| 【発明の名称】 |
ナビゲーションシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 孝
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| 【要約】 |
【課題】従来はサービスセンター、位置情報センターなどの交換機以外のシステムが必要で、規模が大きく、また、地図情報や地図のデータベースが必要なために、建造物、道路の変化等により左右され、地図情報の更新も必要である。
【解決手段】交換機1内にナビゲーションシステム部3が設けられている。任意の種類の電話加入者がナビゲーションシステム部3にアクセスすると、回線種別判断部32において、発信側電話の回線種別を特定し、位置情報部33がその回線種別に基づいて加入者の現在位置の緯度/経度の情報を入手する。また、アクセスした加入者が目的地の電話番号を入力する。目的地の電話番号が一般電話301又は公衆電話302のときは、加入者データベース332から目的地の緯度/経度の情報を入手する。方向・距離算出部34は、上記の各緯度/経度情報に基づいて、発信側加入者の現在位置から目的地までの方向・距離を算出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 交換機内にナビゲーションシステム部を備えたナビゲーションシステムであって、前記ナビゲーションシステム部は、発信側加入者及び着信側加入者の回線種別を判断する回線種別判断部と、回線種別に応じて加入者の位置情報を予め記憶している位置情報部と、前記位置情報に基づいて前記発信側加入者の現在位置から前記着信側加入者の位置である目的地までの方向・距離を算出する方向・距離算出部と、前記発信側加入者に対し、所定の情報をアナウンスするアナウンス部と、前記回線種別判断部により前記発信側加入者の回線種別から該発信側加入者の現在位置情報を入手し、前記アナウンス部により前記着信側加入者の電話番号入力の要求アナウンスを行わせることにより該発信側加入者から得た該着信側加入者の電話番号に基づき前記回線種別判断部で判断した該着信側加入者の回線種別から該着信側加入者の目的地位置情報を入手し、該現在位置情報と目的地位置情報とを前記方向・距離算出部に入力して前記発信側加入者の現在位置から前記着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出させた後、算出した該方向・距離を、前記発信側加入者に対してアナウンスするように、前記アナウンス部を制御する制御部とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。 【請求項2】 前記位置情報部は、携帯電話用基地局の設置場所の緯度と経度の情報を格納した基地局データベースと、一般・公衆加入者の電話番号を該一般・公衆加入者の緯度と経度の情報に対応させて格納した加入者データベースとからなることを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。 【請求項3】 前記制御部は、前記発信側加入者から得た前記着信側加入者の電話番号に基づき前記回線種別判断部で判断した該着信側加入者の回線種別が携帯電話であるときは、前記発信側加入者に対してサービス不可をアナウンスするように、前記アナウンス部を制御することを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。 【請求項4】 前記アナウンス部は、前記アナウンスを、音声又は文字により行うことを特徴とする請求項1又は3記載のナビゲーションシステム。 【請求項5】 前記発信側加入者は、携帯電話、一般電話及び公衆電話の加入者のいずれかであり、前記着信側加入者は、一般電話及び公衆電話の加入者のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。 【請求項6】 発信側の携帯電話は、人工衛星からの送信波を受信し、その受信信号に基づいて自分の現在位置の緯度と経度を算出する算出手段を有し、前記制御部は、前記算出手段により算出されて前記発信側の携帯電話から前記交換機へ送出された前記現在位置の緯度と経度の情報から該発信側加入者の現在位置情報を入手し、該現在位置情報と前記目的地位置情報とを前記方向・距離算出部に入力して前記発信側加入者の現在位置から前記着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出させることを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーションシステムに係り、特に電話回線網を利用したナビゲーションシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】移動体の現在位置を特定するナビゲーションシステムとして、全地球的測位システム(GPS:Global Positioning System)を利用した船舶や自動車等のナビゲーションシステムが普及している。