| 【発明の名称】 |
移動体監視法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗村 浩二
【氏名】岡村 晋
【氏名】原 英一
【氏名】村田 治
【氏名】正嶋 博
【氏名】鵜沼 宗利
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| 【要約】 |
【課題】通信回線の利用効率を向上させると共に、状態情報を取得できない場合でもその直前の状態を監視することが可能な技術を提供する。
【解決手段】携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視方法において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積するステップと、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信するステップと、携帯端末装置に蓄積された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視するステップとを有するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視方法において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積するステップと、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信するステップと、携帯端末装置に蓄積された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視するステップとを有することを特徴とする移動体監視方法。 【請求項2】 携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視方法において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積するステップと、状態情報が取得されない場合に、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信するステップと、携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視するステップとを有することを特徴とする移動体監視方法。 【請求項3】 状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する際に、当該状態情報が取得された日時を表示することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載された移動体監視方法。 【請求項4】 携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視方法において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置から監視装置へ送信するステップと、携帯端末装置から送信された状態情報を履歴として監視装置に蓄積し、監視装置に蓄積された状態情報が示す移動体の移動傾向から移動体の現在位置を推測するステップとを有することを特徴とする移動体監視方法。 【請求項5】 携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視システムにおいて、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積する状態情報蓄積処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信する状態情報送信処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する監視処理部とを備えることを特徴とする移動体監視システム。 【請求項6】 移動体の状態を示す状態情報を監視装置に送信する携帯端末装置において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積する状態情報蓄積処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信する状態情報送信処理部とを備えることを特徴とする携帯端末装置。 【請求項7】 携帯端末装置から送信された状態情報を受信して移動体の状態を監視する監視装置において、携帯端末装置に蓄積された状態情報を受信して移動体の状態を監視する監視処理部を備えることを特徴とする監視装置。 【請求項8】 携帯端末装置から送信された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する移動体監視システムとしてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積する状態情報蓄積処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信する状態情報送信処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を監視装置で受信して移動体の状態を監視する監視処理部としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。 