| 【発明の名称】 |
装置変形検出システム及びそれを備えた携帯情報端末装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松下 忠行
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| 【要約】 |
【課題】小型の装置に組み込むことが容易であり、且つ、変形が装置を破損するに至るか否かを容易に判定する装置変形検出システム及びそれを備えた携帯情報端末装置を提供する。
【解決手段】装置変形検出システムは、装置が変形すると検査信号SAを出力する変形検出部1、及び、検査信号SAに基づく所定の条件により警告信号SBを出力するタイマー回路2で構成される。装置変形検出システムは、タイマー回路2が警告信号SBを出力すると、ユーザーに対して警報を発生して、装置が破損する恐れがあることを知らせる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検体を成す装置の所定面に支持され、第1の対向面を有する扁平な第1の電極と、前記第1の対向面と所定の間隔を隔てて対向する第2の対向面を有する第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極との間の導通を検知する導通検出回路とを備えることを特徴とする装置変形検出システム。 【請求項2】 前記第1及び第2の対向面が夫々、略長方形状を成すことを特徴とする、請求項1に記載の装置変形検出システム。 【請求項3】 前記導通検出回路は、前記第1の電極及び第2の電極の相互間の導通が所定時間経過すると警報を発生するタイマ回路を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置変形検出システム。 【請求項4】 前記第1の電極は、前記第1の対向面の裏面において前記被検体の所定面に貼付されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の装置変形検出システム。 【請求項5】 前記第1の対向面と前記第2の対向面との間に、該双方の対向面よりも小さな断面積を有するスペーサが配設されることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の装置変形検出システム。 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の装置変形検出システムを備えることを特徴とする携帯情報端末装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、装置変形検出システムに関し、より詳細には、外圧により装置の筐体が変形すると警報を発するシステムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】携帯型の情報機器や通信端末等の装置は、小型化が年々進み、持運びや保管の際に、狭い場所に押し込むことや、重量物を上に載せることで、装置の筐体に対して応力やねじれが生じ、装置を破損してしまうことがあった。 【0003】図4(a)及び(b)は、特開平01−92603号公報に記載の歪み応力検知センサ素子の構造及び特性を示す図である。同図(a)が示すように、歪み応力検知センサ素子には、被検体からの応力が、サージカルテープ53及び弾性体52を介して、伸長導電シート51の両端に加わる。同図(b)が示すように、伸長導電シート51は、加わえられた応力の大きさに応じてその電気抵抗が変化するので、両端に接続された双方のリード線54間の電気抵抗を測定することで応力の大きさを検知する。 【0004】伸長導電シート51を製造するには、ポリエステル繊維糸条からなるタフタを化学処理してNiメッキエステルタフタに加工し、高速水流にさらすことで伸長導電性繊維に加工する。次いで、ウレタン系エラストマー樹脂を両面に熱接着転写する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の技術は、通常の応力以上の力が加わる際に、弾性体52が変形することで、伸長導電シート51の破壊や特性劣化を防ぐものである。だが、伸長導電シート51は、特定の材料及び特定の手順により製造されるので、製造に手間がかかりコストも高くなる。 【0006】本発明は、上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、低コストで小型及び薄型のセンサを採用することにより、小型の装置に組み込むことが容易な装置変形検出システム及びそれを備える携帯情報端末装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の装置変形検出システムは、被検体を成す装置の所定面に支持され、第1の対向面を有する扁平な第1の電極と、前記第1の対向面と所定の間隔を隔てて対向する第2の対向面を有する第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極との間の導通を検知する導通検出回路とを備えることを特徴とする。 【0008】本発明の装置変形検出システムは、低コストで小型及び薄型のセンサを採用したことにより、小型の装置に組み込むことが容易になる。 【0009】本発明で用いる用語“扁平な”とは、被検体を成す装置の所定面が変形すると、それに伴って容易に変形する形状及び強度を有することを意味する。 【0010】また、本発明の装置変形検出システムでは、前記第1及び第2の対向面が夫々、略長方形状を成すこと、又は、前記第1の対向面と前記第2の対向面との間に、該双方の対向面よりも小さな断面積を有するスペーサが配設されることが好ましい。この場合、装置の筐体に働く応力及びひずみが特に容易に検出できる。 【0011】更に、本発明の装置変形検出システムでは、前記導通検出回路は、前記第1の電極及び第2の電極の相互間の導通が所定時間経過すると警報を発生するタイマ回路を有することが好ましい。この場合、応力が装置を破損するに至るか否かを判定することが容易になる。 【0012】前記第1の電極は、前記第1の対向面の裏面において前記被検体の所定面に貼付されることも本発明の好ましい態様である。この場合、特に小型の装置に組み込むことが容易になる。 