| 【発明の名称】 |
車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】大村 博志
【氏名】細田 浩司
【氏名】岡野 英紀
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| 【要約】 |
【課題】課金形態の異なる複数の通信網を効率的に使い分けることができる車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供。
【解決手段】車載機は、PDC通信網またはパケット通信網を経由してWebサイトにアクセスするに際して、予め設定された選択情報に従って通信網を選択するが(S121-S122,S126-S127)、何れの通信網を経由してもアクセスが可能なWebサイトについては、過去に受信済みのテンポラリデータに含まれるテキストデータと画像データとの比率Rを算出し、その比率Rに応じて自動的に通信網を選択する(S124-S127)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 課金形態の異なる第1の通信網または第2の通信網を経由して通信可能な通信手段と、前記第1の通信網または第2の通信網のうち、通信料金または通信時間を抑制可能な何れかの通信網を選択し、その選択した通信網を経由して通信が行われるように、前記通信手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 【請求項2】 更に、前記通信手段により入手する情報内容に対応して、その情報内容の入手先毎に、前記第1の通信網または第2の通信網の何れの選択情報が予め記憶された記憶手段を備え、前記制御手段は、前記記憶手段を参照することにより、接続すべき通信網を選択することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項3】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を、過去の通信状況に基づいて更新することを特徴とする請求項2記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項4】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を、過去に受信したデータに含まれるテキストデータ量と画像データ量との比率に応じて更新することを特徴とする請求項3記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項5】 前記制御手段は、前記通信手段による通信が終了したときに、その通信に要した通信料金を、前記第1の通信網及び前記第2の通信網のそれぞれの場合について前記情報内容の入手先単位で個別に算出し、その算出した値を比較した結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を更新することを特徴とする請求項3記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項6】 前記制御手段は、前記通信手段による通信が行われているときに、接続されている通信網を認識可能に報知することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項7】 前記制御手段は、前記通信手段による通信が終了したときに、前記第1の通信網及び前記第2の通信網のそれぞれについて通信料金及び/または通信時間とを算出し、その算出した値を比較可能に報知することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項8】 前記記憶手段は、前記情報内容の入手先と、その入手先から情報を入手するときに選択すべき通信網とを設定可能なマンマシンインタフェースを含むことを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項9】 前記第1の通信網は、従量制の課金形態が採用される通信網であり、前記第2の通信網は、従時間制の課金形態が採用される通信網であることを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、自動車に搭載された経路誘導用のナビゲーションユニットを通信装置を介してインターネットに接続し、そのインターネット上の所定のサーバから交通情報や施設情報等を入手可能なシステムが、例えば特開平9−257501号、或いは特開平10−089976号等に提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の従来のインターネット通信可能なナビゲーション装置によれば、自動車による移動中においても各種情報を入手することができ、自動車による移動を効率的に行える優れた利便性がある。 