| 【発明の名称】 |
位置測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】瀬戸 昇
【氏名】高野 晶三
【氏名】高橋 洋一
【氏名】大塚 謙一
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| 【要約】 |
【課題】簡単な操作で比較的広い範囲での位置測定を可能とする。
【解決手段】ワイヤ13の引き出し長さを計測するワイヤエンコーダ12と、ワイヤをガイドして、引き出し方向に回転する角度計測アーム16と、角度計測アーム16の回転角度を、ワイヤ13の引き出し角度として検出するロータリエンコーダ17と、引き出し長さと引き出し角度に基づいて、ワイヤ13の測定位置を演算する演算部を含むコントローラ19とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 紐状部材の引き出し長さを検出する長さ検出手段と、前記紐状部材の引き出し角度を検出する角度検出手段と、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記紐状部材の測定位置を演算する位置演算手段と、を備えた位置測定装置。 【請求項2】 ワイヤの引き出し長さを計測するワイヤエンコーダと、前記ワイヤをガイドして、引き出し方向に回転するガイド部材と、前記ガイド部材の回転角度を、前記ワイヤの引き出し角度として検出するロータリエンコーダと、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記ワイヤの測定位置を演算する演算部と、を備えた位置測定装置。 【請求項3】 ワイヤの引き出し長さを計測し、回転自在に設けられたワイヤエンコーダと、前記ワイヤエンコーダの回転角度を、前記ワイヤの引き出し角度として検出するロータリエンコーダと、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記ワイヤの測定位置を演算する演算部と、を備えた位置測定装置。 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の位置測定装置において、前記ワイヤの先端に設けられ、前記演算部の演算結果を表示する操作装置を備えたことを特徴とする位置測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、比較的広い範囲での平面位置などを好適に測定できる位置測定装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、30×30m程度の比較的広い範囲において、平面位置(x,y)の座標を測定する場合には、巻き尺を用いて2方向から測定する方法や、xy方向に走行可能な機構を設けて、メジャリングローラ等を用いて位置信号を自動検出する等の方法があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来の技術において、前者は、測定座標が多点となった場合には、多大な労力と時間が必要となり、後者は、その機構の設備が大がかりとなり、費用も巨額となる。 【0004】本発明の目的は、簡易な構造で付帯設備の必要がなく、しかも、簡単な操作で比較的広い範囲での位置測定ができる位置測定装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、請求項1の発明は、紐状部材の引き出し長さを検出する長さ検出手段(15,25)と、前記紐状部材の引き出し角度を検出する角度検出手段(17,27)と、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記紐状部材の測定位置を演算する位置演算手段(18,28)と、を備えた位置測定装置である。 【0006】請求項2の発明は、ワイヤの引き出し長さを計測するワイヤエンコーダ(12)と、前記ワイヤをガイドして、引き出し方向に回転するガイド部材(16)と、前記ガイド部材の回転角度を、前記ワイヤの引き出し角度として検出するロータリエンコーダ(17)と、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記ワイヤの測定位置を演算する演算部(18)と、を備えた位置測定装置である。 【0007】請求項3の発明は、ワイヤの引き出し長さを計測し、回転自在に設けられたワイヤエンコーダ(22)と、前記ワイヤエンコーダの回転角度を、前記ワイヤの引き出し角度として検出するロータリエンコーダ(27)と、前記引き出し長さと前記引き出し角度に基づいて、前記ワイヤの測定位置を演算する演算部(28)と、を備えた位置測定装置である。 【0008】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の位置測定装置において、前記ワイヤの先端に設けられ、前記演算部の演算結果を表示する操作装置(29)を備えたことを特徴とする位置測定装置である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しくに説明する。 (第1実施形態)図1〜図3は、本発明による位置測定装置の第1実施形態を示す図であって、図1は、全体の構成を示す図、図2は、装置本体を示す図、図3は、測定動作を示す図である。第1実施形態の位置測定装置10は、固定ベース11と,ワイヤ13の引き出し長さを距離パルスとして測定するワイヤエンコーダ12と、ワイヤ13をワイヤガイド回転ローラ16aによってガイドし、ワイヤ13の引き出し方向に回転(用途に応じて、90〜180度の範囲)する角度計測用アーム16と,角度計測用アーム16の引き出し角度を角度パルスとして測定する角度検出用のロータリエンコーダ17と,ワイヤエンコーダ12とロータリエンコーダ17等の演算等を含む全体の制御を行うコントローラ18と,ワイヤ13の先端に取り付られた計測台車19等と,を備えている。 