| 【発明の名称】 |
段階的対応点探索方法、対応点候補抽出方法、三次元位置計測方法、これらの装置、並びに、記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 伸行
【氏名】恩田 寿和
|
| 【要約】 |
【課題】対応点探索における対応点間違いを排除する。
【解決手段】2つの画像1、2のうち、一方の画像(元画像)1で計測位置を指定し、この計測位置で小パッチ3を設定し、この小パッチ3を用いて他方の画像(参照画像)2上の探索範囲4を探索して対応点候補5を複数抽出し、次に、大パッチ6を元画像1の計測位置に設定し、この大パッチ6を用い、対応点候補5の位置のみについて相関を求め、最も相関の強いものを対応点7として検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 サイズの異なる2段階のパッチを用い、2つの画像のうち、一方の画像で計測位置を指定し、この計測位置で小さい方のパッチ(以降これを「小パッチ」と呼ぶ)を設定し、この小パッチを用いて他方の画像上の探索範囲を探索して対応点候補を複数抽出し、次に、大きい方のパッチ(以降これを「大パッチ」と呼ぶ)を前記一方の画像に設定し、この大パッチを用い、前記対応点候補の位置のみについて相関を求め、相関の最も強いものを対応点として検出することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項2】 相関値グラフから対応点候補を複数抽出する方法において、前記相関値グラフから相関の最も強い点を検出し、第一候補として、対応点候補を保存するための配列(以降これを「候補配列」と呼ぶ)の先頭へ保存し、前記相関値グラフから相関の強さが凸の点(以降これを「凸点」と呼ぶ)を順次検出し、前記候補配列に既に保存されている対応点候補(以降これを「保存候補」と呼ぶ)と比較し、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートし、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がある場合は、この凸点を候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に前記候補配列をソートし、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がない場合は、工法配列の末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を前記末尾の保存候補に更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートすることを特徴とする対応点候補抽出方法。 【請求項3】 元画像の縮小画像に小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定し、参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、前記参照画像の縮小画像の前記対応点候補の位置のみに関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点として決定し、この決定した対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算し、元画像にパッチを設定し、このパッチを用いた相関計算により参照画像の探索範囲上の前記対応箇所近傍のみに関して対応点を検出することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項4】 請求項3において、請求項2に記載の対応点抽出方法により対応点候補を抽出することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項5】 請求項3又は4に記載の段階的対応点探索方法により、参照画像における対応点を検出し、次に、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定し、前記検出した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定後の元画像に設定し、請求項3又は4に記載の段階的対応点探索方法により参照画像における対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を検出し、入れ換え設定前の元画像における計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離」と呼ぶ)を計算し、前記回帰距離を基に、入れ換え設定前の参照画像において検出した前記対応点が適切か否か判断することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項6】 第1の対応点探索処理として、元画像の縮小画像に小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定し、参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、前記参照画像の縮小画像の前記対応点候補の位置のみに関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点として検出すること、次に、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定すること、前記検出した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定後の元画像の縮小画像に設定すること、第2の対応点探索処理として、前記計測位置(回帰)に基づき、入れ換え設定後の参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから入れ換え設定後の参照画像の縮小画像上の対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを「縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、入れ換え設定後の参照画像の縮小画像上の前記対応点候補の位置のみに関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)として検出すること、入れ換え設定前の縮小画像における計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離(縮小)」と呼ぶ)を計算し、前記回帰距離(縮小)を基に、入れ換え設定前の参照画像の縮小画像において検出した前記対応点が適切か否か判断し、不適切であれば処理を中断し、適切であれば元画像と参照画像の設定関係を元に戻すこと、及び、入れ換え設定前の参照画像の縮小画像において検出した前記対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算し、元画像においてパッチを設定し、このパッチを用いた相関計算により、参照画像の探索範囲上の前記対応箇所近傍のみに関して対応点を検出することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項7】 請求項6において、第1及び第2それぞれの対応点探索処理で、請求項2に記載の対応点抽出方法により対応点候補を抽出することを特徴とする段階的対応点探索方法。 【請求項8】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、前記左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項3又は4に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項9】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項5に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点が不適切であれば処理を中断し、適切であれば、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項10】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項6又は7に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項11】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項3又は4に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項12】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項5に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、求めた対応点が不適切であれば処理を中断し、適切であればこの対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項13】 左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項6又は7に記載の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする三次元位置計測方法。 【請求項14】 相関値グラフから対応点候補を複数抽出する装置において、対応点候補を保存するための配列(以降これを「候補配列」と呼ぶ)と、相関の最も強い点を検出し、第一候補として、前記候補配列の先頭へ保存する第一候補設定手段と、相関の強さが凸の点(以降これを「凸点」と呼ぶ)を順次検出する凸点検出手段と、前記凸点を前記候補配列に既に保存されている対応点候補(以降これを「保存候補」と呼ぶ)と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートする第1処理手段と、前記凸点を前記保存候補と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がある場合は、この凸点を前記候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に候補配列をソートする第2処理手段と、前記凸点を前記保存候補と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がない場合は、前記候補配列の末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を前記末尾の保存候補へ更新し、相関の強さの順に候補配列をソートする第3処理手段を具備することを特徴とする対応点候補抽出装置。 【請求項15】 通常画像における計測位置とカメラデータを基に通常画像におけるエピポーララインを計算するエピポーラライン設定手段と、縮小比率及び前記計測位置に基づいて縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び前記エピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において小パッチ(以降これを「縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、前記相関値グラフから前記参照画像の縮小画像における対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて前記元画像の縮小画像において大パッチ(以降これを「縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段と、前記縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算する対応箇所設定手段と、前記計測位置に基づいて前記元画像にパッチを設定するパッチ設定手段と、前記参照画像のエピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関して、前記パッチを用いた相関計算によって対応点を検出する通常画像対応点検出手段を具備することを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項16】 請求項15において、前記対応点候補抽出手段が請求項14記載の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項17】 元画像及び参照画像を含む通常画像、元画像及び参照画像の各縮小画像、並びに、通常画像の計測位置を基に、2段階のパッチ(以降これらを「縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を用い、縮小画像において縮小パッチにより対応点候補を抽出し、この対応点候補から縮小パッチ(大)により対応点を決定し、この対応点位置に対応する通常画像における対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)の近傍のみに関して対応点を検出する第1の段階的対応点探索手段と、元画像と参照画像の設定を入れ換える元画像・参照画像設定入れ換え手段と、第1の段階的対応点探索手段で検出した前記対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定された元画像に設定する計測位置(回帰)設定手段と、前記計測位置(回帰)、元画像と参照画像の設定が入れ換わった通常画像及びその縮小画像に基づき、2段階のパッチ(以降これらを「縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を用い、縮小画像において縮小パッチにより対応点候補を抽出し、この対応点候補から縮小パッチ(大)により対応点を決定し、この対応点位置に対応する通常画像における対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)近傍のみに関して対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を検出する第2の段階的対応点探索手段と、前記計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離」ぽ呼ぶ)を計算する回帰距離計算手段と、前記回帰距離を基に第1の段階的対応点探索手段により検出された前記対応点が適切か否か判断する探索結果判断手段を具備することを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項18】 請求項17において、第1の段階的対応点探索手段は請求項15又は16に記載の段階的対応点探索装置であり、第2の段階的対応点探索手段は、前記計測位置(回帰)とカメラデータを基に通常画像におけるエピポーララインを計算するエピポーラライン設定手段と、縮小比率及び前記計測位置に基づいて前記計測位置(回帰)から縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び前記エピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、この相関値グラフから前記参照画像の縮小画像における対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段と、この縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算する対応箇所設定手段と、前記計測位置に基づいて元画像にパッチを設定するパッチ設定手段と、前記参照画像の前記エピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関してパッチを用いた相関計算によって前記回帰対応点を検出する通常画像対応点検出手段を有することを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項19】 請求項18において、第2の段階的対応点探索手段の対応点候補抽出手段が請求項14記載の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項20】 縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定する第1の縮小画像対応点探索処理手段と、元画像と参照画像の設定を入れ換える元画像・参照画像設定入れ換え手段と、第1の縮小画像対応点探索処理手段で決定した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として、入れ換え設定された元画像の縮小画像に設定する計測位置(回帰)設定手段と、前記計測位置(回帰)が設定された状態で、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、次に、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を決定する第2の縮小画像対応点探索処理手段と、前記計測位置(回帰)と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離(縮小)」と呼ぶ)を計算する回帰距離計算手段と、この回帰距離(縮小)を基に第1の縮小画像探索処理手段により決定された縮小画像における前記対応点が適切か否か判断する探索結果判断手段と、適切であると判断された対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算する対応箇所設定手段と、通常画像及び計測位置に基づいて、元画像においてパッチを設定するパッチ設定手段と、通常画像、前記対応箇所及び前記パッチに基づいて、参照画像上におけるエピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関して、前記パッチを用いた相関計算によって対応点を検出する通常画像対応点検出手段を具備することを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項21】 請求項20において、第1の縮小画像対応点探索処理手段は、縮小比率及び通常画像における計測位置に基づいて縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び通常画像のエピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、相関値グラフから対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて前記元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段を有し、第2の縮小画像対応点探索処理手段は、前記計測位置(回帰)、カメラデータ及び縮小比率を基に縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(回帰)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、この相関値グラフから対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(回帰)に基づいて前記元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における回帰対応点として設定する対応点設定手段を有することを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項22】 請求項21において、第1及び第2の縮小画像対応点探索処理手段が有する対応点候補抽出手段がそれぞれ、請求項14に記載の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置。 