【0004】このようなナビゲーション装置において、係る利便性を最大限に享受するには、通信装置を常にサーバと接続しておくことが望まれが、その場合、通信コストが問題となる。 【0005】また、近年においては、携帯電話網においても送受信したデータ量に応じて課金が行われる従量制のパケット通信サービスが普及しつつあり、電子メールの送受信、各種オンラインサービスの照会、予約等に利用されつつあり、このようなパケット通信サービスによれば、リアルタイムな情報の入手と通信コストに対する経済性とを両立させることができる。 【0006】しかしながら、車両に搭載された通信可能なナビゲーション装置によってユーザが入手しようとする情報は多種多様であり、上記のパケット通信を利用した場合、テキストデータが中心のニュース等のリアルタイムな配信には効果的であるが、例えば旅先等で入手しようとする地域情報のように、地図や写真等の画像データが多く含まれる場合には、上記のパケット通信を利用しても従量制の利点を効果的に享受することはできず、かえって通信エラー率が高くなることも予想されるため、このようなデータ種の場合は、一般的な従時間制の通信網を利用するほうが良い。 【0007】そこで本発明は、課金形態の異なる複数の通信網を効率的に使い分けることができる車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明に係る車両用ナビゲーション装置は、以下の構成を特徴とする。 【0009】即ち、課金形態の異なる第1の通信網または第2の通信網を経由して通信可能な通信手段と、前記第1の通信網または第2の通信網のうち、通信料金または通信時間を抑制可能な何れかの通信網を選択し、その選択した通信網を経由して通信が行われるように、前記通信手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。 【0010】また、例えば前記通信手段により入手する情報内容に対応して、その情報内容の入手先毎に、前記第1の通信網または第2の通信網の何れの選択情報が予め記憶された記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記記憶手段を参照することにより、接続すべき通信網を選択すると良い。 【0011】また、例えば前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を、過去の通信状況に基づいて更新すると良い。 【0012】更新の具体的な方法としては、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を、過去に受信したデータに含まれるテキストデータ量と画像データ量との比率に応じて更新する、或いは前記通信手段による通信が終了したときに、その通信に要した通信料金を、前記第1の通信網及び前記第2の通信網のそれぞれの場合について前記情報内容の入手先単位で個別に算出し、その算出した値を比較した結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている通信網の選択情報を更新すれば良い。 【0013】尚、上記の車両用ナビゲーション装置において、前記第1の通信網は、従量制の課金形態が採用される通信網(例えばパケット通信網)、前記第2の通信網は、従時間制の課金形態が採用される通信網(例えばPDC通信網)が想定される。 【0014】また、上記の車両用ナビゲーション装置の制御プログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴とする。 【0015】 【発明の効果】上記の本発明によれば、課金形態の異なる複数の通信網を効率的に使い分けることができる車両用ナビゲーション装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供が実現する。 【0016】即ち、請求項1の発明によれば、課金形態の異なる複数の通信網(例えば、従量制と従時間制:請求項9)を、例えば予め記憶している選択情報に応じて選択することにより(請求項2)、効率的に使い分けることができる。 【0017】また、請求項3乃至請求項5の発明によれば、ユーザによる通信実績に応じて、更に効率の良い通信網の使い分けを行うことができる。 【0018】また、請求項6乃至請求項8の発明によれば、更に利便性を向上することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ナビゲーション装置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。 【0020】[第1の実施形態]図1は、第1の実施形態におけるナビゲーション装置が情報を入手可能な通信環境を示す全体構成図である。 【0021】同図において、1は、自動車に搭載された車載機である。2は、車載機1が各種情報を入手可能な情報センターである。ここで、情報センター2は、基本構成としてインターネットサーバ及びメールサーバ(より具体的にはモバイル用のメールサーバ)としての一般的な構成を備え、その内部には大容量のデータベースを備える。 