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【発明の名称】 車両用ナビゲーション装置
【発明者】 【氏名】里村 成行

【氏名】谷口 龍昭

【要約】 【課題】目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する車両用ナビゲーション装置に対し、有料道路に通行料金を割引する時間帯があるとき、その通行料金割引時間帯の有料道路を利用してコストミニマムで目的地への車両の走行の経路を誘導できるようにする。

【解決手段】有料道路とその通行料金割引時間帯との情報を携帯電話機13による電話によりRAM9に取り込んで記憶させておき、その通行料金割引時間帯に車両が有料道路を通過するように目的地への車両の走行の経路誘導を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置であって、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように車両の走行の経路誘導を行うものとされていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】 目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置であって、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、車両の誘導経路の設定時に、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように出発時刻を報知するものとされていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】 目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置であって、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、車両の誘導経路の設定時に、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯内に有料道路を通過する経路の有無を報知するものとされていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、車両が通行料金割引時間帯内に有料道路の入口及び出口料金所を通過するように車両の走行の経路誘導を行うものとされていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、目的地までの時間が最も短い最短時間経路に関する情報と、目的地まで通行料金割引時間帯に有料道路を通過して誘導する割引料金経路に関する情報とを料金と共に報知して上記最短時間経路又は割引料金経路のいずれかを選択可能に構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路の入口料金所を通過する時刻が該有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻以前となると予想されるときには、該予想情報を報知するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項7】 請求項6の車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、予想情報と共に、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻までの時間を消費可能な施設に関する情報を報知するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が通行料金割引時間帯内に有料道路のパーキングエリアに停車したとき、上記割引時間帯の終了時刻に出口料金所を通過するようにパーキングエリアからの出発時刻を報知するものとされていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項9】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路の出口料金所を通過する時刻が該有料道路の通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなると予想されるときには、該予想情報を報知するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項10】 請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路を通過する時間帯が通行料金割引時間帯とは異なると予想されるときには、目的地への車両の新たな誘導経路を設定するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路を通過しているときに通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所を報知するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両の現在位置が有料道路の入口料金所近くにあるときに、該入口料金所から有料道路に入ったときの通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とを報知するように構成されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する車両用ナビゲーション装置に関し、特に、有料道路の通行料金に割引料金の時間帯があるときにその料金割引の有料道路を有効に利用できるようにしたものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用ナビゲーション装置の一例として、例えば特開平8―261781号や特開平10―122822号の各公報に示されるように、予め、混雑(渋滞)が予想される商店街や通学路等の地域とその時間帯とを記憶させておき、目的地までの車両の走行の誘導経路を設定するときには、上記混雑等の時間帯での地域を迂回するように経路設定を行うようにしたものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、有料道路を通過するときに所定の時間帯(例えば深夜時間)に限定して通行料金を割引することが検討されており、一般に有料道路は車両専用道路であるので、その通行料金割引時間帯内に当該有料道路を通過できるようにすれば、有料道路を安い料金で利用しながら目的地までスムーズに走行することができて望ましい。
