| 【発明の名称】 |
車両の経路探索装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中江 悟
【氏名】宮野 和彦
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| 【要約】 |
【課題】車両の走行中、最後に得られた探索結果の経路L3上から車両が外れたとき、再探索時間をできるだけ短くして新経路L4を探索し、したがって再探索直後に車両が前記新経路から外れているオフルート状態を防ぐ。
【解決手段】出発地42から目的地43への第1回の探索によって経路L1を探索する。車両が第1回の探索の経路L1から外れたとき、再探索スイッチ45の操作によって第2回の探索を行い、車両の現在地P2から第1回の経路L1上の地点Q2への第2回の探索の経路L3を得る。車両が第2回の探索の経路L3から外れたとき、車両の現在地P4から、最後に得られた探索の経路L3の地点Q5への第3の探索の新経路L4を得る。こうして車両が現在使用している探索結果の経路L3、すなわち最後に得られた探索結果の経路L3から外れたとき、車両の現在地から、前記最後に得られた探索結果の経路L3に至る新たな経路L4を探索する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地図上の第1地点から第2地点への道路の経路を探索する探索手段と、車両の現在地を検出する現在地検出手段と、探索手段によって、現在地である第1地点から、最後に得られた探索結果の経路上の地点である第2地点への道路の新たな経路を探索させる制御手段とを含むことを特徴とする車両の経路探索装置。 【請求項2】 探索手段と現在地検出手段との出力に応答し、現在地が、探索手段によって探索された最後に得られた探索結果の経路上に存在するかどうかを検出する経路検出手段をさらに含み、制御手段は、経路検出手段の出力に応答し、車両が、最後に得られた探索結果の経路上に存在しなければ、探索手段によって、前記新たな経路を探索させることを特徴とする請求項1記載の車両の経路探索装置。 【請求項3】 前記新たな経路を探索する再探索時間W1を演算する再探索時間演算手段をさらに含み、制御手段は、再探索時間演算手段の出力に応答し、再探索時間W1が、予め定める時間N以下のとき、探索手段によって、現在地である第1地点から、前記最後に得られた探索結果の経路上の地点である第2地点への道路の新たな経路を探索させ、再探索時間W1が、予め定める時間Nを超えるとき、探索手段によって、現在地である第1地点から、目的地である第2地点への道路の新たな経路を探索させることを特徴とする請求項1または2記載の車両の経路探索装置。 【請求項4】 探索手段によって探索された経路と、現在地検出手段によって検出された現在地とを、画面上に表示する表示手段をさらに含み、制御手段は、前記新たな経路の探索結果を得た後、表示手段による表示動作中に、探索手段によって、現在地である第1地点から、目的地である第2地点への道路の新たな経路を探索させ、その目的地への新たな経路の探索結果を、表示手段によって表示させることを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載の車両の経路探索装置。 【請求項5】 探索手段は、前記新たな経路を探索するために、現在地からの前記最後に得られた探索結果の経路上における最短の距離または時間の第3地点を検出し、次に、第3地点から現在地への演算用経路を探索し、こうして得られた演算用経路に基づいて、現在地から、前記最後に得られた探索結果の経路と演算用経路との交差地点への経路を検出することを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の車両の経路探索装置。 【請求項6】 探索手段は、前記新たな経路を探索するために、道なりの経路を優先する条件、および交通渋滞している道路を避ける条件のうちの少なくとも1つの条件に従って探索を行うことを特徴とする請求項1〜5のうちの1つに記載の車両の経路探索装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両に搭載され、目的地に至る道路の経路を探索する車両の経路探索装置に関する。 【0002】 【従来の技術】このような車両の経路探索装置は、ナビゲーション装置などと呼ばれることがあり、その典型的な先行技術は、たとえば特開平9−126802などに開示される。先行技術では、図5に示される地図上の道路1を出発地から目的地に至る矢符2で示される点線で示される第1回の探索した経路3を演算して求め、このような図5に示される地図を陰極線管または液晶などの表示手段の1画面に表示し、運転者に経路3を案内する。運転者が経路3を誤り、道路4を経路5のように誤って進んだとき、運転者は地点6で、再探索のためのスイッチ操作を行う。これによって先行技術では、地点6から、最初の探索経路3上の地点7に至る道路8の経路9を、第2回の探索を行って見つける。