| 【発明の名称】 |
ナビゲーション装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小野 真
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| 【要約】 |
【課題】コード化された情報を機械的に読みとることで目的施設の発見を容易にすると共に、その情報を利用してナビゲーションを行う。
【解決手段】施設の看板51などに2次元コード50を掲示する。その2次元コード50には、施設ID、会社名、チェーン名、業種、店名、電話番号、所在地、座標データ、定休日、営業時間、取り扱い品目などの施設に関する情報を記録しておく。そして、ナビ本体62に施設の探索条件を設定して、施設の探索を開始する。2次元コード読取装置27が2次元コード50を読み込んだ場合には、読み込んだコードに含まれる施設に関する情報が、設定した探索条件を満たすか否かを判定する。そして、探索条件を満たす場合には、表示装置26及びスピーカ28から探索施設発見の報知をする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】施設の探索条件を設定するための探索条件設定手段と、施設と所定の位置関係にある場所に掲示され、施設に関する情報を含んだ電子的に読み取り可能なコードを読み取るコード読み取り手段と、前記コード読み取り手段によって読み取られた前記施設に関する情報が、前記探索条件設定手段によって設定された前記探索条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記探索条件を満たす旨の判定がされた場合には、所定の条件成立時報知内容を報知する報知手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項2】請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記コード読み取り手段は、2次元コードを読み取ること、を特徴とするナビゲーション装置。 【請求項3】請求項1または2に記載のナビゲーション装置において、さらに、目的地を設定する目的地設定手段を備え、前記探索条件設定手段は、前記目的地設定手段によって設定された目的地となる施設を特定可能な探索条件を設定し、前記報知手段は、前記条件成立時報知内容として目的地に到着した旨を報知することを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項4】請求項3に記載のナビゲーション装置において、さらに、現在地を検出する現在地検出手段と、前記現在地検出手段が検出した現在地から前記目的地設定手段によって設定された目的地まで経路案内する経路案内手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項5】請求項4に記載のナビゲーション装置において、前記経路案内手段はさらに目的地近傍の道路を案内することを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項6】請求項4または5に記載のナビゲーション装置において、前記現在地検出手段によって検出された現在地が、前記目的地設定手段によって設定された目的地を基準とする所定領域内に入った場合に、前記コード読み取り手段によるコードの読み取りを開始することを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のナビゲーション装置において、さらに、前記コード読み取り手段が読み取ったコードの掲示位置を通過したか否かを判定する通過判定手段を備え、前記報知手段は、前記通過判定手段が通過の判定をした場合には、所定の通過時報知内容を報知することを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のナビゲーション装置において、前記報知手段は、前記コード読み取り手段が読み取ったコードに、施設から離れた場所に当該コードが存在する旨の情報が含まれる場合は、前記条件成立時報知内容としてその旨報知することを特徴とするナビゲーション装置。 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のナビゲーション装置において、前記報知手段は、前記コード読み取り手段が読み取ったコードに、施設と掲示場所との位置関係を示す情報が含まれる場合は、前記条件成立時報知内容としてその位置関係を報知することを特徴とするナビゲーション装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は施設を案内をするナビゲーション装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、目的地を公共施設や商業施設等に設定して、その施設までの推奨経路を算出し、経路案内を行うナビゲーション装置が知られている。この際、目的施設への到着案内は、目的地近傍に到着したことをもって行われている。具体的には、ナビゲーション装置のROM等に記憶された目的施設の位置座標データと、GPS等によって検出された現在位置の位置座標データとがほぼ一致したことをもって行われており、その場合には、目的地付近に到着した旨をディスプレイに表示すると共に音声で報知している。 【0003】そのため、現在位置の検出精度が高くなければ、目的とする施設にたどりつけない。そこで、現在位置の検出方法として、例えば、特公平3−144798では、道路に位置情報を記録したバーコードを描き、その上を車両が通過する際にこのバーコードを読み取って現在位置を得る技術が開示されている。この技術によれば、路上にバーコードを描くだけで、現在位置を正確に認識することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在位置を正確に認識することができたとしても、目的施設の標識や看板等を見つけられず、目的施設にたどりつけないことがある。例えば、目的施設の周辺に多くの施設や看板等が密集して存在する場合には、その中から目的施設のものを探し出さなければならず非常に困難である。また、施設や看板等が密集していなくても、目的施設のものをうっかり見落として通り過ぎてしまうことがある。 