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【発明の名称】 情報提供装置及びこれと送受信する情報端末並びにこれらを管理する情報管理装置
【発明者】 【氏名】三宅 克実

【要約】 【課題】情報端末側で記憶すべき情報量を大幅に低減すると共に、提供する情報をより少ない負荷で一元的に管理し、しかも情報端末側で期限の有効な情報のみを正しく取得できるようにする。

【解決手段】情報管理装置は、情報提供装置より制作者コードの発行要求を受けると、情報提供装置からその発行要求に際してその情報提供装置のアドレス情報を取得し(S25)、管理テーブルに未だ登録されていない制作者コードを発行し(S26)、管理テーブルに発行した制作者コードと取得したアドレス情報とを一緒に登録し(S27)、発行した制作者コードを発行要求を行った情報提供装置に対して送信する(S28)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種情報提供者から送られるレストランに関する情報、ショッピングに関する情報、遊園地等の娯楽場や特定エリア等で開催される催しに関する情報等のイベント情報を収集、入力、編集し、前記イベント情報に位置を表わす位置情報を付加してデータベースに格納し、前記データベースに格納された前記イベント情報またはその一部を概要情報として放送或いは通信手段により情報端末に向けて送信する情報提供装置において、前記イベント情報の前記データベースへの格納または前記概要情報の情報端末への送信に先立ち、各々に割り当てられるべき制作者コードの発行要求を行い、前記位置情報に、前記発行要求に応じて取得した前記制作者コード、及び同一位置情報に対して前記イベント情報の内容ごとに異なる識別記号を付加することにより個別識別コードを生成する生成部を備えていることを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】 前記生成部が、前記イベント情報の前記概要情報と、前記個別識別コードとの組み合わせから成る情報メニューを作成して前記情報端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】 請求項1または2に記載の情報提供装置を管理する情報管理装置において、複数の前記情報提供装置からの前記制作者コードの発行要求を受け、この発行要求の際にその情報提供装置から問い合わせ先のアドレス情報を取得する取得部と、前記発行要求に応じてその情報提供装置ごとに割り当てた前記制作者コードを発行する発行部と、前記発行部により発行される制作者コードと発行先である前記情報提供装置から取得した前記アドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納する格納部とを備えていることを特徴とする情報管理装置。
【請求項4】 前記情報端末から少なくとも前記個別識別コード中の前記制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求があれば、送信された前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換して前記情報端末に提供する変換部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の情報管理装置。
【請求項5】 前記情報端末から前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求があれば、送信された前記個別識別コード中の前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換する変換部と、変換された前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して前記情報端末からの前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信して前記情報端末に送信する通信部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の情報管理装置。
【請求項6】 請求項4に記載の情報管理装置により管理される情報端末であって、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード或いは少なくともその個別識別コード中の前記制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求を前記情報管理装置に送信し、そのアドレス紹介要求に応じて前記管理テーブルを参照して前記情報管理装置から送信されてくる前記アドレス情報を受信する送受信部を備えていることを特徴とする情報端末。
【請求項7】 請求項5に記載の情報管理装置により管理される情報端末であって、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を前記情報管理装置に送信し、そのイベント情報取得要求に応じて前記情報管理装置から送信されてくる前記イベント情報を受信する送受信部を備えていることを特徴とする情報端末。
【請求項8】 請求項3に記載の情報管理装置により管理される情報端末であって、前記情報管理装置より前記管理テーブルを取得すると共に、前記情報提供装置より取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード中の前記制作者コードに対応する前記アドレス情報を前記取得した管理テーブルから検索する検索部と、検索した前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して選択された前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信する送受信部とを備えていることを特徴とする情報端末。
【請求項9】 前記生成部が、前記制作者コードの発行要求を行い、前記制作者コードと共にこの制作者コードに対して許可されている有効期限を表わす期限情報を取得し、取得した前記期限情報を付加した情報メニューを作成することを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項10】 請求項9に記載の情報提供装置を管理する情報管理装置において、複数の前記情報提供装置からの前記制作者コードの発行要求を受け、この発行要求の際にその情報提供装置から問い合わせ先のアドレス情報を取得する取得部と、前記発行要求に応じてその情報提供装置ごとに割り当てた前記制作者コード及びこの制作者コードに対して許可されている有効期限を表わす期限情報を付加して発行する発行部と、前記発行部により発行される前記期限情報付きの制作者コードと発行先である前記情報提供装置から取得した前記アドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納する格納部とを備えていることを特徴とする情報管理装置。
【請求項11】 前記情報端末から前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求があれば、送信された前記個別識別コード中の前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換する変換部と、変換された前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して前記情報端末からの前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信して前記情報端末に送信する通信部とを備えていることを特徴とする請求項10に記載の情報管理装置。