【請求項23】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項15又は16に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項24】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項17又は18又は19に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項25】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項20又は21又は22に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項26】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項15又は16に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項27】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項17又は18又は19に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項28】 左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項20又は21又は22に記載の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする三次元位置計測装置。 【請求項29】 請求項3又は4に記載する段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして、記録している記録媒体。 【請求項30】 請求項5に記載する段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項31】 請求項6又は7に記載する段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項32】 請求項8に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項33】 請求項9に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項34】 請求項10に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項35】 請求項11に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項36】 請求項12に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。 【請求項37】 請求項13に記載する三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している記録媒体。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、段階的対応点探索方法、対応点候補抽出方法、三次元位置計測方法、これらの装置、並びに、記録媒体に関し、いわゆるステレオ画像を用いた三次元位置計測に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】ステレオ画像を用いた三次元位置計測方法として、一方の入力画像の一部を計測位置にて切り出してその濃淡パターンを画像モデル(以降これを「パッチ」と呼ぶ)として記憶し、もう一方の入力画像(以降これを「参照画像」と呼ぶ)においてパッチと同じパターンを持つ画像の小領域の位置(以降これを「対応点」と呼ぶ)を、濃淡パターンの相関から検出する方法(以降これを「領域相関法」と呼ぶ)が用いられている。以降、パッチの元になる画像を「元画像」と呼ぶ。 【0003】また、対応点探索においては、探索範囲をエピポーラライン上に拘束する手法が用いられることがある。エピポーララインとは対応点が存在可能な直線であり、ステレオ画像を取り込む2台のカメラの位置関係から導かれる。 【0004】領域相関法について更に詳言すると、■先ず、検査前の予備段階として、対象物のサンプルの画像(元画像)の一部を切り出して、その部分の濃度に関するパターンを、パッチとして記憶する。 ■次に、検査時に、もう一方のサンプルの画像(参照画像)から、1画素ずれた各点毎に順次パッチと同じ形状で且つ同じ大きさの濃度に関するパターンを切り出し、各点毎にパッチと切り出したパターンとの相関値を計算し、相関の最も強いパターンが切り出された点の位置を、パッチとの対応点の位置とする。ここで、相関値の大小と相関の強弱は相関値を求める計算式により異なり、相関値が最小の場合に相間が最強となる計算式と、相関値が最大の場合に相関が最強となる計算式とがある。 【0005】下式(1)は2つのパターン間の相関値を求める計算式の一例であり、式中のPi はパッチのi番目の画素の濃度であり、Qi は切り出したパターンのi番目の画素の濃度であり、この式(1)の場合は、切り出した各パターンのうち、相関値Cが最小となるパターンが切り出された点の位置を、対応点の位置として決定することになる。 【数1】
【0006】また、下式(2)は相関値の計算式の他の例であり、この場合は、切り出したパターンのうち、相関値Cが最大となるパターンが切り出された点の位置を、対応点の位置として決定することになる。 【数2】
【0007】上述した相関マッチング処理は、常識的で広く使用されているが、厳密に言うと次の点で問題がある。 【0008】即ち、1画素ずつずれた各点毎にパターンを切り出しているから、式(1)の計算から得られる対応点の位置は1画素毎の離散的なものであり、つまり、1画素を単位とする整数で表されるので、場合によっては真の対応点から最大で±0.5画素分ずれた位置になる危険性がある。そして、この0.5画素のずれが実際の対象物上でどのような寸法になるかは、撮影に用いるビデオカメラの分解能等に依存するので、従来の相関マッチング処理では対処することができないものである。 【0009】しかしながら、実用的には0.5画素のずれは影響が大きく、精密な位置決めには使用することができない。例えば、ビデオカメラの分解能が水平方向に512画素で視角が60°、ビデオカメラと対象物間の距離が2mである場合、±0.5画素のずれは約5mmとなる。 【0010】そこで、対応点位置を入力画像の分解能よりも精密に計算できるようにする技術として特開平8−43024号公報(特願平6−178022号)で開示される「相関マッチングの対応点位置計測方法及び装置」がある。これは、次のような2種類の内容の、補間演算による対応点実数化処理技術である。 【0011】相関が強いほど相関値が小さくなる計算式を用いる場合は、下記の手順■〜■により対応点位置を計測する。 ■参照画像の各点毎に、パッチと同じ形状で且つ同じ大きさのパターンを切り出し、パッチと切り出したパターンとの相関値を、相関が強いほど相関値が小さくなる計算式で計算する。 ■各点での相関値の計算結果から、相関が最も強い第1の点の位置A0 と、同第1の点での相関値C0 と、第1の点を含む一次元上で第1の点の直前に位置する第2の点での相関値C-1と、同一次元上で第1の点の直後に位置する第3の点での相関値C+1とを求める。 ■第2の点での相関値C-1と第3の点での相関値C+1の大小関係を判定する。 ■判定結果から、C-1>C+1の場合は下式(3)により、C-1<C+1の場合は下式(4)により、参照画像におけるパッチとの対応点の位置Ar を補間演算で求める。この補間演算により、対応点の位置Ar は実数になる、つまり、対応点の位置は、整数位置A0 から実数位置Ar へと実数化される。 Ar =A0 −(1/2)(C-1−C+1)/(C0 −C-1) …式(3) Ar =A0 +(1/2)(C+1−C-1)/(C0 −C+1) …式(4) 【0012】相関が強いほど相関値が大きくなる計算式を用いる場合は、上述の「相関が強いほど相関値が小さくなる計算式を用いる場合」に対し、下記の点■■が異なるだけで、他の構成は同じである。 ■パッチと切り出したパターンとの相関値を、相関が強いほど相関値が大きくなる計算式で計算する。 ■上記と同様の判定結果から、C-1<C+1の場合は上式(3)により、C-1>C+1の場合は上式(4)により、参照画像におけるパッチとの対応点の位置Ar を補間演算で求める。 【0013】係る従来技術によれば、参照画像中でパッチとの真の対応点の近傍では、図26に示すように、真の対応点Ar を含む一次元即ち直線11上の前後で、相関の強弱は真の対応点Ar を中心に良い近似で対称に変化する。つまり、直線11と直交する軸12上に相関値Cをとれば、真の対応点Ar より前側での相関値の変化直線13と、後側での相関値の変化直線14とは、互いに傾きの符号が逆で、その絶対値が同一の傾きである。なお、図26では相関値が小さいほど相関が強いものとしているが、逆の場合でも同様である。 【0014】更に詳言すると、まず、上記式(1)など、相関が強いほど相関値Cが小さくなる計算式を用いる場合、位置Aと相関値Cとの直交座標系を導入すると、図27または図28に示すように、パターンを切り出した点の位置とその点での相関値との対(A0 ,C0 ),(A-1,C-1),(A+1,C+1)をプロットすることができる。但し、A0 は相関が最も強い第1の点の位置、C0 は第1の点A0 での相関値、A-1は第1の点を含む一次元A上で第1の点の直前に位置する第2の点の位置、C-1は第2の点A-1での相関値、A+1は同一次元A上で第1の点の直後に位置する第3の点の位置、C+1は第3の点A+1での相関値をそれぞれ示している。 【0015】図27はC-1>C+1となる場合の例であり、この場合は、点(A0 ,C0 )と点(A-1,C-1)を通る実線の直線15を引き、この直線15と符号が反対で絶対値が等しい傾きを持ち且つ点(A+1,C+1)を通る二点鎖線の直線16との交点を求めれば、そのA座標が対応点の位置Ar となる。 【0016】図28はC-1<C+1となる場合の例であり、この場合は、点(A0 ,C0 )と点(A+1,C+1)を通る実線の直線17を引き、この直線17と符号が反対で絶対値が等しい傾きを持ち且つ点(A-1,C-1)を通る二点鎖線の直線18との交点を求めれば、そのA座標が対応点の位置Ar となる。 【0017】一方、前記式(2)など、相関が強いほど相関値Cが大きくなる計算式を用いる場合、位置Aと相関値Cとの直交座標系を導入すると、図29または図30に示すように、パターンを切り出した点の位置とその点での相関値との対(A0 ,C0 ),(A-1,C-1),(A+1,C+1)をプロットすることができる。但し、A0 は相関が最も強い第1の点の位置、C0 は第1の点A0 での相関値、A-1は第1の点を含む一次元A上で第1の点の直前に位置する第2の点の位置、C-1は第2の点A-1での相関値、A+1は同一次元A上で第1の点の直後に位置する第3の点の位置、C+1は第3の点A+1での相関値をそれぞれ示している。 【0018】図29はC-1<C+1となる場合の例であり、この場合は、図27と同じく点(A0 ,C0 )と点(A-1,C-1)を通る実線の直線15を引き、この直線15と符号が反対で絶対値が等しい傾きを持ち且つ点(A+1,C+1)を通る二点鎖線の直線16との交点を求めれば、そのA座標が対応点の位置Ar となる。 【0019】図30はC-1>C+1となる場合の例であり、この場合は、図28と同じく点(A0 ,C0 )と点(A+1,C+1)を通る実線の直線17を引き、この直線17と符号が反対で絶対値が等しい傾きを持ち且つ点(A-1,C-1)を通る二点鎖線の直線18との交点を求めれば、そのA座標が対応点の位置Ar となる。 【0020】係る特開平8−43024号公報が開示する「相関マッチングの対応点位置計測方法」によれば、上述した対称性を利用して補間することにより真の対応点Ar に実質的に等しい精密な対応点を求めることができ、しかも、この補間に前述した式(3)及び式(4)を用いると、これらは比較的単純な式なので、補間演算に要する時間が短いという利点がある。 【0021】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の「相関マッチングの対応点位置計測方法」も含め、従来技術に係る「領域相関法」においては、参照画面の探索範囲上にパッチと似通った画像パターンを持つ部分が複数点存在する場合、本来の位置とは異なる位置の点が対応点として検出されることがある。この間違った対応点は大きな計測誤差を生じる原因となる。 【0022】本発明は上記従来技術に鑑み、対応点間違いの発生を排除することができる段階的対応点探索方法、対応点候補抽出方法、三次元位置計測方法、これらの装置、並びに、記憶媒体を提供することを目的とする。 【0023】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は基本的な段階的対応点探索方法であり、サイズの異なる2段階のパッチを用い、2つの画像のうち、一方の画像で計測位置を指定し、この計測位置で小さい方のパッチ(以降これを「小パッチ」と呼ぶ)を設定し、この小パッチを用いて他方の画像上の探索範囲を探索して対応点候補を複数抽出し、次に、大きい方のパッチ(以降これを「大パッチ」と呼ぶ)を前記一方の画像に設定し、この大パッチを用い、前記対応点候補の位置のみについて相関を求め、相関の最も強いものを対応点として検出することを特徴とする。 【0024】請求項2に係る発明は対応点候補抽出方法であり、相関値グラフから相関の最も強い点を検出し、第一候補として、対応点候補を保存するための配列(以降これを「候補配列」と呼ぶ)の先頭へ保存し、前記相関値グラフから相関の強さが凸の点(以降これを「凸点」と呼ぶ)を順次検出し、前記候補配列に既に保存されている対応点候補(以降これを「保存候補」と呼ぶ)と比較し、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートし、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がある場合は、この凸点を候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に前記候補配列をソートし、前記凸点が保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がない場合は、候補配列の末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を前記末尾の保存候補に更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートすることを特徴とする。 【0025】請求項3に係る発明は段階的対応点探索方法であり、元画像の縮小画像に小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定し、参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、前記参照画像の縮小画像の前記対応点候補の位置のみに関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点として決定し、この決定した対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算し、元画像にパッチを設定し、このパッチを用いた相関計算により参照画像の探索範囲上の前記対応箇所近傍のみに関して対応点を検出することを特徴とする。 【0026】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、請求項2に係る発明の対応点抽出方法により対応点候補を抽出することを特徴とする段階的対応点探索方法である。 【0027】請求項5に係る発明は段階的対応点探索方法であり、請求項3又は4に係る発明の段階的対応点探索方法により、参照画像における対応点を検出し、次に、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定し、前記検出した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定後の元画像に設定し、請求項3又は4に係る発明の段階的対応点探索方法により参照画像における対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を検出し、入れ換え設定前の元画像における計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離」と呼ぶ)を計算し、前記回帰距離を基に、入れ換え設定前の参照画像において検出した前記対応点が適切か否か判断することを特徴とする。 