記第1目的地の利用状況を監視すると共に、その監視により、前記第1目的地が利用不可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信する監視工程と、前記車両用ナビゲーション装置において、前記外部装置から前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、その旨を報知する報知工程と、を有することを特徴とする通信ナビゲーション方法。 【請求項14】 前記報知工程は、前記外部装置より前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる候補地を、前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記車両用ナビゲーション装置に設定する目的地変更工程を含むことを特徴とする請求項13記載の通信ナビゲーション方法。 【請求項15】 更に、前記監視工程において、前記第1目的地が利用可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信すると共に、前記報知工程は、前記車両用ナビゲーション装置に前記第2目的地を設定した後で、前記第1目的地が利用可能であることを表わす情報を前記外部装置より受信したときに、前記第1目的地への経路誘導を選択可能に報知すると共に、前記第1目的地への経路誘導が選択されたときには、設定されている目的地を、前記第2目的地から前記第1目的地に復帰させる目的地復帰工程を含むことを特徴とする請求項14記載の通信ナビゲーション方法。 【請求項16】 パケット通信網を経由して、前記外部装置と前記車両用ナビゲーション装置との双方向通信を行うことを特徴とする請求項13記載の通信ナビゲーション方法。 【請求項17】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーション装置及び通信ナビゲーションシステム及び通信ナビゲーション方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、自動車に搭載された経路誘導用のナビゲーションユニットを通信装置を介してインターネットに接続し、そのインターネット上の所定のサーバから交通情報や施設情報等を入手可能なシステムが、例えば特開平9−257501号、或いは特開平10−089976号等に提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来のインターネット通信可能なナビゲーション装置によれば、自動車による移動中においても各種情報を入手することができ、自動車による移動を効率的に行える優れた利便性がある。 【0004】しかしながら、インターネット通信により入手可能な情報は最新の情報であるとは限らないため、例えば、時々刻々と利用状況が変化する施設情報等の場合には、入手した施設情報を基にその施設に実際に到着した時点では当該施設を利用できない場合も予想され、入手できる情報にリアルタイム性に欠けるという問題がある。 【0005】そこで本発明は、目的地の利用状況を考慮した効率的な経路誘導を行う車両用ナビゲーション装置及び通信ナビゲーションシステム及び通信ナビゲーション方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明に係る車両用ナビゲーション装置は、以下の構成を特徴とする。 【0007】即ち、外部装置との双方向通信を行う通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、所望の第1目的地が前記経路誘導手段に設定されたときに、その第1目的地に関する情報を、前記通信手段により所定の外部装置に送信すると共に、その外部装置から当該第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を、前記通信手段により受信したときに、その旨を報知する制御手段とを備えることを特徴とする。 【0008】また、例えば前記制御手段は、前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる候補地を、前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記経路誘導手段に設定すると良い。 【0009】また、例えば前記経路誘導手段は、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる第2目的地への経路誘導を行うための許容条件を入力可能であり、前記制御手段は、前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記許容条件を満足する候補地を前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記経路誘導手段に設定すると良い。 【0010】好ましくは、上記の各構成において、前記制御手段は、前記経路誘導手段に前記第2目的地を設定した後で、前記第1目的地が利用可能であることを表わす情報を前記通信手段により受信したときに、前記第1目的地への経路誘導を選択可能に報知すると共に、前記第1目的地への経路誘導が選択されたときには、前記経路誘導手段に設定された目的地を、前記第2目的地から前記第1目的地に変更すると良い。 【0011】上記の目的を達成するため、本発明に係る通信ナビゲーション方法は、以下の構成を特徴とする。 