【請求項12】 請求項10に記載の情報管理装置により管理される情報端末であって、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード中の前記制作者コードのうち、有効期限の経過していないものについてのみ、その送信を伴うアドレス紹介要求を前記情報管理装置に送信し、そのアドレス紹介要求に応じて前記管理テーブルを参照して前記情報管理装置から送信されてくる前記アドレス情報を受信する送受信部を備えていることを特徴とする情報端末。
【請求項13】 請求項11に記載の情報管理装置により管理される情報端末であって、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コードのうち、有効期限の経過していないものについてのみ、その送信を伴うイベント情報取得要求を前記情報管理装置に送信し、そのイベント情報取得要求に応じて前記情報管理装置から送信されてくる前記イベント情報を受信する送受信部を備えていることを特徴とする情報端末。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種情報提供者から送信されるレストランに関する情報、ショッピングに関する情報等のイベント情報を収集、入力、編集し、イベント情報に位置を表わす位置情報を付加してデータベースに格納し、データベースに格納されたイベント情報の一部を概要情報として情報端末に向けて送信する情報提供装置及びこれと送受信する情報端末並びにこれらを管理する情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の移動体向けの情報提供サービスとして、例えば放送局からの通常のFM放送に、各種情報提供者から送信されるレストランに関する情報、ショッピングに関する情報、遊園地等の娯楽場や特定エリア等で開催される催しに関する情報等のイベント情報を多重して放送するFM多重放送がある。
【0003】このFM多重放送では、車両に搭載されたFM受信機等の情報端末により放送局からの放送が受信され、受信信号からFM多重されている情報が復調されて取り出され、液晶ディスプレイ(LCD)等から成る表示部にその受信データの内容が表示される。
【0004】ところで、近年のカーナビゲーション技術の進歩によって、カーナビゲーションシステムを利用してこれらの情報提供サービスを受けることもできるようになっている。この場合、カーナビゲーションシステムにFM受信部を設け、FM放送局から送信されるイベント情報に、そのイベント情報の提供位置(場所)を表わす、例えばレストランの位置情報(緯度、経度を表わす位置コード)が情報提供者側或いは放送局側で付加され、カーナビゲーションシステム側でイベント情報を受信すると、受信したイベント情報に付加された位置情報を読み取り、カーナビゲーションシステムを構成するLCD等の表示部により、受信したイベント情報の内容を文字及び図形等により表示したり、位置情報により表される位置を、表示部に表示される地図に重畳して表示することが可能である。
【0005】この場合、カーナビゲーションシステム側にイベント情報を記憶保持するメモリを設けておき、このメモリに一旦受信したイベント情報を格納し、位置コードに基づき地域別にメモリからイベント情報を読み出して表示したり、イベント情報をジャンル別に読み出して表示することもできる。
【0006】一方、最近ではデジタル技術が著しく発展し、これに伴い、上記したイベント情報の送受信をデジタル通信により行うことや、インターネットの普及に伴い、インターネットプロバイダを経由して、上記したイベント情報の送受信を、通信対応のカーナビゲーションシステムや携帯型の通信端末を用いて行うことなども考えられる。
【0007】上記したFM多重放送やインターネットによる情報提供サービスの場合、イベント情報のより詳細な内容を問い合わせたり、必要時には予約等の手続を行えるようにするために情報提供者の問い合わせ先データ(例えば、電話番号、ファクシミリ番号やインターネットのURL等)をイベント情報と共に送信することも考えられている。その際、問い合わせを行うイベント情報を識別できるように、情報提供者がそのイベント情報に予め割り当てた識別コードをイベント情報に更に付加して送信することが考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、FM放送局やインターネットによる情報提供者は日本全国で多数存在し、各々が提供するイベント情報も膨大な数となるため、アドレスコード及び識別コードには通常多くの桁数を必要とし、例えば多くのイベント情報の概要情報を一括して送信しようとする場合には、FM放送局やインターネットプロバイダから送信する情報量が多くなり、送信システムの負荷が増大すると共に送信時間に長時間を要し、カーナビゲーションシステム等の端末側の記憶手段により記憶しておくべき情報量が非常に多くなり過ぎて負担が増大するという問題がある。
【0009】また、各FM放送局やインターネットによる情報提供者から送信される情報や、情報に付加される識別コードが重複しないように一元的に管理する必要が生じるが、上記したように情報提供者が多数であることから、情報管理が非常に煩雑になるという問題もある。
【0010】この発明が解決しようとする課題は、情報端末側で記憶すべき情報量を大幅に低減すると共に、提供する情報をより少ない負荷で一元的に管理し、しかも情報端末側で期限の有効な情報のみを正しく取得できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の情報提供装置は、各種情報提供者から送られるレストランに関する情報、ショッピングに関する情報、遊園地等の娯楽場や特定エリア等で開催される催しに関する情報等のイベント情報を収集、入力、編集し、前記イベント情報に位置を表わす位置情報を付加してデータベースに格納し、前記データベースに格納された前記イベント情報またはその一部を概要情報として放送或いは通信手段により情報端末に向けて送信する情報提供装置において、前記イベント情報の前記データベースへの格納または前記概要情報の情報端末への送信に先立ち、各々に割り当てられるべき制作者コードの発行要求を行い、前記位置情報に、前記発行要求に応じて取得した前記制作者コード、及び同一位置情報に対して前記イベント情報の内容ごとに異なる識別記号を付加することにより個別識別コードを生成する生成部を備えていることを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、イベント情報のデータベースへの格納またはその概要情報の情報端末への送信に先立って、各情報提供者に対して割り当てられる制作者コードが取得され、位置情報、取得された制作者コード、同一位置情報に対してイベント情報の内容ごとに異なる識別記号が付加されて個別識別コードが生成される。
【0013】そのため、各情報提供装置それぞれからの制作者コードの発行要求に対して制作者コードを発行するようにしているため、各イベント情報ごとに個別識別コードの発行を外部に要求する場合に比べて、各情報提供装置から提供される情報の一元管理を、より少ない負荷で行うことが可能になる。また、例えば同じ位置のイベント情報にのみ異なる個別識別コードが割り当てられてコード長が大幅に低減され、情報提供装置から送信する情報量を低減することが可能になる。
【0014】また、本発明の情報提供装置は、前記生成部が、前記イベント情報の前記概要情報と、前記個別識別コードとの組み合わせから成る情報メニューを作成して前記情報端末に提供することを特徴としている。