【0028】請求項6に係る発明は段階的対応点探索方法であり、第1の対応点探索処理として、元画像の縮小画像に小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定し、参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、前記参照画像の縮小画像の前記対応点候補の位置のみに関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点として検出すること、次に、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定すること、前記検出した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定後の元画像の縮小画像に設定すること、第2の対応点探索処理として、前記計測位置(回帰)に基づき、入れ換え設定後の参照画像の縮小画像の探索範囲上に関して小パッチ(以降これを縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を用いた相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから入れ換え設定後の参照画像の縮小画像上の対応点候補を抽出し、前記元画像の縮小画像に大パッチ(以降これを「縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定し、入れ換え設定後の参照画像の縮小画像上の前記対応点候補の位置のみに関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)として検出すること、入れ換え設定前の縮小画像における計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離(縮小)」と呼ぶ)を計算し、前記回帰距離(縮小)を基に、入れ換え設定前の参照画像の縮小画像において検出した前記対応点が適切か否か判断し、不適切であれば処理を中断し、適切であれば元画像と参照画像の設定関係を元に戻すこと、及び、入れ換え設定前の参照画像の縮小画像において検出した前記対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算し、元画像においてパッチを設定し、このパッチを用いた相関計算により、参照画像の探索範囲上の前記対応箇所近傍のみに関して対応点を検出することを特徴とする。 【0029】請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明において、第1及び第2それぞれの対応点探索処理で、請求項2に係る発明の対応点抽出方法により対応点候補を抽出することを特徴とする段階的対応点探索方法である。 【0030】請求項8に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、前記左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項3又は4に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0031】請求項9に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項5に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点が不適切であれば処理を中断し、適切であれば、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0032】請求項10に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項6又は7に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0033】請求項11に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項3又は4に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0034】請求項12に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項5に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、求めた対応点が不適切であれば処理を中断し、適切であればこの対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0035】請求項13に係る発明は三次元位置計測方法であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力し、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作り、計測位置を前記元画像で指定し、請求項6又は7に係る発明の段階的対応点探索方法により前記参照画像上の対応点を求め、この対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算し、再計算で得た対応点、前記計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算することを特徴とする。 【0036】請求項14に係る発明は対応点候補抽出装置であり、相関値グラフから対応点候補を複数抽出する装置において、対応点候補を保存するための配列(以降これを「候補配列」と呼ぶ)と、相関の最も強い点を検出し、第一候補として、前記候補配列の先頭へ保存する第一候補設定手段と、相関の強さが凸の点(以降これを「凸点」と呼ぶ)を順次検出する凸点検出手段と、前記凸点を前記候補配列に既に保存されている対応点候補(以降これを「保存候補」と呼ぶ)と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に前記候補配列をソートする第1処理手段と、前記凸点を前記保存候補と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がある場合は、この凸点を前記候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に候補配列をソートする第2処理手段と、前記凸点を前記保存候補と比較し、凸点が前記保存候補に対して位置的に近傍に無く、かつ、前記候補配列に余裕がない場合は、前記候補配列の末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を前記末尾の保存候補へ更新し、相関の強さの順に候補配列をソートする第3処理手段を具備することを特徴とする。 【0037】請求項15に係る発明は段階的対応点探索装置であり、通常画像における計測位置とカメラデータを基に通常画像におけるエピポーララインを計算するエピポーラライン設定手段と、縮小比率及び前記計測位置に基づいて縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び前記エピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において小パッチ(以降これを「縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、前記相関値グラフから前記参照画像の縮小画像における対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて前記元画像の縮小画像において大パッチ(以降これを「縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段と、前記縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算する対応箇所設定手段と、前記計測位置に基づいて前記元画像にパッチを設定するパッチ設定手段と、前記参照画像のエピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関して、前記パッチを用いた相関計算によって対応点を検出する通常画像対応点検出手段を具備することを特徴とする。 【0038】請求項16に係る発明は、請求項15に係る発明において、前記対応点候補抽出手段が請求項14に係る発明の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置である。 【0039】請求項17に係る発明は段階的対応点探索装置であり、元画像及び参照画像を含む通常画像、元画像及び参照画像の各縮小画像、並びに、通常画像の計測位置を基に、2段階のパッチ(以降これらを「縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を用い、縮小画像において縮小パッチにより対応点候補を抽出し、この対応点候補から縮小パッチ(大)により対応点を決定し、この対応点位置に対応する通常画像における対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)の近傍のみに関して対応点を検出する第1の段階的対応点探索手段と、元画像と参照画像の設定を入れ換える元画像・参照画像設定入れ換え手段と、第1の段階的対応点探索手段で検出した前記対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として入れ換え設定された元画像に設定する計測位置(回帰)設定手段と、前記計測位置(回帰)、元画像と参照画像の設定が入れ換わった通常画像及びその縮小画像に基づき、2段階のパッチ(以降これらを「縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を用い、縮小画像において縮小パッチにより対応点候補を抽出し、この対応点候補から縮小パッチ(大)により対応点を決定し、この対応点位置に対応する通常画像における対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)近傍のみに関して対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を検出する第2の段階的対応点探索手段と、前記計測位置と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離」ぽ呼ぶ)を計算する回帰距離計算手段と、前記回帰距離を基に第1の段階的対応点探索手段により検出された前記対応点が適切か否か判断する探索結果判断手段を具備することを特徴とする。 【0040】請求項18に係る発明は、請求項17に係る発明において、第1の段階的対応点探索手段は請求項15又は16に係る発明の段階的対応点探索装置であり、第2の段階的対応点探索手段は、前記計測位置(回帰)とカメラデータを基に通常画像におけるエピポーララインを計算するエピポーラライン設定手段と、縮小比率及び前記計測位置に基づいて前記計測位置(回帰)から縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び前記エピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、この相関値グラフから前記参照画像の縮小画像における対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段と、この縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算する対応箇所設定手段と、前記計測位置に基づいて元画像にパッチを設定するパッチ設定手段と、前記参照画像の前記エピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関してパッチを用いた相関計算によって前記回帰対応点を検出する通常画像対応点検出手段を有することを特徴とする。 【0041】請求項19に係る発明は、請求項18に係る発明において、第2の段階的対応点探索手段の対応点候補抽出手段が請求項14に係る発明の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置である。 【0042】請求項20に係る発明は段階的対応点探索装置であり、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定する第1の縮小画像対応点探索処理手段と、元画像と参照画像の設定を入れ換える元画像・参照画像設定入れ換え手段と、第1の縮小画像対応点探索処理手段で決定した対応点を計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として、入れ換え設定された元画像の縮小画像に設定する計測位置(回帰)設定手段と、前記計測位置(回帰)が設定された状態で、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、次に、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を決定する第2の縮小画像対応点探索処理手段と、前記計測位置(回帰)と前記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離(縮小)」と呼ぶ)を計算する回帰距離計算手段と、この回帰距離(縮小)を基に第1の縮小画像探索処理手段により決定された縮小画像における前記対応点が適切か否か判断する探索結果判断手段と、適切であると判断された対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算する対応箇所設定手段と、通常画像及び計測位置に基づいて、元画像においてパッチを設定するパッチ設定手段と、通常画像、前記対応箇所及び前記パッチに基づいて、参照画像上におけるエピポーラライン上の前記対応箇所近傍のみに関して、前記パッチを用いた相関計算によって対応点を検出する通常画像対応点検出手段を具備することを特徴とする。 【0043】請求項21に係る発明は、請求項20に係る発明において、第1の縮小画像対応点探索処理手段は、縮小比率及び通常画像における計測位置に基づいて縮小画像における計測位置(以降これを「計測位置(縮小)」と呼ぶ)を計算する計測点変換手段と、縮小比率及び通常画像のエピポーララインに基づいて縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、相関値グラフから対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(縮小)に基づいて前記元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、前記参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して前記縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する対応点設定手段を有し、第2の縮小画像対応点探索処理手段は、前記計測位置(回帰)、カメラデータ及び縮小比率を基に縮小画像におけるエピポーラライン(以降これを「エピポーラライン(縮小)」と呼ぶ)を計算するエピポーラライン変換手段と、前記計測位置(回帰)に基づいて元画像の縮小画像において縮小パッチ(小)を設定する縮小パッチ(小)設定手段と、参照画像の縮小画像の前記エピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して前記縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い相関値グラフを作成する相関値グラフ作成手段と、この相関値グラフから対応点候補を抽出する対応点候補抽出手段と、前記計測位置(回帰)に基づいて前記元画像の縮小画像において縮小パッチ(大)を設定する縮小パッチ(大)設定手段と、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い相関が最も強い点を縮小画像における回帰対応点として設定する対応点設定手段を有することを特徴とする段階的対応点探索装置である。 【0044】請求項22に係る発明は、請求項21に係る発明において、第1及び第2の縮小画像対応点探索処理手段が有する対応点候補抽出手段がそれぞれ、請求項14に係る発明の対応点候補抽出装置であることを特徴とする段階的対応点探索装置である。 【0045】請求項23に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項15又は16に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0046】請求項24に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項17又は18又は19に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0047】請求項25に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項20又は21又は22に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0048】請求項26に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項15又は16に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0049】請求項27に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項17又は18又は19に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0050】請求項28に係る発明は三次元位置計測装置であり、左右画像を元画像及び参照画像として入力する画像入力手段と、左右画像から元画像及び参照画像の縮小画像を作る画像処理手段と、計測位置を元画像で指定する計測位置指定手段と、請求項20又は21又は22に係る発明の段階的対応点探索装置と、この段階的対応点探索装置により検出された対応点を中心とする複数点の相関値データを用いる補間処理により対応点を再計算する対応点実数化手段と、再計算した対応点、計測位置、カメラデータから三次元位置を計算する三次元位置計算手段を具備することを特徴とする。 