【0022】3は、パケット通信網と、携帯電話通信網の一例であるPDC(Personal Digital Cellular)回線交換網との交換を行う市中の基地局であり、この基地局3は、車載機1に搭載された携帯電話(後述する携帯電話13)との無線信号の送受信を行う。 【0023】5は、上記のパケット通信網とインターネットとの通信インタフェースとなるゲートウェイ(G・W)である。6は、上記のPDC回線交換網とインターネットとの通信インタフェースとなるISP(インターネットサービスプロバイダ)である。 【0024】次に、車載機1のハードウエア構成及びソフトウエア構成について、図2及び図3を参照して説明する。 【0025】図2は、第1の実施形態における車載機のハードウエア構成を示すブロック図であり、車載機1は、大別して、通信ユニット11、ナビゲーションユニット12、そして携帯電話13からなる。 【0026】携帯電話13は、図1に示した基地局3を介して、パケット通信網(本実施形態では、一例としてiモード(商標)を想定)と、PDC回線交換網との相互通信を切り替え可能な構成を備えており、携帯電話13には、パケット通信網を選択しているときに、送受信したデータ量に応じた課金(従量制の課金)がなされ、PDC回線交換網を選択しているときに、回線を占有している時間に応じた課金(従時間制の課金)がなされる。尚、携帯電話13は、通信ユニット11と一体の構成としても良い。 【0027】通信ユニット11は、ユーザが携帯電話13を保持せずに通話するためのハンドフリー(H/F)ユニット115、携帯電話13とCPU111との間の通信インタフェースであるところの、PDC通信及びパケット通信両用のモデム、通信ユニット11の動作を制御するCPU111、CPU111が実行する通信処理プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されているROM、そして一時記憶エリアとして使用されるRAM113を備える。 【0028】ナビゲーションユニット12において、121は、ディスプレイ130への画像表示制御や、後述する通信ナビゲーション機能等を実行するCPUである。122は、CPU121が行うプログラムや各種パラメータ等が記憶されているROMである。123は、一時記憶エリアとして使用されるRAMである。124は、CPU121の制御に従ってディスプレイ130への画像表示を行う描画ICである。125は時計である。126は、自車両の挙動を検出する一般的なジャイロである。127は、地図情報や施設情報等が登録された記憶媒体の一例であるDVD−ROMから情報を読み出す(或いはDVD−RAMへの情報の読み出し・書き込みを行う)DVDドライブである。128は、例えば情報センター2から入手したDVD−ROMに記憶されていない情報等を記憶するRAM(或いはハードディスク等の記憶装置であっても良い)である。 【0029】そして入出力(I/O)コントローラ129は、GPS(Grobal PositioningSystem)受信機15により受信したGPS信号、イグニッションキースイッチ18の操作状態を表わす信号、そしてナビゲーションユニット12に設けられた操作スイッチ群19の操作状態を表わす信号の検出制御、通信ユニット11とのデータ入出力制御、並びに上記のナビゲーションユニット12内の各ブロックのデータ入出力制御を行うコントローラである。 【0030】また、ナビゲーションユニット12は、AM・FMアンテナ17により外部より受信した無線電波を受信するAM・FMチューナ134、道路側に設けられたビーコン等から道路交通情報等を受信するVICS(道路交通情報)チューナ135、一般的なMD(或いはカセット)デッキ133、スピーカ16に出力する音声信号を増幅するアンプ132、そしてこれらの各ブロックを制御するオーディオCPU131を備える。 【0031】尚、上記のナビゲーションユニット12の構成において、ナビゲーションユニット12自体の機能を一般的なコンピュータの如く更新可能に構成するときには、上記の構成により実現する通信ナビゲーション機能等の動作制御プログラムを、ROM122に予め記憶させるのではなく、DVDドライブ127に装填したDVD−ROM、或いは携帯電話13を介して外部より入手可能に構成し、入手したプログラムは、RAM128等に記憶すれば良い。 【0032】図3は、第1の実施形態における車載機のソフトウエア構成を示すブロック図であり、上述した図2のハードウエア上で実行されるソフトウエアプログラムの概略構成を示す。 【0033】同図において、通信ユニット11は、パケット(iモード)通信網との通信インタフェース機能、PDC回線交換網との通信インタフェース機能、並びにそれら2種類の通信形態のうち何れかを切り替える機能を実現するソフトウエアを備える。 【0034】また、ナビゲーションユニット12は、大別して、後述する通信ナビゲーション機能と、オーディオ機能のソフトウエアからなる。 