| 【発明の名称】 |
パイプ受口用検査ゲージ |
| 【発明者】 |
【氏名】前川 健
【氏名】川崎 英博
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| 【要約】 |
【課題】パイプ受口の検査を簡単な手順で容易かつ確実に行うことができるパイプ受口用検査ゲージを提供する。
【解決手段】パイプ受口21内に挿入される受口長さ測定体11の外面に、該受口長さ測定体の先端が受口内端22に当接したときの受口開口端23の基準位置を示す受口長さ検査用標線31,32,33を設けるとともに、受口長さ測定体の外周に、外周がテーパー面17の受口内径測定体12をスライド可能に装着し、該受口内径測定体を受口内に挿入したときにテーパー面に当接する受口開口端の基準位置を示す内径検査用標線41,42,43をテーパー面に設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パイプの受口内に挿入される受口長さ測定体と、該受口長さ測定体の外周にスライド可能に装着されて受口先端の開口内に挿入される受口内径測定体とを有し、前記受口長さ測定体の外面には、該測定体先端が受口内端に当接したときの受口開口端の基準位置を示す受口長さ検査用標線が設けられ、前記受口内径測定体の外面は、受口への挿入側が縮径するテーパー面で形成されるとともに、該テーパー面に、受口内径測定体を受口内に挿入したときにテーパー面に当接する受口開口端の基準位置を示す内径検査用標線が設けられていることを特徴とするパイプ受口用検査ゲージ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ受口用検査ゲージに関し、詳しくは、パイプの受口、特に、ゴム輪受口の長さと受口先端の内径とを容易に検査することが可能な検査ゲージに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、製造したパイプの受口が基準に適合しているか否かの検査は、受口先端の内径を検査するためのゲージを使用して受口内径を検査し、受口の長さは、スケール等を使用して別個に測定するようにしていた。このため、一つの受口の検査にゲージやスケールをそれぞれ別個に用意しなければならず、検査に多くの工数を必要としていた。 【0003】そこで本発明は、パイプ受口の検査を簡単な手順で容易かつ確実に行うことができるパイプ受口用検査ゲージを提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のパイプ受口用検査ゲージは、パイプの受口内に挿入される受口長さ測定体と、該受口長さ測定体の外周にスライド可能に装着されて受口先端の開口内に挿入される受口内径測定体とを有し、前記受口長さ測定体の外面には、該測定体先端が受口内端に当接したときの受口開口端の基準位置を示す受口長さ検査用標線が設けられ、前記受口内径測定体の外面は、受口への挿入側が縮径するテーパー面で形成されるとともに、該テーパー面に、受口内径測定体を受口内に挿入したときにテーパー面に当接する受口開口端の基準位置を示す内径検査用標線が設けられていることを特徴としている。 【0005】 【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明のパイプ受口用検査ゲージの一形態例を示すもので、図1は受口長さを測定している状態、図2は受口内径を測定している状態をそれぞれ示す断面正面図である。 【0006】このパイプ受口用検査ゲージ10は、パイプ20の受口21内に挿入される受口長さ測定体11と、該受口長さ測定体11の外周にスライド可能に装着された受口内径測定体12と、受口長さ測定体11の基部に設けられた把手13とにより形成されている。 【0007】受口長さ測定体11は、挿入先端側の本体部14と、該本体部14の基部側に連設した受口内径測定体保持部15とからなる円筒状のものであって、本体部14の外径は、パイプ受口21の内径より僅かに小さく形成され、受口内径測定体保持部15の外径は、本体部14よりも小さく形成されている。また、受口内径測定体保持部15の基部には、受口内径測定体保持部15の外径より大径の鍔部16が設けられている。 【0008】さらに、受口内径測定体保持部15の外面の所定位置には、本体部14の先端が受口21の内端22に当接したときの受口開口端23の基準位置を示す3本の受口長さ検査用標線31,32,33が設けられている。中央の標線31は受口長さの規格中心値を表しており、その両側の標線32,33は、許容差を表している。 【0009】一方、前記受口内径測定体12は、内面が受口内径測定体保持部15の外径に対応した内径を有する中空円筒体であって、その外面は、受口21への挿入側が縮径するテーパー面17となっている。