このような破線で示される経路9を探索して求める探索演算時間が比較的長いとき、車両は、道路4,10を道なりに直線状に走行し、経路5上の地点11で、経路9である探索結果が得られることになる。すなわち地点6で探索指令をした後、最初の経路3に戻るための探索結果である経路9が得られた時点では、車両は既に道路10上の地点11に到達しており、道路4から道路8に曲がるべき交差点12を過ぎてしまっている。さらに地点11で再探索指令のためのスイッチ操作を行うと、先行技術では、車両の現在地から最初の探索を行った経路3上の地点7に矢印13で示されるようにして向かうように、経路の第3回の再探索が行われて、その探索結果が地点14で得られる。 【0003】こうして車両が最初の探索された経路3から、時間経過に伴って遠ざかるように走行している状態では、最初の経路3に戻るための経路探索を行うために必要な時間が次第に長くなる結果になる。これによって再探索による経路9が演算によって得られたとしても、そのときには既にその経路9を辿って走行すべき交差点12を車両が通り過ぎて、いわばオフルートの状態が発生する。したがって、せっかく探索して得られた経路9の案内が、役に立たず、または走行中の道路を逆戻りしなければならず、円滑な走行に適切な経路を得ることができなくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、走行中の車両にできるだけ適切な経路を、探索して得ることができるようにした車両の経路探索装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、地図上の第1地点から第2地点への道路の経路を探索する探索手段と、車両の現在地を検出する現在地検出手段と、探索手段によって、現在地である第1地点から、最後に得られた探索結果の経路上の地点である第2地点への道路の新たな経路を探索させる制御手段とを含むことを特徴とする車両の経路探索装置である。 【0006】本発明に従えば、出発地から目的地に地図上の経路を探索して案内するにあたり、探索手段によって先ず、出発地である第1地点から目的地である第2地点への道路の経路を探索する。こうして得られた第1回の探索による経路に沿って道路を走行中に、その経路を誤って他の道路に進み、探索経路を外れたときに、運転者による再探索指令の操作によって、または現在使用中の探索経路から外れたことが検出されることによって自動的に、新たな経路の探索が行われる。この新たな経路の探索は、車両の現在地を第1地点とし、最後に得られた探索結果の経路、すなわちたとえば現在使用している探索結果の経路上の地点を第2地点とし、第1地点から第2地点への道路の経路を探索する。このような探索動作が、最後に得られた探索結果の経路から車両が外れるたびに行われ、この探索によって得られる新たな経路は、探索手段によって得られた探索結果の経路上の第2地点への車両の現在地である第1地点からの道路の経路である。こうして現在地である第1地点から、最後に得られた経路上の第2地点への探索を、できるだけ短い時間で完了することができるようになる。したがって新たな経路が探索された時点では、車両は、その新たな経路上を走行していることになり、新たな経路上で、たとえば右折または左折すべき交差点を車両が通り過ごしてしまい、オフルート状態が発生する機会をできるだけ減少することができるようになり、車両の運転者に適切な探査経路を提供することができるようになる。 【0007】請求項1の本発明の構成は、後述の図4におけるステップa5〜a12によって達成される。 【0008】また本発明は、探索手段と現在地検出手段との出力に応答し、現在地が、探索手段によって探索された最後に得られた探索結果の経路上に存在するかどうかを検出する経路検出手段をさらに含み、制御手段は、経路検出手段の出力に応答し、車両が、最後に得られた探索結果の経路上に存在しなければ、探索手段によって、前記新たな経路を探索させることを特徴とする。 【0009】本発明に従えば、車両の現在地が、現在使用している探索結果の経路、すなわち探索手段によって最後に得られた探索結果の経路上に存在するかどうかが経路検出手段によって検出され、この経路検出手段は、後述の図4のステップa4によって達成され、現在地が、経路上から外れているとき、その最後に得られた経路の途中に戻るように、新たな経路が前述のように探索される。 【0010】このようにして本発明では、探索結果で得られた経路上から車両の現在地が外れているとき、その現在使用している経路である最後に得られた経路上の途中の時点に戻るように再探索が行われるので、先行技術におけるようにたとえば最初に探索された出発地から目的地への最初の探索された経路に戻る構成ではないので、探索に必要な時間を短縮することができる。 