しかし、このGPSシステムを利用するためには高感度の受信装置や時間差から自機の緯度・経度を求めるための演算回路や広範囲の地図情報を内蔵するために、装置が大型化し、重量も重くなってしまい、小型・軽量の可搬性が必要であり、しかも、建造物内や地下街など人工衛星からの電波の届きにくい場所で使用されることが多い、携帯電話にとってはGPSを利用したナビゲーションシステムは不向きである。 【0003】そこで、従来よりGPSシステムを利用することなく携帯電話の位置を特定できる携帯電話活用のナビゲーションシステムが種々提案されている(実用新案登録第3040233号公報、特開平9−205681号公報、特開平9−319991号公報)。 【0004】実用新案登録第3040233号公報記載のナビゲーションシステムは、PHSシステムのように比較的小さな距離間隔で多数の中継基地を配置して携帯電話からの電波を受信する携帯電話システムを用いて、発信者の携帯電話からの電波を受信した中継基地の位置情報を得る手段、前記携帯電話から送られた行き先の位置情報を得る手段、前記行き先の位置情報と前記中継基地の位置情報を基にして、前記行き先までのルートを選択する手段、前記選択されたルート情報を前記携帯電話の発信者に送信する手段を備え、発信者の携帯電話からの電波を受信した中継基地の位置情報を得て、携帯電話から送られた行き先の情報から行き先の位置情報を得て、前記行き先の位置情報と前記中継基地の位置情報を基にして、前記行き先までのルートを探索して結果を前記携帯電話の発信者に送信するシステムである。 【0005】また、特開平9−205681号公報記載のナビゲーションシステムは、移動体無線電話機各々からの位置登録要求に基づき、電話機の現在位置が無線親局、交換機を介しサービス制御局に登録されてなる移動体無線通信システムにおける情報通知サービス方法であって、移動体無線電話機各々から、任意目的地とサービス種別とからなる情報通知サービス要求が無線親局、交換機、サービス制御局を介しサービスセンタにあった場合、センタから電話機に対しては、上記任意目的地近傍で行われているイベントの情報、または電話機の利用者を任意目的地まで誘導するためのナビゲーション情報が通知されるようにしたシステムである。 【0006】更に、特開平9−319991号公報記載のナビゲーションシステムは、複数の携帯電話間における通話を管轄エリア内で管理する基地局を備え、任意の建造物に関する目的地と、この建造物までのナビゲーションを要求する誘導要求と、利用者が現在いる場所に関する位置情報をそれぞれの携帯電話から取得し、携帯電話に対し音声によるナビゲーションを行うための音声による携帯電話のナビゲーションシステムにおいて、管轄エリア内に存在する建造物の名称と位置を、この建造物内に設置される電話機の電話登録番号と相互に関連付けた建造物データベース転置ファイルと、管轄エリア内および周辺の地図を建造物の位置に基づき記憶するための地図データベースファイルと、建造物データベース転置ファイルにおいて、目的地と誘導要求により該当する建造物を検索し、地図データベースファイルにおいて、ナビゲーションの経路を位置情報と目的地により検索するための経路検索装置とを備える構成としたものである。 【0007】これにより、管轄エリア内に存在する建造物の名称と位置が、この建造物内に設置される電話機の電話登録番号と相互に関連付けられ、管轄エリア内および周辺の地図が建造物の位置に基づき記憶され、目的地と誘導要求により該当する建造物が検索され、ナビゲーションの経路が位置情報と目的地により検索される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の実用新案登録第3040233号公報記載の従来のナビゲーションシステムでは、交換機以外に位置情報センター及びナビセンターを必要とし、また電話番号から住所を探し出すシステムや住所と地図情報を関連付けるシステムを必要とするため、システムが複雑で大規模となるため、サービス自体が高価になることが予想される。また、地図情報を必須としているため、地形、建造物、道路等の変化に左右され、それらの情報の更新を必要とするという問題がある。 【0009】また、特開平9−205681号公報記載の従来のナビゲーションシステムでは、サービス制御局及びサービスセンターという交換機以外のシステムを必要とするため、システム規模が大きくシステム構築費用が高価であり、更にサービスセンターにサービス情報の登録が必要であるという問題がある。更に、この従来のナビゲーションシステムでは、移動体無線電話機のみを対象としており、一般電話や公衆電話などには適用できない。 【0010】更に、特開平9−319991号公報記載の従来のナビゲーションシステムでは、建造物の名称及び位置と、そこに設置される電話機の電話番号を関連付けた建造物データベース転置ファイルと、管轄エリア内および周辺の地図を建造物の位置に基づき記憶するための地図データベースファイルとを必要とし、地形、建造物、道路等が変化する度に地図データベースファイルを更新する必要があり、常に最新の地図データベースファイルを有していないと所要の効果を期待できない。 