【0015】このようにすると、概要情報と個別識別コードとの組み合わせから成る情報メニューが作成されて情報端末に提供されるため、情報端末では、この情報メニューから所望の情報を選択してその個別識別コードの送信等を行うことで詳細を知ることが可能になる。
【0016】また、本発明の情報管理装置は、複数の前記情報提供装置からの前記制作者コードの発行要求を受け、この発行要求の際にその情報提供装置から問い合わせ先のアドレス情報を取得する取得部と、前記発行要求に応じてその情報提供装置ごとに割り当てた前記制作者コードを発行する発行部と、前記発行部により発行される制作者コードと発行先である前記情報提供装置から取得した前記アドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納する格納部とを備えていることを特徴としている。
【0017】こうすれば、制作者コードとその発行先である情報提供装置のアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納するため、情報端末からのアドレス情報に関する紹介要求等があるときに、この管理テーブルから該当するアドレス情報を検索して情報端末に送信することができる。
【0018】また、本発明の情報管理装置は、前記情報端末から少なくとも前記個別識別コード中の前記制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求があれば、送信された前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換して前記情報端末に提供する変換部を備えていることを特徴としている。
【0019】こうすることで、情報端末からの個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求があれば、管理テーブルからその制作者コードがアドレス情報に変換されて情報端末に提供されるため、情報端末では、受信したアドレス情報の通信先に接続することにより、データベースからそのイベント情報の詳細を取得することができる。
【0020】また、本発明の情報管理装置は、前記情報端末から前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求があれば、送信された前記個別識別コード中の前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換する変換部と、変換された前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して前記情報端末からの前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信して前記情報端末に送信する通信部とを備えていることを特徴としている。
【0021】こうすると、情報端末側では、個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を送信することにより、情報管理装置を経由して所望のイベント情報の詳細を取得することができることから、情報端末におけるイベント情報の詳細取得に要する負荷を軽減できる。
【0022】また、情報端末においてイベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、より安定した情報入手が可能になる。
【0023】また、本発明の情報端末は、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード或いは少なくともその個別識別コード中の前記制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求を前記情報管理装置に送信し、そのアドレス紹介要求に応じて前記管理テーブルを参照して前記情報管理装置から送信されてくる前記アドレス情報を受信する送受信部を備えていることを特徴としている。
【0024】このようにすれば、情報メニューから所望の個別識別コードを選択し、その個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求を情報管理装置に送信することで、その個別識別コードに対応したイベント情報の詳細を入手するための問い合わせ先に関するアドレス情報を取得することが可能になる。
【0025】また、本発明の情報端末は、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を前記情報管理装置に送信し、そのイベント情報取得要求に応じて前記情報管理装置から送信されてくる前記イベント情報を受信する送受信部を備えていることを特徴としている。
【0026】こうすると、情報メニューから所望の概要情報の個別識別コードを選択し、その個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を情報管理装置に送信することで、情報管理装置を経由してその個別識別コードに対応したイベント情報の詳細を取得することが可能になる。また、イベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、より安定した情報入手が可能になる。
【0027】また、本発明の情報端末は、前記情報管理装置より前記管理テーブルを取得すると共に、前記情報提供装置より取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード中の前記制作者コードに対応する前記アドレス情報を前記取得した管理テーブルから検索する検索部と、検索した前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して選択された前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信する送受信部とを備えていることを特徴としている。
【0028】こうすれば、情報端末側で、情報管理装置より管理テーブルが取得され、その管理テーブルから、情報提供装置より取得した情報メニューのなかから選択された個別識別コード中の制作者コードに対応するアドレス情報が検索され、そのアドレス情報により特定される情報提供装置のデータベースに接続されて選択された個別識別コードが送信され、イベント情報の詳細が入手される。そのため、情報端末から、いつでもイベント情報の詳細を入手することができ、しかもより安定した情報入手が可能になる。
【0029】また、本発明の情報提供装置は、前記生成部が、前記制作者コードの発行要求を行い、前記制作者コードと共にこの制作者コードに対して許可されている有効期限を表わす期限情報を取得し、取得した前記期限情報を付加した情報メニューを作成することを特徴としている。
【0030】このようにすれば、情報メニューに制作者コードの期限情報が付加されるため、その期限情報から、有効期限が経過していない有効なものかどうかを容易に知ることが可能になる。そのため、ある情報提供装置に対して一度割り当てた制作者コードを、有効期限経過後は別の情報提供装置に割り当てることが可能になる。
【0031】また、本発明の情報管理装置は、複数の前記情報提供装置からの前記制作者コードの発行要求を受け、この発行要求の際にその情報提供装置から問い合わせ先のアドレス情報を取得する取得部と、前記発行要求に応じてその情報提供装置ごとに割り当てた前記制作者コード及びこの制作者コードに対して許可されている有効期限を表わす期限情報を付加して発行する発行部と、前記発行部により発行される前記期限情報付きの制作者コードと発行先である前記情報提供装置から取得した前記アドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納する格納部とを備えていることを特徴としている。
