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【発明の名称】 平面度測定方法および装置
【発明者】 【氏名】多田 幸央

【氏名】水谷 智導

【氏名】山田 哲也

【氏名】岩間 勝浩

【要約】 【課題】簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得ること。

【解決手段】測定対象物1の測定面11に対してレーザビームを照射するレーザビーム投光器2と、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径を測定するビーム径測定機3と、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算する平面度演算装置4とから成る平面度測定方法および装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射し、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算することを特徴とする平面度測定方法。
【請求項2】 請求項1において、前記レーザビームの前記結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径をそれぞれ測定することを特徴とする平面度測定方法。
【請求項3】 請求項2において、前記測定対象物の前記測定面によって反射された前記レーザビームを2つに分割することを特徴とする平面度測定方法。
【請求項4】 請求項3において、前記ビーム径の差から、予め求めた第1の関係式に従い前記焦点位置のズレを演算することを特徴とする平面度測定方法。
【請求項5】 請求項4において、前記焦点位置のズレから、予め求めた第2の関係式に従い前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算することを特徴とする平面度測定方法。
【請求項6】 測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射するレーザビーム投光器と、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径を測定するビーム径測定機と、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算する平面度演算装置とから成ることを特徴とする平面度測定装置。
【請求項7】 請求項6において、前記レーザビーム投光器が、レーザビームを投光するレーザダイオードと、該レーザダイオードからのレーザビームを平行光にするコリメータレンズと、前記平行光のレーザビームを測定対象物の測定面に対して照射する反射ミラーを備えていることを特徴とする平面度測定装置。
【請求項8】 請求項7において、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームを結像させる結像レンズを備えていることを特徴とする平面度測定装置。
【請求項9】 請求項8において、前記結像レンズと前記ビーム径測定機との間にビームを分割するビームスプリッターが介挿されていることを特徴とする平面度測定装置。
【請求項10】 請求項9において、前記ビーム径測定機が、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径を測定するビームスキャンより成ることを特徴とする平面度測定装置。
【請求項11】 請求項10において、前記平面度演算装置が、前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するための予め求めた第1の関係式および前記焦点位置のズレから前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するための予め求めた第2の関係式を予め記憶したメモリを備えたパソコンによって構成されていることを特徴とする平面度測定装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射し、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算する平面度測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平面形状測定方法(特開平7−286829)は、図5に示されるように第1物体FMの被測定平面MPと第2物体SMの参照平面RPとの間の距離を複数位置で計測し、該複数位置それぞれにおける計測距離の平均値を求め、該計測距離の平均値に基づいて平面形状を算出するものであった。
【0003】従来の平面度測定装置(特開平9−005059)は、図6に示されるように移動ステージMS上に反射ミラーRMを設け、光源Lからの光を参照光と測定光に分割して反射ミラーRMで被測定面MPに当て、被測定面MPから反射した光を合成して光の強度を検出することにより、被測定表面MPの平面度を算出するものであった。
【0004】従来の焦点検出装置(特開平5−322561)は、図7に示されるように結像位置KIの前側と後側におのおの絞りTを介して置かれた受光素子REから出力された被測定物MOの表面MPによって反射された反射光の受光量に対応する信号により、前記被測定物MOの前記表面MPの変位を算出するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の平面形状測定方法は、第1物体FMの被測定平面MPと第2物体SMの参照平面RPとの間の距離を複数位置で計測し、該複数位置それぞれにおける計測距離の平均値を求め、該計測距離の平均値に基づいて平面形状を算出するものであるので、前記複数位置それぞれにおける計測距離の平均値演算が必要であるため、演算が面倒であり、時間を要するという問題があった。
【0006】また上記従来の平面度測定装置は、移動ステージMS上に反射ミラーRMを設け、光源Lからの光を参照光と測定光に分割して反射ミラーRMで被測定面MPに当て、被測定面MPから反射した光を合成して光の強度を検出することにより、被測定表面MPの平面度を算出するものであるので、外来光の影響を受けるという問題があった。
【0007】さらに上記従来の焦点検出装置は、前記受光素子REから出力された前記被測定物MOの表面MPによって反射された反射光の受光量に対応する信号により、前記被測定物MOの前記表面MPの変位を算出するものであるので、外来光の影響を受けるという問題があった。
