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【発明の名称】 交通情報の要求と処理のための方法
【発明者】 【氏名】シュテファン ゴス

【氏名】ヤン マルティン

【氏名】ハインツ ヴェルナー プファイファー

【氏名】ハンス−ディーター シュミット

【要約】 【課題】データの変更の際にも、符号化された交通情報の評価が移動無線機器内で行えるように改善を行うこと。

【解決手段】交通情報問合せが、無線機器に対応付けられた記憶装置内に記憶されているデータグループのバージョン及び/又は記憶されているデータの製造元及び/又は記憶されているデータの日付データを含み、応答として、無線機器に対応付けられ記憶装置内に記憶されているデータ又はデータグループに基づいて評価可能な交通情報が伝送されるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 交通情報の要求と処理のための方法であって、交通情報問合せが無線機器(4)から送信され、サービス提供者から少なくとも1つの交通情報が基地局(2)を介して提供され、この交通情報が無線機器(4)へ伝送され、この場合前記交通情報は、例えばショートメッセージ、有利にはTMCメッセージ情報として無線を介して伝送される形式のものにおいて、交通情報問合せが、無線機器(4)に対応付けられた記憶装置(7)内に記憶されているデータグループのバージョン及び/又は記憶されているデータの製造元及び/又は記憶されているデータの日付データを含み、応答として、無線機器(4)に対応付けられ記憶装置(7)内に記憶されているデータ又はデータグループに基づいて評価可能な交通情報が伝送されることを特徴とする方法。
【請求項2】 前記記憶装置(7)内に、種々異なる地理的データに対する複数のデータグループがファイルされている、請求項1記載の方法。
【請求項3】 1つの地理的領域に対して、様々な詳細の複数のデータグループを前記記憶装置(7)内にファイルする、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】 各データグループ毎に別個に、バージョン及び/又は製造元及び/又は日付データを交通情報問合せにおいて伝送する、請求項1から3いずれか1項記載の方法。
【請求項5】 前記交通情報問合せは、ナビゲーション装置(6)を備えた無線機器(4)がデータグループ(38,39,40)のベースに基づく交通情報のみを評価するタイプかどうかの情報(16)を含み、この情報(16)に相応して、データグループ(38,39,40)を用いて評価可能な交通情報のみが伝送される、請求項1から4いずれか1項記載の方法。
【請求項6】 前記交通情報問合せを、要求に基づいて送信する、請求項1から5いずれか1項記載の方法。
【請求項7】 前記交通情報問合せを、自動的に、例えば所定の時間間隔で送信する、請求項1から6いずれか1項記載の方法。
【請求項8】 要求された交通情報の考慮のもとで、目下の地点から目標地点までのルートを計算する、請求項1から7いずれか1項記載の方法。
【請求項9】 目下の地点と目標地点を、交通情報問合せと共に伝送し、目下の地点と目標地点の間の領域における交通情報のみを伝送する、請求項1から8いずれか1項記載の方法。
【請求項10】 無線機器(4)において又はナビゲーション装置(6)における複数のデータグループ(38,39,40)の評価手段のもとで、ロケーションコード(36)がバージョン(35)情報と共に伝送される、請求項1から9いずれか1項記載の方法。
【請求項11】 無線機器(4)によって1つのデータグループ(38,39,40)に対する交通情報の評価の構築がシグナリングされた場合に、データグループ(27)のバージョンが一度だけ基地局(2)から伝送される、請求項1から10いずれか1項記載の方法。
【請求項12】 無線機器(4)によって複数のデータグループ(38,39,40)に対する交通情報の評価が構築可能であることがシグナリングされた場合に、データグループ(35)のバージョンがそのつどの交通情報のロケーションコード(36)と共に伝送される、請求項1から10いずれか1項記載の方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通情報問合せが無線機器から送信され、サービス提供者から少なくとも1つの交通情報が基地局を介して提供され、この交通情報が無線機器へ伝送され、この場合前記交通情報は、例えばショートメッセージ、有利にはTMCメッセージ情報として無線を介して伝送される形式の、交通情報の要求と処理のための方法に関している。
【0002】