【0035】通信ナビゲーション機能は、マルチタスクOS(本実施形態ではITRON)上で動作するところの、描画ソフトウエア、シリアル通信等の一般的な機器間通信ソフトウエア、経路誘導等の一般的なナビゲーション機能を実現するナビゲーションアプリケーション、PPP(Point-to-Point Protocol)やその上位層としてのTCP/IP(Transmission Control Protocl / Internet Protocol)及びHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコル、及びiモード用のプロトコルを実現するソフトウエア、更に、それらの通信プロトコルに従ってデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメーラ機能、並びにブラウザを描画するソフトウエアを有する。 【0036】そして、オーディオ機能は、オーディオCPU131が実行するオーディオ機器制御用のアプリケーションにより実現されるが、一般的な機能であるため本実施形態における詳細な説明は省略する。 【0037】本実施形態において、当該インターネットブラウザ機能を実現するプログラムは、上述したパケット(iモード)通信網またはPDC回線交換網を介した情報センター2との相互通信において、緯度経度を含む地点情報の送受信が可能である。 【0038】即ち、ナビゲーションユニット12にて実行されるインターネットブラウザは、通信機能を有するナビゲーション装置の標準化団体であるモバイルウェブ協議会のモバイルウェブ(Mobile Web)仕様に準拠しており、ナビゲーション機能において扱う一般的な座標情報と、PDC回線交換網経由で情報センター2から入手した緯度経度を含む地点情報(本実施形態では、POI:Point of Interest)との相互変換が可能である。一方、パケット(iモード)通信網経由の通信が選択されているときには、iモードにて規定される所定のTAGにより緯度経度を含む地点情報を送受信する。 【0039】これにより、ナビゲーションユニット12は、DVDドライブ127から読み出した地図情報をディスプレイ130に表示するときに、その表示画面上において、情報センター2から入手した地点情報に相当する位置を容易にプロットすることができる。 【0040】[通信ナビゲーション機能]以下、車載機1において行われる通信ナビゲーション機能について説明する。 【0041】図4は、第1の実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理の全体構成を示すフローチャートであり、イグニッションキースイッチ18がオンにされることにより開始される。 【0042】同図において、ステップS1:図5に示す現在地表示ルーチンを実行することにより、ディスプレイ130に現在地等を表示する。 【0043】図5は、車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる現在地表示ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS1の詳細を示す。 【0044】同図において、ステップS101:GPS受信機15の出力信号、ジャイロ126の出力信号等を利用して、一般的な手法により、車載機1(自車両)の現在位置及び進行方向等を検出する。 【0045】ステップS102:ディスプレイ130の表示形態として選択されている縮尺に応じて、ステップS101にて検出した現在位置を含む地図情報を、DVDドライブ127から読み込む。 【0046】ステップS103〜ステップS106:ステップS102にて読み込んだ地図情報、自車両(車載機1)の現在位置を表わす所定のシンボル、そして各種操作スイッチの選択エリア(本実施形態では、操作スイッチ群19の所定のスイッチにより選択するものとする)を、例えば図10に示す如く表示する(ステップS103)と共に、RAM123等に経路誘導路が既に設定されているかを判断し(ステップS104)、設定されているときには、その経路誘導路のうち、ステップS103にて表示した表示エリア内に表示可能な部分を読み込み(ステップS105)、その部分を含めて、例えば図11に示す如く表示する(ステップS106)。 【0047】尚、図10及び図11に示す表示画面において、当該画面下方の右端にある「Webサイト登録」スイッチは、後述する第2の実施形態において使用されるスイッチであり、第1の実施形態では表示されないものとする。 【0048】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS2:図10または図11の如く表示されているディスプレイ130において、「目的地設定」スイッチが操作されたかを判断し、この判断でYES(操作あり)のときにはステップS3に進み、NO(操作無し)のときにはステップS4に進む。 