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【発明の名称】 車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
【発明者】 【氏名】大村 博志

【氏名】細田 浩司

【氏名】岡野 英紀

【要約】 【課題】現在位置や目的地に応じて、的確且つ容易に外部装置から情報を入手可能な車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供。

【解決手段】ディスプレイに表示されたショートカットキーの選択を繰り返すことにより所望のWebサイトにインターネット通信を行うのに先立って、ステップS132にて当該ディスプレイに表示するショートカットキーのカテゴリを、ワイパーが動作しているか否か、現在位置が自動車専用道路上に位置するか否か、或いは目的地が設定されているか否かに応じて適宜変更する(S122-S131)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部装置から各種情報を入手可能な通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、現在位置を検出すると共に、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、前記経路誘導手段により検出された現在位置に応じて、前記外部装置から入手可能な情報のカテゴリを表示するメニュー画面の表示項目を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】 前記変更手段は、前記現在位置の周辺に存在する施設が属するカテゴリの項目を前記メニュー画面に表示すると共に、前記現在位置と予め設定された基準位置との距離が所定距離を越えるときには宿泊施設の項目を追加表示することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】 前記変更手段は、前記現在位置が自動車専用道路上に位置するときに、その自動車専用道路に存在するサービス施設が属するカテゴリを、前記メニュー画面に表示することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】 外部装置から各種情報を入手可能な通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、現在位置を検出すると共に、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段と、前記経路誘導手段に設定された目的地に応じて、前記外部装置から入手可能な情報のカテゴリを表示するメニュー画面の表示項目を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】 前記変更手段は、目的地が設定されているときに、その目的地に関する情報を入手可能なカテゴリを、前記メニュー画面に表示することを特徴とする請求項4記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項6】 前記メニュー画面の何れかの表示項目が選択されることにより展開される表示画面は、その選択された表示項目のカテゴリに属する所定のWebサイトとのインターネット通信を開始可能なショートカットキーを含むことを特徴とする請求項1または請求項4記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項7】 前記変更手段は、前記メニュー画面の何れかの表示項目が選択されることにより展開される表示画面に表示するショートカットキーを、前記経路誘導手段により検出された現在位置に応じて変更することを特徴とする請求項6記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項8】 外部装置から各種情報を入手可能な通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、前記車両用ナビゲーション装置が搭載された車両のワイパーの作動状態を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記ワイパーの作動状態に応じて、前記外部装置から入手可能な情報のカテゴリを表示するメニュー画面の表示項目を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項9】 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に搭載された経路誘導用のナビゲーションユニットを通信装置を介してインターネットに接続し、そのインターネット上の所定のサーバから交通情報や施設情報等を入手可能なシステムが、例えば特開平9−257501号、或いは特開平10−089976号等に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のインターネット通信可能なナビゲーション装置によれば、自動車による移動中においても各種情報を入手することができ、自動車による移動を効率的に行える優れた利便性がある。