【0012】即ち、双方向通信可能な外部装置と車両用ナビゲーション装置とを用いて、その車両用ナビゲーション装置において設定された目的地への経路誘導を行う通信ナビゲーション方法であって、前記外部装置において、少なくとも前記車両用ナビゲーション装置が目的地として設定可能なカテゴリに属する複数施設の利用状況を略リアルタイムで収集すると共に、その収集した情報を記憶する記憶工程と、前記車両用ナビゲーション装置において、所望の第1目的地が設定されたときに、その第1目的地に関する情報を、前記外部装置に送信する第1目的地設定工程と、前記外部装置において、前記第1目的地に関する情報を前記車両用ナビゲーション装置から受信したときに、前記データベースを検索することによって前記第1目的地の利用状況を監視すると共に、その監視により、前記第1目的地が利用不可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信する監視工程と、前記車両用ナビゲーション装置において、前記外部装置から前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、その旨を報知する報知工程とを有することを特徴とする。 【0013】また、例えば前記報知工程は、前記外部装置より前記第1目的地が利用不可能であることを表わす情報を受信したときに、前記第1目的地とは異なり、且つ前記第1目的地と同じカテゴリに含まれる候補地を、前記第2目的地として選択可能に報知すると共に、それら候補地の中から前記第2目的地として選択された候補地を、新たな目的地として前記車両用ナビゲーション装置に設定する目的地変更工程を含むと良い。 【0014】更に好ましくは、前記監視工程において、前記第1目的地が利用可能になったことを検出したときには、その旨を表わす情報を、前記車両用ナビゲーション装置に送信すると共に、前記報知工程は、前記車両用ナビゲーション装置に前記第2目的地を設定した後で、前記第1目的地が利用可能であることを表わす情報を前記外部装置より受信したときに、前記第1目的地への経路誘導を選択可能に報知すると共に、前記第1目的地への経路誘導が選択されたときには、設定されている目的地を、前記第2目的地から前記第1目的地に復帰させる目的地復帰工程を含むと良い。 【0015】更に上記の目的を達成する通信ナビゲーションシステムは、上記の通信ナビゲーション方法を実行する車両用ナビゲーション装置及び外部装置より構成されることを特徴とする。 【0016】尚、上述した車両用ナビゲーション装置、通信ナビゲーション方法、並びに通信ナビゲーションシステムにおいて、前記外部装置と前記車両用ナビゲーション装置との双方向通信は、経済性を考慮してパケット通信網を経由して行うと良い。 【0017】また、上記の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴とする。 【0018】 【発明の効果】上記の本発明によれば、目的地の利用状況を考慮した効率的な経路誘導を行う車両用ナビゲーション装置及び通信ナビゲーションシステム及び通信ナビゲーション方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供が実現する。 【0019】即ち、請求項1、請求項8、並びに請求項13の発明によれば、ユーザが前記第1目的地に向かって移動している最中であっても、その第1目的地が利用不可能となったことを知ることができ、効率的な経路誘導を行うことができる。 【0020】また、請求項2乃至請求項4、請求項9及び請求項10、請求項14及び請求項15の発明によれば、経路誘導が行われる目的地を、その目的地が利用可能であるか否かに応じて適宜変更することができ、更に効率的な経路誘導を行うことができる。 【0021】また、請求項5によれば、前記第2目的地への移動中に、ユーザが利用を最も望んでいる前記第1目的地の利用が可能となった場合であっても、例えばその時点における現在地から遠く離れている場合には、前記経路誘導手段に設定されている目的地が前記第1目的地に変更されることを防止することができ、更に効率的な経路誘導を行うことができる。 【0022】また、請求項7、請求項12、並びに請求項16の発明によれば、従量制の課金が行われるパケット通信網を経由して通信を行うことにより、経済的な通信ナビゲーションを行うことができる。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ナビゲーション装置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。 【0024】図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置が情報を入手可能な通信環境を示す全体構成図である。 【0025】同図において、1は、自動車に搭載された車載機である。2は、車載機1が各種情報を入手可能な情報センターである。ここで、情報センター2は、基本構成としてインターネットサーバ及びメールサーバ(より具体的にはモバイル用のメールサーバ)としての一般的な構成を備え、その内部には大容量のデータベースを備える。 【0026】3は、パケット通信網と、携帯電話通信網の一例であるPDC(Personal Digital Cellular)回線交換網との交換を行う市中の基地局であり、この基地局3は、車載機1に搭載された携帯電話(後述する携帯電話13)との無線信号の送受信を行う。 【0027】5は、上記のパケット通信網とインターネットとの通信インタフェースとなるゲートウェイ(G・W)である。6は、上記のPDC回線交換網とインターネットとの通信インタフェースとなるISP(インターネットサービスプロバイダ)である。 【0028】次に、車載機1のハードウエア構成及びソフトウエア構成について、図2及び図3を参照して説明する。 【0029】図2は、本実施形態における車載機のハードウエア構成を示すブロック図であり、車載機1は、大別して、通信ユニット11、ナビゲーションユニット12、そして携帯電話13からなる。 【0030】携帯電話13は、図1に示した基地局3を介して、パケット通信網(本実施形態では、一例としてiモード(商標)を想定)と、PDC回線交換網との相互通信を切り替え可能な構成を備えており、携帯電話13には、パケット通信網を選択しているときに、送受信したデータ量に応じた課金(従量制の課金)がなされ、PDC回線交換網を選択しているときに、回線を占有している時間に応じた課金(従時間制の課金)がなされる。尚、携帯電話13は、通信ユニット11と一体の構成としても良い。 