【0005】そのため、ナビゲーションで目的とする施設の近傍までたどり着いているにもかかわらず、結局、目的施設やその看板等を探して目的地周辺を何度も廻ることになり、目的施設への到着が遅れることがある。また、車両の場合は目的施設やその看板等を探しながら運転するために、のろのろ運転や脇見運転になるなど安全運転上好ましくない事態が発生することがある。 【0006】そこで、本発明は、施設や施設の看板等に記載されたコード化された情報を読み取ることで、目的施設の発見を利用者に知らせると共に、施設に関する種々のコード化された情報を利用してナビゲーションを行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1記載のナビゲーション装置では、探索条件設定手段が施設の探索条件を利用者からの入力に従って設定する。利用者からの入力態様としては、各種の表示装置に表示した探索条件を各種の入力装置で選択するようにしたり、直接音声等入力することなどが考えられる。 【0008】このように探索条件設定手段によって設定された探索条件を満たすコードを探索するために、コード読み取り手段がコードを読み取る。このコードは、施設と所定の位置関係にある場所に掲示されている。例えば、所定の位置関係を有するものとして、施設の案内表示・看板等が挙げられる。これらの看板等は、施設自体、施設に隣接した位置、施設から所定の方角の位置、施設から所定の距離の位置、施設と所定の順路を持つ位置に設置されている。 【0009】そして、コード読み取り手段によって読み取られた施設に関する情報が探索条件設定手段によって設定された探索条件を満たすか否かを、判定手段が判定する。さらに、判定手段によって探索条件を満たす旨の判定がされた場合には、報知手段が所定の条件成立時報知内容を報知する。条件成立時報知内容としては、例えば、探索条件に該当するコードを発見した旨を示す報知でもよいし、探索条件を報知してもよい。また、コード読み取り手段の読み取ったコードの内容の一部または全部を報知するようにしてもよいし、もちろんこれらの組み合わせでもよい。 【0010】以上が全体的な概略説明であったが、本発明に対する理解をさらに容易にするために以下に詳細について説明する。探索条件設定手段が設定する施設の探索条件は、施設に関する情報と条件から成る。「施設に関する情報」は、例えば、施設の緯度経度等の座標データ、施設固有のID、施設名称、会社名、店名、チェーン店名、施設種別、業種、電話番号、所在地住所、取り扱い品目、定休日、営業時間、使用可能なクレジットカードなどの支払い手段についての情報などが利用できる。もちろん施設に関する情報であれば、上記の例に限らずどのような情報を用いてもよい。 【0011】また、「条件」は判定手段で判定する際の条件式である。例えば、探索条件として、とにかく「酒」があればどこでもよいという場合には、「酒」を「含む」施設を探索すればよい。この時、「酒」は前述の施設に関する情報にあたり、「含む」は条件にあたる。逆に「酒」を「含まない」のような探索条件も考えられる。この場合は、「含まない」が条件となる。 【0012】また、施設に関する情報の組み合わせを探索条件として設定したい場合がある。例えば、「酒とタバコがあり、できればコンビニがいい」といった音声を認識して探索条件とすることも考えられる。この場合、「酒」「タバコ」「コンビニ」は施設に関する情報にあたり、それらの組み合わせの関係が条件にあたる。 【0013】以上施設の探索条件に関して説明したが、ここで、施設とは建造物でもよいし場所を示すものでもよく、所定の場所を示していればよい。施設の例としては、例えば、高速道路、有料道路、交差点、駅、空港、公園、フェリー、道の駅、ゴルフ場、スキー場、キャンプ場、遊園地、スタジアム、競馬場、マリーナ、名所・旧跡、城・城跡、神社・寺、動・植物園、水族館、モータスポーツ、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア、カー用品店、ホテル、温泉、役所、警察署、病院、ホール・劇場、美術館・博物館などが挙げられる。 【0014】なお、前記概略説明においては、探索条件設定手段は探索条件を利用者の入力に従って設定することとしたが、利用者の入力がない場合は、あらかじめ設定された条件を設定するようにしてもよい。この条件としては、例えば、すべての施設の探索を行わないという条件や、逆にすべての施設の探索行うという条件が考えられる。 【0015】また、前記コード読み取り手段が読み取るコードは施設に関する情報を含んだ電子的に読み取り可能なコードである。よって、コードは本ナビゲーション装置から読み取り可能な位置に掲示されており、対応する施設に関する情報が記録されている。例えば、施設の看板等にコードを併記する場合には、その施設の情報をコードに記録する。この施設の情報としては、例えば、前述の施設に関する情報の例に挙げた項目などが用いられる。 【0016】また、判定手段において、コード読み取り手段が読み取るコードに含まれる施設に関する情報が探索条件を満たすか否かの判定は、探索条件と施設の情報が完全に一致する場合に探索条件を満たすと判定してもよいし、探索条件の一部が一致する場合に探索条件を満たすと判定してもよい。これは探索条件が狭すぎる場合に、条件をすべて満たす施設が見つからない場合があるからである。 【0017】なお、報知手段としては、表示装置を用いてもよいし、音声出力装置を用いてもよく、それらの両方でもよい。現在の車載のナビゲーション装置では、画面表示と、音声出力をすることで視覚及び聴覚に訴えて案内することが一般的であるので、このような構成が採用し易い。特に車載用ナビゲーション装置として実現する場合には、音声による報知は少なくとも確保しておくことが好ましいと考えられる。なぜなら、音声にて報知する場合の利点としてはドライバーは視点を表示装置にずらしたりする必要ないので、安全運転が一層良好に確保されるという点などが挙げられるからである。 【0018】また、報知内容については、最低限コードを発見した旨を直接的ないし間接的に知らせる内容を報知することによって、利用者は、コードの掲示された目的施設またはその施設の看板等が発見されたことが分かる。このときさらに、探索条件と共に報知すれば、利用者が設定した探索条件を再確認することができ、かつ、その探索条件に該当した施設が実際に存在することが分かる。また、探索条件を複数設定している場合に、どの探索条件に該当する施設が発見されたのかの区別がつくようになる。