【0008】そこで本発明者は、測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射し、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するという本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得るという目的を達成する本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載の第1発明)の平面度測定方法は、測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射し、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するものである。
【0010】本発明(請求項2に記載の第2発明)の平面度測定方法は、前記第1発明において、前記レーザビームの前記結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径をそれぞれ測定するものである。
【0011】本発明(請求項3に記載の第3発明)の平面度測定方法は、前記第2発明において、前記測定対象物の前記測定面によって反射された前記レーザビームを2つに分割するものである。
【0012】本発明(請求項4に記載の第4発明)の平面度測定方法は、前記第3発明において、前記ビーム径の差から、予め求めた第1の関係式に従い前記焦点位置のズレを演算するものである。
【0013】本発明(請求項5に記載の第5発明)の平面度測定方法は、前記第4発明において、前記焦点位置のズレから、予め求めた第2の関係式に従い前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するものである。
【0014】本発明(請求項6に記載の第6発明)の平面度測定装置は、測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射するレーザビーム投光器と、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径を測定するビーム径測定機と、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算する平面度演算装置とから成るものである。
【0015】本発明(請求項7に記載の第7発明)の平面度測定装置は、前記第6発明において、前記レーザビーム投光器が、レーザビームを投光するレーザダイオードと、該レーザダイオードからのレーザビームを平行光にするコリメータレンズと、前記平行光のレーザビームを測定対象物の測定面に対して照射する反射ミラーを備えているものである。
【0016】本発明(請求項8に記載の第8発明)の平面度測定装置は、前記第7発明において、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームを結像させる結像レンズを備えているものである。
【0017】本発明(請求項9に記載の第9発明)の平面度測定装置は、前記第8発明において、前記結像レンズと前記ビーム径測定機との間にビームを分割するビームスプリッターが介挿されているものである。
【0018】本発明(請求項10に記載の第10発明)の平面度測定装置は、前記第9発明において、前記ビーム径測定機が、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径を測定するビームスキャンより成るものである。
【0019】本発明(請求項11に記載の第11発明)の平面度測定装置は、前記第10発明において、前記平面度演算装置が、前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するための予め求めた第1の関係式および前記焦点位置のズレから前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するための予め求めた第2の関係式を予め記憶したメモリを備えたパソコンによって構成されているものである。
【0020】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の平面度測定方法は、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するので、簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得るという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第2発明の平面度測定方法は、前記第1発明において、前記レーザビームの前記結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径をそれぞれ測定するので、ビーム径の差から焦点位置のズレを精確に演算することが出来るという効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第3発明の平面度測定方法は、前記第2発明において、前記測定対象物の前記測定面によって反射された前記レーザビームを2つに分割するので、ビーム径測定の自由度を高めるという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第4発明の平面度測定方法は、前記第3発明において、前記ビーム径の差から、予め求めた第1の関係式に従い前記焦点位置のズレを演算するので、前記焦点位置のズレの演算を簡単にするとともに、精確な前記焦点位置のズレが得られるという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第5発明の平面度測定方法は、前記第4発明において、前記焦点位置のズレから、予め求めた第2の関係式に従い前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するので、前記測定面の平面度の演算を簡単にするとともに、精確な前記測定面の平面度が得られるという効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第6発明の平面度測定装置は、前記レーザビーム投光器が測定対象物の測定面に対してレーザビームを照射し、前記ビーム径測定機が前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径を測定し、前記平面度演算装置がビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するので、簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得るという効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第7発明の平面度測定装置は、前記第6発明において、前記レーザビーム投光器が備える前記レーザダイオードが投光した前記レーザビームを前記コリメータレンズによって平行光にするとともに、前記反射ミラーによって前記平行光のレーザビームを測定対象物の測定面に対して照射するものであるので、前記レーザビーム投光器の位置的自由度を高めるという効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第8発明の平面度測定装置は、前記第7発明において、前記結像レンズによって、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームを結像させるので、ビーム径の精確な測定を可能にするという効果を奏する。
