トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験




【発明の名称】 ナビゲーション装置
【発明者】 【氏名】中平 利一

【氏名】勝野 雅之

【氏名】関口 実

【氏名】高山 訓治

【氏名】前田 芳晴

【氏名】内藤 宏久

【要約】 【課題】地図や種々の施設に関する施設情報等をユーザに提供するナビゲーション装置に関し、選択用ボタン等を何回も操作することなく、ユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に提供できるようにすることを目的とする。

【解決手段】以前に立ち寄った施設の種別に関する種別情報、および、施設に立ち寄った日時に関する日時情報を記憶しておく履歴メモリ1と、履歴メモリ1に基づいて所定の施設情報を選択する施設情報選択手段2と、施設情報選択手段2により選択された施設情報を少なくとも表示または音声にて提供する出力手段4とを備えるように構成される。好ましくは、施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶された日時情報が示す日時と現在の日時とを比較して施設情報を選択する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 種々の施設に関する施設情報を提供することが可能なナビゲーション装置において、以前に立ち寄った施設の種別に関する種別情報、および、該施設に立ち寄った日時に関する日時情報を記憶しておく履歴メモリと、該履歴メモリに基づいて所定の施設情報を選択する施設情報選択手段と、該施設情報選択手段により選択された施設情報を少なくとも表示または音声にて提供する出力手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】 前記施設情報選択手段は、前記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時とを比較して前記施設情報を選択することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】 前記施設情報選択手段は、前記施設情報が示す施設の順番を並べ替え、前記出力手段にてリスト表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】 前記施設情報選択手段は、前記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時との間に所定時間以上の差があるときは、前記履歴メモリに基づき頻度の高い種別の施設情報を選択し、前記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時との差が所定時間内であるときは、前回立ち寄った施設の種別とは異なる種別の施設情報を選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】 前記ナビゲーション装置が、さらに、以前に立ち寄った施設に行きたいか行きたくないかを選択することが可能な入力手段を備え、前記施設情報選択手段は、該入力手段により入力された情報と前記履歴メモリに応じて前記施設情報を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】 前記履歴メモリの内容に関してリスト表示を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】 前記履歴メモリの内容に基づき、まだ立ち寄ったことがない施設に関する施設情報を提供することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】 所定の時間になると、前記施設情報を提供することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】 前記履歴メモリに記憶されたデータを時間帯で分類し、現在の時刻がどの分類の時間帯に含まれるかを判断して前記施設情報を選択することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】 前記履歴メモリには、前記種別情報および前記日時情報以外に、乗員に関する乗員データも記憶されており、該乗員データに基づき前記施設情報を選択することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の車両に対し、外部から入手可能な地図データの情報や、種々の施設に関する施設情報等の有用な情報をユーザ(使用者または運転者)に提供したり、ユーザが選択した目的地までの経路案内および経路誘導を行ったりするナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路や地形の情報からなる地図データを予め記憶したCD−ROM(compact disk-read only memory )等から取り出される地図データをディスプレイに表示すると共に、距離センサ、方位センサおよびGPS(global positioning system : グローバル・ポジショニング・システム)等を用いて走行中の車両の現在位置を地図データ上に表示するナビゲーション装置が実用化されている。
【0003】近年、このような構成のナビゲーション装置では、CD−ROMから取り出される地図データの情報以外に、飲食店や公園や遊園地やゴルフ場等の種々の施設に関する施設情報が数多く提供されている。図5は、上記のような一般的な構成のナビゲーション装置を利用した場合の従来の施設の種別を選択する様子を示すブロック図である。ただし、ここでは、表示された施設分野の中で、飲食店の種別を選択してリスト表示を行う場合を代表して示すこととする。