【0004】しかしながら、上記従来のナビゲーション装置では、単に混雑等の地域及び時間帯を基に車両の走行の誘導経路を設定するだけであるので、上記のように有料道路を最少のコストで利用しつつ車両の走行の誘導経路を設定することはできない。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、車両用ナビゲーション装置の構成を改良することにより、目的地への車両の走行の誘導経路を通行料金割引時間帯の有料道路を利用してコストミニマムで誘導できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的の達成のため、請求項1の発明では、車両が有料道路をその通行料金割引時間帯に通過するように車両の走行の経路誘導を行うこととした。
【0007】具体的には、この発明では、目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置として、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備えている。そして、上記制御手段は、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように車両の走行の経路誘導を行うものとする。
【0008】上記の構成により、制御手段において、予め記憶手段に記憶されている有料道路とその通行料金割引時間帯とから、その通行料金割引時間帯の有料道路を車両が通過するように目的地までの車両の走行の誘導経路が設定され、車両の出発後は上記設定された誘導経路により通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように車両の走行の経路誘導が行われる。このように自動的に、目的地までの車両の走行の経路が通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように誘導されるので、目的地までの車両の走行誘導を、有料道路を低い料金で利用したコストミニマムで達成することができる。
【0009】請求項2の発明では、上記請求項1の発明と同様に、目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置として、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、車両の誘導経路の設定時に、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように出発時刻を報知するものとする。
【0010】この構成によると、制御手段において目的地までの車両の走行の誘導経路を設定するとき、記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を車両が通過するように出発時刻が報知されるので、その報知された出発時刻に車両が出発すれば、スムーズに通行料金割引時間帯内に有料道路を通過できるようになり、この場合も目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0011】請求項3の発明では、同様に、目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する制御手段を備えた車両用ナビゲーション装置として、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、車両の誘導経路の設定時に、車両が上記記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯内に有料道路を通過する経路の有無を報知するものとする。
【0012】このことで、制御手段において目的地までの車両の走行の誘導経路を設定するとき、記憶手段に記憶された通行料金割引時間帯に有料道路を通過する誘導経路があるかどうかが報知されるので、その報知された有料道路経由の誘導経路の有無に基づいて車両の乗員が誘導経路を設定することができ、目的地までの誘導経路の設定時の利便性を高めることができる。
【0013】請求項4の発明では、上記請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、車両が通行料金割引時間帯内に有料道路の入口及び出口料金所を通過するように車両の走行の経路誘導を行うものとする。このことで、車両の走行の経路誘導時に車両が有料道路を通過するときには、有料道路に対しその通行料金割引時間帯内に入口料金所から入って出口料金所から出る利用形態が得られ、車両を確実に通行料金割引時間帯内に有料道路を通過させることができる。
【0014】請求項5の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、目的地までの時間が最も短い最短時間経路に関する情報と、目的地まで通行料金割引時間帯に有料道路を通過して誘導する割引料金経路に関する情報とを料金と共に報知して上記最短時間経路又は割引料金経路のいずれかを選択可能に構成されているものとする。こうすると、目的地までの車両の誘導経路として最短時間経路又は割引料金経路のいずれかを必要に応じて選択することができ、ナビゲーション装置の使用時の利便性を高めることができる。