【0010】ワイヤエンコーダ12は、ワイヤ13と,ワイヤ13が一列に整列して巻き付けられるワイヤドラム14と,ワイヤドラム14に設けられた、ワイヤ14の長さを計測するワイヤ長計測用のロータリエンコーダ15等とから構成されている。ワイヤ13は、例えば、直径1mm,長さ30mのワイヤが用いられ、弛まないように、約15Nの張力が掛けられている。 【0011】ワイヤ13を用いることによって、ロータリエンコーダ15で角度を検出できるので、トランシット等を用いることなく、比較的遠くの角度を容易に知ることができる。また、角度測定の感度は、測定長さLに対する角度測定のアーム長さL0の比率が大きくなるほどよくなる。なお、後述する第2実施形態のように、ワイヤエンコーダを直接回転させる場合でも、回転中心と引き出し口との間に「長さL0」を持たせている。 【0012】次に、図3を参照して、本実施形態による位置測定装置の動作を説明する。この実施形態では、例えば、計測台車19に各種センサを搭載して、測定対象物30の各種物理量を測定し、その測定位置を自動計測して記録する用途に使用している。まず、コントローラ18は、A点において、ロータリエンコーダ15からの距離R1の情報と、ロータリエンコーダ17からの角度θ1の情報とを得て、A点の座標(R1cosθ1,R1sinθ1)を演算して、A点の位置を測定することができる。次に、計測台車19が図3のA点からB点まで移動したとする。同様にして、B点では、ロータリエンコーダ15からの距離R2の情報と、ロータリエンコーダ17からの角度θ2の情報とを得て、B点の座標(R2cosθ2,R2sinθ2)を演算して、B点の位置を測定することができる。これらの結果は、コントローラ18のメモリに記憶され、計測台車19に搭載されたセンサの検出結果と相関をとり、測定対象物30の検出位置を測定することができる。 【0013】(第2実施形態)図4〜図6は、本発明による位置測定装置の第2実施形態を示す図であって、図4は、全体の構成を示す図、図5は、装置本体を示す図、図6は、測定動作を示す図である。なお、第2実施形態では、前述した第1実施形態と、同様な機能を果たす部分には、末尾に共通した符号を付して、重複する説明を適宜省略する。第2実施形態の位置測定装置20は、固定ベース21と,ワイヤ23と,長さ計測ドラム24及びロータリエンコーダ25を含むワイヤエンコーダ22と、ロータリエンコーダ27と,通信部28aを備えたコントローラ28と,ワイヤ23の先端に取り付られたリモコン操作装置29等と,を備えている。 【0014】第2実施形態では、ロータリエンコーダ27は、ワイヤエンコーダ22自体の回転角度を計測するので、第1実施形態の角度計測アーム16等が不要となり、装置を小型化することができる。 【0015】また、リモコン操作装置29は、本体29aと,本体29aに設けられた操作部29b,表示部29c及び通信部29dと,本体29aの下側にのび、測定位置を指し示す先端子29e等と,が設けられている。 【0016】第2実施形態では、この位置測定装置20の設置場所と、測定原点が異なる場合を例に説明する。まず、位置測定装置20を設置位置Cに固定し、先端子29eを引き出して、θ=0上の位置を指し示し、θ=0のラインD(x軸)を決定する。そして、先端子29eを測定エリア40の基準位置に移動し、原点O(x=0,y=0)を決定する。 【0017】次に、測定者がリモコン操作装置29をもって、任意の位置Eを、先端子29eで指し示すことにより、コントローラ28によって行われた演算結果を、表示部29cで読み取ることができる。従って、巻き尺で図るような簡単な操作により、平面位置を測定することができる。 【0018】このように、最初にθ=0の方向と、原点O(x=0,y=0)を指し示すことにより、Δx,Δyを求めることができる。その後は、R,θを測定して、Δx,Δyの値から、次式により、測定点E(x,y)を求めることができる。 x=Rcosθ−Δx ・・・(1) y=Rsinθ−Δy ・・・(2) 【0019】(変形形態)以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。 (1) 第1実施形態では、ワイヤエンコーダ12は、一体型の製品として製造されたものを組み込んだ例で説明したが、ワイヤ13、ワイヤドラム14、ロータリエンコーダ15等の部品を個々に、組み込んでもよい。 【0020】(2) 平面位置の測定の例で説明したが、ワイヤの鉛直方向の角度を測定するロータリエンコーダを設け、鋼板などのうねり等やゆるやかな勾配などの3次元位置を測定することも可能である。また、ワイヤの弛みを補正すれば、空間に浮いた測定用の気球などの3次元位置を測定することもできる。 【0021】(3) ワイヤの例で説明したが、引っ張り強度が十分に得られれば、釣り糸などのような樹脂線を用いてもよい。 【0022】 【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によれば、紐状部材(ワイヤ)の引き出し長さと引き出し角度を同時に計測できるので、簡単な操作により、位置測定を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145806 【氏名又は名称】株式会社小野測器
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| 【出願日】 |
平成11年6月24日(1999.6.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092576 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 久男
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| 【公開番号】 |
特開2001−4375(P2001−4375A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−178324 |
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