【0011】また本発明は、前記新たな経路を探索する再探索時間W1を演算する再探索時間演算手段をさらに含み、制御手段は、再探索時間演算手段の出力に応答し、再探索時間W1が、予め定める時間N以下のとき、探索手段によって、現在地である第1地点から、前記最後に得られた探索結果の経路上の地点である第2地点への道路の新たな経路を探索させ、再探索時間W1が、予め定める時間Nを超えるとき、探索手段によって、現在地である第1地点から、目的地である第2地点への道路の新たな経路を探索させることを特徴とする。 【0012】本発明に従えば、図4のステップa7,a11に関連して後述されるように、前記新たな経路を探索する再探索時間W1が、予め定める時間N(たとえば30秒)以下であれば、探索手段による探索動作を行うけれども、再探索時間W1が長いときには、オフルート状態が発生する恐れがあるので、現在地から、前記最後に得られた探索結果の経路上の地点への探索動作を行うことなく、これに代えて、図4のステップa16のように、現在地から最終の目的地への道路の新たな経路を探索させる。再探索時間W1が前述の予め定める時間Nを超えるとき、車両は、最後に得られた経路上から大きく外れて遠ざかっているものと判断することができる。このように、経路から大きく外れたときには、その最後に得られた探索経路に戻る探索動作を行わず、現在地から目的地への経路の探索を行い、これによって最適な経路を見つけることができるようになる。 【0013】また本発明は、探索手段によって探索された経路と、現在地検出手段によって検出された現在地とを、画面上に表示する表示手段をさらに含み、制御手段は、前記新たな経路の探索結果を得た後、表示手段による表示動作中に、探索手段によって、現在地である第1地点から、目的地である第2地点への道路の新たな経路を探索させ、その目的地への新たな経路の探索結果を、表示手段によって表示させることを特徴とする。 【0014】本発明に従えば、図4のステップa13,a15に関連して後述されるように、新たな経路を探索して表示手段によって画面上に表示して運転者に走行経路を案内している状態で、いわばその裏の動作で、現在地から目的地への新たな経路を探索手段によって探索させる。これによってさらに最適な経路を探索して得ることができるようになる。 【0015】また本発明は、探索手段は、前記新たな経路を探索するために、現在地からの前記最後に得られた探索結果の経路上における最短の距離または時間の第3地点を検出し、次に、第3地点から現在地への演算用経路を探索し、こうして得られた演算用経路に基づいて、現在地から、前記最後に得られた探索結果の経路と演算用経路との交差地点への経路を検出することを特徴とする。 【0016】本発明に従えば、前記新たな経路を探索するにあたり、車両の現在地から、最後に得られた探索結果の経路上への最短距離または最短時間の第3地点S1,S2(後述の図2参照)を検出し、この第3地点から現在地P2,P4への演算用経路を探索し、演算用経路と前記最後に得られた経路との重なっている部分S1〜Q2,S2〜Q5を削除して、現在地から、前記最後に得られた経路と演算用経路との交差地点Q2,Q5への経路を探索し、車両の運転者に案内する。こうして最適な新たな経路を得ることが容易に可能になる。 【0017】また本発明は、探索手段は、前記新たな経路を探索するために、道なりの経路を優先する条件、および交通渋滞している道路を避ける条件のうちの少なくとも1つの条件に従って探索を行うことを特徴とする。 【0018】本発明に従えば、前記新たな経路の探索のための条件を各種設定することができ、この条件としてはたとえば、(a)道なりの経路、すなわち道路の交差点を右折または左折するなどせずに、まっすぐに走行する経路を優先して探索する条件、および(b)交通渋滞して走行に時間がかかる道路を避けて探索を行う条件のうちの少なくともいずれかの条件に従って、探索を行う。こうしてさらに最適な新たな経路を探索することができるようになる。 【0019】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の全体の電気的構成を示すブロック図である。図1に示される経路探索装置は、自動車などの車両に搭載され、車両が走行すべき地図上の経路を探索して案内するために用いられる。制御ユニット17と表示ユニット18とは、バス19によって接続される。このバス19には、インタフェイス20が接続されとともに、地図情報がストアされた記録媒体であるCD−ROM21のためのデコーダ22が接続される。記録媒体21は、ドライバ23によって、その地図情報が読出され、デコーダ22によってデコードされる。バス19にはまた、車両の運転者によって操作される入力装置24が接続される。車両の電源回路25からの電力は、レギュレータ26によってその出力電圧が安定化され、図1に示される本件経路探索装置の各構成要素に電力が供給される。さらにこの電源回路25の電源投入時には、その電源投入が検出回路27によって検出され、制御ユニット17のマイクロコンピュータによって実現される処理回路28が起動される。 