【0015】請求項6の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路の入口料金所を通過する時刻が該有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻以前となると予想されるときには、該予想情報を報知するように構成されているものとする。こうすれば、経路誘導中に車両が通行料金割引時間帯の開始時刻以前に有料道路の入口料金所を通過することを未然に回避でき、有料道路の通行料金割引の適用を確実に受けることができる。
【0016】その場合、請求項7の発明では、上記制御手段は、予想情報と共に、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻までの時間を消費可能な施設に関する情報を報知するように構成されているものとする。この情報を基に、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻まで施設で時間を消費すればよく、ナビゲーション装置の利便性を高めることができる。
【0017】請求項8の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が通行料金割引時間帯内に有料道路のパーキングエリアに停車したとき、上記割引時間帯の終了時刻に出口料金所を通過するようにパーキングエリアからの出発時刻を報知するものとする。このことで、経路誘導中の車両が通行料金割引時間帯内に有料道路のパーキングエリアに停車した後に出発するとき、報知された出発時刻に出発すればよく、スムーズにかつ確実に通行料金割引時間帯内に有料道路を通過して出口料金所から出ることができ、目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0018】請求項9の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路の出口料金所を通過する時刻が該有料道路の通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなると予想されるときには、該予想情報を報知するように構成されているものとする。このように、経路誘導中の車両が有料道路の出口料金所を通過する時刻が通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなる予想情報が報知されるので、その情報に基づいて、例えば上記出口料金所よりも1つ手前の出口料金所で有料道路から出て通行料金の割引適用を維持する等の選択をできるようになり、ナビゲーション装置の利便性を高めることができる。
【0019】請求項10の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路を通過する時間帯が通行料金割引時間帯とは異なると予想されるときには、目的地への車両の新たな誘導経路を設定するように構成されているものとする。こうすれば、通行料金割引時間帯外に有料道路を通過して通行料金割引が受けられなくなる状態を未然に防止することができ、ナビゲーション装置の利便性を高めることができる。
【0020】請求項11の発明では、請求項1〜10のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両が有料道路を通過しているときに通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所を報知するように構成されているものとする。このことで、報知された最遠の出口料金所又はそれよりも手前の出口料金所のいずれかから有料道路を出れば通行料金の割引適用を受け得ることが容易に判るようになり、ナビゲーション装置の利便性を高めることができる。
【0021】請求項12の発明では、請求項1〜11のいずれか1つの車両用ナビゲーション装置において、制御手段は、経路誘導中の車両の現在位置が有料道路の入口料金所近くにあるときに、該入口料金所から有料道路に入ったときの通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とを報知するように構成されているものとする。こうすると、仮に車両が入口料金所から有料道路に入った場合の通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とが容易に判明することとなり、ナビゲーション装置の利便性を高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図8は本発明の実施形態に係る車両用ナビゲーション装置Aの全体構成を示し、1は制御手段としてのナビゲーションCPUで、このCPU1には、衛星からの電波を受信して車両の現在位置を測位するGPSセンサ2と、車両の移動方向(方位)を検出するジャイロセンサ3と、車両の走行移動量を検出する車速センサ4と、各種の情報を車両の乗員に表示により報知するディスプレイ5と、各種の情報を車両の乗員に音声により報知するスピーカ6と、地図情報を記憶しているCD−ROM等のROM8と、各種の情報を記憶する記憶手段としてのRAM9と、各種の操作を行うための複数の操作スイッチ11と、車両外部に対し各種情報を入力するための携帯電話機13とが接続されている。