【0004】図5に示すように、一般的な構成のナビゲーション装置の入力部100においては、種々の施設分野を選択するための施設分野選択用ボタン101〜106が設けられている。これらの施設分野選択用ボタンには、飲食店選択用ボタン101や、公園選択用ボタン102や、遊園地選択用ボタン103や、ゴルフ場選択用ボタン104や、駅選択用ボタン105や、コンビニ選択用ボタン106が含まれる。
【0005】ユーザが飲食店の種別に関する選択を行いたい場合、これらの施設分野選択用ボタン101〜106をディスプレイ部400に表示し、カーソル120を移動させて飲食店選択用ボタン101を選択的に操作する。この飲食店選択用ボタン101が選択的に操作されると、入力部100内の種別選択用ボタン107〜112がディスプレイ部400に表示される。これらの施設分野選択用ボタンには、和食選択用ボタン107や、中華選択用ボタン108や、洋食選択用ボタン109や、焼き肉選択用ボタン110や、ファミリレストラン選択用ボタン111や、ファーストフード選択用ボタン112が含まれる。ユーザが、現在の好みの飲食店の種別として和食の飲食店を選択したい場合、カーソル120を移動させて和食選択用ボタン107を選択的に操作する。
【0006】この和食選択用ボタン107が選択的に操作されると、和食の飲食店に関する施設リストが、施設情報としてディスプレイ部400に表示される。より具体的には、さまざまな和食の飲食店の店名と、これらの飲食店までの距離が表示される。ユーザは、この施設リストを参照しながら、現在の好みの飲食店を探して選択することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、ユーザが、現在の好みの種別の施設に関する施設情報、例えば、和食の飲食店を最終的に選択したい場合、ユーザは、複数の施設分野を表示して飲食店選択用ボタンを選択的に操作し、さらに、複数の施設の種別を表示して和食選択用ボタンを選択的に操作してから、和食の飲食店に関する施設リストを表示しなければならなかった。このため、ユーザの好みの種別の施設に関する施設情報を探して選択するための選択用ボタン等の操作が面倒になるという不都合が生じてきた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、選択用ボタン等を何回も操作することを必要とせずに、ユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に提供することが可能なナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、種々の施設に関する施設情報を選択する機能を有する本発明のナビゲーション装置は、以前に立ち寄った施設の種別に関する種別情報、および、上記施設に立ち寄った日時に関する日時情報を記憶しておく履歴メモリと、この履歴メモリに基づいて所定の施設情報を選択する施設情報選択手段と、この施設情報選択手段により選択された施設情報を少なくとも表示または音声にて提供する出力手段とを備える。
【0010】好ましくは、本発明のナビゲーション装置において、上記施設情報選択手段は、上記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時とを比較して上記施設情報を選択するようになっている。さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置において、上記施設情報選択手段は、上記施設情報が示す施設の順番を並べ替え、上記出力手段にてリスト表示を行うようになっている。
【0011】さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置において、上記施設情報選択手段は、上記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時との間に所定時間以上の差があるときは、上記履歴メモリに基づき頻度の高い種別の施設情報を選択し、上記履歴メモリに記憶された日時情報が示す日時と現在の日時との差が所定時間内であるときは、前回立ち寄った施設の種別とは異なる種別の施設情報を選択するようになっている。
【0012】さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置は、以前に立ち寄った施設に行きたいか行きたくないかを選択することが可能な入力手段を備え、上記施設情報選択手段は、上記入力手段により入力された情報と上記履歴メモリに応じて上記施設情報を選択するようになっている。さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置は、上記履歴メモリの内容に関してリスト表示を行うようになっている。
【0013】さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置は、上記履歴メモリの内容に基づき、まだ立ち寄ったことがない施設に関する施設情報を提供するようになっている。さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置は、所定の時間になると、上記施設情報を提供するようになっている。
【0014】さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置は、上記履歴メモリに記憶されたデータを時間帯で分類し、現在の時刻がどの分類の時間帯に含まれるかを判断して上記施設情報を選択するようになっている。さらに、好ましくは、本発明のナビゲーション装置において、上記履歴メモリには、上記種別情報および上記日時情報以外に、乗員に関する乗員データも記憶されており、この乗員データに基づき上記施設情報を選択するようになっている。