【0011】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、交換機以外のシステムを必要とすることなく、安価にシステムを構築し得るナビゲーションシステムを提供することを目的とする。 【0012】また、本発明の他の目的は、地形、建造物、道路等の変化に左右されることのないナビゲーションシステムを提供することにある。 【0013】更に、本発明の他の目的は、携帯電話機などの移動端末だけでなく、一般電話や公衆電話など、すべての電話に適用し得るナビゲーションシステムを提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達成するため、交換機内にナビゲーションシステム部を備えたナビゲーションシステムであって、ナビゲーションシステム部は、発信側加入者及び着信側加入者の回線種別を判断する回線種別判断部と、回線種別に応じて加入者の位置情報を予め記憶している位置情報部と、位置情報に基づいて発信側加入者の現在位置から着信側加入者の位置である目的地までの方向・距離を算出する方向・距離算出部と、発信側加入者に対し、所定の情報をアナウンスするアナウンス部と、回線種別判断部により発信側加入者の回線種別から発信側加入者の現在位置情報を入手し、アナウンス部により着信側加入者の電話番号入力の要求アナウンスを行わせることにより発信側加入者から得た着信側加入者の電話番号に基づき回線種別判断部で判断した着信側加入者の回線種別から着信側加入者の目的地位置情報を入手し、現在位置情報と目的地位置情報とを方向・距離算出部に入力して発信側加入者の現在位置から着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出させた後、算出した方向・距離を、発信側加入者に対してアナウンスするように、アナウンス部を制御する制御部とを有する構成としたものである。 【0015】本発明では、交換機内にナビゲーションシステム部を有しているので、サービスセンター、位置情報センター、ナビセンターといった交換機以外のシステムを不要にできると共に、回線種別判断部により発信側加入者の回線種別から発信側加入者の現在位置情報を入手し、着信側加入者の回線種別から着信側加入者の位置である目的地位置情報を入手し、これらの位置情報に基づいて発信側加入者の現在位置から着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出するようにしたため、地図情報や地図のデータベースを不要にできる。 【0016】ここで、上記の位置情報部は、携帯電話用基地局の設置場所の緯度と経度の情報を格納した基地局データベースと、一般・公衆加入者の電話番号を一般・公衆加入者の緯度と経度の情報に対応させて格納した加入者データベースとからなることを特徴とする。 【0017】また、上記の制御部は、発信側加入者から得た着信側加入者の電話番号に基づき回線種別判断部で判断した着信側加入者の回線種別が携帯電話であるときは、発信側加入者に対してサービス不可をアナウンスするように、アナウンス部を制御することを特徴とする。 【0018】本発明では、発信側加入者は、携帯電話、一般電話及び公衆電話の加入者のいずれかであり、着信側加入者は、一般電話及び公衆電話の加入者のいずれかであることを特徴とする。 【0019】また、本発明は、発信側の携帯電話は、人工衛星からの送信波を受信し、その受信信号に基づいて自分の現在位置の緯度と経度を算出する算出手段を有し、制御部は、算出手段により算出されて発信側の携帯電話から交換機へ送出された現在位置の緯度と経度の情報から発信側加入者の現在位置情報を入手し、現在位置情報と目的地位置情報とを方向・距離算出部に入力して発信側加入者の現在位置から着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出させることを特徴とする。この発明では、基地局の緯度/経度情報を用いるよりも正確な方向・距離計算ができる。 【0020】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になるナビゲーションシステムの一実施の形態の構成図を示す。この実施の形態では、交換機1の中に通常の呼処理部2だけでなく、ナビゲーションシステム部3を有している点に特徴がある。このナビゲーションシステム部3は、システム全体を統括的に制御する制御部31と、加入者の回線種別を判断する回線種別判断部32と、加入者の現在位置、及び目的地の位置を特定するための情報を備えた位置情報部33と、現在位置から目的地までの方向・距離を算出する方向・距離算出部34と、加入者への案内をするアナウンス部35とを備えている。 【0021】また、位置情報部33は、携帯電話用基地局の設置場所の緯度/経度の情報を格納した基地局データベース331と、一般・公衆加入者の緯度/経度の情報を格納した加入者データベース332を有している。基地局データベース331には、基地局毎に付与された基地局のアドレスと、その緯度/経度を対応させたデータが格納されている。