【0020】制御ユニット17において、処理回路28には、動作のプログラムがストアされたリードオンリメモリ29および処理回路28の動作中に用いられるランダムアクセスメモリ30などがバス19を介して接続される。表示ユニット18では、陰極線管または液晶などの表示画面を有する表示装置31が、表示コントローラ32を介してバス19に接続される。制御ユニット17からの出力に応答し、表示コントローラ32は、表示装置31を動作制御し、地図情報を、1画面に表示する。この表示内容はまた、イングラフィックメモリ33からグラフィックコントローラ34によって読出された画像情報がバス19を介して表示コントローラ32に与えられ、このようなグラフィック情報もまた、表示装置31によって表示される。 【0021】車両には、その車両の現在地を検出する現在地検出手段の一例としてのGPS(Global Positioning System)装置35が備えられる。このGPS装置35は、地球の上空に静止された複数の人工衛星との通信を行い、車両の地球上における緯度および経度を検出し、その現在地を表す信号を、インタフェイス20を介して処理回路28に与える。さらに車両の方位を検出する方位センサ36および走行距離を検出する距離センサ37が備えられ、これらの各センサ36,37の出力によってもまた、車両の現在地を検出し、GPS装置35によって検出された現在地を補正することができ、これらのセンサ36,37の出力もまた、インタフェイス20を介して処理回路28に与えられる。さらに道路位置とその交通渋滞などの情報は、VICS(Vehicle Information and Communication System)受信機38によって受信され、インタフェイス20を介して処理回路28に与えられる。受信機38は、道路に設置された送信機からの交通渋滞の場所を表すデータを受信する。 【0022】図2は図1に示される車両の経路探索装置によって探索される地図上の道路を簡略化して示す図であり、図3は表示装置31に表示される1画面の表示状態を示す図である。車両が道路41の出発地42から目的地43に走行して移動するために、経路の案内が、表示装置31の画面に表示される。 【0023】図4は、処理回路28の動作を説明するためのフローチャートである。ステップa1からステップa2に移り、入力装置24によって入力される探索条件が読込まれる。探索条件は、道路41の出発地42および目的地43のほか、探索すべき道路の道なりの経路を優先する条件、および受信機38から得られた交通渋滞データに基づき、交通渋滞が生じている道路を避けて他の道路を検索する条件などが入力されるとともに、後述のそのほかの探索条件などが入力される。 【0024】入力装置24にはまた、押釦などの再探索スイッチ45が備えられる。運転者が、このスイッチ45を操作することによって、再探索動作が実行される。探索条件が読込まれると、処理回路28は、記録媒体21にストアされた地図情報をドライバ23によって読出し、デコーダ22によってデコードし、地図上の道路41を、表示装置31に表示し、第1地点から第2地点への道路の経路を探索する。この最初の第1回の探索では、第1地点は出発地42であり、第2地点は目的地43である。これによって出発地42から道路41、地点Q1、道路47、地点Q2、道路48、地点Q3および道路49を通って目的地43に至る経路L1が探索される。この第1回の探索によって得られた経路L1は、図3において点線で表されており、この経路L1に沿う車両の案内される方向は参照符50で示される。こうして第1回の探索によって経路L1が探索して得られたとき、その経路L1の存在が、ステップa3によって判断され、次のステップa4に移る。 【0025】運転者が車両を走行運転している場合、経路L1から地点Q1で外れ、道路52を走行したときを想定する。ステップa4では、現在地が、探索した経路であるルート上でないものと判断される。したがってステップa4から、次のステップa41に移る。ステップa41では、運転者による入力装置24の再探索スイッチ45が操作されたかどうかが判断される。運転者が、道路42を走行中、地点P1でスイッチ45を操作し、再探索指示を行う。これによって次のステップa5では、既に再探索結果が存在するかが判断される。すなわち第2回以降の探索による経路が存在するかが判断される。この場合、第1回の探索による経路L1が得られているけれども、第2回以降の再探索は行われておらず、したがってステップa5からステップa6に移り、第2回の探索である再探索動作が開始される。このステップa6の再探索動作では先ず、道路52を矢符53のように走行している現在地P2を第1地点とし、現在使用している探索結果である最後に得られた第1回の経路L1上の地図における再短距離R1を有する地点S1を、第1地点とし、こうして第1地点S1から第2地点P2への道路の新たな経路L2を探索する動作の開始を行う。 【0026】ステップa7では、このような第2回の探索を行う再探索時間W1を演算し、その再探索時間W1が予め定める時間N(たとえば30秒)以下であるか(W1≦N)が判断される。