| 【発明の名称】 |
位置データ間引き装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 勝
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| 【要約】 |
【課題】ナビゲーションシステムなどの位置算出端末において、有効な位置データのみを残すことで、記録容量を削減する。
【解決手段】位置算出端末において、GPSなどの絶対位置検出センサ、車速パルスなどの距離センサ、振動ジャイロなどの角速度センサなどを用いて、位置算出手段1によって移動体の位置を算出する。同時に、位置精度算出手段2によって位置精度を算出する。位置記録判定手段3で、位置誤差がしきい値未満であると判定した場合、位置記録手段4は、その位置をメモリに記録する。有効な位置データのみを残してデータ量を削減することにより、走行軌跡の表示に必要な位置データの記録容量を削減できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段で算出した位置データを複数記録する位置記録手段と、前記位置データに関する精度を計算する精度算出手段と、前記位置記録手段で記録すべき位置データを前記精度によって判定する位置記録判定手段とを備えたことを特徴とする位置データ間引き装置。 【請求項2】 前記精度算出手段は、算出した位置の位置精度を計算する位置精度算出手段であり、前記位置記録判定手段は、記録すべき位置データを前記位置精度によって判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の位置データ間引き装置。 【請求項3】 前記精度算出手段は、算出した位置の方位精度を計算する方位精度算出手段であり、前記位置記録判定手段は、記録すべき位置データを前記方位精度によって判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の位置データ間引き装置。 【請求項4】 前記精度算出手段は、測位に使用したGPS衛星数を計算する測位衛星数算出手段であり、前記位置記録判定手段は、記録すべき位置データを前記衛星数によって判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の位置データ間引き装置。 【請求項5】 前記精度算出手段は、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出して衛星測位有無信号を出力する衛星測位有無検出手段であり、前記位置記録判定手段は、記録すべき位置データを前記衛星測位有無信号によって判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の位置データ間引き装置。 【請求項6】 前記精度算出手段は、算出した位置の位置精度と方位精度とを算出する手段と測位に使用したGPS衛星数を計算する手段とGPS衛星による測位が成功したかどうかを検出する手段とを有し、前記位置記録判定手段は、前記精度算出手段からの複数の出力信号を組み合わせた信号によって記録すべき位置データを判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の位置データ間引き装置。 【請求項7】 絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段で算出した位置データを記録する位置記録手段と、ある時点から過去にさかのぼって計算された複数の位置データを無線で送信する位置送信手段と、前記位置算出手段で算出した位置に関する精度を計算する精度算出手段と、記録された位置データのうちどの位置データを送信するかを前記精度によって判定する位置送信判定手段とを備えたことを特徴とする位置データ間引き装置。 【請求項8】 前記精度算出手段は、算出した位置の位置精度を計算する位置精度算出手段であり、前記位置送信判定手段は、送信すべき位置データを前記位置精度によって判定する手段であることを特徴とする請求項7記載の位置データ間引き装置。 【請求項9】 前記精度算出手段は、算出した位置の方位精度を計算する方位精度算出手段であり、前記位置送信判定手段は、送信すべき位置データを前記方位精度によって判定する手段であることを特徴とする請求項7記載の位置データ間引き装置。 【請求項10】 前記精度算出手段は、測位に使用したGPS衛星数を計算する測位衛星数算出手段であり、前記位置送信判定手段は、送信すべき位置データを測位に使用した衛星数によって判定する手段であることを特徴とする請求項7記載の位置データ間引き装置。 【請求項11】 前記精度算出手段は、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出して衛星測位有無信号を出力する衛星測位有無検出手段であり、前記位置送信判定手段は、送信すべき位置データを前記衛星測位有無信号によって判定する手段であることを特徴とする請求項7記載の位置データ間引き装置。 【請求項12】 前記精度算出手段は、算出した位置の位置精度と方位精度とを算出する手段と測位に使用したGPS衛星数を計算する手段とGPS衛星による測位が成功したかどうかを検出する手段とを有し、前記位置送信判定手段は、前記精度算出手段の出力と算出した位置における移動距離あるいは累積走行距離を組み合わせて送信すべき位置データを判定する手段であることを特徴とする請求項7記載の位置データ間引き装置。 