加入者データベース332には、一般・公衆加入者の電話番号と、その緯度/経度を対応させたデータが格納されている。 【0022】交換機1には基地局100、400などが接続される。また、発信側には、携帯電話100、一般電話101、公衆電話102があり、受信側には携帯電話300、一般電話301、公衆電話302がある。なお、携帯電話100、300には、自動車電話等の携帯電話は勿論のこと、簡易型携帯電話(PHS)を含む。 【0023】次に、図1の実施の形態の動作について、図2のフローチャートと図3の距離・方向算出説明図を併せ参照して説明する。まず、加入者が、携帯電話100、一般電話101、公衆電話102のいずれかを使用して、交換機1のナビゲーションシステム部3にアクセスする(図2のステップS1)と、ナビゲーションシステム部3は回線種別判断部32において、加入者の回線種別が携帯電話100、一般電話101、公衆電話102のいずれかを判断する(図2のステップS2)。 【0024】回線種別判断部32により発信側電話の回線種別を特定すると、位置情報部33はその回線種別に基づいて加入者の現在位置の緯度/経度の情報を入手する。すなわち、回線種別判断部32により回線種別が携帯電話100であると特定された場合は、携帯電話100から送信された電波をどの基地局200で受信したかにより、基地局データベース331で加入者の現在位置を確認し(図2のステップS3)、その加入者の緯度/経度の情報を入手する(図2のステップS5)。 【0025】一方、回線種別判断部32により回線種別が一般電話101又は公衆電話102であると特定された場合は、加入者データベース332から一般電話101又は公衆電話102の加入者の現在位置を確認し(図2のステップS4)、その加入者の緯度/経度の情報を入手する(図2のステップS5)。この加入者の現在位置の緯度/経度の情報は、目的地までの方向・距離算出時のデータとして、方向・距離算出部34に保存される。 【0026】加入者の現在位置の緯度/経度の情報を入手すると、続いて、アナウンス部35から加入者に対して目的地の電話番号を入力するようにアナウンスをする(図2のステップS6)。加入者は上記のアナウンスを受信すると(図2のステップS7)、その受信アナウンスに従い、目的地の電話番号を入力する(図2のステップS8)。加入者により入力された目的地の電話番号が交換機1により受信されると、続いて回線種別判断部32において目的地の回線種別(すなわち、着信側の電話機の種別)が携帯電話300、一般電話301及び公衆電話302のいずれかを判断する(図2のステップS9)。 【0027】目的地の回線種別が携帯電話300である場合は、着信側電話機の位置を特定できないため、アナウンス部14よりサービス不可のアナウンスをする(図2のステップS10)。このサービス不可のアナウンスを受信した発信側加入者は、ナビゲーションシステム部3を利用できないことを知る(図2のステップS11)。 【0028】これに対し、目的地の回線種別が一般電話301及び公衆電話302のいずれかの場合は、位置情報部33の加入者データベース332から目的地の位置を確認し(図2のステップS12)、目的地の緯度/経度の情報を入手する(図2のステップS13)。方向・距離算出部34は、ステップS13で入手したこの目的地の緯度/経度の情報と、ステップS5で入手した発信側加入者の緯度/経度情報とに基づいて、発信側加入者の現在位置から目的地までの方向・距離を後述する方法により算出し、得られた算出データを、方向・距離算出部34に保存する(図2のステップS14)。 【0029】続いて、制御部31はアナウンス部35から発信側の加入者に対して、方向・距離算出部34に保存した方向・距離情報のアナウンスをする(図2のステップS15)。このアナウンス内容としては、音声、文字がある。発信側の加入者は、このアナウンスを受信することにより、着信側の加入者の方向・距離を知ることができる(図2のステップS16)。 【0030】これにより、発信側の携帯電話100、一般電話101あるいは公衆電話102の使用者が自分の現在位置や着信側(目的地側)の場所が不明であっても、目的地側の一般電話301、公衆電話302の電話番号が分かれば、目的地の方向・距離を知ることができ、しかも地図情報を必要としないので、地形や建造物や道路等の変化にも左右されない。 【0031】次に、現在位置と目的地の緯度/経度の情報から、方向・距離を算出する方法について、図3と共に説明する。地球の半径は約6370kmであり、これから円周を求めると約4万kmとなる。これから緯度/経度の1秒あたりの距離を計算すると、約31mと求めることができる。 【0032】 ・1度=4万km/360度=約111km・1分=111km/60分=約1.85km・1秒=1.85km/60秒=約0.0308km=約31m仮に、図3に示すように、現在位置A点と目的地B点の緯度/経度が以下のように求められたとき、 A点とB点の緯度の差は10分30秒、経度の差も10分30秒と求められる。これを距離に換算すると約19.43km(=10分30秒=1.85×10+0.031×30)となる。 