【請求項9】 移動体の状態を示す状態情報を監視装置に送信する携帯端末装置としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、移動体の状態を示す状態情報を取得して携帯端末装置内に蓄積する状態情報蓄積処理部と、携帯端末装置に蓄積された状態情報を携帯端末装置から監視装置へ送信する状態情報送信処理部としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。 【請求項10】 携帯端末装置から送信された状態情報を受信して移動体の状態を監視する監視装置としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、携帯端末装置に蓄積された状態情報を受信して移動体の状態を監視する監視処理部としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は移動体の状態を監視する移動体監視システムに関し、特にGPSを利用して得られた位置情報を送受信して対象者の位置を監視する移動体監視システムに適用して有効な技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、徘徊老人や子供または車両等の移動する人や物の現在位置を調べて知らせるものとして、GPS(Global Positioning System)等を利用したシステムが考えられている。例えば、装置自体の消費電力を削減し、より携帯しやすい小型軽量の携帯型GPS測位装置を使用するGPS測位システムについては特開平11−23690号公報に記載されており、また、GPS衛星からの信号を直接受信することができない場所でも被位置検出移動体の位置を検出し携帯端末を安価でかつ小型化する移動体位置検出システム及び移動体位置検出装置については特開平10−253736号公報に記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来のシステムにおいて対象者の位置を常時監視する場合には、対象者が携帯する携帯端末装置と対象者の監視を行う監視装置との間に常時通信回線を確立する必要がある為、対象者の位置を監視する際に通信回線を確立する為のリソースを常時占有して用いる必要があり、通信回線の利用効率が低下したり、通信コストが上昇するという問題がある。 【0004】また前記従来のシステムにおいて、必要に応じて携帯端末装置と監視装置との間に通信回線を確立して対象者の位置を監視した場合には、通信回線の利用効率の低下や通信コストの上昇を抑えることができるが、通信回線を確立したときに対象者がGPSの信号を受信できない建物内等のエリアにいた場合には対象者の位置情報を取得することができない為、監視装置で対象者の位置を監視できない状態が発生するという問題がある。 【0005】本発明の目的は上記問題を解決し、通信回線の利用効率を向上させると共に、状態情報を取得できない場合でもその直前の状態を監視することが可能な技術を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、移動体の状態を監視する移動体監視システムにおいて、移動体の状態情報を携帯端末装置に蓄積した後に監視装置へ送信するものである。 【0007】本発明において移動体として人間を想定した場合、その対象者は対象者の現在位置や歩行中または停止中等の動作状況を示す状態情報を監視装置へ送信する携帯端末装置を携帯し、対象者の状態を監視する監視装置を監視センタに設置しておく。 【0008】対象者が携帯する携帯端末装置は、特定の時間が経過する等の所定の条件になると対象者の状態情報を取得できるかどうかを調べ、対象者の位置や動作状況を示す状態情報がGPS受信機や体動センサから取得できた場合には、取得された状態情報を携帯端末装置内のメモリに蓄積する。 【0009】監視センタに設置されている監視装置は、特定の時間が経過したり、オペレータからの指示が入力される等の所定の条件になると、監視中の対象者が携帯する携帯端末装置との間に通信回線を確立し、携帯端末装置に状態情報の送信を要求する。 【0010】状態情報の送信を要求された携帯端末装置は、携帯端末装置のメモリに蓄積している状態情報を読み出して監視装置に送信する。携帯端末装置から状態情報が送信されると、監視装置は送信された状態情報を受信し、受信した状態情報から得られる対象者の位置や動作状況を地図情報と併せて出力装置に表示する。 【0011】従来のシステムにおいて必要に応じて通信回線を確立して対象者の状態を監視した場合には、位置情報を取得できない建物内等のエリアに対象者が移動していたり、一時的に携帯端末装置を体から取り外していると、対象者の位置や動作状況を携帯端末装置で取得できず、対象者の状態の監視を監視装置側で行えないという問題があった。 【0012】前記の様に本発明では、携帯端末装置のメモリに蓄積された状態情報を受信して対象者の状態を監視するので、通信回線を確立したときに対象者の状態情報を取得できない場合でも、携帯端末装置のメモリに蓄積された状態情報を監視装置で受信し、対象者の状態情報が取得不可となる前の状態情報を得ることにより、対象者のその直前の位置や動作状況を知ることができる。 【0013】以上の様に本発明の移動体監視システムによれば、移動体の状態情報を携帯端末装置に蓄積した後に監視装置へ送信するので、通信回線の利用効率を向上させると共に、状態情報を取得できない場合でもその直前の状態を監視することが可能である。 【0014】 【発明の実施の形態】以下に監視される移動体として人間を想定し、その対象者が携帯する携帯端末装置に蓄積された位置情報を監視装置で受信して対象者の状態を監視する一実施形態の移動体監視システムについて説明する。 