【0031】通信ユニット11は、ユーザが携帯電話13を保持せずに通話するためのハンドフリー(H/F)ユニット115、携帯電話13とCPU111との間の通信インタフェースであるところの、PDC通信及びパケット通信両用のモデム、通信ユニット11の動作を制御するCPU111、CPU111が実行する通信処理プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されているROM、そして一時記憶エリアとして使用されるRAM113を備える。 【0032】ナビゲーションユニット12において、121は、ディスプレイ130への画像表示制御や、後述する通信ナビゲーション機能等を実行するCPUである。122は、CPU121が行うプログラムや各種パラメータ等が記憶されているROMである。123は、一時記憶エリアとして使用されるRAMである。124は、CPU121の制御に従ってディスプレイ130への画像表示を行う描画ICである。125は時計である。126は、自車両の挙動を検出する一般的なジャイロである。127は、地図情報や施設情報等が登録された記憶媒体の一例であるDVD−ROMから情報を読み出す(或いはDVD−RAMへの情報の読み出し・書き込みを行う)DVDドライブである。128は、例えば情報センター2から入手したDVD−ROMに記憶されていない情報等を記憶するRAM(或いはハードディスク等の記憶装置であっても良い)である。 【0033】そして入出力(I/O)コントローラ129は、GPS(Grobal PositioningSystem)受信機15により受信したGPS信号、イグニッションキースイッチ18の操作状態を表わす信号、そしてナビゲーションユニット12に設けられた操作スイッチ群19の操作状態を表わす信号の検出制御、通信ユニット11とのデータ入出力制御、並びに上記のナビゲーションユニット12内の各ブロックのデータ入出力制御を行うコントローラである。 【0034】また、ナビゲーションユニット12は、AM・FMアンテナ17により外部より受信した無線電波を受信するAM・FMチューナ134、道路側に設けられたビーコン等から道路交通情報等を受信するVICS(道路交通情報)チューナ135、一般的なMD(或いはカセット)デッキ133、スピーカ16に出力する音声信号を増幅するアンプ132、そしてこれらの各ブロックを制御するオーディオCPU131を備える。 【0035】尚、上記のナビゲーションユニット12の構成において、ナビゲーションユニット12自体の機能を一般的なコンピュータの如く更新可能に構成するときには、上記の構成により実現する通信ナビゲーション機能等の動作制御プログラムを、ROM122に予め記憶させるのではなく、DVDドライブ127に装填したDVD−ROM、或いは携帯電話13を介して外部より入手可能に構成し、入手したプログラムは、RAM128等に記憶すれば良い。 【0036】図3は、本実施形態における車載機のソフトウエア構成を示すブロック図であり、上述した図2のハードウエア上で実行されるソフトウエアプログラムの概略構成を示す。 【0037】同図において、通信ユニット11は、パケット(iモード)通信網との通信インタフェース機能、PDC回線交換網との通信インタフェース機能、並びにそれら2種類の通信形態のうち何れかを切り替える機能を実現するソフトウエアを備える。 【0038】また、ナビゲーションユニット12は、大別して、後述する通信ナビゲーション機能と、オーディオ機能のソフトウエアからなる。 【0039】通信ナビゲーション機能は、マルチタスクOS(本実施形態ではITRON)上で動作するところの、描画ソフトウエア、シリアル通信等の一般的な機器間通信ソフトウエア、経路誘導等の一般的なナビゲーション機能を実現するナビゲーションアプリケーション、PPP(Point-to-Point Protocol)やその上位層としてのTCP/IP(Transmission Control Protocl / Internet Protocol)及びHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコル、及びiモード用のプロトコルを実現するソフトウエア、更に、それらの通信プロトコルに従ってデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメーラ機能、並びにブラウザを描画するソフトウエアを有する。 【0040】そして、オーディオ機能は、オーディオCPU131が実行するオーディオ機器制御用のアプリケーションにより実現されるが、一般的な機能であるため本実施形態における詳細な説明は省略する。 【0041】本実施形態において、当該インターネットブラウザ機能を実現するプログラムは、上述したパケット(iモード)通信網またはPDC回線交換網を介した情報センター2との相互通信において、緯度経度を含む地点情報の送受信が可能である。 【0042】即ち、ナビゲーションユニット12にて実行されるインターネットブラウザは、通信機能を有するナビゲーション装置の標準化団体であるモバイルウェブ協議会のモバイルウェブ(Mobile Web)仕様に準拠しており、ナビゲーション機能において扱う一般的な座標情報と、PDC回線交換網経由で情報センター2から入手した緯度経度を含む地点情報(本実施形態では、POI:Point of Interest)との相互変換が可能である。一方、パケット(iモード)通信網経由の通信が選択されているときには、iモードにて規定される所定のTAGにより緯度経度を含む地点情報を送受信する。 【0043】これにより、ナビゲーションユニット12は、DVDドライブ127から読み出した地図情報をディスプレイ130に表示するときに、その表示画面上において、情報センター2から入手した地点情報に相当する位置を容易にプロットすることができる。 【0044】[通信ナビゲーション機能]以下、車載機1と情報センター2との間で実現される通信ナビゲーション機能について説明する。本実施形態に係る通信ナビゲーション機能は、PDC回線交換網を使用しても、パケット通信網を使用しても可能であるが、経済性と利便性とを考慮すると、従量制のパケット通信網を使用する方が良い。 