【0023】上記ナビゲーションCPU1における信号処理動作は以下に説明するように行われる。すなわち、図1は処理動作のメインルーチンを示し、このメインルーチンでは、最初に、車両の現在位置を測定する現在位置測位ルーチンR1を実行し、次に携帯電話機13を経由して有料道路についての通行料金の割引時間の情報を更新する割引時間更新ルーチンR2を行い、車両の現在位置をROM8からの地図と共にディスプレイ5に表示する現在位置表示ルーチンR3を行い、さらに、目的地までの車両の誘導経路を設定するための誘導経路設定ルーチンR4を実行し、最後に、上記誘導経路設定ルーチンR4で設定された目的地までの車両の誘導経路をROM8からの地図と共にディスプレイ5に表示する誘導経路表示ルーチンR5を実行した後、リターンする。
【0024】上記各ルーチンR1〜R5について詳細に説明する。尚、現在位置表示ルーチンR3は公知の処理動作であるので説明せず、ここでは現在位置測位ルーチンR1、割引時間更新ルーチンR2、誘導経路設定ルーチンR4及び誘導経路表示ルーチンR5のみについて説明する。
【0025】(現在位置測位ルーチンR1)まず、現在位置測位ルーチンR1においては、図2に示すように、最初のステップS1でGPSセンサ2によりGPS信号を受信したか否かを判定する。この判定が受信なしのNOのときには、ステップS2において上記車速センサ4から車両の走行移動量を、また次のステップS3でジャイロセンサ3から車両の移動方向をそれぞれ検出し、ステップS4では上記車両の走行移動量と移動方向とから移動座標(x,y)を検出する。次のステップS5では、上記ステップS4で検出した移動座標(x,y)を前回の車両の現在位置座標(X,Y)に加えて該現在位置座標(X,Y)を更新し、ステップS6では上記車両の現在位置をマップマッチングにより補正する。この後、ステップS7で上記車両の現在位置座標(X,Y)を上記RAM9に更新して記憶させた後に終了する。一方、上記ステップS1の判定が受信ありのYESのときには、ステップS8においてGPS信号から車両の現在位置座標(X,Y)を測位した後に終了する。
【0026】(割引時間更新ルーチンR2)割引時間更新ルーチンR2においては、図3に示すように、最初のステップS11で上記操作スイッチ11に対する所定の操作、つまり携帯電話機13をかける操作があったかどうかを判定する。この判定が操作なしのNOのときにはそのまま終了するが、操作ありのYESのときには、ステップS12において携帯電話機13により所定の施設(例えば道路公団やそのサービス機関等)に電話をかけ、ステップS13で上記施設から有料道路とその通行料金の割引時間帯(例えば図9に示すように午前2時から午前5時までの時間帯)との各情報をダウンロードする。次のステップS14では、上記ダウンロードした有料道路及び通行料金割引時間帯の各情報を上記RAM9に記憶させ、しかる後に終了する。
【0027】(誘導経路設定ルーチンR4)上記誘導経路設定ルーチンR4においては、図4及び図5に示すように、最初のステップS21により上記操作スイッチ11に対する所定の操作、例えば目的地までの車両の誘導経路の設定やその解除、目的地の設定やその解除等を行う操作があったか否かを判定する。この判定が操作なしのNOのときにはそのまま終了するが、操作ありのYESのときには、ステップS22において上記操作が目的地を解除する操作かどうかを判定し、この判定がYESのときにはステップS23に進んで目的地をクリアし、ステップS24においてフラグKをK=0にクリアしてから終了する。上記フラグKは、車両の誘導経路が目的地までの時間の最も短い最短時間経路又は目的地まで有料道路をその通行料金割引時間帯に通過して誘導する割引料金経路を識別するために立てられるもので、後述する如く(ステップS48〜S56参照)、K=1のときには最短時間経路を、またK=2のときには割引料金経路をそれぞれ選択し、K=0のクリア時にはいずれの経路をも選択せずに誘導経路自体を設定していないことを表している。
【0028】上記ステップS22の判定がNOのときには、ステップS25に進んで上記操作が車両の誘導経路自体を解除する操作か否かを判定し、この判定がYESのときには上記ステップS24に進んでフラグKをK=0にクリアしてから終了する。
【0029】上記ステップS25の判定がNOのときには、ステップS26において今度は上記操作が車両の目的地を設定するものか否かを判定し、この判定がNOのときにはそのまま終了する一方、判定がYESのときには、ステップS27において目的地の入力の指示をディスプレイ5に表示しかつスピーカ6により音声で出力させる。次のステップS28では目的地の入力があったかどうかを判定して、この入力があるまでステップS27,S28を繰り返し、入力によりステップS28の判定がYESになると、ステップS29に進み、上記割引時間更新ルーチンR2で記憶された有料道路及びその通行料金割引時間帯をRAM9から読み出し、ステップS30において、今仮に車両が上記目的地に出発した場合に有料道路を利用した最速経路である最短時間経路(a)を検索する。
【0030】次のステップS31では上記最速誘導経路(a)があったかどうかを判定し、ここで経路無しのNOと判定されると、そのままステップS37に進むが、経路ありのYESと判定されると、ステップS32に進んで上記有料道路における料金所の形態を判定する。この判定が入口料金所又は出口料金所の一方の「1料金所」であるときには、ステップS33において、その1つの料金所を通行料金割引時間帯内に通過する最早出発時刻を検出し、次のステップS34で上記出発時刻を規定する最短時間経路(a′)を設定した後に上記ステップS37に進む。
【0031】一方、ステップS32の判定が入口料金所又は出口料金所の双方の「2料金所」であるときには、ステップS35において、該入口及び出口料金所を通行料金割引時間帯内に通過する最早出発時刻を検出し、次のステップS36で上記出発時刻を規定する最短時間経路(a′)を設定した後に上記ステップS37に進む。