【0032】こうすることで、情報提供装置からの制作者コードの発行要求に応じて制作者コードを発行する際に、その制作者コードの有効期限を表わす期限情報が付加されると共に、期限情報付きの制作者コードとアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルが格納される。そのため、期限情報から、その情報が有効期限の経過していない有効なものかどうかを容易に知ることが可能になる。
【0033】このとき、ある情報提供装置に対して一度割り当てた制作者コードを、有効期限経過後は別の情報提供装置に割り当てることが可能になり、情報管理装置側では、より少ない種類の制作者コードで多くの情報提供装置を管理することができる。
【0034】また、本発明の情報管理装置は、前記情報端末から前記個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求があれば、送信された前記個別識別コード中の前記制作者コードを前記管理テーブルに基づき前記アドレス情報に変換する変換部と、変換された前記アドレス情報により特定される前記データベースを備える前記情報提供装置に接続して前記情報端末からの前記個別識別コードを送信しそのデータベースからこの個別識別コードにより特定される前記イベント情報を受信して前記情報端末に送信する通信部とを備えていることを特徴としている。
【0035】こうすると、情報端末側では、個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を送信したときに、有効期限の経過していないイベント情報についてのみ、情報管理装置を経由してその詳細を取得することができる。即ち、情報端末において、有効期限が経過していないことを確認した上で、イベント情報取得要求を送信するため、有効期限が経過したものについては、イベント情報の詳細が情報管理装置を経由して情報端末側に送信されることはなく、情報端末側では期限の有効な情報のみを取得することが可能になる。
【0036】また、本発明の情報端末は、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コード中の前記制作者コードのうち、有効期限の経過していないものについてのみ、その送信を伴うアドレス紹介要求を前記情報管理装置に送信し、そのアドレス紹介要求に応じて前記管理テーブルを参照して前記情報管理装置から送信されてくる前記アドレス情報を受信する送受信部を備えていることを特徴としている。
【0037】このようにすれば、情報メニューのなかから選択された個別識別コード中の制作者コードのうち、有効期限が経過していない制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求が情報管理装置に送信されるため、情報管理装置から常に有効期限の経過していないアドレス情報を入手して有効なイベント情報を取得することが可能になる。
【0038】また、本発明の情報端末は、前記情報提供装置より前記情報メニューを取得し、取得した前記情報メニューのなかから選択された前記個別識別コードのうち、有効期限の経過していないものについてのみ、その送信を伴うイベント情報取得要求を前記情報管理装置に送信し、そのイベント情報取得要求に応じて前記情報管理装置から送信されてくる前記イベント情報を受信する送受信部を備えていることを特徴としている。
【0039】こうすると、情報メニューのなかから選択された個別識別コードのうち、有効期限が経過していない個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求が情報管理装置に送信されるため、情報管理装置から常に有効期限の経過していないイベント情報を入手することが可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明の第1実施形態について図1ないし図13を参照して説明する。但し、図1はシステム全体の概略構成を示す図、図2は情報端末のブロック図、図3ないし図7は動作説明図、図8ないし図13は動作説明用フローチャートである。
【0041】まず、システム全体の構成を示す図1について説明する。図1に示すように、各種のレストランや料理店、ブティック等の衣料洋品店、遊園地等の娯楽場といった各種情報提供者(図示せず)から、料理メニュー等のレストラン情報、バーゲンセール等のショッピング情報、娯楽場で開催される催しに関する情報等のイベント情報が例えばFM放送局やインターネットプロバイダ等により構成される複数(ここでは3つ)の情報提供装置1A、1B、1Cに送られると、各情報提供装置1A〜1Cにより各イベント情報が収集、入力、編集される。
【0042】そして、各情報提供装置1A〜1Cによりイベント情報が受け付けられると、そのイベント情報の一部の概要情報が作成されると共に、そのイベント情報の位置情報(緯度、経度を表わす位置コード)、例えば図3に示す“XXXYYY”のような位置情報がイベント情報に付加され、各々のデータベース2A、2B、2Cにそのイベント情報及びその一部の概要情報と共に位置情報が格納される。
【0043】また、各情報提供装置1A〜1Cから各イベント情報の概要情報が、例えば情報端末であるカーナビゲーションシステム(以下、カーナビと省略する)3に向けて送信されるのに先立ち、情報管理装置4に対して、各情報提供装置1A〜1Cそれぞれに割り当てられるべき制作者コードの発行要求が各々通信によりなされ、情報管理装置4から発行される制作者コードがその要求先である情報提供装置1A〜1Cにより受信される。
【0044】一方、情報管理装置4では、各情報提供装置1A〜1Cからの制作者コードの発行要求を受けると、この発行要求の際に、その情報提供装置1A〜1Cから問い合わせ先のアドレス情報(例えば、インターネットのURL(Uniform Resource Locator)、電話番号或いはファクシミリ番号等)が取得され、制作者コードの発行要求に応じてその情報提供装置1A〜1Cごとに割り当てられた制作者コードが通信により発行される。例えば、発行要求を成した情報提供装置1A〜1Cに対して、“−A”、“−B”や“−C”という制作者コードが発行される。それと同時に、図4に示すように、発行される制作者コードとその発行先である情報提供装置1A〜1Cから取得したアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルが形成され、格納部であるデータベース5に格納される。
【0045】ここで、情報管理装置4のアドレス情報の取得処理が取得部に相当し、制作者コードの発行処理が発行部に相当する。これらの処理は、情報管理装置4を構成するコンピュータにより行われ、このような処理を行うための制御プログラムは、情報管理装置4を構成するコンピュータのハードディスク等の記録媒体に読み取り可能に格納されている。
【0046】そして、情報管理装置4から発行される制作者コードが受信された情報提供装置1A〜1Cでは、位置情報及び取得した制作者コード、並びに同一位置情報に対してイベント情報の内容ごとに異なる識別記号が付加されて個別識別コードが生成される。例えば、図3に示すように、“XXXYYY”という位置情報及び“−A”という制作者コードに加え、“−1”や“−2”というようにイベント情報ごとに異なる識別記号が付加され、個別識別コードが生成される。この情報提供装置1A〜1Cにおける個別識別コードの生成処理が生成部に相当し、情報管理装置1A〜1Cをそれぞれ構成するコンピュータにより行われる。
