| 【発明の名称】 |
チップ観察機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 善秋
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| 【要約】 |
【課題】半導体チップを基板に搭載する際に、精度よく搭載することができるチップ観察機構を得る。
【解決手段】チップ20の下面と基板30の上面の画像をとらえるカメラ1と、カメラ1に接続され照明の光を出射すると同時にチップ20および基板30からの反射光を集光する同軸照明付きレンズ2と、照明の光を水平方向と下方向に分けかつチップ20および基板30からの反射光をレンズ2の方向に向けるハーフミラー3と、光を反射するミラー4およびミラー5と、ハーフミラー3の側方に位置しチップ20への照明光およびチップ20からの反射光の向きを変えるペンタプリズム6と、カメラ1の出力を映し出すモニタ7とから構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 チップの下面と基板の上面の画像をとらえるカメラと、カメラに接続され照明光を出射すると同時にチップおよび基板からの反射光を集光する同軸照明付きレンズと、照明光を水平方向と下方向に分けかつチップおよび基板からの反射光をレンズの方向に向けるハーフミラーと、ハーフミラーで下方向に分けられた照明光を基板の方向へ向けるとともに基板からの反射光をハーフミラーの方向へ向けるミラー系と、ハーフミラーの側方に位置しチップへの照明光およびチップからの反射光の向きを変えるペンタプリズムと、カメラの出力を映し出すモニタとを有することを特徴とするチップ観察機構。 【請求項2】 前記同軸照明付きレンズの照明は、ファイバ照明を用いることを特徴とする請求項1記載のチップ観察機構。 【請求項3】 前記ファイバ照明の光源としてハロゲンランプを用いることを特徴とする請求項2記載のチップ観察機構。 【請求項4】 前記ファイバ照明の光源として発光ダイオードを用いることを特徴とする請求項2記載のチップ観察機構。 【請求項5】 チップの下面と基板の上面の画像をとらえるカメラと、カメラに接続され照明光を出射すると同時にチップおよび基板からの反射光を集光する同軸照明付きレンズと、照明光を水平方向と下方向に分けかつチップおよび基板からの反射光をレンズの方向に向けるハーフミラーと、ハーフミラーで下方向に分けられた照明光を基板の方向へ向けるとともに基板からの反射光をハーフミラーの方向へ向けるミラー系と、ハーフミラーの側方に位置しチップへの照明光およびチップからの反射光の向きを変えるミラー系と、カメラの出力を映し出すモニタとを有することを特徴とするチップ観察機構。 【請求項6】 前記同軸照明付きレンズの照明は、ファイバ照明を用いることを特徴とする請求項5記載のチップ観察機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子(チップ)などを基板に実装する際に用いるチップ観察機構に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体素子の実装方法にフリップチップ実装方法がある。この方法では半導体素子(チップ)の下面にバンプがあり、チップは配線パターンをもつ基板に搭載される。チップと基板はバンプと配線パターンとで物理的、電気的に接続されるため、搭載時にはバンプを配線パターンの決められた位置に正確に合わせる必要があり、搭載前にチップ下面のバンプと基板表面の配線パターンの位置を正確に認識する必要がある。このためフリップチップの位置の観察および基板の観察のためチップ観察機構が用いられる。 【0003】図3に従来用いられているチップ観察機構の一例を示す。図3において、チップ20の下面と基板30の上面の画像をとらえるカメラ51と、カメラ51に集光するレンズ52と、チップ20の下面および基板30の上面を照らす斜方照明53と、チップ20の下面および基板30の上面からの反射光の向きを変えるハーフミラー54と、ハーフミラー54で反射されたチップ20からの反射光を反射するミラー55と、カメラ51の出力を映し出すモニタ56とから構成される。チップ20の下面からの反射光はハーフミラー54に入り内部の境界面で反射されミラー55に向かう。ミラー55でさらに反射され再度ハーフミラー54に入って直進しレンズ52、カメラ51に達する。一方、基板30の上面からの反射光はハーフミラー54に入り内部の境界面で反射されレンズ52、カメラ51に達する。図3に示すチップ観察機構によりチップ20の下面の画像と基板30の上面の画像をモニタ7に映し出すことができる。 【0004】なお、フリップチップの位置の観察、高精度の搭載に関しては、特開平2−56945号公報等に示される技術が存在する。しかし、特開平2−56945号公報で用いられているチップ観察機構は、カメラで単にチップ表面の画像を見ているだけで照明や光学系などについては何も記載していない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図3に示すチップ観察機構では、ハーフミラー54とチップ20および基板30の間それぞれに斜方照明53を取り付ける必要がある。その理由は、仮に同軸照明を用いたとするとミラー55で反射した照明の強い光がレンズ52に入り、チップ20および基板30の画像が得られないためである。よって、ハーフミラー54とチップ20および基板30の間に斜方照明53を配置しなければならず、チップ20と基板30の距離が長くなり、搭載精度が落ちるという欠点があった。