【請求項13】 絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、算出した位置データを記録する位置記録手段と、算出した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録する距離記録手段と、ある時点から過去にさかのぼって計算された複数の位置データを無線で送信する位置送信手段と、前記位置データを送信するかどうかをある時点に達するまでの移動距離によって判定する位置送信判定手段とを備えたことを特徴とする位置データ間引き装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、位置データ間引き装置に関し、特に、車載用ナビゲーションシステムや緊急通報システムに用いる位置データ間引き装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のナビゲーション装置には、ユーザが走行した道路を表示する走行軌跡表示機能がある。この走行軌跡を構成する位置データは、メモリに記録される。 【0003】また、車による交通事故や搭乗者の急病などの緊急事態が発生したときに、救援機関の出動要請を支援する緊急通報システムがある。このシステムでは、救援機関などに通報位置を知らせるために、車に搭載された位置算出装置で求めた走行軌跡(位置データ)を、携帯電話などを利用して無線で送信する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のナビゲーション装置では、走行軌跡をできるだけ長く表示しようとすれば、長い走行距離に相当する位置データを記憶するための大容量のメモリが必要になるという問題があった。 【0005】また、従来の緊急通報システムでは、送信する走行軌跡の位置データが多ければ、データ通信時間が長くなり、結果的に救援機関に通報位置を知らせるまでの時間が長くなってしまうという問題があった。逆に、単純に位置データを少なくしてしまうと、どの道路を走行したか判断しにくくなるため、結果的に正確な通報位置が得られない可能性があるという問題があった。 【0006】本発明は、上記従来の問題を解決して、有効な位置データのみを残して、走行軌跡の表示に必要な位置データを記録するメモリの容量を削減することを目的とする。また、位置データ量を削減して、事故発生位置の特定に必要な位置データを送信する時間を短縮することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明では、位置データ間引き装置を、絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、算出した位置を複数記録する位置記録手段と、算出した位置に関する精度を計算する精度算出手段と、算出した位置を位置記録手段で記録するかどうかを位置に関する精度によって判定する位置記録判定手段とを備えた構成とした。 【0008】このように構成したことにより、精度が高い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できる。 【0009】また、絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、算出した位置を記録する位置記録手段と、ある時点から過去にさかのぼって計算された複数の位置データを無線で送信する位置送信手段と、算出した位置に関する精度を計算する精度算出手段と、記録された位置データのうちどの位置データを送信するかどうかを位置に関する精度によって判定する位置送信判定手段とを備えた構成とした。 【0010】このように構成したことにより、精度が高い位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。 【0012】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態は、算出した位置の位置精度を計算し、位置を記録するかどうかを、位置精度によって判定する位置データ間引き装置である。 【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図1において、位置算出手段1は、GPSなどの絶対位置検出センサ、車速パルスなどの距離センサ、振動ジャイロなどの角速度センサなどを用いて移動体の位置を算出する手段である。位置精度算出手段2は、GPSなどの絶対位置検出センサ、車速パルスなどの距離センサ、振動ジャイロなどの角速度センサによって求められる位置の精度を算出する手段である。位置記録判定手段3は、位置誤差がしきい値以上であるかどうか判定する手段である。位置記録手段4は、位置をメモリや記録媒体に記録する手段である。 【0014】上記のように構成された本発明の第1の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1は、GPSなどの絶対位置検出センサ、車速パルスなどの距離センサ、振動ジャイロなどの角速度センサなどを用いて移動体の位置を算出する。また、ディジタル地図がある場合には、これらのセンサ情報を用いて、ディジタル地図に記録された道路にマップマッチングして移動体の位置を算出してもよい。 【0015】また、位置精度算出手段2は、GPSなどの絶対位置検出センサ、車速パルスなどの距離センサ、振動ジャイロなどの角速度センサによって求められる位置の精度を算出する。ここで求められる位置精度は、(A)絶対位置検出センサによる位置誤差と、(B)相対位置検出センサによる位置誤差の和で表すことができる。(A)の位置誤差は、GPSの衛星による幾何学的な配置による誤差、測位に用いた衛星数などによって推定することができる。(B)の位置誤差は、距離の誤差と旋回角度の誤差に分けられる。