【0047】更に、情報提供装置1A〜1Cでは、図5に示すように、このようにして生成された個別識別コードとイベント情報の一部の概要情報との組み合わせから成る情報メニューが作成され、カーナビ3に提供されると共に、図6に示すように、位置情報、制作者コード、識別記号、生成された個別識別コードのほか、個別識別コードが対応するイベント情報及びその一部の概要情報が、各々の問い合わせ先であるアドレス情報と共にイベント情報データベース2A〜2Cに格納される。
【0048】このように、各情報提供装置1A〜1Cにより情報管理装置4からの個別識別コードが取得されると、図6に示すように、位置情報、取得された個別識別コード、概要情報及びイベント情報に加えて、各情報提供装置1A〜1Cのデータベース2A〜2Cとデータベース2A〜2C内のイベント情報とを特定するためのアドレス情報(例えば、インターネットのURL(Uniform Resource Locator)、電話番号或いはファクシミリ番号等)が、イベント情報テーブルとして各々のデータベース2A〜2Cに格納される。
【0049】ところで、カーナビ3は、各情報提供装置1A〜1Cからイベント情報の一部である概要情報を受信することができるが、各情報提供装置1A〜1Cから直接イベント情報の詳細を入手することもできる。
【0050】そのために、カーナビ3側で、情報提供装置1A〜1Cから通信によって情報メニュー(図5参照)が取得されると、取得された情報メニューがカーナビ3に設けられた記憶手段に蓄積保持されると共に、図7に示すように、取得された情報メニューが表示部に表示され、表示された情報メニューのなかから、表示画面上の選択キーの操作等の使用者による所定操作が行われて所望の個別識別コードの選択が行われると、選択された個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求が情報管理装置4に対してなされる。
【0051】そして、情報管理装置4では、カーナビ3からのアドレス紹介要求を受けると、アドレス紹介要求と共に送信されてきた個別識別コード中の制作者コードが管理テーブル(図4参照)に基づきアドレス情報に変換され、変換されたアドレス情報が要求先であるカーナビ3に送信される。ここで、情報管理装置4によるアドレス情報への変換処理が変換部に相当し、この変換処理は情報管理装置4を構成するコンピュータにより行われ、このような処理を行うための制御プログラムは、情報管理装置4を構成するコンピュータのハードディスク等の記録媒体に読み取り可能に格納されている。
【0052】一方、情報管理装置4からから送信されてくるアドレス情報がカーナビ3により受信されると、受信されたアドレス情報が表示部に表示され、使用者によりそのアドレス情報の通信先に接続するための操作が行われると、データベース2A〜2Cのうちそのアドレス情報に対応するイベント情報データベースに接続されてイベント情報の詳細が入手され、入手されたイベント情報の詳細内容が表示部に表示されるのである。
【0053】次に、情報提供システムを構成する情報端末であるカーナビ3を示す図2について説明する。
【0054】図2に示すように、各情報提供装置1A〜1Cが例えばFM放送局である場合には、FM多重放送される情報メニュー(図5参照)がアンテナ11を介してFM受信部12により受信され、受信された情報メニューがナビゲーション用CPU13に送られ、CPU13により、D−RAM(Dynamic RAM)、S−RAM(Static RAM)等から成る記憶手段14にその概要情報が所定の書込領域に一旦書き込まれると共に、CPU13の制御により、液晶ディスプレイ(LCD)から成る表示部15の画面上にその情報メニューが表示される。
【0055】ところで、図7に示すように表示部15には、“選択”キーのほかカーソル移動キーといった複数のファンクションキー画像が表示され、これらキー画像をタッチすることでカーソルが移動するなどして、表示部15の表示に対する所定の操作が行われる。
【0056】そして、使用者が情報メニューの中から所望の概要情報の詳細であるイベント情報の内容を知りたいときには、使用者が例えば“選択”というキー画像をタッチ操作して所望の個別識別コードを選択すると、CPU13により、CPU13と共に送受信部を構成する電話制御部17及び携帯電話18が制御され、これら電話制御部17及び携帯電話18により通信回線を介して情報管理装置4と接続され、選択された個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求が情報管理装置4に、このアドレス紹介要求に応じて情報管理装置4からアドレス情報が送信され、CPU13によりこのアドレス情報が受信されて、受信されたアドレス情報が表示部15に表示される。
【0057】更に、そのアドレス情報による問い合わせ先への接続のために使用者により表示部15のキー画像が操作されると、CPU13により電話制御部17及び携帯電話18が制御され、これら電話制御部17及び携帯電話18によりそのアドレス情報の通信先に通信回線を介して接続されてイベント情報の詳細内容がCPU13により受信され、受信されたイベント情報の詳細内容が記憶手段14に蓄積保持されると共に表示部15に表示される。
【0058】ところで、図2に示すように、GPS(Global Positioning System )受信機20により受信アンテナ21を介して複数のGPS衛星からの電波が受信され、受信信号がCPU13に出力されてCPU13により現在の自車位置(緯度、経度)が検出され、ナビゲーション時には、CPU13により、CD−ROM等から成る地図データ格納部22に格納された道路地図データから自車の現在位置周辺の道路地図データが読み出されると共に、読み出された道路地図データに基づく道路地図が表示部15の画面上に表示される。
【0059】また、表示部15のキー画像の所定操作によって目的地設定がなされていれば、CPU13により、その目的地までの最適経路が導出されて表示中の道路地図上にその経路が表示され、目的地までの経路誘導、つまりルートガイダンスが行われる。
【0060】更に、CPU13には、このナビゲーション機能を利用した概要情報に関する表示を行う機能も設けられている。即ち、自車の現在位置周辺の道路地図が表示部15に表示されているときに、記憶手段14に格納されている情報メニュー中の個別識別コードに含まれる位置情報のうち、例えば自車から半径10km以内に存在する情報の位置を表示すべく所定のキー画像を操作すれば、この操作に基づき、CPU13により、該当する情報の位置を示す所定のマークが表示中の道路地図に重畳して表示される。
【0061】次に、動作について図8ないし図13のフローチャートを参照して説明する。
【0062】まず、情報提供装置1A〜1Cの動作について説明する。情報提供装置1A〜1Cにおける制作者コードの取得は、図8のフローチャートに示す手順により行われる。即ち、図8に示すように、情報管理装置4に対して制作者コードの発行要求がなされ(S1)、この要求に応じて情報管理装置4から発行される制作者コードが受信、取得され(S2)、制作者コードの取得処理は終了する。
【0063】続いて、個別識別コードの生成処理について説明すると、図9に示すように、各施設より位置情報及びイベント情報が取得されると(S5)、データベース2A〜2Cに格納されたイベント情報テーブル(図6参照)中に取得した位置情報と同じものがあるか否かの判定がなされ(S6)、この判定結果がYESであれば未登録の識別記号が登録される。(S7)。