また、チップおよび基板の表面状態によって斜方照明では見えず同軸照明が適している場合でもこれを使用できないという欠点があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、チップの下面と基板の上面の画像をとらえるカメラと、カメラに接続され照明光を出射すると同時にチップおよび基板からの反射光を集光する同軸照明付きレンズと、照明光を水平方向と下方向に分けかつチップおよび基板からの反射光をレンズの方向に向けるハーフミラーと、ハーフミラーで下方向に分けられた照明光を基板の方向へ向けるとともに基板からの反射光をハーフミラーの方向へ向けるミラー系と、ハーフミラーの側方に位置しチップへの照明光およびチップからの反射光の向きを変えるペンタプリズムと、カメラの出力を映し出すモニタとを有するチップ観察機構が得られる。ペンタプリズムの代わりに、ペンタプリズムの反射面に相当する位置に2枚のミラーを用いることができる。同軸照明付きレンズの照明は、ファイバ照明を用いる。また、ファイバ照明の光源としては、ハロゲンランプや発光ダイオードを用いることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図である。本発明のチップ観察機構は図1に示すように、チップ20の下面と基板30の上面の画像をとらえるカメラ1と、カメラ1に接続され照明光を出射すると同時にチップ20および基板30からの反射光を集光する同軸照明付きレンズ2と、照明光を水平方向と下方向に分けかつチップ20および基板30からの反射光をレンズ2の方向に向けるハーフミラー3と、ハーフミラー3で下方向に分けられた照明光を基板30の方向へ向けるとともに基板30からの反射光をハーフミラー3の方向へ向けるミラー4および5と、ハーフミラー3の側方に位置しチップ20への照明光およびチップ20からの反射光の向きを変えるペンタプリズム6と、カメラ1の出力を映し出すモニタ7から構成される。同軸照明付きレンズ2の照明は、ファイバ照明2aを用いる。これは例えば、ハロゲンランプや発光ダイオードから出射する光をファイバによりレンズの位置まで導き、レンズを通してチップや基板を照明するものである。 【0008】次に本発明の第1の実施の形態の動作について説明する。図1において、同軸照明付きレンズ2から出射されたファイバ照明2aからの照明光はハーフミラー3に入射し、ペンタプリズム6の方向およびミラー4の方向に分かれて出射する。ペンタプリズム6に入射した光は内部で2度反射された後上方に出てチップ20の下面に達する。チップ20の下面に達し反射した光は逆の経路を通って同軸照明付きレンズ2、カメラ1に達してモニタ7にチップ20の下面の画像が表示される。ハーフミラー3からミラー4に向かった光はミラー4およびミラー5で反射され基板30の上面に達した後、そこで反射された光は同じ経路を戻ってカメラ1に達してモニタ7に重ねて表示される。 【0009】図1において、チップ20のA点と基板30のB点を、カメラ1からペンタプリズム6までの構成要素が待避してチップ20を基板30に搭載したとき重なる2点とする。チップ観察機構でこの2点を観たとき、モニタ7上でこの2点が重なるように予めカメラ1、同軸照明付きレンズ2、ハーフミラー3、ミラー4,5、ペンタプリズム6までの構成要素の位置を調整しておくことによりチップ20の下面の電極と基板30の上面の配線パターンの位置合わせが可能となる。 【0010】この実施の形態では、チップ20および基板30の近傍に斜方照明を設ける必要がなくチップ20と基板30の距離を短くできて光学的、機械的なズレの要因を減らせるため、チップ20を基板30に精度よく搭載できるという特徴がある。さらに、チップ20および基板30の表面状態により斜方照明では見えず同軸照明が適している場合これを適用できる効果がある。 【0011】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す概略構成図である。この実施の形態のチップ観察機構は図2に示すように、チップ20の下面と基板30の上面の画像をとらえるカメラ1と、カメラ1に接続され照明光を出射すると同時にチップ20および基板30からの反射光を集光する同軸照明付きレンズ2と、照明光を水平方向と下方向に分けかつチップ20および基板30からの反射光をレンズ2の方向に向けるハーフミラー3と、ハーフミラー3で下方向に分けられた照明光を基板30の方向へ向けるとともに基板30からの反射光をハーフミラー3の方向へ向けるミラー4および5と、ハーフミラー3の側方に位置しチップ20への照明光およびチップ20からの反射光の向きを変えるミラー8および9と、カメラ1の出力を映し出すモニタ7から構成される。同軸照明付きレンズの照明は、ファイバ照明を用いる。これは例えば、ハロゲンランプや発光ダイオードから出射する光をファイバによりレンズの位置まで導き、レンズを通してチップや基板を照明するものである。この第2の実施の形態の動作は第1の実施の形態の場合と同じである。この第2の実施の形態も第1の実施の形態と同様の効果がある。 【0012】 【発明の効果】以上述べたように、本発明のチップ観察機構は、チップおよび基板の近傍に照明を配置する必要がないため、チップおよび基板の距離を短くすことができ、光学的、機械的なズレの要因を減らせるため精度の高い搭載が可能となるという効果がある。また、表面状態により同軸照明が適するチップおよび基板に対してこれを使用することが可能となるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月17日(1999.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−174222(P2001−174222A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−359155 |
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