【0051】請求項29に係る発明は記録媒体であり、請求項3又は4に係る発明の段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして、記録している。請求項30に係る発明は記録媒体であり、請求項5に係る発明の段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項31に係る発明は記録媒体であり、請求項6又は7に係る発明の段階的対応点探索方法の手順を、当該段階的対応点探索方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項32に係る発明は記録媒体であり、請求項8に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項33に係る発明は記録媒体であり、請求項9に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項34に係る発明は記録媒体であり、請求項10に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項35に係る発明は記録媒体であり、請求項11に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項36に係る発明は記録媒体であり、請求項12に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。請求項37に係る発明は記録媒体であり、請求項13に係る発明の三次元位置計測方法の手順を、当該三次元位置計測方法をコンピュータで実現するコンピュータプログラムとして記録している。 【0052】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の実施形態例を説明する。 【0053】[基本段階的対応点探索方法]図1に基づき、本発明の実施形態例として、基本となる段階的対応点探索方法(以降これを「基本段階的対応点探索方法」と呼ぶ)を説明する。図1は基本段階的対応点探索方法を説明する模式図を示す。 【0054】図1を参照すると、本実施形態例では、対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチを用い、2つの画像1、2のうち、一方の画像1を元画像、もう一方の画像2を参照画像として設定し、元画像1上に適宜な計測位置を指定し、指定された計測位置にて元画像1に、先ず、小さい方のパッチ(以降これを「小パッチ」と呼ぶ)3を設定し、この小パッチ3を用いて参照画像2の探索範囲4上を探索することにより、対応点候補5を複数点(予め設定した数)抽出する。その後、大きい方のパッチ(以降これを「大パッチ」と呼ぶ)6を元画像1に設定し、この大パッチ6を用いて各対応点候補5の位置のみについて参照画像2において相関を求め、大パッチ6を用いた場合の相関の最も強いものを対応点7とする。これにより、対応点間違いの発生を排除することができ、対応点探索の信頼性が高まる。また、計測位置、対応点6及びカメラデータから、計測位置データに信頼性がある三次元位置計測を行うことができる。この場合、元画像及び参照画像は通常解像度の画像(以降これを「通常画像」と呼ぶ)であっても、通常画像を適当な縮小比率により縮小したもの、言い換えれば、通常画像から所定の間隔毎の画像データにより構成した解像度の低い画像(以降これを「縮小画像」と呼ぶ)であっても良い。 【0055】つまり、対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチ3、6を用い、まず小パッチ3で複数の対応点候補5を抽出し、次に大パッチ6で対応点候補5の位置のみについて相関計算を行い対応点7を決定することで、小パッチ3において似通った画像パターンが存在していても、大パッチ6では比較する領域を広げた分、異なる画像となるため、対応点間違いを排除できる。更に、対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチ3、6を用い、予め小パッチ3で対応点候補5を抽出し、次に大パッチ6で対応点候補5の位置のみについて相関計算を行い対応点7を決定するため、単に大きなサイズのパッチのみ用いて対応点探索を行うよりも、計算量が減り高速な処理を実現できる。更に、対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチ3、6を用い、まず小パッチ3で対応点候補5を抽出し、次に大パッチ6で対応点候補5の位置のみについて相関計算を行い対応点7を決定することにより、1つの計測位置に対して大小2種類の画像パターンで対応点を検出することになるため、検出した対応点の信頼性が高い。 【0056】[対応点候補抽出方法]図2に基づき、対応点候補を抽出する方法の例を説明する。図2は対応点候補抽出方法の処理手順のフローチャートを示す。図2に示すように、対応点候補を保存するための配列(以降これを「候補配列」と呼ぶ)を用いて、次の手順(1)〜(7) により、相関値グラフから対応点候補を抽出する。候補配列は一種の記憶手段である。相関値グラフは参照画像又はその縮小画像の探索範囲上に関して小パッチを用いた相関計算により得られる。 (1) まず、候補配列をクリアする(ステップS1)。 (2) 相関値グラフから相関の最も強い点を検出し、これを第一候補として、候補配列の先頭へ保存する(ステップS2)。ここで、相関が強いほど相関値が大きくなる相関計算方法を用いる場合は、相関値が最も大きい点が第一候補となり、また、相関が強いほど相関値が小さくなる相関計算方法を用いる場合は、相関値が最も小さい点が第一候補となる。 (3) 相関値グラフから、相関の強さが凸の点(以降これを「凸点」と呼ぶ)を順次検出する(ステップS3)。ここで、相関が強いほど相関値が大きくなる相関計算方法を用いる場合は、相関値が上側に凸の点が凸点となり、また、相関が強いほど相関値が小さくなる相関計算方法を用いる場合は、相関値が下側に凸の点が凸点となる。 (4) 候補配列に既に保存されている或る対応点候補(以降これを「保存候補」と呼ぶ)と比較し、或る凸点が保存候補に対して位置的に予め定めた所定の近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に候補配列をソートする(ステップS4、ステップS5、ステップS10)。この処理の判断を以降「候補抽出第1判断」と呼ぶ。 (5) 保存候補と比較して、凸点が位置的に近傍に無く、候補配列に余裕がある場合は、この凸点を候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に候補配列をソートする(ステップS6、ステップS7、ステップS10)。この処理の判断を以降「候補抽出第2判断」と呼ぶ。 (6) 保存候補と比較して、凸点が位置的に近傍に無く、候補配列に余裕がない場合は、候補配列中末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を末尾の保存候補へ更新し、相関の強さの順に候補配列をソートする(ステップS8、ステップS9、ステップS10)。この処理の判断を以降「候補抽出第3判断」と呼ぶ。なお、この候補抽出第3判断にて、凸点の方が相関が弱いならば、次の凸点に対する処理に移る。 (7) 上記手順(3) から(6) を繰り返し、相関グラフを一通り検査し終わったら、処理を終了する(ステップS10、ステップS3)。 【0057】[通常画像と縮小画像を用いた対応点探索方法]一般に、対応点探索には、時間がかかる濃淡パターンの相関演算を多量に行う必要があるため、パッチのサイズが大きくなるほど処理時間が長くなる。 【0058】図3に示すように、通常画像(通常解像度の画像)21と、通常画像21から所定間隔毎の画像データにより構成した縮小画像(解像度の低い画像)22とを段階的解像度画像として用意し、最初は縮小画像22のエピポーラライン(縮小)26上に関して対応点(縮小)27を探索し、次に、この対応点(縮小)27の位置に対応する通常画像21上の位置(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)28の近傍のみについて、対応点探索を行うことにより、計算時間を短縮することができる。例えば、縮小比率1/2で行った場合、最初の対応点探索において探索範囲が1/2となりパッチサイズが1/4となるので相関計算の対象となる点数は1/8に減少し、処理時間が短縮し、処理が高速化する。なお、図3中、21aは元画像、21bは参照画像を示し、これらは予め設定されており、22aは元画像21aの縮小画像、22bは参照画像21aの縮小画像を示す。 【0059】詳しくは、図4に示すように、下記■〜■の処理手順により、上記「通常画像と縮小画像を用いた対応点探索方法」を行う。 ■元画像21aの計測位置23から、その縮小画像22aにおける計測位置(縮小)25を計算し、設定する(ステップS11)。 ■参照画像21bにおけるエピポーラライン(探索範囲)24から、その縮小画像22bにおけるエピポーラライン(縮小)26を計算し、設定する(ステップS12)。 ■計測位置(縮小)25を設定した縮小画像22aにおいて縮小比率に対応するサイズのパッチ(以降これを「縮小パッチ」と呼ぶ)を設定する(ステップS13)。 ■もう一方の縮小画像22bのエピポーラライン(縮小)26上の探索範囲に関して対応点(縮小)27を相関計算によって検出する(ステップS14)。 ■縮小画像22b上の対応点(縮小)27の位置から参照画像21b上の対応点位置、つまり、対応箇所28を計算する(ステップS15)。 ■計測位置23を設定した元画像21aにおいてパッチを設定する(ステップS16)。 ■参照画像21bのエピポーラライン24上の対応箇所28の近傍のみに関して対応点を相関計算によって検出する(ステップS17)。 【0060】[回帰的対応点探索方法]一方、図5に示すように、下記■〜■の処理手順により、対応点探索において、回帰的に対応点を探索することにより、対応点間違いを排除することが可能である。以降、この方法を、「回帰的対応点探索方法」と呼ぶ。 ■先ず、図5(a)に示すように、2つの画像31、32のうち、一方の画像31を元画像、もう一方の画像32を参照画像として設定し、元画像31上に適宜な計測位置33を指定し、計測位置33にて元画像31にパッチを設定し、このパッチを用いて参照画像32のエピポーラライン37の探索範囲上で対応点34を検出する。 ■その後、今度は、図5(b)に示すように、2つの画像31、32のうち、一方の画像31を参照画像、もう一方の画像32を元画像に入れ換えて設定し直し、先に検出した対応点34を入れ換え設定後の元画像32上の計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)35としてパッチを設定し、入れ換え設定後の参照画像31のエピポーラライン38上の探索範囲について回帰的に対応点探索を行い対応点36を検出する(以降この処理を「回帰処理」と呼び、回帰処理で得られる対応点を「回帰対応点」と呼ぶ)。 (3) そして、計測位置33と回帰対応点36との距離(以降これを「回帰距離」と呼ぶ)を調べ、回帰距離が予め設定しておいた所定の範囲内である場合にのみ、対応点33が正しく得られたものと判断する。これにより、対応点間違いの発生を排除することができ、対応点探索の信頼性が高まる。以降、必要に応じて、回帰処理の説明に用いる用語には「(回帰)」を付して他と区別する。回帰距離が所定範囲外であれば不適切であると判断することができ、この場合、処理を中断すれば良い。なお、所定範囲は、例えば適宜な手法により予め定めておくことができる。2つの画像31、32としては、通常画像、あるいは、縮小画像を用いることができる。また、処理中断の場合、不適切な対応点の次に相関が強い点を改めて対応点と定め、回帰処理を行うことができる。 【0061】[段階的対応点探索方法1]そこで、上記「通常画像と縮小画像を用いた対応点探索方法」において、縮小画像上の対応点の探索にサイズの異なる2段階のパッチを用い、まず小パッチで複数の対応点候補を抽出し、次に大パッチで対応点候補の位置のみについて相関計算を行い縮小画像における対応点を決定し、この縮小画像における対応点位置に対応する通常画像の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算し、元画像に計測位置にパッチを設定し、対応箇所近傍のみに関して相関計算により参照画像上の対応点を探索することにより、対応点間違いを排除できるとともに、計算量が低減し、処理時間の短縮が可能となる。以降、この方法を「段階的対応点探索方法1」と呼ぶ。 【0062】図6、図7に基づき、本発明の実施形態例として、上記「段階的対応点探索方法1」を説明する。 【0063】図6、図7に示すように、下記(1) 〜(11)の処理手順により、「段階的対応点探索方法1」を行う。ここで、下記(1) から(8) までの処理は図6に示され、以降これを「縮小画像対応点探索処理」と呼び、図7中のステップS31での処理に該当する。 (1) 通常画像における計測位置から、縮小画像における計測位置を計算する(図6中、ステップS21)。 (2) 通常画像における計測位置とカメラデータから、通常画像におけるエピポーララインを設定する計算し、設定する(図6中、ステップS22)。 (3) 通常画像におけるエピポーララインから、縮小画像におけるエピポーララインを計算し、設定する(図6中、ステップS23)。 (4) 元画像の縮小画像において、縮小比率に対応するサイズの小パッチ(以降これを「縮小パッチ(小)」と呼ぶ)を設定する(図6中、ステップS24)。 (5) 参照画像の縮小画像のエピポーラライン上の探索範囲に関して、縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い、相関値グラフを作成する(図6中、ステップS25)。 (6) 相関値グラフから対応点候補を抽出する(図6中、ステップS26)。例えば、先に図2に基づいて説明した上記「対応点候補抽出方法」により、対応点候補を抽出する。 (7) 元画像の縮小画像において、縮小比率に対応したサイズの大パッチ(以降これを「縮小パッチ(大)」と呼ぶ)を設定する(図6中、ステップS27)。 (8) 参照画像の縮小画像の対応点候補の位置のみに関して、縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い、最も相関の強い点を対応点と決定する(図6中、ステップS28)。 (9) 上記手順(1) 〜(8) による「縮小画像対応点探索処理」(図7中、ステップS31参照)で決定した縮小画像上の対応点の位置から、これに対応する通常画像(参照画像)上の対応点(以降これを「対応箇所」と呼ぶ)を計算する(図7中、ステップS32)。 (10)元画像(通常画像)において、小パッチを設定する(図7中、ステップS33)。 (11)参照画像(通常画像)のエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して、小パッチを用いた相関計算により対応点を検出する(図7中、ステップS34)。即ち、上記手順(1) 〜(8) による「縮小画像対応点探索処理」で対応点間違いが予め排除されているので、通常画像での対応点探索において任意サイズの小パッチを一種類用い、このパッチを元画像に設定し、参照画像のエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して相関計算により対応点を検出するようにしている。以上のように、上記「段階的対応点探索方法1」ではサイズの異なる2段階のパッチを用いて対応点探索を行うため、信頼性のある対応点を得ることができる。 【0064】[段階的対応点探索方法2]次に、図8に基づいて、本発明の実施形態例として、上記「段階的対応点探索方法1」を回帰的に処理することにより、対応点間違いを効果的に排除できる対応点探索方法を説明する。以降、本例の方法を「段階的対応点探索方法2」と呼ぶ。 【0065】図8に示すように、以下の手順(1) 〜(7) により「段階的対応点探索方法2」を行う。 (1) まず、上記「段階的対応点探索方法1」により、参照画像における対応点を検出する(ステップS41)。 (2) 次に、回帰処理を行う否か判断し(ステップS42)、行う場合はステップS43へ、行わない場合はステップS45へ進む。 (3) 最初は回帰処理を行うので、ステップS43へ進み、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定する。 (4) 上記手順(1) で「段階的対応点探索方法1」により検出した対応点を、計測位置(以降これを「計測位置(回帰)」と呼ぶ)として、入れ換え設定後の元画像に設定する(ステップS44)。 (5) 入れ換え設定後の参照画像における対応点(以降これを「回帰対応点」と呼ぶ)を上記「段階的対応点探索方法1」により検出する(ステップS41)。 (6) 次に、回帰処理を行う否か判断するが(ステップS42)、今回は不要なのでステップS45へ進み、入れ換え設定前の元画像における計測位置と上記回帰対応点との距離(以降これを「回帰距離」と呼ぶ)を計算する。 (7) 回帰距離を基に、上記手順(1) で「段階的対応点探索方法1」により検出した対応点が適切か否か、対応点探索結果の是非を判断する(ステップS46)。例えば、回帰距離が所定の範囲内であれば対応点が適切であると判断し、範囲外であれば不適切であると判断する。以上のように、上記「段階的対応点探索方法2」ではサイズの異なる2段階のパッチを用いて対応点探索を回帰的に行うため、信頼性のある対応点を得ることができる。 【0066】ここで、上記手順(1) で「段階的対応点探索方法1」により対応点を検出する際の縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)と、上記手順(5) で上記「段階的対応点探索方法1」により入れ換え設定後の参照画像における回帰対応点を検出する際の縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)は、通常、対応するもの同士が同じ大きさにされるが、必ずしも同じ必要はなく、縮小パッチ(小)同士、縮小パッチ(大)同士で大きさが違っていても所期の目的を果たすことができる。 【0067】[段階的対応点探索方法3]次に、図9に基づいて、本発明の実施形態例として、図6を参照して説明した上記「縮小画像対応点探索処理」を回帰的に行うことにより、対応点間違いを効果的に排除できる対応点探索方法を説明する。以降、本例の対応点探索方法を「段階的対応点探索方法3」と呼ぶ。 【0068】図9に示すように、以下の手順(1) 〜(7) により「段階的対応点探索方法3」を行う。 (1) まず、上記「縮小画像対応点探索処理」により、参照画像の縮小画像における対応点(縮小)を検出する(ステップS51)。 (2) 次に、回帰処理を行う否か判断し(ステップS52)、回帰処理を行う場合はステップS53へ、行わない場合はステップS55へ進む。 (3) 最初は回帰処理を行うので、ステップS535進み、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に入れ換え設定する。 (4) 手順(1) で上記「縮小画像対応点探索処理」により検出した対応点(縮小)を、計測位置(回帰)として、入れ換え設定後の元画像の縮小画像に設定する(ステップS54)。 (5) 入れ換え設定後の参照画像の縮小画像について、計測位置(回帰)を用い、上記「縮小画像対応点探索処理」により、計測位置(回帰)に対応する対応点、つまり回帰対応点を検出する(ステップS51)。 (6) 次に、回帰処理を行う否か判断するが(ステップS52)、今度は行わないのでステップS55へ進み、入れ換え設定前の縮小画像における計測位置(縮小)と上記回帰対応点との回帰距離(以降これを「回帰距離(縮小)」と呼ぶ)を計算する。 (7) 回帰距離(縮小)を基に、手順(1) で上記「縮小画像対応点探索処理」により検出した対応点(縮小)が適切か否か、対応点探索結果の是非を判断する(ステップS56)。不適切(NO)であれば処理を中断し、適切(YES) であればステップS57へ進む。例えば、回帰距離(縮小)が所定の範囲内であれば対応点が適切であると判断し、範囲外であれば不適切であると判断する。このように対応点が適切か否か判断することにより、処理時間を短縮することができる。 (8) 対応点探索が適切であれば、元画像と参照画像の関係を元に戻す(ステップS57)。 (9) 手順(1) で上記「縮小画像対応点探索処理」により検出した対応点(縮小)位置から、通常画像(参照画像)上の対応箇所を計算する(ステップS58)。 (10)元画像において小パッチを設定する(ステップS59)。 (11)参照画像のエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して、対応点を検出する(ステップS60)。即ち、上記手順(7) により対応点間違いが予め排除されているので、通常画像での対応点探索においては任意サイズの小パッチを一種類のみ用い、このパッチを元画像に設定し、参照画像のエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して相関計算により対応点を検出するようにしている。以上のように、上記「段階的対応点探索方法3」ではサイズの異なる2段階のパッチを用いた回帰的な対応点探索処理を縮小画面のみに対して行い対応点の是非を判断するため、処理の速い段階において対応点の是非を得ることができる。また、対応点が適切と判断された場合は、続けて、縮小画像における処理で検出された対応点近傍のみについて通常画像で対応点探索を行うため、従来方法と同程度の検出精度を得ることができる。 【0069】ここで、上記手順(1) で「縮小画像対応点探索処理」により対応点(縮小)を検出する際の縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)と、上記手順(5) で上記「縮小画像対応点探索処理」により入れ換え設定後の参照画像の縮小画像について回帰対応点を検出する際の縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)は、通常、対応するもの同士が同じ大きさにされるが、必ずしも同じ必要はなく、縮小パッチ(小)同士、縮小パッチ(大)同士で大きさが違っていても所期の目的は達成される。 【0070】ステレオ画像に計測位置を設定し、それの対応点を上記「基本段階的対応点探索方法」や、上記「段階的対応点探索方法1」、「段階的対応点探索方法2」あるいは「段階的対応点探索方法3」を用いて求めることにより、計測位置、対応点及びカメラデータから三次元位置が求まる。この場合、対応点間違いがなく信頼性が高いので、三次元位置計測データの信頼性も高い。以下、詳しく説明する。 【0071】[三次元位置計測方法1]図10に基づいて、本発明の実施形態例として、上記「段階的対応点探索方法1」を用いて行う三次元位置計測方法を説明する。以降、本例の方法を「三次元位置計測方法1」と呼ぶ。 【0072】図10に示すように、以下の手順(1) 〜(5) により「三次元位置計測方法1」を行い、ステレオ画像から三次元位置を計測する。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS61)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の各縮小画像を作る(ステップS62)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS63)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法1」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS64)。 (5) この対応点と、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS65)。このように、「三次元位置計測方法1」では、上記「段階的対応点探索方法1」で得た対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0073】[三次元位置計測方法2]次に、図11に基づいて、本発明の実施形態例として、上記「段階的対応点探索方法2」を用いて行う三次元位置計測方法を説明する。以降、本例の方法を「三次元位置計測方法2」と呼ぶ。 【0074】図11に示すように、以下の手順(1) 〜(6) により「三次元位置計測方法2」を行い、ステレオ画像から三次元位置を計測する。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS71)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の縮小画像を作る(ステップS72)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS73)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法2」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS74)。 (5) 手順(4) の上記「段階的対応点探索方法2」による処理で、回帰距離に基づいて対応点が不適切(NO)である判断された場合は、処理を中断する(ステップS75)。 (6) 対応点が適切(YES) であると判断された場合は、この対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS76)。このように、「三次元位置計測方法2」では、上記「段階的対応点探索方法2」で得た対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0075】[三次元位置計測方法3]次に、図12に基づいて、本発明の実施形態例として、上記「段階的対応点探索方法3」を用いて行う三次元位置計測方法を説明する。以降、本例の方法を「三次元位置計測方法3」と呼ぶ。 【0076】図12に示すように、以下の手順(1) 〜(6) により「三次元位置計測方法3」を行い、ステレオ画像から三次元位置を計測する。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS81)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の縮小画像を作る(ステップS82)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS83)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法3」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS84)。 (5) 手順(4) の上記「段階的対応点探索方法3」による処理で、回帰距離(縮小)に基づいて対応点は不適切(NO)である判断された場合は、処理を中断する(ステップS85)。 (6) 対応点が適切(YES) であると判断された場合は、この対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS86)。このように、「三次元位置計測方法3」では、上記「段階的対応点探索方法3」で得た対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0077】[三次元位置計測方法4]画像データは離散的なデータであるから、上記「三次元位置計測方法1」乃至「三次元位置計測方法3」においては、上記「段階的対応点探索方法1」乃至「段階的対応点探索方法1」により得られる対応点が離散的な画素の位置データとして与えられるため、実際の対応点位置と比べて最大で1/2画素の誤差を生じる。従って、高精度位置決めが要求される作業においてはこの誤差を小さく抑える必要がある。 【0078】そこで、本実施形態例では、上記「段階的対応点探索方法1」により得られる対応点を、誤差を小さく抑えるため、対応点実数化方式で再計算することにより真の対応点を求め、三次元位置計測を行う。以降、本例の三次元位置計測方法を「三次元位置計測方法4」と呼ぶ。 【0079】対応点実数化方式としては、適宜な補間演算を行うものを使用すれば良いが、ここでは「直線型対応点実数化方式」と「二次曲線型対応点実数化方式」を例に挙げ、下記に説明する。 ■直線型対応点実数化方式では、上式(3)または(4)を用いた上述の補間演算を行うことにより、対応点位置を再計算する。 ■二次曲線型対応点実数化方式では、二次曲線は唯一のピーク(凸または凹)を持つ曲線であることに着目して、図13に模式的に示すように、対応点探索で得られる点を中心に幾つかの近傍点(3点以上)の相関値データを二次曲線で近似し、得られた二次曲線のピークの位置を対応点とするという補間演算により、対応点位置を再計算する。 【0080】三次元位置計測方法4の処理手順のフローチャートを図14に示す。図14に示すように、次の手順(1) 〜(6) によりステレオ画像から三次元位置計測を行う。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS91)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の縮小画像を作る(ステップS92)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS93)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法1」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS94)。 (5) 上記「直線型対応点実数化方式」あるいは「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化方式により、対応点の再計算を行う(ステップS95)。 (6) この再計算した対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS96)。このように、「三次元位置計測方法4」では、上記「段階的対応点探索方法1」で得た対応点のデータに対して対応点実数化処理による対応点再計算を行い、再計算で得たデータを用いて三次元位置計算を行うため、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0081】[三次元位置計測方法5]本実施形態例に係る三次元位置計測方法5では、上記「段階的対応点探索方法2」により得られる対応点を対応点実数化方式により再計算し、三次元位置計測を行う。以降本例の三次元位置計測方法を「三次元位置計測方法5」と呼ぶ。 【0082】三次元位置計測方法5の処理手順のフローチャートを図15に示す。図15に示すように、次の手順(1) 〜(7) によりステレオ画像から三次元位置計測を行う。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS101)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の縮小画像を作る(ステップS102)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS103)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法2」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS104)。 (5) 手順(4) の上記「段階的対応点探索方法2」による処理で、回帰距離に基づいて対応点が不適切(NO)であると判断された場合は、処理を中断する(ステップS105)。 (6) 対応点が適切(YES) であると判断された場合は、上記「直線型対応点実数化方式」または「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化方式により、対応点の再計算を行う(ステップS106)。 (7) この再計算した対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS107)。このように、「三次元位置計測方法5」では、上記「段階的対応点探索方法2」で得た対応点のデータに対して対応点実数化処理による対応点再計算を行い、再計算で得たデータを用いて三次元位置計算を行うため、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0083】[三次元位置計測方法6]本実施形態例に係る三次元位置計測方法6では、上記「段階的対応点探索方法3」により得られる対応点を対応点実数化方式により再計算し、三次元位置計測を行う。以降本例の三次元位置計測方法を「三次元位置計測方法6」と呼ぶ。する。 【0084】三次元位置計測方法6の処理手順のフローチャートを図16に示す。図16に示すように、次の手順(1) 〜(7) によりステレオ画像から三次元位置計測を行う。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する(ステップS111)。 (2) 左右画像から左右縮小画像、つまり、元画像及び参照画像の縮小画像を作る(ステップS112)。 (3) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する(ステップS113)。 (4) 上記「段階的対応点探索方法3」により対応点探索を行い、対応点を得る(ステップS114)。 (5) 手順(4) の上記「段階的対応点探索方法3」による処理で、回帰距離(縮小)に基づいて対応点が不適切(NO)と判断された場合は、処理を中断する(ステップS115)。 (6) 対応点が適切(YES) であると判断された場合は、上記「直線型対応点実数化方式」または「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化方式により、対応点の再計算を行う(ステップS116)。 (7) この再計算した対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する(ステップS117)。このように、「三次元位置計測方法6」では、上記「段階的対応点探索方法3」で得た対応点のデータに対して対応点実数化処理による対応点再計算を行い、再計算で得たデータを用いて三次元位置計算を行うため、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0085】[対応点探索装置1]図17を参照して、本発明の実施形態例に係る段階的対応点探索装置として、図7により説明した上記「段階的対応点探索方法1」を実現する装置を説明する。以降、本例の装置を「段階的対応点探索装置1」と呼ぶ。 【0086】図17に示すように、当該「段階的対応点探索装置1」は、縮小画像対応点探索処理部40と、対応箇所設定部49、小パッチ設定部50及び通常画像対応点検出部51を有している。縮小画像対応点探索処理部40は図6により説明した上記「縮小画像対応点探索処理」を実現する装置であり、エピポーラライン設定部41、計測点変換部42、エピポーラライン変換部43、縮小パッチ(小)設定部44、相関値グラフ作成部45、対応点候補抽出部46、縮小パッチ(大)設定部47、対応点設定部48からなる。計測データとしては、元画像の計測位置、カメラデータ、縮小比率(縮小データ)等が与えられる。 【0087】縮小画像対応点探索処理部40において、エピポーラライン設定部41は、通常画像における計測位置のデータとカメラデータを基に、通常画像におけるエピポーララインを計算し、設定するものである。計測点変換部42は、縮小比率及び通常画像の計測位置のデータに基づいて、通常画像の計測位置から縮小画像における計測位置(縮小)を計算するものである。エピポーラライン変換部43は、縮小比率及びエピポーラライン設定部41により計算された通常画像のエピポーララインのデータに基づいて、通常画像のエピポーララインから、縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)を計算するものである。縮小パッチ(小)設定部44は、縮小画像、縮小比率及び計測点変換部42で計算される計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(小)を設定するものである。相関値グラフ作成部45は、縮小画像、計測位置(縮小)、エピポーラライン(縮小)及び縮小パッチ(小)のデータを基に、参照画像の縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して、縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い、相関値グラフを作成するものである。 【0088】また、縮小画像対応点探索処理部40内の対応点候補抽出部46は、相関値グラフから所定複数個の対応点候補を抽出するものであり、上記「対応点候補抽出方法」により対応点候補を抽出する場合は、図31に例示する構成の対応点候補抽出装置を用いることができる。 