【0032】上記ステップS37では、上記有料道路を使わない最短時間経路(b)を検索し、次のステップS38では、上記有料道路を利用しかつ上記2つの最短時間経路(a)及び(b)の中間程度の料金を使う中間経路(c)を検索する。この後、ステップS39において上記中間経路(c)の有無を判定し、この判定が経路なしのNOと判定されるとそのままステップS45に進むが、経路ありのYESと判定されると、ステップS40に進んで、上記と同様に上記有料道路における料金所の形態を判定する。この判定が「1料金所」であるときには、ステップS41において、該1つの料金所を通行料金割引時間帯内に通過する最早出発時刻を検出し、次のステップS42で上記出発時刻に関して最短時間経路(c′)を設定した後に上記ステップS45に進む。
【0033】一方、ステップS40の判定が「2料金所」であるときには、ステップS43において、該入口及び出口料金所を通行料金割引時間帯内に通過する最早出発時刻を検出し、次のステップS44で上記出発時刻に関して最短時間経路(c′)を設定した後に上記ステップS45に進む。
【0034】上記ステップS45では、現在出発して割引時間帯内に有料道路を利用する経路(d′)(割引時間帯外では非有料道路を用いる経路)を検索する。次いで、ステップS46において上記各経路(a)、(a′)、(b)、(c)、(c′)、(d)を各々の有料道路についての通行時間、その通行料金、出発時刻、目的地への到着時刻と共にディスプレイ5に表示する。この後、ステップS47において上記各経路(a)、(a′)、(b)、(c)、(c′)、(d)の中から1つの経路の選択指示をディスプレイ5に表示しかつスピーカ6により音声で出力させ、次のステップS48では上記1つの経路の選択があったかどうかを判定する。そして、このステップS48の判定が最短時間経路(a)の選択のときには、ステップS49に進んで該最短時間経路(a)をRAM9に記憶させた後、また最短時間経路(b)の選択のときには、ステップS50に進んで該最短時間経路(b)をRAM9に記憶させた後、さらに中間経路(c)の選択のときには、ステップS51に進んで該中間経路(c)をRAM9に記憶させた後、それぞれステップS52に進み、上記フラグKをK=1にセットした後に終了する。以上のステップS49〜S51の選択では、コストを考慮しないで目的地に到達できる誘導経路を選択することとなる。
【0035】これに対し、ステップS48の判定が最短時間経路(a′)の選択のときには、ステップS53に進んで該最短時間経路(a′)をRAM9に記憶させた後、また最短時間経路(c′)の選択のときには、ステップS54に進んで該最短時間経路(c′)をRAM9に記憶させた後、さらに経路(d)の選択のときには、ステップS55に進んで該経路(d)をRAM9に記憶させた後、それぞれステップS56に進み、上記フラグKをK=2にセットした後に終了する。以上のステップS53〜S55の選択では、安いコストで目的地に到達できる誘導経路を選択している。
【0036】(誘導経路表示ルーチンR5)上記誘導経路表示ルーチンR5においては、図6及び図7に示すように、まず、ステップS61で車両の現在位置をRAM9から読み出し、次のステップS62で車両の現在位置を含む地図情報をROM8から読み出し、ステップS63では上記読み出した車両の現在位置と共に地図をディスプレイ5に表示する。この後のステップS64では、車両の現在位置が有料道路の入口料金所の近くか否かを判定し、この判定が入口料金所の近くではないNOのときには、そのままステップS66に進むが、入口料金所近くのYESのときには、ステップS65において入口料金所における通行料金割引時間帯の適用情報とその割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所名(インタチェンジ名)とをディスプレイ5に表示した後に上記ステップS66に進む。
【0037】上記ステップS66では上記フラグKを判定し、ここでフラグKがK=0と判定されたときには、ステップS67に進んで車両が有料道路を走行しているかどうかを判定する。この判定が有料道路の走行中のYESのときには、ステップS68において通行料金の割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所名をRAM9から読み出してそれらを識別可能にディスプレイ5に表示した後、また判定が有料道路の非走行中のNOのときにはそのままそれぞれ終了する。
【0038】上記ステップS66の判定がK=1のときにはステップS69に進み、上記誘導経路設定ルーチンR4においてRAM9に記憶された経路(経路(a)(b)、(c)のうちの1つ)をディスプレイ5の地図上に表示し、次のステップS70で車両の現在位置が有料道路の出口料金所(有料道路の形態が「1料金所」である場合には該料金所)の手前にあるかどうかを判定する。この判定が出口料金所の手前でないNOのときにはそのまま終了するが、YESのときには、ステップS71に進んで該出口料金所の通過予定時刻を演算し、ステップS72で、上記ステップS68と同様に、通行料金の割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所名をRAM9から読み出してそれらを識別可能にディスプレイ5に表示した後に終了する。
【0039】また、上記ステップS66の判定がK=2のときにはステップS73に進み、上記ステップS64と同様に誘導経路設定ルーチンR4においてRAM9に記憶された経路(経路(a′)、(c′)、(d)のうちの1つ)をディスプレイ5の地図上に表示し、次のステップS74で車両の現在位置が有料道路の出口料金所(又は1つの料金所)の手前にあるか否かを判定し、この判定が出口料金所の手前でないNOのときにはそのまま終了するが、出口料金所の手前のYESのときには、ステップS75において該出口料金所の通過予定時刻を演算し、ステップS76において、通行料金の割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所名をRAM9から読み出してそれらを識別可能にディスプレイ5に表示した後にステップS77に進む。