【0064】一方、ステップS6の判定結果がNOであれば、任意の識別記号が登録された後(S8)、ステップS7の処理を経た後と共にステップS9に移行し、位置情報及び情報管理装置4から取得した制作者コードにこれら識別記号が付加されて個別識別コードが生成され、イベント情報及びその概要情報等と共にイベント情報テーブル(図6参照)に登録され(S9)、その後個別識別コード生成動作は終了する。
【0065】更に、情報メニューの作成動作について説明すると、図10に示すように、イベント情報テーブル中に概要情報があるか否かの判定がなされ(S11)、この判定結果がNOであれば、取得したイベント情報よりその一部の概要情報が作成され(S12)、上記した個別識別コード生成処理により生成された個別識別コードと、ステップS12の処理により作成された概要情報とが組み合わされて情報メニュー(図5参照)が生成され(S13)、その後情報メニューの作成動作は終了する。
【0066】また、イベント情報の提供動作について説明すると、図11に示すように、カーナビ3からイベント情報の提供要求を受けると、要求先のカーナビ3から個別識別コードが取得され(S16)、取得された個別識別コードがデータベース2A〜2Cのイベント情報テーブル(図6参照)に存在するか否かの判定がなされ(S17)、この判定結果がYESであれば、データベース2A〜2Cに格納されたイベント情報テーブルから、その個別識別コードに対応するイベント情報が読み出され(S18)、要求先のカーナビ3に読み出されたイベント情報が送信され(S19)、その後イベント情報の提供動作は終了する。一方、ステップS17の判定結果がNOであれば、そのままイベント情報の提供動作は終了する。
【0067】次に、情報管理装置4の動作について説明する。
【0068】まず、制作者コードの発行動作について説明すると、図12に示すように、情報提供装置1A〜1Cより制作者コードの発行要求を受けると、情報提供装置1A〜1Cからその発行要求に際してその情報提供装置1A〜1Cのアドレス情報が取得され(S25)、管理テーブル(図4参照)に未だ登録されていない制作者コードが発行され(S26)、管理テーブルに発行した制作者コードと取得したアドレス情報とが一緒に登録され(S27)、発行された制作者コードが発行要求を行った情報提供装置1A〜1Cに対して送信され(S28)、その後制作者コードの発行動作が終了する。
【0069】続いて、カーナビ3へのアドレス情報の送信動作について説明すると、図13に示すように、カーナビ3から、情報メニューより選択された個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求を受けると(S31)、管理テーブル(図4参照)よりその制作者コードに対応するURL等のアドレス情報が検索されて読み出され(S32)、そのアドレス情報が要求先のカーナビ3に送信され(S33)、その後アドレス情報の送信動作は終了する。尚、アドレス情報を受信したカーナビ3では、アドレス情報の通信先である情報提供装置1A〜1Cに通信回線を介して接続され、上記した図11に示す手順に従い、情報提供装置1A〜1Cから所望のイベント情報の詳細の取得が行われる。
【0070】このように、各情報提供装置1A〜1Cにおいて、イベント情報のイベント情報データベース2A〜2Cへの格納またはその概要情報のカーナビ3への送信に先立って、各情報提供者1A〜1Cに対して割り当てられる制作者コードが取得される。
【0071】そして、位置情報に、取得された制作者コード、及び同一位置情報に対してイベント情報の内容ごとに異なる識別記号が付加された個別識別コードと、概要情報とから成る情報メニューが作成されて情報端末であるカーナビ3に提供されると共に、位置情報、制作者コード、識別記号、個別識別コード、アドレス情報、イベント情報及び概要情報が、イベント情報テーブル(図6参照)としてデータベース2A〜2Cに格納される。
【0072】また、情報管理装置4では、各情報提供装置1A〜1Cから制作者コードの発行要求を受けると、その情報提供装置1A〜1Cからアドレス情報が取得されると共に、発行要求に応じてその情報提供装置1A〜1Cごとに割り当てた制作者コードが発行されると共に、発行された制作者コードと取得されたアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブル(図4参照)が作成されてデータベース5に格納される。
【0073】一方、カーナビ3側では、情報提供装置1A〜1Cから取得した情報メニューより所望の概要情報の個別識別コードが選択され、情報管理装置4に対して、個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求が行われると、情報管理装置4のデータベース5に格納されている管理テーブルからその制作者コードがアドレス情報に変換され、アドレス紹介要求を行ったカーナビ3に、その変換されたアドレス情報が提供されるため、カーナビ3によりこのアドレス情報が受信され、受信されたアドレス情報の通信先である情報提供装置1A〜1Cに通信回線を介して接続され、情報提供装置1A〜1Cから所望のイベント情報の詳細が取得される。
【0074】従って、第1の実施形態によれば、各情報提供装置1A〜1Cそれぞれからの制作者コードの発行要求に対して、情報管理装置4により制作者コードを発行するようにしているため、情報管理装置4が各イベント情報ごとに個別識別コードの発行を行う場合に比べて、各情報提供装置1A〜1Cから提供される情報の情報管理装置4による一元的な管理を、より少ない負荷で行うことが可能になる。
【0075】また、カーナビ3において各情報提供装置1A〜1Cのアドレス情報やイベント情報の詳細を記憶しておく必要がないため、カーナビ3側で記憶すべき情報量を低減することができ、しかも情報管理装置4は要求されたアドレス情報を管理テーブルから検索して送信するだけでよいことから、情報管理装置4から送信すべきデータ量も少なくて済む。
【0076】(第2実施形態)この発明の第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。但し、図14及び図15は動作説明用フローチャートである。本実施形態におけるシステム全体の基本的な構成、及び情報端末としてのカーナビ3の構成は、各々図1及び図2と同じであるため、重複した説明は省略することとし、以下の説明ではこれら図1、図2も参照し、特に上記した第1実施形態と相違する点について説明する。
【0077】本実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは次の点である。即ち、本実施形態では、情報管理装置4を経由してカーナビ3にイベント情報の詳細を提供する用にしており、そのために、情報管理装置4が、カーナビ3から個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求があれば、送信されてきた個別識別コード中の制作者コードを、データベース5の管理テーブル(図4参照)に基づきアドレス情報に変換し、変換したアドレス情報により特定されるデータベース2A〜2Cを備える情報提供装置1A〜1Cに通信回線を介して接続し、カーナビ3から取得した個別識別コードを送信し、そのデータベース2A〜2Cからこの個別識別コードにより特定されるイベント情報を受信してカーナビ3に送信する点が、上記した第1実施形態と相違する。
【0078】ここで、情報管理装置4による情報提供装置1A〜1Cとの送受信処理が通信部に相当し、この処理は情報管理装置4を構成するコンピュータにより行われ、このような処理を行うための制御プログラムは、情報管理装置4を構成するコンピュータのハードディスク等の記録媒体に読み取り可能に格納されている。