【0089】図31に示す対応点候補抽出装置は、候補配列92と、第一候補設定部93と、凸点検出部94と、第1処理部95と、第2処理部96と、第3処理部97を有している。候補配列92は最初、初期化部98により、その内容をクリアされる。第一候補設定部93は、相関値グラフ作成部で作成された相関値グラフ91から、相関の最も強い点を第一候補として、候補配列92の先頭へ保存するものである。凸点検出部94は、相関値グラフ91から、相関の凸点を順次検出するものである。第1処理部95は、凸点を候補配列92中の保存候補と比較して、上記「候補抽出第1判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に候補配列92をソートするものである。第2処理部96は、上記「候補抽出第2判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍に無く、候補配列92に余裕がある場合は、この凸点を候補配列92の末尾に保存し、相関の強さの順に候補配列をソートするものである。第3処理部97は、上記「候補抽出第3判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍に無く、候補配列92に余裕がない場合は、候補配列92中の末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を末尾の保存候補へ更新し、相関の強さの順に候補配列92をソートするものである。第1〜第3の各処理部95〜97は相関値グラフ91を一通り検査し終わるまで夫々の処理を繰り返す。第1〜第3処理部95〜95における「位置的に近傍」は、適宜な実験等により予め得て設定される。対応点候補は候補配列92から得られる。 【0090】更に、縮小画像対応点探索処理部40内の縮小パッチ(大)設定部47は、縮小画像、縮小比率及び計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(大)を設定するものである。対応点設定部48は対応点候補及び縮小パッチのデータを基に、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して、縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い、相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定するものである。 【0091】次に、対応箇所設定部49は、縮小比率及び対応点設定部48で設定された対応点のデータを基に、縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算するものである。小パッチ設定部50は、通常画像及び計測位置のデータに基づいて、元画像において小パッチを設定するものである。 【0092】通常画像対応点検出部51は、対応点候補抽出部46及び対応点設定部48の存在により対応点間違いが予め排除されているので、通常画像、対応箇所及び大きさが適宜設定される小パッチのデータに基づいて、参照画像上におけるエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して小パッチを用いた相関計算によって対応点を検出するものである。参照画像上におけるエピポーララインは、エピポーラライン設定部41で計算、設定されるものが使用できる。 【0093】以上のことから、この「段階的対応点探索装置1」では、縮小画像対応点探索処理部40にて、縮小画像において縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて対応点探索を行い、次に、通常画像対応点検出部51により、通常画像において対応箇所近傍のみに関して、小パッチを用いた相関計算で対応点を検出するため、対応点間違いを排除し、信頼性のある対応点を得ることができる。つまり、サイズの異なる2段階のパッチを用いて対応点探索を行うため、信頼性のある対応点を得ることができる。また、処理時間が短縮する。 【0094】ここで、通常画像のデータ及び縮小画像のデータは、図20や図23に示す三次元位置計測装置の画像メモリ84から供給される。また、縮小比率、カメラデータ等のデータはパラメータメモリ82から、元画像の計測位置のデータは計測位置指定部83からそれぞれ供給される。 【0095】[対応点探索装置2]図18を参照して、本発明の実施形態例に係る段階的対応点探索装置として、図8により説明した上記「段階的対応点探索方法2」を実現する装置を説明する。以降、本例の装置を「段階的対応点探索装置2」と呼ぶ。 【0096】図18に示すように、当該「段階的対応点探索装置2」は、第1の段階的対応点探索部61、元画像・参照画像設定入れ換え部62、計測位置(回帰)設定部63、第2の段階的対応点探索部64、回帰距離計算部65及び探索結果判断部65を有している。計測データとしては、元画像の計測位置、カメラデータ、縮小比率(縮小データ)、探索結果判断用の基準(例えば、回帰距離に対する範囲)等が与えられる。 【0097】そのうち、第1の段階的対応点探索部61は上記「段階的対応点探索方法1」を実現する装置である。従って、第1の段階的対応点探索部61としては上記「段階的対応点探索装置1」と同様の構成のものが使用でき、その場合は、図17を参照すれば、縮小画像対応点探索処理部40(エピポーラライン設定部41、計測点変換部42、エピポーラライン変換部43、縮小パッチ(小)設定部44、相関値グラフ作成部45、対応点候補抽出部46、縮小パッチ(大)設定部47及び対応点設定部48)と、対応箇所設定部49と、小パッチ設定部50と、通常画像対応点検出部51を有する。これらの説明は重複するので省略する。 【0098】要するに、第1の段階的対応点探索部61は、通常画像(元画像と参照画像)、元画像と参照画像の各縮小画像、通常画像の計測位置及び計測データを基に、上記「段階的対応点探索装置1」と同様、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用い、縮小画像において、縮小パッチにより対応点候補を抽出し、更に縮小パッチ(大)により対応点候補から対応点を決定し、次いで、通常画像において対応箇所近傍のみに関してパッチを用いた相関計算により対応点を検出するものである。 【0099】元画像・参照画像設定入れ換え部62は、元画像と参照画像の設定を入れ換えるものである。即ち、第1の段階的対応点探索部61で対応点が検出された後、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に再設定する。 【0100】計測位置(回帰)設定部63は、第1の段階的対応点探索部61で検出した通常画像における対応点を計測位置(回帰)として、入れ換え設定された元画像に設定するものである。 【0101】第2の段階的対応点探索部64は回帰処理を行うものであり、計測位置(回帰)設定部63で設定された計測位置(回帰)を用いて、元画像と参照画像の設定が入れ換わった通常画像及びその縮小画像について上記「段階的対応点探索方法1」を実現し、回帰対応点を検出する。従って、上記「段階的対応点探索装置1」に準じた構成そのが使用でき、その場合は、図17を参照すれば、縮小画像対応点探索処理部40(エピポーラライン設定部41、計測点変換部42、エピポーラライン変換部43、縮小パッチ(小)設定部44、相関値グラフ作成部45、対応点候補抽出部46、縮小パッチ(大)設定部47及び対応点設定部48)と、対応箇所設定部49と、小パッチ設定部50と、通常画像対応点検出部51を有する。 【0102】第2の段階的対応点探索部64による回帰処理においては、エピポーラライン設定部41は、通常画像における計測位置(回帰)のデータ及びカメラデータを基に、通常画像におけるエピポーララインを計算し、設定する。計測点変換部42は、縮小比率及び通常画像における計測位置(回帰)のデータに基づいて、計測位置(回帰)から縮小画像における計測位置(縮小)を計算する。エピポーラライン変換部43は、縮小比率及びエピポーラライン設定部41により設定された通常画像のエピポーララインのデータに基づいて、縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)を計算する。縮小パッチ(小)設定部44は、縮小画像、縮小比率及び計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(小)を設定する。相関値グラフ作成部45は、縮小画像、計測位置(縮小)、エピポーラライン(縮小)及び縮小パッチ(小)のデータを基に、参照画像の縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して、縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い、相関値グラフを作成する。 【0103】第2の段階的対応点探索部64の対応点候補抽出部46は相関値グラフから対応点候補を上記「対応点候補抽出方法」等により抽出するものであり、例えば図31に示した構成のものが用いられる。上記「対応点候補抽出方法」により抽出する場合は、■まず、候補配列をクリアし、■相関の最も強い点を第一候補として、候補配列の先頭へ保存し、■相関値グラフから、相関の凸点を順次検出し、■凸点を保存候補と比較して、上記「候補抽出第1判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍にあり、かつ、相関が強ければ、この凸点を比較対象となった保存候補として更新し、相関の強さの順に候補配列をソートし、■上記「候補抽出第2判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍に無く、候補配列に余裕がある場合は、この凸点を候補配列の末尾に保存し、相関の強さの順に候補配列をソートし、■上記「候補抽出第3判断」により凸点が位置的に保存候補の近傍に無く、候補配列に余裕がない場合は、候補配列中末尾の保存候補と比較し、凸点の方が相関が強いならば、この凸点を末尾の保存候補へ更新し、相関の強さの順に候補配列をソートするという処理を、相関値グラフを一通り検査し終わるまで繰り返す。 【0104】第2の段階的対応点探索部64の縮小パッチ(大)設定部47は、縮小画像、縮小比率及び計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(大)を設定する。対応点設定部48は対応点候補及び縮小パッチ(大)のデータを基に、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置のみに関して、縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い、相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する。対応箇所設定部49は、縮小比率及び対応点設定部48で設定された対応点のデータを基に、縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算する。小パッチ設定部50は、通常画像及び計測位置(回帰)のデータに基づいて、元画像において小さなパッチを設定する。通常画像対応点検出部51は、通常画像、対応箇所及び小パッチ設定部50で設定されたパッチのデータに基づいて、参照画像におけるエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して、同パッチを用いた相関計算によって回帰対応点を検出する。参照画像におけるエピポーララインは、エピポーラライン設定部41で計算されたものを使用できる。 【0105】つまり、第2の段階的対応点探索部64は、通常画像(元画像と参照画像)、元画像と参照画像の各縮小画像、通常画像の計測位置(回帰)及び計測データを基に、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用い、縮小画像において縮小パッチ(小)により対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)により対応点候補から対応点を決定し、次いで、通常画像において対応箇所近傍のみに関してパッを用いた相関計算により回帰対応点を検出する。 【0106】回帰距離計算部65は、元画像の計測位置と入れ換え設定後の参照画像(入れ換え設定前の元画像)の回帰対応点との距離、つまり、回帰距離を計算するものである。 【0107】探索結果判断部66は、回帰距離を基に第1の段階的対応点探索部61による対応点探索結果の是非を判断するものであり、例えば、回帰距離が所定範囲内であれば、第1の段階的対応点探索部61で検出した対応点が適切(YES) であると判断する。所定範囲外であれば不適切(NO)であると判断する。 【0108】かくして、この「段階的対応点探索装置2」では、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて通常画像の対応点を探索する処理を回帰的に行う。つまり、縮小画像において縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定し、次いで、通常画像において対応箇所近傍のみに関して対応点を検出するという処理を回帰的に行い、対応点探索結果の是非を判断するため、対応点間違いを強く排除し、より信頼性のある対応点を得ることができる。つまり、サイズの異なる2段階のパッチを用いて対応点探索を回帰的に行うため、信頼性のある対応点を得ることができる。 【0109】ここで、第1の段階定対応点探索部61における縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)と、第2の段階定対応点探索部64における縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)は、通常、対応するもの同士が同じ大きさにされるが、必ずしも同じ必要はなく、縮小パッチ(小)同士、縮小パッチ(大)同士で大きさが違っていても所期の目的は果たされる。 【0110】通常画像のデータ及び縮小画像のデータは、図21や図24に示す三次元位置計測装置の画像メモリ84から供給される。また、縮小比率、カメラデータ、探索結果判断用の基準(例えば、回帰距離に対する所定範囲内)等のデータはパラメータメモリ82から、元画像の計測位置のデータは計測位置指定部83からそれぞれ供給される。 【0111】[対応点探索装置3]図19を参照して、本発明の実施形態例に係る段階的対応点探索装置として、図9により説明した上記「段階的対応点探索方法3」を実現する装置を説明する。以降、本例の装置を「段階的対応点探索装置3」と呼ぶ。 【0112】図19に示すように、当該「段階的対応点探索装置3」は、第1の縮小画像対応点探索処理部40a、第2の縮小画像対応点探索処理部40b、元画像・参照画像設定入れ換え部71、計測位置(回帰)設定部72、回帰距離計算部73、探索結果判断部74、対応箇所設定部75、小パッチ設定部76及び通常画像対応点検出部77を有している。計測データとしては、元画像の計測位置、カメラデータ、縮小比率(縮小データ)、探索結果判断用の基準(例えば、回帰距離に対する範囲)等が与えられる。 【0113】第1の縮小画像対応点探索処理部40aは図6により説明した上記「縮小画像対応点探索処理」を実現する装置であり、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、次に、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて縮小画像について対応点探索を行う。 【0114】第1の縮小画像対応点探索処理部40aは、図17に示した縮小画像対応点探索処理部40と同じ構成のものが使用でき、その場合、図17を参照すれば、エピポーラライン設定部41と、計測点変換部42と、エピポーラライン変換部43と、縮小パッチ(小)設定部44と、相関値グラフ作成部45と、対応点候補抽出部46と、縮小パッチ(大)設定部47と、対応点設定部48からなる。 【0115】第1の縮小画像対応点探索処理部40aの機能を、図17を参照して説明する。エピポーラライン設定部41にて、通常画像における計測位置のデータとカメラデータを基に、通常画像におけるエピポーララインを計算し、設定する。計測点変換部42にて、縮小比率及び通常画像の計測位置のデータに基づいて、通常画像の計測位置から縮小画像における計測位置(縮小)を計算する。エピポーラライン変換部43にて、縮小比率及びエピポーラライン設定部41により設定された通常画像のエピポーララインのデータに基づいて、通常画像のエピポーララインから、縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)を計算する。縮小パッチ(小)設定部44にて、縮小画像、縮小比率及び計測点変換部42で計算される計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(小)を設定する。相関値グラフ作成部45にて、縮小画像、計測位置(縮小)、エピポーラライン(縮小)及び縮小パッチ(小)のデータを基に、参照画像の縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して、縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い、相関値グラフを作成する。対応点候補抽出部46は相関値グラフから対応点候補を上記「対応点候補抽出方法」等により抽出するものであり、例えば図31に示した構成のものが用いられる。縮小パッチ(大)設定部47は、縮小画像、縮小比率及び計測位置(縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(大)を設定する。対応点設定部48にて、対応点候補及び縮小パッチ(大)のデータを基に、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置のみに関して、縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い、相関が最も強い点を縮小画像における対応点として設定する。 【0116】元画像・参照画像設定入れ換え部71は、元画像と参照画像の設定を入れ換えるものである。即ち、第1の縮小画像対応点探索処理部40aで対応点が検出された後、元画像を参照画像に、参照画像を元画像に再設定する。 