【従来の技術】WO 98/26396 明細書からは、既に移動加入者の情報提供のための方法及び装置が公知である。この場合は中央ユニットと移動加入者ユニットの間で問合せと自動のデータ伝送が行われる。これらのデータは、主に移動加入者に対して交通情報を伝送するのに用いられている。この場合基本的には、可能な経路は2つある。その1つでは、移動加入者に、中央局から交通誘導のための全ての指示が与えられ、それによって交通当時者には中央局からの情報が完全にあてがわれるものとなる。別の1つでは、交通当事者が車両ダッシュボード上のナビゲーション機器によって案内されている前提のもとで、その機器を用いて、与えられた目下の位置から目標位置への交通誘導が可能となる。このようなケースでは、中央局が次のようなことにしか使われていない。すなわち中央局からのそのような交通情報の伝送を可能にすることにしか用いられていない。渋滞や、道路閉鎖、迂回、あるいは天候に起因する障害などの発生は、走行の妨げに成りかねないが、このような情報は、この場合光学的テキストで伝送されるか、あるいは低減された形態の例えばコードのみで伝送される。このコードは、受信機において完全なメッセージの形にまとめられる。そのような手段は、例えばドイツ連邦共和国特許出願 DE-OS 35 36 820 明細書に記載されている。情報の送受信に対しては、各加入者毎にメッセージ情報の受信と送信が可能な無線機器が備えられていなければならない。そのような無線機器は、例えば慣用の移動無線機器でもあり得るし、あるいは所定の周波数で情報を中央局に送信する送信器や、種々のメッセージを受信し得る放送受信器でもあり得る。このケースでは中央局が問合せの処理の後で放送局に関する情報を発信でき個々の識別子に基づいてメッセージが個別化に相応する受信器のみによってだけ評価され得るように考慮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来装置における欠点に鑑みこれを解消すべく改善を行うことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明により、交通情報問合せが、無線機器に対応付けられた記憶装置内に記憶されているデータグループのバージョン及び/又は記憶されているデータの製造元及び/又は記憶されているデータの日付データを含み、応答として、無線機器に対応付けられ記憶装置内に記憶されているデータ又はデータグループに基づいて評価可能な交通情報が伝送されるようにして解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による手段によって得られる利点は、中央局に伝送される情報に基づいて、次のようなことが保証されることである。すなわち符号化された交通情報がいずれにせよ車両においても評価可能であることが保証される。なぜなら、送信されたバージョン識別データに基づいて、中央局から返信される情報が、車両においてもそこに既存のデータによって評価可能となるからである。これにより、記憶されているデータとは違ったバージョンに関するエラー情報又は間違った情報の返信が確実に回避される。
【0006】本発明の別の有利な実施例及び改善例は従属請求項に記載される。有利には、メモリに種々異なる地域の複数のデータグループがファイルされる。この手段によれば、機器を備えた車両が比較的広い地域、例えばドイツ以外にもフランス、イギリス、ベネルクス三国なども含めた地域に亘って、符号化されて伝送される交通情報の評価と処理が達成可能となる。さらなる利点としては、多数のデータグループの1つの地域が、様々な詳細データとしてメモリにファイルされる。この手段によれば、例えば所定の地域、例えば旅行者にとって重要な地域や都市に関するさらなる詳細情報が得られる。交通情報の要求のもとでは、この詳細に亘る情報が応答時に基地局によって考慮される。
【0007】有利には、各データグループ毎に個別に、バージョン及び/又は製造元及び/又は交通情報問合せの日付データが伝送され、データグループ情報としてさらに特徴付けられる。この手段により、例えば記憶されているデータが追加によって地域的に拡充される場合でも、様々な地域に関して記憶されているデータの古さの程度に係わることなく、常に評価可能な交通情報が得られる。
【0008】さらに有利には、交通情報問合せによって、ナビゲーション装置を備えた無線受信機が、複数のデータグループを同時評価できるか否かに関する情報が伝送される。特に比較的簡易なタイプの機器の場合では、1つのデータグループのもとでしか交通情報を評価できないという問題が生じ得る。それ故に、返信の際に基地局から、その評価に複数のデータグループを必要とするような交通情報が転送されることは無駄である。なぜなら1つの評価ですら所定の応答時間内ではもはや不可能となるからである。従ってこの場合基地局からは、1つのデータグループだけで評価が可能な情報のみが返信される。
【0009】有利には、交通情報問合せが要求に基づいてのみ送信される。それによりユーザーは、交通情報を所望の頻度で問合せできる。例えばある問合せの後で、交通渋滞が予測されない時には、新たな問合せは、比較的長い走行時間の後でしかほとんど必要とされないことは十分にわかっている。それ故機器のユーザーは、希望によって問合せを送信するだけでよい状態におかれる。