【0004】しかしながら、上記従来の装置において情報を入手する機能は、当該ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置や、ナビゲーション機能に設定されている目的地との関連付けが無いため、ユーザが現在位置や目的地に関する情報を入手しようとしている場合には、情報の入手に際して、その現在位置や目的地をユーザ自身が念頭に置いて操作しなければならず、操作が繁雑であり、所望する情報を確実には入手できないことも予想される。
【0005】そこで本発明は、現在位置や目的地に応じて、的確且つ容易に外部装置から情報を入手可能な車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明に係る車両用ナビゲーション装置は、以下の構成を特徴とする。
【0007】即ち、外部装置から各種情報を入手可能な通信手段を備える車両用ナビゲーション装置であって、現在位置を検出すると共に、設定された目的地への経路誘導を行う経路誘導手段、並びに、前記経路誘導手段により検出された現在位置に応じて、或いは、前記経路誘導手段に設定された目的地に応じて、前記外部装置から入手可能な情報のカテゴリを表示するメニュー画面の表示項目を変更する変更手段を備えることを特徴とする。
【0008】更に、上記の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴とする。
【0009】
【発明の効果】上記の本発明によれば、現在位置や目的地に応じて、的確且つ容易に外部装置から情報を入手可能な車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供が実現する。
【0010】即ち、請求項1、請求項4、並びに請求項8の発明によれば、所望する情報を入手する際のユーザの操作負担を軽減し、的確且つ容易に外部装置から情報を入手することができる。
【0011】また、請求項2、請求項3、請求項5乃至請求項7の発明によれば、ユーザが情報を入手するであろう情報の種類が自動的に選択表示されるため、より利便性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ナビゲーション装置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置が情報を入手可能な通信環境を示す全体構成図である。
【0014】同図において、1は、自動車に搭載された車載機である。2は、車載機1が各種情報を入手可能な情報センターである。ここで、情報センター2は、基本構成としてインターネットサーバ及びメールサーバ(より具体的にはモバイル用のメールサーバ)としての一般的な構成を備え、その内部には大容量のデータベースを備える。
【0015】3は、パケット通信網と、携帯電話通信網の一例であるPDC(Personal Digital Cellular)回線交換網との交換を行う市中の基地局であり、この基地局3は、車載機1に搭載された携帯電話(後述する携帯電話13)との無線信号の送受信を行う。
【0016】5は、上記のパケット通信網とインターネットとの通信インタフェースとなるゲートウェイ(G・W)である。6は、上記のPDC回線交換網とインターネットとの通信インタフェースとなるISP(インターネットサービスプロバイダ)である。
【0017】次に、車載機1のハードウエア構成及びソフトウエア構成について、図2及び図3を参照して説明する。
【0018】図2は、本実施形態における車載機のハードウエア構成を示すブロック図であり、車載機1は、大別して、通信ユニット11、ナビゲーションユニット12、そして携帯電話13からなる。
【0019】携帯電話13は、図1に示した基地局3を介して、パケット通信網(本実施形態では、一例としてiモード(商標)を想定)と、PDC回線交換網との相互通信を切り替え可能な構成を備えており、携帯電話13には、パケット通信網を選択しているときに、送受信したデータ量に応じた課金(従量制の課金)がなされ、PDC回線交換網を選択しているときに、回線を占有している時間に応じた課金(従時間制の課金)がなされる。尚、携帯電話13は、通信ユニット11と一体の構成としても良い。
【0020】通信ユニット11は、ユーザが携帯電話13を保持せずに通話するためのハンドフリー(H/F)ユニット115、携帯電話13とCPU111との間の通信インタフェースであるところの、PDC通信及びパケット通信両用のモデム、通信ユニット11の動作を制御するCPU111、CPU111が実行する通信処理プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されているROM、そして一時記憶エリアとして使用されるRAM113を備える。
【0021】ナビゲーションユニット12において、121は、ディスプレイ130への画像表示制御や、後述する通信ナビゲーション機能等を実行するCPUである。122は、CPU121が行うプログラムや各種パラメータ等が記憶されているROMである。123は、一時記憶エリアとして使用されるRAMである。124は、CPU121の制御に従ってディスプレイ130への画像表示を行う描画ICである。125は時計である。126は、自車両の挙動を検出する一般的なジャイロである。127は、地図情報や施設情報等が登録された記憶媒体の一例であるDVD−ROMから情報を読み出す(或いはDVD−RAMへの情報の読み出し・書き込みを行う)DVDドライブである。128は、例えば情報センター2から入手したDVD−ROMに記憶されていない情報等を記憶するRAM(或いはハードディスク等の記憶装置であっても良い)である。