【0045】はじめに、本実施形態において車載機1と情報センター2との間で送受信される信号について説明すると共に、それら送受信信号によって実現される機能について概説する。 【0046】図4は、本実施形態における車載機1及び情報センター2間の送受信信号を示す図であり、同図に示す各信号は、以下に説明する機能を有する。 【0047】尚、以下に説明する各信号は、車載機1と基地局3との無線通信において、個々の信号が有する機能を特定する所定のフィールドの他に、情報センター2を特定する所定の識別番号(ID)またはURL(Uniform Resource Locator)、車載機1を特定する所定のIDまたは携帯電話13の電話番号、そして、一般的なヘッダ及びエラーチェック用等のフィールドを共通に有する。また、これら各信号の情報センター2と基地局3との間におけるデータ通信は、一般的な通信形態が採用されるものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。 【0048】(1)目的地設定信号:車載機1から情報センター2に送信される信号であり、車載機1のユーザがこれから訪れようとする所望の目的地(第1目的地)を情報センター2に登録させるときに送信される。この目的地設定信号は、当該所望の目的地(第1目的地)を特定するIDと、そのIDを情報センター2のD/B内に第1目的地として記憶させる旨の情報とを表わす所定のフィールド構成を含む。 【0049】(2)キャンセル信号:車載機1から情報センター2に送信される信号であり、情報センター2に登録されている目的地(第1目的地及び/または第2目的地)に関するデータをクリアさせるときに送信される。このキャンセル信号は、当該第1目的地及び/または第2目的地を特定するIDと、そのIDを情報センター2のD/B内から削除する旨の情報とを表わす所定のフィールド構成を含む。 【0050】(3)利用不可能信号:情報センター2から車載機1に送信される信号であり、目的地設定信号によって登録された目的地(第1目的地)が、利用できない状況になったときに送信される。この利用不可能信号は、当該第1目的地を特定するIDと、その第1目的地が利用不可能である旨の情報とを表わす所定のフィールド構成を含む。 【0051】(4)目的地変更信号:車載機1から情報センター2に送信される信号であり、目的地設定信号により情報センター2に登録された目的地(第1目的地)とは異なる他の目的地(第2目的地)を情報センター2に登録させるときに送信される。この目的地変更信号は、少なくとも当該第2目的地を特定するIDと、その第2目的地に行き先を変更すると共に当該IDを情報センター2のD/B内に第2目的地として記憶させる旨の情報とを表わす所定のフィールド構成を含む。 【0052】(5)利用可能信号:情報センター2から車載機1に送信される信号であり、目的地設定信号によって登録された目的地(第1目的地)が、利用できる状況になったときに送信される。この利用可能信号は、当該第1目的地を特定するIDと、その第1目的地が利用可能である旨の情報とを表わす所定のフィールド構成を含む。 【0053】(6)目的地復帰信号:車載機1から情報センター2に送信される信号であり、情報センター2に第2目的地が登録されている状態において車載機1が利用可能信号を受信したときに、車載機1のユーザが再び第1目的地に向かって進行しようと決定した場合に送信される。この目的地復帰信号は、少なくとも当該第1目的地に向かって進行する旨の情報を表わす所定のフィールド構成を含む。 【0054】ここで、上述した各信号により実現される機能を概説すれば、車載機1のユーザは、所望の目的地(本実施形態では駐車場を例に説明する)を訪れようとするに際して、目的地設定信号により、その目的地(第1目的地)を特定するデータを情報センター2に登録する。情報センター2は、インターネット等の通信によって複数の施設(本実施形態では複数の駐車場)の利用状況(営業中、営業休止、或いは満車等)をリアルタイムに収集しており、その収集した利用状況のデータを、受信した目的地設定信号に含まれる第1目的地を特定するデータをキーにして検索し、その検索した結果、当該第1目的地が利用不可能である、或いは利用不可能となったときには、当該車載機1に利用不可能信号を報知する。 【0055】利用不可能信号を受信した車載機1では、他の目的地(第2目的地)を選択可能であり、目的地を第2目的地に変更するときには、目的地変更信号により、その目的地(第2目的地)を特定するデータを情報センター2に登録する。このとき、情報センター2は、既に登録されている第1目的地に関するデータをクリアするのではなく、第2目的地が登録された後も第1目的地の利用状況を確認しており、車載機1のユーザが第2目的地への移動中に第1目的地が利用可能となったときには、当該車載機1に利用可能信号を報知する。 【0056】利用可能信号を受信した車載機1では、元の目的地(第1目的地)を選択可能であり、目的地を第2目的地から第1目的地に戻すときには、目的地復帰信号により、その目的地(第1目的地)を特定するデータを情報センター2に登録する。 【0057】次に、上述した各信号の送受信を実現する通信ナビゲーション処理について、車載機1のCPU121が実行する処理と、情報センター2のCPU(不図示)が実行する処理とに分けて説明する。 【0058】<車載機1>図5は、本実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理の全体構成を示すフローチャートであり、イグニッションキースイッチ18がオンにされることにより開始される。 【0059】同図において、ステップS1:図6に示す現在地表示ルーチンを実行することにより、ディスプレイ130に現在地等を表示する。 【0060】図6は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる現在地表示ルーチンを示すフローチャートであり、図5のステップS1の詳細を示す。 【0061】同図において、ステップS101:GPS受信機15の出力信号、ジャイロ126の出力信号等を利用して、一般的な手法により、車載機1(自車両)の現在位置及び進行方向等を検出する。 