【0015】図1は本実施形態の移動体監視システムの概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の移動体監視システムは、携帯端末装置100と、携帯電話200と、監視装置300とを有している。 【0016】携帯端末装置100は、対象者によって携帯され、対象者の位置や動作状況を示す状態情報106を監視装置300へ送信する装置である。携帯電話200は、状態情報106を監視装置300へ送信する際に使用する通信機器である。監視装置300は、状態情報106を携帯端末装置100から受信し、受信した状態情報106により対象者の状態を監視する装置である。 【0017】携帯端末装置100は、制御装置101と、メモリ102と、携帯電話インタフェース103と、体動センサ104と、GPS受信機105と、状態情報106とを有している。 【0018】制御装置101は、携帯端末装置100全体の動作を制御する装置である。メモリ102は、携帯端末装置100全体の動作を制御する為の各種処理プログラムやデータを格納する記憶装置である。携帯電話インタフェース103は、携帯電話200を介して状態情報106を監視装置300へ送信する為のインタフェースである。 【0019】体動センサ104は、加速度センサにより対象者の移動方向や姿勢を検出してその検出データを出力したり、対象者の加速度変化により、歩行中、停止中または転倒中等の対象者の動作状況を推測して推測結果を出力するセンサである。 【0020】GPS受信機105は、GPS衛星からの信号を受信して対象者の位置を測定する装置である。状態情報106は、対象者の位置や、歩行中、停止中または転倒中等の対象者の動作状況を示す情報である。 【0021】また携帯端末装置100は、状態情報蓄積処理部110と、状態情報送信処理部111とを有している。 【0022】状態情報蓄積処理部110は、対象者の位置や動作状況を示す状態情報106をGPS受信機105や体動センサ104から取得し、監視装置300からの状態情報106の送信要求時に状態情報106を取得することができない状況になっている場合に備え、前記取得した状態情報106を携帯端末装置100内のメモリ102に蓄積しておく処理部である。 【0023】状態情報送信処理部111は、監視装置300からの状態情報106の送信要求時にGPS受信機105や体動センサ104から取得された状態情報106や、メモリ102に蓄積された状態情報106等、携帯端末装置100で最近取得された状態情報106を携帯端末装置100から監視装置300へ送信する処理部である。 【0024】携帯端末装置100を状態情報蓄積処理部110及び状態情報送信処理部111として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。 【0025】監視装置300は、制御装置301と、メモリ302と、通信インタフェース303と、入力装置304と、表示装置305と、状態情報格納部306とを有している。 【0026】制御装置301は、監視装置300全体の動作を制御する装置である。メモリ302は、監視装置300全体の動作を制御する為の各種処理プログラムやデータを格納する記憶装置である。通信インタフェース303は、携帯電話200を介して状態情報106を携帯端末装置100から受信する為のインタフェースである。 【0027】入力装置304は、監視装置300への操作指示を入力する装置である。表示装置305は、監視中の対象者の位置や動作状況を地図と共に表示する装置である。状態情報格納部306は、携帯端末装置100から受信した状態情報106を履歴として格納する記憶装置である。 【0028】また監視装置300は監視処理部310を有している。監視処理部310は、携帯端末装置100で最近取得された状態情報106を携帯端末装置100から受信して対象者の位置や動作状況を監視したり、携帯端末装置100から送信された状態情報106を履歴として監視装置300の状態情報格納部306に蓄積し、監視装置300に蓄積された状態情報106が示す対象者の移動傾向から対象者の現在位置を推測する処理部である。 【0029】監視装置300を監視処理部310として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。 【0030】図2は本実施形態の状態情報蓄積処理部110の処理手順を示すフローチャートである。ステップ201で携帯端末装置100の状態情報蓄積処理部110は、状態情報106を取得する条件が成立したかどうかを調べ、取得条件が成立した場合にはステップ202に進む。例えば一定の時間間隔で状態情報106の取得を行う場合には、前回の状態情報106の取得からの経過時間を調べ、所定の時間が経過している場合にステップ202に進む。なお、体動センサ104を利用し、対象者の移動を検出してから所定の時間が経過した後に、状態情報106を取得する条件が成立するものとしても良い。 【0031】ステップ202では、対象者の位置を示す位置情報の取得をGPS受信機105に要求する。GPS受信機105は、状態情報蓄積処理部110からの要求を受けるとGPS衛星から信号を受信して現在位置を示す位置情報を生成し、状態情報蓄積処理部110へ渡す。 【0032】本実施形態では、対象者が着用する衣服の背中上部等にGPSアンテナホルダを設けてGPS受信機105のアンテナを上方に配置し、GPS衛星からの信号をできるだけ良好に受信できる様にしているものとするが、GPS衛星からの信号を受信することができない建物内に対象者がいる場合等、所定の時間が経過してもGPS衛星からの信号が受信できないときには、GPS受信機105は、位置情報が生成できないことを示す応答を生成して状態情報蓄積処理部110へ渡すものとする。 