距離の誤差は、車速パルスなど移動距離を検出するセンサで求めた移動距離の誤差であるが、なんらかの補正手段によって誤差を補正したとしても誤差が残留する。したがって、時間の経過とともに距離の残留誤差は大きくなる。 【0016】また、旋回角度の誤差も同様で、振動ジャイロなど角速度を検出するセンサで求めた角速度にも誤差が残留し、時間の経過とともに旋回角度の残留誤差は大きくなる。このような仮定のもとに相対位置検出センサの誤差を推定することができる。 【0017】このようにして求められた位置と位置誤差を位置記録判定手段3に入力する。位置記録判定手段3では、位置誤差があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置記録手段4に出力しない。逆に、位置記録判定手段3では、位置誤差があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置記録手段4に出力する。 【0018】位置記録手段4は、入力された位置を、例えばメモリや記録媒体に記録する。位置を記録する容量には制限があるため、予め決められた記録エリアを超えてしまうような場合には、記録エリアの先頭に戻って記録する。 【0019】上記のように、本発明の第1の実施の形態では、位置データ間引き装置を、算出した位置の位置精度を計算し、位置を記録するかどうかを、位置精度によって判定する構成としたので、位置精度が高い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できる。 【0020】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態は、算出した位置の方位精度を計算し、位置を記録するかどうかを、方位精度によって判定する位置データ間引き装置である。 【0021】図2は、本発明の第2の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図2において、方位精度算出手段5は、GPSなどの絶対方位検出センサや振動ジャイロなどの角速度センサによって求めた方位の精度を算出する手段である。 【0022】上記のように構成された本発明の第2の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。また、方位精度算出手段5は、GPSなどの絶対方位検出センサ、振動ジャイロなどの角速度センサによって求められる方位の精度を算出する。 【0023】ここで求められる方位精度は、(A)絶対方位検出センサによる方位誤差と、(B)相対位置検出センサによる方位誤差の和で表すことができる。(A)の方位誤差は、走行速度などによって推定することができる。(B)の方位誤差は、GPSで求められた方位、ディジタル地図に記録された道路の方位などを用いて補正したとしても、振動ジャイロなど角速度を検出するセンサで求めた角速度にも誤差が残留し、時間の経過とともに旋回角度の残留誤差は大きくなる。このような仮定のもとに、相対位置検出センサの誤差を推定することができる。 【0024】このようにして求められた位置と方位誤差を、位置記録判定手段3に入力する。位置記録判定手段3では、方位誤差があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置記録手段4に出力しない。これは、方位精度が悪いと正しく位置が求められない可能性があると判断できるためである。逆に、位置記録判定手段3では、方位誤差があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置記録手段4に出力する。位置記録手段4の動作は第1の実施の形態と同じである。 【0025】上記のように、本発明の第2の実施の形態では、位置データ間引き装置を、算出した位置の方位精度を計算し、位置を記録するかどうかを、方位精度によって判定する構成としたので、方位精度が高い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できる。 【0026】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形態は、測位に使用したGPS衛星数を計算し、位置を記録するかどうかを、測位に使用した衛星数によって判定する位置データ間引き装置である。 【0027】図3は、本発明の第3の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図3において、測位衛星数算出手段6は、絶対位置を検出するために用いたGPS衛星数を算出する手段である。 【0028】上記のように構成された本発明の第3の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。また、測位衛星数算出手段6は、GPS衛星など絶対位置を検出するために用いた衛星数を算出する。 【0029】このようにして求められた位置と測位に用いた衛星数を位置記録判定手段3に入力する。位置記録判定手段3では、測位衛星数があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置記録手段4に出力しない。これは、測位衛星数が少ない場所は、天空が見晴らせない場所である可能性が高く、場合によっては高層ビルなどによって衛星からの電波を反射し、マルチパスによる大きな位置誤差が発生するなど、精度が高い位置が求められない可能性があると判断できるためである。逆に、位置記録判定手段3では、測位衛星数があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置記録手段4に出力する。位置記録手段4の動作は第1の実施の形態と同じである。 