さらにコードの内容の一部または全部を報知すれば、利用者はコードに含まれる情報を同時に得ることができる。もちろん、報知の内容は前記の例示した内容にとらわれず、例えば、他のナビゲーション機能と関連する報知を行ってもよい。 【0019】このような報知により、利用者は、探索条件を満たす施設や施設の看板等が本装置によって発見され、実際が存在することが分かる。特に施設や看板等が、利用者に視認可能な位置で報知すれば、実際の施設または看板等をすぐに発見することができる。 【0020】以上のような構成により、利用者は、目的施設やその看板等を探しながら移動する必要がなくなる。そのため、特に、本装置を車載用ナビゲーション装置として使用すれば、目的施設やその看板等を探して、のろのろ運転や脇見運転をすることがなくなり、運転者は運転に集中することができる。さらに、電子的に読み取るため、見落としが少なくなり、目的地周辺を何度も見て廻ることもなくなる。その結果、施設の発見までにかかる時間を短縮することができる。また、目的施設の近傍までたどり着いているにもかかわらず、結局、目的施設が見つからないといった事態の発生を防ぐことができる。 【0021】さて、コード読み取り手段が読み取る電子的に読み取り可能なコードとしては、例えば、文字認識可能な数字・文字や、画像認識可能な店舗のマーク等でもよいが、バーコードを用いるのが現実的である。しかし、バーコードに記録できる情報量は、せいぜい約20文字程度であるため、前述の施設に関する情報の例のうちのごく一部のみしか入れることができない。そこで、請求項2に示すように、コード読み取り手段が読み取るコードとして2次元コードを利用するとよい。 【0022】2次元コードは、機械読み取りが容易であり、情報量がバーコードより相対的に多い。2次元コードの一例であるQRコードの場合には、約2000文字程度の情報が入るものもある。よって、前述の施設に関する情報の例として記載した事項の多くを入れることできる。 【0023】そのため、探索条件をきめ細かく設定することが可能となる。また、2次元コードに格納した探索条件以外の多くの情報も同時に報知することが可能となる。その結果、施設に関して様々な情報を得ることができ、施設に立ち寄るか否かの判断材料とできる。一方、施設側では、コードにその施設の特徴点や広告等を入れることにより、本ナビゲーション装置の利用者に対して、施設の情報を提供することができる。そして、このコードは施設側で書き換えることができるため、随時、提供する情報を自由に変更することができる。 【0024】また、コードを記載した看板等は、臨時に設置することも可能である。例えば、イベント会場のように、期間限定で設置される施設についての情報提供やナビゲーションに利用することができる。さて、以上のような構成によれば、目的地に向かう途中で条件に合致する施設があれば立ち寄りたいという場合には、目的地への途中経路で探索条件に合致する施設を自動的に発見することができる。よって、利用者の移動中になんらかの要求が発生した場合に、その要求を満たす施設を自動的に探索し発見することができるため、非常に便利である。 【0025】しかし、特定の目的地に向かっており、その施設を発見しなければならない場合がある。この場合は請求項3のようにするとよい。つまり、探索条件として目的地を特定可能な情報を設定し、その探索条件を満たす場合に、報知手段が、目的地に到着した旨を報知するようにする。 【0026】これら目的地の入力と設定は目的地設定手段が行い、探索条件設定手段は、目的地設定手段によって設定された目的地を特定可能な情報を探索条件として設定する。このとき、目的地の入力はメニューから文字で入力してもよいし、音声で入力してもよい。目的地を特定可能な情報としては、例えば、施設を一意に決定できる施設IDを用いたり、それぞれの施設に付けた固有の名称等を用いることができる。この探索条件を、コード読み取り手段によって読み取られたコードに含まれる情報が満たした場合は、目的地の施設に到着した旨が報知される。 【0027】よって、目的地の施設に到着した旨の報知がされるため、単に目的地に向かう途中で探索条件を満たす施設を発見した場合と、目的地の施設を発見した場合とを区別することができるので、利用者は目的地を通り過ぎてしまうことがなくなる。また、例えば、目的地の名称とともに報知すれば、目的地を複数設定している場合に、それぞれを混同することがなくなる。 【0028】なお、このように、目的地に向かう場合には、その目的地近傍までの道順を知る必要がある。すでに知っている地域内に目的地施設があることが分かっていれば、施設近傍まで行くことができるが、全く知らない場所の場合には、施設近傍までたどり着けないからである。そこで、請求項4に示すように、目的地まで経路案内するようにするとよい。経路案内は、例えば、現在地から目的地までの経路を表示装置等に表示し、音声等で報知することにより行う。経路案内を行う際の経路は、現在地検出手段の検出した現在地から、目的地設定手段によって設定した目的地に至るように行う。なお、現在地検出手段は、例えばGPS等で構成される。なお、経路案内によって、目的地近傍に至った場合には、報知手段は、目的地付近に到着した旨を報知するようにしてもよい。 【0029】以上のような経路案内によって、全く知らない場所でも目的地付近にたどり着くことができる。また、目的地付近まで到着することにより、コード読み取り手段によって目的地施設のコードを読み取られる可能性が高くなるため、さらに施設が発見しやすくなる。 【0030】しかし、目的地付近に到着するまでに目的地施設のコードが発見できない場合がある。例えば、経路案内で案内された道路沿いに目的地施設の看板等がない場合や、経路案内で、施設付近に到着した旨の報知があった場所が、コードの掲示場所より手前である場合などである。 【0031】このような場合は、請求項5のように、目的地近傍の道路を案内するとよい。目的地近傍の道路としては、例えば、目的地位置の周囲を廻る道路や、目的地位置に近い幹線道路等を案内するようにするとよい。なぜなら一般的に発見しにくい施設は、施設の周辺に看板等を設置することが多く、また主要な道路には、案内標識等を設置することが多いからである。このように、目的地近傍の道路を案内することで、コードを掲示した看板等の発見を容易にし、結果的に施設の発見までにかかる時間を短縮することができる。 