【0022】そして入出力(I/O)コントローラ129は、GPS(Grobal PositioningSystem)受信機15により受信したGPS信号、イグニッションキースイッチ18の操作状態を表わす信号、ナビゲーションユニット12に設けられた操作スイッチ群19の操作状態を表わす信号、そしてワイパーの起動・停止や作動周期を設定するワイパースイッチ20の操作状態を表わす信号の検出制御、通信ユニット11とのデータ入出力制御、並びに上記のナビゲーションユニット12内の各ブロックのデータ入出力制御を行うコントローラである。
【0023】また、ナビゲーションユニット12は、AM・FMアンテナ17により外部より受信した無線電波を受信するAM・FMチューナ134、道路側に設けられたビーコン等から道路交通情報等を受信するVICS(道路交通情報)チューナ135、一般的なMD(或いはカセット)デッキ133、スピーカ16に出力する音声信号を増幅するアンプ132、そしてこれらの各ブロックを制御するオーディオCPU131を備える。
【0024】尚、上記のナビゲーションユニット12の構成において、ナビゲーションユニット12自体の機能を一般的なコンピュータの如く更新可能に構成するときには、上記の構成により実現する通信ナビゲーション機能等の動作制御プログラムを、ROM122に予め記憶させるのではなく、DVDドライブ127に装填したDVD−ROM、或いは携帯電話13を介して外部より入手可能に構成し、入手したプログラムは、RAM128等に記憶すれば良い。
【0025】図3は、本実施形態における車載機のソフトウエア構成を示すブロック図であり、上述した図2のハードウエア上で実行されるソフトウエアプログラムの概略構成を示す。
【0026】同図において、通信ユニット11は、パケット(iモード)通信網との通信インタフェース機能、PDC回線交換網との通信インタフェース機能、並びにそれら2種類の通信形態のうち何れかを切り替える機能を実現するソフトウエアを備える。
【0027】また、ナビゲーションユニット12は、大別して、後述する通信ナビゲーション機能と、オーディオ機能のソフトウエアからなる。
【0028】通信ナビゲーション機能は、マルチタスクOS(本実施形態ではITRON)上で動作するところの、描画ソフトウエア、シリアル通信等の一般的な機器間通信ソフトウエア、経路誘導等の一般的なナビゲーション機能を実現するナビゲーションアプリケーション、PPP(Point-to-Point Protocol)やその上位層としてのTCP/IP(Transmission Control Protocl / Internet Protocol)及びHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコル、及びiモード用のプロトコルを実現するソフトウエア、更に、それらの通信プロトコルに従ってデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメーラ機能、並びにブラウザを描画するソフトウエアを有する。
【0029】そして、オーディオ機能は、オーディオCPU131が実行するオーディオ機器制御用のアプリケーションにより実現されるが、一般的な機能であるため本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0030】本実施形態において、当該インターネットブラウザ機能を実現するプログラムは、上述したパケット(iモード)通信網またはPDC回線交換網を介した情報センター2との相互通信において、緯度経度を含む地点情報の送受信が可能である。
【0031】即ち、ナビゲーションユニット12にて実行されるインターネットブラウザは、通信機能を有するナビゲーション装置の標準化団体であるモバイルウェブ協議会のモバイルウェブ(Mobile Web)仕様に準拠しており、ナビゲーション機能において扱う一般的な座標情報と、PDC回線交換網経由で情報センター2から入手した緯度経度を含む地点情報(本実施形態では、POI:Point of Interest)との相互変換が可能である。一方、パケット(iモード)通信網経由の通信が選択されているときには、iモードにて規定される所定のTAGにより緯度経度を含む地点情報を送受信する。
【0032】これにより、ナビゲーションユニット12は、DVDドライブ127から読み出した地図情報をディスプレイ130に表示するときに、その表示画面上において、情報センター2から入手した地点情報に相当する位置を容易にプロットすることができる。
【0033】[通信ナビゲーション機能]以下、車載機1において行われる通信ナビゲーション機能について説明する。
【0034】図4は、本実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理の全体構成を示すフローチャートであり、イグニッションキースイッチ18がオンにされることにより開始される。
【0035】同図において、ステップS1:図5に示す現在地表示ルーチンを実行することにより、ディスプレイ130に現在地等を表示する。
【0036】図5は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる現在地表示ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS1の詳細を示す。