【0033】ステップ203で状態情報蓄積処理部110は、GPS受信機105からの応答を受け取り、位置情報の取得に成功したかどうかを調べる。位置情報の取得に失敗した場合にはステップ205に進み、位置情報の取得に成功した場合にはステップ204に進む。ステップ204では、GPS受信機105から受け取った応答の中から位置情報を読み出し、前記読み出した位置情報を測定時刻と共に状態情報106としてメモリ102に蓄積してステップ205へ進む。 【0034】ステップ205では、対象者の動作状況を示す動作情報の取得を体動センサ104に要求する。体動センサ104は、状態情報蓄積処理部110からの要求を受けると加速度センサにより対象者の移動方向や姿勢を検出してその検出データを出力したり、または、対象者の加速度変化により、歩行中、停止中または転倒中等の対象者の動作状況を推測して推測結果を状態情報蓄積処理部110へ渡す。 【0035】本実施形態では、対象者が着用する衣服の背中部分等に携帯端末装置100を固定し、携帯端末装置100が容易に外れてしまわない様にしているものとするが、携帯端末装置100が対象者から一時的に取り外されている場合等、所定の時間が経過しても対象者の移動方向や姿勢を検出できないときには、体動センサ104は、動作情報が生成できないことを示す応答を生成して状態情報蓄積処理部110へ渡すものとする。なお、体動センサ104に加えて各種医療機器を接続し、脈拍等の身体情報を取得して動作情報と共に状態情報蓄積処理部110へ渡すものとしても良い。 【0036】ステップ206で状態情報蓄積処理部110は、体動センサ104からの応答を受け取り、動作情報の取得に成功したかどうかを調べる。動作情報の取得に失敗した場合にはステップ201へ戻り、動作情報の取得に成功した場合にはステップ207に進む。ステップ207では、体動センサ104から受け取った応答の中から動作情報を読み出し、前記読み出した動作情報を状態情報106としてメモリ102に蓄積してステップ201へ戻る。 【0037】図3は本実施形態の状態情報106の一例を示す図である。図3に示す様に携帯端末装置100の状態情報蓄積処理部110は、GPS受信機105や体動センサ104から取得した状態情報106として、位置や動作状況の測定を行った測定日付及び測定時刻と測定された座標値及び動作状況をメモリ102に順次蓄積する。 【0038】図3の例の様に、13時15分以降に対象者がGPS衛星からの信号を受信することができない建物内に移動すると、当該対象者がその建物内にいる間、新たな位置情報の蓄積は行われなくなるが、その建物内へ移動する直前の座標(x5,y5)が状態情報106として蓄積されており、監視装置300からの送信要求が行われたときに、前記建物内へ移動する直前の座標値を監視装置300へ送信することができる。 【0039】なおこの例では状態情報106をテーブルで表しているが、識別番号「n」の領域への蓄積を行った後、次の蓄積を行う際に識別番号「1」の領域に戻って蓄積を続行する様に格納場所を変更し、状態情報106をリング状の記憶領域に蓄積するものとしても良い。この様にリング状の記憶領域に状態情報106を蓄積することにより、記憶容量の限られた携帯端末装置100に最近の情報を優先して蓄積することができる。 【0040】図4は本実施形態の状態情報送信処理部111の処理手順を示すフローチャートである。ステップ401で状態情報送信処理部111は、携帯電話200及び携帯電話インタフェース103を介し、監視装置300からの着信があるかどうかを調べ、監視装置300から状態情報106の送信要求がある場合にはステップ402へ進む。 【0041】ステップ402では、状態情報蓄積処理部110に指示して最新の状態情報106の取得を要求する。ステップ403では、状態情報蓄積処理部110で最新の状態情報106が取得されたかどうかを調べ、最新の状態情報106が取得された場合にはステップ404へ進み、最新の状態情報106が取得されない場合にはステップ405に進む。 【0042】ステップ404では、メモリ102に蓄積された最新の情報を含む状態情報106を読み出して監視装置300へ送信した後、メモリ102上の送信済みの状態情報106を初期化してステップ401へ戻る。なおステップ404では、最新の状態情報106のみを監視装置300へ送信するものとしても良い。 【0043】ステップ405では、監視装置300からの送信要求以前にメモリ102に蓄積された状態情報106を読み出して監視装置300へ送信した後、メモリ102上の送信済みの状態情報106を初期化してステップ401へ戻る。 【0044】図5は本実施形態の監視処理部310の処理手順を示すフローチャートである。ステップ501で監視装置300の監視処理部310は、携帯端末装置100から状態情報106を受信する条件が成立したかどうかを調べ、受信条件が成立した場合にはステップ502に進む。 【0045】例えば一定の時間間隔で携帯端末装置100から状態情報106の受信を行う場合には、前回の状態情報106の受信からの経過時間を調べ、所定の時間が経過している場合にステップ502に進む。なお、入力装置304からオペレータの指示を受け付け、受け付けた指示が受信指示であるときに状態情報106を受信する条件が成立するものとしても良い。 