【0032】そして、以上のように目的地を設定して探索する場合は、コードの読み取りをナビゲーション装置の動作中に常に行うようにしてもよいが、請求項6に示すように、現在地が目的地を基準とする所定領域内に入ってから行うようにしてもよい。このようにすることで、目的地近傍に至るまでは読み取りのための電力を必要とせず、その結果、ナビゲーション装置における電力消費を抑えることができる。また、読み取り処理等を実行しないため、この処理にかかっていた処理時間を他の処理のために利用することもできる。 【0033】さて、報知手段が、報知するタイミングとしては、コードが掲示された場所の手前で報知することが望ましい。コードの掲示は、人間が施設を認識可能な表示、例えば、施設を示すマーク、文字表記、地図等と共に看板等にされることが多いため、これら看板等の手前で報知されればすぐに看板等を発見できるからである。しかし、車速が速く、処理が間に合わない場合など、必ずしもこれらの看板等の手前で報知できるとは限らない。 【0034】そこで、請求項7に示すように、コードの掲示位置を通過した場合には、その旨報知するようにするとよい。コードの掲示位置の通過は、通過判定手段が判定する。例えば、コード読み取り手段が読み取ったコードが探索条件設定手段によって設定された探索条件を満たすと判定手段によって判定された場合に、そのコードがコード読み取り手段によって読みとれない状態になったことで判断してもよい。また、例えばコード読み取り手段がコードを読み取る際にそのコードまでの距離を測定しておき、その距離走行したことを検出することで判断してもよい。また、現在位置検出手段がを利用する構成の場合は、現在位置検出手段によってコードの掲示位置の通過を判断してもよい。 【0035】このように、掲示位置を通過した旨を報知すれば、利用者は手前に戻るか、後ろを振り返れば、目的施設の看板等を見つけることができる。よって、コードの掲示された看板等を通り越しているにもかかわらず前方を探すなどの不都合がなくなる。 【0036】ところで、目的施設のコードが、例えば、施設自体の壁面に掲示されている場合、施設に取り付けられた看板等に併記されている場合、施設と隣接する道路沿いに看板等がある場合など、コードの掲示された場所と施設が一致または隣接する場合には、利用者は目的施設をすぐに発見することができる。 【0037】しかし、目的施設の案内標識・看板などが目的施設から離れた場所設置され、そこに目的施設のコードが掲示されている場合には、コードの発見が報知されたとしても、そこからさらに案内標識等の記載に従って施設を探す必要がある。そこで、請求項8のように、施設から離れた場所にある案内標識等であるのか、施設に隣接する看板等であるのかを区別して報知するとよい。この区別を行うためには、コード内に、両者の区別を可能にするための情報を入れておき、コード読み取り手段が読み取ったコードに、施設から離れた場所に存在する旨の情報が含まれる場合には、報知手段はその旨を報知すればよい。 【0038】このようにすれば、報知によって利用者は施設の案内標識等があったことを知ることができるため、この案内標識を見てその施設の場所を知ることができる。また、施設から離れた場所にある案内標識等を発見したにすぎないにもかかわらず、目的施設がコードの付された看板等に隣接して存在すると誤認して、その看板等の周辺で目的施設を探したりするといった不都合がなくなる。 【0039】また、さらに、請求項9に示すように、施設とコードの掲示された場所との位置関係を報知するとよい。つまり、施設とコードの掲示場所との位置関係を示す情報をコードに記録して掲示し、そのコードを読み取った場合には、報知手段は、そのコードに含まれる位置関係を報知する。ここで、位置関係としては、例えば、施設までの距離や、順路、所要時間等の情報があげられる。例えば「次の交差点を右折して2km先」といった情報である。このような位置関係を利用者に知らせることで、施設までの距離、順路、所用時間等を知らせることができる。 【0040】なお、上述したナビゲーション装置における判定手段をコンピュータシステムにて実現する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いてもよい。 【0041】 【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。 【0042】図1は、車載用のナビゲーション装置1として適用した場合の概略構成図である。本実施例のナビゲーション装置1は、車両の現在位置を検出する位置検出器12と、各種道路交通情報を収集するため、無線電話回線を介して情報配信センタ4との間でデータ通信を行う通信装置18と、外部情報入出力装置19と、当該装置へ各種指令を入力するための操作スイッチ群20と、その操作スイッチ群20と同様の各種指令を入力可能な図示しないリモートコントロール端末(以下、リモコンと称す。)からの信号を入力するリモコンセンサ21と、地図データ入力器22と、外部メモリ24と、地図表示画面やTV画面等の各種表示を行うための表示装置26と、スピーカ28と、カレンダクロック29と、上述した位置検出器12、操作スイッチ群20、地図データ入力器22、2次元コード読取装置27(読取部27aおよび解析部27bから構成される)及び図示しないリモコンからの入力に応じて各種処理を実行し、通信装置18、外部情報入出力装置19、外部メモリ24、表示装置26、スピーカ28を制御するナビ制御回路30とを備えている。 【0043】位置検出器12は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置,方位,速度等を検出するGPS受信機12aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ12bと、車速センサや車輪センサ等からなり車両の走行距離を検出するための車速センサ12cと、地磁気に基づいて絶対方位を検出するための地磁気センサ12dとを備えている。そして、これら各センサ等12a〜12dは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したセンサ等12a〜12dの中の一部のみを用いて構成してもよく、また、左右操舵輪の回転差などから得られる車両のステアリング角を累積して方向を求めるセンサ等を用いてもよい。 