【0030】上記のように、本発明の第3の実施の形態では、位置データ間引き装置を、測位に使用したGPS衛星数を計算し、位置を記録するかどうかを、測位に使用した衛星数によって判定する構成としたので、測位衛星数が多い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できる。 【0031】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施の形態は、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出し、位置を記録するかどうかを、GPS衛星による測位有無によって判定する位置データ間引き装置である。 【0032】図4は、本発明の第4の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図4において、衛星測位有無検出手段7は、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出する手段である。 【0033】上記のように構成された本発明の第4の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。また、衛星測位有無検出手段6は、GPSなどの測位衛星による測位が行われたか否か、あるいは、ある一定時間内にGPSの測位が行われた時間の割合を算出する。 【0034】このようにして求められた位置と衛星測位の有無、ある一定時間における衛星による測位の割合を位置記録判定手段3に入力する。位置記録判定手段3では、衛星による測位が行われていない場合、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置記録手段4に出力しない。これは、衛星による測位が行われていない、あるいは、衛星による測位が行われる頻度が小さい場合には、天空が見晴らせない場所である可能性が高く、場合によっては高層ビルなどによって衛星からの電波を反射し、マルチパスによる大きな位置誤差が発生するなど、精度が高い位置が求められない可能性があると判断できるためである。逆に、位置記録判定手段3では、衛星による測位が行われている、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合があるしきい値以上である場合、計算された位置の精度は高いと判定し、位置記録手段4に出力する。位置記録手段4の動作は、第1の実施の形態と同じである。 【0035】上記のように、本発明の第4の実施の形態では、位置データ間引き装置を、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出し、位置を記録するかどうかを、GPS衛星による測位有無によって判定する構成としたので、衛星測位が行われている、あるいは、ある一定時間における衛星測位が行われる割合が高い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できる。 【0036】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施の形態は、算出した位置の位置精度を計算し、位置を送信するかどうかを、位置精度によって判定する位置データ間引き装置である。 【0037】図5は、本発明の第5の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図5において、位置送信判定手段8は、位置を送信するかどうかを、位置精度によって判定する手段である。位置送信手段9は、位置データを、ディジタル無線通信できるフォーマットに変換して、救援機関などに送信する手段である。 【0038】上記のように構成された本発明の第5の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。位置精度算出手段2の動作は、第1の実施の形態と同様である。 【0039】位置記録手段4は、位置算出手段1によって求められた位置と、位置精度算出手段2によって求められた位置精度を、例えばメモリや記録媒体に記録する。位置を記録する容量には制限があるため、予め決められた記録エリアを超えてしまうような場合には、記録エリアの先頭に戻って記録する。 【0040】ある時点から過去T(Tは可変のこともあり得る)時間(または分、秒)に記録された位置データを、例えば救援機関などに送信するとき、位置送信判定手段8は、記録された位置と位置精度の情報を読み出す。位置送信判定手段8では、位置誤差があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置送信手段9に出力しない。逆に、位置誤差があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置送信手段9に出力する。 【0041】位置送信手段9は、位置送信判定手段8によって出力された位置データを、ディジタル無線通信できるフォーマットに変換して、救援機関などに位置データを送信する。 【0042】上記のように、本発明の第5の実施の形態では、位置データ間引き装置を、算出した位置の位置精度を計算し、位置を送信するかどうかを、位置精度によって判定する構成としたので、位置精度が高い位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0043】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施の形態は、算出した位置の方位精度を計算し、位置を送信するかどうかを、方位精度によって判定する位置データ間引き装置である。 