【0010】有利には交通情報問合せは所定の時間間隔で行われる。この手段により、車両ドライバは負担を軽減される。ドライバは新たな交通情報が必要かどうかを常に考えておかなければならないことから開放され、それどころか走行区間に依存して、あるいは時間的な設定に従って、交通渋滞に関する問合せを行うことができるようになる。それにより、ドライバは、自身が目下の交通状況、特に道路上の新たな障害に関する絶え間ない思案なしでも情報が常に得られる。
【0011】また有利には、着信した交通情報に基づいて目下の地点から目標地点へのルートが計算される。この場合交通情報問合せに基づいて伝送されてきた渋滞/障害情報は、ルート計算の際にも考慮される。さらに有利には、問合せ基準に相応する全交通情報が伝送されるのではなく、次のような情報のみ、すなわち目下の地点と目標地点の間にある、所定の領域の交通情報のみが伝送される。それにより、交通情報の数がさらに絞られる。この場合は次のような配慮が必要である。すなわちその領域が、走行可能で有利なバイパスと共に検出されるように選択されるようにしなければない。
【0012】有利には、無線機器4又はナビゲーション装置6における複数のデータグループの評価手段のもとで、ロケションコードがバージョン情報と共に基地局から伝送される。それにより、地理的領域、例えばドイツ圏とフランス圏への拡大の際にも、一義的な場所の対応付けが達成される。すなわち、フランス圏の箇所にはフランス語のデータグループが対応付けられ、ドイツ圏の箇所にはドイツ語のデータグループが対応付けられる。
【0013】
【実施例】次に本発明を図面に基づき以下の明細書で詳細に説明する。
【0014】図1には、図には示されていない車両に組込まれる移動無線局4が示されており、これは、アンテナ5を介して無線送信と受信が可能なものである。移動無線機器とは、例えば次のような無線機器である。すなわちGSM−またはAMPS標準に従って動作する無線機器か、又は戻しチャネルを有しているDAB受信器、あるいは他の移動無線チャネルへの送信信号の発信場所を特定するような様々な放送受信器である。この移動無線機器4は、ナビゲーション装置6にも接続されている。この場合このナビゲーション装置6は、目下の自車位置と、入力される目標位置に基づいて車両の走行すべきルートを確定する状態におかれている。これに対してナビゲーション装置6は、大容量記憶装置7に接続されている。この大容量記憶装置7は、デジタル形態で所定の地域の道路に関する情報が含まれている。さらにこの記憶装置は、コード化された形態で伝送されてくる交通情報の評価のための情報も含んでいる。この場合この交通情報は、コード化されて無線受信器4に受信される。これについての詳細は、ドイツ連邦共和国特許出願 DE-OS 35 36 820 明細書に記載れている。さらに記憶装置7には、コード化されて伝送されてくる交通情報のロケーションコードに関する情報やデジタルマップのロケーションコードとの結合に関する情報もファイルされている。図1にはさらに基地局2が示されている。この基地局2は、アンテナ3を介して移動無線機器4からの無線信号の受信と移動無線機器4へのメッセージ情報の返信に対するスタンバイ状態におかれている。この基地局2は、移動無線網の移動無線基地局の他に、例えばDAB送信局(これは個別化されたメッセージ情報を送信でき返信チャネル受信器又は移動無線受信器を有する)などの放送局であってもよい。基地局2は、メモリ1に接続されている。この場合このメモリ1には交通妨害や交通渋滞に関する情報が読み込まれ、符号化されて放送のために用いられる。
【0015】ここにおいて車両のドライバが、走行を開始し、そのナビゲーションシステムに目標地点が、例えば移動無線機器4のユーザーによるボタンプッシュ毎の設定によるマニュアル入力か又は自動入力されることにより、基地局2との接続が形成される。
【0016】この場合基地局2に対しては、図2による無線テレグラムが用いられる。図2による無線テレグラムは、ヘッダ10を有しており、このヘッダ10に基づいてどのような方式のメッセージが要求されているのかを基地局が識別可能である。さらに図2によるメッセージは、データタイプ11のためのf−る度を有している。このデータタイプ11は、無線テレグラムのデータパート12が移動局から基地局へどのように構築されているかを示す。この情報に基づいて基地局は、一方では送信すべきステーションを同定し、他方では問合せプロフィルを識別する状態におかれる。基地局の相応のサービス提供者によって伝送すべき無線テレグラムがデータタイプ11に相応して評価される。