【0079】一方、カーナビ3は、情報提供装置1A〜1Cより情報メニューを取得し、取得した情報メニューのなかから選択された個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を情報管理装置4に送信し、そのイベント情報取得要求に応答して情報管理装置4から上記したようにして送信されてくるイベント情報を受信する点が、上記した第1実施形態と相違する。
【0080】このような、要求の送信及び情報の受信処理は、カーナビ3のCPU13、電話制御部17及び携帯電話18により行われ、CPU13等によるこのような処理が送受信部に相当する。
【0081】次に、フローチャートにより上記した動作を説明する。まず、情報管理装置4の動作について説明すると、図14に示すように、カーナビ3から、情報メニューより選択された個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を受けると(S36)、管理テーブル(図4参照)より、受信した個別識別コード中の制作者コードに対応するURL等のアドレス情報が検索され(S37)、そのアドレス情報の通信先に接続されてカーナビ3から取得された個別識別コードが送信され(S38)、その個別識別コードに対応するイベント情報がその通信先であるデータベース2A〜2Cから取得されてカーナビ3に送信され(S39)、その後動作は終了する。
【0082】続いて、情報提供装置1A〜1C側の動作について説明すると、図15に示すように、情報管理装置4からイベント情報の提供要求を受けると、要求先の情報管理装置4から個別識別コードが取得され(S41)、取得された個別識別コードがデータベース2A〜2Cのイベント情報テーブル(図6参照)に存在するか否かの判定がなされ(S42)、この判定結果がYESであれば、データベース2A〜2Cに格納されたイベント情報テーブルから、その個別識別コードに対応するイベント情報が読み出され(S43)、要求先の情報管理装置4に読み出されたイベント情報が送信され(S44)、その後イベント情報の提供動作は終了する。
【0083】このようにして、情報提供装置1A〜1Cから取得されたイベント情報が、情報管理装置4を経由してカーナビ3に送信されるのである。一方、図15のステップS42の判定結果がNOであれば、そのままイベント情報の提供動作は終了する。
【0084】従って、第2実施形態によれば、カーナビ3側では、個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を送信することにより、情報管理装置4を経由して所望のイベント情報の詳細を取得することができることから、カーナビ3におけるイベント情報の詳細取得に要する負荷を軽減できる。
【0085】また、カーナビ3においてイベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置4よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、より安定した情報入手が可能になる。
【0086】(第3実施形態)この発明の第3実施形態について図16ないし図18を参照して説明する。但し、図16及び図17は動作説明図、図18は動作説明用フローチャートである。本実施形態におけるシステム全体の基本的な構成、及び情報端末としてのカーナビ3の構成は、各々図1及び図2と同じであるため、重複した説明は省略することとし、以下の説明ではこれら図1、図2も参照し、特に上記した第1実施形態と相違する点について説明する。
【0087】本実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは次の点である。即ち、情報管理装置4は、各情報提供装置1A〜1Cに対して制作者コードを発行する際に、その制作者コードの有効期限を表わす期限情報を制作者コードに付加すると共に、管理テーブルとして、図4に示すものに更にその有効期限を追加した形式のものをデータベース5に格納する点が、上記した第1実施形態と相違する。そして、カーナビ3から個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求があれば、第1実施形態と同様に、その制作者コードをアドレス情報に変換してカーナビ3に提供する。
【0088】ところで、カーナビ3側で期限切れが確認された上でアドレス紹介要求がなされることから、管理テーブルに登録されている制作者コードのうち、有効期限の経過したものについて、情報管理装置4がその制作者コードをアドレス情報に変換してカーナビ3に提供することはない。また、有効期限の経過した制作者コードについては、情報提供装置からの要求により、別の情報提供装置に対してその期限切れの制作者コードが再発行される。
【0089】ここで、情報管理装置4による期限情報付きの制作者コードの発行処理が発行部に相当し、この処理は情報管理装置4を構成するコンピュータにより行われ、このような処理を行うための制御プログラムは、情報管理装置4を構成するコンピュータのハードディスク等の記録媒体に読み取り可能に格納されている。
【0090】一方、各情報提供装置1A〜1Cは、制作者コードの発行要求に応じて情報管理装置4から上記したような期限情報付き制作者コードを取得すると、図16に示すように、取得した制作者コードの有効期限の他に、各イベント情報ごとの有効期限を設定して識別記号の有効期限としてイベント情報テーブルに登録してデータベース2A〜2Cに格納する点が、上記した第1実施形態と相違する。そして、図17に示すように、この識別記号の有効期限も含む情報メニューを作成してカーナビ3に提供する。但し、識別記号の有効期限が制作者コードの有効期限を越える場合には、制作者コードを再取得するか、或いは識別記号の有効期限を制作者コードのそれに短縮する。
【0091】このような情報メニューの生成処理が生成部に相当し、この処理は各情報提供装置1A〜1Cを構成するコンピュータにより行われる。
【0092】次に、有効期限のチェック動作について説明すると、情報提供装置1A〜1C或いは情報管理装置4のいずれにおいても同様に行われ、図18に示すように、イベント情報テーブル或いは管理テーブル中に有効期限の経過したものがあるか否かの判定がなされ(S51)、この判定結果がYESであれば、該当する全項目がイベント情報テーブル或いは管理テーブルから削除され(S52)、その後ステップS51の判定結果がNOである場合と共に動作は終了する。
【0093】従って、第3実施形態によれば、有効期限が経過したものについては、制作者コードがアドレス情報に変換されることはなく、カーナビ3側では期限の有効なイベント情報のみを取得することが可能になる。
【0094】また、ある情報提供装置1A〜1Cに対して一度割り当てた制作者コードを、有効期限経過後は別の情報提供装置1A〜1Cに割り当てることが可能になり、情報管理装置4側では、より少ない種類の制作者コードで多くの情報提供装置を管理することができる。
【0095】なお、この発明の他の実施形態として、カーナビ3側で、情報管理装置4より管理テーブル(図4参照)を取得して例えば記憶手段14に記憶しておき、情報提供装置1A〜1Cより取得した情報メニューのなかから、使用者の操作により選択された個別識別コード中の制作者コードに対応するアドレス情報を、記憶手段14に記憶した管理テーブルから検索し、検索したアドレス情報により特定されるデータベース2A〜2Cを備える情報提供装置1A〜1Cに接続して選択された個別識別コードを送信し、そのデータベース2A〜2Cからこの個別識別コードにより特定されるイベント情報を受信するようにしてもよい。