【0044】図6は、本発明の第6の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図6において、位置算出手段1と方位精度算出手段5は、第1または第2の実施の形態のものと同じものである。 【0045】上記のように構成された本発明の第6の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。方位精度算出手段5の動作は、第2の実施の形態と同様である。 【0046】位置記録手段4は、位置算出手段1によって求められた位置と、方位精度算出手段5によって求められた方位精度を、例えばメモリや記録媒体に記録する。 【0047】ある時点から過去T(Tは可変のこともあり得る)時間(または分、秒)に記録された位置データを、例えば救援機関などに送信するとき、位置送信判定手段8は、記録された位置と方位精度の情報を読み出す。位置送信判定手段8では、方位誤差があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置送信手段9に出力しない。逆に、方位誤差があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置送信手段9に出力する。位置送信手段9は、第5の実施の形態の動作と同様である。 【0048】上記のように、本発明の第6の実施の形態では、位置データ間引き装置を、算出した位置の方位精度を計算し、位置を送信するかどうかを、方位精度によって判定する構成としたので、方位精度が高い位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0049】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施の形態は、測位に使用したGPS衛星数を計算し、位置を送信するかどうかを、測位に使用した衛星数によって判定する位置データ間引き装置である。 【0050】図7は、本発明の第7の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図7において、位置算出手段1と測位衛星数算出手段6は、第1または第3の実施の形態のものと同じものである。 【0051】上記のように構成された本発明の第7の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。測位衛星数算出手段6の動作は、第3の実施の形態と同様である。 【0052】位置記録手段4は、位置算出手段1によって求められた位置と、測位衛星数算出手段6によって求められた測位衛星数を、例えばメモリや記録媒体に記録する。 【0053】ある時点から過去T(Tは可変のこともあり得る)時間(または分、秒)に記録された位置データを、例えば救援機関などに送信するとき、位置送信判定手段8は、記録された位置と測位衛星数の情報を読み出す。位置送信判定手段8では、測位衛星数があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置送信手段9に出力しない。逆に、測位衛星数があるしきい値以上である場合、計算された位置の位置精度は高いと判定し、位置送信手段9に出力する。位置送信手段9は、第5の実施の形態の動作と同様である。 【0054】上記のように、本発明の第7の実施の形態では、位置データ間引き装置を、測位に使用したGPS衛星数を計算し、位置を送信するかどうかを、測位に使用した衛星数によって判定する構成としたので、測位衛星数が多い位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0055】(第8の実施の形態)本発明の第8の実施の形態は、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出し、位置を送信するかどうかを、GPS衛星による測位有無によって判定する位置データ間引き装置である。 【0056】図8は、本発明の第8の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図8において、位置算出手段1と衛星測位有無検出手段7は、第1または第4の実施の形態のものと同じものである。 【0057】上記のように構成された本発明の第8の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。衛星測位有無検出手段7の動作は、第4の実施の形態と同様である。 【0058】位置記録手段4は、位置算出手段1によって求められた位置と、衛星測位有無検出手段7によって求められた測位の有無、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合を、例えばメモリや記録媒体に記録する。 【0059】ある時点から過去T(Tは可変のこともあり得る)時間(または分、秒)に記録された位置データを、例えば救援機関などに送信するとき、位置送信判定手段8は、記録された位置と、測位の有無、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合の情報を読み出す。位置送信判定手段8では、衛星による測位が行われていない場合、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合があるしきい値未満である場合、計算された位置の位置精度は低いと判定し、位置送信手段9に出力しない。逆に、位置送信判定手段8では、衛星による測位が行われている、あるいは、ある一定時間における衛星による測位の割合があるしきい値以上である場合、計算された位置の精度は高いと判定し、位置送信手段9に出力する。