【0015】要約すれば、本発明では、以前に立ち寄った施設の種別情報や日時情報を予め記憶した履歴メモリに基づき、ユーザの好みの種別の施設情報を選択するかそれ以外の種別の施設情報を選択するかを判断しているので、選択用ボタン等を何回も操作することなくユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に提供することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面(図1〜図4)を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施例の構成を示す回路ブロック図である。ここでは、本発明のナビゲーション装置の構成を簡略化して示す。なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこととする。
【0017】図1の実施例に係るナビゲーション装置においては、複数のボタンから構成される入力手段5が設けられている。この入力手段5は、複数の施設分野の中から所望の施設分野を選択したり、以前に立ち寄った施設に行きたいか行きたくないかを選択したりするためのものである。さらに、図1の実施例においては、制御手段3が設けられている。この制御手段3の制御部分は、CPU(central processing unit : 中央処理装置)により構成される。さらに、上記の制御手段3は、RAM(ランダムアクセスメモリ)やROM(リードオンリーメモリ)等からなる履歴メモリ1を備えている。この履歴メモリ1は、以前に立ち寄った施設の種別に関する種別情報、および、上記該施設に立ち寄った日時に関する日時情報を予め記憶しておくものである。さらに、図1の制御手段3は、施設情報選択用のカーソル等を含む施設情報選択手段2を備えている。この施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶されている記憶データを考慮して適切な施設情報を選択するものである。ここで、ユーザは、履歴メモリ1に記憶されている種別情報や日時情報に基づき、複数の施設の中から一つの施設を指定することによってユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に選択することが可能になる。
【0018】上記のようにして選択された施設情報は、出力手段4内のディスプレイ手段40により視覚的に表示されるか、または、出力手段4内のスピーカ等の音声出力手段41により聴覚的に報知される。なお、CD−ROM等の地図データ記憶手段6内の情報に限らず、VICS(vehicle information and communication system:道路交通情報通信システム)や携帯電話等の受信手段7によって得た種々の情報や施設を利用した乗員に関する乗員データ11が、制御手段3内の履歴メモリ1やその他のメモリ(図示していない)に記憶され、これらの情報がユーザに提供され得る点にも注目すべきである。
【0019】さらに、図1の実施例における制御手段3は、走行中の車両の現在位置を検出する現在位置検出手段8を備えている。この現在位置検出手段8は、車両の走行距離を検知する車速センサ等の距離センサ81や、車両の方位を検出するジャイロ磁気センサ等の方位センサ82や、GPS受信機80等を用いて走行中の車両の現在位置を精度良く検出する機能を有する。さらに、道路や地形の情報からなる地図データを予め記憶したCD−ROM等の地図データ記憶手段6から取り出される地図データをディスプレイ手段40に表示すると共に、現在位置検出手段8により検出された走行中の車両の現在位置を地図データ上に表示するようにしている。
【0020】さらに、図1の実施例における施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶された日時情報が示す特定の日時と現在の日時とを比較した上で適切な施設情報を選択する機能を有する。好ましくは、施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶された日時情報が示す日時に従って以前に立ち寄った施設の順番を並べ替え、ディスプレイ手段41に対しリスト表示を行わせるようになっている。この場合、日時の順番で以前に立ち寄った施設を表示する代わりに、以前に立ち寄った施設の種別の中でユーザの好みの種別、例えば、和食の店を優先的に表示することも可能である。
【0021】さらに詳しく説明すると、図1の施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶されている特定の日時(例えば、前回施設に立ち寄った日時)と現在の日時との間に所定時間以上(例えば、24時間以上)の差があるときは、上記履歴メモリ1に基づき頻度の高い種別の施設情報を選択し、上記履歴メモリ1に記憶された日時情報が示す日時と現在の日時との差が所定時間内であるときは、前回立ち寄った施設の種別とは異なる種別の施設情報を選択する機能を有する。
【0022】さらに、図1の入力手段5内の変化ボタン56(図3にて後述する)を操作することによって、ユーザは、以前に立ち寄った施設に行きたいか行きたくないかを選択することができる。ここで、ユーザが変化ボタン56を操作して以前に立ち寄った施設に行きたくない旨を指定した場合、図1の施設情報選択手段2は、履歴メモリ1に記憶されている複数回の履歴により判明した施設の種別を回避し、まだ行ったことがない種別の施設に関する施設情報を優先して提供するようにしている。
【0023】図1の制御手段3内の履歴メモリ1に記憶され、かつ、ディスプレイ手段40に表示されるような履歴表の一例を以下の表1に示す。ただし、ここでは、施設分野として飲食店を選択した場合の履歴表を例示することとする。
【0024】
【表1】