【0117】計測位置(回帰)設定部72は、第1の縮小画像対応点探索処理部40bで検出した対応点を計測位置(回帰)として、入れ換え設定された元画像に設定するものである。 【0118】第2の縮小画像対応点探索処理部40bは図6により説明した上記「縮小画像対応点探索処理」を回帰的に行うための装置であり、元画像と参照画像の設定が元画像・参照画像設定入れ換え部71により入れ換えられ、かつ、入れ換え設定された元画像に計測位置(回帰)設定部72により計測位置(回帰)が設定された状態で、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、次に、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から回帰対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて縮小画像について回帰対応点探索を行う。 【0119】従って、第2の縮小画像対応点探索処理部40bも、図17に示した縮小画像対応点探索処理部40と同じ構成のものが使用でき、その場合は、図17を参照すれば、エピポーラライン設定部41と、計測点変換部42と、エピポーラライン変換部43と、縮小パッチ(小)設定部44と、相関グラフ作成部45と、対応点候補抽出部46と、縮小パッチ(大)設定部47と、対応点設定部48からなる。 【0120】第2の縮小画像対応点探索処理部40bの機能を、図17を参照して説明する。回帰処理においては、エピポーラライン設定部41は、通常画像における計測位置(回帰)のデータとカメラデータを基に、通常画像におけるエピポーララインを計算し、設定する。計測点変換部42は、縮小比率及び通常画像の計測位置のデータに基づいて、通常画像の計測位置(回帰)から縮小画像における計測位置(回帰・縮小)を計算する。従って、前記計測位置(回帰)設定部72と第2の縮小画像対応点探索処理部40bにおける計測点変換部42により、第1の縮小画像対応点探索処理部40aで検出された対応点が、入れ換え設定された後の元画像の縮小画像における計測位置(回帰・縮小)として設定される。エピポーラライン変換部43は、縮小比率及びエピポーラライン設定部41により設定された通常画像のエピポーララインのデータに基づいて、通常画像のエピポーララインから、縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)を計算する。縮小パッチ(小)設定部44は、縮小画像、縮小比率及び計測点変換部42で計算される計測位置(回帰・縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(小)を設定する。相関値グラフ作成部45は、縮小画像、計測位置(縮小)、エピポーラライン(縮小)及び縮小パッチ(小)のデータを基に、参照画像の縮小画像におけるエピポーラライン(縮小)上の探索範囲に関して、縮小パッチ(小)を用いた相関計算を行い、相関値グラフを作成する。対応点候補抽出部46は、相関値グラフから対応点候補を上記「対応点候補抽出方法」等により抽出するものであり、例えば図31に示した構成のものが用いられる。縮小パッチ(大)設定部47は、縮小画像、縮小比率及び計測位置(回帰・縮小)のデータに基づいて、元画像の縮小画像において縮小比率に対応するサイズの縮小パッチ(大)を設定する。対応点設定部48は、対応点候補及び縮小パッチ(大)のデータを基に、参照画像の縮小画像の対応点候補の位置に関して、縮小パッチ(大)を用いた相関計算を行い、相関が最も強い点を縮小画像における回帰対応点として設定する。 【0121】回帰距離計算部73は、元画像の縮小画像における計測位置(回帰・縮小)と入れ換え設定後の参照画像の縮小画像(入れ換え設定前の元画像の縮小画像)における回帰対応点との距離、つまり、回帰距離(縮小)を計算する。 【0122】探索結果判断部74は、回帰距離(縮小)を基に第1の縮小画像探索処理部40aによる対応点探索結果の是非を判断するものであり、例えば、回帰距離(縮小)が所定範囲内であれば、第1の縮小画像探索処理部40aで検出した対応点が適切(YES) であると判断する。所定範囲外であれば不適切(NO)であると判断する。 【0123】対応箇所設定部75は、縮小比率及び縮小画像対応点探索処理部40aで検出された対応点のデータを基に、縮小画像における対応点の位置から通常画像上の対応箇所を計算するものである。小パッチ設定部76は、通常画像及び計測位置のデータに基づいて、元画像において適当な大きさのパッチを設定するものである。通常画像対応点検出部77は、通常画像、対応箇所及び小パッチ設定部76で設定されたパッチのデータに基づいて、参照画像上におけるエピポーラライン上の対応箇所近傍のみに関して、同パッチを用いた相関計算によって対応点を検出するものである。参照画像におけるエピポーララインは、エピポーラライン設定部41で計算されたものを使用できる。 【0124】かくして、この「段階的対応点探索装置3」では、第1の縮小画像対応点探索処理部40aにて、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて対応点探索を行い、更に、元画像と参照画像野設定を入れ換え、かつ、計測位置(回帰・縮小)を元画像の縮小画像に設定し、次いで、第2の縮小画像対応点探索処理部40bにて、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から回帰対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて回帰処理を行い、回帰距離(縮小)を計算して縮小画像における対応点探索の是非を判断し、これが適切な場合のみ、対応箇所設定部75、小パッチ設定部76及び通常画像対応点検出部77により、通常画像において対応箇所近傍のみに関して対応点を検出するため、対応点間違いを強く排除し、より信頼性のある対応点を得ることができる。また、サイズの異なる2段階のパッチを用いた回帰的な対応点探索処理を縮小画面のみに対して行い対応点の是非を判断するため、処理の速い段階において対応点の是非を得ることができる。更に、対応点が適切と判断された場合は、続けて、縮小画像における処理で検出された対応点近傍のみについて通常画像で対応点探索を行うため、従来方法と同程度の検出精度を得ることができる。また、処理時間が短縮する。 【0125】ここで、第1の縮小画像対応点探索部40aにおける縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)と、第2の縮小画像対応点探索部40bにおける縮小パッチ(小)及び縮小パッチ(大)は、通常、対応するもの同士が同じ大きさにされるが、必ずしも同じ必要はなく、縮小パッチ(小)同士、縮小パッチ(大)同士で大きさが違っていても所期の目的は果たされる。 【0126】通常画像のデータ及び縮小画像のデータは、図22や図25に示す三次元位置計測装置の画像メモリ84から供給される。また、縮小比率、カメラデータ、探索結果判断用の基準(例えば、回帰距離に対する所定範囲内)等のデータはパラメータメモリ82から、元画像の計測位置のデータは計測位置指定部83からそれぞれ供給される。 【0127】[三次元位置計測装置1]図20を参照して、本発明の実施形態例に係る三次元位置計測装置1として、上記「三次元位置計測方法1」を実現する装置を説明する。図20は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置1」を示すブロック図である。 【0128】図20に示すように、当該「三次元位置計測装置1」は、画像メモリ81、パラメータメモリ82、計測位置指定部83、画像入力部84、画像縮小部85、段階的対応点探索部86及び三次元位置計算部87を有している。 【0129】これらのうち、画像メモリ81は、画像入力部84を介して供給される通常画像のデータを記憶すると共に、画像縮小部85を介して供給される縮小画像のデータも記憶しておくものである。 【0130】画像縮小部85は、画像メモリ81から供給される通常画像のデータと、パラメータメモリ82から供給される各種計測データのうち縮小比率に基づき、所定の縮小画像のデータを作成し、このデータを画像メモリ81に記憶させる。なお、計測データには、縮小比率、カメラデータ等が含まれる。 【0131】パラメータメモリ82は、縮小比率のデータ及びカメラデータ等、当該三次元位置計測に必要なデータを、パラメータとして記憶している。 【0132】計測位置指定部83は通常画像(元画像)に所望の計測位置を指定することができるようになっている。 【0133】段階的対応点探索部86は、図17に示した上記「段階的対応点探索装置1」と同じものであり、上記「段階的対応点探索方法1」を実現する。要すれば、縮小画像において縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて対応点探索を行い、次に、通常画像において対応箇所近傍のみに関して、適当な小パッチを用いた相関計算で対応点を検出する。 【0134】三次元位置計算部77は、対応点のデータ、計測位置のデータ及びカメラデータに基づき、対象物の三次元位置を計算により求めるものである。 【0135】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置1」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、縮小画像において縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて対応点探索を行い、次に、通常画像において対応箇所近傍のみに関して、適当な小パッチを用いた相関計算で対応点を検出し、この対応点と、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する。 【0136】このように当該「三次元位置計測装置1」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法1」(図10参照)を実現し、その対応点データを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、信頼性のある三次元位置計測結果を得ることができる。 【0137】[三次元位置計測装置2]図21を参照して、本発明の実施形態例に係る三次元位置計測装置2として、上記[三次元位置計測方法2」を実現する装置を説明する。図21は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置2」を示すブロック図である。 【0138】図21に示すように、当該「三次元位置計測装置2」は、図20に示した「三次元位置計測装置1」に対し、段階的対応点探索部86に代えて、上記「段階的対応点探索方法2」を実現する段階的対応点探索部88を用いたものである。この段階的対応点探索部88は、図18に示した上記「段階的対応点探索装置2」と同じものである。 【0139】即ち、図21に示すように、当該「三次元位置計測装置2」は、画像メモリ81、パラメータメモリ82、計測位置指定部83、画像入力部84、画像縮小部85、段階的対応点探索部88及び三次元位置計算部87を有している。 【0140】これらのうち、画像メモリ81は、画像入力部84を介して供給される通常の画像データを記憶すると共に、画像縮小部85を介して供給される縮小画像のデータを記憶しておく。画像縮小部85は、画像メモリ81から供給される通常画像のデータと、パラメータメモリ82から供給される計測データのうち縮小比率に基づき、所定の縮小画像のデータを作成し、このデータを画像メモリ81に記憶させる。計測データには、縮小比率、カメラデータ、回帰距離の所定範囲等が含まれる。パラメータメモリ82は、縮小比率のデータ及びカメラデータ、回帰距離の所定範囲等、当該三次元位置計測に必要なデータを、パラメータとして記憶している。計測位置指定部83は通常画像に所望の計測位置を指定することができるようになっている。 【0141】段階的対応点探索部88は、要すれば、縮小画像において縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定し、次いで、通常画像において対応箇所近傍のみに関して対応点を検出するという処理を回帰的に行い、対応点探索結果の是非を判断する。対応点が不適切(NO)であれば、処理を中断する。 【0142】三次元位置計算部87は、段階的対応点探索部88において対応点が不適切(NO)であると判断された場合は、三次元位置計測を中断し、対応点が適切(YES) であると判断された場合は、この対応点のデータ、計測位置のデータ及びカメラデータに基づき、対象物の三次元位置を計算により求める。 【0143】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置2」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、上記「段階的対応点探索方法2」により対応点を検出し、この対応点探索において対応点が不適切(NO)であればここで処理を中断し、適切な場合 (YES)は計測位置、対応点、カメラデータから三次元位置を計算する。 【0144】このように当該「三次元位置計測装置2」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法2」(図11参照)を実現し、その対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、信頼性のある三次元位置計測結果を得ることができる。 【0145】[三次元位置計測装置3]図22を参照して、本発明の実施形態例に係る三次元位置計測装置3として、上記[三次元位置計測方法3」を実現する装置を説明する。図22は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置3」を示すブロック図である。 【0146】図22に示すように、当該「三次元位置計測装置2」は、図20に示した「三次元位置計測装置1」に対し、段階的対応点探索部86に代えて、上記「段階的対応点探索方法3」を実現する段階的対応点探索部89を用いたものである。この段階的対応点探索部89は図19に示した上記「段階的対応点探索装置3」と同じものである。 【0147】即ち、図22に示すように、当該「三次元位置計測装置3」は、画像メモリ81、パラメータメモリ82、計測位置指定部83、画像入力部84、画像縮小部85、段階的対応点探索部89及び三次元位置計算部87を有している。 【0148】これらのうち、画像メモリ81は、画像入力部84を介して供給される通常の画像データを記憶すると共に、画像縮小部85を介して供給される縮小画像のデータを記憶しておく。画像縮小部85は、画像メモリ81から供給される通常画像のデータとパラメータメモリ82から供給される計測データのうち縮小比率に基づき、所定の縮小画像のデータを作成し、このデータを画像メモリ81に記憶させる。計測データには、縮小比率、カメラデータ、回帰距離の所定範囲等が含まれる。パラメータメモリ82は、縮小比率のデータ及びカメラデータ、回帰距離の所定範囲等、当該三次元位置計測に必要なデータを、パラメータとして記憶している。計測位置指定部83は通常画像に所望の計測位置を指定することができるようになっている。 【0149】段階的対応点探索部89は、要すれば、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて対応点探索を行い、更に、元画像と参照画像野設定を入れ換え、かつ、計測位置(回帰・縮小)を元画像の縮小画像に設定し、次いで、縮小画像において、縮小パッチ(小)を用いて対応点候補を抽出し、縮小パッチ(大)を用いて対応点候補から回帰対応点を決定するという、サイズの異なる2段階のパッチ(縮小パッチ(小)と縮小パッチ(大))を用いて回帰処理を行い、回帰距離(縮小)を計算して縮小画像における対応点探索の是非を判断し、これが適切な場合のみ、通常画像において対応箇所近傍のみに関して対応点を検出する。 【0150】三次元位置計算部87は、段階的対応点探索部89において縮小画像での対応点が不適切(NO)であると判断された場合は、三次元位置計測を中断し、適切(YES) であると判断された場合に、段階的対応点探索部89で検出された対応点のデータ、計測位置のデータ及びカメラデータに基づき、対象物の三次元位置を計算により求める。 【0151】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置3」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、上記「段階的対応点探索方法3」により対応点を検出し、この対応点探索において対応点が不適切(NO)であればここで処理を中断し、適切な場合 (YES)に計測位置、対応点、カメラデータから三次元位置を計算する。 【0152】このように当該「三次元位置計測装置3」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法3」(図12参照)を実現し、その対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、信頼性のある三次元位置計測結果を得ることができる。 【0153】[三次元位置計測装置4]図23を参照して、本発明の実施形態例に係る三次元位置計測装置4として、上記[三次元位置計測方法4」を実現する装置を説明する。図23は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置4」を示すブロック図である。 【0154】図23に示すように、当該「三次元位置計測装置4」は、図20に示した「三次元位置計測装置1」に対し、対応点実数化部90を追加したものである。従って、図23中で、図20と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 【0155】対応点実数化部90は、例えば上記「直線型対応点実数化方式」あるいは「二次曲線型対応点実数化方式」等、対応点補間演算の計算を実行する。 【0156】即ち、上記「直線型対応点実数化方式」の計算を実行する場合は、対応点実数化部79は、入力画像におけるモデルとの対応点の位置Ar =A0 −(1/2)(C-1−C+1)/(C0 −C-1)又はAr =A0 +(1/2)(C+1−C-1)/(C0 −C+1)(但し、A0 は相関が最も強い第1の点の位置、C0 は同第1の点での相関値、C-1は第1の点を含む一次元上で第1の点の直前に位置する第2の点での相関値、C+1は同一次元上で第1の点の直後に位置する第3の点での相関値)の演算の演算を実行し、この結果である実数化対応点のデータを三次元位置計算部87に供給する。 