位置送信手段9は、第5の実施の形態の動作と同様である。 【0060】上記のように、本発明の第8の実施の形態では、位置データ間引き装置を、GPS衛星による測位が成功したかどうかを検出し、位置を送信するかどうかを、GPS衛星による測位有無によって判定する構成としたので、GPSで測位しているあるいは一定時間内にGPSで測位している頻度が大きい位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0061】(第9の実施の形態)本発明の第9の実施の形態は、算出した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録し、算出した位置を送信するかどうかを、ある時点に達するまでの移動距離によって判定する位置データ間引き装置である。 【0062】図9は、本発明の第9の実施の形態における位置データ間引き装置の構成を示す機能ブロック図である。図9において、距離記録手段10は、測位した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録する手段である。 【0063】上記のように構成された本発明の第9の実施の形態における位置データ間引き装置の動作について説明する。位置算出手段1の動作は、第1の実施の形態と同様である。位置記録手段4は、位置算出手段1によって求められた位置を、例えばメモリや記録媒体に記録する。距離記録手段10は、測位した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録する。 【0064】ある時点から過去にさかのぼって記録された位置データを、例えば救援機関などに送信するとき、位置送信判定手段8は、記録された位置と、移動距離あるいは累積走行距離を読み出す。位置送信判定手段8では、ある時点における位置に達する走行距離毎に位置送信手段9に出力する位置データを選択する。 【0065】例えば、1秒ごとに位置や移動距離が記録されているとして、事故が発生した時点から過去にさかのぼって位置データを送る場合を考える。まず、事故が発生したときの位置を基準として、そこに達するまでの移動距離をそれぞれの位置毎に求める。次に、事故発生ポイントまでの移動距離によって、送信する位置データをサンプルする周期を変更する。例えば、事故発生位置から距離1km手前の位置までは、1秒ごとの位置データを送信する事故発生位置1km手前の位置から2km手前の位置までは、2秒ごとの位置データを送信する。事故発生位置2km手前の位置から4km手前の位置までは、4秒ごとの位置データを送信する。 【0066】上記のように、本発明の第9の実施の形態では、位置データ間引き装置を、算出した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録し、算出した位置を送信するかどうかを、ある時点に達するまでの移動距離によって判定する構成としたので、通報位置(事故発生位置)付近では位置データが多く、通報位置から遠くなるほど位置データを少なくすることができるため、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できる。 【0067】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明では、位置データ間引き装置を、絶対位置検出センサと距離センサと角速度センサの少なくとも1つを用いて移動体の位置を算出する位置算出手段と、算出した位置を複数記録する位置記録手段と、算出した位置に関する精度を計算する精度算出手段と、算出した位置を位置記録手段で記録するかどうかを位置に関する精度によって判定する位置記録判定手段とを備えた構成としたので、精度が高い位置データを検出し、その位置データのみをメモリに記録することによって、走行軌跡を表示するために記録する位置データのメモリ量を削減できるという効果が得られる。 【0068】また、ある時点から過去にさかのぼって計算された複数の位置データを無線で送信する位置送信手段と、記録された位置データのうちどの位置データを送信するかどうかを位置に関する精度によって判定する位置送信判定手段とを備えたので、位置精度が高い位置データを検出し、その位置データのみを送信することによって、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できるという効果が得られる。 【0069】また、算出した位置における移動距離あるいは累積走行距離を記録する距離記録手段と、算出した位置を送信するかどうかをある時点に達するまでの移動距離によって判定する位置送信判定手段とを備えたので、通報位置付近では位置データが多く、通報位置から遠くなるほど位置データを少なくすることができるため、救援機関などに位置データを送信するのにかかる時間を短縮できるという効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月24日(1999.9.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099254 【弁理士】 【氏名又は名称】役 昌明 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−91278(P2001−91278A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−270750 |
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