【0017】図3には、前記データパート12の内容の詳細が示されている。この実施例では、データパート12は、フィールド15を含んでおり、ここでは記憶装置7内にどのくらいのデータグループがファイルされているかが示されている。フィールド16には、1つ又は複数のデータグループが交通情報の返信の際に評価のために許容されるか否かが示されている。複数のデータグループに基づいた交通情報の評価を保証できるようにはなっていない簡易型受信機の場合には、データフィールド16において、次のこと、すなわち1つのデータグループしか交通情報の形成に利用できない旨が伝送される。1つのデータグループしか利用できないことは、記憶装置7内に唯一のデータグループのみ、例えばロケーションコード並びにドイツ国内に道路交通網のみが記憶されているような場合にも生じ得る。データフィールド17と18は、データグループ情報を含んでいる。1つのデータグループのみが記憶装置7にファイルされ、データフィールド15に基づいて1つのデータグループのみが許容されるならば、1つのデータグループ情報のみがデータフィールド17において伝送される。2つのデータグループ情報が許容され、2つのデータグループ情報が伝送され、複数のデータグループ許容されるならば、データフィールド17と18が、さらなるデータフィールドによって補充され得る。データフィールド15は、不変のままでなければならず、データフィールド17,18においてはデータグループ情報の数と共に続く。移動無線機器からの伝送のもとで、交通情報の評価が1つのデータグループによってしか行うことができない場合には、このことがフィールド16において示される。
【0018】図2においてはデータワードは、さらなるデータフィールド13によって補充されている。このデータフィールド13によってさらなる情報が伝送可能である。この付加的に伝送可能なさらなる情報とは、例えば有料道路の優先的利用に関する情報、及び/又は車両タイプに関する情報、及び/又は目下の自車位置に関する情報、所望の目標地点に関する情報などである。
【0019】図4には、前記データフィールド17又は18の内容の詳細が示されている。データパート19では、記憶装置7にファイルされているデータグループのバージョンナンバが伝送される。データパート20には、当該データグループの引き出された日付データが記憶されている。データパート21には、データグループの製造元データがプロットされており、これはデータグループ自身のもとで固有の相違によって様々な製造元を区別するためのものである。データパート22では製造元のバージョンナンバが示されている。この情報によって次のことが保証される。すなわち車両内にある装置が、交通情報を移動無線機器側で確実に復号化できる状態におかれていることが保証される。それに対して通常は、サービス提供者にとって、データグループの様々なバージョンと製造元は既知であることが前提となっており、車両側機器においては通常は、車両の年式、ナビゲーション装置の製造元、車両製造元に依存して様々なデータグループが存在し得る。これらはその内容と経年変化に関して区別される。道路は常に行き着き、他の道路は脱落し、地名の表示も頻繁に変更するので、車両にデータグループの古いバージョンしか記憶されていない場合には、基地局によって交通情報が、データグループのテーブルの新しいバージョンに基づいて設定されていない限りサービス提供者からの情報の評価がもはや不可能となる。バージョンナンバの情報、相応するバージョンの製造元の情報、及び作成データの伝送によって、サービス提供者から、車両機器により評価可能なデータのみが伝送されることが保証される。換言すれば、車両機器に存在しないデータグループのデータもしくはその評価が阻まれるデータは伝送されない。例えば仮に車両がドイツとフランスの国境領域に存在し、ドライバがフランスへの越境を望んでいる場合に、当該車両の搭載受信機のデータテーブルがフランス語圏の交通情報の評価に適合していないものであるならば、フランス語ベースの交通渋滞情報を転送することは意味がない。換言すれば、車両搭載受信機がその簡単な構造形態のために、データテレグラムの枠内で唯1つのデータグループの情報の評価しかできない場合には、データの転送は無駄である。このようなケースでは、車両搭載受信機がフランス語とドイツ語ベースのデータテーブルを含んでいる場合でも、ドイツ語及びフランス語ベースの交通情報を混合して伝送することは無益である。このことは場合によってはデータフィールド16における表示によって阻止される。
【0020】図5には、図2によるデータワードの受信と評価の後でサービスプロバイダから基地局2を介して送信されるデータワードを示したものである。データフィールド25にはヘッダが含まれており、このヘッダは例えば情報としての目標アドレスを含む。すなわち情報を定めるべき移動無線局に対する情報を含んでいる。フィールド26には、伝送すべき情報の数が示されている。それにより、移動無線機器は、情報が完全になる時点を識別することができる。フィールド27には、後続する情報の評価のために、記憶装置7内のどのデータグループに当該無線受信機4がアクセスすべきかに関する情報が示されている。これらの情報は、移動無線機器4からフィールド19で基地局に送信された情報に相応する。このフィールドは、無線受信機が、1つの情報の伝送のもとで1つのデータグループしか評価できない場合、あるいは1つのデータグループしか記憶装置7内にファイルされていない場合に重要となる。そしてフィールド28において、所要の交通情報が伝送される。この場合、1つ以上の交通情報が伝送されるべき場合にはさらなるフィールド29を続けてもよい。