【0049】図6は、第1の実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる目的地設定ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS3の詳細を示す。 【0050】同図において、ステップS111〜ステップS113:ディスプレイ130に、図12に示すメニュー画面を表示し(ステップS111)、その表示画面において所定時間内(例えば10秒程度)に何れかの項目が選択されたかを判断する(ステップS112)と共に、選択されたときにはその選択された項目の種類を判断する(ステップS113)。このとき、何れの項目も選択されない、或いは[5]の「キャンセル」が選択された場合には、目的地設定ルーチンを終了する。 【0051】ステップS114,ステップS115:ステップS113にて[1]の「目的地入力」が選択された場合には、DVD−ROMに記憶されている各種情報を用いて、電話番号、ディスプレイ130に表示させた地図の特定位置を選択する等の一般的な手法により、ユーザが設定した目的地までの経路誘導路を算出し(ステップS114)、その設定された目的地を、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS115)。 【0052】ステップS116,ステップS117:ステップS113にて[2]の「経路再設定」が選択された場合には、ユーザにより新たに設定された目的地について、ステップS114と同様に経路誘導路を算出し(ステップS116)、その設定された目的地を新たな目的地として、当該算出した経路誘導路と共にRAM123に記憶する(ステップS117)。 【0053】ステップS118:ステップS113にて[3]の「目的地クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている目的地をクリアする。 【0054】ステップS119:ステップS113にて[4]の「経路クリア」が選択された場合には、現在RAM123に格納されている目的地までの経路誘導路情報をクリアする。 【0055】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS4:図10または図11の如く表示されているディスプレイ130において、「インターネット」スイッチが操作されたかを判断し、この判断でYES(操作あり)のときにはステップS5に進み、NO(操作無し)のときにはリターンする。 【0056】ステップS5〜ステップS7:所定の手順で予めRAM123に格納されたショートカットキー(メニューキー)のデータを読み出し(ステップS5)、その読み出したデータに従ってディスプレイ130に図13の表示例の如く表示し(ステップS6)、その表示画面において何れかのショートカットキーについて選択操作が行われたかを判断する(ステップS)。この判断でNO(操作無し)のときにはステップS6に戻り、YES(操作あり)のときにはステップS8に進む。 【0057】ここで、図13の表示画面について説明する。図13は、同図に示すように、大別して上下に2つの表示エリアを有する。 【0058】これら2つの表示エリアのうち、上側の表示エリアは、インターネット通信を行うに際して、パケット通信網またはPDC通信網をユーザが選択可能な通信網選択エリアと、所望のURL(Uniform Resource Locator)を入力するアドレス入力エリアとを有する。当該通信網選択エリアにおいて、ユーザにより何れかの通信形態が選択されると、その選択操作に応じて通信ユニット11に通信網の選択信号が送出される(後述するようにCPU121が自動的に選択する場合もある)。このとき、当該選択信号を入手した通信ユニット11のCPU111は、入手した選択信号が現在選択されている通信網と異なる場合、その選択されている通信網による通信を切断し、当該選択信号により指示された通信網に接続することにより、携帯電話13により無線接続する通信網を切り替える(尚、後述するCPU121の指示による自動的な切り替えの場合も、同様な動作により切り替えが行われるものとする)。 【0059】一方、下側の表示エリアは、パケット通信網またはPDC通信網を経由して、車載機1が情報センター2(或いは、他のインターネットサービスプロバイダ)と接続されたときに、所定のURLを入力することなく所望のWebサイトにワンタッチでアクセス可能な所謂ショートカットキーである。このショートカットキーの表示エリアに表示されるキーコメント、そのキーコメントに対応するWebサイトのURL、並びに後述する通信網選択ルーチンにおいて参照される当該Webサイトにアクセスする際に必要な通信網は、不図示の登録画面においてユーザによって予め登録されるものとする。 【0060】ステップS8:図7に示す通信網選択ルーチンを実行する。 【0061】図7は、第1の実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる通信網選択ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS8の詳細を示す。 