【0044】また、通信装置18は、公衆電話網との接続が可能な携帯電話又は自動車電話からなる無線電話装置と、ナビ制御回路30からの指令に従って、無線電話装置を介して決められた手順で外部情報源である情報配信センタとの接続を行うと共に、ナビ制御回路30からのデータを無線電話装置を介して送信可能な形態に符号化し、また無線電話装置を介して入力されるデータを制御回路30にて処理可能な形態に復号化するモデムとを備えている。 【0045】一方、外部情報入出力装置19は、図示しないラジオアンテナを介してFM放送信号を受信したり、道路近傍に配置されたVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報システム)サービス用の固定局から、電波ビーコン信号及び光ビーコン信号を受信する。この受信した情報はナビ制御回路30へ送られて処理される。また、外部へ情報を発信できるようにもされている。 【0046】次に、操作スイッチ群20としては、表示装置26と一体に構成され表示画面上に設定されるタッチスイッチ及び表示装置26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置26の画面上に縦横無尽に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。これによって、後述するように、表示画面を直接タッチすることで、所定の指示を入力できるようにされている。 【0047】また次に、地図データ入力器22は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを記憶媒体から入力するための装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMを用いるのが一般的であるが、例えばDVDやハードディスクやメモリカード等の他の媒体を用いても良い。道路データは、交差点等の複数のノード間をリンクにより接続して地図を構成したものであって、それぞれのリンクに対し、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端とのx,y座標、リンクの道路幅、および道路種別(有料道路等の道路情報を示すもの)のデータからなるリンク情報を記憶している。 【0048】表示装置26は、本実施例ではカラー表示装置であり、その画面には、位置検出器12にて検出した車両の現在地を示すマークと、地図データ入力器22より入力された道路データと、更に地図上に表示する案内経路、名称、目印等の付加データとを重ねて表示することができる。また、後述する案内用の報知のための表示もできる。 【0049】スピーカ28は、ナビ制御回路30で処理された各種案内などのための音声情報を利用者に報知する。次に、ナビ制御回路30は、CPU,ROM,RAMからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、位置検出器12からの各検出信号に基づいた車両の現在位置、及び地図データ入力器22を介して読み込んだ現在位置付近の地図等を表示画面上に表示する処理や、地図データ入力器22に格納された施設索引データに基づき、操作スイッチ群20やリモコンの操作に従って目的地となる施設を選択する目的地選択処理、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に選択し、この選択された経路に従って案内を行う経路案内処理等のいわゆるナビゲーション処理を実行する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。そして、表示装置26上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドライバーに適切なルートを案内する。 【0050】目的地の設定は操作スイッチ群20や図示しないリモコンからリモコンセンサ21を介して施設名称、電話番号、住所、緯度経度等を入力し、これら入力された情報に対応する座標位置を地図情報入力器22からの情報に基づいてナビ制御回路30のCPUが求める。また目的地の座標位置はナビ制御回路30のRAMに格納される。 【0051】上述のように設定された目的地への到着は、従来は、位置検出器12からの各検出信号に基づいた車両の現在位置と目的地に対応する座標位置とが、所定範囲内に入ったことなどを利用して判断していたが、本実施例ではさらに2次元コード読取装置27を用いても目的地に到着したかの判断ができるようにされている。具体的には、例えば図2に示す看板51に2次元コード50を併記し、この2次元コード50を車両60に搭載した本ナビゲーション装置1の2次元コード読取装置27で読み取る。その読み取ったコードの情報に含まれる施設に関する情報を、ナビ本体62内のナビ制御回路30が目的地の施設に関する情報と比較し、両者が一致した場合には、目的地に到着したと判断して表示装置26及びスピーカ28から報知する。 【0052】2次元コード50に記憶されている情報としては、図2の記憶情報例に示すように、施設ID、会社・チェーン名、業種、店名、電話番号、所在地、座標データ、定休日、営業時間、取り扱い品目などである。この内、施設IDは各施設に固有のIDである。チェーン名は、チェーン展開している商業施設の名称であり、例えばフランチャイズ名等である。業種は、例えば小売店、飲食店、カー用品店、病院、役所などの施設種別を記録する。店名は、例えば××店や、○○病院などである。また、座標データは、従来のバーコードを用いたものでも記憶されていたように、絶対位置を記憶し、例えば北緯と東経をそれぞれ「××度××分××秒」として表したものである。この座標データは、2次元コードの掲示されている場所の座標としてもよいし、2次元コード内に記録された施設の座標としてもよい。座標データがどちらか一方の座標を示すものとして統一して利用するか、統一しない場合には、さらに、座標データが、掲示場所のデータであるのか、施設のデータであるのかを区別する情報を付加する。また、掲示場所の座標データと施設の座標データを、区別できる形式で双方とも記載してもよい。 【0053】定休日と営業時間については、毎週固定の曜日が定休日である場合には、「毎週○曜日」というデータとすればよいし、営業時間が曜日によって異なる場合は、各曜日ごとの営業時間などを記録してもよい。なお、2次元コード50には、上記以外の施設に関する情報を入れてもよい。