再探索時間W1が、W1≦Nであるとき、次のステップa8に移り、第2回の探索のための第1地点となる第1回の探索経路L1上における地点S1を決定する。地点S1は、現在地である第1地点P2を中心とする最小半径の距離R1を有する経路L1の道路47上における仮想円54の接点である。こうして得られた第2の探索による経路L2は、第1地点である経路L1上の地点S1から、交差地点Q2を経て道路55上の地点Q6,Q5を経て交差地点Q4から第2地点P2に至る経路である。こうして経路L2の探索を完了した後、第1回の探索で得られた経路L1と第2回の探索で得られた経路L2との重複された地点S1〜Q2間の経路部分を削除する。したがって第2回の探索の地点P2から、地点Q4、道路55の地点Q5,Q6を経て地点Q2から、第1回の探索の経路L1上で目的地43に向う道路48,49を辿る経路L3が得られる。 【0027】ステップa9では、現在地として入力された第1地点P2から第1の探索によって得られた経路L1の交差地点Q2への経路L3を探索して設定する。 【0028】ステップa9から再びステップa4に戻り、第2回の探索による経路L3が得られた時点で、車両の現在地がこの経路L3上に存在するかが判断される。運転者は前述のように道路52の走行中、地点P1で再探索スイッチ45を操作し、そのまま道路52を走行し、交差地点Q4を経て地点P3で前述の経路L3が得られたものと想定する。このとき現在の地点P3は、経路L3上には存在しないので、ステップa4からステップa41に移る。ステップa41において、再探索スイッチ45が操作されたかどうかが判断される。地点P3を経過した直後に、運転者が入力装置24の再探索スイッチ45を操作する。これによって現在地が第2地点P4として入力され設定される。地点P3を経た直後に運転者が再探索スイッチ45を操作したことが、このステップa41において判断されると、次のステップa5において、再探索結果が存在するかが判断される。このとき第2回の探索によって得られた経路L3が存在するので、ステップa5からステップa10に移り、第3回の探索する動作の開始を行う。入力装置24では、道なりの経路を優先する条件が設定されているものと想定する。 【0029】この第3回の探索を行う再探索時間W1が演算される。ステップa11では、第3回の再探索時間W1が、予め定める時間N以下であるかが判断される。ステップa11の時間Nは、前述のステップa7における時間Nと同一の値であってもよいけれども、異なっていてもよい。第3回の探索のための再探索時間W1が、予め定める時間N以下であることが判断されると、次のステップa12では、入力装置24で設定された探索条件を満たすようにして、現在使用している探索結果の経路L3、すなわち最後に得られた経路L3と最短の距離R2を有する第2地点となるべき現在地点P4を中心とする仮想円58と接する接点S2を決定する。 【0030】ステップa9では、この第1地点S2から道路55を経て交差地点Q5、道路61の地点P6を経て交差地点Q7から道路57の地点P5,62を経て現在地点として設定された第2地点P4に至る経路探索を行う。第2回の探索による経路L3と重複する地点S2〜Q5間の経路部分を削除する。こうして地点P4から地点62,P5を経て、さらに道路57を経て地点Q7、道路61の地点P6を経て道路55との交差地点である地点Q5までの経路L4を得る。こうしてこの経路L4は、交差地点Q5側から前回である最後に得られた探索の経路L3に沿って道路55aを経て、さらに地点Q6から交差地点Q2を経て、第1回の探索で得られた経路L1によって道路48,49を経て目的地43に至る経路が求まる。 【0031】第3回の探索による経路L4は、車両が道路57を走行している地点62で得られ、表示装置31に表示される。したがって運転者はこの表示された経路L4に沿って、道路57から交差地点Q7を経て道路61を走行する。 【0032】ステップa9からステップa4に戻り、この第3回の探索による経路L4が得られた時点、すなわちこの場合、車両が地点62にあるときに、車両の現在地が経路L4上であるかが判断される。このときの車両の現在地である地点62は経路L4上に存在するので、ステップa4からステップa13に移る。このステップa13では、探索結果である経路L4が妥当であるかが判断される。このようなステップa13の判断は、たとえば得られた経路L4が、走行距離をもっと短くすることができる経路が存在するかどうかが判断されることである。 【0033】経路L4が走行距離の経路の最短であるものとの判断がなされていなければ、ステップa13から、次のステップa15に移り、経路L4の探索が完了した地点62の経過後の地点P5,P7を経て経路L4を走行中のステップa15において、その現在地点P6を第1地点とし、目的地43を第2地点とするさらに短距離の経路探索動作が行われる。この地点および道路P6,61,Q5,55a,Q6,64,65,Q3,49,43を通る経路L5の探索動作中、表示装置31の画面には、経路L4が表示され、車両の走行案内を行う。