【0062】同図において、ステップS121〜ステップS123:ステップS7にて選択されたショートカットキーに登録されているWebサイトが、PDC通信網を経由してのみアクセス可能か(ステップS121)、パケット通信網を経由してのみアクセス可能か(ステップS122)、或いは何れの通信網を経由してもアクセス可能か(ステップS123)を、そのWebサイトのURLと共に予めRAM123に記憶されている上記の通信網を表わすデータを参照することによって判断する。これらの判断で何れの通信網も設定されていないときには、通信網選択ルーチンを終了する。 【0063】ステップS124,ステップS125:上記の判断において、パケット通信網またはPDC通信網の何れの通信網によっても通信可能であるため、本ステップでは、RAM132に予め設定されているインターネット通信データのテンポラリ領域に既に一時記憶されている受信済みのテキストデータについて、そのデータに含まれるテキストデータの総量と、画像データの総量との比率Rを算出し(ステップS124)、その算出した比率Rが所定値Tより大きいかを判断する(ステップS125)。そして、この判断でNO(R≦T)のときにはステップS126に進み、YES(R>T)のときにはステップS127に進む。 【0064】ステップS126:ステップS121にてPDC通信網のみによって通信可能と判断されている、或いは、ステップS125にて比率R≦所定値T(即ち、画像データが比較的多い)と判断されているため、本ステップでは、通信ユニット11にPDC通信網を選択させる。 【0065】ステップS127:ステップS122にてパケット通信網のみによって通信可能と判断されている、或いは、ステップS125にて比率R>所定値T(即ち、テキストデータが比較的多い)と判断されているため、本ステップでは、通信ユニット11にパケット通信網を選択させる。 【0066】ここで、図4に示すフローチャートの説明に戻る。ステップS9:ステップS8の通信網選択ルーチンにおいて選択された通信網を経由して情報センター2(或いは、他のインターネットサービスプロバイダ)との通信回線を一般的な方法により確立させた後、ステップS7にて選択操作が検出されたショートカットキーに対応するWebサイトにアクセスし、そのWebサイトとのデータの送受信を行う。また、このとき、選択された通信網を経由して車載機1に受信したデータの総量、その受信データに含まれるテキストデータ量及び画像データ量の計数を開始する。 【0067】ステップS10,ステップS11:予めRAM123等に記憶している所定の課金レートに基づいて、現在選択されている通信網による通信料金の課金計算を行い(ステップS10)、図14に示す表示画面例の如く、その選択されている通信網と、算出した通信料金とを、当該Webサイトのページと共にディスプレイ130に表示する(ステップS11)。 【0068】ステップS12:ユーザがインターネット通信を終了させる所定の操作を行ったかを判断し、YES(終了操作有り)のときにはステップS13に進み、NO(終了操作無し)のときにはステップS9に戻る。 【0069】ステップS13:図14の如くWebサイトと課金状態とが表示されていた表示画面に、図15に示す表示画面例の如く、ウィンドウ画面を所定時間表示する。このウィンドウ画面には、今回のインターネット通信で通信を開始してからステップS12にて終了操作が検出されるまでに受信した総データ量、そして予めRAM123等に記憶している所定の課金レート及び平均的なデータ通信速度に基づいて、パケット通信網とPDC通信網のそれぞれの通信網について、概算の通信料金と通信時間とを表示する。具体的な計算としては、(課金概算)=(総データ量)÷(課金レート),(通信時間)=(総データ量)÷(データ通信速度),である。更に、今回選択された通信網の欄には識別マークを表示すると共に、ステップS9にて計数を開始した受信データの総量の内訳として、テキストデータ量と画像データ量とを表示する。 【0070】このように、本実施形態に係る車載機1によれば、課金形態の異なるPDC通信網とパケット通信網とを、ユーザにより予め設定された情報に応じて選択することができると共に、それら何れの通信網を経由してもアクセスが可能なWebサイトについては、過去に受信済みのテンポラリデータに含まれるテキストデータと画像データとの比率Rを算出し、その比率Rに応じて自動的に通信網を選択することができるため、当該2種類の通信網を、通信コスト及び通信時間の観点から効率的に使い分けることができる。 【0071】また、車載機1によれば、ユーザによるインターネット通信(Webサイトの閲覧)が終了したときには、ディスプレイ130に図15に示す如く通信結果が当該2種類の通信網について比較可能に表示されると共に、受信したテキストデータの総量と画像データの総量とが比較可能に表示される。これにより、ユーザは、同一のWebサイト或いは同類のWebサイトを別途閲覧する際に選択すべき通信網について、通信コストを抑制する、或いは通信時間を短くするには何れの通信網を選択すべきか等の判断に利用することができる。 