【0040】上記ステップS77では、有料道路の出口料金所(又は1つの料金所)までの距離と法定速度と渋滞の情報とから出口料金所を通過する予定時刻を演算して、その予定時刻が割引時刻、つまり通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなると予想されるかどうかを判定する。このステップS77の判定がYESのときには、ステップS78に進んでその旨、つまり上記出口料金所(又は1つの料金所)の通過予定時刻が割引時刻から遅れる旨の予想情報をディスプレイ5の表示及び/又はスピーカ6からの音声により報知するとともに、割引があるとき及びないときの各通行料金と、誘導経路の再設定の指示とをディスプレイ5に表示する。この後のステップS79では、上記誘導経路の再設定の操作がなされたかどうかを判定し、この判定が再設定操作なしのNOのときにはそのまま、また判定が再設定操作ありのYESのときには、ステップS80に進んで誘導経路設定ルーチンを実行した後、それぞれステップS81に進む。この誘導経路設定ルーチンは基本的に上記図4及び図5に示すものR4と同じルーチンであるが、そのうちの目的地を入力するためのステップS26〜S28は省略されている。
【0041】上記ステップS81では、今度は逆に上記誘導経路の非再設定操作があるかどうかを判定し、この判定が非再設定操作なしのNOのときにはそのまま、また非再設定操作ありのYESのときにはステップS82でフラグKをK=1にセットした後、それぞれ終了する。
【0042】上記出口料金所(又は1つの料金所)の通過予定時刻が割引時刻から遅れないと予想されてステップS77の判定がNOであると、ステップS83に進み、車両の現在位置が有料道路の入口料金所(又は1つの料金所)の手前にあるか否かを判定する。ここでYESと判定されると、ステップS84に進み、該入口料金所(又は1つの料金所)までの距離と法定速度と渋滞の情報とから入口料金所を通過する予定時刻を演算して、その予定時刻が割引時刻、つまり通行料金割引時間帯の開始時刻よりも早くなると予想されるかどうかを判定する。この判定がYESのときには、ステップS85に進んでその旨、つまり上記入口料金所(又は1つの料金所)の通過予定時刻が割引時刻よりも早くなる旨の予想情報をディスプレイ5の表示及び/又はスピーカ6からの音声により報知するとともに、割引があるとき及びないときのの各通行料金と、誘導経路の再設定の指示と、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻までの時間を消費可能(時間潰し可能)な施設に関する情報とをディスプレイ5に表示する。
【0043】この後、ステップS86において車両が停車しているか否かを判定し、この判定がYESのときには、通行料金割引時間帯の開始時刻まで現在位置で停車させて待っていると見倣し、ステップS87において、車両が上記有料道路の入口料金所(又は1つの料金所)を上記割引時刻(通行料金割引時間帯の開始時刻)後に通過する最も早い出発時刻をディスプレイ5の表示やスピーカ6の音声で報知した後にステップS88に進む。また、ステップS86の判定がNOのときには、そのままステップS88に進む。
【0044】上記ステップS88では、上記誘導経路の再設定の操作がなされたかどうかを判定し、この判定が再設定操作なしのNOのときにはそのまま、また判定が再設定操作ありのYESのときには、ステップS89に進んで誘導経路設定ルーチンを実行した後、それぞれステップS90に進む。この誘導経路設定ルーチンは基本的に上記図4及び図5に示すものR4と同じルーチンで、目的地を入力するためのステップS26〜S28は省略されている。上記ステップS90では、上記誘導経路の非再設定操作があるかどうかを判定し、この判定が非再設定操作なしのNOのときにはそのまま、また非再設定操作ありのYESのときにはステップS91でフラグKをK=1にセットした後、それぞれ終了する。
【0045】上記ステップS83の判定がNOのとき、又は上記入口料金所(又は1つの料金所)の通過予定時刻が割引時刻よりも早くならないと予想されてステップS84の判定がNOであるときには、いずれもステップS92に進み、車両が有料道路を走行しているかどうかを判定する。この判定が有料道路の非走行中のNOのときにはそのまま終了するが、有料道路の走行中のYESのときには、ステップS93において車両が停車しているかどうかを判定する。この判定がNOのときには終了するが、YESのときには車両は有料道路のパーキングエリア等に停止していると見倣し、ステップS94において、車両が有料道路の出口料金所(又は1つの料金所)を割引時刻(通行料金割引時間帯の終了時刻)前に通過する最も遅い出発時刻をディスプレイ5の表示やスピーカ6の音声で報知した後に終了する。
【0046】したがって、この実施形態においては、携帯電話機13により所定の施設(道路公団やそのサービス機関等)から有料道路と、例えば図9に示すように午前2時から午前5時までの通行料金割引時間帯との情報がダウンロードされてRAM9に記憶される。
【0047】この後、目的地までの車両の誘導経路を設定するとき、その目的地の入力により、上記有料道路の通行料金割引を利用せずにコストを無視した経路(a)、(b)、(c)と、上記通行料金割引時間帯の有料道路を利用して安いコストで目的地に到達できる経路(a′)、(c′)、(d)とが検索されてディスプレイ5に表示され、これらの1つを選択することで誘導経路が設定される。
【0048】そして、上記安いコストで目的地に到達できる経路(a′)、(c′)、(d)の1つを設定して目的地に向かって車両が出発すると、上記設定された誘導経路により通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように車両の走行の経路誘導が行われる。このように自動的に、目的地までの車両の走行の経路が通行料金割引時間帯に有料道路を通過するように誘導されるので、目的地までの車両の走行誘導を有料道路を、低い料金で利用したコストミニマムで達成することができる。