【0037】同図において、ステップS101:GPS受信機15の出力信号、ジャイロ126の出力信号等を利用して、一般的な手法により、車載機1(自車両)の現在位置及び進行方向等を検出する。
【0038】ステップS102:ディスプレイ130の表示形態として選択されている縮尺に応じて、ステップS101にて検出した現在位置を含む地図情報を、DVDドライブ127から読み込む。
【0039】ステップS103〜ステップS106:ステップS102にて読み込んだ地図情報、自車両(車載機1)の現在位置を表わす所定のシンボル、そして各種操作スイッチの選択エリア(本実施形態では、操作スイッチ群19の所定のスイッチにより選択するものとする)を、例えば図8に示す如く表示する(ステップS103)と共に、RAM123等に経路誘導路が既に設定されているかを判断し(ステップS104)、設定されているときには、その経路誘導路のうち、ステップS103にて表示した表示エリア内に表示可能な部分を読み込み(ステップS105)、その部分を含めて、例えば図9に示す如く表示する(ステップS106)。
【0040】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS2:図8または図9の如く表示されているディスプレイ130において、「目的地設定」スイッチが操作されたかを判断し、この判断でYES(操作あり)のときにはステップS3に進み、NO(操作無し)のときにはステップS4に進む。
【0041】図6は、本実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる目的地設定ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS3の詳細を示す。
【0042】同図において、ステップS111〜ステップS113:ディスプレイ130に、図10に示すメニュー画面を表示し(ステップS111)、その表示画面において所定時間内(例えば10秒程度)に何れかの項目が選択されたかを判断する(ステップS112)と共に、選択されたときにはその選択された項目の種類を判断する(ステップS113)。このとき、何れの項目も選択されない、或いは[5]の「キャンセル」が選択された場合には、目的地設定ルーチンを終了する。
【0043】ステップS114,ステップS115:ステップS113にて[1]の「目的地入力」が選択された場合には、DVD−ROMに記憶されている各種情報を用いて、電話番号、ディスプレイ130に表示させた地図の特定位置を選択する等の一般的な手法により、ユーザが設定した目的地までの経路誘導路を算出し(ステップS114)、その設定された目的地を、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS115)。
【0044】ステップS116,ステップS117:ステップS113にて[2]の「経路再設定」が選択された場合には、ユーザにより新たに設定された目的地について、ステップS114と同様に経路誘導路を算出し(ステップS116)、その設定された目的地を新たな目的地として、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS117)。
【0045】ステップS118:ステップS113にて[3]の「目的地クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている目的地をクリアする。
【0046】ステップS119:ステップS113にて[4]の「経路クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている目的地までの経路誘導路情報をクリアする。
【0047】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS4:図8または図9の如く表示されているディスプレイ130において、「インターネット」スイッチが操作されたかを判断し、この判断でYES(操作あり)のときにはステップS5に進み、NO(操作無し)のときにはリターンする。
【0048】ステップS5:図7に示すショートカットキー表示ルーチンを実行する。
【0049】図7は、本実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれるショートカットキー表示ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS5の詳細を示す。
【0050】同図において、ステップS121:ディスプレイ130に表示可能なショートカットキー(メニューキー)のカテゴリ(種類)として予めRAM123に格納されているショートカットキーの種類データを読み出す。本ステップにて読み出されるショートカットキーの種類データは、後述する図11の下側の表示エリアにおいて12種類表示可能なショートカットキーのカテゴリのうち、以下に説明する各ステップにて追加表示されることが決定される「気象」、「サービスエリア」、「観光」、「宿泊」、そして「目的地」以外のカテゴリである。