【0013】本発明の携帯情報端末装置では、上記に記載の装置変形検出システムを備えることを特徴とする。この場合、警報を発することにより、装置の破損を未然に防止できる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例に基づいて、本発明の装置変形検出システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態例の装置変形検出システムのブロック図である。装置変形検出システムは、センサとなる変形検出部1、及び、導通検出回路となるタイマー回路2で構成される。 【0015】変形検出部1は、電極11と電極12とで構成され、電極11はグランドに接続され、電極12はプルアップ抵抗Rを介して電源電圧VCCに接続されて、電極12から検査信号SAをタイマー回路2に出力する。タイマー回路2は、検査信号SAが入力されると、所定の条件により警告信号SBを出力する。 【0016】図2(a)及び(b)は、変形検出部1の詳細を示す平面図及び側面図である。変形検出部1は、電極11、電極12、及び、2つのスペーサ13で構成される。同図(a)が示すように、電極11及び電極12は、装置の筐体に発生する応力を有効に検出できる適当な広さの形状があり、双方とも同じ面積の対向面を有する。スペーサ13は、電極11と電極12とが接触しないように、双方の電極の間に介在してこれを所定の間隔に保つものであり、所定の形状を有する2つのスペーサ13が適当な位置に配置される。変形検出部1は、スペーサ13の形状又は位置を変化させることで、検出できる応力の大きさを調整する。 【0017】同図(b)が示すように、変形検出部1は、薄型のセンサとして構成され、筐体14に密着して配置されることで、絶縁体を成す筐体14を介して相互に絶縁される。筐体14に密着された電極11は、扁平な電極であるので、筐体14の変形に伴って発生する応力により、電極11の対向面が変形して電極12の対向面と接触する。変形検出部1は、電極11及び電極12が略長方形状を成すこと、且つ、2つのスペーサ13が電極11と電極12とを2点支持することで、装置に加わる外力に伴って筐体14に発生する応力及びねじれが有効に検出できる。 【0018】図3は、タイマー回路2の動作を示すタイムチャートである。タイマー回路2は、Lレベルで活性化する検査信号SAが入力され、Lレベルで活性化する警告信号SBを出力する。タイマーは、検査信号SAがLレベルになる立下りで動作を開始し、タイマー設定時間Txの間、検査信号SAがLレベルに維持されるか否かを監視する。タイマー動作中に検査信号SAがHレベルになると、動作を停止する。検査信号SAがLレベルに維持され、且つ、タイマー設定時間Tx動作が経過すると、警告信号SBを出力する。 【0019】タイマー回路2は、時刻t1にタイマー設定時間Txより短い継続時間Taの検査信号SAを入力すると、警告信号SBを出力しない。時刻t2にタイマー設定時間Txより長い継続時間Tbの検査信号SAを入力すると、タイマー終了後の(Tb−Tx)期間に警告信号SBを出力する。 【0020】装置変形検出システムは、変形検出部1が密着された筐体を有する装置に変形があると、応力又はねじれが発生し電極11及び12が導通するので、変形検出部1が検出信号SAをタイマー回路2に出力する。タイマー回路2は、検査信号SAの継続時間を監視することにより、装置の筐体が変形するか否かを判定して、図示されないブザー部に警告信号SBを出力する。ブザー部は、警告信号SBが入力されると、ユーザーに対して警報を発生して、装置が破損する恐れがあることを知らせる。 【0021】上記実施形態例によれば、低コストで小型及び薄型のセンサを採用することにより、小型の装置に組み込むことが容易な装置変形検出システムになる。また、タイマー回路を採用することにより、検出された変形が装置を破損するに至るか否かを容易に判定できる。 【0022】また、携帯情報端末装置は、上記実施形態例の装置変形検出システムを備えれば、警報を発することにより、装置の破損を未然に防止できるので、液晶等の表示部、又は、CDドライブ等の駆動部のような破損しやすい精密な装置を搭載することが容易になる。 【0023】以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明の装置変形検出システムは、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものでなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した装置変形検出システムも、本発明の範囲に含まれる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置変形検出システムでは、低コストで小型及び薄型のセンサを採用することで、小型の装置に組み込むことが容易であり、且つ、タイマー回路を採用することで、変形が装置を破損するに至るか否かを容易に判定できる効果がある。 【0025】また、本発明の携帯情報端末装置では、上記実施形態例の装置変形検出システムを備えれば、警報を発することにより、装置の破損を未然に防止できるので、装置の筐体の強度に対する安全基準が低くなり、筐体の設計が容易になるため、筐体の製造コストも低く抑えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000197366 【氏名又は名称】静岡日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月20日(1999.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096231 【弁理士】 【氏名又は名称】稲垣 清
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| 【公開番号】 |
特開2001−174210(P2001−174210A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−360994 |
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