【0062】ステップS102:ディスプレイ130の表示形態として選択されている縮尺に応じて、ステップS101にて検出した現在位置を含む地図情報を、DVDドライブ127から読み込む。 【0063】ステップS103〜ステップS106:ステップS102にて読み込んだ地図情報、自車両(車載機1)の現在位置を表わす所定のシンボル、そして各種操作スイッチの選択エリア(本実施形態では、操作スイッチ群19の所定のスイッチにより選択するものとする)を、例えば図11に示す如く表示する(ステップS103)と共に、RAM123等に経路誘導路が既に設定されているかを判断し(ステップS104)、設定されているときには、その経路誘導路のうち、ステップS103にて表示した表示エリア内に表示可能な部分を読み込み(ステップS105)、その部分を含めて、例えば図12に示す如く表示する(ステップS106)。 【0064】ここで、図5に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS2:図11または図12の如く表示されているディスプレイ130において、「目的地設定」スイッチが操作されたかを判断し、この判断でYES(操作あり)のときにはステップS3に進み、NO(操作無し)のときにはステップS8に進む。 【0065】図7は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる目的地設定ルーチンを示すフローチャートであり、図5のステップS3の詳細を示す。 【0066】同図において、ステップS131〜ステップS133:ディスプレイ130に、図12に示すメニュー画面を表示し(ステップS131)、その表示画面において所定時間内(例えば10秒程度)に何れかの項目が選択されたかを判断する(ステップS132)と共に、選択されたときにはその選択された項目の種類を判断する(ステップS133)。このとき、何れの項目も選択されない、或いは[5]の「キャンセル」が選択された場合には、目的地設定ルーチンを終了する。 【0067】ステップS134,ステップS135:ステップS133にて[1]の「目的地入力」が選択された場合には、DVD−ROMに記憶されている各種情報を用いて、電話番号、ディスプレイ130に表示させた地図の特定位置を選択する等の一般的な手法により、ユーザが設定した目的地までの経路誘導路を算出し(ステップS134)、その設定された目的地を第1目的地として、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS135)。 【0068】ステップS136〜ステップS139:DVD−ROMに記憶されている各種情報を用いて、ステップS135にて記憶した目的地のカテゴリが、駐車場であるかを判断し(ステップS136)、この判断で駐車場であるときにはディスプレイ130に、図13に示す変更許容条件入力画面を表示し(ステップS137)、その表示画面において、第1目的地として現在RAM123に格納されている目的地を他の場所に変更せざるを得ない場合にユーザが許容できる条件が所定時間内(例えば10秒程度)に入力されたかを判断する(ステップS138)と共に、条件が入力されたときにはその入力条件を当該1目的地と関連付けしてRAM123に格納する(ステップS139)。また、これらステップにおいて、RAM123に格納されている第1目的地が駐車場でない場合、或いは、所定時間内に変更許容条件が入力されなかったときには、目的地設定ルーチンを終了する。 【0069】ここで、図13に示す変更許容条件入力画面において入力可能な条件について説明する。当該画面において、「位置」の表示項目には、「目的地」と「任意位置」とがある。「目的地」が選択されたときには、他の画面にてある特定の目的地(駐車場)を入力可能である。「任意位置」が選択されたときには、他の画面にてある特定の地点を指定可能であると共に、「範囲」の表示項目にて当該特定地点を中心とする距離により範囲を入力可能である。更に、他の目的地に変更される場合の利用料金による許容条件も入力可能である。ユーザがこれらの許容条件を入力した後、「決定」を操作することにより、それら入力された許容条件は、RAM123に格納される。また、「変更禁止」が選択された場合には、以降の処理において、現在RAM123に格納されている第1目的地以外には経路誘導を行わない。 【0070】ステップS140,ステップS141:ステップS133にて[2]の「経路再設定」が選択された場合には、ユーザにより新たに設定された目的地について、ステップS134と同様に経路誘導路を算出し(ステップS140)、その設定された目的地を新たな第1目的地として、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS141)。 【0071】ステップS142:ステップS133にて[3]の「目的地クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている第1目的地、並びに、その第1目的地と関連付けして格納されているところの、当該第1目的地までの経路誘導路情報及び変更許容条件をクリア(リセット)する。 【0072】ステップS143:ステップS133にて[4]の「経路クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている第1目的地までの経路誘導路情報をクリアする。 【0073】ここで、図5に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS4〜ステップS7:現在RAM123に格納されている第1目的地のカテゴリが駐車場であるかを、ステップSステップS136と同様に判断する(ステップS4)。この判断でYES(第1目的地が駐車場)のときには、その第1目的地を特定するIDを含む上述した目的地設定信号を、情報センター2に送信する(ステップS5)と共に内部フラグFLを、第1目的地を情報センター2に登録した旨を表わす”1”にセットする(ステップS6)。