このテーパー面17の挿入側17aの外径は受口21の内径よりも小さく、テーパー面17の基部側17bの外径は受口21の内径よりも大きく形成されている。また、受口内径測定体12の軸方向の長さは、受口内径測定体12を前記鍔部16に当接するまで基部側に後退させたときに、前記受口長さ検査用標線31,32,33が隠れない範囲に形成されている。 【0010】この受口内径測定体12のテーパー面17の外面には、受口内径測定体12を受口21内に挿入したときに、テーパー面17に当接する受口開口端23の基準位置を示す内径検査用標線41,42,43が設けられている。これらの標線も、前記同様に、中央の標線41が受口内径の規格中心値を表しており、その両側の標線42,43が許容差を表している。 【0011】このとき、テーパー面17の角度が大きすぎると標線41,42,43の間隔が狭くなってしまい、また、角度が小さすぎると受口内径測定体12を長くしなければならなくなるので、許容差を考慮して適当な角度、通常は2〜3度程度にしておくことが好ましい。また、受口内径測定体12が厚肉だと、受口内径測定体保持部15の外径が小さくなって受口長さを測定する際に受口開口端23と受口長さ検査用標線31,32,33との距離が開いて両者を比較しにくくなってしまうため、受口内径の測定に支障を来さない範囲でできるだけ薄肉、例えば最大でも3〜4mm程度に形成しておくことが好ましい。さらに、受口内径測定体12の基部側外面及び把手13の外面には、ローレット加工のような適宜な滑り止め加工を施しておくことが好ましい。 【0012】次に、このパイプ受口用検査ゲージ10を使用してパイプ受口21の検査を行う方法を説明する。まず、受口長さを測定する際には、図1に示すように、受口長さ測定体11の本体部14を受口21内に挿入し、本体部先端を受口21の内端22に当接させ、受口内径測定体12を基部側に後退させた状態で、受口長さ検査用標線31,32,33に対する受口開口端23の位置を確認し、両側の標線32,33内に受口開口端23が位置していれば合格とする。 【0013】また、受口内径を測定する際には、図1の状態から受口内径測定体12を先端側に移動させて受口開口端23とテーパー面17とを当接させ、この状態で、内径検査用標線41,42,43に対する受口開口端23の位置を確認し、両側の標線42,43内に受口開口端23が位置していれば合格とする。 【0014】このように、受口21の検査を、パイプ受口用検査ゲージ10の受口長さ測定体11を受口内に挿入して標線31,32,33を確認する操作と、受口長さ測定体11を受口内に挿入した状態で受口内径測定体12をスライドさせて標線41,42,43を確認する操作とで行うことができるので、従来に比べて作業性を大幅に向上させることができ、簡単な手順で容易かつ確実に行うことができる。 【0015】なお、パイプ受口用検査ゲージ10は、パイプ20の口径や受口21の形状に応じて適宜な形状及び構造で形成することができる。例えば、受口長さ測定体11は、パイプ20の口径に応じて中実体又は中空体で形成することができ、本体部14と受口内径測定体保持部15とは、一体成形してもよく、別個に製作したものを一体化してもよい。また、鍔部16は、受口内径測定体保持部15の外周にリング状のものを嵌め込んでもよく、受口内径測定体保持部15の端部に円盤状部材を取付けるようにしてもよい。さらに、標線は、規格中心値を省略して許容範囲を示す両側の標線だけにしておいてもよい。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプ受口用検査ゲージによれば、簡単な操作で受口長さと受口内径とを検査することができるので、受口の検査における作業性を大幅に向上させることができる。したがって、各種材質からなる各種形状のパイプ受口の製造後の検査作業を効率的に行うことができ、生産性も向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006172 【氏名又は名称】三菱樹脂株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月11日(1999.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086210 【弁理士】 【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141404(P2001−141404A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−321616 |
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