【0157】また、上記「二次曲線型対応点実数化方式」の計算を実行する場合は、対応点実数化部90は、図13に模式的に示したように、対応点探索で得られた点を中心に幾つかの近傍点(3点以上)の相関値データを二次曲線に近似し、得られた二次曲線のピークの位置を対応点とする演算を実行し、この結果である実数化対応点のデータを三次元位置計算部87に供給する。 【0158】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置4」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、「段階的対応点探索方法1」により対応点を検出し、更に対応点実数化方式により対応点を再計算し、計測位置、再計算で得た対応点、カメラデータから三次元位置を計算する。 【0159】このように当該「三次元位置計測装置4」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法4」(図14参照)を実現している。つまり、上記「三次元位置計測装置1」に加えて、三次元位置計算を行う前に上記「直線型対応点実数化方式」や上記「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化処理による対応点再計算を行い、実数化処理した対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0160】[三次元位置計測装置5]図24を参照して、本発明の実施形態例に係る「三次元位置計測装置5」として、上記[三次元位置計測方法5」を実現する装置を説明する。図24は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置5」を示すブロック図である。 【0161】図24に示すように、当該「三次元位置計測装置5」は、図21に示した「三次元位置計測装置2」に対し、対応点実数化部90を追加したものである。従って、図24中で、図21と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 【0162】対応点実数化部90は上述したとおり、例えば上記「直線型対応点実数化方式」あるいは「二次曲線型対応点実数化方式」等、対応点補間演算の計算を実行し、この結果である実数化対応点のデータを三次元位置計算部87に供給する。 【0163】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置5」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、「段階的対応点探索方法3」により対応点を検出し、この対応点探索において対応点が不適切(NO)であればここで処理を中断し、適切な場合 (YES)は対応点実数化方式により対応点を再計算し、計測位置、再計算で得た対応点、カメラデータから三次元位置を計算する。 【0164】このように当該「三次元位置計測装置5」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法5」(図15参照)を実現している。つまり、上記「三次元位置計測装置2」に加えて、三次元位置計算を行う前に上記「直線型対応点実数化方式」や上記「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化処理により対応点の再計算を行い、実数化処理した対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0165】[三次元位置計測装置6]図25を参照して、本発明の実施形態例に係る「三次元位置計測装置6」として、上記[三次元位置計測方法6」を実現する装置を説明する。図25は本実施形態例に係る「三次元位置計測装置6」を示すブロック図である。 【0166】図25に示すように、当該「三次元位置計測装置5」は、図22に示した「三次元位置計測装置3」に対し、対応点実数化部90を追加したものである。従って、図25中で、図22と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 【0167】対応点実数化部90は上述したとおり、例えば上記「直線型対応点実数化方式」あるいは「二次曲線型対応点実数化方式」等、対応点補間演算の計算を実行し、この結果である実数化対応点のデータを三次元位置計算部87に供給する。 【0168】かくして、本実施形態例の「三次元位置計測装置6」は、左右画像を入力し、左右画像から左右縮小画像を作り、計測位置を通常画像の一方で指定し、「段階的対応点探索方法3」により対応点を検出し、この対応点探索において対応点が不適切(NO)であればここで処理を中断し、適切な場合 (YES)は対応点実数化方式により対応点を再計算し、計測位置、再計算で得た対応点、カメラデータから三次元位置を計算する。 【0169】このように当該「三次元位置計測装置6」においては、対応点探索において上記「三次元位置計測方法6」(図16参照)を実現している。つまり、上記「三次元位置計測装置3」に加えて、三次元位置計算を行う前に上記「直線型対応点実数化方式」や上記「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化処理により対応点の再計算を行い、実数化処理した対応点のデータを用いて三次元位置計算を行うため、従来に比べ、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0170】上述した各装置、つまり、図17の「段階的対応点探索装置1」、図18の「段階的対応点探索装置2」、図19の「段階的対応点探索装置3」、図20の「三次元位置計測装置1」、図21の「三次元位置計測装置2」、図22の「三次元位置計測装置3」、図23の「三次元位置計測装置4」、図24の「三次元位置計測装置5」、図25の「三次元位置計測装置6」、図31の「対応点候補抽出装置」は、いずれもコンピュータとその処理を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)により実現可能である。これらのソフトウェアはフロッピーディスクやCD-ROM等の適宜な記録媒体に記録しておく。 【0171】[記録媒体1]本発明の実施形態例に係る「記録媒体1」として、図17に示した「段階的対応点探索装置1」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図6と図7を参照して説明した上記「段階的対応点探索方法1」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「段階的対応点探索方法1」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0172】[記録媒体2]本発明の実施形態例に係る「記録媒体2」として、図18に示した「段階的対応点探索装置2」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図8を参照して説明した上記「段階的対応点探索方法2」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「段階的対応点探索方法2」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0173】[記録媒体3]本発明の実施形態例に係る「記録媒体3」として、図19に示した「段階的対応点探索装置3」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図9を参照して説明した上記「段階的対応点探索方法3」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「段階的対応点探索方法3」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0174】[記録媒体4]本発明の実施形態例に係る「記録媒体4」として、図20に示した「三次元位置計測装置1」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図10を参照して説明した上記「三次元位置計測方法1」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法1」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0175】[記録媒体5]本発明の実施形態例に係る「記録媒体5」として、図21に示した「三次元位置計測装置2」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図11を参照して説明した上記「三次元位置計測方法2」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法1」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0176】[記録媒体6]本発明の実施形態例に係る「記録媒体6」として、図22に示した「三次元位置計測装置3」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図12を参照して説明した上記「三次元位置計測方法3」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法3」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0177】[記録媒体7]本発明の実施形態例に係る「記録媒体7」として、図23に示した「三次元位置計測装置4」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図14を参照して説明した上記「三次元位置計測方法4」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法4」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0178】[記録媒体8]本発明の実施形態例に係る「記録媒体8」として、図24に示した「三次元位置計測装置5」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図15を参照して説明した上記「三次元位置計測方法5」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法5」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0179】[記録媒体9]本発明の実施形態例に係る「記録媒体9」として、図25に示した「三次元位置計測装置6」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図16を参照して説明した上記「三次元位置計測方法6」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「三次元位置計測方法6」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0180】[記録媒体10]本発明の実施形態例に係る「記録媒体10」として、図31に示した「対応点抽出装置」をコンピュータで実現するための記録媒体を説明する。当該記録媒体には、図2を参照して説明した上記「対応点抽出方法」を実現するソフトウェアを記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行する。具体的には、上記「対応点抽出方法」の手順を候補配列を用意することを含めてコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録する。 【0181】[他の実施形態例]図示しないが、通常画像のみについて小パッチと大パッチを用いて対応点を検出する処理を回帰的に行う段階的対応点探索も可能である。この方法を「段階的対応点探索方法4」と呼ぶ。具体的には、第1段階として、2つの通常画像のうち、一方を元画像、もう一方参照画像として設定し、元画像上に適宜な計測位置を指定し、この計測位置にて元画像に小パッチを設定し、参照画像のエピポーララインの探索範囲上でこの小パッチを用いて相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから上記「対応点候補抽出方法」等により対応点候補を抽出し、その後、元画像に大パッチを設定し、参照画像の対応点候補の位置のみに関して大パッチを用いた相関計算により最も相関の強い点を対応点として検出する。次に、元画像を参照画像に、参照画像を元画像にと設定関係を入れ換え、先に検出した対応点を元画像に計測位置(回帰)として設定する。そして、この計測位置(回帰)にて元画像に小パッチを設定し、参照画像のエピポーララインの探索範囲上でこの小パッチを用いて相関計算により相関値グラフを作成し、この相関値グラフから上記「対応点候補抽出方法」等により対応点候補を抽出し、その後、元画像に大パッチを設定し、参照画像の対応点候補の位置のみに関して大パッチを用いた相関計算により最も相関の強い点を回帰対応点として検出する。最後に、計測位置と回帰対応点との回帰距離を計算し、この回帰距離を基に先に検出した対応点が適切か否か対応点探索の是非を判断する。このように、「段階的対応点探索方法4」ではサイズの異なる2段階のパッチを用いて対応点探索を回帰的に行うため、通常画像のみ用いても対応点間違いを排除することができ、信頼性のある対応点を得ることができる。 【0182】この「段階的対応点探索方法4」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行することにより、上記「段階的対応点探索方法4」を実現する段階的対応点探索装置が構成される。 【0183】上記「段階的対応点探索方法4」を利用して三次元位置計測を行うことも可能であり、この方法を「三次元位置計測方法7」と呼ぶ。具体的には、以下の手順で計測する。 (1) 左右画像を元画像及び参照画像として入力する。 (2) 計測位置を通常画像の一方(元画像)で指定する。 (3) 上記「段階的対応点探索方法4」で対応点探索を行い、対応点を得る。 (4) 手順(3) の上記「段階的対応点探索方法4」による処理で、回帰距離に基づいて対応点が不適切と判断された場合は、処理を中断する。 (5) 対応点が適切であると判断された場合は、対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する。あるいは、対応点が適切であると判断された場合、上記「直線型対応点実数化方式」または「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化方式により、対応点の再計算を行い、この再計算した対応点、計測位置及びカメラデータから三次元位置を計算する。これにより、「三次元位置計測方法7」では上記「段階的対応点探索方法4」を用い、その対応点のデータを用いて三次元位置計測を行うため、信頼性のある位置計測結果を得ることができる。また、三次元位置計算を行う前に上記「直線型対応点実数化方式」や上記「二次曲線型対応点実数化方式」等の対応点実数化処理により対応点の再計算を行い、実数化処理した対応点のデータを用いて三次元位置計算を行う場合は、従来に比べ、高精度かつ信頼性のある位置計測結果を得ることができる。 【0184】この「三次元位置計測方法7」の手順をコンピュータプログラムとして、コンピュータが読み込み可能なデータ形式で記録媒体に記録しておき、これをコンピュータに読み込ませて実行することにより、上記上記「三次元位置計測方法7」を実現する段階的対応点探索装置が構成される。 【0185】 【発明の効果】本発明によれば、下記の効果がある。 (1) 対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチを用い、まず小パッチで複数の対応点候補を抽出し、次に大パッチで対応点候補の位置のみについて相関計算を行い対応点を決定することで、小パッチにおいて似通った画像パターンが存在していても、大パッチでは比較する領域を広げた分、異なる画像となるため、対応点間違いを排除できる。従って、検出した対応点の信頼性が高い。 (2) 対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチを用い、予め小パッチで対応点候補を抽出し、次に大パッチで対応点候補の位置のみについて相関計算を行い対応点を決定するため、単に大きなサイズのパッチのみ用いて対応点探索を行うよりも、計算量が減り高速な処理が実現できる。 (3) 対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチを用い、まず小パッチで対応点候補を抽出し、次に大パッチで対応点候補の位置のみについて相関計算を行い対応点を決定することにより、1つの計測位置に対して大小2種類の画像パターンで対応点を検出することになり、検出した対応点の信頼性が高い。 (4) 対応点探索において、サイズの異なる2段階のパッチのによる探索処理と回帰的な処理を組み合わせることで、更に効果的に対応点間違いを排除できる。 (5) 検出した対応点の信頼性が大きいため、位置計測方法又は装置としての信頼性が向上する。 (6) 対応点間違いによる不適切な位置計測結果を排除できるため、複数点の計測により、位置計測対象部品の全体としての位置計測精度が向上する。 (7) 位置計測対象部品の位置計測精度が向上するため、高精度位置決めを要する作業に対応できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006105 【氏名又は名称】株式会社明電舎
|
| 【出願日】 |
平成11年11月12日(1999.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078499 【弁理士】 【氏名又は名称】光石 俊郎 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−141424(P2001−141424A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出 | |