一方、この判断でNO(第1目的地は駐車場ではない)のときには、内部フラグFLを、情報センター2には目的地について何も登録していない旨を表わす”0”にセットする(ステップS7)。 【0074】ステップS8,ステップS9:ステップS2において「目的地設定」スイッチの操作が検出されないときには、本ステップにおいて、内部フラグFLが”1”または”2”にセットされているかを判断し(ステップS8)、この判断でYES(FLが1または2)のときには、情報センター2から上述した利用不可能信号を受信したかを判断し(ステップS9)、NOのときにはリターンする。そして、ステップS9の判断において、YES(利用不可能信号を受信した)のときにはステップS10の目的地変更ルーチンに進み、NO(利用不可能信号を受信していない)のときにはステップS11に進む。 【0075】図8は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる目的地変更ルーチンを示すフローチャートであり、図5のステップS10の詳細を示す。 【0076】同図において、ステップS151:ステップS9の判断において利用不可能信号を受信したことを検出したので、現在設定されている第1目的地が利用できなくなった旨を表わすガイダンスを、例えば図16に示す如くディスプレイ130に表示する(ステップS151)。 【0077】ステップS152,ステップS153:現在設定されている第1目的地についてRAM123に記憶されている変更許容条件を読み出し(ステップS152)、その読み出した変更許容条件が、図13の表示画面に含まれる「変更禁止」の表示項目が選択されたことを表わすかを判断し(ステップS153)、この判断でNO(変更禁止ではない)のときにはステップS154に進み、YES(変更禁止)のときには、目的地変更ルーチンを終了する。 【0078】ステップS154:図6のステップS101にて算出した車載機1(自車両)の現在位置及び進行方向をRAM123から読み出す。 【0079】ステップS155:DVDドライブ127に装填されているDVD−ROMの中から、第1目的地としてRAM123に記憶されている目的地(駐車場)と同種類(カテゴリ)の候補地(駐車場)を検索する。 【0080】ステップS156:ステップS155の検索により選択された候補地の中に、ステップS152にて読み出した変更許容条件を満足する候補地の駐車場が存在するかを判断し、この判断でYES(当該条件を満たす候補地あり)のときにはステップS157に進み、NO(当該条件を満たす候補地無し)のときには目的地変更ルーチンを終了する。 【0081】ステップS157,ステップS158:当該変更許容条件を満足する候補地までの現在位置からの経路誘導方向と経路誘導路とを算出し(ステップS157)、その候補地への経路誘導方向と現在の進行方向との一致/不一致を判定する(ステップS158)。この進行方向が一致するか否かの判断は、当該候補地への経路誘導方向と現在の進行方向とがなす角が、当該現在の自車両の進行方向を基準として左右に所定角度以内であれば一致すると判断すれば良い。 【0082】ステップS159:RAM123に記憶されている第1目的地までの経路誘導路距離に対する当該候補地への経路誘導距離の比率Rを算出する。 【0083】ステップS160:当該変更許容条件を満足する候補地の名称、ステップS158における進行方向の判定結果、ステップS159にて算出した比率R、並びに、候補地の利用料金等を、図17に示す表示画面の如くディスプレイ130に表示する。 【0084】ステップS161:図17に示す表示画面において、当該変更許容条件を満足する候補地の中から何れかの候補地が所定時間内(例えば10秒程度)に選択されたかを判断し(ステップS161)、この判断でYES(何れかの候補地が選択された)のときにはステップS162に進み、NO(何れの候補地も選択されなかった)のときには、現在までRAM123に記憶されている第1目的地を変更しないままで目的地変更ルーチンを終了する。 【0085】ステップS162〜ステップS164:当該第1目的地とそれに関連する情報(当該第1目的地への経路誘導路等)を記憶したまま、更に、ステップS161にて選択された候補地を、変更目的地(第2目的地)としてRAM123に記憶すると共に、その変更目的地に対応する経路誘導路をステップS140と同様の手順で算出し、その算出した経路誘導路をRAM123に記憶し(ステップS162:これにより、次の制御周期にて現在地表示ルーチン(図6)が実行されると、当該変更目的地への経路誘導路がディスプレイ130に表示される)、その第2目的地を特定するIDを含むところの、上述した目的地変更信号を、情報センター2に送信し(ステップS163)、内部フラグFLを、当該第2目的地を情報センター2に登録した旨を表わす”2”にセットする(ステップS164)。 【0086】ここで、図5に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS11,ステップS12:車載機1(自車両)が、第1目的地または第2目的地に到着したかを判断し、YES(第1目的地または第2目的地に到着した)のときにはステップS13に進み、NO(第1目的地または第2目的地にまだ到着していない)のときには、操作スイッチ群19に含まれる報知キャンセルスイッチが操作されたかを判断する(ステップS12)。ステップS12の判断でYESのとき(報知キャンセルスイッチが操作されたとき)にはステップS13に進み、NOのとき(報知キャンセルスイッチが操作されないとき)にはステップS15に進む。 【0087】ステップS13,ステップS14:報知キャンセルスイッチが操作されたので、情報センター2に上述したキャンセル信号を送信し(ステップS13)、内部フラグFLを、情報センター2には目的地について何も登録していない旨を表わす”0”にセットする(ステップS14)。 【0088】ステップS15:イグニッションキースイッチ18の状態を検出することにより、イグニッションがオフ状態かを判断し、この判断でYES(イグニッションオフ)のときにはステップS16に進み、NO(イグニッションオン)のときにはステップS19に進む。 