【0025】表1に示す履歴表においては、以前に立ち寄った施設を日時の順番に並べ替えて記載した履歴、飲食店の種別(和食、洋食または中華料理)、各々の飲食店の位置、各々の飲食店名、立ち寄った日付と時刻、時間帯(昼または夜)の分類、および、各々の飲食店を利用する乗員に関する乗員データが表示されている。図1に示す実施例では、表1の履歴表を参照し、前回施設に立ち寄った時刻から所定時間以上(例えば、24時間以上)経過していないときは、前回立ち寄った施設の種別以外の種別を優先的に選択する。また一方で、所定時間以上経過しているときは、複数回の履歴の中で最も多く立ち寄っている施設の種別を優先的に選択する。つぎに、表1の履歴表に基づいて所望の施設情報を選択するための具体的な手順(■〜■)を説明する。
【0026】■ 表1の履歴表より、過去10回の履歴の中で7回は和食の店に立ち寄っていることから、和食の好きなユーザであると判断される。ここで、前回は(表1のカーソル(→)参照)、1999年2月16日の12時(99/02/16、12:00)に和食の店に立ち寄ったことに注目する。
■ 2月16日の19時(午後7時)に施設情報を選択したい旨の要求があった場合、前回施設に立ち寄った時刻から24時間以上経過していないので、和食の店を除いた店を優先的に抽出してリスト表示する。
【0027】■ また一方で、2月20日の19時に施設情報を選択したい旨の要求があった場合、前回施設に立ち寄った時刻から24時間以上経過しているので、ユーザの好みである和食の店を優先的に抽出してリスト表示する。
図1の実施例によれば、以前に立ち寄った施設の種別情報や日時情報を履歴表にして履歴メモリに予め記憶しておき、この履歴表をディスプレイ手段に表示することによって適切な施設情報を容易に提供することができるので、施設情報を選択するための選択ボタン等を何回も操作することなく、ユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に選択することが可能になる。
【0028】図2は、図1の実施例において、履歴に基づく表示により施設情報提供を行う様子を示す図である。上記の実施例においては、図2に示すように、和食の店の店名やそこまでの距離に関するデータを履歴として履歴メモリに記憶しておき、所定の時間または所定の時間帯、例えば、昼の時間帯になると、ディスプレイ手段40上で上記の履歴(データ)に基づいた表示を行うことによって、ユーザの好みの種別に関する施設情報を容易に提供することが可能になる。より具体的には、和食の店の店名やそこまでの距離に関するデータがディスプレイ手段40上に表示されるので、施設情報選択用カーソル20を操作することによってユーザの好みの種別に関する施設情報を容易に選択することができる。
【0029】さらに、履歴メモリに記憶されたデータを朝と昼と夜の時間帯で分類し、現在の時刻がどの分類の時間帯に含まれるかを判断して上記施設情報を選択することも可能である。さらにまた、履歴メモリには、以前に立ち寄った施設の種別情報や日時情報以外に、上記施設を利用した乗員に関する乗員データも記憶されており、この乗員データに応じて上記施設情報を選択することも可能である。
【0030】図3は、図1の実施例において、施設分野を選択してから履歴に基づく表示を行う様子を示す図である。図3に示すように、上記の実施例における入力手段5は、種々の施設分野を選択するための施設分野選択用ボタン50〜55を備えている。これらの施設分野選択用ボタンには、飲食店選択用ボタン50や、公園選択用ボタン51や、遊園地選択用ボタン52や、ゴルフ場選択用ボタン53や、駅選択用ボタン54や、コンビニ選択用ボタン55が含まれる。
【0031】ユーザが飲食店の種別に関する選択を行いたい場合、これらの施設分野選択用ボタン50〜55をディスプレイ手段40上に表示し、カーソル58を移動させて飲食店選択用ボタン58を選択的に操作する。この飲食店選択用ボタン58が選択的に操作されると、昼の時間帯では、図3に示した履歴と同じ履歴がディスプレイ手段40上に表示される。ここでも、図2の場合と同様に、ディスプレイ手段40上で上記の履歴に基づいた表示を行うことによって、ユーザの好みの種別に関する施設情報を容易に提供することが可能になる。