例えば、施設でのイベント等の内容や、売り出し等の広告、取り扱うクレジットカードなど代金の決済手段に関する情報などである。 【0054】これらの情報は全て1つの2次元コード50に記憶されている。ここで2次元コード50について説明する。本実施例では、2次元コード50の一例としてQR(Quick Response)コードを採用した。図3の説明図に例示するように、QRコードは縦横の2方向の並ぶ明(白)又は暗(黒)のセルにて構成される。このQRコードは、3つの位置決め用シンボルA,C,Dを有している。QRコードを光学的に読み取る際、まず最初にこの3つの位置決め用シンボルA,C,Dを検出する。この位置決め用シンボルA,C,Dは、明暗の比率が走査方向によらず特定の比率、1(暗):1(明):3(暗):1(明):1(暗)となるパターンである。したがって、この特定の比率を検出すれば、位置決め用シンボルA,C,Dを検出することができる。なお、QRコードは、この位置決め用シンボルA,C,Dの間に、明、暗のセルを交互に配列したタイミングセルE,Fを有するため、さらにこのタイミングセルの中心位置から他のセルの中心位置が求められてデコードされる。なお、図2に示した2次元コード50としてのQRコードは、その概要を示すためのものであり、図2にて記載した記憶情報例を表すセルの配置にはなっていないことを付言しておく。 【0055】図2に示した例では、漢字コードに換算して150〜200文字分に相当する情報量を2次元コード50に格納することとなる。従来のバーコードでは到底格納不可能な情報量であるが、QRコードの場合には最大で1800字程度まで格納できるので、充分まかなえる。 【0056】一方、この2次元コード50を読み取るための2次元コード読取装置27は、制御部27b、読取部27aなどを備えている。制御部27bは、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構成されており、ROMに記憶されているプログラムに従い、読取部27aを介して2次元コード50の画像の取り込みを行う。そして、取り込んだ画像をデコードし、通信I/Fを介してナビ制御回路30へ出力する。読取部27aは、CCDカメラからなり、制御部27bからの指示に基づき看板51の表面に記載された2次元コード50の映像信号を出力する。出力された映像信号は制御部27bで、画像メモリーに記録される。制御部27bでは、画像メモリー中に2次元コードに該当するビットパターンが存在するかを探索する。2次元コードに該当するビットパターンが存在した場合は、そのコードをデコードして、ナビ制御回路30に送る。なお、ここで示したような2次元コード(QRコード)を読み取るための構成は、当業者に周知である。 【0057】続いて、ナビ制御回路30が実行する処理の内、2次元コード読取装置27を介して2次元コード50から読み取った情報に基づき目的地を探索する場合の処理について、図4のフローチャートに従い、図5も参照して説明する。図4の最初のステップS100では施設名から目的地を設定する。施設名の入力は、図1に示す操作スイッチ群20または図示しないリモコンからリモコンセンサ21を介して行われる。このとき、対応する施設固有の施設IDを、地図データ入力器22からナビ制御回路30が検索して、ナビ制御回路内の図示しないRAMに記憶する。 【0058】そして、続くS110では、目的地までの経路計算を行い経路案内を開始する。この経路計算に際しては、ダイクストラ法等の手法が採用される。なお、このダイクストラ法を用いた経路計算は、ノード間のリンクに対するリンク情報及び通行規制を含むリンク間の接続情報とを用いて現在地から各ノードに至るまでの経路コスト(経路に対する評価値)を計算し、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、経路コストが最小となるリンクを接続して推奨経路を設定する周知の手法である。このダイクストラ法における各リンクでの経路コスト計算は、例えば次式を用いて行われる。 【0059】経路コスト=リンク長×道路幅員係数×道路種別係数×渋滞度ここで、道路幅員係数とは、道路幅に応じて設定される係数であり、道路種別係数とは有料道路等の道路種別に応じて設定される係数である。そして、渋滞度とは、その道路の渋滞度合に応じて設定される係数であり、初期値は「1」である。つまり、渋滞がない場合には経路コストの計算に影響させないように「1」が設定され、渋滞度合が高くなるにつれて数値が大きく設定されていく。上式を用いて計算された経路コストを加算していくことにより、目的地に至る経路上での経路コストが求められる。そして、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、経路コストが最小となるリンクを接続して目的地までの推奨経路を設定するのである。 【0060】続く、S120では、位置検出器12の各センサの値を入力する。そして、続くS130では、S120で入力した位置検出器12の各センサの値に基づいて周知の方法で、現在地の座標を計算する。続いてS140では、2次元コード読取装置27が2次元コードを読み込んだかを判断する。2次元コードを読み込んだ場合は(S140:YES)、S150に移行する。一方、2次元コードを読み込まなかった場合は(S140:NO)、S120に戻る。 【0061】S150では、読み込んだ2次元コードの情報から、施設固有の施設IDを抽出し、S100でメモリに記憶した目的施設の施設IDと比較する。比較の結果、両者の施設IDが一致した場合には(S150:YES)、目的施設の2次元コードを読み取ったと判定し、S160に移行する。施設IDが一致しない場合には(S150:NO)、目的施設でないと判定し、S120に戻る。 【0062】S160では、目的地到着の案内の報知をする。この目的地到着の案内の報知例を図5(a)に示す。ここでは表示装置26に該当施設の周辺地図を表示して、その上に施設の位置を示すマークを表示する。さらに、「目的地××コンビニ××店に到着しました。」と文字で表示する。また、表示による報知に加え、スピーカ28から「目的地××コンビニ××店に到着しました。」という音声による報知も行う。そして、案内処理を終了する。 【0063】上記実施例によれば、目的地近傍までは経路案内で容易にたどりつくことができ、さらに目的地施設を自動的に発見して報知するため、利用者が施設までの道順を知る必要がなく、かつ、施設の看板等を探して廻る必要がなくなる。