【0089】ステップS16:イグニッションがオフ状態になってから所定時間(例えば10分程度)が経過したかを判断し、この判断でYES(所定時間経過)のときにはステップS13に進み、NO(所定時間未経過)のときにはステップS17に進む。 【0090】ステップS17:現在RAM123及び情報センター2に設定されている第1目的地まは第2目的地への経路誘導をキャンセルする旨のガイダンスと、その経路誘導を継続させることを入力するスイッチとを含む表示画面を、例えば図14に示す如くディスプレイ130に表示する。 【0091】ステップS18:図14に示す表示画面において、「継続」スイッチの操作が行われたかを判断し、この判断でYES(当該スイッチの操作あり)のときにはステップS16に戻り、NO(当該スイッチの操作無し)のときにはステップS19に進む。 【0092】ステップS19,ステップS20:内部フラグFLが”2”であるかを判断し(ステップS19)、この判断でNO(FL≠2)のときにはリターンし、YES(FL=2)のときには情報センター2から上述した利用可能信号を受信したかを判断する(ステップS20)。ステップS20の判断でYES(当該信号を受信した)のときにはステップS21に進み、NO(当該信号を受信しない)のときにはリターンする。 【0093】図9は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる目的地復帰ルーチンを示すフローチャートであり、図5のステップS21の詳細を示す。 【0094】同図において、ステップS171:ステップS20の判断において利用可能信号を受信したことを検出したので、現在設定されている第1目的地が利用できる旨を表わすガイダンスを、例えば図18に示す如くディスプレイ130に表示する(ステップS171)。 【0095】ステップS172:図6のステップS101にて算出した車載機1(自車両)の現在位置及び進行方向をRAM123から読み出す。 【0096】ステップS173,ステップS174:当該現在位置からRAM123に記憶している第1目的地までの経路誘導方向と経路誘導路とを算出し(ステップS173)、その第1目的地への経路誘導方向と現在の進行方向との一致/不一致を判定する(ステップS174)。この進行方向が一致するか否かの判断は、当該第1目的地への経路誘導方向と現在の進行方向とがなす角が、当該現在の自車両の進行方向を基準として左右に所定角度以内であれば一致すると判断すれば良い。 【0097】ステップS175:車載機1(自車両)が現在向かっている第2目的地までの経路誘導路距離と、当該第1目的地への経路誘導距離の比率Rを算出する。 【0098】ステップS176,ステップS177:ステップS174の判定結果が進行方向の一致を示すかを判断し(ステップS176)、この判断でYESのとき(進行方向が一致するとき)にはステップS175にて算出した比率Rが10より大きいかを判断し(ステップS177)、この判断でNO(R≦10)のときにはステップS178に進む。それ以外の場合は、車載機1(自車両)が現在向かっている第2目的地から元の第1目的地に変更した場合には、進行方向を大きく変更しなければならない、或いは走行距離が長すぎる(例えば10倍を越える)と判断できるので、当該第2目的地への経路誘導を継続するものとして、目的地復帰ルーチンを終了する。 【0099】ステップS178:ステップS177の判断にてNOの場合は、現在向かっている第2目的地のままとするか、或いは元の第1目的地に変更するかをユーザに選択させるべく、図19に示す表示画面の如く、当該第1目的地及び第2目的地の名称、ステップS174における進行方向の判定結果、ステップS175にて算出した比率R、候補地の利用料金等を表示すると共に、当該第1目的地への経路誘導を選択可能な「元の目的地に復帰」と表示されたスイッチをディスプレイ130に表示する。 【0100】ステップS179:図19に示す表示画面において、当該スイッチが所定時間内(例えば10秒程度)に操作されたかを判断し、この判断でYESのとき(当該スイッチの操作ありのとき)にはステップS180に進み、NOのとき(当該スイッチの操作無しのとき)には、当該第2目的地への経路誘導を継続するものとして、目的地復帰ルーチンを終了する。 【0101】ステップS180〜ステップS182:上述した目的地設定ルーチン(図7)にてRAM132に記憶した当該第1目的地への経路誘導を再開すべく、上述した目的地変更ルーチン(図8)のステップS162にて記憶した当該第2目的地(変更目的地)及び経路誘導路等の情報をRAM123からクリアし(ステップS180:これにより、次の制御周期にて現在地表示ルーチン(図6)が実行されると、当該第1目的地への経路誘導路がディスプレイ130に表示される)、上述した目的地復帰信号を情報センター2に送信し(ステップS181)、内部フラグFLを、当該第1目的地を情報センター2に登録した旨を表わす”1”にセットする(ステップS182)。このとき、目的地復帰信号には、当該第1目的地及び/または第2目的地を特定するIDを含めて送信しても良い。 【0102】<情報センター2>次に、上述した車載機1にて行われる処理に対応して、情報センター2にて実行される処理について説明する。尚、情報センター2は、以下に説明する処理の他に、インターネット等の通信によって複数の施設(本実施形態では複数の駐車場)の利用状況(営業中、営業休止、或いは満車等)をリアルタイムに収集してデータベース化しており、その収集した利用状況のデータを検索することにより、それらて複数の施設の利用状況を認識している。 【0103】図10は、本実施形態に係る情報センター2における通信ナビゲーション処理を示すフローチャートである。 【0104】同図において、ステップS201,ステップS202:上述した目的地設定信号を車載機1から受信したかを判断し(ステップS201)、この判断でNOのとき(当該信号を受信しないとき)にはステップS203に進み、YESのとき(当該信号を受信したとき)には、その信号に含まれる車載機1を特定するID、第1目的地を特定するID、そして当該信号を受信した時刻を関連付けして、情報センター2が備えるD/B内の所定の領域(目的地設定領域)に記憶する(ステップS202)。 