【0028】上記構成より成る第9発明の平面度測定装置は、前記第8発明において、前記結像レンズと前記ビーム径測定機との間に介挿された前記ビームスプリッターによって反射されたレーザビームを分割するので、前記ビーム径測定機の自由度を高めるという効果を奏する。
【0029】上記構成より成る第10発明の平面度測定装置は、前記第9発明において、前記ビーム径測定機を構成する前記ビームスキャンが、前記測定対象物の前記測定面によって反射されたレーザビームの結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径を測定するので、ビーム径の精確な測定を可能にするという効果を奏する。
【0030】上記構成より成る第11発明の平面度測定装置は、前記第10発明において、前記平面度演算装置を構成する前記パソコンによって、前記メモリに予め記憶された前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するための予め求めた第1の関係式および前記焦点位置のズレから前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するための予め求めた第2の関係式に基づき、前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するとともに、前記焦点位置のズレから前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するので、演算の自由度が高く、フレキシブルであるとともに、簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得るという効果を奏する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、図面を用いて説明する。
【0032】(実施形態)本実施形態の平面度測定方法および装置は、図1および図2に示されるように測定対象物1の測定面11に対してレーザビームを照射するレーザビーム投光器2と、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径を測定するビーム径測定機3と、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算する平面度演算装置4とから成るものである。
【0033】本実施形態においては、前記測定対象物1としてポリゴンミラーの平面度をポリゴンミラーの前記測定面11としての側壁面で反射したレーザビーム特性を利用して測定するものである。
【0034】前記レーザビーム投光器2が、図1に示されるようにレーザビームを投光するレーザダイオード21と、該レーザダイオード21からのレーザビームを平行光にするコリメータレンズ22と、前記平行光のレーザビームを測定対象物1の測定面11に対して照射する反射ミラー23を備えているものである。
【0035】結像レンズ5が、図1に示されるように前記測定対象物1の前記測定面11に対向する位置に配置され、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームを結像させるように構成されている。
【0036】ビームスプリッター6が、図1に示されるように前記結像レンズの光軸上において、前記結像レンズ5と前記ビーム径測定機3との間に介挿され、ビームを分割して90度異なった方向に分割されたビームを供給するものである。
【0037】前記ビーム径測定機3が、図1に示されるように前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置(図2中P/R)の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径を測定する2個のビームスキャン31、32より成るものである。
【0038】すなわちビーム径測定機3として、前記ビームスキャン2台をP/Rから前後等距離に設置し、その位置でのビーム径を測定する固定式2点法によるビームウエスト計測技術に係るものである。
【0039】前記平面度演算装置4が、図1に示されるように前記2個のビームスキャン31、32に接続され、前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するための予め求めた第1の関係式および前記焦点位置のズレから前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算するための予め求めた第2の関係式を予め記憶したメモリを備えたパソコンによって構成されているものである。
【0040】すなわち固定された前記ビーム径測定機としての前記ビームスキャン31、32で計測された図2に示される2つのビーム径(A)(B)をパソコンに取り込み、予め求めた前記第1の関係式としての図3に特性が示される回帰式により、Focus(ウエスト)位置を算出するものである。
【0041】また上記算出されたウエスト位置と平面度との予め求めた前記第2の関係式としての図4に示される相関式を用いる事で前記測定対象物1としてのポリゴンミラーの平面度を算出するするものである。すなわち前記相関式は、干渉計を用いて予め測定した平面度とウエスト位置すなわち前記焦点位置のズレとの相関によって決まるものである。
【0042】すなわち前記ポリゴンミラーの平面度すなわち表面の凹凸によって、ビームウエスト位置が変化する事が知られており、かかるビームウエスト位置を精確に計測する事で、前記ポリゴンミラーの平面度を算出するものである。