【0051】ステップS122〜ステップS124:ワイパースイッチ20の操作状態を検出し(ステップS122)、その検出した操作状態がオン状態かを判断し(ステップS123)、その判断でNO(オフ状態)のときにはステップS125に進み、YES(オン状態)のときには、後述するステップS132にてディスプレイ130に表示するショートカットキーとして「気象」情報のカテゴリを追加設定する(ステップS124)。ここで、「気象」情報のカテゴリを表わすショートカットキーを表示するか否かを、ワイパースイッチ20の操作状態に応じて決定するのは、ワイパーの使用が必要な天候状態は悪天候であるため、一般に、ユーザは晴天時と比較して頻繁に気象情報を入手しようとするからである。
【0052】ステップS125〜ステップS127:上述したステップS101にて検出した自車両(車載機1)の現在位置を読み出し(ステップS125:或いは、本ステップにて同様な手順によって改めて位置検出を行っても良い)、その現在位置が自動車専用道路(高速道路)上に位置するかを、DVD−ROM等に記憶されている地図情報(尚、車載機1に路車間通信機が接続されており、道路側から各種情報を受信可能な場合は、その受信した情報により判断しても良い)を備えており、)を用いて判断し(ステップS126)、その判断でNOのとき(一般道路上に位置するとき)にはステップS128に進み、YESのとき(自動車専用道路上に位置するとき)には、後述するステップS132にてディスプレイ130に表示するショートカットキーとして「サービスエリア」情報のカテゴリを追加設定する(ステップS127)。
【0053】ステップS128,ステップS129:当該現在位置が、ユーザにより予め設定された自宅より所定距離を越えて遠方であるかを判断し(ステップS128)、その判断でNOのとき(遠方ではないとき)にはステップS130に進み、YESのとき(遠方に位置するとき)には、後述するステップS132にてディスプレイ130に表示するショートカットキーとして「観光」情報及び「宿泊」情報のカテゴリを追加設定する(ステップS129)。
【0054】ステップS130,ステップS131:車載機1に目的地が設定されているかを判断し(ステップS130)、その判断でNOのとき(設定されていないとき)にはステップS132に進み、YESのとき(設定されているとき)には、後述するステップS132にてディスプレイ130に表示するショートカットキーとして「目的地(目的地周辺)」情報のカテゴリを追加設定する(ステップS131)。
【0055】ステップS132:上記の各ステップにて所定のシンボルを表示することが決定された全てのショートカットキー(ショートカットキーのシンボル)を、図11の表示画面例の如く、ディスプレイ130に表示する。
【0056】ここで、図11の表示画面について説明する。図11は、同図に示すように、大別して上下に2つの表示エリアを有する。
【0057】これら2つの表示エリアのうち、上側の表示エリアは、インターネット通信を行うに際して、パケット通信網またはPDC通信網をユーザが選択可能な通信網選択エリアと、所望のURL(Uniform Resource Locator)を入力するアドレス入力エリアとを有する。当該通信網選択エリアにおいて、ユーザにより何れかの通信形態が選択されると、その選択操作に応じて通信ユニット11に通信網の選択信号が送出される。このとき、当該選択信号を入手した通信ユニット11のCPU111は、入手した選択信号が現在選択されている通信網と異なる場合、その選択されている通信網による通信を切断し、当該選択信号により指示された通信網に接続することにより、携帯電話13により無線接続する通信網を切り替える。
【0058】一方、下側の表示エリアは、パケット通信網またはPDC通信網を経由して、車載機1が情報センター2(或いは、他のインターネットサービスプロバイダ)と接続されたときに、所定のURLを入力することなく所望のWebサイトにワンタッチでアクセス可能な所謂ショートカットキーである。このショートカットキーの表示エリアに各ショートカットキー(ショートカットキーのシンボル)が表示されるか否かは、上述したショートカットキー表示ルーチンにおける処理結果に従う。
【0059】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS6:図11に示す如く表示されているディスプレイ130において、何れかのショートカットキーの選択操作が行われたときには、その選択されたショートカットキーのカテゴリに応じて以下に説明する2種類の処理を行う。
【0060】即ち、第1の判断処理としては、当該選択されたショートカットキーのカテゴリが、更に詳細なカテゴリを選択可能な「宿泊」、「レジャー」、或いは「観光」の場合は、ステップS125にて入手した(または検出した)現在位置と、その選択されたショートカットキーとに応じて、図12に示す対応表が記憶されたテーブルを参照することにより、当該選択されたショートカットキーのカテゴリに属する下位層のショートカットキーを表示すると共に、その表示された下位層のショートカットキーのうち何れかのショートカットキーが選択されたかを判断する。そして、この判断で何れかのショートカットキーが選択されたときには、ステップS7に進む。