【0032】ここで、ユーザによって変化ボタン56が選択された場合は、ユーザが以前に立ち寄った施設に行きたくないものと判断し、履歴メモリの内容に基づいてまだ立ち寄ったことがない施設に関する施設情報を提供するようにしている。さらに、ユーザによって履歴ボタン57が選択された場合は、表1に示したような飲食店の種別や各々の飲食店の位置や各々の飲食店名や日付・時刻等を記憶した履歴表を表示するようにしている。
【0033】このようにして提供される施設情報は、過去の履歴に基づき立ち寄ったことのある施設の中から選択した施設に関する施設情報であってもよいし、履歴により判明した施設の種別を考慮した上でまだ行ったことのない施設を優先して提供するような施設情報であってもよい。図4は、図1の実施例において、履歴メモリの内容に基づき施設情報の選択・表示を行う手順を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに基づいて適切な施設情報を選択するための制御手段3(図1参照)の動作を説明する。
【0034】図4に示すフローチャートにおいては、まず、ナビゲーション装置内の制御手段3(図1参照)を動作させて現在の時刻を検知する(ステップS1)。つぎに、現在の時刻が所定の時間になっているか否か、または現在の時刻が所定の時間帯に含まれるか否かを検知する(ステップS2)。例えば、7:00〜9:00を朝の時間帯とし、12:00〜14:00を昼の時間帯とし、、19:00〜21:00を夜の時間帯とする。
【0035】朝、昼または夜の時間帯に応じて複数の施設情報を分類し、履歴メモリに予め記憶しておく。現在の時刻がいずれかの時間帯に含まれる場合、履歴メモリを参照することによって現在の時刻に応じた分類の時間帯の施設情報を表示する(ステップS3)。この場合、施設を利用する乗員の情報(乗員データ)も履歴メモリに記憶しておき、該当する情報を提供することもできる。例えば、一度下見をして誰かと施設を訪れるときに、現在の乗員と履歴の乗員データに基づいて施設情報を選択することができる。
【0036】現在の時刻が上記のような所定の時間帯に一致せず、朝、昼および夜の時間帯のいずれにも入っていない場合は(ステップS4)、現在、施設情報を提供するサービスの対象時間外であることを表示する。さらに、ユーザより、施設情報を提供するサービスを実施すべき旨の要求がなされたときには(ステップS5)、前述のステップS3の処理が行われる。
【0037】さらに、前回施設に立ち寄った時刻から所定時間以上(T以上、Tは任意の正の数)経過しているか否かを検知する(ステップS6)。例えば、前回の食事から24時間以上経過しているか否かを検知する。24時間以上経過していることが判明したときは(ステップS7)、複数回の履歴の中で頻度の高い施設の施設情報を優先的に提供する。24時間以上経過していないことが判明したときは(ステップS8)、24時間以内に利用した施設とは異なる施設の施設情報を提供する。例えば、2番目に頻度の高い施設の施設情報、または一番頻度の低い施設の施設情報等が考えられる。なお、ここでは、所定時間を24時間に設定しているが、24時間に限らず単純に前回以外の種別の施設を選択することも可能である。
【0038】履歴メモリの内容をディスプレイ手段に表示する場合、履歴メモリの頻度の高い順に表示してもよいし、施設までの距離や時間が近いものの順に表示してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以前に立ち寄った施設の種別情報や日時情報を予め記憶した履歴メモリに基づき、ユーザの好みの種別の施設情報を選択するか、それとも当該施設情報を選択した直後であるか否かを検知してそれ以外の種別の施設情報を選択するか否かを判断しているので、選択用ボタン等を何回も操作することなくユーザの気持ちに応じた施設情報を容易に提供することが可能になる。
【出願人】 【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
【出願日】 平成11年8月3日(1999.8.3)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外4名)
【公開番号】 特開2001−41764(P2001−41764A)
【公開日】 平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願番号】 特願平11−220202