すなわちステップa15では、ステップa13の実行が終了して車両が道路61の地点P6に到達したとき、経路L5の探索が開始され、地点P6aでその探索結果が得られる。この経路L5は、上述のように地点P6,Q5を経て道路55aから地点Q6を経て道路64,65、地点Q3および道路49を経て目的地43に至る経路である。これによって経路L5は、前述の探索して得られた経路L4上の地点Q5から道路55aの地点Q6,Q2を経て道路48,49を経て目的地43に至る経路に比べて距離が短縮されており、より一層適切な経路が探索して得られたことになる。こうして得られた経路L5は、表示装置31において、前述の経路L4の表示に代えて、地点P6aで表示され、道路の走行の案内が行われる。このように本実施の形態においては、従来のようにオフルートである現在地から初期探索経路に対して再探索を行うのではなく、最後に得られた再探索経路に対して再探索を行うので、従来に比べ探索経路の距離を短くすることができ、よって探索時間を短くすることができる。 【0034】 【発明の効果】請求項1の本発明によれば、現在地から、最後に得られた探索結果の経路上の地点への新たな経路を探索することによって、その探索に必要な時間を短縮し、これによって前記新たな経路が探索されたときに車両がその新たな経路から既に外れており、その新たな経路が役に立たなくなってしまうという事態を防ぐことができる。こうして再探索直後におけるオフルート状態が発生する機会をできるだけ減少し、また再探索直後に車両が右折または左折しなければならない新たな経路の探索を防ぎ、最適な経路を得ることができるようになる。 【0035】請求項2の本発明によれば、車両が、最後に得られた探索結果の経路、すなわち現在使用している探索結果の経路上に存在せず、車両が、最後に得られた経路から外れていることが、経路検出手段によって検出されたとき、探索手段によって、現在地を第1地点とし、最後に得られた経路上の地点を第2地点として新たな経路が探索され、こうして最適な新たな経路を、短時間に得ることが容易に可能であり、オフルート状態の発生の機会を防ぐことができる。 【0036】請求項3の本発明によれば、新たな経路を探索するための再探索時間W1が、予め定める時間Nを超えて長い時、現在地から最後に得られた経路上の地点への新たな経路を探索する代りに、現在地から目的地への経路を探索し、こうして最適な経路を見つけることが容易に可能になる。再探索時間W1が長いというのは、車両の現在地が、最後に得られた探索結果の経路上の地点から大きく外れて遠ざかっているものと判断することができ、このようなときには、現在地から目的地への経路を探索した方が、距離または時間が短縮される最適な経路を見つけることが容易になる。 【0037】請求項4の本発明によれば、表示手段の画面上に、探索されて案内中の経路と車両の現在地とを表示し、このような状態で車両が走行中、その裏動作として、表示手段の経路表示案内動作を妨げることなく、現在地から目的地への新たな経路を探索する演算を行い、こうして得られたより一層最適な経路を、表示手段によって表示させて、運転者に案内することができるようになる。 【0038】請求項5の本発明によれば、現在地から、現在使用している最後に得られた探索結果の経路上の最短距離または車両の走行の必要な最短時間となるように検出し、こうして得られた第3地点を第1地点とし現在地を第2地点とする第3地点から現在地への演算用経路を探索手段によって探索し、最後に得られた経路と演算用経路との交差地点への現在地からの経路を検出し、こうして車両を現在地から前記交差地点に適切に案内することができるようになる。 【0039】請求項6の本発明によれば、前記新たな経路の探索条件として、交差点などにおける右折および左折などをすることなく道なりの経路を優先する条件および交通渋滞道路を回避する条件の少なくともいずれか一方の条件に従って探索を行い、こうしてさらに一層最適な新たな経路を見つけることが容易に可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000237592 【氏名又は名称】富士通テン株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月17日(1999.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075557 【弁理士】 【氏名又は名称】西教 圭一郎 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−91279(P2001−91279A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−264341 |
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