つまり、利用者は目的地到着の報知があった場所で看板等を探せば、すぐに目的地施設を発見することができる。また、2次元コードが利用者に視認可能な大きさで掲示されていれば、利用者はコードの付いた看板等を探すことで、さらに早く施設の看板等を発見することが可能になる。 【0064】そのため、特に、本装置を車載用ナビゲーション装置として使用すれば、目的地施設やその看板等を探して、のろのろ運転や脇見運転をすることがなくなり、運転者は運転に集中することができる。またコードは自動的に読み取るため看板等の見落としがなくなり、目的地周辺を何度も廻る必要もなくなる。その結果、施設の発見までにかかる時間を短縮することができる。また、目的地施設の近傍までたどり着いているにもかかわらず、結局目的地施設が見つからないといった事態の発生を防ぐことができる。特に、図6に示すビル70のような複合施設の看板51に2次元コード50を併記した場合などには効果的である。 【0065】この場合の2次元コード50の読み取りはビル70の上または下から順に1個1個読み取る構成とする。 [別実施例あるいは別態様] (1)上記実施例においては、目的地の設定は施設名称から行ったが、操作スイッチ群20または図示しないリモコンからリモコンセンサ21を介して、施設の名称、住所、電話番号、緯度経度などを入力して行うこともできる。この場合は、入力された情報に対応する施設固有の施設IDを、地図データ入力器22からナビ制御回路30が検索して、ナビ制御回路内の図示しないRAMに記録するようにする。 【0066】(2)前述の実施例においては、経路探索中、常に2次元コード読取装置27を動作させていた。しかし、目的地から所定範囲内になるまでは、2次元コードの読み取りを行わないようにすることも考えられる。つまり、図4において、S130で現在地を計算した後、現在地が目的地から所定範囲内にあるかを目的地の座標と現在地の座標を比較することによって判定し、所定範囲内でなければ、S120に戻り、所定範囲内であればS140に移行するようにする。このようにすることにより、目的地から所定範囲内になるまでは、2次元コードの読み取りを行わないようにでき、装置の電力消費を抑え、バッテリー上がりの防止に貢献する。さらに、図2の制御部27bの機能をナビ制御回路30に統合して行うように構成することも考えられるが、この場合には、ナビ制御回路30の処理負荷を大幅に軽減させることもできる。 【0067】なお、読み込んだ2次元コードが目的施設に該当せず、再び上記所定範囲外になった場合、その旨報知すれば、目的地から遠ざかったことを運転者に知らせることができる。 (3)目的地を探索する場合の処理では、図4のS130で現在地を計算している。このとき、現在地が目的地の近傍に到達した場合には、目的地近傍の道路の経路案内を開始してもよい。例えば、目的地からの100m以内の範囲ある道路で、道路幅の広い順に巡回するように経路案内する。このようにすることで、目的施設の発見をさらに容易にすることができる。 【0068】(4)以上、目的地を設定して案内を行う場合について説明したが、目的地を設定せずに、単に探索条件を満たす施設を案内して欲しい場合がある。以下に、ナビ制御回路30が実行する処理の内、2次元コード読取装置27を介して2次元コード50から読み取った情報に基づき探索条件に合致する施設を探索する場合の処理について、図7のフローチャートに従い、図5も参照して説明する。 【0069】図7の最初のステップS200では、探索する施設の条件を設定する。施設の条件としては、図2の情報記憶例に示すような項目が挙げられる。探索条件は、表示装置26に表示したメニューから操作スイッチ群20や図示しないリモコンからリモコンセンサ21を介して入力する。入力された探索条件は、ナビ制御回路内の図示しないRAMに記憶する。 【0070】続くS210では、2次元コード読取装置27が2次元コードを読み込んだかを判断する。2次元コードを読み込んだ場合は(S210:YES)、S220に移行する。一方、2次元コードを読み込まなかった場合は(S210:NO)、2次元コードを読み込むまでS210を繰り返す。 【0071】S220では、読み込んだ2次元コードの情報が、S200でメモリに記憶した探索条件を満たすか否かを判定する。判定の結果、探索条件を満たす場合には(S220:YES)、S230に移行する。探索条件を満たさない場合には(S220:NO)、S210に戻る。 【0072】S230では、探索施設発見の案内の報知をする。この報知例を図5(b)に示す。ここでは表示装置26に該当施設の周辺地図を表示して、その上に施設の位置を示すマークを表示する。さらに、「探索条件 コンビニ・酒・タバコ 施設を発見しました。」と文字で表示する。また、表示による報知に加え、スピーカ28から「施設を発見しました。探索条件はコンビニ・酒・タバコです」という音声による報知も行う。 【0073】なお、図2及び図6に示すように、施設の看板51には一般的に、施設を特定するための情報である施設の名称と施設の位置情報や場所に関する情報が表記される。またその施設で扱っている商品・サービス・営業時間等のその他の施設情報も掲示されることがある。例えば施設の名称として図2ではABCDEF、図6ではXX銀行、XX歯科、XXスポーツセンター、XXレストランが記載されている。そして、施設の位置情報として、例えば図6では、5F、4F、2Fのように、ビル内での場所が示されている。図2の場合は、看板51がこの施設に隣接する場合は表記がなくてもよいが、離れた場所にある看板であれば「この先500m」のような表記がされうる。また、その他の施設情報としては、例えば、図2では、24OPEN・酒などが表記されている。 【0074】以上の例からも分かるように、この看板51には施設の情報の一部しか表記できないために、施設の詳細は、施設を訪れなければ分からなかった。ところが、本ナビゲーション装置の探索によれば、2次元コード50に図2の記憶情報例に示すような多くの情報を入れることができるため、利用者の目的とする施設を的確に報知することができる。 【0075】なお、以上のような探索条件を設定してその条件を満たす施設を探索する処理は、図1に示すような構成の装置の一機能とすることができるが、さらに、装置構成を簡略化して、図1の位置検出器12や地図データ入力器22等を省略した構成としても、探索条件に合致する施設を発見することができる。