【0061】例えば、自車両(車載機1)が市街地を走行しているときに、図11に示す表示画面において「宿泊」が選択されたときには、図12の対応表を参照することにより、図13(a)に示すように、「ビジネスホテル」及び「カプセルホテル」を示すショートカットキーが表示される。このとき、自車両が市街地を走行していることは、例えば、DVD−ROM等に記憶されている地図情報及び各種情報を現在位置に基づいて検索するときに、その現在位置が含まれる地図情報に複数の縮尺の地図情報が記憶されているかを判断し、複数の縮尺の地図情報が記憶されているときには、市街地を走行していると判断すれば良い。
【0062】また、自車両(車載機1)が沿岸部を走行しているときに、図11に示す表示画面において「宿泊」が選択されたときには、図12の対応表を参照することにより、図13(b)に示すように、「温泉旅館」、「観光ホテル」、「ペンション」、並びに「民宿」を示すショートカットキーが表示される。このとき、自車両が沿岸部を走行していることは、例えば、DVD−ROM等に記憶されている地図情報及び各種情報を現在位置に基づいて検索するときに、その現在位置が海岸線から内陸部に所定距離の範囲内に含まれるかを判断し、その範囲内に当該現在位置が含まれるときには、沿岸部を走行していると判断すれば良い。
【0063】尚、図12に示す対応表の各項目の設定は一例であり、これに限られるものではないが、所定の操作によりユーザが変更可能に構成しても良い。
【0064】次に、第2の判断処理としては、図11の如く表示された上位層のショートカットキーの中から選択されたショートカットキーのカテゴリが、上記の場合と異なり、下位層を含まない「食事」、「ガソリンスタンド」、「駐車場」、「気象」、或いは「現在地」等のカテゴリの場合は、ステップS7に進む。
【0065】そして、上記のステップS6の何れの処理においても何れかのショートカットキーも選択されないときには、ステップS5に戻る。
【0066】ステップS7:ステップS6にて選択されたショートカットキーに属するWebサイトのURLを、DVD−ROM等に記憶されている各種情報の中から検索し、その検索した結果を一覧表示する。このとき、上記のステップS6において選択されたショートカットキーのカテゴリが下位層を含まない「食事」、「ガソリンスタンド」、「駐車場」、「気象」、或いは「現在地」等のカテゴリの場合は、現在位置を中心とする所定距離範囲内に存在する該当施設のWebサイトを検索し、その検索したWebサイトのURL(好ましくは、Webサイトを特定可能な、そのWebサイトのURLが関連付けされたコメント)を一覧表示する。
【0067】尚、本ステップにおいてWebサイトのURLを一覧表示するに際しては、車載機1が予め有するDVD−ROM等の情報だけでなく、情報センター2との通信により入手した情報を表示するように構成しても良い。この場合、車載機1は、現在位置情報と選択されたショートカットキーのカテゴリ情報とを情報センター2に送信し、情報センター2では、各種施設の位置情報やURL等が格納されているデータベースを、受信した情報をキーとして検索し、その検索結果を当該車載機に送信すれば良い。
【0068】ステップS8,ステップS9:ステップS7にてディスプレイ130に一覧表示されたURL(またはWebサイトのURLが関連付けされたコメント)の中の何れかの選択操作が行われたかを判断し(ステップS8)、その判断でNOのとき(選択操作無しのとき)にはステップS7に戻り(但し、数分程度を経過しても選択操作が検出されないときにはステップS1にリターンする)、YESのとき(選択操作有りのとき)には、その選択されたURL(または選択されたコメントに関連付けされているURL)にインターネット通信による接続を行い、そのURLのWebサイトとのデータの送受信を行う(ステップS9)。また、ステップS8では、ステップS6の判断において何れのショートカットキーも選択されない場合であっても、図11に示す表示画面の上側の表示エリアにおいて所望のURLが入力されたときには、ステップS9にて当該URLのWebサイトにインターネット通信による接続を行う。
【0069】ステップS10:インターネット通信を終了する所定の操作が行われたかを判断し、この判断でYES(終了操作有りのとき)のときにはリターンし、NO(終了操作無しのとき)のときにはステップS9に戻る。
【0070】このように、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置によれば、ユーザが所望するであろう情報のカテゴリを示すショートカットキーが、現在位置や目的地に応じて自動的に選択されて表示されるので、ユーザは、的確且つ容易に外部装置から情報を入手することができる。
【0071】尚、上述した本実施形態のステップS6(図4)における第1の判断処理においては、車載機1の現在位置と、選択されたショートカットキーとに応じたショートカットキーを表示し、その表示された何れかのキーが選択されるかを判断したが、この処理構成に限られるものではなく、現在位置の代わりに目的地設定ルーチン(図6)にて設定され目的地を対象としても良く、或いは、現在位置と目的地とをユーザが選択可能に構成すれば、更に利便性を向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
【出願日】 平成11年9月24日(1999.9.24)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳 (外1名)
【公開番号】 特開2001−91276(P2001−91276A)
【公開日】 平成13年4月6日(2001.4.6)
【出願番号】 特願平11−270981