【0021】図6には、前記フィールド28又はフィールド29の構成の詳細が示されている。パート30では、交通情報のロケーションコードが伝送される。それにより例えば高速道路のどの箇所に渋滞を伴っているかなどが計算される。パート31では、交通渋滞の延在が示される。ここでは例えば、場合によって存在する道路の渋滞もしくは閉鎖が、1つ又は複数の走行ブロックに亘ってないしは所定のキロメータ数に亘って延在しているか否かが識別される。パート32では、どの方向に交通障害が存在しているかが示されており、具体的には例えば東西南北による方向性で交通障害情報が示されている。そのように与えられる情報によって、車両のドライバに時間的コストをかけさせることなくナビゲーションシステムにおけるルート計算の実施が可能となる。詳細には交通障害がその長さと方向性についてわかっているならば、ナビゲーションシステムはマップ材料に基づいて(これは記憶装置7からも引き出し可能)、場合によって存在する別のルート(これは先に算出されたルートよりも長い)が目標地点まで迅速に案内できるか否かが検査される。
【0022】図7には、前記ロケーションコード30が2つの情報に分割されている様子が示されており、1つはデータフィールド35で、この中にはフィールド19のバージョンナンバが記載されており、もう1つは本来のロケーションコード36である。このような手段により、受信機が1つのデータテレグラムにおいて様々なデータグループからのロケーションコードを評価することができる場合には、所定のロケーションコードがどのデータグループに属しているかを示唆することも可能となる。例えば一例を挙げて説明すると、ドイツ・ザールブリュッケンに対するデータグループと、フランス・ニースに対するデータグループが、同じロケーションコードを有しているような場合、このロケーションコードに対してデータグループも表示させることが非常に重要となる。しかしながらこのことは、ロケーションコードが非常に僅かなビット幅では、もはや伝送できなくなることにつながる(例えば8ビットないし16ビットではなくて、32ビットの高いビット幅)。領域27は、空きフィールである(そこには例えば0がプロットされる)。しかしながら必ずしも全ての受信機がこのような複雑なロケーションコードを評価する立場におかれるわけではない。故にこのデータグループ表示に対してはフィールド27が単独にあてがわれ、後続する全交通情報に対するデータグループがどこに定められるかが示され、データグループが後でロケーションコードに結合される場合には確定は行われない。最初のケースではデータフィールド30のロケーションコードは、8ビット又は16ビットに短縮可能である。但し、データグループ情報の転送はできない。この理由から簡単な受信機の場合には、交通情報の提供が1つのデータグループに、すなわち前述した例で言えば、ドイツか又はフランスに絞られ、これはフィールド27において確定される。
【0023】図8には、移動無線機器4に対応付けられた記憶装置7内にファイルされているデータグループの構造例が示されている。この場合データグループ38は、ロケーションコード、道路接続網、ドイツ圏の標準テキストがファイルされているテーブルである。これは例えばドイツ連邦共和国特許出願 DE 35 36 820 明細書や公知文献“Standard ENV-278/7/3/006”に詳細に記載されている。データグループ39は、フランス圏に該当するロケーションデータと道路交通網である。データグループ40は、ドイツの都市フランクフルト・アム・マインに関するロケーションコードと道路交通網が詳細に記載されているテーブルに該当する。これらのデータグループのリストは、この場合任意に構成可能である。そのため、例えばシュヴルツヴルト、アルゴイなどの有名な観光スポットを伴ったデータグループも可能である。
【0024】伝送された交通情報に基づいて、ナビゲーションシステム6に対しては、要求された交通情報の考慮のもとで目下の地点から目標地点までのルートを計算することが可能となる。この場合交通の障害は、それが要求され続ける限り、迂回可能である。さらに有利には、目下の地点と目標地点が既知である場合に、目下の地点と目標地点との間の領域における交通情報のみが伝送される。それによって、ドイツ又はフランスの全ての交通情報が伝送される必要はなくなり、走行区間方向の所要の領域のみに絞ることが達成可能となる。
【出願人】 【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GESELLSCHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
【出願日】 平成12年8月14日(2000.8.14)
【代理人】 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
【公開番号】 特開2001−82967(P2001−82967A)
【公開日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願番号】 特願2000−246075(P2000−246075)