【0049】また、この実施形態においては、上記のように目的地までの車両の走行の誘導経路を設定するとき、上記各誘導経路(a)、(b)、(c)、(a′)、(c′)、(d)についての出発時刻が有料道路の通行時間、その通行料金、目的地への到着時刻と共にディスプレイ5の表示により報知される。そのうち、上記経路(a′)、(c′)、(d)についての出発時刻は通行料金割引時間帯に有料道路を車両が通過するように決定されているので、その報知された出発時刻に車両が出発すれば、スムーズに通行料金割引時間帯内に有料道路を通過できるようになり、このことによっても目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0050】しかも、こうして目的地までの車両の誘導経路の設定時に、通行料金割引時間帯に有料道路を通過する誘導経路があるかどうかがディスプレイ5での表示により報知されるので、その報知された有料道路経由の誘導経路の有無に基づいて車両の乗員が誘導経路を選択により設定することができ、目的地までの誘導経路の設定時の利便性を高めることができる。
【0051】さらに、目的地までの時間が最も短い最短時間経路(a)、(b)、(c)、及びそれに関する有料道路の通行時間、出発時刻、目的地への到着時刻等の情報と、上記目的地まで有料道路をその通行料金割引時間帯に通過して誘導する割引料金経路(a′)、(c′)、(d)、及びそれに関する同様の情報とが各有料道路の通行料金と共に報知されて、これら上記最短時間経路(a)、(b)、(c)又は割引料金経路(a′)、(c′)、(d)のいずれかを選択可能であるので、目的地までの車両の誘導経路として上記最短時間経路又は割引料金経路のいずれかを必要に応じて選択すればよく、ナビゲーション装置Aの使用時の利便性を高めることができる。
【0052】また、上記有料道路の料金所形態が入口及び出口料金所の「2料金所」である場合、これらの入口及び出口料金所を車両が通行料金割引時間帯内に通過するように車両の経路誘導が行われるので、車両の走行の経路誘導時に車両が上記料金所形態の有料道路を通過するときには、通行料金割引時間帯内に有料道路に入口料金所から入って出口料金所から出る利用形態が得られ、車両を確実に通行料金割引時間帯内に有料道路を通過させることができる。
【0053】また、車両の経路誘導中に有料道路の入口料金所(又は1つの料金所)を通過する時刻が該有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻以前となると予想されるときには、その旨がディスプレイ5の表示及びスピーカ6の音声の少なくとも一方により報知されるので、車両の経路誘導中に通行料金割引時間帯の開始時刻以前に有料道路の入口料金所を通過することを未然に回避でき、有料道路の通行料金割引の適用を確実に受けることができる。
【0054】その際、上記入口料金所を通過する時刻が通行料金割引時間帯の開始時刻以前となる旨の予想情報と共に、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻までの時間を消費可能な施設の情報も併せて報知されるので、通行料金割引時間帯の開始時刻まで報知情報の施設で時間を消費すればよく、ナビゲーション装置Aの利便性を高めることができる。
【0055】また、経路誘導中の車両が通行料金割引時間帯内に有料道路のパーキングエリアに停車したときには、上記割引時間帯の終了時刻に出口料金所(又は1つの料金所)を通過するようにパーキングエリアからの出発時刻が報知されるので、そのパーキングエリアに停車した後に出発するとき、報知された出発時刻に出発すればスムーズにかつ確実に通行料金割引時間帯内に有料道路を通過して出口料金所から出ることができ、目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0056】さらにまた、経路誘導中の車両が有料道路の出口料金所(又は1つの料金所)を通過する時刻が通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなると予想されるときには、その旨がディスプレイ5の表示及びスピーカ6の音声の少なくとも一方により報知されるので、その情報に基づいて、例えば予定の出口料金所よりも1つ手前の出口料金所で有料道路から出て通行料金の割引適用を維持する等の選択ができ、ナビゲーション装置Aの利便性を高めることができる。
【0057】また、経路誘導中の車両が有料道路を通過する時間帯が通行料金割引時間帯とは異なると予想されるときには、目的地への車両の新たな誘導経路を設定できるので、通行料金割引時間帯外に有料道路を通過して通行料金割引が受けられなくなる状態を未然に防止でき、ナビゲーション装置Aの利便性を高めることができる。
【0058】加えて、経路誘導中の車両が有料道路を通過しているときに通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所が報知されるので、その最遠の出口料金所又はそれよりも手前の出口料金所のいずれかから有料道路を出れば通行料金割引を受け得ることが容易に判明し、ナビゲーション装置Aの利便性を高めることができる。