【0046】ステップ502では、通信インタフェース303を介し、携帯端末装置100に接続された携帯電話200への発呼を行い、監視装置300と携帯端末装置100との間に通信回線を確立して、対象者の位置や動作状況を示す状態情報106の送信を携帯端末装置100に要求する。状態情報106の送信要求が監視装置300から携帯端末装置100に送られると、携帯端末装置100の状態情報送信処理部111により、携帯端末装置100から監視装置300へ状態情報106が送られる。 【0047】ステップ503では、携帯端末装置100から送信された状態情報106を受信し、ステップ504では、前記受信した状態情報106から得られる対象者の位置や動作状況を地図情報と共に表示装置305へ表示し、前記受信した状態情報106を履歴として状態情報格納部306へ蓄積してステップ501へ戻る。なお複数の対象者を監視する場合には、前記受信した状態情報106の蓄積を対象者毎に行うものとする。 【0048】図6は本実施形態の監視表示画面の一例を示す図である。図6に示す様に監視装置300の監視処理部310は、携帯端末装置100から状態情報106を受信すると、受信した状態情報106から得られる測定時刻、対象者の位置や動作状況を地図情報と共に表示装置305へ表示する。なお図6のP1、P2等の位置は、図3に示した識別番号「1」、「2」等の状態情報106に対応している。 【0049】図6では、監視装置300が13時30分に携帯端末装置100から受信した状態情報106から得られる対象者の位置や動作状況の変化を表しており、13時30分頃の対象者の位置が得られていないが、13時15分の位置P5以降の状態情報106が途絶えていることから、13時15分以降に対象者がGPS衛星からの信号を受信することができない建物Aまたは建物Bの内部に移動していることが予想される。 【0050】なお従来のシステムにおいて、例えば30分毎に通信回線を確立して対象者を監視した場合、通信回線を確立して状態情報106の送信要求を行った13時30分に対象者がGPS衛星からの信号を受信することができない建物Aまたは建物Bの内部に移動していると、対象者の位置を示す位置情報は全く得られないので、監視センタでは対象者の位置を見失ってしまう。 【0051】また、監視装置300では、ステップ504で状態情報格納部306に蓄積した状態情報106の履歴を参照して対象者の移動傾向を分析し、ある時点での対象者の現在位置を推測しても良い。例えば、図6に示した様な経路で頻繁に移動している対象者を監視している際に、携帯端末装置100や携帯電話200の遺失、電池の消耗または故障等により、その位置が確認できなくなった場合、状態情報格納部306に蓄積した状態情報106中の頻度から当該対象者が移動する可能性の高い経路として図6の経路を求め、図6の経路上に対象者がいるものと推測して対象者を捜索する際の手掛りとすることができる。なお本実施形態では、対象者がGPS衛星からの信号を受信することができない建物Aまたは建物Bの内部に移動していた場合でもその直前の状態情報106が得られるので、前記推測を行う際の精度を向上させることが可能である。 【0052】一方、携帯端末装置100で位置情報が取得されない場合には、メモリ102に蓄積されている状態情報106を参照して対象者の移動傾向を分析し、ある時点での対象者の現在位置を推測して監視装置300へ送信しても良い。 【0053】すなわち、図4のステップ401で監視装置300から状態情報106の送信要求を受信した後、ステップ402で最新の状態情報106の取得を要求し、ステップ403で最新の状態情報106が取得されなかった場合には、ステップ405で、監視装置300からの送信要求以前にメモリ102に蓄積していた状態情報106を読み出して、頻度の高い経路を求め、その経路上に対象者がいるものと推測してその経路上の幾つかの座標を、推測される現在位置として監視装置300へ送信する。なお、携帯端末装置100で現在位置を推測する場合には、ステップ404及びステップ405で送信済みの状態情報106の初期化を行わないものとする。 【0054】監視装置300では、携帯端末装置100で推測された現在位置を受信し、地図情報と共に表示装置305へ表示する。なお、携帯端末装置100及び監視装置300による現在位置の推測を併用し、両者の推測結果を表示装置305へ表示しても良い。 【0055】以上説明した様に本実施形態の移動体監視システムによれば、移動体の状態情報を携帯端末装置に蓄積した後に監視装置へ送信するので、通信回線の利用効率を向上させると共に、状態情報を取得できない場合でもその直前の状態を監視することが可能である。 【0056】 【発明の効果】本発明によれば移動体の状態情報を携帯端末装置に蓄積した後に監視装置へ送信するので、通信回線の利用効率を向上させると共に、状態情報を取得できない場合でもその直前の状態を監視することが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成11年6月30日(1999.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083552 【弁理士】 【氏名又は名称】秋田 収喜
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| 【公開番号】 |
特開2001−12965(P2001−12965A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−185526 |
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