【0072】また、車載機1によれば、図13に示す表示画面例の如く、通信網選択エリアにて選択操作を行うことにより、PDC通信網、或いはパケット通信網の切り替えを行うことができるため、より利便性を向上させることができる。 【0073】[第2の実施形態]次に、上述した第1の実施形態に係る車両用ナビゲーション装置を基本とする第2の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。 【0074】ここで、本実施形態における通信ナビゲーション機能を概説する。本実施形態において、ユーザは、図16に示すWebサイト登録画面において、所望のWebサイトのURLと、そのWebサイトにアクセスするときに使用する通信網とを、URLは当該表示画面の左側の入力エリアにおいて、そして通信網の選択は当該表示画面の右側の選択エリアにおいて、予め登録する。このとき左側の入力エリアに表示される天気、ニュース等のカテゴリ(項目)は、上述した図13の表示画面の下側に表示されるショートカットキーのキーコメントに対応している。 【0075】車載機1は、図13に示す表示画面において何れかのショートカットキーの選択操作が行われると、その選択されたショートカットキーに対応して設定されているWebサイトに、Webサイト登録画面(図16)にて予め登録されている何れかの通信網を経由してアクセスするが、そのWebサイトのアクセスに要した通信料金の実績が当該Webサイト登録画面にて予め登録されている通信網の方が他方の通信網を経由した場合と比較して高額である場合には、通信料金を抑制できるであろう当該他方の通信網に、Webサイト登録画面の登録状態を自動的に更新する機能を有する。 【0076】上記の機能を実現する本実施形態の処理構成が第1の実施形態と異なるのは、図4のステップS8で行う通信網選択ルーチンと、図4の通信ナビゲーション処理において更に付加される処理が有る点である。 【0077】図8は、第2の実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理に含まれる通信網選択ルーチンを示すフローチャートであり、図4のステップS8の詳細を示す。 【0078】同図において、ステップS131,ステップS132:Webサイト登録画面(図16)の通信網設定エリアにて登録されたデータが既に記憶されているRAM123等の所定領域を参照することにより、ステップS7にて選択されたショートカットキーに登録されているWebサイトが、PDC通信網を経由してのみアクセス可能かを、そのWebサイトのURLと共に予めRAM123に記憶されている上記の通信網を表わすデータを参照することによって判断し(ステップS131)、この判断でNOのときにはステップS133に進み、YESのときには通信ユニット11にPDC通信網を選択させる(ステップS132)。 【0079】ステップS133,ステップS134:Webサイト登録画面(図16)の通信網設定エリアにて登録されたデータが既に記憶されているRAM123等の所定領域を参照することにより、ステップS7にて選択されたショートカットキーに登録されているWebサイトが、パケット通信網を経由してのみアクセス可能かを、そのWebサイトのURLと共に予めRAM123に記憶されている上記の通信網を表わすデータを参照することによって判断し(ステップS133)、この判断でNOのときにはステップS135に進み、YESのときには通信ユニット11にパケット通信網を選択させる(ステップS134)。 【0080】ステップS135:Webサイト登録画面(図16)の通信網設定エリアにて登録されたデータが既に記憶されているRAM123等の所定領域を参照することにより、ステップS7にて選択されたショートカットキーに登録されているWebサイトが、PDC通信網及びパケット通信網の何れの通信網を経由してもアクセス可能かを、そのWebサイトのURLと共に予めRAM123に記憶されている上記の通信網を表わすデータを参照することによって判断し、この判断でYESのときにはステップS136に進み、NOのときには通信網選択ルーチンを終了する。 【0081】ステップS136,ステップS137:ステップS7にて選択されたショートカットキーに登録されているWebサイトと共にRAM123に記憶されている通信網の識別情報を読み出し(ステップS136)、その読み出した識別情報が表わすPDC通信網またはパケット通信網の何れの通信網を、通信ユニット11に選択させる(ステップS137)。ここで、通信網の識別情報は、図16のWebサイト登録画面におけるユーザによる所定の登録操作により、RAM123等に予め記憶されているものとする(詳細は後述する)。 【0082】図9は、第2の実施形態に係る車載機1における通信ナビゲーション処理の全体構成を示すフローチャートのうち、第1の実施形態(図4)と異なる抜粋部分を示すフローチャートである。 