【0096】このとき、情報管理装置4からの管理テーブルの取得は、例えばカーナビ3の電源投入時に行ったり、一定時間ごとに定期的に行えばよい。
【0097】また、上記した各実施形態では、情報提供装置を3カ所として説明しているが、2カ所或いは4カ所以上であってもこの発明を適用できるのはいうまでもなく、特に情報提供装置が多数の場合において本発明の効果が顕著である。
【0098】また、上記した各実施形態では、制作者コードを“−A”等のアルファベットを含むコードにより構成した場合について説明したが、これ以外に数字やその他の記号を用いても構わないのは勿論である。
【0099】また、上記した各実施形態では、情報端末をカーナビ3とした場合について説明したが、情報端末はこれに限定されるものでないのは勿論である。
【0100】また、上記した各実施形態では、情報管理装置4を制御する制御プログラムを読み取り可能に格納する記録媒体は、特にハードディスクに限定されるものではなく、その他の磁気記録媒体やCD−ROM等の光ディスク、MO等の光磁気記録媒体等に格納されていても構わない。
【0101】また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0102】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明によれば、イベント情報のデータベースへの格納またはその概要情報の情報端末への送信に先立って、各情報提供者に対して割り当てられる制作者コードが取得されるため、各イベント情報ごとに個別識別コードの発行を外部に要求する場合に比べて、各情報提供装置から提供される情報の一元管理を、より少ない負荷で行うことが可能になる。
【0103】また、請求項2に記載の発明によれば、概要情報と個別識別コードとの組み合わせから成る情報メニューが作成されて情報端末に提供されるため、情報端末では、この情報メニューから所望の情報を選択してその個別識別コードの送信等を行うことで詳細を知ることが可能になる。
【0104】また、請求項3に記載の発明によれば、制作者コードとその発行先である情報提供装置のアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルを格納するため、情報端末からのアドレス情報に関する紹介要求等があるときに、この管理テーブルから該当するアドレス情報を検索して情報端末に送信することができる。
【0105】また、請求項4に記載の発明によれば、情報端末からの個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求があれば、管理テーブルからその制作者コードがアドレス情報に変換されて情報端末に提供されるため、情報端末では、受信したアドレス情報の通信先に接続することにより、データベースからそのイベント情報の詳細を取得することができる。
【0106】また、請求項5に記載の発明によれば、情報端末側では、個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を送信することにより、情報管理装置を経由して所望のイベント情報の詳細を取得することができることから、情報端末におけるイベント情報の詳細取得に要する負荷を軽減できる。
【0107】更に、情報端末においてイベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、より安定した情報入手が可能になる。
【0108】また、請求項6に記載の発明によれば、情報メニューから所望の個別識別コードを選択し、その個別識別コード中の制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求を情報管理装置に送信することで、その個別識別コードに対応したイベント情報の詳細を入手するための問い合わせ先に関するアドレス情報を取得することが可能になる。
【0109】また、請求項7に記載の発明によれば、情報メニューから所望の概要情報の個別識別コードを選択し、その個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を情報管理装置に送信することで、情報管理装置を経由してその個別識別コードに対応したイベント情報の詳細を取得することが可能になる。
【0110】更に、イベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、安定した情報入手が可能になる。
【0111】また、請求項8に記載の発明によれば、情報端末側でいつでもイベント情報の詳細を入手することができ、イベント情報の詳細を受信中に受信状態が悪化しても、その後受信状態が安定してから情報管理装置よりイベント情報の詳細を再度入手することができるので、より安定した情報入手が可能になる。
【0112】また、請求項9に記載の発明によれば、情報メニューに制作者コードの期限情報が付加されるため、その期限情報から、有効期限が経過していない有効なものかどうかを容易に知ることが可能になり、ある情報提供装置に対して一度割り当てた制作者コードを、有効期限経過後は別の情報提供装置に割り当てることが可能になる。
【0113】また、請求項10に記載の発明によれば、情報提供装置からの制作者コードの発行要求に応じて制作者コードを発行する際に、その制作者コードの有効期限を表わす期限情報が付加されると共に、期限情報付きの制作者コードとアドレス情報との組み合わせから成る管理テーブルが格納されるため、期限情報から、その情報が有効期限の経過していない有効なものかどうかを容易に知ることが可能になる。
【0114】更に、ある情報提供装置に対して一度割り当てた制作者コードを、有効期限経過後は別の情報提供装置に割り当てることができ、情報管理装置側では、より少ない種類の制作者コードで多くの情報提供装置を管理することが可能になる。
【0115】また、請求項11に記載の発明によれば、情報端末側では、有効期限の経過していないことを確認してから個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求を送信するため、有効期限が経過したものについては、イベント情報の詳細が情報管理装置を経由して情報端末側に送信されることはなく、情報端末側では期限の有効な情報のみを取得することが可能になる。
【0116】また、請求項12に記載の発明によれば、情報メニューのなかから選択された個別識別コード中の制作者コードのうち、有効期限が経過していない制作者コードの送信を伴うアドレス紹介要求が情報管理装置に送信されるため、情報管理装置から常に有効期限の経過していないアドレス情報を入手して有効なイベント情報を取得することが可能になる。
【0117】また、請求項13に記載の発明によれば、情報メニューのなかから選択された個別識別コードのうち、有効期限が経過していない個別識別コードの送信を伴うイベント情報取得要求が情報管理装置に送信されるため、情報管理装置から常に有効期限の経過していないイベント情報を入手することが可能になる。
【出願人】 【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
【出願日】 平成11年9月21日(1999.9.21)
【代理人】 【識別番号】100105980
【弁理士】
【氏名又は名称】梁瀬 右司 (外1名)
【公開番号】 特開2001−91269(P2001−91269A)
【公開日】 平成13年4月6日(2001.4.6)
【出願番号】 特願平11−266472