【0105】ステップS203からステップS205:上述した目的地変更信号を車載機1から受信したかを判断し(ステップS203)、この判断でNOのとき(当該信号を受信しないとき)にはステップS206に進み、YESのとき(当該信号を受信したとき)には、その信号に含まれる車載機1を特定するID、第2目的地を特定するID、そして当該信号を受信した時刻を関連付けして、情報センター2が備えるD/B内の所定の領域(目的地変更領域)に記憶し(ステップS204)、その車載機1と同一のIDと共にD/B内の所定の領域(目的地設定領域)に記憶されている第1目的地を特定するID及び目的地設定信号の受信時刻を、D/B内の所定の領域(目的地変更元領域)に移動する(ステップS205)。 【0106】ステップS206からステップS208:上述した目的地復帰信号を車載機1から受信したかを判断し(ステップS206)、この判断でNOのとき(当該信号を受信しないとき)にはステップS209に進み、YESのとき(当該信号を受信したとき)には、その信号に含まれる車載機1を特定するIDと同一のIDと共にD/B内の所定の領域(目的地変更元領域)に記憶されている第1目的地を特定するID及び目的地設定信号の受信時刻を、D/B内の所定の領域(目的地設定領域)に移動し(ステップS207)、当該車載機1のIDと共にD/B内の所定の領域(目的地変更領域)に記憶されている第2目的地を特定するID及び目的地変更信号の受信時刻を、その記憶領域からクリア(削除)する(ステップS208)。 【0107】ステップS209:上述したキャンセル信号を車載機1から受信したかを判断し、この判断でNOのとき(当該信号を受信しないとき)にはステップS210に進み、YESのとき(当該信号を受信したとき)にはステップS211に進む。 【0108】ステップS210:D/B内に記憶しているデータの中に、受信時刻が所定時間(例えば10時間前)より以前に記憶したデータがあるかを判断し、この判断でNOのとき(当該所定時間が経過したデータ無しのとき)にはステップS212に進み、YESのとき(当該所定時間が経過したデータありのとき)にはステップS211に進む。 【0109】ステップS211:キャンセル信号を受信したとき、或いは受信時刻が当該所定時間を越えて古いときには、D/B内に該当するデータを記憶しておく必要はないので、当該キャンセル信号に含まれる車載機1のIDまたはステップS210の判断で特定可能な車載機1のIDと共に記憶されている第1目的地及び第2目的地を特定するID、並びに受信時刻を、上記の各記憶領域からクリアする。 【0110】ステップS212:上述した如く複数の施設の利用状況が格納されたD/Bを、目的地設定領域に記憶した第1目的地を特定するIDを特定するIDをキーにして検索することにより、当該第1目的地が利用可能であるか、或いは利用不可能であるかを検出する。 【0111】ステップS213,ステップS214:ステップS212の検索結果から、目的地設定領域に記憶されている第1目的地において利用が不可能になった施設(駐車場)があるかを判断し(ステップS213)、この判断でNOのとき(利用不可能になった施設はないとき)にはステップS215に進み、YESのとき(利用不可能になった施設があるとき)には、その施設を特定するIDを含む利用不可能信号を、その施設のIDと同一の車載機IDと共に目的地設定領域に記憶されている全ての車載機1に送信する(ステップS214)。 【0112】ステップS215,ステップS216:ステップS212の検索結果から、目的地変更元領域に記憶されている第1目的地において利用が可能になった施設(駐車場)があるかを判断し(ステップS215)、この判断でNOのとき(利用可能になった施設はないとき)にはリターンし、YESのとき(利用可能になった施設があるとき)には、その施設を特定するIDを含む利用可能信号を、その施設のIDと同一の車載機IDと共に目的地変更元領域に記憶されている全ての車載機1に送信する(ステップS216)。 【0113】このように、上述した本実施形態によれば、目的地の利用状況(営業中、営業休止、或いは満車等)に応じて、ユーザが所望する目的地(第1目的地)またはその目的地に代わる他の目的地(第2目的地、変更目的地)への効率的な経路誘導が実現する。 【0114】尚、上述した本実施形態においては、図2及び図3を参照して説明したところの、2系統の通信網から何れかを選択して使用可能な車載機1により実現したが、この構成に限られるものではなく、何れか一方の通信網だけを使用可能な車載機によっても実現しても良い。 【0115】また、上述した本実施形態においては、目的地を駐車場とする実施形態として説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば自動車専用道路を目的地として捉え、その自動車専用道路が略平行して複数存在するような場合にも、上述した通信ナビゲーション機能を適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003137 【氏名又は名称】マツダ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月21日(1999.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076428 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 康徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−91280(P2001−91280A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−267229 |
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