【0059】また、経路誘導中の車両の現在位置が有料道路の入口料金所近くにあるときに、該入口料金所から有料道路に入ったときの通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とがディスプレイ5の表示により報知されるので、車両がその入口料金所から有料道路に入った場合の通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とが容易に判明し、ナビゲーション装置Aの利便性を高めることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1の発明によれば、目的地までの車両の走行を誘導経路に沿って誘導する車両用ナビゲーション装置に対し、有料道路の通行料金割引時間帯を記憶しておき、その通行料金割引時間帯に車両が有料道路を通過するようその走行の経路誘導を行うようにしたことにより、通行料金割引時間帯に有料道路を利用できるように自動的に車両の走行の経路を誘導でき、目的地までの車両の走行誘導を有料道路の利用によるコストミニマムで達成することができる。
【0061】請求項2の発明によれば、車両の誘導経路の設定時に、記憶された通行料金割引時間帯に車両が有料道路を通過するよう出発時刻を報知するようにしたことにより、その報知された出発時刻の出発によりスムーズに通行料金割引時間帯内に有料道路を通過させることができ、目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0062】請求項3の発明によると、車両の誘導経路の設定時に、記憶された通行料金割引時間帯内に車両が有料道路を通過する経路の有無を報知するようにしたことにより、報知された有料道路経由の誘導経路に基づいて誘導経路を設定して、目的地までの誘導経路の設定時の利便性の向上を図ることができる。
【0063】請求項4の発明によると、車両が通行料金割引時間帯内に有料道路の入口及び出口料金所を通過するよう車両の経路誘導を行うようにしたことにより、車両の走行の経路誘導時に車両を通行料金割引時間帯内に確実に有料道路を通過させることができる。
【0064】請求項5の発明によると、目的地までの時間が最も短い最短時間経路に関する情報と、目的地まで通行料金割引時間帯に有料道路を通過して誘導する割引料金経路に関する情報とを料金と共に報知して両経路のいずれかを選択可能にしたことにより、目的地までの車両の誘導経路としていずれかの経路を必要に応じて選択でき、ナビゲーション装置の使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0065】請求項6の発明によれば、経路誘導中の車両が有料道路の入口料金所を通過する時刻が通行料金割引時間帯の開始時刻以前となると予想されるときにその情報を報知するようにしたことにより、車両が経路誘導中に通行料金割引時間帯の開始時刻以前に有料道路の入口料金所を通過することを未然に回避して、有料道路の通行料金割引を確実に受けることができる。
【0066】請求項7の発明によれば、上記予想情報と共に、有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻までの時間を消費可能な施設に関する情報を報知するようにしたことにより、この報知された施設で有料道路の通行料金割引時間帯の開始時刻まで時間を消費させて、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
【0067】請求項8の発明によると、経路誘導中の車両が通行料金割引時間帯内に有料道路のパーキングエリアに停車したとき、割引時間帯の終了時刻に出口料金所を通過するようにパーキングエリアからの出発時刻を報知するようにしたことにより、車両のパーキングエリアからの適正な出発時刻を報知して、車両をスムーズにかつ確実に通行料金割引時間帯内に有料道路を通過させることができ、目的地までの車両の走行誘導をコストミニマムで達成することができる。
【0068】請求項9の発明によると、経路誘導中の車両が有料道路の出口料金所を通過する時刻が通行料金割引時間帯の終了時刻よりも遅くなると予想されるときに、その情報を報知するようにしたことにより、予定の出口料金所よりも1つ手前の出口料金所で有料道路から出て通行料金の割引を維持する等の選択ができ、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
【0069】請求項10の発明によれば、経路誘導中の車両が有料道路を通過する時間帯が通行料金割引時間帯とは異なると予想されるときに目的地への新たな誘導経路を設定するようにしたことにより、通行料金割引時間帯外に有料道路を通過して通行料金割引が受けられなくなる状態を未然に防止して、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
【0070】請求項11の発明によると、経路誘導中の車両が有料道路を通過しているときに通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所を報知するようにしたことにより、通行料金割引の適用を受け得る出口料金所が容易に判り、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
【0071】請求項12の発明によれば、経路誘導中の車両の現在位置が有料道路の入口料金所近くにあるときに、その入口料金所から有料道路に入ったときの通行料金割引の情報と、通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とを報知するようにしたことにより、車両が有料道路の入口料金所に近付いたときに、通行料金割引の情報と通行料金割引時間帯内に通過可能な最遠の出口料金所とを容易に判明でき、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
【出願日】 平成11年7月30日(1999.7.30)
【代理人】 【識別番号】100077931
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 弘 (外1名)
【公開番号】 特開2001−41760(P2001−41760A)
【公開日】 平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願番号】 特願平11−217205