【0043】上記構成より成る本実施形態の平面度測定装置における平面度測定方法は、前記測定対象物1の前記測定面11に対してレーザビームを照射し、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の少なくとも2点におけるビーム径を測定し、ビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算するものである。
【0044】すなわち前記測定対象物1の前記測定面11によって反射された前記レーザビームを2つに分割して、前記レーザビームの前記結像位置(図2中P/R)の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径(A)、(B)をそれぞれ測定するものである。
【0045】前記測定されたビーム径の差から、予め求めた第1の関係式である図3に示される回帰式に従い前記焦点位置のズレを演算するとともに、前記演算された焦点位置のズレから、予め求めた前記第2の関係式である図4に示される相関式に従い前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算するものである。
【0046】上記作用を奏する本実施形態の平面度測定方法および装置は、前記レーザビーム投光器2が前記測定対象物1の前記測定面11に対してレーザビームを照射し、前記ビーム径測定機3が前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置の前後の異なった位置におけるビーム径(A)、(B)を測定し、前記平面度演算装置4がビーム径の差から焦点位置のズレを演算することにより、前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算するので、簡単な演算により外来光の影響を受けないで精確な平面度を得るという効果を奏する。
【0047】すなわち本実施形態の平面度測定装置は、前記測定対象物1としての前記ポリゴンミラーの側壁面の鏡面にレーザビームを当て、本来の結像位置(図2中P/R)から前後等距離に1台ずつ置いた測定器31、32により鏡面から反射したレーザビームの径を測定し、本来の焦点位置(図2中F)からの焦点のズレ量を算出し、平面度を算出するものであって、反射したレーザビームの径(A)、(B)を測定して本来の焦点位置からの焦点のズレ量を算出し、平面度を算出するものであり、従来における前記複数位置それぞれにおける計測距離の平均値演算が不要であるため、従来に比べて演算が簡単であり、演算時間を短縮するという効果を奏する。
【0048】また本実施形態の平面度測定装置は、上記従来のように被測定面から反射した光を合成して光の強度を検出したり、前記被測定物の表面によって反射された反射光の受光量そのものを検出したりするものではないので、太陽光および照明その他の外来光の影響を受けないという効果を奏する。
【0049】さらに本実施形態の平面度測定装置は、前記レーザビーム投光器2が備える前記レーザダイオード21が投光した前記レーザビームを前記コリメータレンズ22によって平行光にするとともに、前記反射ミラー23によって前記平行光のレーザビームを前記測定対象物1の前記測定面11に対して照射するものであるので、前記測定対象物1の前記測定面11に対して最適な角度で照射することを可能にするとともに、前記レーザビーム投光器2の位置的自由度を高めるという効果を奏する。
【0050】また本実施形態の平面度測定装置は、前記結像レンズ5によって、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームを結像させるので、ビーム径の精確な測定を可能にするという効果を奏する。
【0051】さらに本実施形態の平面度測定方法および装置は、前記ビーム径測定機3を構成する前記ビームスキャン31、32が、前記測定対象物1の前記測定面11によって反射されたレーザビームの結像位置の前後に同一距離だけ離れた2点におけるビーム径を測定するので、ビーム径の精確な測定を可能にするという効果を奏する。
【0052】また本実施形態の平面度測定装置は、前記平面度演算装置4を構成する前記パソコンによって、前記メモリに予め記憶された前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するための予め求めた第1の関係式および前記焦点位置のズレから前記測定対象物1の前記測定面11の平面度を演算するための予め求めた第2の関係式に基づき、前記ビーム径の差から前記焦点位置のズレを演算するとともに、前記焦点位置のズレから前記測定対象物の前記測定面の平面度を演算するので、演算の自由度が高く、フレキシブルであるという効果を奏する。
【0053】さらに本実施形態の平面度測定方法および装置は、前記結像レンズ5と前記ビーム径測定機3との間に介挿された前記ビームスプリッター6によって反射されたレーザビームを分割するので、前記ビーム径測定機3の計測および配置上の自由度を高めるという効果を奏する。
【0054】また本実施形態の平面度測定方法および装置は、前記ビーム径の差から、予め求めた第1の関係式としての図3に示される回帰式に従いFocus(ウエスト)位置を算出して、前記焦点位置のズレを演算するので、前記焦点位置のズレの演算を簡単にするとともに、精確な前記焦点位置のズレが得られるという効果を奏する。
【0055】さらに本実施形態の平面度測定方法は、前記焦点位置のズレから、予め求めた第2の関係式としての図4に示される相関式に従い前記測定対象物としてのポリゴンミラーの前記測定面の平面度を演算するので、前記測定面の平面度の演算を簡単にするとともに、精確な前記測定面の平面度が得られるという効果を奏する。
【0056】また上記算出されたウエスト位置と平面度との予め求めた前記第2の関係式としての図4に示される相関式を用いる事で前記測定対象物1としてのポリゴンミラーの平面度を算出するするものである。すなわち前記相関式は、干渉計を用いて予め測定した平面度とウエスト位置すなわち前記焦点位置のズレとの相関によって決まるものである。
【0057】上述の実施形態は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【出願人】 【識別番号】000251288
【氏名又は名称】鈴鹿富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成11年12月15日(1999.12.15)
【代理人】 【識別番号】100083046
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 克彦
【公開番号】 特開2001−174240(P2001−174240A)
【公開日】 平成13年6月29日(2001.6.29)
【出願番号】 特願平11−355789