【0033】このとき図3に示すように、A点とB点を結ぶ直線を斜辺とする直角三角形に置き換えて考えると、A点とB点の距離はA点とC点の距離(辺AC)と、B点とC点の距離(辺BC)がいずれも19.43kmであるので、27.48kmと求めることができる。すなわち、三平方の定理から(辺AC)2+(辺BC)2=(辺AB)2であるから、 (辺AB)={(辺AC)2+(辺BC)2}1/2 ={(19.43)2+(19.43)2}1/2 =27.478(km) である。 【0034】また、∠BACである角度Xは、 sinX=(辺BC)/(辺AB)=19.43/27.48 =0.7071 X=sin-1(0.7071)=44.999°であるから、約45°である。よって、A点からB点の方向である角度Xの約45°は、方位に換算する北東となる。よって、現在位置から目的地までの方向・距離は北東約27.48kmと求めることができる。 【0035】このように、この実施の形態によれば、交換機1内にすべてのナビゲーションシステム部3が格納されているので、交換機1以外のシステムを必要とすることなく、安価にナビゲーションシステムを構築できると共に、地図情報や地図のデータベースを必要としないので、地形、建造物、道路等の変化に左右されることがなく、地図情報の更新を必要とすることなく目的地までの方向と距離を算出することができる。しかも、この実施の形態では、着信側が携帯電話300である場合を除いて、発信側が携帯電話機などの移動端末に適用できるだけでなく、一般電話や公衆電話については発信側、着信側のいずれについても適用できる。 【0036】次に、本発明の他の実施の形態について説明する。加入者の現在位置の緯度/経度の情報の入手手段として、上記の実施の形態では、携帯電話の場合、基地局毎に付与された基地局のアドレスと、その緯度/経度を対応させたデータを用いたが、基地局は数百メートル間隔で設置されるため、誤差も数百メートル単位で発生する。 【0037】そこで、この実施の形態では、カーナビ等で使用されているGPSを使用することにより、上記の誤差を解消するようにしたものである。すなわち、発信側加入者の携帯電話100にGPS衛星の送信波を受信復調する受信回路と、その受信回路の出力信号に基づいて公知の方法で緯度/経度を算出する演算回路を備え、交換機1に演算回路で算出した自分の緯度/経度情報を送信することにより、交換機1では基地局データベース331の代わりに入力された携帯電話100の現在位置の緯度/経度情報を用いることにより、方向・距離算出部34で算出する方向・距離の誤差の範囲を数十メートルまで縮小することができる。この実施の形態も地図情報は一切使用しないようにできる。 【0038】なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば着信側加入者が携帯電話300であった場合、一旦通話が開始されると、その時点で携帯電話300が在圏するゾーンの中心に位置する基地局400のアドレスが分かるので、交換機1はこの基地局400のアドレスに基づいて方向・距離を算出することができる。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、交換機内にナビゲーションシステム部を有し、交換機以外のシステムを不要にしたため、既存の電話回線網を利用して極めて安価に、しかも簡単にシステムを構築することができる。 【0040】また、本発明によれば、回線種別判断部により発信側加入者の回線種別から発信側加入者の現在位置情報を入手し、着信側加入者の回線種別から着信側加入者の位置である目的地位置情報を入手し、これらの位置情報に基づいて発信側加入者の現在位置から着信側加入者の目的地までの方向・距離を算出することにより、地図情報や地図のデータベースを一切不要にしたため、地形、建造物、道路等の地図に関する変化に全く左右されず、地図情報の更新も不要にでき、自分の現在位置や目的地の場所が不明の場合でも、目的地の電話番号が判れば、目的地の方向・距離を知ることができる。 【0041】更に、本発明によれば、携帯電話(PHS含む)以外の一般電話、公衆電話等の加入者に対してもナビゲーションシステムを適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000222060 【氏名又は名称】東北日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月22日(1999.6.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085235 【弁理士】 【氏名又は名称】松浦 兼行
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| 【公開番号】 |
特開2001−4395(P2001−4395A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−174943 |
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