このような構成をとれば、装置の大きさを大幅に小さくすることができる。例えば、ナビ制御回路30、スピーカ18、表示装置26、操作スイッチ群20、2次元コード読取装置27のみの構成としてもよい。 【0076】(5)さて、以上のように、目的地の探索または、探索条件を満たす施設の探索を行って、該当する看板等を発見した場合には、その看板等の手前で利用者に報知するのが望ましい。例えば図6において、目的地としてXX歯科を設定している場合や、探索条件として「歯科」を設定している場合には、この看板を通りすぎないうちに報知すべきである。 【0077】しかし、ナビ制御回路30等での処理が間に合わずに、報知が看板51を通り越してからされる場合がある。この場合は、掲示位置を通り越した旨を報知するようにするとよい。この掲示位置の通過は、図4のS160、図7のS230における報知の直前にそれぞれS140、S210で読み込んだ2次元コードが再度読み込めるかでチェックする。再度読み込めた場合は、看板の手前であるため、通常の報知を行う。一方、再度読み込めなかった場合は、通常の報知とともに掲示位置を通り越した旨も報知する。 【0078】なお、掲示位置の通過は、2次元コード読取装置27で読み取った2次元コード掲示位置の座標データと、位置検出器12の値に基づいて算出された現在位置とを比較して判断してもよいし、2次元コード読み取り装置27が2次元コード掲示位置までの距離を測定し、車速センサ12cに基づいて走行距離を算出して判断してもよい。 【0079】(6)図6の施設(ビル70)のように、2次元コードの掲示場所が施設に隣接している場合は、すぐに施設を発見することができる。しかし、例えば、施設まで数キロメートル手前にある案内標識のように、施設と離れた場所に2次元コードが掲示されている場合には、施設から離れた場所に掲示されている旨の情報を2次元コードに含み、そのコードを読み取った際に報知するようにするとよい。この場合の処理は、図4のS160及び図7のS230において、施設から離れた位置に掲示されている旨の情報が含まれる場合にはその旨も併せて報知することで行う。 【0080】なお、この場合、さらに施設と掲示場所の位置関係を2次元コードに記録しておき、その位置関係を同時に報知するとよい。 (7)図2の記憶情報例の営業時間のように、日時と関連した施設の情報が含まれる場合には、図1に示すカレンダクロック29から入力される現在の日時と、日時と関連した施設の情報とを比較することで、様々な処理を行うことができる。例えば、営業時間と現在の日時を比較し、現在の日時が営業時間内でない場合には、その施設が探索条件を満たす施設であっても報知しないようにすることができる。このようにすれば、営業していない施設を報知することを防ぐことができる。 【0081】(8)読み取り装置としてCCDカメラを用いたが、その他のコード読取装置を用いてもよい。また、コード読取装置は複数でもよい。例えば前後、左右にそれぞれ一台ずつ備えてもよい。また、カメラを用いる場合は2次元コードを発見した場合にズームする構成としてもよい。また、カメラ自体を動かすような構成としてもよい。2次元コードは一定の高さに設置されるとは限らず、また車両の進行方向に対する左右の位置が走行に伴って変化する。したがって、コード読み取り装置のカメラの向きを可動可能な構成とし、適当な条件を設定して定期的に上下左右に動作するようにすれば、読み落としが少なくなる。この動作は車速が速い場合に、速く動くようにすればよい。このような構成によれば、さらにコードを発見しやすくなる。 【0082】(9)また、施設固有のIDを地図データ入力器22から検索していたが、ナビ制御回路30の図示しないROMまたはRAM等から検索するようにしてもよい。さらに、施設IDなど施設を特定するための情報は、外部情報入力装置19や通信装置18を介して入力することもできる。このようにすれば、常に新しい施設を特定することが可能となる。 【0083】(10)上述した実施例では、2次元コード50の例としてQRコードを例に取って説明したが、他の2次元コードであっても同様に適用できる。また、バーコードやその他の電子的に読み取り可能なコードであっても、情報量には制限があるが、適用が可能である。 【0084】(11)上述した実施例では、利用者からの指示などの入力には操作スイッチ群20やリモコンを用いるとしたが、例えば音声入力によって指示入力ができるようにしてもよい。その場合には、音声認識装置を追加する。つまり、マイクロフォンを介して入力された利用者の音声データを順次音響分析して音響的特徴量(例えばケプストラム)を抽出し、この音響分析によって得られた音響的特徴量時系列データを得る。そして、周知のDPマッチング法、HMM(隠れマルコフモデル)あるいはニューラルネットなどによって、この時系列データをいくつかの区間に分け、各区間が辞書データとして格納されたどの単語に対応しているかを求める。そして一致度の高い上位比較対象パターンを認識結果として得て、ナビECU30に対して例えばナビゲート処理のために必要な目的地を通知したり、あるいは経路設定などの処理を実行させるコマンドを通知する。このような処理の結果として、この音声認識装置を利用すれば、上記操作スイッチ群20を手動しなくても、音声入力によりナビECU30にて行われる経路設定における目的地の指示などができる。 【0085】そして、このようにすれば、上述した音声による報知と合わせ、ナビゲーション装置と利用者とのやりとりが音声を介してほとんど行うことができるようになるため、車両を運転しながらの利用に際しても安全性を確保することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー
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| 【出願日】 |
平成11年9月13日(1999.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開2001−82971(P2001−82971A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−258815 |
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