【0083】同図において、ステップS14,ステップS15:今回のインターネット通信で通信を開始してからステップS12にて終了操作が検出されるまでにユーザがアクセスしたWebサイトのうち、図13のショートカットキーに設定されているWebサイト(即ち、Webサイト登録画面(図16)に登録されているURLのサイト)について、今回受信したデータ量と、予めRAM123等に記憶している所定の課金レートに基づいて、パケット通信網とPDC通信網のそれぞれの通信網について、概算の通信料金を、Webサイト毎に算出し(ステップS14)、その算出した通信料金のデータを、Webサイトの識別情報と共にRAM123に記憶する(ステップS15)。このとき、通信料金の具体的な計算としては、(課金概算)=(1つのWebサイトに対するデータ量)÷(課金レート),である。 【0084】ステップS16,ステップS17:図13のショートカットキーに設定されているWebサイトについてステップS15にて記憶したパケット通信網とPDC通信網のそれぞれの通信料金を比較し(ステップS16)、この判断において、あるWebサイトに関して現在登録されている通信網(Webサイト登録画面にて選択された何れかの通信網)の通信料金の方が、他方の通信網の通信料金より所定のしきい値を越えて高額のとき(同ステップにてYESのとき)には、その旨をガイダンス表示すると共に、RAM123内に記憶されている通信網の登録状態を、当該他方の通信網に更新する(ステップS17)。一方、この判断において、現在登録されている通信網の方が通信料金が安い、或いは所定のしきい値を越えてまでは高額でないとき(同ステップにてNOのとき)には、登録状態を更新する必要はないのでステップS18に進む。 【0085】尚、ステップS16において通信料金の比較を行うに際しては、1つのWebサイトにアクセスしたときの所定の複数回分の通信料金の平均値を、パケット通信網とPDC通信網とについてそれぞれ算出し、その算出した平均値にて比較を行うと良い。この場合、RAM123に記憶されている通信料金は、当該所定の回数分とするため、ステップS15にて新たに算出された通信料金を記憶するときには、過去に記憶されている最も古い通信料金のデータを削除する処理構成にすれば良い。 【0086】ステップS18〜ステップS20:ステップS4の判断にて「インターネット」スイッチの選択操作が検出されないので、本ステップでは、図10または図11の表示画面において、「Webサイト登録」スイッチが操作されたかを判断し(ステップS18)、この判断でNO(当該スイッチの操作あり)のときにはステップS1にリターンし、YES(当該スイッチの操作無し)のときには、カテゴリ毎に記憶されているURL及び通信網のデータをRAM123等から読み出し(ステップS19)、その読み出したデータに応じた図16のWebサイト登録画面をディスプレイ130に表示する(ステップS20)。 【0087】ステップS21〜ステップS23:表示されたWebサイト登録画面において登録データが変更されたかを判断し、この判断でNO(変更無し)のときには当該画面において「設定終了」スイッチが操作されたかを判断し(ステップS22)、YES(変更有り)のときにはRAM123等に記憶されているデータを、その変更された内容に更新し(ステップS23)、ステップS19に戻る。また、ステップS22の判断では、「設定終了」スイッチの操作が検出されたとき(同ステップの判断にてYESのとき)にはステップS1にリターンし、検出されないとき(同ステップの判断にてNOのとき)にはステップS19に戻る。 【0088】このように、本実施形態に係る車載機1によれば、課金形態の異なるPDC通信網とパケット通信網とを、ユーザにより予め登録された情報に応じて選択することができると共に、パケット通信網とPDC通信網とについてそれぞれ算出した通信料金を比較した結果、その登録された通信網を利用すると通信料金が高額となるときには、通信料金が安価な他方の通信網に自動的に更新することができるため、当該2種類の通信網を、通信コストの観点から効率的に使い分けることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003137 【氏名又は名称】マツダ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月24日(1999.9.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076428 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 康徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−91275(P2001−91275A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−270980 |
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